JP5409253B2 - 差動復号回路 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の変調方式に対応するディジタル通信装置に適用される差動復号回路に関する。
複数の変調方式に対応する従来のディジタル通信装置としては、マッピング部および振幅補正部を備えた以下のものがある(例えば、特許文献1参照)。マッピング部は、指定変調方式が、その属する変調方式の組において最大多値数を有しない場合に、最大多値数の変調方式のシンボルの集合の一部に属するシンボルに送信信号を変換する。そして、振幅補正部は、振幅を補正する。このような構成を備えることで、各変調方式で行う処理に関して同一回路を共用化することができ、回路規模の節約を図っている。
特開2006−115393号公報
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
従来の複数の変調方式に対応するディジタル通信装置では、送信処理回路は共用化されているが、受信処理回路は共用化されていなかった。このため、対応する変調方式の増加により、受信処理回路の回路規模が増大するという問題点があった。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、複数の変調方式に対応するディジタル通信装置における受信処理回路の回路規模を節約することを可能とする差動復号回路を得ることを目的とする。
本発明に係る差動復号回路は、差動符号化変調方式を含めた複数の変調方式に対応する通信装置の受信処理回路に適用され、複数の変調方式の中から指定された変調方式に応じて受信信号を複数系統の信号に分配し、分配された複数系統の受信信号に関して復号処理を行う差動復号回路であって、複数系統の受信信号のそれぞれを差動復号処理に関連する時間だけ遅延する遅延手段と、指定された変調方式に応じて、遅延手段から出力される複数系統の遅延信号と複数系統の受信信号の中から差動復号に必要な信号を選択する選択手段と、指定された変調方式に応じて、複数系統の受信信号および選択手段が選択した信号に対して差動復号の演算を行う演算手段とを備えるものである。
本発明に係る差動復号回路によれば、遅延回路、セレクタ、および演算回路を含む構成を有し、変調方式に応じた差動復号処理を、共用化された構成で実現することにより、複数の変調方式に対応するディジタル通信装置における受信処理回路の回路規模を節約することを可能とする差動復号回路を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る差動復号回路を含む光送受信回路の詳細を示す構成図である。 本発明の実施の形態1に係る差動復号/軟判定の構成図である。 本発明の実施の形態1に係る図2の差動復号/軟判定において、変調方式がDP−DQPSKの場合の信号の流れを示す図である。 本発明の実施の形態1に係る図2の差動復号/軟判定において、変調方式がDP−DBPSKの場合の信号の流れを示す図である。 本発明の実施の形態2に係る差動復号回路を含む光送受信回路の詳細を示す構成図である。 本発明の実施の形態2に係る差動復号/軟判定の構成図である。 本発明の実施の形態2に係る図6の差動復号/軟判定において、変調方式がDP−DQPSKの場合の信号の流れを示す図である。 本発明の実施の形態2に係る図6の差動復号/軟判定において、変調方式がSP−DQPSKの場合の信号の流れを示す図である。
以下、本発明の差動復号回路の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る差動復号回路を含む光送受信回路の詳細を示す構成図である。図1における光送受信回路は、OTUk(k=0,1,2,3,4・・・)(Optical channel Transport Unit―k)フレーマ10およびディジタル信号処理光トランシーバ20を備えている。そして、OTUkフレーマ10は、OTUkフレーム生成11およびマルチレーン分配12を備えた送信部と、マルチレーン同期13およびOTUkフレーム終端14を備えた受信部とで構成されている。
一方、ディジタル信号処理光トランシーバ20は、マルチレーン同期21、軟判定誤り訂正符号22、マルチレーン分配23、差動符号24、多重化25、D/A変換26、およびE/O変換27を備えた光送信部と、受信フロントエンド30、A/D変換40、およびディジタル信号処理部50を備えた光受信部とで構成されている。
