JP4373701B2 - ガゼット包装機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、製品を筒状に包む包装材にエンドシールを施して袋包装する際に、包装材に対して側方からガゼット折込みを入れるガゼット包装機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、和菓子やパン、ご飯物等の塊状の製品を包装フィルム等の包装材によって包装する包装機については、横方向に供給される製品を同じ横方向に紙送りされるウェブ状の包装材で筒状に取り囲み、筒状包装材の合わされた縁部同士をヒートシールすることでセンターシールを施し、更に、製品に対して包装材の送り方向の前後で包装材をエンドシールすることで、製品をいわゆる三方シールで包装する横型の袋包装機が用いられている。塊状の製品については、縦型の包装機よりも横型の包装機のほうが、製品を損傷させることなく且つ容易に筒状の包装材の中に供給することができる。
【0003】
横型のピロー又は逆ピロー包装機においては、製品がおにぎりや角形の塊状食品である場合には、製品は、その最も広い面を底にして姿勢崩れのおそれがない安定姿勢で筒状包装材の中に供給される。他方、販売店においては、包装体は、商品としての見栄えやアピール性、整然とした効率の良い陳列性を考慮して、製品の平らであるが狭い周面の一つを底面とした起立姿勢で並べて陳列されることが多い。この場合、センターシールが施された側とは反対側のシール無しの面が正面とされ、通常、正面には商品に関する印刷がなされる。こうした起立姿勢では、通常の三方シールではエンドシール部の両端が横に広がるので、嵩張ると共に陳列時において隣の包装体との干渉が生じる等の不具合があり、省スペースで且つ整然とした陳列が困難である。そこで、袋の側方からガゼットを折り込んだ状態でエンドシールを施すことで、袋を製品の形状に則したコンパクトな形状とすることが行われている。製品がバラ製品である場合にも、起立姿勢で陳列可能とするため、縦型製袋充填機で製造される袋包装体において、特に底側となるエンドシール部に近接した位置で筒状包装材に側方よりガゼット折込みを入れることが行われている。
【0004】
菓子の包装として、三方シール・ピロー包装機による連続的な包装方法が提案されている(特許文献1参照)。この包装方法においては、包装紙の送り方向に隣接する包装体の隣合うエンドシール間の長さを長く取り、エンドシール間の位置においてカッタによって包装紙を切断することで各包装体が分離される。エンドシールの外側に伸びる包装紙の端部は、エンドシールを施す位置よりも包装体数個分の下流位置、即ちエンドシールの動作と互いに干渉することのない位置に配置され且つ袋包装体の搬送と同期して作動するプッシャやガイドによって持ち上げて折り返される。更に、折り返された包装紙の端部は、包装体に向けてプレス具で押さえることで、奉書包みに類似した和風包装感を醸し出される。包装紙には紙送りの際に折り目を付け、折込み板を折り目に沿って当てることによって包装紙にガゼットが折り込まれている。
【0005】
しかしながら、こうしたガゼット折込みをする場合に、筒状包装材が十分膨らんだ状態になっていないと、ガゼット爪を押し当てて折り込むときに、不十分、不完全な折込みとなり、包装体として不良品となることがある。また、筒状包装材の内部に気体を送り込むだけでは、筒状包装材は、センターシール部が中央真上を占め且つ上下左右に対称に膨らむことは通常あり得ず、左右においても非対称な玉葱形に膨らむのが普通である。そのような場合、ガゼット爪が筒状包装材を折り込んでも安定した見栄えの良いガゼットを形成することができない。
【0006】
【特許文献1】
特開昭61−11311号公報(第2頁下欄、第3図〜第5図、第9図〜第10図 )
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、製品を筒状に包む包装材にエンドシールを施して袋包装する際に、包装材に対して側方からガゼット折込みを入れるガゼット包装機において、筒状包装材を適正に膨らませることによってガゼット爪による適正な折込みを行うことを可能にする点で解決すべき課題がある。
