JP6080120B2 - センターシール装置及びピロー包装機 - Google Patents

センターシール装置及びピロー包装機 Download PDF

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Description

本発明は、ピロー包装機に関する。
本発明のセンターシール装置が実装されるピロー包装機は、以下のような構成を備えている。まず、原反ロールに巻き取られた帯状の包装フィルムを連続して製袋器に供給し、その製袋器を通過させる際に筒状に製袋された筒状フィルムを形成する。また、この製袋器の上流側には被包装物搬送供給装置を配置し、その被包装物搬送供給装置から所定間隔毎に搬送される被包装物が、製袋器内に供給される。これにより、被包装物が製袋器内を通過すると、筒状フィルム内に所定間隔毎に収納されることになり、その被包装物は筒状フィルムとともに搬送される。そして、その搬送方向に沿って、センターシール装置並びにエンドシール装置が配置されている。この種のピロー包装機並びにセンターシール装置は、例えば特許文献1等に開示されている。
センターシール装置は、筒状フィルムの重合端を挟み込んで加熱・加圧する一対のセンターシーラと、そのセンターシーラの前後に配設されたピンチローラを備えている。ピンチローラは、それぞれ一対のローラを備えている。
筒状フィルムの重合端は、帯状の包装フィルムの進行方向両側縁を重ね合わせて構成され、二枚のフィルムが重ね合わさることになる。そして、前後のピンチローラにて係る二枚のフィルムが重ね合わされた重合端をそれぞれ挟み込むとともに、前進方向に付勢する。二枚のフィルムが重ね合わされた重合端は、前後のピンチローラ間をピンと張った状態で前進移動する。そして前後のピンチローラ間に配置されたセンターシーラにて、当該重合端が挟み込まれ、加熱・加圧され、その重合端が軟化融合する。そして、次段に配設された一対のプレスローラまたは、後段のピンチローラにて軟化された重合端を両側から挟圧することによりセンターシールを施すものがある。
エンドシール装置は、筒状フィルムを挟み込むことのできる一対のトップシーラを備え、筒状フィルムを進行方向横方向(前後の被包装物が存在していない部分)にシールするとともに、カットすることで、先端の被包装物が収納された筒状フィルムの部分を後続の筒状フィルムから分離し、包装体を製造する。
センターシール装置を通過すると、重合端を構成する二枚のフィルムは熱シールされてセンターシール部となる。そのセンターシール部は、シールされた瞬間は、ローラ等に挟まれていることから、筒状フィルムの表面に対してほぼ垂直に立った状態となる。そしてセンターシール部は、その後の筒状フィルムの搬送につれて徐々に倒れ、筒状フィルムの表面と平行に沿った状態となり、係る状態でエンドシール装置に供給される。
従って、エンドシール装置のトップシーラで挟み込むフィルムは、センターシール部の部分では4枚となりセンターシール部以外では2枚となる。
特開2008−100730号公報
包装形態の一つにガゼット包装体と称されるものがある。ガゼット包装体は、包装体の側面のうち被包装物が存在していないフィルム部位を内側に折り込んだ形態をとる。そして、係るフィルム部位を内側に折り込むためのガゼット形成装置をエンドシール装置に近接して配置し、当該フィルムを内側に折り込んだ状態で一対のトップシールで挟み込んで熱シールし、エンドシール部を形成する。従って、エンドシール部の両側縁部は、フィルムが折り込まれた状態でシールされることから、センターシール部の形成位置と同様に4枚のフィルムを挟み込むことになる。
そしてセンターシール部の幅が長かったり、包装体の横幅(エンドシールの長さ)が短かったりすると、センターシール部とガゼット部が重なることがある。そうすると、係る重なった部分では、6枚のフィルムを一対のトップシーラで挟み込むことになる。すると、トップシーラで挟み込むフィルムの枚数は、フィルムの折り重なる枚数の違いにより、2枚、4枚、6枚の部分が生じ、挟み込む部分の厚さの差が4枚と大きくなり、例えば、2枚の部分に対して所望の圧力で挟み込むことができずに密封性が十分確保できなくなるおそれがある。
