JP6102262B2 - 信号処理装置および信号処理方法 - Google Patents

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Description

本件は、信号処理装置および信号処理方法に関する。
特許文献1は、2ビットの信号を互いに位相が異なる4つの信号点にマッピングする技術を開示している。
特開平3−154458号公報
QPSK変調方式においては、デジタルの入力信号をQPSK変調点の値(±√2)に変換し、例えばQPSK変調点の値を6ビットのデジタル信号に変換することが行われている。QPSK変調点の値を6ビットのデジタル信号に変換すると、変換後の値が近似値となる。それにより、誤差が生じ、タップ係数との乗算によって当該誤差がさらに大きくなる。誤差の影響を少なくするためには、各デジタル信号のビット数を大きくすればよいが、回路規模が大きくなってしまう。
本件は上記課題に鑑みなされたものであり、ビット数を抑制しつつ誤差の影響を少なくすることができる信号処理装置および信号処理方法を提供することを目的とする。
明細書開示の信号処理装置は、タップ係数に1/√2を乗算することによってマッピング係数を得る乗算器と、デジタルの入力信号を基に、QPSK変調点に対応して正または負を表す信号を選択する選択器と、前記選択器が選択した信号を基に、前記乗算器が得たマッピング係数および当該マッピング係数を極性反転したもののいずれかを出力する出力器と、を備える。
明細書開示の信号処理方法は、タップ係数に1/√2を乗算することによってマッピング係数を得る工程と、デジタルの入力信号を基に、QPSK変調点に対応して正または負を表す信号を選択する工程と、前記選択する工程において選択した信号を基に、前記マッピング係数および当該マッピング係数を極性反転したもののいずれかを出力する工程と、を含む。
明細書開示の信号処理装置および信号処理方法によれば、ビット数を抑制しつつ誤差の影響を少なくすることができる。
(a)は光伝送システムの要部ブロック図であり、(b)は光伝送システムに備わる送信器の詳細ブロック図である。 (a)は比較例に係る信号処理装置の構成を説明するためのブロック図であり、(b)は、各信号処理部の詳細ブロック図である。 (a)および(b)は信号処理装置におけるマッピングについて説明するための図である。 入力信号について説明するための図である。 (a)は実施例に係る信号処理装置の構成を説明するためのブロック図であり、(b)は、信号処理部の詳細ブロック図であり、(c)はタップ係数セレクタのブロック図である。 信号処理部の信号処理を整理した図である。
実施例の説明に先立って、デジタルコヒーレント方式の光伝送システムの一例について説明する。図1(a)は、光伝送システム100の要部ブロック図である。図1(b)は、光伝送システム100に備わる送信器の詳細ブロック図である。光伝送システム100は、一例として、波長分割多重(WDM)方式の伝送システムであり、mチャネルの光信号を合波して伝送する。各チャネルの光信号は、それぞれ異なる波長を有している。
図1(a)を参照して、光伝送システム100は、m個の送信器101(Tx1〜Txm)、合波器102、中継器103、受信器104などを備える。図1(b)を参照して、送信器101は、信号処理装置10、光源20、分岐器30、IQ変調器40a,40b、デジタル/アナログコンバータ(DAC)50a,50b、および合波器60を備える。
光源20は、半導体レーザなどのように、特定の波長にピークを有する光信号を出力する装置であり、チャネルに応じて異なる波長の光信号を出力する。分岐器30は、光源20からの光信号を、互いに直交するX偏波とY偏波とに分岐する分岐手段であり、例えば、偏光ビームスプリッタ(PBS:Polalization Beam Splitter)である。
分岐器30から出力されたX偏波はIQ変調器40aに入力され、分岐器30から出力されたY偏波はIQ変調器40bに入力される。DAC50aは、信号処理装置10からの駆動信号(デジタル信号)をI(In−Phase)成分およびQ(Quadrature)成分のアナログ信号に変換し、IQ変調器40aに入力する。DAC50bは、信号処理装置10からの駆動信号をI成分およびQ成分のアナログ信号に変換し、IQ変調器40bに入力する。X偏波に対する駆動信号のI成分をX−I成分と称し、X偏波に対する駆動信号のQ成分をX−Q成分と称し、Y偏波に対する駆動信号のI成分をY−I成分と称し、Y偏波に対する駆動信号のQ成分をY−Q成分と称する。