【0008】
この発明の目的は、製品を筒状に包む包装材にエンドシールを施して袋包装する際に、包装材に対して側方からガゼット折込みを入れるガゼット包装機において、簡便な構造で適正なガゼット折込みを可能にし、どの袋包装体でも仕上がりが安定し見栄えを良くすることができるガゼット包装機を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この発明によるガゼット包装機は、製品を横方向に供給する供給コンベヤ、ウェブ状包装材をその両側縁部が上側にくる状態で筒状包装材に形成するフォーマ、前記筒状包装材を前記製品の供給方向と同じ横方向に送る紙送り手段、前記筒状包装材の前記両側縁部を合掌状にシ−ルすることでセンターシール部を形成するセンターシーラ、前記製品を囲む前記筒状包装材を載置状態で搬送する搬送コンベヤ、前記センターシーラの下流側に配置されており前記製品を囲む前記筒状包装材にエンドシールを施すエンドシーラ、及び前記エンドシーラに関連して配設されており前記エンドシーラの作動と同期して作動しエンドシールが施される前記筒状包装材に対して側方からガゼット折り込みを入れるガゼット爪を備え、前記筒状包装材内に気体を送り前記筒状包装材を内側から膨らませる送気手段、及び前記センターシーラと前記エンドシーラとの間で前記搬送コンベヤ上にトンネル状に形成されて配設されており、内部を通過する前記筒状包装材の膨らみ形状を内側形状に沿わせる態様で整形する整形部材を更に備え、前記整形部材の上部には前記センターシール部が通過可能なガイドスリットが形成されており前記ガイドスリットは通過する前記センターシール部を整形された前記筒状包装材側に倒すことから成っている。また、前記送気手段は前記筒状包装材の入口に開口する送気管とすることができる。
【0010】
このガゼット包装機によれば、製品を包んだ筒状包装材は、送気手段から送られる気体によって内側から膨らませられる。筒状包装材が膨らむとき、その膨らみ形状は整形部材によって整形されるので、例えば、左右非対称等、膨らみ形状が歪んだ状態になるのを防ぐことができる。そのような膨らみが適正に整形された筒状包装材に対してガゼット爪が側方からガゼット折り込みを入れるので、安定したガゼット折込み形状が得られる。更に、適正なガゼット折込みがされた筒状包装材に対してエンドシーラによってエンドシールが施されるので、形状が安定したガゼット包装体が得られる。
【0011】
このガゼット包装機によればセンターシーラはウェブ状包装材の両側縁部を合掌状にシールすることでセンターシール部を形成し、エンドシーラは、上下のエンドシーラ部を有し、これらのエンドシーラ部間に筒状包装材を挟み込んでエンドシールを施す。ガゼット爪は、エンドシーラに関連して配設されている。このガゼット包装機は、製品の連続包装が可能な逆ピロー包装機とすることができる。製品が個別塊状の物品である場合には、製品の包装機への供給に際して、重力によって投入するよりも横方向にコンベヤによって送り込む方が、製品の崩れや損傷を回避することができる。逆ピロー包装機として構成されたガゼット包装機によれば、製品は供給コンベヤによって供給され、ウェブ状包装材はフォーマによって筒状包装材に成形され、筒状包装材は紙送り手段によって製品の供給方向と同じ方向に紙送りされ、ウェブ状包装材の両側縁部はセンターシーラによってシ−ルされ、製品を包む筒状包装材は搬送コンベヤによって載置状態で搬送され、筒状包装材はエンドシーラを構成する上下のエンドシーラ部よって挟み込まれてエンドシールが施されるという一連の動作が連続的に繰り返される。
【0012】
