JP6058564B2 - 電動車両の制動制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、運転者の操作から独立して制動力を制御可能なブレーキ・バイ・ワイヤ形式の摩擦制動手段と回生制動力を発生させるモータ・ジェネレータとを備えた電動車両の制動制御装置に関する。
運転者の制動操作に依存せずに電子制御により、摩擦制動手段による通常制動とモータ・ジェネレータによる回生制動とを可能とし、且つABS(Antilock Brake System)またはVSA(Vehicle Stability Assist)制御が可能なブレーキ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このブレーキ装置は、ペダル反力発生装置であるペダルシミュレータを併用したモータ駆動タンデムシリンダにABS油圧ユニットまたはVSA油圧ユニットを組み合わせた構成とされている。
このブレーキ装置の制御部は、運転者による制動操作量(ブレーキペダル踏み込み量)に応じたブレーキ液圧の規範値を目標ブレーキ液圧に設定し、モータ駆動シリンダを駆動することにより、運転者が要求する液圧をホイールシリンダに発生させる。また、車両が電気自動車またはハイブリッド車である場合には、モータ・ジェネレータに回生制動力を発生させることがあり、回生制動を行う場合には、運転者が要求する制動力に対する摩擦制動力と回生制動力との配分制御が行われる。
燃費向上の観点からは、回生制動は頻繁にかつ大きな配分で行われることが望ましい。ところが、充電直後や長い下り坂を走行するときに回生制動を継続すると、バッテリが満充電となり、過充電によってバッテリを劣化させることになりかねない。そこで、バッテリが満充電になったときには回生制動に制限を加えることでバッテリの過充電を防止している。一方、満充電のときに一律に回生制動が制限されると、例えばRポジション(後退)で車両が後退しているときに運転者が変速機の操作レバーを操作してDポジションなどの前進ポジションに切り替えた場合に、制動力が発生しないために減速加速度が抜けたような運転フィールとなってしまう。
そこで本出願人は、坂路の走行中にバッテリが満充電状態である場合は、回生制動を禁止して摩擦制動により制動力を発生させる原則制御と、回生制動の禁止を解除して回生制動により制動力を発生させる例外制御とのいずれかにより制動力を制御し、運転者の操作を原因として、車両の移動方向が後退方向で且つシフトポジションが前進ポジションのスイッチバック状態となった場合には、制動力の制御を原則制御から例外制御に切り替えて回生制動を行うようにした発明を提案している(特許文献1参照)。
また、特許文献1は、スイッチバック状態となった場合であってもバッテリが過充電になるようにすることの他、バッテリの電気化学的満充電状態の蓄電量よりも小さい蓄電量で満充電状態とみなし、このみなし満充電から電気化学的満充電までの充電マージンを通常時(原則制御が行われるとき)にはバッテリに残しておき、スイッチバック状態となって例外制御が行われるときにはこの充電マージンを使用する(充電マージン部分に充電する)ことで過充電を防止することなども開示している。
国際公開第2013/084682号
しなしながら、充電マージンを設けておいた場合でも、登坂路で車両が低速でずり下がるような状態で回生制動が行われると、わずかな大きさではあるが回生電力が発生し、この状態が長時間継続するとバッテリが過充電になる虞がある。
本発明は、このような背景に鑑みなされたもので、車両の実際の進行方向とシフトポジションの進行方向とが異なるスイッチバック状態のときだけ充電マージン部分に充電を行うようにしていた場合に、バッテリが過充電状態になることを確実に防止できる電動車両の制動制御装置を提供することを目的とする。