IQ変調器40aは、DAC50aからのアナログ信号に応じて光変調を行う変調器であり、第1変調信号を出力する。IQ変調器40bは、DAC50bからのアナログ信号に応じて光変調を行う変調器であり、第2変調信号を出力する。第1変調信号はX偏波を利用して伝送され、第2変調信号はY偏波を利用して伝送される。合波器60は、各偏波を偏波多重する装置であり、一例として偏波ビームコンバイナ(PBC:Polarization Beam Combiner)である。合波器60は、第1変調信号および第2変調信号を偏波多重し、各チャネルの光信号として出力する。
各送信器101から出力される光信号は、合波器102によって合波され、中継器103を経由して受信器104によって受信される。以上の過程を経て、各送信器101によって出力される光信号が伝送される。
ここで、信号処理装置10の比較例について説明する。図2(a)は、比較例に係る信号処理装置10aの構成を説明するためのブロック図である。図2(a)を参照して、信号処理装置10aは、各チャネルに対応して、X−I成分用、X−Q成分用、Y−I成分用、およびY−Q成分用の信号処理部11aを備える。図2(a)では、各チャネルに対応して符号が付してある。具体的には、チャネル1の信号処理部には「11a−1」の符号が付してあり、チャネルmの信号処理部には「11a−m」の符号が付してある。
各信号処理部11aには、タップ係数[n:1]が入力される。本明細書においては、[X:Y]は、[X]〜[Y]を表す。したがって、タップ係数[n:1]は、タップ係数[1]〜タップ係数[n]を表す。「n」は、一例として「21」である。タップ係数は、一例として、9ビット(1ビットの符号+8ビットのデータ)のFIR(有限インパルス応答)ローパスフィルタのタップ係数である。したがって、タップ係数[n:1]は、9×nビットである。
信号処理部11a−1にはさらにデジタルの入力信号[n:1]が入力される。入力信号[2]は、入力信号[1]の次のクロックの信号を意味する。信号処理部11a−2にはさらに入力信号[n+1:2]が入力され、信号処理部11a−mには入力信号[m]と入力信号´[n−1:1]とが入力される。「入力信号´」は、入力信号[m:1]を1時間単位とした場合に、前回の時間単位の入力信号を意味する。入力信号[k](k=1〜n)は、一例として6ビットである。各信号処理部11aに入力される入力信号は6×nビットである。
図2(b)は、各信号処理部11aの詳細ブロック図である。一例として、信号処理部11a−1について説明する。図2(b)を参照して、信号処理部11a−1は、タップ数と同数のマッピング器12a、タップ数と同数の乗算器13a、加算器14a、および選択器15aを備えている。図2(b)では、タップ係数に対応して符号が付してある。具体的には、タップ係数[1]に対応するマッピング器12aには「12a−1」の符号が付してあり、タップ係数[n]に対応するマッピング器12aには「12a−n」の符号が付してある。また、タップ係数[1]に対応する乗算器13aには「13a−1」の符号が付してあり、タップ係数[n]に対応する乗算器13aには「13a−n」の符号が付してある。
マッピング器12a−kには、+1/√2および−1/√2のマッピング係数が入力されるとともに、入力信号[k]が入力される。マッピング係数は、一例として6ビットである。入力信号[k]は、2ビットのPreCoder出力である。信号処理部11a−1においては、2ビット×n個のPreCoder出力が入力される。マッピング器12a−kは、+1/√2または−1/√2のマッピング係数を選択することによって、入力信号[k]をQPSKマッピングする。マッピング12a−kの出力信号は、一例として6ビットである。
乗算器13a−kには、マッピング器12a−kのマッピング結果が入力されるとともに、タップ係数[k]が入力される。乗算器13a−kは、マッピング器12a−kのマッピング結果とタップ係数[k]とを掛け合わせて得られた乗算結果を出力する。乗算結果は、14ビットである。
加算器14aには、乗算器13a−1〜13a−nの乗算結果が入力される。加算器14aは、乗算器13a−1〜13a−nの乗算結果を足し合わせて得られた加算結果を出力する。加算器14aでは、14ビット+タップ数分のビット幅のデータが得られる。例えば、タップ数が7のときは、14ビット+3ビットのデータが得られる。タップ数が9のときは、14ビット+4ビットのデータが得られる。一例として、得られたデータのうち上位6ビット(1ビットは符号ビット)が加算結果として出力される。
選択器15aには、信号処理をバイパスするかどうかを示す1ビットのバイパス信号が入力され、マッピング器12a−1の出力信号が入力されるとともに、加算器14aの加算結果が入力される。選択器15aは、バイパス信号を基に、マッピング器12a−1のマッピング結果または加算器14aの加算結果のいずれかを選択して出力する。選択器15aの出力が、信号処理部11aの出力信号として出力される。信号処理部11a−1の出力信号は出力信号[1]であり、信号処理部11a−mの出力信号は出力信号[m]である。
