JP6123805B2 - 液体噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体供給チューブで供給された液体を噴射する液体噴射装置に関する。
従来から、ターゲットに液体を噴射する液体噴射装置の一種として、インクジェット式のプリンターが広く知られている。こうしたプリンターには、往復移動するキャリッジに、インクを収容する複数のインクカートリッジと、各インクカートリッジから供給されたインクを用紙に噴射する液体噴射ヘッドとを搭載した、所謂オンキャリタイプのプリンターがある。
一方で、近年、こうしたキャリッジに装着されるインクカートリッジからインクを供給するのではなく、プリンター本体外に大容量のインクタンクを設置し、該インクタンクからインク供給チューブを介してプリンター本体内の液体噴射ヘッドにインクを連続供給して、大量印刷を可能としたプリンターが開発されている(例えば、特許文献1)。
特開2012−61624号公報
ところで、こうしたプリンターでは、液体噴射ヘッドを搭載したキャリッジの移動に伴って追従変形するインク供給チューブは、該キャリッジの移動方向と交差する方向に複数本、横並び状態となるように引き回されている。そのため、プリンター本体内には、複数本のインク供給チューブを横並び状態で配置可能とするための引き回しスペースを確保しなければならず、プリンター本体のコンパクト化を図る上で支障になっていた。一方、例えばブラックインクなど特定色のインクのみを集中的に用いた文書印刷を専ら行う使用状況の場合には、その特定色を除く他の使用頻度の少ない各色に対応したインク供給チューブは、そもそも引き回しが不要となるものであった。
なお、上記インクジェット式のプリンターに限らず、液体噴射ヘッドを搭載したキャリッジの移動に伴い追従変形する液体供給チューブを介して液体タンクから供給された液体を液体噴射ヘッドが噴射する液体噴射装置にあっては、こうした実情も概ね共通したものとなっている。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、装置本体のコンパクト化を図りつつ、液体噴射ヘッドを搭載したキャリッジの移動に伴い追従変形する液体供給チューブを介して安定的・連続的に液体を供給することができる液体噴射装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決する手段及びその作用効果を記載する。
上記課題を達成する液体噴射装置は、ターゲットに液体を噴射可能な液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッド及び該液体噴射ヘッドに前記液体を供給可能なアダプターを搭載した状態で装置本体内を往復移動可能なキャリッジと、前記キャリッジの移動範囲の外側に配置された上流側となる液体タンクから下流側となる前記アダプターに前記液体を供給可能に引き回された状態で、前記キャリッジの往復移動に伴い前記装置本体内で追従変形する1本の液体供給チューブと、を備えた。
上記構成によれば、液体噴射装置の本体内において液体供給チューブの引き回しに必要とされるスペースが1本分だけでよいため、複数本の液体供給チューブを横並び状態にして引き回す場合に比して、装置本体のコンパクト化を図ることが可能となる。従って、装置本体のコンパクト化を図りつつ、液体噴射ヘッドを搭載したキャリッジの移動に伴い追従変形する液体供給チューブを介して安定的・連続的に液体を供給することができる。
上記液体噴射装置において、前記液体供給チューブは、前記液体タンク側から前記装置本体内で前記キャリッジの移動方向に沿って延びた状態となる第1延設部と、前記第1延設部から前記下流側に連なって上下方向に反転した湾曲状態となる湾曲部と、前記湾曲部から前記下流側に連なって前記装置本体内で前記キャリッジの移動方向に沿って延びた状態となる第2延設部と、前記第2延設部から前記下流側に連なって該アダプターに接続される接続部と、を含んで構成され、前記第1延設部及び前記第2延設部は、前記上下方向において少なくとも一部が重なるように引き回されていることが望ましい。
上記構成によれば、液体供給チューブは、キャリッジの移動に伴い第2延設部が上下方向において第1延設部と少なくとも一部が重なる構成であるため、キャリッジの移動方向及び上下方向と交差する前後方向において装置本体のコンパクト化をより確実に図ることができる。
上記液体噴射装置において、前記アダプターは、前記液体供給チューブとの接続部位が、前記キャリッジの移動方向において、前記液体タンクが配置された側とは反対側となる前記キャリッジの端部から離れて位置するように装着されることが望ましい。
上記構成によれば、キャリッジの往復移動範囲において、キャリッジが液体タンクから最も離れた位置に位置した場合に、キャリッジの移動方向においてキャリッジの端部から突出する液体供給チューブ(湾曲部がある場合はその部分)の突出量を小さくすることができる。これによれば、液体供給チューブの突出量を確保するためのスペースを小さくして、キャリッジの移動方向における装置本体のコンパクト化を図ることができる。
上記液体噴射装置は、追従変形する前記液体供給チューブの外側に添設され、前記液体供給チューブとともに前記キャリッジの往復移動にともなって追従変形する保護プレートを、さらに備えることが望ましい。