このような課題は、本発明の一側面によれば、運転者のブレーキ操作に関わらずに車輪(4)に摩擦制動力(Tb)を発生させる摩擦制動手段(5、21)と、バッテリ(7)からの電力供給によって駆動されて車輪(4)に駆動力(Td)を発生させるとともに、車輪(4)の回転エネルギーを前記バッテリ(7)に回収する回生電力に変換することで車輪(4)に回生制動力(Tr)を発生させるモータ・ジェネレータ(2)と、前記摩擦制動手段(5、21)の前記摩擦制動力(Tb)ならびに前記モータ・ジェネレータ(2)の前記駆動力(Td)および前記回生制動力(Tr)を制御する制駆動力制御手段(8、20)と、前記バッテリ(7)の蓄電量(SOC)を検出する蓄電量検出手段(25)とを備えた電動車両(1)の制動制御装置であって、前記制駆動力制御手段(8、20)は、前記バッテリ(7)の蓄電量(SOC)が所定の第1満充電量以上である場合(ステップST3:Yes)、前記回生制動力(Tr)を禁止して前記摩擦制動力(Tb)により制動力を発生させる原則制御(ステップST5)と、前記回生制動力(Tr)を許可して前記回生制動力(Tr)により制動力を発生させる例外制御(ステップST7)とのいずれか一方の制御により前記制動力を発生させ、前記バッテリ(7)の蓄電量(SOC)が所定の第1満充電量以上である場合(ステップST3:Yes)、シフトポジション(SP)の進行方向と前記電動車両の進行方向とが一致する通常状態から両者が異なるスイッチバック状態となったときに、前記原則制御から前記例外制御に切り替え、さらに当該例外制御を行っている状態において前記バッテリ(7)の蓄電量(SOC)が前記第1満充電量よりも大きな第2満充電量以上となったときに(ステップST11:Yes)、前記回生制動力(Tr)を低減させるとともに前記摩擦制動力(Tb)を増大させる(ステップST13)ことを特徴とする電動車両の制御装置を提供することにより達成される。
この電動車両の制御装置によれば、スイッチバック状態のときにはバッテリの蓄電量が所定の第1満充電量以上である場合であっても、例外制御を行って充電マージン部分に充電を行うことで回生制動力を発生させ、第1満充電量よりも大きな第2満充電量以上となったときには、回生制動力を低減させることでバッテリが過充電状態になることを確実に防止できる。
また、本発明の一側面によれば、前記制駆動力制御手段は、前記例外制御により前記制動力を発生させている状態において前記バッテリ(7)の蓄電量(SOC)が前記第1満充電量よりも大きな第2満充電量以上となった場合、前記回生制動力(Tr)を徐々に低減させる構成とすることができる。
回生制動力の低減と摩擦制動力の増大とを同時に同じ量だけ変化させることは難しく、両者変化時期または変化量に差が生じると、制動力が変化してしまう。そこで、このような構成とすることにより、回生制動力のみにより制動力を発生させている状態から摩擦制動力によっても制動力を発生させる状態に移行する際に、制動力の急激な変化を防止してトルクショック(前後加速度の急激な変化)が生じることを抑制できる。
このように本発明によれば、電動車両の実際の進行方向とシフトポジションの進行方向とが異なるスイッチバック状態のときだけ充電マージン部分に充電を行うようにしていた場合に、バッテリが過充電状態になることを確実に防止できる電動車両の制動制御装置を提供することができる。
本発明が適用された電動車両の制御装置のブロック図 充電直後にスイッチバック状態を経て前進したときの動作を示すタイムチャート 蓄電率と第1回生電力制限値との関係を示すグラフ 蓄電率と第2回生電力制限値との関係を示すグラフ 登坂路を前進走行していた自動車が後退して降坂したときの動作を示すタイムチャート 登坂路を後退していた自動車が前進して登坂したときの動作を示すタイムチャート 図1に示すブレーキ装置による回生トルクの配分制御のフローチャート
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
本明細書では、加速、減速、加速力、減速力、加速度、減速度などは、操作レバーにより選択されたシフトポジションSPの進行方向(以下、単に「操作レバーの進行方向」という。)を基準とするものとする。例えば、操作レバーがD(ドライブ)ポジション(操作レバーの進行方向は前方)にある状態で電動車両(以下、単に自動車1と記す。)が後退中(実際の進行方向は後方)に、マイナスの車速Vsが0に近づくときは、自動車1は(前方へ)加速していると表現する。
