JP6077612B1 - 送信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】可変ビットレートの環境下でマルチレーン分配を実行した場合でも所望の伝送特性を実現することが可能である送信システムを提供する。【解決手段】送信システム2は、複数の系列のデータを前方誤り訂正に基づいて符号化する符号化部200と、符号化された複数の系列のデータを系列ごとに複数の第1レーンに分配するマルチレーン分配部、複数の第1レーンに分配されたデータのうち異なる系列のデータを複数の第2レーンに分配するミキサ、複数の第2レーンに分配されたデータを複素電界を表す情報に変換するマッピング部、とからなるマッピング処理部210と、複素電界を表す情報に基づいて電気信号を生成する信号処理部220と、電気信号を光信号に変換する変換部21とを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、送信システムに関する。
基幹系の光伝送システムでは、クライアント信号を経済的に収容し、大容量の情報を高速に伝送することが求められている。周波数の利用効率を向上させる観点から、コヒーレント検波とデジタル信号処理とを組み合わせたデジタルコヒーレント伝送方式が検討されている。デジタルコヒーレント伝送方式を用いた波長多重伝送によって、大容量の情報を高速に転送することが期待されている。
デジタルコヒーレント伝送方式では、送信システムと受信システムと光ファイバ伝送路とに生じた波形劣化(例えば、波長分散)による信号品質への影響を、デジタル信号処理によって低減する。送信システムでは、波形劣化による信号品質への影響を低減するため、前方誤り訂正符号をクライアント信号に付与する場合がある。また、送信システムでは、波形劣化による信号品質への影響を低減するため、ビットインターリーブの処理をクライアント信号に施す場合がある。
例えば、非特許文献1には、クライアント信号であるOTU4信号に約20%(対ペイロード)の前方誤り訂正符号を付与する技術が開示されている。また、例えば、非特許文献2には、データ系列を複数のレーン(通信路)に分配し、マッピング処理を施したデータ系列の信号を伝送することによって、信号劣化を低減する技術が提案されている。
近年では、光ファイバ伝送路の伝送特性に応じて変調方式を変更する適応変復調技術が検討されている。このように、基幹系の光伝送システムでは、可変ビットレートの環境下でも所望の伝送特性を実現することが求められている。
「光通信ネットワークの大容量化に向けたディジタルコヒーレント信号処理技術の研究開発」,電子情報通信学会誌 Vol.95, No.12, 2012.
ITU-T G.709 Annex C pp.171-173.
しかしながら、従来の送信システムは、可変ビットレートの環境下で、データを複数のレーンに分配(以下、「マルチレーン分配」という。)した場合、所望の伝送特性を実現することができないという問題がある。
上記事情に鑑み、本発明は、可変ビットレートの環境下でマルチレーン分配を実行した場合でも所望の伝送特性を実現することが可能である送信システムを提供することを目的としている。
本発明の一態様は、複数の系列のデータを前方誤り訂正に基づいて符号化する符号化部と、符号化された前記複数の系列のデータを前記系列ごとに複数の第1レーンに分配するマルチレーン分配部と、前記複数の第1レーンに分配されたデータのうち異なる前記系列のデータを複数の第2レーンに分配するミキサと、前記複数の第2レーンに分配されたデータを、複素電界を表す情報に変換するマッピング部と、前記複素電界を表す情報に基づいて電気信号を生成する信号処理部と、前記電気信号を光信号に変換する変換部と、を備える送信システムである。
本発明の一態様は、上記の送信システムであって、前記ミキサは、前記異なる系列のデータを前記複数の第2レーンに均等に分配する。
本発明の一態様は、上記の送信システムであって、前記符号化部は、前記複数の系列のデータにビットインターリーブの処理を施し、前記マルチレーン分配部は、符号化された前記複数の系列のデータの分配先となる前記第1レーンを、前記ビットインターリーブの周期よりも長い周期で変更する。
本発明の一態様は、上記の送信システムであって、前記ミキサは、異なる前記系列のデータの分配先となる前記第2レーンを、前記ビットインターリーブの周期よりも長い周期で変更する。
本発明の一態様は、上記の送信システムであって、符号化された前記複数の系列のデータのビットレートを揃えるビットレート変換部を更に備え、前記ミキサは、前記ビットレート変換部によってビットレートが揃えられた異なる前記系列のデータを前記複数の第2レーンに分配する。