係る問題を解消するため、例えば、通常包装体の横幅方向の中央位置に形成するセンターシール部を中心からずらし、センターシール部とガゼット部が重ならないようにする方法が採れる。また、このようにガゼット部の有無に関係なく、デザイン上或いはその他の要因からセンターシール部を横にずらしたいという要求もある。
包装機は、包装形態に合わせて製造するため、両方の包装形態の包装体を製造する製造者は、センターシール部を中心位置に形成する包装体用の包装機と、センターシール部を中心から横にずらした位置に形成する包装体用の包装機というように複数種類の包装機を所有し、使い分けることになるので、コスト高となり、設置スペースも複数台分必要となり好ましくない。
上述した課題を解決するために、本発明のピロー包装機は、(1)原反フィルムから連続して供給される帯状フィルムを筒状にする製袋器と、その製袋器のフィルム進行方向下流側に配置され、筒状に形成されたフィルムの両側端縁部を重合した部位をシールしてセンターシール部を形成するセンターシール装置と、そのセンターシール装置のフィルム進行方向下流側に配置され、前記センターシール装置でシールされて形成された筒状フィルムを横方向にシール・カットするエンドシール装置と、を備えたピロー包装機であって、 前記センターシール装置は、前記フィルムの両側端縁部を加熱するシーラと、そのシーラの前後の少なくとも一方に配設され前記両側端縁部を挟んで前記フィルムを前進方向に移送させるピンチローラと、を有し、前記シーラとピンチローラを備えたユニットを、前記フィルムの搬送方向と直交方向に移動させる移動機構を備え、前記製袋器は、前記帯状フィルムの進行方向の左右両側に、前記帯状フィルムの両側縁をそれぞれ折り曲げる左ガイド板と右ガイド板を有し、前記移動機構による前記ユニットの移動に伴う前記センターシール部の形成位置を前記筒状フィルムの幅方向の中心位置からずらす場合に前記左ガイド板の形状と前記右ガイド板の形状を異ならせるようにした。シーラは、バー状でフィルムに対して主に加熱を行うものと、回転ローラのように加熱と加圧を行うものなど、各種のものが用いられる。移動機構は、ユニット(シーラ・ピンチローラ)をフィルムの搬送方向と直交方向に移動し適宜の位置で固定するとよい。移動は、人手によっても良いし、モータやシリンダその他のアクチュエータのように装置・機器を利用しても良い。
移動機構によりユニットすなわちシーラとピンチローラを搬送方向と直交する方向に移動することで、筒状に形成されたフィルムの幅方向(搬送方向と直交する方向)で異なる位置でセンターシール部を形成することができる。つまり、例えば幅方向の中心位置にセンターシール部を形成する一般的な包装形態のピロー包装体を製造するピロー包装機用のセンターシール装置となったり、中心から横(側縁)側にずらした位置にセンターシール部を形成する包装形態のピロー包装体を製造するピロー包装機用のセンターシール装置となったりすることができる。よって、そのように異なる包装形態のピロー包装体を製造する場合に、一つのピロー包装機で製造することができ、設置スペースも一台分で足り、コスト安となる。
記移動機構は、前記センターシール部を前記筒状に形成されたフィルムの幅方向の中心位置に形成する態様と、前記センターシール部を前記中心位置からずらした位置に形成する態様をとれるようにするとよい。
記ピロー包装機は、前記筒状にされたフィルムの両側端縁部が上側に位置する逆ピロータイプで有り、前記ユニットは、前記筒状にされたフィルムの上に位置するとともに、前記両側端縁部を上方に突出する上板を備えるとよい。