また、駆動や駆動力は、原則的には自動車1を動かそうとする動作や動かそうとする力であり、制動や制動力は、原則的には自動車1を停止させようとする動作や停止させようとする力であるが、例外的に操作レバーの進行方向を基準としてこれらを用いることがある。例えば、操作レバーがD(ドライブ)ポジションにあるときには、原則に従い、モータ・ジェネレータ2による前方への加速や加速力を駆動や駆動力と言い、モータ・ジェネレータ2やブレーキ装置による後方への加速(本明細書に表示法に従えば減速)や加速力(同じく減速力)を制動や制動力と言う。一方、例えば操作レバーがD(ドライブ)ポジションにあるにも拘わらず自動車1が後退しているときなど、操作レバーの進行方向と自動車1の実際の進行方向とが相反するスイッチバック状態においては、操作レバーの進行方向と逆方向に回転しているモータ・ジェネレータ2の回生トルクTrによる制動や制動力(請求項1の回生制動力に対応する。)、および摩擦ブレーキ5による制動や制動力(請求項1の摩擦制動力に対応する。)を駆動や駆動力と言うことがある。
図1は、この実施形態に係る自動車1の概略ブロック図である。自動車1は、動力を発生するモータ・ジェネレータ2を備え、モータ・ジェネレータ2の回転軸は、トランスミッション3等を介して車輪4に接続される。車輪4には、摩擦制動力を発生させるための摩擦ブレーキ5が付設されている。
モータ・ジェネレータ2には、3相の結線を介してインバータ6(電力変換装置)が接続され、インバータ6には、バッテリ7が接続されるとともに、インバータ6を駆動制御してモータ・ジェネレータ2を制御するモータECU(Electronic Control Unit)8が接続される。
バッテリ7は、エネルギーストレージであり、リチウムイオン二次電池、ニッケル水素二次電池またはキャパシタ等を利用することができる。この実施形態では、リチウムイオン二次電池を利用している。
バッテリ7には、充放電電流を制御する充放電回路22が内蔵されている。この充放電回路22の充放電電流を制御するとともに、バッテリ7の蓄電状態である蓄電率SOC(State Of Charge)を検出するSOC検出部25と充電電流(回生電力)を制限する回生制限部26とを備えるバッテリECU9が、前記バッテリ7に接続されている。バッテリECU9で検出されたバッテリ7の蓄電率SOC等はモータECU8に供給される。
モータECU8には、操作量センサ12によりアクセル操作量Aとして検出されたアクセルペダル10の操作量や、操作量センサ14によりブレーキ操作量Bとして検出されたブレーキペダル13の操作量、シフトポジションセンサ16によりシフトポジションSPとして検出されたセレクトレバー15の操作位置、車速センサ17により検出された車速Vs、モータ・ジェネレータ2を構成するレゾルバ等の回転数センサにより検出されたモータ回転数Nmおよびモータ回転方向Md等がそれぞれ供給される。なお、シフトポジションSPは、P(Parking)ポジション、R(リバース)ポジション、N(ニュートラル)ポジション、D(ドライブ)ポジションおよびB(ブレーキ)ポジションを含む。モータ回転方向Mdは、正転(前進)、停止および逆転(後退)を含む。
モータECU8には、さらにブレーキECU20が接続される。ブレーキECU20は、操作量センサ14から供給されるブレーキ操作量Bなどに基づいて液圧モジュレータ21を駆動し、摩擦ブレーキ5を介して車輪4に摩擦制動力を発生させる。ブレーキECU20は、液圧モジュレータ21を駆動することで運転者のブレーキ操作に関わらずに車輪4に摩擦制動力を発生させることができるブレーキ・バイ・ワイヤを構成する。
モータECU8は、シフトポジションSPおよびアクセル操作量Aなどに応じてモータ・ジェネレータ2に発生させるべき駆動力(力行トルクTdおよび回生トルクTrを含む)を設定してモータ・ジェネレータ2を駆動制御するとともに、ブレーキECU20との協調制御により、モータ・ジェネレータ2を発電機として作動させ、車輪4に回生制動力を発生させた場合には、バッテリECU9との協調制御により、モータ・ジェネレータ2の回生電力を、インバータ6を通じてバッテリ7に回収させる。このようにしてモータECU8、ブレーキECU20およびバッテリECU9は、回生制動による制動力と摩擦制動による制動力との協調制御を行う。