比較例に係る信号処理装置10aにおいては、m個の信号処理部11を使用して出力信号[m:1]が得られている。出力信号[m:1]は、出力信号[1]〜出力信号[m]を意味する。さらにそれらを4チャネル分(X−I成分、X−Q成分、Y−I成分、Y−Q成分)用いることによって、QPSKマッピングとFIRローパスフィルタとが実現されている。
ここで、信号処理装置10aにおける量子化誤差について検討する。図3(a)および図3(b)は、信号処理装置10aにおけるマッピングについて説明するための図である。デジタルの入力信号をQPSK変調点の値に変換しようとすると、+1/√2と−1/√2との組み合わせの座標の値に変換される。例えば、+1/√2は、0.7071067811…である。この値の少数部を、符号1ビットを除く2進数の5ビットで表現すると、0.10110になる。この値をさらに10進数に戻すと、0.6875となる。したがって、量子化誤差は、−0.0196067811…となる。タップ係数を0.33333333…とすると、同様の過程を経ると0.3125となる。したがって、量子化誤差は−0.02083333…となる。
量子化誤差を考慮すると、乗算器に入力される「0.6875」×タップ係数「0.3125」の乗算結果は、0.21484375である。ここで、量子化誤差を考慮しなければ、乗算器に入力される「0.70710678」×タップ係数「0.33333333」の乗算結果は、0.23570226である。したがって、「0.21484375」と「0.23570226」との差である誤差は、−0.2085851…となる。
例えば、入力ビット=6ビット(符号1ビットを含む)、タップ数=21、タップ係数=9ビット(符号1ビットを含む)であるとする。この場合、入力誤差は1/2/2=1.563%となり、タップ係数誤差は1/2/2=0.391%であり、乗算器誤差は1.563+0.391=1.954%であり、加算器誤差は1.954×11=21.494%となる。加算器誤差で掛け合わせる「11」は、実数が入るタップを約半分の11タップと想定した値である。このように、マッピング器12aで生成された6ビットデータの量子化誤差は、乗算器13aでタップ係数と乗算され、加算器14aで加算されることによって誤差が拡大する。
この誤差を減らすためには、乗算器や加算器だけではなく入力誤差、タップ係数誤差なども含めて信号処理部全体のビット幅を増やす必要がある。この場合、回路規模が大きくなってしまう。そこで、以下の実施例においては、ビット数を抑制しつつ誤差の影響を少なくすることができる信号処理装置および信号処理方法について説明する。
以下、図面を参照しつつ、実施例について説明する。
まず、図4を参照して、入力信号[m:1]について説明する。一例としてm=128である場合について説明する。入力信号は、2ビットのPreCoder出力である。2倍オーバーサンプル方式が採用され、奇数番目の入力信号として「0」が挿入されている。これらの入力信号[m:1]をシリアルデータ化した際には、番号が大きいものから小さいものへと並べ替えられる。
図5(a)は、実施例に係る信号処理装置10の構成を説明するためのブロック図である。図5(a)を参照して、信号処理装置10は、各チャネルに対応して、X−I成分用、X−Q成分用、Y−I成分用、およびY−Q成分用の信号処理部11を備える。図5(a)では、各チャネルに対応して符号が付してある。具体的には、チャネル1の信号処理部には「11−1」の符号が付してある。なお、本実施例においては、各信号処理部が2つの出力信号を出力するため、チャネルmの信号処理部には「11−m/2」の符号が付してある。
各信号処理部11には、タップ係数[n:1]が入力される。タップ係数は、一例として、9ビット(1ビットの符号+8ビットのデータ)のFIR(有限インパルス応答)ローパスフィルタのタップ係数である。したがって、タップ係数[n:1]は、9×nビットである。信号処理部11−1にはさらにデジタルの入力信号[n+1:1]が入力され、信号処理部11−2にはさらに入力信号[n+3:3]が入力され、信号処理部11−m/2には入力信号[m:m−1]と入力信号´[n−1:1]とが入力される。「入力信号´」は、入力信号[m:1]を1時間単位とした場合に、前回の時間単位の入力信号を意味する。各信号処理部11に入力される入力信号は6×(n+1)ビットである。