ここで、受信フロントエンド30は、偏波ビームスプリッタ31(PBS31)、ローカルオシレータ32(LO32)、偏波ビームスプリッタ33(PBS33)、90°光ハイブリッド34、O/E変換35、およびAMP36を備えている。また、ディジタル信号処理部50は、多重分離&適応等化フィルタ51、1:2DEMUX52a、52b、セレクタ53a、53b(SEL53a、53b)、マルチレーン同期54、差動復号/軟判定55、軟判定誤り訂正復号56、およびマルチレーン分配57を備えている。
次に、図1に示す光送受信回路の動作について説明する。まず始めに、OTUkフレーマ10の動作について説明する。OTUkフレーム生成11は、入力されたクライアント送信信号をOTUkフレームにマッピングして、フレーム同期や保守制御に必要な情報を付加する。
マルチレーン分配12は、OTUkフレーム生成11で必要な情報が付加されたOTUkフレームを複数のレーンに分配して、SFI(Serdes Framer Interface)送信信号としてディジタル信号処理光トランシーバ20へ出力する。
一方、マルチレーン同期13は、ディジタル信号処理光トランシーバ20からのSFI送信信号に対して複数レーン間の同期をとって、OTUkフレームをOTUkフレーム終端14へ出力する。
OTUkフレーム終端14は、マルチレーン同期13により同期がとられたOTUkフレームに対して、フレーム同期や保守制御に必要な情報を終端し、クライアント受信信号をOTUkフレームからデマッピングし、クライアント受信信号を出力する。
次に、ディジタル信号処理光トランシーバ20の動作について説明する。マルチレーン同期21は、OTUkフレーマ10からのSFI送信信号に対して複数レーン間の同期をとったSFI送信信号を軟判定誤り訂正符号22へ出力する。
軟判定誤り訂正符号22は、符号化手段であり、マルチレーン同期21により同期がとられたSFI送信信号に対して、軟判定用の誤り訂正符号により符号化処理を行う。マルチレーン分配23は、誤り訂正符号化後の信号を複数のレーンに分配する。差動符号24は、マルチレーン分配23の出力に対して差動符号化を行う。
多重化25は、差動符号24の出力を多重化する。D/A(ディジタル/アナログ)変換26は、多重化後のディジタル信号をアナログ信号へ変換する。E/O(電気/光)変換27は、D/A変換26の出力のアナログ電気信号を、光信号に変換して光送信信号を通信路へ送信する。
一方、受信フロントエンド30は、通信路からの光受信信号を電気のアナログ信号に変換する。具体的には、この受信フロントエンド30は、通信路から受信した光信号のX偏波とY偏波を分離するPBS31と、コヒーレント受信を行うためのLO32と、LOを偏波分離するPBS33と、偏波分離された光信号とLOの信号を混合する90°光ハイブリッド34と、受信した光信号を電気信号に変換するO/E変換35と、O/E変換された信号を増幅するAMP36とで構成されている。さらに、A/D(アナログ/ディジタル)変換40は、AMP36を介して受信したアナログ信号をディジタル信号に変換する。
次に、ディジタル信号処理部50は、A/D変換後の信号に対してディジタル信号処理を施し、SFI受信信号を生成し、OTUkフレーマ10に出力する。具体的には、このディジタル信号処理部50内の多重分離&適応等化フィルタ51は、A/D変換40の出力を多重分離し、多重分離した信号に対して検波を行い、通信路で受けた信号の歪みを等化する。
1:2DEMUX52a、52bは、それぞれ多重分離&適応等化フィルタ51の出力を2分配する。SEL53a、53bは、それぞれ1:2DEMUX52a、52bにより2分配された信号(2分配後の信号)と、分配されていない多重分離&適応等化フィルタ51からの出力信号(2分配前の信号)のいずれか一方を選択する。
マルチレーン同期54は、複数のレーン間の同期をとる。差動復号/軟判定55は、マルチレーン同期54の出力に対して差動符号の復号化および軟判定処理を行い、軟判定値を出力する。軟判定誤り訂正復号56は、軟判定用の誤り訂正符号の復号化処理を行う。さらに、マルチレーン分配57は、軟判定誤り訂正復号56の出力をSFI受信信号としてOTUkフレーマへ出力する。