このガゼット包装機において、整形部材には、エンドシーラによるエンドシールに先立ってセンターシール部を筒状包装材側に倒すガイドスリットを形成している。ウェブ状包装材を筒状包装材に形成するには、その両側縁部を合掌状にシールしたセンターシール部で繋げることで行うことが多い。センターシール部を持つ筒状包装材に確実で見栄えの良いエンドシールを施すため、本発明では、予めセンターシール部を側方の筒状包装材側に倒す処理をする。筒状包装材は、送気手段からの気体の送り込みによって内側から膨らませられ、整形部材は、筒状包装材を取り囲んでその膨らみ方を内側形状に沿わせる態様で整形するように設けられているので、どの袋包装体も同等に膨らませることができ、更に整形機能を果たす整形部材に、筒状包装材の送りに伴ってセンターシール部が移動していくその対応部分において、シール形成時には起立した合掌状のセンターシール部をエンドシーラに近づくに従って側方に倒すガイドスリットを形成することで、整形部材にセンターシール部の側方倒し作用を兼用させることができ、部品点数の減少に寄与することができる。
【0013】
このガゼット包装機において、ガゼット爪は、エンドシーラの上流側の筒状包装材に対してガゼット折り込みを入れる第1ガゼット爪と、エンドシーラの下流側に位置し且つ袋に形成される筒状包装材に対して側方からガゼット折り込みを入れる第2ガゼット爪とから構成することができる。第1ガゼット爪と第2ガゼット爪とは、同じ形状・構造でもよいが、第1ガゼット爪を袋底形成に適した楔状に、第2ガゼット爪を袋口形成に適した平坦な板状に構成することもできる。
また、このガゼット包装機において、整形部材は、天板部と、天板部の両側に配置されており天板部と一体又は別体に構成された一対の側部とから成る板構造に形成することができる。特に、一対の側部を別体に構成する場合には、位置調整することで筒状包装材の大きさに合わせて整形部材の大きさを変更することができる。
更にまた、このガゼット包装機において、ガイドスリットは、上流側では起立状態となっている合掌状のセンターシール部を受け入れ可能な起立隙間として形成され、エンドシーラに近づくにしたがっていずれか一方に次第に傾斜した傾斜隙間として形成することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付した図面に基づいて、この発明によるガゼット包装機の実施例を説明する。図1はこの発明によるガゼット包装機が適用された逆ピロー包装機の一実施例を示す側面図、図2は図1に示す逆ピロー包装機の整形手段を含む要部を示す斜視図である。
【0015】
この発明によるガゼット包装機は、全体として、図1に示す逆ピロー包装機に構成されている。図1に示すように、逆ピロー包装機1は、基本的に、製品Aを横方向に供給する搬入コンベヤ2と、搬入コンベヤ2の下流側で搬送路の下方に配置されたロールRから繰り出されるウェブ状包装材Fwを筒状に成形するフォーマ3と、フォーマ3によって成形された筒状包装材Ftの上側で合掌状に合わせられた両側縁部Fa,Faを挟んで筒状包装材Ftを製品Aの供給方向と同じ横方向に送る一対の紙送りローラ5,5から成る紙送り手段4と、紙送り手段4の下流側に配置され筒状包装材Ftの両側縁部Fa,Faをヒートシールする一対のヒートシールローラ7,7から成るセンターシーラ6と、センターシーラ6の下流側に配置されて、隣り合う製品A,A間で包装材Fにエンドシールを施すエンドシーラ8とを備えている。逆ピロー包装機1においては、製品Aが横方向に供給されるので、製品Aが個別塊状の物品である場合には、重力によって投入するよりも横方向に搬入コンベヤ2によって送り込む方が、製品Aは包装機への送り込みに際して型崩れや損傷を受けることがなく、上記構成要素の一連の動作によって製品Aを筒状包装材Ftに連続的に包装することができる。
【0016】