上記構成によれば、保護プレートを設けることで、キャリッジの往復移動にともなって追従変形する液体供給チューブが装置本体内の他の部材に接触してしまうことを抑制することができる。
上記液体噴射装置において、前記保護プレートは、前記液体供給チューブの延設方向と交差する方向へ前記液体供給チューブが移動することを規制する規制部を備えることが望ましい。
上記構成によれば、保護プレートの規制部は、液体供給チューブがキャリッジの往復移動に伴って追従変形する際に、液体供給チューブが、その延設方向と交差する方向に移動することを規制する。これによれば、液体供給チューブが、その延設方向と交差する方向へ移動することによって、装置本体内の他の部材に接触してしまうことを抑制することができる。
上記液体噴射装置において、前記液体供給チューブはチューブ間を繋ぐ継手を介して複数のチューブが連結されていることが望ましい。
上記構成によれば、継手を介した上流側及び下流側の液体供給チューブを個別に交換することが可能となる。これによれば、液体供給チューブの交換に係るメンテナンス性を高めることができる。
上記液体噴射装置は、前記キャリッジに搭載された前記アダプターを上方から覆うために、上下方向と交差する方向から前記キャリッジに対して装着されるカバーをさらに備えることが望ましい。
上記構成によれば、カバーを上下方向から装着する場合よりも、上下方向と交差する方向から装着する場合のほうが、一般的に液体噴射装置を下方視する使用者にとって、カバーの装着ミスを認識しやすくすることができる。
上記液体噴射装置において、前記カバーは、前記キャリッジに装着された際に、前記接続部の移動を規制するように、該接続部を押圧する押圧部を備えることが望ましい。
上記構成によれば、カバーがキャリッジに装着された際に押圧部が液体供給チューブの接続部を押圧してその移動を規制する。従って、例えば、キャリッジの往復移動にともなう液体供給チューブの追従変形によって該液体供給チューブの延設方向に発生する力を受けた場合でも、液体供給チューブがアダプターから引き抜かれてしまうことを抑制することができる。
一実施形態の複合機の斜視図。 記録装置の内部構造を示す斜視図。 カバーが未装着時のキャリッジの斜視図。 (a)はカバーの斜め上方からの斜視図、(b)はカバーの斜め下方からの斜視図。 記録装置の内部構造を示す図であって、(a)は図2の部分拡大図、(b)は規制部の斜視図。 キャリッジにカバーを装着する様子を示す図であって、(a)は装着途中の斜視図、(b)は装着完了時の斜視図。 往復移動するキャリッジを示す図であって、(a)は移動領域の一端側に位置した際の斜視図、(b)は移動領域の他端側に位置した際の斜視図。
以下、液体噴射装置の一例である記録装置を備えた複合機の一実施形態について、図を参照して説明する。
図1に示すように、複合機11は、記録装置12と、記録装置12の本体ケース13上に搭載されたスキャナーユニット14と、記録装置12の一側面に着脱可能に装着された液体タンクの一例としてのインクタンク15とを備えている。なお、本明細書においては、反重力方向を上方向というとともに、重力方向を下方向という。また、これら上方向及び下方向に沿う方向を上下方向Zとして図示する。
記録装置12は、ターゲットの一例である用紙Pに対して記録を行うことが可能である一方、スキャナーユニット14は原稿に記録された画像等を読みとることが可能である。スキャナーユニット14は、記録装置12の本体ケース13に対して一部が回動自在に連結されたスキャナー本体部16と、スキャナー本体部16の上方に配置された搬送ユニット17とを備えている。スキャナー本体部16は、その一端側に設けられたヒンジなどの回転機構18を介して、記録装置12に対して本体ケース13の上方を覆う閉位置と本体ケース13の上方を開放する開位置との間での変位可能に取り付けられている。また、搬送ユニット17は、その一端側に設けられたヒンジなどの回転機構19を介してスキャナー本体部16に対してスキャナー本体部16の上方を覆う位置と開放する位置との間での変位可能に取り付けられている。
なお、以下の説明においては、複合機11において、回転機構18,19が設けられた側を後側または背面側というとともに、その反対側を前側という。また、前方向及び後方向に沿う方向を前後方向Yとして図示する。
複合機11の前面側には操作パネル20が配置されている。操作パネル20はメニュー画面等を表示するための表示部(例えば液晶ディスプレイ)21と、表示部21の周囲に設けられた種々の操作ボタン22とを備えている。
記録装置12において操作パネル20の下方となる位置は、本体ケース13内から用紙Pを排出するための排紙口23が開口している。また、記録装置12における排紙口23の下方には、引き出し可能な排紙台24が収容されている。また、記録装置12の背面側には、複数の用紙Pを積載可能な略矩形板状をなす引き出し式の媒体支持体25が取り付けられている。
また、本体ケース13内には、図示しない搬送機構が収容されている。そして、用紙Pが給紙口26を通じて本体ケース13内に導入されると、その用紙Pは本体ケース13内において搬送機構によって前方に搬送されて、排紙口23を通じて本体ケース13外に排出される。すなわち、前後方向Yにおける前方向は、本体ケース13内において用紙Pが搬送される方向でもある。また、上下方向Z及び前後方向Yの双方と交差(本実施形態では直交)する方向を主走査方向Xとする。