(2)本発明のピロー包装機は、前記エンドシール装置でシールされるエンドシール部の前後にガゼット部を形成するガゼット形成装置を備えるようにしても良い。(3)そのようにガゼット形成装置を備えた場合、前記移動機構により設定された前記ユニットの位置は、前記センターシール部と前記ガゼット部が重ならない位置とするとよい。
このようにすると、エンドシール装置でフィルムを挟み込んでシールする際に、センターシール部の存在領域では4枚、ガゼット部の存在領域では4枚、それらの未形成領域では2枚となり、フィルムの差は2枚分で済む。よって、確実にエンドシールすることができる。本発明のピロー包装機は、ガゼット形成装置付のピロー包装機であるが、(1)から(3)に記載のセンターシール装置が適用されるピロー包装機は、ガゼット形成装置付に限られることは無くガゼットの無いピロー包装機に適用しても良い。
本発明によれば、センターシール装置は筒状に製袋されたフィルムの幅方向の異なる位置にセンターシール部を形成することができる。よって、センターシール部の形成位置の異なる包装形態のピロー包装体を製造する場合に、本発明のセンターシール装置を組み込むことで一つのピロー包装機で製造することができ、設置スペースも一台分で足り、コスト安となる。
本発明に係るセンターシール装置を含むピロー包装機の好適な一実施形態を示す正面図である。 センターシール装置部分を拡大して示す正面図である。 センターシール装置部分を拡大して示す平面図(その1)である。 センターシール装置部分を拡大して示す正面図(その2)である。 センターシール装置部分を拡大して示す正面図(その3)である。 製袋器部分を拡大して示す図で、(a)は側面図、(b)は平面図、(c)は正面図である。 製袋器に用いられるサイドガイド板を示す図である。
本実施の形態のピロー包装機10は、包装機本体11と、その包装機本体11に対して帯状の包装フィルムを連続して供給するフィルム供給装置12と、包装機本体11の上流側に配置され、その包装機本体11に対して被包装物13を所定間隔毎に供給する被包装物搬送供給装置14とを備えている。
フィルム供給装置12は、帯状フィルム15をロール状に巻き取った原反ロール16に対し、図示省略する駆動モータ(サーボモータ等の速度制御可能なモータ)の出力を連係し、原反ロール16の回転速度を適宜制御しながら一定速度で包装機本体11に供給する。また、原反ロール16から包装機本体11に至る所定位置に各種のローラ9(図では、代表して1個のみ記載している)を配置し、原反ロール16から送り出された帯状フィルム15は、そのローラ9に掛け渡されることで、所定の経路を通って包装機本体11に導かれる。本発明では、必ずしも原反ロール16に駆動モータを連係する必要はなく、包装フィルムの搬送経路上にフィードローラを設け、引き出すようにしても良い。
被包装物搬送供給装置14は、板状の搬送路17と、その搬送路17の上方に配置されたコンベア装置18と、により構成される。コンベア装置18は、前後に配置されたスプロケット19と、その複数のスプロケット19に掛け渡されたエンドレスチェーン20と、そのエンドレスチェーン20に所定ピッチ毎に取り付けられた複数の押送フィンガー21とにより構成される。これにより、被包装物13の後面に押送フィンガー21が突き当たると、押送フィンガー21の移動に伴い、被包装物13も搬送路17上を前進移動する。
包装機本体11は、供給される帯状フィルム15を筒状フィルム24に製袋する製袋器25と、その製袋器25の下流側に配置され、筒状フィルム24を搬送するベルトコンベア26と、ベルトコンベア26の上方に配置されたセンターシール装置27と、ベルトコンベア26の下流側に配置されたエンドシール装置30と、エンドシール装置30の下流側に配置された搬出コンベア28と、ベルトコンベア26の上方であってエンドシール装置30の直前に配置された抑えベルト29を備えている。