上記のモータECU8、バッテリECU9、およびブレーキECU20の各ECUは、それぞれマイクロコンピュータを含む計算機であり、CPU(中央処理装置)、メモリであるROM(EEPROMも含む。)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、その他、A/D変換器、D/A変換器等の入出力装置、計時部としてのタイマ等を有しており、前記CPUが前記ROMに記録されているプログラムを読み出し実行することで各種機能実現部(機能実現手段)、たとえば制御部、演算部、および処理部等として機能する。
バッテリECU9、モータECU8およびブレーキECU20は、CAN(Controller Area Network)等の通信ネットワークに係る図示しない通信線を通じて相互にデータを利用する等、通信可能に接続されている。なお、通信ネットワークは、無線ネットワークとしてもよい。
この実施形態において、バッテリECU9は、上述したように、バッテリ7の蓄電率SOCを検出するSOC検出部25として機能するとともに、モータ・ジェネレータ2からインバータ6を通じてバッテリ7に充電される回生電流(回生電力)を制限する回生制限部26等として機能する。
モータECU8は、蓄電率SOCに基づいてバッテリ7が満充電状態であるか否かを判定する満充電状態判定部23として機能し、さらに、満充電状態判定部23の判定結果等に基づき、自動車1に対する制動力の制御を行う制動力制御部24等として機能する。満充電状態判定部23は、バッテリECU9に設けてもよいし、バッテリECU9の回生制限部26は、モータECU8に設けてもよい。
ここで、モータECU8の制動力制御部24は、基本的には、走行中にバッテリ7が満充電状態でない場合は、モータ・ジェネレータ2の回生制動により自動車1に対して制動力を付与する一方、走行中にバッテリ7が満充電状態である場合は、モータ・ジェネレータ2の回生制動を禁止して摩擦ブレーキ5による摩擦制動により自動車1に対して制動力を付与する原則制御と、回生制動を許可して回生制動により自動車1に対し制動力を付与する例外制御とのいずれか一方の制御により制動力を発生させる。
制動力制御部24は、自動車1の進行方向を前方から後方または後方から前方に反転させる運転者のセレクトレバー15の操作(DポジションからRポジションまたはRポジションからDポジションへのシフト操作)、あるいは自動車1の進行方向の反転(前進から後退または後退から前進)を原因として、自動車1の実際の進行方向とシフトポジションSPの進行方向とが相違するスイッチバック状態となった場合には、制動力の制御を原則制御から例外制御に切り替える機能等を有する。なお、スイッチバック状態以外の状態(自動車1の実際の進行方向とシフトポジションSPの進行方向とが一致する場合や、自動車1が停止している場合など。)は、通常状態と呼ぶものとする。
基本的には以上のように構成されるこの実施形態に係る自動車1の制御装置としてのモータECU8の動作について、次に、図2のタイムチャートを参照しながら説明する。
図2のタイムチャートは、充電スタンドで充電を完了した後、自動車1を一度後退させてから停止させずにシフトポジションSPを前進走行に切り替えるときの各項目の変化を示しており、この過程のなかで上述したスイッチバック状態が発生している。図2のタイムチャートには、モータECU8で検出されるシフトポジションSPを(a)に、アクセル操作量Aを(b)に、シフトポジションSPとアクセル操作量Aとにより決まるドライバ要求駆動力を(c)に、車速Vsを(d)に、自動車1の実際の進行方向に基づく走行状態を(e)に、バッテリECU9を通じてモータECU8で検出されるバッテリ7の蓄電率SOCを(f)にそれぞれ示している。
なお、(c)のドライバ要求駆動力は、モータECU8で算出されるモータトルクMT(力行トルクTdおよび回生トルクTrを含む。)のことであり、この項目には、後述する最終回生電力制限値RPLに対応する回生トルク制限値を一点鎖線で示すとともに、力行および回生の別を示している。(e)の自動車1の走行状態は、モータ回転方向Mdに基づいて、モータ回転方向Mdが正転方向であれば前進状態、モータ回転方向Mdが逆転方向であれば後退状態、モータ回転数Nmが0であれば停止状態となる。