このような各機能を踏まえ、本実施の形態1のディジタル信号処理光トランシーバ20における受信動作について説明する。本実施の形態1におけるディジタル信号処理光トランシーバ20は、DP(Dual Polarization)−DQPSK(Differential Quadrature Phase Shift Keying)、DP−DBPSK(Differential Quadrature Phase Shift Keying)の2つの差動符号化変調方式に対応する。
通信路から受信した光受信信号は、受信フロントエンド30において、X偏波成分とY偏波成分それぞれのIチャネルとQチャネルの計4チャネルに分離され、多重分離&適応等化フィルタ51で検波が行われる。変調方式がDP−DQPSKの場合、X偏波成分とY偏波成分それぞれのIチャネルとQチャネルの組に、各2ビットの情報ビットがマッピングされている。このため、多重分離&適応等化フィルタ51から計4チャネルの有意な信号が出力される。
一方、変調方式がDP−DBPSKの場合、X偏波成分とY偏波成分それぞれのIチャネルにのみ各1ビットの情報ビットがマッピングされている。このため、多重分離&適応等化フィルタ51から計2チャネルの有意な信号が出力される。
そこで、多重分離&適応等化フィルタ51の出力を1:2 DEMUX52a、52bにより2系統に分配する。そして、SEL53a、53bは、変調方式がDP−DQPSKの場合には、2分配前の信号を選択し、DP−DBPSKの場合には、2分配後の信号を選択する。この結果、レーン1〜4の4レーン分の信号が構成される。
このように、ディジタル信号処理部50の前段の回路部(すなわち、多重分離&適応等化フィルタ51、1:2DEMUX52a、52b、SEL53a、53bからなる回路部)の働きにより、変調方式に応じて、受信信号が4レーンに分配される。
さらに、ディジタル信号処理部50の後段の回路部(すなわち、マルチレーン同期54以降の回路部)は、変調方式がどちらの場合においても、4レーンで動作する共通の回路構成となっている。4レーンに対してマルチレーン同期54、差動復号/軟判定55、軟判定誤り訂正復号56、マルチレーン分配57により各処理が行われることで、SFI受信信号が生成され、OTUkフレーマ10へ出力される。特に、本願発明では、差動復号/軟判定55の回路構成を工夫することで、異なる変調方式に対応可能な共用化を図っていることを技術的特徴としている。そこで、この差動復号/軟判定55の回路構成およびその動作について、図2〜4を用いて以下に説明する。
図2は、本発明の実施の形態1に係る差動復号/軟判定55の構成図である。差動復号/軟判定55(差動復号回路に相当)は、レーン1〜4それぞれの入力信号を1クロック遅延させる4つの遅延回路55a(遅延手段に相当)、2信号から1信号を選択するための4つのSEL55b(選択手段に相当)、および2レーンの信号の差動符号の復号化および軟判定の処理を行うことで2レーンの軟判定値を出力する2つの演算回路55c(演算手段に相当)から構成される。
図3は、本発明の実施の形態1に係る図2の差動復号/軟判定55において、変調方式がDP−DQPSKの場合の信号の流れを示す図である。この図3を用いて、変調方式がDP−DQPSKの場合における差動復号/軟判定55の動作について、詳細に説明する。光通信路上の時刻k(kは整数)における受信信号のX偏波成分Iチャネル、X偏波成分Qチャネル、Y偏波成分Iチャネル、Y偏波成分Qチャネルに対応する信号を、それぞれXI(k)、XQ(k)、YI(k)、YQ(k)とおく。
変調方式がDP−DQPSKの場合には、上述の1:2DEMUX52a、52bで2系統に分配されていない信号(2分配前の信号)が差動復号/軟判定55に入力される。このため、レーン1にはXI(k)、XI(k+1)、XI(k+2)、・・・が、レーン2にはXQ(k)、XQ(k+1)、XQ(k+2)、・・・が、レーン3にはYI(k)、YI(k+1)、YI(k+2)、・・・が、レーン4にはYQ(k)、YQ(k+1)、YQ(k+2)、・・・が、それぞれ1クロックごとに入力される。
ここで、XI(k)、XQ(k)の処理について説明する。XI(k−1)、XQ(k−1)は、それぞれXI(k)、XQ(k)の1クロック前の信号であり、遅延回路55aにより得られる。SEL55bで、XI(k−1)、XQ(k−1)を選択し、XI(k)、XQ(k)と共に、演算回路55cへ入力する。