製袋器25は、フィルム供給装置12から連続して供給される帯状フィルム15を通過させることで、帯状フィルム15の両側端縁部15a同士を接触(重合)させるとともに、筒状となった筒状フィルム24に製袋するものである。本実施形態の製袋器25は、上側が開放されており、帯状フィルム15の両側端縁部15aが上側に位置するように設定されている。
また、被包装物搬送供給装置14から包装機本体11に対して順次供給される被包装物13は、製袋器25内に挿入される。これにより、製袋器25に供給された被包装物13は、筒状フィルム24内に所定間隔ごとに配置されることになる。また、このように筒状フィルム24内に被包装物13が内包されることから、ベルトコンベア26は、その被包装物13を内包した筒状フィルム24を搬送することになる。
センターシール装置27は、重合された帯状フィルム15の両側端縁部15aをシールする。このセンターシール装置27は、帯状フィルム15の両側端縁部15aを両側から挟み込みながら加熱することで熱シールする。図示の例では、その両側端縁部15aに対して予熱を与えるバー状のシーラ31と、左右一対の加圧ローラ32にて所定の圧力を加えつつ熱シールするものを備えている。さらに、センターシール装置27は、シーラ31の上流側に、左右一対のピンチローラ33を備えている。このピンチローラ33は、製袋器25を経て接触した帯状フィルム15の両側端縁部15a同士を所定の圧力で挟み込むとともに、同期して回転することで、その両側端縁部15aひいては帯状フィルム15に対して搬送力を与えるようになっている。さらに、シーラ31,加圧ローラ32,ピンチローラ33の下端面の下方に、2枚の上板34を搬送方向に沿うように平行に配置する。図3,図4に示すように、2枚の上板34は、一方の長辺34a同士を接近させるとともに、所定の隙間を確保する構成とする。そして、2枚の上板34の長辺34a間の隙間から、帯状フィルム15の両側端縁部15aを上方に突出させ、その突出した部分をシーラ31,加圧ローラ32,ピンチローラ33でそれぞれ挟む。
また、加圧ローラ32は、ピンチローラとしての機能も備える。つまり、加圧ローラ32は、所定の圧力で帯状フィルム15の両側端縁部15aを挟み込んだ状態で同期して回転しているため、その両側端縁部15aひいては帯状フィルム15に対して搬送力を与えることになる。つまり、本実施形態では、シーラ31の前後にピンチローラを配置する構成を採っていると言える。
進行方向前方の加圧ローラ32の回転速度(フィルムに接触する外周面の速度)を、ピンチローラ33の回転速度(フィルムに接触する外周面の速度)と同じか若干早くなるようにすることで、シーラ31内を両側端縁部15aが重合した状態でピンと張った状態のまま通過させることができる。ピンチローラは、本実施形態ではシーラ31の両側に配置したがいずれか一方でも良い。また、加圧ローラ32がピンチローラの機能を備えるとしたが、シーラの進行方向前方に加圧ローラとは別にピンチローラを配置する構成を採っても良い。
エンドシール装置30は、筒状フィルム24に対し、進行方向と直交する方向、つまり、横断する方向にシールするとともにカットするものである。そのシール・カットするフィルム部位は、前後の被包装物13の間の所定位置である。これにより、エンドシール装置30を通過することで、筒状フィルム24の先頭部分は、後続から分離され、包装体35が製造される。
ここで、本実施形態では、センターシール装置27を、筒状フィルム24の搬送方向と直交する方向に沿って移動可能とし、センターシール部24aの形成位置を幅方向中心からずらすことができるようにした。さらに、センターシール装置27は、昇降移動可能にし、被包装物の高さに応じて上下方向の位置を調整したり、メンテナンスその他のときに大きく上昇移動したりできるようにしている。
具体的には、シーラ31,加圧ローラ32,ピンチローラ33並びに上板34を起立配置された移動ベース板36に対し、連結部材38を介して連結して一体化する。よって移動ベース板36の移動に伴い、シーラ31,加圧ローラ32,ピンチローラ33並びに上板34が一体となって移動する。