まず、充電中は、(a)のシフトポジションSPがPポジションとされ、(e)の自動車1の走行状態は停止状態である。充電完了後、(f)のバッテリ7の蓄電率SOCは、充電によって第1満充電状態となっている。この第1満充電状態は、バッテリ7の電気化学的満充電状態とすることもできるが、後述するスイッチバック時の回生制動により電気化学的満充電状態以上に充電した場合にはバッテリ7の劣化が早まるため、電気化学的満充電状態よりも小さい第1満充電率以上の蓄電状態であることをもって満充電とみなしたみなし満充電状態である。一方、第1満充電率よりも大きな値(本実施形態では、上記の電気化学的満充電状態の蓄電量に対応するバッテリ7の蓄電限界(100%)よりも小さな値)に、第2満充電状態であることを判定するための第2満充電率が設定されている。
そして充電完了後に運転者が走行を開始すると、時点t1において、(a)のシフトポジションSPがRポジションに切り替えられ、(b)のアクセル操作量Aが大きくなると、(c)のドライバ要求駆動力がマイナス側(後ろ向き)に大きくなる。このドライバ要求駆動力は、モータ・ジェネレータ2の逆転方向の力行トルクTdによって実現される。モータトルクMTが出力されると、(d)の車速Vsがマイナス側(後退方向)に大きくなり、(e)の自動車1の走行状態は後退状態になる。また、(f)の蓄電率SOCは若干低下する。
その後、時点t2において(b)のアクセル操作量Aが0になると、(c)のドライバ要求駆動力も0になり、(d)の車速Vsは、自動車1の慣性によって概ね一定に保たれる。この状態で時点t3〜時点t4にかけて運転者がシフト操作を行って(a)のシフトポジションSPがDポジションに切り換えられると、(e)の自動車1の走行状態は後退状態のままであるため、車両の実際の進行方向(後ろ向き)とシフトポジションSPの進行方向(前向き)とが異なるスイッチバック状態が発生する。
スイッチバック状態で時点t5において運転者がアクセルペダル10を踏み込み、(b)のアクセル操作量Aが大きくなると、(c)のドライバ要求駆動力がプラス側(前向き)に大きくなる。このときモータ・ジェネレータ2は逆転していることから、(d)の車速Vsが0になる時点t6までは、ドライバ要求駆動力は逆転中のモータ・ジェネレータ2の回生トルクTrによって実現される。モータ・ジェネレータ2は回生トルクTrを発生することにより発電し、発電した回生電力をバッテリ7に回収する。このとき、自動車1が平坦路を走行していれば、自動車1が後退したときに消費した電力量以上の回生電力量が発生することは基本的にはないが、走行路が上り勾配(車両の後方に向かって下り勾配)である場合や、自動車1を後退させたときの電力が小さく、バッテリ7の蓄電率SOCが第1満充電率を維持している場合には、(f)のバッテリ7の蓄電率SOCが第1満充電率を超えることがある。詳細は後述するが、スイッチバック状態であるとき、(f)のバッテリ7の蓄電率SOCが第1満充電率を超えたとしても、例外制御によって回生制動力の発生およびバッテリ7への充電は継続される。
その後、時点t6において(d)の車速Vsが0を超え、(e)の自動車1の走行状態が前進状態になると、車両の実際の進行方向(前向き)とシフトポジションSPの進行方向(前向き)とが同一になり、スイッチバック状態が解消される(通常状態となる)。また、(c)のドライバ要求駆動力は、モータ・ジェネレータ2の正転方向の力行トルクTdによって実現される。そのため、(f)のバッテリ7の蓄電率SOCは再び低下を始める。
その後、時点t7までは、(b)のアクセル操作量Aおよび(c)のドライバ要求駆動力が維持されており、(d)の車速Vsが高くなり、時点t7で(b)のアクセル操作量Aが0になると、(c)のドライバ要求駆動力も0になり、(d)の車速Vsは、自動車1の慣性によって概ね一定に保たれる。