図5(b)は、各信号処理部11の詳細ブロック図である。一例として、信号処理部11−1について説明する。図5(b)を参照して、信号処理部11−1は、タップ数と同数のマッピング器12、タップ数と同数のタップ係数セレクタ13、加算器23,24、および選択器15〜18を備えている。また、タップ数と同数の乗算器19が設けられている。乗算器19は、信号処理部11の内部に設けられていてもよく、外部に設けられていてもよい。図5(b)では、タップ係数に対応して符号が付してある。具体的には、タップ係数[1]に対応するマッピング器12には「12−1」の符号が付してあり、タップ係数[n]に対応するマッピング器12には「12−n」の符号が付してある。タップ係数[1]に対応するタップ係数セレクタ13には「13−1」の符号が付してあり、タップ係数[n]に対応するタップ係数セレクタ13には「13−n」の符号が付してある。また、タップ係数[1]に対応する乗算器19には「19−1」の符号が付してあり、タップ係数[n]に対応する乗算器19には「19−n」の符号が付してある。
各マッピング器12には、0または+1の1ビットデータおよび−1または0の1ビットデータが入力される。すなわち、各マッピング器12には、正または負を表すデータがマッピング係数として入力される。入力信号[1]以外の奇数番目の入力信号はマッピング器12に入力されない。入力信号[2]は、マッピング器12−1とマッピング器12−2とに入力される。入力信号[4]は、マッピング器12−3とマッピング器12−4とに入力される。同様にして、各マッピング器に偶数番目の入力信号が入力される。なお、入力信号[n+1]は、マッピング器12−nにのみ入力される。入力信号[1]は、選択器17に入力される。
各マッピング器12は、0または+1の1ビット信号と−1または0の1ビット信号とから一方を選択することによって、入力信号を擬似的にQPSKマッピングする。マッピング器12によるマッピング結果は、タップ係数セレクタ13に入力される。乗算器19は、9ビットのタップ係数を1/√2倍する。乗算器19によって得られた乗算結果は、タップ係数´としてタップ係数セレクタ13に入力される。なお、マッピング器12−2のマッピング結果は、選択器18にも入力される。
図5(c)は、タップ係数セレクタ13のブロック図である。図5(c)を参照して、タップ係数セレクタ13は、符号変換器21および選択器22を備える。符号変換器21は、タップ係数´の符号を変換する。選択器22には、タップ係数´と、符号変換器21によって符号が変換されたタップ係数´とが入力されるとともに、選択信号が入力される。選択信号は、マッピング器12によって出力されるマッピング結果である。タップ係数セレクタ13は、選択信号を基に、タップ係数´または、符号が変換されたタップ係数´を選択して出力する。
加算器23には、偶数番目のタップ係数セレクタ13の選択結果が入力される。加算器23は、偶数番目のタップ係数セレクタ13の選択結果を合算したものを出力[1]として選択器15に出力する。加算器24には、奇数番目のタップ係数セレクタ13の選択結果が入力される。加算器24は、奇数番目のタップ係数セレクタ13の選択結果を合算したものを出力[2]として選択器16に出力する。
加算器23,24では、9ビット+タップ数の約半分のビット幅のデータが得られる。例えば、タップ数が7のときは、出力[1]が9ビット+2ビットとなり、出力[2]が9ビット+3ビットとなる。タップ数が9のときは、出力[1]が9ビット+3ビットとなり、出力[2]が9ビット+4ビットとなる。これらのデータのうち、上位6ビット(1ビットは符号ビット)が加算結果として出力される。
なお、選択器17には、+1/√2および−1/√2の6ビットのマッピング係数が入力されるとともに、入力信号[1]が入力される。選択器17は、入力信号[1]を基に、+1/√2および−1/√2のいずれかを選択して選択器15に入力する。選択器18には、+1/√2および−1/√2の6ビットのマッピング係数が入力されるとともに、マッピング器12−2のマッピング結果が入力される。選択器18は、マッピング器12−2のマッピング結果を基に、+1/√2および−1/√2のいずれかを選択して選択器16に入力する。
選択器15は、信号処理をバイパスするかどうかを示す1ビットのバイパス信号を基に、加算器23から入力される出力[1]または選択器17から入力される信号を出力信号[1]として出力する。選択器16は、上記バイパス信号を基に、加算器24から入力される出力[2]または選択器18から入力される信号を出力信号[2]として出力する。
図6は、信号処理部11−1の信号処理を整理した図である。図6を参照して、入力信号[2]とタップ係数´[1]との乗算結果は加算器24に出力される。入力信号[2]とタップ係数´[2]との乗算結果は加算器23に出力される。同様にして、入力信号[n−1]とタップ係数´[n−2]との乗算結果は加算器24に出力される。入力信号[n−1]とタップ係数´[n−1]との乗算結果は加算器23に出力される。なお、入力信号[n+1]とタップ係数´[n]との乗算結果は加算器23に出力される。図5ではタップ係数セレクタを用いているが、入力信号とタップ係数との乗算と同じ機能が果たされている。