図2に示すように、本体ケース13内には、主走査方向Xを長手方向とするとともに上下方向Zを短手方向とする帯板状のガイドフレーム31が設けられている。ガイドフレーム31の上端部及び下端部には、ガイドフレーム31の長手方向に沿う一定幅の上辺縁部分及び下辺縁部分がそれぞれ前方向に向かって折曲げられることにより、主走査方向Xへ延びるガイドレール32が形成されている。そして、ガイドレール32には、その長手方向に沿う方向へ往復移動可能にキャリッジ50が支持されている。
キャリッジ50の下面側には、用紙Pに対してインクを噴射可能な液体噴射ヘッド34が保持されている。液体噴射ヘッド34の下面側には、複数の液体噴射ノズル(図示略)が開口している。一方で、キャリッジ50には、液体噴射ヘッド34にインクを供給可能なアダプター35が装着されている。このアダプター35は、キャリッジ50上に装着されたインク収容体から供給されるインクを噴射する所謂オンキャリタイプのプリンターにおいて装着されるインクカートリッジとほぼ同様の形状をなしている。そして、キャリッジ50に装着状態で、アダプター35の上方の空間域に露出する部位には、前方に向けて突出する円管状の接続管部35aが設けられ、この接続管部35aに対してインクタンク15からインクを供給可能なインク供給チューブ70が接続されている。また、本体ケース13の内底部には、液体噴射ヘッド34の下方において用紙Pを支持するための支持部材37が主走査方向Xを長手方向とするように配置されている。
キャリッジ50の後方には、主走査方向Xに並ぶように対をなすプーリー38(一方は不図示)と、両プーリーに巻き掛けられた無端状のタイミングベルト39とが配置されている。一方のプーリーには、キャリッジモーター40の駆動軸が取り付けられている。そして、キャリッジモーター40が正逆両方向に切り替え駆動されて、タイミングベルト39が正転及び逆転することにより、キャリッジ50は主走査方向Xに往復移動する。そして、キャリッジ50とともに移動する液体噴射ヘッド34から支持部材37に支持された用紙Pに対してインク滴を噴射することで記録が行われる。また、キャリッジ50の後方には、キャリッジ50の主走査方向Xにおける位置を検出するためのリニアエンコーダー41がキャリッジ50の移動経路に沿うように設けられている。また、図2におけるキャリッジ50の下方となる位置は、液体噴射ヘッド34のメンテナンスが行われるホームポジションとなっている。
次に、キャリッジ50の具体的構成について説明する。
図3に示すように、キャリッジ50は、上下方向Zにおける上方向に開口51を有する箱状をなし、前後方向Yにおける前側に第1側壁52を備えるとともに、前後方向Yにおける後側に第2側壁53を備えている。また、キャリッジ50は、主走査方向Xにおいて、インクタンク15側の側壁となる第3側壁54と、インクタンク15が配置された側とは反対側の端部(側壁)となる第4側壁55とを備えている。
図3に示すように、第1側壁52の上端部には、アダプター35の接続管部35aに下流端が接続されたインク供給チューブ70を支持可能な水平帯状の第1ガイド部56が前後方向Yにおける前側から主走査方向Xにおける第4側壁55側に向かって弧を描くように形成されている。そして、この第1ガイド部56には、インク供給チューブ70を水平方向の両側から挟持可能な一対のガイド壁57が第1ガイド部56の延設方向に沿って対向するように形成されている。
また、各ガイド壁57の上端には、対向する相手側のガイド壁57の上端に向かって突出する鉤状のチューブ係止部57aが形成されている。また、両ガイド壁57のうち相手側のガイド壁57よりも大きな弧状をなす外側のガイド壁57の上端には、その外側に向かって突出する鉤状のカバー係止部57bが形成されている。また、第1ガイド部56の主走査方向Xに沿って延びる部位において、その上端には、後方向に向かって鉤状をなす保護プレート係止部56aが複数個(本実施形態では2つ)形成されている。
また、第1側壁52は、他の側壁53〜55に比べ、その上下方向Zにおける高さが低く形成されている。そのため、第1側壁52の上端部から延びる第1ガイド部56も他の側壁53〜55より低い位置に設けられている。また、第1側壁52の上端部であって第4側壁55寄りの位置には、平面視直角三角形状のカバー係止部52aが前方向に向かって突出形成されている。
第3側壁54には、その前後方向Yにおける略中央位置の上端部に、インクタンク15側となる右方向に向かって突出するカバー係止部54aが形成されている。また、第3側壁54と第1側壁52とで作るキャリッジ50の隅角部における上端部には、上下方向Zに沿う方向にねじ穴58が形成されている。
第4側壁55には、その上端部において、主走査方向Xに沿う方向に複数個(本実施形態では2つ)の位置決め孔55aが貫通形成されている。位置決め孔55aは、第4側壁55の上端部において、第1側壁52寄りとなる位置及び第2側壁53寄りとなる位置に各々形成されている。