DQPSK変調では、XI(k−1)、XQ(k−1)を基準としたXI(k)、XQ(k)の差分に、2ビットの情報ビットがマッピングされている。そこで、これを演算回路55cでデマッピングして得られた2つの軟判定値を、それぞれレーン1、レーン2に出力する。YI(k)、YQ(k)についても、XI(k)、XQ(k)と同様の処理を行い、得られた軟判定値をそれぞれレーン3、レーン4に出力する。上述の処理は、時刻kの値に関わらず同じである。
これに対して、図4は、本発明の実施の形態1に係る図2の差動復号/軟判定55において、変調方式がDP−DBPSKの場合の信号の流れを示す図である。この図4を用いて、変調方式がDP−DBPSKの場合における差動復号/軟判定55の動作について、詳細に説明する。
変調方式がDP−DBPSKの場合には、上述の1:2DEMUX52a、52bで2系統に分配されたIチャネルの信号が入力される。このため、レーン1にはXI(k)、XI(k+2)、XI(k+4)、・・・が、レーン2にはXI(k+1)、XI(k+3)、XI(k+5)、・・・が、レーン3にはYI(k)、YI(k+2)、YI(k+4)、・・・が、レーン4にはYI(k+1)、YI(k+3)、YI(k+5)、・・・が、それぞれ1クロックごとに入力される。
ここで、XI(k)、XI(k+1)の処理について説明する。XI(k−1)は、XI(k+1)の1クロック前の信号であり、遅延回路55aにより得られる。SEL55bで、XI(k−1)、XI(k)を選択し、XI(k)、XI(k+1)と共に、演算回路55cへ入力する。
DBPSK変調では、XI(k−1)を基準としたXI(k)の差分、およびXI(k)を基準としたXI(k+1)の差分に、各1ビットの情報ビットがマッピングされている。そこで、これらを演算回路55cでデマッピングして得られた2つの軟判定値を、それぞれレーン1、レーン2に出力する。YI(k)、YI(k+1)についても、XI(k)、XI(k+1)と同様の処理を行い、得られた軟判定値をそれぞれレーン3、レーン4に出力する。上述の処理は、時刻kの値に関わらず同じである。
従来技術では、DP−DQPSKとDP−DBPSKの2つの変調方式に対応した復号処理を行うに当たっては、個別の差動復号/軟判定55を設ける必要があった。これに対し、本実施の形態1では、演算回路55cの前段に遅延回路55aおよびSEL55bを設けることにより、2つの変調方式で差動復号/軟判定55を共用化することが可能となる。
以上のように、実施の形態1によれば、遅延回路、SEL、および演算回路を備えた差動復号/軟判定を用いて、変調方式に応じた差動復号処理を行っている。これにより、DP−DQPSKとDP−DBPSKの2つの変調方式に対して、差動復号/軟判定を共用化できる。この結果、複数の変調方式に対応するディジタル通信装置における受信処理回路の回路規模を節約することが可能となる。
実施の形態2.
図5は、本発明の実施の形態2に係る差動復号回路を含む光送受信回路の詳細を示す構成図である。本実施の形態2の光送受信回路における図5の構成は、先の実施の形態1の光送受信回路における図1の構成と比較すると、多重分離&適応等化フィルタ51とマルチレーン同期54との間の、1:2DEMUX52a、52b、およびSEL53a、53bの接続が異なる。その他の構成は、先の実施の形態1と同様である。そこで、この異なる構成を中心に、以下に説明する。
本実施の形態2のディジタル信号処理光トランシーバ20における受信動作について説明する。本実施の形態2におけるディジタル信号処理光トランシーバ20は、DP−DQPSK、SP(Single Polarization)−DQPSKの2つの差動符号化変調方式に対応する。
通信路から受信した光受信信号は、受信フロントエンド30において、X偏波成分とY偏波成分それぞれのIチャネルとQチャネルの計4チャネルに分離され、多重分離&適応等化フィルタ51で検波が行われる。変調方式がDP−DQPSKの場合、X偏波成分とY偏波成分それぞれのIチャネルとQチャネルの組に、各2ビットの情報ビットがマッピングされている。このため、多重分離&適応等化フィルタ51から計4チャネルの有意な信号が出力される。