移動ベース板36の前面の長手方向両端に、連結プレート39を連結する。連結プレート39は、長手方向の外側に突出するようにし、連結プレート39の後面には、その上下2箇所にガイド軸41を取り付ける。
一方、装置の奥側に起立した機枠42の前面には、上下方向に延びるようにガイドレール43を延びるように左右(フィルムの搬送方向で見ると前後)に2本を平行に取り付ける。各ガイドレール43には、スライダ44を連携し、ガイドレール43に沿ってスライダ44が昇降移動する。左右のガイドレール43に連係した複数のスライダ44を跨ぐように、当該スライダ44の前面にはベース板46が連結される。
これにより、ベース板46は、ガイドレール46に沿って昇降移動する。この移動は、図示省略するが例えばそのベース板46にシリンダのシリンダロッドを連結し、そのシリンダの駆動を受けて昇降するようにするとよい。シリンダは、例えばオイルシリンダからなり、シリンダロッドの先端位置を任意の位置で停止できるようになっている。これにより、例えばシリンダ内の下方空間側にオイルを供給してシリンダロッドを上昇移動させると、ベース板46が上方に付勢され、上昇移動する。この上昇移動は、スライダ44とガイドレール46の案内により安定して行われる。一方、この状態からシリンダ内の上方空間にオイルを供給(下方空間からオイルを排出)すると、シリンダロッドも下降移動し、ベース板46も下降移動する。なお、この移動させる機構の駆動源は、上述したものに限ることはなく、例えば、シリンダに替えて駆動モータを用いるなど、各種の変形実施が可能である。
さらにベース板46の所定位置には、ガイド軸41を受ける軸受部48を備える。軸受部48は、ガイド軸41がすらすと方向に移動するのを案内するもので、所定長さの貫通孔となる。各ガイド軸41を対応する軸受部48に装着することで、移動ベース板36は、ベース板46に連係され一体化される。よって、上述したようにシリンダ等の駆動に伴いベース板46が昇降すると、それと一体となった移動ベース板36も昇降する。これ伴い、移動ベース板36と一体のシーラ31,加圧ローラ32,ピンチローラ33並びに上板34も昇降移動する。
また、上述したようにガイド軸41は、軸受部48に案内されて軸方向に安定して往復移動可能となる。移動ベース板36は、ガイド軸41と平行な方向、すなわち、フィルムの搬送方向と直交する方向に往復移動可能となる。係る移動ベース板36の移動は、例えば人手で行う。すなわち、例えばシーラ31,加圧ローラ32,ピンチローラ33並びに上板34をユニット化し、その手前側(機枠42,移動ベース板36等を奥側として反対側)に取っ手などを取り付ける。ユーザは、その取っ手を持ってユニット全体を手前側に引いたり、奥に押したりすることで、ユニット全体をフィルムの搬送方向と直交する方向に移動する。この移動に追従して移動ベース板36も移動し、図3に示すように、移動ベース板36とベース板46が面一の状態に位置する奥側位置から、図4に示すように移動ベース板36がベース板46よりも所定距離だけ手前側に突出する手前側位置までの間を往復移動する。
連結プレート39には、ガイド軸41の軸方向と平行な方向に3個の孔部39aを形成している。この孔部39aに付合するボールプランジャ49を固定側、例えばベース板49側に連結部材を介して取り付ける。これにより、上記のユニット・移動ベース板36の移動とともに連結プレート39も移動し、孔部39aとボールプランジャ41の相対位置も変位する。そして、孔部39aとボールプランジャ41が相対した際に位置決め固定される。本実施形態では、3個の孔部39aを設けたので、3箇所で位置決めされる。具体的には、図3に示す奥側位置と、図4に示す手前側位置と、図5に示す両者の中間位置で位置決め固定される。また、係る位置決め固定は、ボールプランジャ41のバネ力を利用しているため、一定以上の力を加えることで位置決め固定が解除され、力を加えた方向にユニット等を移動し、位置を変えることができる。