図1において、筒状包装材Ftと、筒状包装材Ftの内部に一定間隔に隔置して置かれた製品Aとは、搬送コンベヤとしてのベルトコンベヤ10上に載置されて搬送され、エンドシーラ8によるシール位置送り込まれる。筒状包装材Ftを送る紙送り手段4は、ベルトコンベヤ10と同期を取って回転駆動される。センターシーラ6の下流側に配置されるエンドシーラ8は、隣り合う製品A,A間の位置で、筒状包装材Ftを上下から挟み込む上側エンドシーラ部14と下側エンドシーラ部15とを備えており、図示しない駆動手段によって、例えば、軌道が想像線で示されているボックスモーションをするように駆動される。エンドシーラ8には、筒状包装材Ftを切断するカッタ9を組み込むことができる。エンドシーラ8の下流側には、ベルトコンベヤ10と同じ高さに合わされた搬出用のベルトコンベヤ12が配設されており、エンドシールが施された袋包装体Pはベルトコンベヤ12に移載されて搬出される。ベルトコンベヤ10とベルトコンベヤ12とは、エンドシーラ8のボックスモーションに合わせて、両コンベヤの端部11,13が、前後に移動して製品Aが包まれた筒状包装材Ftの移載をスムーズにすると共にシール動作期間に合わせて開閉する、所謂、シャトルコンベヤを構成することができる。
【0017】
逆ピロー包装機1において、ガゼットを安定して形成するため、筒状包装材Ftを内側から膨らませるための気体を送る送気手段30がフォーマ3の近傍、好ましくはその上流側斜め前方に配置されている。送気手段30は、例えば、図示のように筒状包装材Ftの入口に開口する送気管とすることができるが、これに限らず、送風機や筒状包装材Ftの内部に挿入されたノズルでもよい。送気手段30からは、図示しない送風源からの例えば清浄空気のような気体31が、矢印で示すように筒状包装材Ftの内部に吹き込まれる。筒状包装材Ftの下流側先頭はエンドシーラ8によってエンドシールが施されて閉じられているので、吹き込まれた気体31は、製品Aを包んだ筒状包装材Ftを内側から膨らませる。
【0018】
エンドシーラ8の上流側で且つベルトコンベヤ10上を移送される筒状包装材Ftの周囲には、筒状包装材Ftが気体31によって膨らむときのその膨らみ形状を整形する整形部材32が設けられている。整形部材32の配置は、後述するガゼット爪40によるガゼット折込みを行う領域に近接した位置とされている。整形部材32は、図2に示すように、ベルトコンベヤ10と共同して筒状包装材Ftを取り囲む断面門形状のトンネル状構造を有している。整形部材32は、ベルトコンベヤ10上において、天板部33と天板部33の両側に配置された一対の側部34,34から成る板構造に形成されている。天板部33と側部34,34とは一体形成されていても、また、別体に構成されていてもよく、適宜の支持部に取り付けられる。一体形成されている整形部材は、取扱いが簡単であるが、筒状包装材Ftに対して専用の整形部材となる。別体に構成された整形部材は、互いの位置調整が必要であるが、筒状包装材Ftの大きさに合わせた整形作用を奏することができる。筒状包装材Ftが気体31によって膨らむとき、整形部材32は、筒状包装材Ftの自由な膨らみを規制することで筒状包装材Ftを整形部材32の断面角形の内側形状に沿わせる態様で整形するので、例えば、玉葱の断面形状のような左右非対称等の歪んだ形状に膨らむことを防ぎ、ガゼット折り込み予定部分にまでその整形作用を及ぼすことができる。
【0019】
エンドシーラ8に関連して、エンドシールが施される筒状包装材Ftに対して側方からガゼット折り込みを入れるガゼット爪40が配設されている。ガゼット爪40は、エンドシーラ8の上流側の筒状包装材Ftに対してガゼット折り込みを入れる第1ガゼット爪41と、エンドシーラ8の下流側に位置し且つ袋に形成される筒状包装材Ftに対して側方からガゼット折り込みを入れる第2ガゼット爪42とから構成することができる。第1ガゼット爪41と第2ガゼット爪42とは、同じ形状・構造でもよいが、図2に示すように、第1ガゼット爪41を袋底形成に適した楔状に、第2ガゼット爪42を袋口形成に適した平坦な板状に構成することもできる。
【0020】
ガゼット爪40は、従来のガゼット折込みと同様、エンドシーラ8の作動と同期して作動される。即ち、ガゼット爪40は、エンドシーラ8がシール動作をする前に筒状包装材Ftに対して進出してガゼット折り込みを入れ、エンドシーラ8がシール動作をする直前又は完了後等の適宜時期に筒状包装材Ftから後退するタイミングで作動する。ガゼット爪40は、整形部材32によって膨らみが適正に整形された筒状包装材Ftに対して、側方からガゼット折り込みを入れるので、常に安定したガゼット折込み形状が得られる。また、適正なガゼット折込みがされた筒状包装材Ftに対してエンドシーラ8によってエンドシールが施されるので、形状が安定し見栄えの良いガゼット包装体Pを得ることができる。