一方、変調方式がSP−DQPSKの場合、X偏波成分のIチャネルとQチャネルの組にのみ2ビットの情報ビットがマッピングされている。このため、多重分離&適応等化フィルタ51から計2チャネルの有意な信号が出力される。
そこで、多重分離&適応等化フィルタ51の出力を1:2DEMUX52a、52bにより2系統に分配する。そして、SEL53a、53bは、変調方式がDP−DQPSKの場合には、2分配前の信号を選択し、SP−DQPSKの場合には、2分配後の信号を選択する。この結果、レーン1〜4の4レーン分の信号が構成される。
このように、ディジタル信号処理部50の前段の回路部(すなわち、多重分離&適応等化フィルタ51、1:2DEMUX52a、52b、SEL53a、53bからなる回路部)の働きにより、変調方式に応じて、受信信号が4レーンに分配される。
さらに、ディジタル信号処理部50の後段の回路部(すなわち、マルチレーン同期54以降の回路部)は、変調方式がどちらの場合においても、4レーンで動作する共通の回路構成となっている。4レーンに対してマルチレーン同期54、差動復号/軟判定55、軟判定誤り訂正復号56、マルチレーン分配57により各処理が行われることで、SFI受信信号が生成され、OTUkフレーマ10へ出力される。特に、本願発明では、差動復号/軟判定55の回路構成を工夫することで、異なる変調方式に対応可能な共用化を図っていることを技術的特徴としている。そこで、この差動復号/軟判定55の回路構成およびその動作について、図6〜8を用いて以下に説明する。
図6は、本発明の実施の形態2に係る差動復号/軟判定55の構成図である。この図6における構成は、先の実施の形態1における図2の構成と比較すると、遅延回路55aとSEL55bとの接続が異なる。それ以外の構成は、先の実施の形態1と同様である。
図7は、本発明の実施の形態2に係る図6の差動復号/軟判定55において、変調方式がDP−DQPSKの場合の信号の流れを示す図である。変調方式がDP−DQPSKの場合における差動復号/軟判定55の動作は、先の実施の形態1における図3の動作と同様である。
これに対して、図8は、本発明の実施の形態2に係る図6の差動復号/軟判定55において、変調方式がSP−DQPSKの場合の信号の流れを示す図である。この図8を用いて、変調方式がSP−DQPSKの場合における差動復号/軟判定55の動作について、詳細に説明する。
変調方式がSP−DQPSKの場合には、上述の1:2DEMUX52a、52bで2系統に分配されたX偏波成分の信号(2分配後の信号)が入力される。このため、レーン1にはXI(k)、XI(k+2)、XI(k+4)、・・・が、レーン2にはXQ(k)、XQ(k+2)、XQ(k+4)、・・・が、レーン3にはXI(k+1)、XI(k+3)、XI(k+5)、・・・が、レーン4にはXQ(k+1)、XQ(k+3)、XQ(k+5)、・・・が、それぞれ1クロックごとに入力される。
ここでXI(k)、XQ(k)の処理について説明する。XI(k−1)、XQ(k−1)は、それぞれXI(k+1)、XQ(k+1)の1クロック前の信号であり、遅延回路55aにより得られる。SEL55bで、XI(k−1)、XQ(k−1)を選択し、XI(k)、XQ(k)と共に、演算回路55cへ入力する。
SP−DQPSK変調では、XI(k−1)、XQ(k−1)を基準としたXI(k)、XQ(k)の差分に2ビットの情報ビットがマッピングされている。そこで、これらを演算回路55cでデマッピングして得られた2つの軟判定値を、それぞれレーン1、レーン2に出力する。
次に、XI(k+1)、XQ(k+1)の処理について説明する。SEL55bで、XI(k)、XQ(k)を選択し、XI(k+1)、XQ(k+1)と共に、演算回路55cへ入力する。
SP−DQPSK変調では、XI(k)、XQ(k)を基準としたXI(k+1)、XQ(k+1)の差分に各2ビットの情報ビットがマッピングされている。そこで、これらを演算回路55cでデマッピングして得られた2つの軟判定値を、それぞれレーン3、レーン4に出力する。
従来技術では、DP−DQPSKとSP−DQPSKの2つの変調方式に対応した復号処理を行うに当たっては、個別の差動復号/軟判定55を設ける必要があった。これに対し、本実施の形態2では、演算回路55cの前段に遅延回路55aおよびSEL55bを設けることにより、2つの変調方式で差動復号/軟判定55を共用化することが可能となる。