本発明により、可変ビットレートの環境下でマルチレーン分配を実行した場合でも所望の伝送特性を実現することが可能となる。
本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、光伝送システム1の構成の例を示す図である。光伝送システム1は、送信システム2と、伝送路3と、受信システム4とを備える。送信システム2(送信機)は、DSP20と、変換部21とを備える。伝送路3は、光ファイバを備える。伝送路3は、光増幅器、波長選択スイッチを更に備えてもよい。
(第1の実施形態)
図1は、光伝送システム1の構成の例を示す図である。光伝送システム1は、送信システム2と、伝送路3と、受信システム4とを備える。送信システム2(送信機)は、DSP20と、変換部21とを備える。伝送路3は、光ファイバを備える。伝送路3は、光増幅器、波長選択スイッチを更に備えてもよい。
DSP20と、変換部21との一部または全部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサが、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより機能するソフトウェア機能部である。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア機能部(回路)であってもよい。
送信システム2は、記憶部を備えてもよい。記憶部は、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性の記憶媒体(非一時的な記録媒体)を有する。記憶部は、例えば、RAM(Random Access Memory)やレジスタなどの揮発性の記憶媒体を有していてもよい。記憶部は、例えば、ソフトウェア機能部を機能させるためのプログラムを記憶してもよい。
送信システム2は、符号化されたデータを、前方誤り訂正(FEC: Forward Error Correction)の符号の特性を考慮して複数のレーン(通信路)に分配する。これによって、送信システム2は、可変ビットレートの環境下でマルチレーン分配を実行した場合でも所望の伝送特性を実現することが可能である。
DSP20(Digital Signal Processor)は、符号化部200と、マッピング処理部210と、信号処理部220とを備える。符号化部200(誤り訂正符号化部)は、OTU4等のクライアント信号を取得する。クライアント信号は、複数の系列のデータを含む。図1では、符号化部200は、データA及びデータBを取得する。符号化部200は、データA及びBを符号化して、符号化されたデータA及びBに冗長性を付与する。符号化部200は、符号化されたデータA及びBにバースト誤りに対する耐性を持たせるため、符号化されたデータA及びBにビットインターリーブの処理を施す。以下、ビットインターリーブの周期はX[bit]である。
マッピング処理部210(マルチレーン・マッピング処理部)は、符号化されたデータA及びBを取得する。マッピング処理部210は、符号化されたデータを系統ごとにマルチレーン分配する。以下、マッピング処理部210は、符号化されたデータAをマルチレーン分配する。以下、マッピング処理部210は、符号化されたデータBもマルチレーン分配する。
マッピング処理部210は、マルチレーン分配(MLD: Multi Lane Distribution)がなされたデータA及びBを、レーンXI、レーンXQ、レーンYI及びレーンYQにより定まるシンボル(複素電界を表す情報)にマッピングする。すなわち、複数ビットを表す信号が、シンボルに変換される。レーンXI、レーンXQ、レーンYI及びレーンYQは、光電界の次元を有する。図1では、マッピング処理部210は、シンボルにマッピングされた信号を、信号処理部220に出力する。
図2は、マッピング処理部210の処理の第1例を示す図である。以下、第1の実施形態では、マッピング処理部210を「マッピング処理部210a」という。マッピング処理部210aは、MLD部211−1と、MLD部211−2と、ミキサ212aと、マッピング部213a−1と、マッピング部213a−2とを備える。
図3は、MLD部211(マルチレーン分配部)の処理の第1例を示す図である。MLD部211−1は、データAを取得する。MLD部211−2は、データBを取得する。以下、MLD部211−1とMLD部211−2とに共通する事項については、符号の一部を省略して、「MLD部211」と表記する。図3では、MLD部211−1は、第0ビット、第1ビット、…、第Yビット、…の順にデータAを取得する。