図3は、バッテリ7の蓄電率SOCの値に対応する充電電流すなわち回生電力の制限値(以下、第1回生電力制限値RPL1と記す。)を実線で示している。蓄電率SOCが0から第1満充電率までは、第1回生電力制限値RPL1は一定の値とされ、蓄電率SOCが第1満充電率を超えると、第1回生電力制限値RPL1は0とされている。これにより、通常状態の第1回生電力制限値RPL1は、蓄電率SOCを第1満充電率で制限するように、言い換えれば第1満充電率からバッテリ7の蓄電限界(100%)までを充電マージンとして残すように、回生制動を規制する。
一方、回生制動が一律に蓄電率SOCに応じて制限されると、第1満充電状態でスイッチバック状態が生じたときに、制動力が発生しないために減速加速度が抜けたような運転フィールとなってしまう。そのため、本実施形態では、回生電力量が低いと考えられる低車速時に回生制動を許容するための回生電力の制限値(以下、第2回生電力制限値RPL2と記す。)を設定し、スイッチバック状態のときには、第1回生電力制限値RPL1と第2回生電力制限値RPL2とのうちのより大きな値を採用して最終回生電力制限値RPLとする。
図4は、車速Vsの絶対値|Vs|に対応する第2回生電力制限値RPL2を実線で示している。第2回生電力制限値RPL2がこのように設定されることにより、スイッチバック状態のときのように比較的低い車速Vsのときには、回生制動が実施されるようになる。特に、図4に示すように、車速Vsの絶対値|Vs|が小さいときに大きな回生電力を許容することにより、スイッチバック状態から通常状態へ切り替わる際に、より正確には車速Vsが所定の回生確保MAX車速から0になるまでの間に、トルクショックを防止するのに適した摩擦制動力の緩やかな切り替えが担保される。
図2のタイムチャート中、(c)のドライバ要求駆動力の項目において、1点鎖線で示す回生トルク制限値は、図3の第1回生電力制限値RPL1に対応する値となっている。なお、(c)にはプラス側のみに第1回生電力制限値RPL1に対応する回生トルク制限値を示しているが、マイナス側にもプラス側と同じ絶対値の回生トルク制限値が存在する。
走行路が上り勾配であることなどにより、時点t5から時点t6までの回生制動によって(f)の蓄電率SOCが第1満充電率を超えると、(c)に示した回生トルク制限値は第2回生電力制限値RPL2に対応するより小さな値になる。具体的には、回生トルク制限値は、車速Vsの絶対値|Vs|が最も小さくなる時点t6において、回生制動力を発揮し得る程度の大きさであり、車速Vsの絶対値|Vs|が図4の停車判定車速よりも大きいときには車速Vsに応じて小さくなる。
図5は、登坂路において駆動力が勾配抵抗よりも小さくなったことにより、Dポジションで前進走行していた自動車1が後退(ずり下がり)したときの各項目の変化を示しており、この過程のなかでも上述したスイッチバック状態が発生している。図5のタイムチャートには、シフトポジションSPとアクセル操作量Aとにより決まるドライバ要求駆動力を(a)に、車速Vsを(b)にそれぞれ示している。
自動車1の走行中、(a)のモータ・ジェネレータ2の力行トルクTdによって実現されるドライバ要求駆動力が勾配抵抗と同等である時点t10から時点t11の間は、自動車1は(b)の車速Vsをプラス側で一定に保っている。時点t11においてドライバ要求駆動力が低下し、勾配抵抗よりも低くなると、(b)の車速Vsは低下し、時点t12においてマイナスになり、自動車1が後退(ずり下がり)状態となる。このとき、シフトポジションSPはDポジション(前進)のままであるため、シフトポジションSPの進行方向と自動車1の実施の進行方向とが異なるスイッチバック状態となる。
また時点t12において車速Vsがマイナスになり、(a)のドライバ要求駆動力がプラス側のままであることから、時点t11まで同方向のモータトルクMTによって実現されていたドライバ要求駆動力は、時点t12において逆転中のモータ・ジェネレータ2の回生トルクTrによって発揮されるように切り替わる。一方、回生トルクTrのみによって車速Vsを0に維持することはできないため、不足する駆動力は摩擦ブレーキ5の後退を抑制しようとするブレーキトルクTbによって賄われる。