【0021】
ウェブ状包装材Fwを筒状包装材Ftに成形するには、その両側縁部Fa,Faを合掌状にシールしたセンターシール部Fcで繋げることに依る場合が多い。逆ピロー包装機1においては、センターシーラ6がセンターシール部Fcを形成する。センターシール部Fcを持つ筒状包装材Ftに確実で見栄えの良いエンドシールを施すには、予めセンターシール部Fcを側方に倒すことが好ましい。整形部材32には、エンドシーラ8によるエンドシールに先立ってセンターシール部Fcを筒状包装材Ft側に倒すガイドスリット35が形成されている。整形部材32は筒状包装材Ftに当接して膨らみを規制する態様で設けられるので、整形部材32には、筒状包装材Ftの送りに伴ってセンターシール部Fcが走行するガイドスリット35が形成することができる。ガイドスリット35を、上流側ではシール形成時に起立状態となっている合掌状のセンターシール部Fcを受け入れ、エンドシーラ8に近づくに従って傾斜した隙間とすることで、センターシール部Fcはガイドスリット35を通り過ぎたときには側方に倒れた状態となる。整形部材32の天板部33は、ガゼット折り込みが進行するに従って縮径する筒状包装材Ftに応じて、高さを次第に低くする傾斜を付けることができる。このように、整形部材32には、包装材の整形と共にセンターシール部Fcの側方倒し作用を兼用させることができ、部品点数の減少に寄与することができる。
【0022】
上記の実施例では、袋包装機として横型の逆ピロー包装機1を例に取って説明した。逆ピロー包装機1は、包装材Fの両側縁部Fa,Faが筒状の最上点で重ね合わされてヒートシールされるので、センターシール部Fcが上側に形成される。マージン部分Fbは、下側エンドシーラ部15に取り付けられたエアノズル21がエア供給源22からフレキシブルな供給管23を通じて供給を受けるエアを吹き付けるときの圧力によってセンターシール部Fc側に折り曲げられ、ヒートシールによる余熱で温度が高い状態にあるエンドシール部は曲げられた状態で直後に吹き付けエアの冷却作用で冷却されて、曲げ変形が固定される。この変形の固定によってエンドシール部には折り癖が付けられ、折り癖によってその後に供給されるラベルLをマージン部分Fbと袋本体との間に跨がって貼着する作業が容易となる。ラベルLをスポンジローラ等のラベル押さ24によって折り曲げて貼り付けることができ、袋包装体Pのシール部のない側を表側とすることによって、仕上がりと見栄えの良い袋包装体Pを得ることができる。
【0023】
この発明によるガゼット包装機は、同じ横型である通常のピロー包装機に適用可能のみならず、縦型の製袋充填機においても適用可能である。製品Aは、例えば、カステラ、和菓子、おにぎり等の、袋包装体に包装されたときに、縦に起立させて店頭で陳列することができるものが好適であるが、これに限らないことは明らかである。更に、袋口側のエンドシールについては、捻りやワイヤ結束等のヒートシールに代わる別の閉鎖手段が用いられる場合には、袋口側のヒートシールは必ずしも必要ではない。更に、逆ピロー包装機1において、吹き込まれる気体は、製品Aの種類にも依るが、食品の場合には無菌エアや窒素ガス等の不活性ガスとすることもでき、製品A自体が既に包装されている場合には清浄なエアであってもよい。
【0024】
【発明の効果】