MLD部211は、複数のレーン(第1レーン)から、データを並列にミキサ212a(マルチレーンミキサ)に出力する。図3では、複数のレーンは、レーンA−0〜A−3である。MLD部211は、データの分配先となるレーンを、セレクタ周期Y[bit]ごとに変更する。例えば、MLD部211−1は、データAの第0ビットをレーンA−0から出力し、データAの第YビットをレーンA−1から出力し、データAの第(2Y)ビットをレーンA−2から出力し、データAの第(3Y)ビットをレーンA−3から出力する。例えば、MLD部211−2は、データBの第0ビットをレーンB−0から出力し、データBの第YビットをレーンB−1から出力し、データBの第(2Y)ビットをレーンB−2から出力し、データBの第(3Y)ビットをレーンB−3から出力する。
上述したように、符号化部200は、符号化されたデータA及びBにビットインターリーブの処理を施す。仮にビットインターリーブ周期Xよりもセレクタ周期Yが短い場合、データの流れに関して符号化部200よりも下流に位置するMLD部211によってビットインターリーブの処理が更に実行されてしまうので、誤り訂正符号の復号特性が劣化してしまう。そこで、セレクタ周期Yは、誤り訂正符号の復号特性が劣化しないように、ビットインターリーブ周期X以上の長さに定められる。
図4は、ミキサ212の処理の第1例を示す図である。第1の実施形態では、ミキサ212を「ミキサ212a」という。ミキサ212aは、MLD部211−1のレーンA−0、A−1、A−2及びA−4からデータAを取得する。図4では、ミキサ212aは、レーンA−0の第0ビット、レーンA−0の第1ビット、…、レーンA−0の第Zビット、…の順にデータAを取得する。ミキサ212aは、MLD部211−2のレーンB−0、B−1、B−2及びB−4からデータBを取得する。図4では、ミキサ212aは、レーンB−0の第0ビット、レーンB−0の第1ビット、…、レーンB−0の第Zビット、…の順にデータBを取得する。
ミキサ212aは、レーンAから取得したデータとレーンBから取得したデータとを、ビットレートを維持して複数の第2レーンに均等に分配する。例えば、ミキサ212aは、レーンAから取得したデータとレーンBから取得したデータとを、最上位ビット(MSB: Most Significant Bit)のレーンと最下位ビット(LSB: Least Significant Bit)のレーンとに、ビットレートを維持して均等に分配する。図4では、ミキサ212aは、レーンA−0から取得したデータとレーンB−0から取得したデータとを、レーンXI_MSBとレーンXI_LSBとに分配周期Z[bit]で分配する。図4では、ミキサ212aは、レーンA−1から取得したデータとレーンB−1から取得したデータとを、レーンXQ_MSBとレーンXQ_LSBとに分配周期Z[bit]で分配する。
図4では、ミキサ212aは、レーンA−2から取得したデータとレーンB−2から取得したデータを、レーンYI_MSBとレーンYI_LSBとに分配周期Z[bit]で分配する。図4では、ミキサ212aは、レーンA−3から取得したデータとレーンB−3から取得したデータとを、レーンYQ_MSBとレーンYQ_LSBとに分配周期Z[bit]で分配する。
上述したように、符号化部200は、符号化されたデータA及びBにビットインターリーブの処理を施す。仮にビットインターリーブ周期Xよりも分配周期Zが短い場合、データの流れに関して符号化部200よりも下流に位置するミキサ212aによってビットインターリーブの処理が更に実行されてしまうので、誤り訂正符号の復号特性が劣化してしまう。そこで、分配周期Zは、誤り訂正符号の復号特性が劣化しないように、ビットインターリーブ周期X以上の長さに定められる。
クライアント信号であるOTU4のマルチレーン処理においてFAS(Frame Alignment Signal)及びMFAS(Multi Frame Alignment Signal)を用いたフレーム検出が実行される場合、分配周期Zは、例えば、7バイト以上の任意のビット数である。
図5は、マッピング部213の処理の第1例を示す図である。以下、マッピング部213a−1とマッピング部213a−2とに共通する事項については、符号の一部を省略して、「マッピング部213a」と表記する。マッピング部213aは、ミキサ212aのI_MSB、I_LSB、Q_MSB及びQ_LSBから、データを取得する。マッピング部213aは、ミキサ212aの4レーンから取得したデータを、複数の第3レーンに分配する。例えば、マッピング部213aは、ミキサ212aの4レーンから取得したデータを、レーンIとレーンQとに分配する。