(a)に一点鎖線で示すスイッチバック状態の回生トルク制限値(第1回生電力制限値RPL1に対応する)は、時点t12において比較的大きな値に設定される。この状態が継続し、(d)の蓄電率SOCが時点t13において第1満充電率を超えると、第1回生電力制限値RPL1が0になることから、回生トルク制限値は、第2回生電力制限値RPL2に対応するより小さな値となる。ところが、坂道でこの状態がさらに継続すると、(d)の蓄電率SOCがさらに上昇し、時点t15において第2満充電率に達する。
すると、制御ユニット11は、回生トルク制限値が変化していなくとも、回生トルクTrを徐々に小さな値にしてゆくとともに、ドライバ要求駆動力が確保されるようにブレーキトルクTbを徐々に大きな値にしてゆき、回生トルクTrを0にする。(d)の蓄電率SOCは、時点t15以降にも回生トルクTrが発生していることから、時点t15以降に若干第2満充電率よりも上昇するが、蓄電限界に至るまえに上昇が停止する。
つまり、本実施形態では、時点t13で蓄電率SOCが第1満充電率になった後にバッテリ7に充電された電力の積算値である充電電力量(充電マージン使用量)と、第2満充電率と第1満充電率との差(充電マージン)とを比較し、両者が同じ値になったときに、回生トルクTrを徐々に低減させている。一方、蓄電率SOCが第1満充電率になった後に、スイッチバック状態で行われる回生制動の継続時間に基づいて回生制動を規制するようにしてもよい。
図6は、登坂路で自動車1がDポジションのまま後退(ずり下がり)している状態において、駆動力が勾配抵抗よりも大きくなったことにより、前進走行していた自動車1が前進に転じてスイッチバック状態から通常状態に移行したときの各項目の変化を示している。図6のタイムチャートにも、図5と同様に、シフトポジションSPとアクセル操作量Aとにより決まるドライバ要求駆動力を(a)に、車速Vsを(b)にそれぞれ示している。
自動車1の後退(ずり下がり)中、(a)のドライバ要求駆動力が勾配抵抗と同等である時点t20から時点t21の間は、自動車1は(b)の車速Vsをマイナス側で一定に保っている。ドライバ要求駆動力は、(d)の蓄電率SOCが第2満充電率以上であるため、その全量を摩擦ブレーキ5のブレーキトルクTbによって実現されている。時点t21においてドライバ要求駆動力が増加し、勾配抵抗よりも大きくなると、(b)の車速Vsは増大し、時点t23においてプラスになって自動車1が前進状態となる。このとき、自動車1の実施の進行方向とシフトポジションSP(Dポジション)の進行方向(前進)とが一致するため、スイッチバック状態から通常状態となる。
(a)のドライバ要求駆動力は、時点t23よりも前であって、(b)の車速Vsの絶対値|Vs|が所定値TH以下となる時点t22までは、その全量を摩擦ブレーキ5のブレーキトルクTbによって実現されている。この所定値THは、逆転しているモータ・ジェネレータ2を電力供給によって正転させることができる程度に小さな値である。
一方、(b)の車速Vsがプラスになる時点t23においてドライバ要求駆動力の全量がブレーキトルクTbからモータ・ジェネレータ2の力行トルクTdに一気に切り替わると、トルクショックが生じることから、時点t22から時点t23にかけては、モータ・ジェネレータ2の力行トルクTdが出力され始める一方で、摩擦ブレーキ5のブレーキトルクTbが徐々に低減する。そして、(b)の車速Vsがプラスに転じる時点t23においてモータ・ジェネレータ2の力行トルクTdが駆動力の100%を負担する。時点t23以降は、(a)のドライバ要求駆動力は、正転方向に回転するモータ・ジェネレータ2の力行トルクTdによって実現される。なお、時点t22以降は、モータ・ジェネレータ2に電力が供給されるため、(d)の蓄電率SOCが徐々に低下する。
このように、蓄電率SOCが第2満充電率以上であり、回生制動が行われない場合であっても、摩擦ブレーキ5のブレーキトルクTbからモータ・ジェネレータ2の回生トルクTrへの切り替わりが瞬間的に行われるのではなく、時点t22から時点t23にかけて徐々に行われるため、切り替え時のトルクショックが抑制される。
図7は、モータECU8、バッテリECU9およびブレーキECU20により協調制御されるドライバ要求駆動力の回生トルクTrへの配分制御のフローチャートを示している。