そして、キャリッジ50における各側壁52〜54に囲まれた領域には、アダプター35を装着可能な装着部59が主走査方向Xに沿って複数(本実施形態では4つ)並設されている。なお、各装着部59は、キャリッジ50の第2側壁53から前後方向Yにおける前側に向かって立設する立設リブ53aによって区分けされている。そして、本実施形態では、立設リブ53aにより区分けされた各装着部59のうち最もインクタンク15側(図3では右側)に位置する装着部59にアダプター35が装着されている。従って、図3では、4つある装着部59のうち、最も右側に位置する装着部59はアダプター35が装着されることによって隠れた状態となっている。
次に、キャリッジ50の開口51を覆うカバー60について説明する。
なお、以下の説明におけるカバー60についての、前後、左右、上下の各方向は、図6(a)(b)に示すように、キャリッジ50に装着された姿勢での方向をいうものとする。
図4(a)に示すように、カバー60は、その平面視においてキャリッジ50の開口51に対応した形状をなすとともに、その右側後方の隅角部には矩形の切り欠き60aが形成されている。この切り欠き60aは、カバー60がキャリッジ50の開口51に装着されたときに、キャリッジ50の第2側壁53と第3側壁54とで作る右側後方の隅角部と対応する位置に形成されている。また、カバー60における切り欠き60aが形成された側とは前後方向Yにおいて反対側となる前側の辺部には、キャリッジ50に装着された際に垂下状態になる側壁61と水平状態になる平面視略扇形の覆蓋部62が形成されている。覆蓋部62は、カバー60がキャリッジ50に装着された際に、該キャリッジ50の第1ガイド部56と対応した位置で第1ガイド部56を上方から覆蓋するように設けられている。
カバー60の覆蓋部62には、上下方向Zに沿う方向に孔部62aが形成されるとともに、該孔部62aの下方には、この孔部62aの一部を塞ぐようにして鉤状の被係止部62bが設けられている。なお、被係止部62bは、キャリッジ50のカバー係止部57bと係合可能とされている。また、カバー60の前側の側壁61において、主走査方向Xにおける覆蓋部62が形成される側とは反対側の端部には、該側壁61に2つの溝を設けることで被係止部61aが形成されている。被係止部61aは、自身の弾性変形を利用してキャリッジ50のカバー係止部52aと係合可能とされている。
また、カバー60における右側の辺部には側面視略三角形状の側壁63が形成されている。そして、その側壁63の上端部には、切り欠き状の被係止部63aが形成されている。被係止部63aは、キャリッジ50のカバー係止部54aと係合可能とされている。また、カバー60の右側の側壁63の下端部には、該側壁63と交差する方向に延びる板部64が形成され、該板部64には、上下方向Zに沿う方向に貫通孔64aが形成されている。貫通孔64aは、キャリッジ50にカバー60が装着された際に、キャリッジのねじ穴58と上下方向Zにおいて一致するように形成されている。
図4(b)に示すように、カバー60の裏面からの斜視において、キャリッジ50に装着された際に左側(図4(b)では右側)となる辺部に形成された側壁65には、主走査方向Xに沿う方向に向けて突出する複数個(本実施形態では2つ)の位置決め凸部65aが形成されている。位置決め凸部65aは、キャリッジ50に形成された位置決め孔55aと対応するように設けられている。
また、カバー60の裏面側において、覆蓋部62には、上下方向Zにおける下方に向かって突出する押圧部62cが、前後方向Yに延びるように形成されている。押圧部62cは、キャリッジ50にカバー60が装着された際に、インク供給チューブ70における第1ガイド部56上に配置される部分、すなわち、アダプター35の接続管部35aに接続された下流端から所定長さの曲がった状態で配置される接続部75(図3参照)を押圧して、その移動を規制する。
次に、本体ケース13の外側に配置されるインクタンク15から液体噴射ヘッド34までインクを供給するインク供給系に係る構成について詳述する。
図5(a)に示すように、インク供給系の最上流側となるインクタンク15は、本体ケース13の主走査方向Xにおける一側面(図2では右側)に着脱可能に装着されている。インクタンク15の上面にはスライドカバー15aが設けられており、該スライドカバー15aを開状態とすることで現れるインク注入口(図示略)を介してインクタンク15の内部にインクを補給することが可能とされている。
また、本体ケース13内部には、上流側となるインクタンク15から下流側となるアダプター35までインクを供給するインク供給チューブ70が配設されている。まず、インク供給チューブ70の最上流部位は、インクタンク15から本体ケース13内部へ導入する導入部71となっている。導入部71は、本体ケース13内部において、排紙口23(図1参照)の上側で主走査方向Xに延設される第2ガイド部42に載置されるとともに、移動不能且つ変形不能に固定されている。また、導入部71の上流側の端部がインクタンク15に接続されるのに対し、導入部71の下流側の端部は第2ガイド部42上に固定配置される継手の一例としての継手部43に接続されている。