例えば、マッピング部213a−1は、レーンA−0、レーンB−0、レーンA−1及びレーンB−1のデータを、ミキサ212aのXI_MSB、XI_LSB、XQ_MSB及びXQ_LSBから取得する。例えば、マッピング部213a−1は、レーンA−0の第0〜(Z−1)ビット、レーンB−0の第0〜(Z−1)ビット、レーンA−0の第(2Z)〜(3Z−1)ビット、…の順に、XI_MSBからデータを取得する。例えば、マッピング部213a−1は、レーンA−0の第Z〜(2Z−1)ビット、レーンB−0の第Z〜(2Z−1)ビット、レーンA−0の第(3Z)〜(4Z−1)ビット、…の順に、XI_LSBからデータを取得する。
例えば、マッピング部213a−2は、レーンA−2、レーンB−2、レーンA−3及びレーンB−3のデータを、ミキサ212aのYI_MSB、YI_LSB、YQ_MSB及びYQ_LSBから取得する。例えば、マッピング部213a−2は、レーンA−2の第0〜(Z−1)ビット、レーンB−2の第0〜(Z−1)ビット、レーンA−2の第(2Z)〜(3Z−1)ビット、…の順に、YI_MSBからデータを取得する。例えば、マッピング部213−2は、レーンA−2の第Z〜(2Z−1)ビット、レーンB−2の第Z〜(2Z−1)ビット、レーンA−2の第(3Z)〜(4Z−1)ビット、…の順に、YI_LSBからデータを取得する。
図6は、16値直交振幅変調のシンボルの点配置の例を示す図である。横軸はI軸である。縦軸はQ軸である。マッピング部213aは、ミキサ212aの4レーンからデータを取得する。取得されたデータに割り当て可能であるシンボルの数は、24=16である。マッピング部213aは、ミキサ212aの4レーンから取得されたデータと、予め定められたマッピング規則とに応じて、シンボルを選択する。
例えば、マッピング部213aは、I_MSB=0と、I_LSB=0と、Q_MSB=1と、Q_LSB=0とを取得した場合、これらのビット列(0010)に対応するシンボル100を選択する。すなわち、マッピング部213aは、ミキサ212aの4レーンから取得したデータを、シンボル100にマッピングする。換言すれば、マッピング部213aは、複数のレーンから取得したデータを、複素電界を表す情報に変換する。マッピング部213aは、選択したシンボル100のI軸の値(Symbol_I)を表す信号を、レーンIを介して、信号処理部220に送信する。マッピング部213aは、選択したシンボル100のQ軸の値(Symbol_Q)を表す信号を、レーンQを介して、信号処理部220に送信する。
信号処理部220は、レーンXI、レーンXQ、レーンYI及びレーンYQにより定まるシンボルにマッピングされた信号に対して、フィルタリング処理及び予等化処理を施す。信号処理部220は、フィルタリング処理及び予等化処理が施された信号を、アナログ信号に変換する。信号処理部220は、マッピングされた信号に応じたアナログの電気信号を、変換部21に出力する。
変換部21は、マッピングされた信号に応じたアナログの電気信号に、光変換処理を施す。変換部21は、例えば、ドライバ及び変調器を有する。変換部21は、マッピングされた信号に応じた光による信号(以下、「光信号」という。)を、伝送路3を介して受信システム4に送信する。
受信システム4(受信機)は、変換部40とDSP41とを備える。DSP41は、信号処理部410を備える。変換部40は、伝送路3を介して、光信号を取得する。変換部40は、局発光を用いて、光信号をアナログの電気信号に変換する。すなわち、変換部40は、光信号をコヒーレント受信する。変換部40は、例えば、偏波多重90度ハイブリッド又はフォトディテクタ(PD)を備える。
信号処理部410は、光信号に応じたアナログの電気信号を取得する。信号処理部410は、光信号に応じたアナログの電気信号に信号処理を施すことによって、デジタルのデータA及びBを得る。信号処理部410は、例えば、データの誤りを訂正する処理を実行する。信号処理部410は、光信号に応じたデジタルのデータA及びBを送信する。なお、信号処理部410は、光信号に応じたデジタルの電気信号を取得してもよい。
以上のように、第1の実施形態の送信システムは、符号化部200と、MLD部211と、ミキサ212aと、マッピング部213aと、信号処理部220と、変換部21とを備える。符号化部200は、複数の系列のデータを前方誤り訂正に基づいて符号化する。MLD部211は、符号化された複数の系列のデータを系列ごとに複数の第1レーンに分配する。ミキサ212aは、複数の第1レーンに分配されたデータのうち異なる系列のデータを複数の第2レーンに分配する。マッピング部213aは、複数の第2レーンに分配されたデータを、シンボルに変換する。信号処理部220は、シンボルに基づいて電気信号を生成する。変換部21は、電気信号を光信号に変換する。