この発明によるガゼット包装機は、製品を囲む筒状包装材にエンドシールを施すエンドシーラと、エンドシーラの作動と同期して作動しエンドシールが施される筒状包装材に対して側方からガゼット折り込みを入れるガゼット爪とを備えており、送気手段が送り込む気体によって筒状包装材を内側から膨らませ、整形部材によって筒状包装材の膨らみ形状を整形している。したがって、このガゼット包装機によれば、製品を包む筒状包装材にエンドシールを施して袋包装する際に、筒状包装材に対して側方からのガゼット折込みを簡便な構造で且つ適正に行うことができ、どの袋包装体でも同等に膨らませて仕上がりを安定させることができる。また、整形部材はセンターシーラとエンドシーラとの間で搬送コンベヤ上に配設されたトンネル状に形成されており、当該トンネル内部を通過する筒状包装材の膨らみ形状を内側形状に沿わせる態様で整形しており、更に整形部材の上部にはセンターシール部が通過可能なガイドスリットが形成されておりガイドスリットは通過するセンターシール部を整形された筒状包装材側に倒す役割を担うので、少ない部品点数で、筒状包装材の膨らみの整形とセンターシール部の倒しを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるガゼット包装機が適用された逆ピロー包装機の一実施例を示す側面図である。
【図2】図1に示すガゼット包装機の整形手段を含む要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 逆ピロー包装機 2 搬入コンベヤ
3 フォーマ
4 紙送り手段 5 ローラ
6 センターシーラ 7 ヒートシールローラ
8 エンドシーラ 9 カッタ
10 ベルトコンベヤ 11 ベルトコンベヤ10の端部
12 ベルトコンベヤ 13 ベルトコンベヤ12の端部
14 上側エンドシーラ部 15 下側エンドシーラ部
21 エアノズル 22 エア供給源
23 フレキシブルな供給管 24 押さえ部材
30 送気手段 31 気体
32 整形部材 33 天板部
34 側部 35 ガイドスリット
40 ガゼット爪 41 第1ガゼット爪 42 第2ガゼット爪
A 製品 Fw ウェブ状包装材 Ft 筒状包装材
Fa 包装材の両側縁部 Fbマージン部分 Fc センターシール部
L ラベル P 袋包装体

Claims (4)

  1. 製品を横方向に供給する供給コンベヤ、ウェブ状包装材をその両側縁部が上側にくる状態で筒状包装材に形成するフォーマ、前記筒状包装材を前記製品の供給方向と同じ横方向に送る紙送り手段、前記筒状包装材の前記両側縁部を合掌状にシ−ルすることでセンターシール部を形成するセンターシーラ、前記製品をむ前記筒状包装材を載置状態で搬送する搬送コンベヤ、前記センターシーラの下流側に配置されており前記製品を囲む前記筒状包装材にエンドシールを施すエンドシーラ、及び前記エンドシーラに関連して配設されており前記エンドシーラの作動と同期して作動しエンドシールが施される前記筒状包装材に対して側方からガゼット折り込みを入れるガゼット爪を備え、
    前記筒状包装材内に気体を送り前記筒状包装材を内側から膨らませる送気手段、及び前記センターシーラと前記エンドシーラとの間で前記搬送コンベヤ上にトンネル状に形成されて配設されており、内部を通過する前記筒状包装材の膨らみ形状を内側形状に沿わせる態様で整形する整形部材を更に備え、前記整形部材の上部には前記センターシール部が通過可能なガイドスリットが形成されており前記ガイドスリットは通過する前記センターシール部を整形された前記筒状包装材側に倒すことから成るガゼット包装機。
  2. 前記ガゼット爪は、前記エンドシーラの上流側の前記筒状包装材に対してガゼット折り込みを入れる第1ガゼット爪と、前記エンドシーラの下流側に位置し且つ袋に形成される前記筒状包装材に対して側方からガゼット折り込みを入れる第2ガゼット爪とから構成されていることから成る請求項1に記載のガゼット包装機。
  3. 前記整形部材は、天板部と、当該天板部の両側に配置されており前記天板部と一体又は前記筒状包装材の大きさに合わせて位置調整される別体に構成された一対の側部とから成る板構造に形成されていることから成る請求項1又は2に記載のガゼット包装機。
  4. 前記ガイドスリットは、上流側では起立状態となっている合掌状の前記センターシール部を受け入れ可能な起立隙間として形成され、前記エンドシーラに近づくにしたがっていずれか一方に次第に傾斜した傾斜隙間として形成されていることから成る請求項1〜3のいずれか1項に記載のガゼット包装機。
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