以上のように、実施の形態1によれば、遅延回路、SEL、および演算回路を備えた差動復号/軟判定を用いて、変調方式に応じた差動復号処理を行っている。これにより、DP−DQPSKとSP−DQPSKの2つの変調方式に対して、差動復号/軟判定を共用化できる。この結果、複数の変調方式に対応するディジタル通信装置における受信処理回路の回路規模を節約することが可能となる。
なお、上述した実施の形態1、2では、差動復号と軟判定の処理を行う回路を共用化する場合について説明した。しかしながら、本発明の差動復号回路は、これに限らず、差動復号機能を有する回路であれば適用することができ、同様の効果を得ることが可能である。
また、上述した実施の形態1、2では、2つの変調方式を用いる場合について説明した。しかしながら、本発明はこれに限らず、3つ以上の差動符号化変調方式を含む複数の変調方式に対しても適用可能であり、同様の効果を得ることができる。
また、上述した実施の形態1、2では、4チャネルが各1系統の信号で構成され、差動復号/軟判定の入力における4レーンが各1系統の信号で構成される場合について説明した。しかしながら、本発明はこれに限らず、前段で1チャネルあたりn系統の信号に分配されており、mチャネルが各n系統の信号で構成され、差動復号/軟判定の入力におけるiレーンが各j系統の信号で構成される場合(m、n、i、jは正の整数)にも適用可能であり、同様の効果を得ることができる。
10 OTUkフレーマ、11 OTUkフレーム生成(OTUkフレーム生成回路)、12 マルチレーン分配(マルチレーン分配回路)、13 マルチレーン同期(マルチレーン同期回路)、14 OTUkフレーム終端(OTUkフレーム終端回路)、20 ディジタル信号処理光トランシーバ、21 マルチレーン同期(マルチレーン同期回路)、22 軟判定誤り訂正符号(軟判定誤り訂正符号回路)、23 マルチレーン分配(マルチレーン分配回路)、24 差動符号(差動符号回路)、25 多重化(多重化回路)、26 D/A変換(D/A変換回路)、27 E/O変換(E/O変換回路)、30 受信フロントエンド(受信フロントエンド回路)、31 偏波ビームスプリッタ(偏波ビームスプリッタ回路)、32 ローカルオシレータ(ローカルオシレータ回路)、33 偏波ビームスプリッタ(偏波ビームスプリッタ回路)、34 90°光ハイブリッド(90°光ハイブリッド回路)、35 O/E変換(O/E変換回路)、36 AMP(増幅回路)、40 A/D変換(A/D変換回路)、50 ディジタル信号処理部、51 多重分離&適応等化フィルタ(多重分離&適応等化フィルタ回路)、52a、52b 1:2DEMUX(1:2DEMUX回路)、53a、53b SEL(SEL回路)、54 マルチレーン同期(マルチレーン同期回路)、55 差動復号/軟判定(差動復号/軟判定回路)、55a 遅延回路、55b SEL(SEL回路)、55c 演算回路、56 軟判定誤り訂正復号(軟判定誤り訂正復号回路)、57 マルチレーン分配(マルチレーン分配回路)。

Claims (2)

  1. 差動符号化変調方式を含めた複数の変調方式に対応する通信装置の受信処理回路に適用され、前記複数の変調方式の中から指定された変調方式に応じて受信信号を複数系統の信号に分配し、分配された複数系統の受信信号に関して復号処理を行う差動復号回路であって、
    前記複数系統の受信信号のそれぞれを差動復号処理に関連する時間だけ遅延する遅延手段と、
    前記指定された変調方式に応じて、前記遅延手段から出力される複数系統の遅延信号と前記複数系統の受信信号の中から差動復号に必要な信号を選択する選択手段と、
    前記指定された変調方式に応じて、前記複数系統の受信信号および前記選択手段が選択した信号に対して差動復号の演算を行う演算手段と
    を備えたことを特徴とする差動復号回路。
  2. 請求項1に記載の差動復号回路において、
    前記通信装置は、クライアント送信信号を光送信信号として送信し、クライアント受信信号を光受信信号として受信する通信装置であり、
    前記複数の変調方式は、DP−DQPSK、DP−DBPSK、およびSP−DQPSKのうちのいずれか2つ以上とする
    ことを特徴とする差動復号回路。
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