これによって、第1の実施形態の送信システム2は、可変ビットレートの環境下でマルチレーン分配を実行した場合でも所望の伝送特性を実現することが可能である。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、マッピング処理部210が変換部214を備える点が、第1の実施形態と相違する。第2の実施形態では、第1の実施形態との相違点についてのみ説明する。
第2の実施形態では、マッピング処理部210が変換部214を備える点が、第1の実施形態と相違する。第2の実施形態では、第1の実施形態との相違点についてのみ説明する。
図7は、マッピング処理部210の処理の第2例を示す図である。第2の実施形態では、マッピング処理部210を「マッピング処理部210b」という。マッピング処理部210bは、MLD部211−1と、MLD部211−2と、ミキサ212aと、マッピング部213b−1と、マッピング部213b−2と、変換部214を備える。
図8は、変換部214の処理の例を示す図である。MLD部211−1は、データを複数のレーンから並列にミキサ212a(マルチレーンミキサ)に出力する。MLD部211−2は、データを複数のレーンから並列に変換部214に出力する。
第2の実施形態では、データBのビットレートは、データAのビットレートの半分である。すなわち、MLD部211−1が(2Y)ビットのデータをミキサ212aに出力した場合、MLD部211−2は、Yビットのデータを変換部214に出力する。例えば、MLD部211−1がデータAの第1ビットをレーンA−0から出力した場合、MLD部211−2は、データBの第0ビットをレーンB−0から出力し、データBの第YビットをレーンB−1から出力する。
変換部214は、MLD部211−2のレーンB−0、B−1、B−2及びB−4からデータBを取得する。図8では、ミキサ212aは、レーンB−0の第0ビット及びレーンB−1の第0ビットと、…、レーンB−0の第Yビット及びレーンB−1の第Yビットと、…の順にデータBを取得する。図8では、ミキサ212aは、レーンB−2の第0ビット及びレーンB−3の第0ビットと、…、レーンB−2の第Yビット及びレーンB−3の第Yビットと、…の順にデータBを取得する。
レーンB−0のデータは、レーンA−0のデータが2Y[bit]送信されるごとに、Y[bit]送信される。レーンB−1のデータは、レーンA−0のデータが2Y[bit] 送信されるごとに、Y[bit]送信される。変換部214は、レーンB−0のデータとレーンB−1のデータとをY[bit]ごとに多重して、(2Y)[bit]のデータを生成する。変換部214は、生成した(2Y)[bit]のデータを、レーンB−0’を介してミキサ212bに送信する。このようにして、変換部214は、レーンB−0及びレーンB−1のビットレートを、レーンA−0のビットレートと同じビットレートに変換する。すなわち、変換部214は、符号化されたデータBのビットレートを、符号化されたデータAのビットレートに揃える。
レーンB−2のデータは、レーンA−0のデータが2Y[bit] 送信されるごとに、Y[bit]送信される。レーンB−3のデータは、レーンA−0のデータが2Y[bit] 送信されるごとに、Y[bit]送信される。変換部214は、レーンB−2のデータとレーンB−3のデータとをY[bit]ごとに多重して、(2Y)[bit]のデータを生成する。変換部214は、生成した(2Y)[bit]のデータを、レーンB−2’を介してミキサ212bに送信する。このようにして、変換部214は、レーンB−2及びレーンB−3のビットレートを、レーンA−0のビットレートと同じビットレートに変換する。
図9は、ミキサ212の処理の第2例を示す図である。第2の実施形態では、ミキサ212を「ミキサ212b」という。第2の実施形態では、ミキサ212bがMLD部211−1から取得するデータのレーンの数と、ミキサ212bがMLD部211−2から取得するデータのレーンの数との合計値は6である。また、ミキサ212bがマッピング部213b−1に送信するデータのレーンの数と、ミキサ212bがマッピング部213b−2に送信するデータのレーンの数との合計値も6である。すなわち、ミキサ212bの入力のレーンの数とミキサ212bの出力のレーンの数とは同じである。