中間位置にあるとき、2枚の上板34の長辺34a間の隙間は、筒状フィルム24の幅方向の中央に位置し、センターシール部24aも芯ずらしすることなく筒状フィルムの中心に形成される。一方、奥側位置並びに手前側位置にあるとき、センターフィルム部位は中心からそれぞれ所定方向に所定距離だけ位置ズレして形成される。
加圧ローラ32を通過後、センターシール部24aは筒状フィルム24の表面に沿うようにその根元から折り曲げられて倒されるが、奥側位置或いは手前側位置にあるときは、その倒す方向は中心側とする。
このように、本実施形態では、センターシール装置27をフィルムの搬送方向と直交方向に移動することができるようにしたため、1つの装置を用いながらセンターシール部24aの形成位置を、筒状フィルム24の幅方向中心位置や、左右にずらした位置にすることができる。よって、センターシール部24aの形成位置が異なる包装形態に対し、1つのピロー包装機で対応できる。また、エンドシール装置30の付近にガゼット形成装置を配置し、ガゼット部を形成するようにしたピロー包装機の場合、例えば中間位置のままだとセンターシール部24aがガゼット部と重なるような場合、センターシール装置27を手前側位置か奥側位置にセットすることでセンターシール部24aをガゼット部と重ならない位置にすることができる。よって、後段のエンドシール装置30にてシールする際の挟み込むフィルムの枚数は、2枚と4枚に抑えることができ、確実にシールすることができる。
また、本実施形態では、センターシール装置27の移動と位置決め固定を人手とボールプランジャを利用したが、本発明はこれに限ることはなく各種の駆動源・駆動機構を用いることができる。例えば、インジケータを備えたネジ式としてもよい。また、固定位置も3箇所に限ることはなく、中心位置といずれか一方にずらした2箇所としても良いし、4箇所以上としてより細かく対応するようにしても良い。さらに駆動源をシリンダや駆動モータのように機械・装置を利用しても良い。
図6は、製袋器25を示している。本実施形態の製袋器25は、センターシール部24aの形成位置の変更にあわせて製袋器の形態を変えるようにしている。まず製袋器25の基本構成は、フィルムの搬送方向と平行で所定の間隔をおいて配置される一対の側壁51と、その側壁51間を連結する2本のガイドロッド53を備える。2本のガイドロッド53を跨ぐように、2個の移動台54を設ける。各移動台54は、ガイドロッド53が挿入する貫通孔54aを有し、ガイドロッド53に案内されてフィルムの搬送方向と直交する方向に移動する。この左右の移動台54には、それぞれ左ガイド板52aと右ガイド板52bを取り付ける。左ガイド板52aは、製袋器内を移動するフィルムの搬送方向に沿って左側であり、包装機の奥側(機枠42側)に位置する。右ガイド板52bは、製袋器内を移動するフィルムの搬送方向に沿って右側であり、包装機の手前側に位置する。
さらに移動台54には、長手方向の中央にネジ孔が形成され、回転軸56に形成した第一ネジ部56aと第二ネジ部56bにそれぞれ連携する。第一ネジ部56aと第二ネジ部56bは、ネジの方向が逆にしており、回転軸56が正逆回転するのに伴い2つの移動台54ひいては左ガイド板52aと右ガイド板52bは互いに接近離反する。このとき、搬送方向の中心ライン(筒状フィルムの中心)からの左ガイド板52a,右ガイド板52b距離が等しい位置をとる。さらに本実施形態では回転軸56は駆動モータ57に連携されており、その駆動モータ57からの回転力を受けて回転する。