継手部43は、第2ガイド部42の長手方向と交差する方向に延びる被固定部43aを備えるとともに、該被固定部43aの両端部を介して第2ガイド部42に固定されている。また、継手部43の被固定部43aには、主走査方向Xの両方向に向かって、インク供給チューブ70を接続可能な接続口43b,43cが突出形成されている。すなわち、上流側を向く接続口43bはインク供給チューブ70の導入部71の下流端に接続される一方、下流側を向く接続口43cは、本体ケース13内において下流側に延びる第1延設部72の上流端に接続されている。こうして、継手部43は、導入部71及び第1延設部72を、インクを流動可能に接続している。また、継手部43に対して、導入部71及び第1延設部72は着脱可能に接続されているため、継手部43を介した上流側及び下流側のインク供給チューブ70は、それぞれ個別に交換できるようになっている。
第1延設部72は、継手部43の下流側(図では左側)において、主走査方向Xに沿って延びた状態で第2ガイド部42に載置されている。また、第1延設部72は、第2ガイド部42の主走査方向Xにおける中央位置よりも、ややインクタンク15寄りの位置において、リブ44及び挟持部材45によって移動不能に固定されている。リブ44は、第2ガイド部42の長手方向と交差する前後方向Yに対をなすとともに、上方向に向かって突出形成されている。そして、一対のリブ44は、前後方向Yに沿う方向において、第1延設部72を挟持している。一方で、挟持部材45は、第2ガイド部42とともに第1延設部72を上下方向Zに沿う方向から挟持した状態で、第2ガイド部42にねじで固定されている。こうして、第1延設部72は、リブ44及び挟持部材45によって、第2ガイド部42に対して移動不能に固定されている。
第1延設部72の下流側には、該第1延設部72の延設方向を上下方向Zにおいて、湾曲しつつ反転させる湾曲部73が設けられている。この湾曲部73は、インク供給チューブ70の弾性を利用して湾曲した状態に保持されている。
湾曲部73の下流側には、主走査方向Xに沿って延びた状態の第2延設部が設けられている。ここで、第1延設部72及び第2延設部74は、上下方向Zにおいて少なくとも一部(本実施形態では全部)が重なるように設けられている。
第2延設部74の下流側には、該第2延設部74の延設方向を後方へ屈曲するとともに、下流側の端部を、キャリッジ50に装着されたアダプター35に接続する接続部75が設けられている。すなわち、インク供給チューブ70の最下流部位でもある接続部75は、第1ガイド部56に案内されつつ、その下流端をアダプター35から前方に突出する接続管部35aに接続されている。また、接続部75は、第1ガイド部56のチューブ係止部57aに係止されることで第1ガイド部56に固定されている。この際、接続部75は、その延設方向を所定角度(本実施形態では90度)屈曲するだけのシンプルな配置態様となっている。また、本実施形態ではアダプター35は、最もインクタンク15側となる装着部59に装着されている。このため、インク供給チューブ70と接続されるアダプター35の接続管部35aは、キャリッジ50の移動方向(主走査方向X)においてインクタンク15が配置された側とは反対側となる端部である第4側壁55から離れた位置となっている。
なお、上述した導入部71、第1延設部72、湾曲部73、第2延設部74、及び接続部75は、全てインク供給チューブ70を構成する流路部分である。そして、こうして構成されるインク供給チューブ70によって、本体ケース13の外側に載置されるインクタンク15からキャリッジ50に装着されるアダプター35まで、インクを安定的・連続的に供給することが可能となる。また、インク供給チューブ70は弾性変形可能な材料で構成されるため、インク供給チューブ70はキャリッジ50の往復移動に応じて追従変形可能とされている。
また、インク供給チューブ70の周面には延設方向に沿ってねじれ防止線(図示略)が描かれている。ねじれ防止線は、本体ケース13内部にインク供給チューブ70を配設する際に、該インク供給チューブ70にねじれが生じないように配設するために描かれたものである。
図5(a)に示すように、キャリッジ50の往復移動に応じて追従変形するインク供給チューブ70のうち第1延設部72、湾曲部73、及び第2延設部74の外側には、インク供給チューブ70とともに追従変形する保護プレート46が添設されている。保護プレート46は、その下流側の端部に、複数(本実施形態では2つ)の被係止部46aと、複数(本実施形態では2つ)の逃げ孔46bが形成されている。被係止部46aは、キャリッジ50の第1ガイド部56の保護プレート係止部56aに対応して設けられるとともに、逃げ孔46bは、チューブ係止部57a及びカバー係止部57bに対応して設けられている。そして、保護プレート46の下流側の端部は、逃げ孔46bにチューブ係止部57a及びカバー係止部57bを挿通させ、被係止部46aを保護プレート係止部56aに係止させることで、キャリッジ50に固定されている。一方で、保護プレート46の下流側の端部は、第2ガイド部42及び挟持部材45に、第1延設部72とともに挟持された状態で固定されている。
また、図5(b)に示すように、保護プレート46には、インク供給チューブ70の延設方向と交差する方向へインク供給チューブ70が移動することを規制する規制部47が設けられている。規制部47は、保護プレート46に形成された2つのスリット46cに挿通された後に、その一部を折り畳むことで図示される形態を取っている。なお、図5(b)は、図5(a)において2点鎖線の円で囲われた領域を裏側から見た図となっている。