ミキサ212bは、MLD部211−1のレーンA−0及びA−1からデータを取得し、MLD部211−2のレーンB−0’からデータを取得する。図9では、ミキサ212bは、レーンA−0の第0ビット、レーンA−0の第1ビット、…、レーンA−0の第Zビット、…の順にデータを取得する。ミキサ212bは、レーンA−1の第0ビット、レーンA−1の第1ビット、…、レーンA−1の第Zビット、…の順にデータを取得する。ミキサ212bは、レーンB−0’の第0ビット、レーンB−0’の第1ビット、…、レーンB−0’の第Zビット、…の順にデータを取得する。
ミキサ212bは、ミキサ212bの入力の3レーンから取得したデータを、ミキサ212bの出力の3レーンに均等に分配する。図9では、ミキサ212bは、レーンA−0から取得したデータと、レーンA−1から取得したデータと、レーンB−0’から取得したデータとを、レーンXIとレーンXQとレーンXRとに分配周期Z[bit]で分配する。図9では、ミキサ212bは、レーンA−2から取得したデータと、レーンA−3から取得したデータと、レーンB−2’から取得したデータとを、レーンYIとレーンYQとレーンYRとに分配周期Z[bit]で分配する。
マッピング部213bは、ミキサ212bの3レーンからデータを取得する。取得されたデータに割り当て可能であるシンボルの数は、23=8である。マッピング部213bは、ミキサ212bの3レーンから取得されたデータと、予め定められたマッピング規則とに応じて、シンボルを選択する。マッピング部213bは、ミキサ212bの3レーンから取得したデータを、8値直交振幅変調のシンボルにマッピングする。マッピング部213bは、ミキサ212bの3レーンから取得したデータを、8値位相変調のシンボルにマッピングしてもよい。
以上のように、第2の実施形態の送信システム2は、変換部214(ビットレート変換部)を更に備える。変換部214は、符号化された複数の系列のデータのビットレートを揃える。ミキサ212bは、変換部214によってビットレートが揃えられた異なる系列のデータを複数の第2レーンに分配する。
これによって、第2の実施形態の送信システム2は、可変ビットレートの環境下でマルチレーン分配を実行した場合でも所望の伝送特性を実現することが可能である。
上述した実施形態における光伝送システム、送信システム及び受信システムの少なくとも一部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…光伝送システム、2…送信システム、3…伝送路、4…受信システム、20…DSP、21…変換部、40…変換部、41…DSP、100…シンボル、200…符号化部、210a…マッピング処理部、211…MLD部、212a…ミキサ、212b…ミキサ、213a…マッピング部、213b…マッピング部、214…変換部、220…信号処理部、410…信号処理部
Claims (6)
- 複数の系列のデータを前方誤り訂正に基づいて符号化する符号化部と、
符号化された前記複数の系列のデータを前記系列ごとに複数の第1レーンに分配するマルチレーン分配部と、
前記複数の第1レーンに分配されたデータであって互いに異なる前記系列から取得されたデータを複数の第2レーンにビットレートを維持して、前記互いに異なる前記系列のデータが前記第2レーンにおいて混在するように分配するミキサと、
前記複数の第2レーンに分配されたデータを、複素電界を表す情報に変換するマッピング部と、
前記複素電界を表す情報に基づいて電気信号を生成する信号処理部と、
前記電気信号を光信号に変換する変換部と、
を備える送信システム。 - 前記ミキサは、前記異なる系列のデータを前記複数の第2レーンに均等に分配する、請求項1に記載の送信システム。
- 前記ミキサは、前記互いに異なる前記系列のデータを特定の周期で分割して前記複数の第2レーンに分配する、請求項1又は請求項2に記載の送信システム。
- 前記符号化部は、前記複数の系列のデータにビットインターリーブの処理を施し、
前記マルチレーン分配部は、符号化された前記複数の系列のデータの分配先となる前記第1レーンを、前記ビットインターリーブの周期よりも長い周期で変更する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の送信システム。 - 前記ミキサは、異なる前記系列のデータの分配先となる前記第2レーンを、前記ビットインターリーブの周期よりも長い周期で変更する、請求項4に記載の送信システム。
- 符号化された前記複数の系列のデータのビットレートを揃えるビットレート変換部
を更に備え、
前記ミキサは、前記ビットレート変換部によってビットレートが揃えられた異なる前記系列のデータを前記複数の第2レーンに分配する、請求項1に記載の送信システム。
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