本実施例に係る信号処理装置10においては、m/2個の信号処理部11を使用して出力信号[m:1]が得られている。出力信号[m:1]は、出力信号[1]〜出力信号[m]を意味する。さらにそれらを4チャネル分(X−I成分、X−Q成分、Y−I成分、Y−Q成分)用いることによって、QPSKマッピングとFIRローパスフィルタとが実現されている。
本実施例においては、デジタルの入力信号をQPSK変調点の値(±1/√2)に変換せずに、デジタル信号のまま1/√2×タップ係数で乗算している。したがって、乗算器の量子化誤差が除去されている。また、マッピング器12およびタップ係数セレクタ13では、1ビットの制御信号を生成して使用している。以上のことから、量子化誤差の増加要因が加算器14だけとなっている。それにより、ビット数を抑制しつつ誤差の影響を少なくすることができる。
例えば、入力ビット=6ビット(符号1ビットを含む)、タップ数=21、タップ係数=9ビット(符号1ビットを含む)であるとする。この場合、入力誤差は0%となり、タップ係数誤差は1/2/2=0.391%であり、タップ係数セレクタの誤差も1/2/2=0.391%であり、加算器誤差は0.391×11=4.301%となる。加算器誤差で掛け合わせる「11」は、実数が入るタップを約半分の11タップと想定した値である。本実施例においては誤差の拡大が抑制され、比較例と比較して誤差が約1/5に低減されている。さらに精度を向上させたい場合には、タップ係数セレクタおよび加算器のビット幅を増やせばよい。乗算器のビット幅を増やす必要がないため、ビット幅の増加の影響は小さくなる。
また、本実施例は、入力信号を振幅|1|の点にマッピング(正規化)し、あらかじめ定数を掛けて記憶しておいたフィルタのタップ係数をマッピング出力に応じて極性反転して加算器に送る構成をとっている。したがって、タップ係数を記憶しておくのに必要となるメモリ容量はタップ数×9ビットで済む。また、メモリ容量は、入力信号の並列数、変調方式などに依存しない。
また、本実施例は、入力信号を振幅|1|の点にマッピングし、タップ係数の極性反転の要否判定にのみ、マッピング出力だけを用いる構成をとっている。したがって、位相情報や計数値は不要である。また、ユーザが得たいフィルタ特性に定数(1/√2)を掛けたタップ係数が保持されているため、メモリから演算結果をアドレス指定して選出する必要がない。
なお、本実施例においては、乗算器19が、タップ係数に1/√2を乗算することによってマッピング係数を得る乗算器として機能する。また、タップ係数セレクタ13が、当該マッピング係数と、デジタルの入力信号とを乗算することによって、当該入力信号をQPSK変調点の値に変換する変換器として機能する。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 信号処理装置
11 信号処理部
12 マッピング器
13 タップ係数セレクタ
14 加算器
15〜18 選択器
19 乗算器
21 符号変換器
22 選択器

Claims (4)

  1. タップ係数に1/√2を乗算することによってマッピング係数を得る乗算器と、
    デジタルの入力信号を基に、QPSK変調点に対応して正または負を表す信号を選択する選択器と、
    前記選択器が選択した信号を基に、前記乗算器が得たマッピング係数および当該マッピング係数を極性反転したもののいずれかを出力する出力器と、を備えることを特徴とする信号処理装置。
  2. 順次入力される前記入力信号に対応して複数のタップ係数が設けられ、
    前記乗算器および前記出力器は、前記複数のタップ係数と同数設けられ、
    前記複数の出力器によって出力された値を加算する加算器を備えることを特徴とする請求項1記載の信号処理装置。
  3. タップ係数に1/√2を乗算することによってマッピング係数を得る工程と、
    デジタルの入力信号を基に、QPSK変調点に対応して正または負を表す信号を選択する工程と、
    前記選択する工程において選択した信号を基に、前記マッピング係数および当該マッピング係数を極性反転したもののいずれかを出力する工程と、を含むことを特徴とする信号処理方法。
  4. 順次入力される前記入力信号に対応して複数のタップ係数が設けられ、
    前記マッピング係数を得る工程および前記出力する工程は、前記複数のタップ係数と同数回行われ、
    前記出力する工程において出力された各値を加算する工程を含むことを特徴とする請求項3記載の信号処理方法。
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