図5(b)において、インク供給チューブ70の延設方向に対し鋭角をなす4つの面は、規制部47が保護プレート46のスリット46cから抜け落ちることを抑制する抜け防止部47aとなっている。また、図5(b)において、インク供給チューブ70に向かって手前側及び奥側から折り返される係合雄部47b及び係合雌部47cが、互いに係合することで、規制部47は、インク供給チューブ70の周囲を囲うような配置を取っている。なお、規制部47も保護プレート46と同様に、弾性材料で構成され、規制部47の一部を変形させることで、スリット46cに規制部47を挿入させたり、係合雄部47bと係合雌部47cを係合させたりすることを可能としている。また、図5(a)において、規制部47は、インク供給チューブ70のうちの第2延設部74を規制しているが、往復移動するキャリッジ50に対しインク供給チューブ70とともに追従変形(移動)するため、キャリッジ50の位置に応じて湾曲部73を規制したり第1延設部72を規制したりする。
次に、複合機11の作用について説明する。
さて、キャリッジ50の装着部にアダプター35が装着された後には、キャリッジ50の開口51を覆うためにカバー60が装着される。まず、キャリッジ50にカバー60を装着する場合について説明する。
図6(a)に示すように、カバー60を装着する際には、まず、キャリッジ50に対してやや右方にずれた位置にカバー60を上方から載置する。そして、上下方向Zと交差する主走査方向Xに沿ってカバー60をキャリッジ50に対して左方に移動させることで位置決め孔55aに位置決め凸部65a(図3参照)が挿入される。また、それと同時に、キャリッジ50側のカバー係止部52a,54a,57bに、カバー60側の被係止部61a,63a,62bが係止される。
図6(b)は、キャリッジ50にカバー60が装着完了した状態を示している。この状態において、カバー60の押圧部62c(図4(b)参照)は、第1ガイド部56に支持されたインク供給チューブ70の接続部75を上下方向Zにおいて軽く押圧した状態となる。さらに、この状態では、キャリッジ50に形成されたねじ穴58とカバー60の貫通孔64aが上下方向Zにおいて重なった状態となるため(図6(a)参照)、これらをねじ止めすることで、カバー60をより強固にキャリッジ50に装着することが可能となる。一方で、キャリッジ50からカバー60を取り外すことも可能である。
次に、用紙Pに記録を行う場合に、往復移動するキャリッジ50に追従変形するインク供給チューブ70について説明する。
さて、複合機11は、主走査方向Xに往復移動するキャリッジ50から、前後方向Yに搬送される用紙Pに対してインクを噴射することによって記録を行う。この際、キャリッジ50に装着されたアダプター35と本体ケース13の外側に載置されるインクタンク15を接続するインク供給チューブ70は、キャリッジ50の往復移動に伴って追従変形する。
図7(a)は、キャリッジ50が、その往復移動範囲において、インクタンク15(図5参照)に最も接近した最接近位置NSに位置している場合を示している。キャリッジ50が最接近位置NSに位置した場合には、第1延設部72よりも第2延設部74のほうが主走査方向Xにおいて長い状態となり、湾曲部73はキャリッジ50の往復移動範囲における略中央に位置する状態となる。
一方、図7(b)は、キャリッジ50が、その往復移動範囲において、インクタンク15(図5参照)から最も離れた最離間位置FSに位置している場合を示している。キャリッジ50が最離間位置FSに位置した場合には、主走査方向Xにおいて第2延設部74は最も短くなる状態となる一方で、第1延設部72は最も長くなる状態となる。また、湾曲部73は、主走査方向Xにおいて、最離間位置MF側寄りに位置する状態となる。ここで、湾曲部73は、主走査方向Xにおいて、キャリッジ50の第3側壁54及び第4側壁55の間に配置され、第4側壁55から外側に向かって突出することはない。従って、複合機11が記録を行うために主走査方向Xに繰り返し往復移動しても、最離間位置FS側で湾曲部73(インク供給チューブ70)が、本体ケース13の内壁等に接触することはない。こうして、インク供給チューブ70は、インクタンク15からアダプター35に対し安定してインクを供給することが可能となる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)複合機11の本体ケース13内においてインク供給チューブ70の引き回しに必要とされるスペースが1本分だけでよいため、複数本のインク供給チューブ70を横並び状態にして引き回す場合に比して、キャリッジ50の移動方向と直交する前後方向Yにおける複合機11のコンパクト化を図ることが可能となる。したがって、複合機11のコンパクト化を図りつつも、キャリッジ50の往復移動に伴い追従変形するインク供給チューブ70を介して安定的・連続的に液体噴射ヘッド34にインクを供給することができる。
(2)インク供給チューブ70は、キャリッジ50の移動に伴い第2延設部74が上下方向Zにおいて第1延設部72と重なるように配置されるため、前後方向Yにおいて装置本体のコンパクト化をより確実に図ることができる。