各ガイド板52a,52bは、ロック機構58により移動台54に固定され、ロック機構58を解除することで移動台54から取り外すことが可能となる。そこで、図7に示すように、3組のガイド板を用意し、センターシール装置27の位置に対応して交換する。具体的には、図7(a−1)はセンターシール装置27を奥側位置にしたときの左ガイド板52aで、図7(a−2)はセンターシール装置27を奥側位置にしたときの右ガイド板52aである。また図7(b−1)はセンターシール装置27を中間位置にしたときの左ガイド板52aで、図7(b−2)はセンターシール装置27を中間位置にしたときの右ガイド板52aである。また図7(c−1)はセンターシール装置27を手前側位置にしたときの左ガイド板52aで、図7(c−2)はセンターシール装置27を手前側位置にしたときの右ガイド板52aである。
各ガイド板52a,52bは、中間位置用のものは共に同一形状の三角形状としている。これにより、帯状フィルムの両側縁が同じタイミングで同じように立ち上がるため、帯状フィルム15の両側端縁部15aは、筒状に製袋された際に筒状フィルムの中心で重なり合う。一方、奥側位置用或いは手前側位置用の場合、一方のガイド板三角形状で他方のガイド板を片台形状にすることで両側端縁部15aが筒状フィルムの中心から所定方向に位置ずれするようにする。これにより、図3,図4等に示すように、製袋器24の中心線からセンターシール装置27がずれた位置にある場合に、製袋器24を通過して筒状に形成されたフィルムの両側端縁部15aがスムーズに上板34の長辺34a間の隙間内に案内される。
上述した実施形態では、製袋器25は、上側が開放されており、帯状フィルム15の両側端縁部15aが上側に位置するように設定され、製袋器通過後の筒状にされたフィルムの両側端縁部が上側に位置する逆ピロータイプのピロー包装機(逆ピロー包装機)について適用した例を説明したが、本発明はこれに限ることは無く、製袋器通過後の筒状にされたフィルムの両側端縁部が下側に位置する正ピロー包装機についても適用される。そして、係る正ピロー包装機に適用する場合、センターシール装置は搬送ラインの下側に位置することになり、上板は下板となる。そして、その場合の下板は搬送面を構成することになり、例えばベルトコンベア26は係る下板の下流側から配置する構成を採るとよい。
10 ピロー包装機
15 帯状フィルム
24 筒状フィルム
25 製袋器
27 センターシール装置
31 シーラ
32 加圧ローラ
33 ピンチローラ
34 上板

Claims (3)

  1. 原反フィルムから連続して供給される帯状フィルムを筒状にする製袋器と、
    その製袋器のフィルム進行方向下流側に配置され、筒状に形成されたフィルムの両側端縁部を重合した部位をシールしてセンターシール部を形成するセンターシール装置と、
    そのセンターシール装置のフィルム進行方向下流側に配置され、前記センターシール装置でシールされて形成された筒状フィルムを横方向にシール・カットするエンドシール装置と、
    を備えたピロー包装機であって、
    前記センターシール装置は、前記フィルムの両側端縁部を加熱するシーラと、そのシーラの前後の少なくとも一方に配設され前記両側端縁部を挟んで前記フィルムを前進方向に移送させるピンチローラと、を有し、前記シーラとピンチローラを備えたユニットを、前記フィルムの搬送方向と直交方向に移動させる移動機構を備え、
    前記製袋器は、前記帯状フィルムの進行方向の左右両側に、前記帯状フィルムの両側縁をそれぞれ折り曲げる左ガイド板と右ガイド板を有し、前記移動機構による前記ユニットの移動に伴う前記センターシール部の形成位置を前記筒状フィルムの幅方向の中心位置からずらす場合に前記左ガイド板の形状と前記右ガイド板の形状を異ならせるようにしたことを特徴とするピロー包装機。
  2. 前記エンドシール装置でシールされるエンドシール部の前後にガゼット部を形成するガゼット形成装置を備えることを特徴とする請求項1に記載のピロー包装機。
  3. 前記移動機構により設定された前記ユニットの位置は、前記センターシール部と前記ガゼット部が重ならない位置とすることを特徴とする請求項2に記載のピロー包装機。
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