(3)キャリッジ50の往復移動範囲において、キャリッジ50がインクタンク15から最も離れた位置(最離間位置FS)に位置した場合に、主走査方向Xにおいて第4側壁55(端部)から外側に向かってインク供給チューブ70の湾曲部73を突出しないようにすることができる。これによれば、湾曲部73の突出を確保するためのスペースを確保する必要がなく、キャリッジ50の移動方向における複合機11のコンパクト化を図ることができる。一方で、湾曲部73の突出が本体ケース13内の他の構造と接触してしまうことを抑制することもできる。
(4)保護プレート46を設けることで、キャリッジ50の往復移動にともなって追従変形するインク供給チューブ70が、本体ケース13内の他の部材と接触してしまうことを抑制することができる。
(5)保護プレート46の規制部47は、キャリッジ50の往復移動に伴って追従変形するインク供給チューブ70を、該インク供給チューブ70の延設方向と交差する方向に移動することを規制する。これによれば、インク供給チューブ70が、該インク供給チューブ70の延設方向と交差する方向への移動することによって、本体ケース13内の他の部材と接触してしまうことを抑制することができる。
(6)インク供給チューブ70は、本体ケース13内において、継手部43を介して連結されているため、継手部43を介した上流側及び下流側のインク供給チューブ70を個別に交換することが可能となる。これによれば、インク供給チューブ70の交換に係るメンテナンス性を高めることができる。
(7)カバー60を上下方向Zと交差する主走査方向Xと沿う方向から装着可能としたことで、上下方向Zにおける上方から装着する場合に比して、通常、複合機11を下方視する使用者とって、カバー60の装着ミスを認識し易くすることができる。
(8)キャリッジ50にカバー60が装着された際には、カバー60の押圧部62cがインク供給チューブ70の接続部75を押圧してその移動を規制する。従って、例えば、キャリッジ50の往復移動に伴うインク供給チューブ70の追従変形によって該インク供給チューブ70の延設方向に発生する力を受けた場合でも、インク供給チューブ70の接続部75がアダプター35の接続管部35aから引き抜かれてしまうことを抑制することができる。
(9)第1延設部72から接続部75の下流端までのインク供給チューブ70において、その延設方向を変化するのは、湾曲部73における180度の反転と、接続部75における90度の屈曲のみに限られる。従って、インク供給チューブ70の配置態様を簡素化できるとともに、インク供給チューブ70を何度も屈曲させて配設する場合に比して、インクの供給に伴う圧力損失を抑えることが可能となる。
なお、上記実施形態は以下に示す変形例のように変更してもよい。さらに、変形例同士を組み合わせてもよい。
・上記実施形態において、押圧部62c又はカバー60を省略してもよい。
・上記実施形態において、カバー60を前後方向Yに沿う方向から装着してもよい。
・上記実施形態において、保護プレート46の規制部47は複数個備えてもよいし、省略してもよい。
・上記実施形態において、第1延設部72及び第2延設部74は、上下方向Zにおいて、一部のみが重なるようにしてもよいし、重ならないようにしてもよい。
・上記実施形態において、アダプター35を装着する装着部59は、他の装着部59であってもよい。
・上記実施形態において、装着部59は1つだけ設けてもよい。
・上記実施形態において、インクタンク15は、本体ケース13の左側に配置してもよい。ただし、この場合には、アダプター35が装着される装着部59及びインク供給チューブ70の引き回しをそれに応じて変更することが望ましい。
・上記実施形態において、湾曲部73(インク供給チューブ70)は、キャリッジ50が、記録に係る往復移動領域の外側に位置した場合であれば、本体ケース13の内壁等に接触してもよい。
・上記実施形態において、液体噴射装置は、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置であってもよい。なお、液体噴射装置から微小量の液滴となって吐出される液体の状態としては、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体は、液体噴射装置から噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状体を含むものとする。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなども含むものとする。液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造等に用いられる電極材や色材等の材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置がある。また、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサー等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置であってもよい。また、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置であってもよい。
11…複合機、12…記録装置(液体噴射装置の一例)、15…インクタンク(液体タンクの一例)、34…液体噴射ヘッド、35…アダプター、35a…接続管部(接続部位の一例)、43…継手部(継手の一例)、46…保護プレート、47…規制部、50…キャリッジ、55…第4側壁(端部の一例)、59…装着部、60…カバー、62c…押圧部、70…インク供給チューブ(液体供給チューブの一例)、71…導入部、72…第1延設部、73…湾曲部、74…第2延設部、75…接続部、P…用紙(ターゲットの一例)、X…主走査方向、Y…前後方向、Z…上下方向。

Claims (10)

  1. ターゲットに液体を噴射可能な液体噴射ヘッドと、
    前記液体噴射ヘッドが装着されると共に、壁で形成される内部領域の少なくとも一部に該液体噴射ヘッドに前記液体を供給可能なアダプターを搭載した状態で装置本体内を往復移動可能なキャリッジと、
    前記キャリッジの移動範囲の外側に配置された上流側となる液体タンクから下流側となる前記アダプターに前記液体を供給可能に引き回された状態で、前記キャリッジの往復移動に伴い前記装置本体内で追従変形する1本のみの液体供給チューブと、を備え、
    前記アダプターは、前記液体供給チューブとの接続部位が、前記キャリッジの移動方向において、前記液体タンクが配置された側とは反対側となる前記キャリッジの前記壁の端部から離れて位置するように装着され、装着された以外の前記内部領域は、複数の前記アダプターが装着可能な領域となり、
    前記キャリッジの移動範囲には、ホームポジションを有し、
    前記液体タンクは、前記ホームポジション側の前記装置本体外に配置されることを特徴とする液体噴射装置。
  2. 前記液体供給チューブは、
    前記液体タンク側から前記装置本体内で前記キャリッジの移動方向に沿って延びた状態となる第1延設部と、
    前記第1延設部から前記下流側に連なって上下方向に反転した湾曲状態となる湾曲部と、
    前記湾曲部から前記下流側に連なって前記装置本体内で前記キャリッジの移動方向に沿って延びた状態となる第2延設部と、
    前記第2延設部から前記下流側に連なって該アダプターの前記接続部位に接続される接続部と、を含んで構成され、
    前記第1延設部及び前記第2延設部は、前記上下方向において少なくとも一部が重なるように引き回されていることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
  3. 追従変形する前記液体供給チューブの外側に添設され、前記液体供給チューブとともに前記キャリッジの往復移動にともなって追従変形する保護プレートを、さらに備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体噴射装置。
  4. 前記保護プレートは、前記液体供給チューブの延設方向と交差する方向へ前記液体供給チューブが移動することを規制する規制部を備えたことを特徴とする請求項3に記載の液体噴射装置。
  5. 前記液体供給チューブはチューブ間を繋ぐ継手を介して複数のチューブが連結されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載の液体噴射装置。
  6. 前記キャリッジに搭載された前記アダプターを上方から覆うために、上下方向と交差する方向から前記キャリッジに対して装着されるカバーをさらに備えたことを特徴とする請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載の液体噴射装置。
  7. 前記カバーは、前記キャリッジに装着された際に、前記液体供給チューブの移動を規制するように、該液体供給チューブを押圧する押圧部を備えたことを特徴とする請求項6に記載の液体噴射装置。
  8. 前記液体噴射ヘッドのメンテナンスを行うメンテナンス部、を備え、
    前記キャリッジ内における前記アダプターの装着位置は、前記メンテナンス部側の端部に位置するように装着されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体噴射装置。
  9. 前記液体タンクは、前記メンテナンス部側の装置本体外に固定され、
    前記液体タンクには、前記液体を補給可能な注入口を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体噴射装置。
  10. ターゲットに液体を噴射可能な液体噴射ヘッドと、
    前記液体噴射ヘッドが装着される装置本体内を往復移動可能なキャリッジと、
    前記キャリッジの移動範囲の外側に配置された上流側となる液体タンクから下流側となる前記液体噴射ヘッドに前記液体を供給可能に引き回された状態で、前記キャリッジの往復移動に伴い前記装置本体内で追従変形する1本のみの液体供給チューブと、
    前記液体噴射ヘッドのメンテナンスを行うメンテナンス部と、を備え、
    前記液体供給チューブは、壁で形成された内部領域の少なくとも一部の領域において該液体噴射ヘッドに前記液体を供給可能に接続され、
    前記キャリッジ内における前記液体供給チューブとの接続部位が、前記キャリッジの移動方向において、前記メンテナンス部側の前記キャリッジの端部に位置し、
    前記液体タンクは、前記メンテナンス部側の前記装置本体外に配置されることを特徴とする液体噴射装置。
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