モータECU8は、操作量センサ12、14が検出するアクセル操作量Aに基づいて、自動車1に要求されるドライバ要求駆動力を算出する(ステップST1)。次に、モータECU8は、図3に示すような特性のテーブルを参照し、蓄電率SOCに応じた第1回生電力制限値RPL1を設定する(ステップST2)。その後、モータECU8は、蓄電率SOCが第1満充電率以上であるか否かを判定する(ステップST3)。
ステップST3で蓄電率SOCが第1満充電率以上であると判定された場合(Yes)、モータECU8は次に、自動車1がスイッチバック状態にあるか否かを判定する(ステップST4)。ステップST4でスイッチバック状態でないと判定された場合(No)、モータECU8は、第1回生電力制限値RPL1を最終回生電力制限値RPLに設定する(ステップST5)。一方、ステップST4でYesと判定された場合、モータECU8は、図4に示すような特性のテーブルを参照し、車速Vsの絶対値に応じた第2回生電力制限値RPL2を設定し(ステップST6)、第1回生電力制限値RPL1と第2回生電力制限値RPL2とのうち、値がより大きな方を最終回生電力制限値RPLに設定する(ステップST7)。
その後、モータECU8は、現在行っている回生制動による回生電力が第1回生電力制限値RPL1よりも大きいか否かを判定し(ステップST8)、この判定結果がYesの場合、回生電力から第1回生電力制限値RPL1を減算した値を積算することで、充電マージン使用電力量WHCHG、すなわち第1満充電率を超えてバッテリ7に回収された電力量を算出する。一方、ステップST8の判定結果がNoであった場合、モータECU8は、充電マージン使用電力量WHCHGとして前回値を保持する(ステップST10)。
次にモータECU8は、蓄電率SOCが第2満充電率以上であるか否かを判定する(ステップST11)。ステップST11で蓄電率SOCが第2満充電率未満であると判定された場合(No)、モータECU8は、ステップST5またはステップST7で設定した最終回生電力制限値RPLの範囲内でドライバ要求駆動力を回生トルクTrに割り当て(ステップST12)、上記手順を繰り返す。なお、ステップST12においては、ステッチバック状態であったならば(ステップST4:Yes)、回生トルクTrは0に設定され、ステッチバック状態でなかったならば(ステップST4:No)、回生トルクTrは図4の車速Vsの絶対値|Vs|に応じた第2回生電力制限値RPL2によって制限される。
一方、ステップST11で蓄電率SOCが第2満充電率以上であると判定された場合(Yes)、モータECU8は、ステップST5またはステップST7で設定した最終回生電力制限値RPLの範囲内で漸減させるようにドライバ要求駆動力を回生トルクTrに割り当て(ステップST13)、上記手順を繰り返す。なお、ステップST13においても、ステッチバック状態であったならば(ステップST4:Yes)、回生トルクTrは0に設定され、ステッチバック状態でなかったならば(ステップST4:No)、回生トルクTrは図4の車速Vsの絶対値|Vs|に応じた第2回生電力制限値RPL2によって制限されるとともに、経時的な漸減処理を施される。
ステップST3に戻り、蓄電率SOCが第1満充電率未満であると判定された場合(No)、モータECU8は、第1回生電力制限値RPL1を最終回生電力制限値RPLに設定し(ステップST14)、充電マージン使用電力量WHCHGをリセットする(ステップST15)。その後、モータECU8は、ステップST14で設定した最終回生電力制限値RPLの範囲内でドライバ要求駆動力を回生トルクTrに割り当て(ステップST16)、上記手順を繰り返す。なお、ステップST16においては、回生トルクTrは図5の(a)に示した比較的大きな回生トルク制限値によって制限される。
このように、バッテリ7の蓄電率SOCが第1満充電率以上である場合(ステップST3:Yes)、スイッチバック状態である場合には(ステップST4:Yes)、図4の車速Vsの絶対値|Vs|に応じた第2回生電力制限値RPL2を用いずにステップST5で最終回生電力制限値RPLを設定する原則制御から、第2回生電力制限値RPL2を用いてステップST7で最終回生電力制限値RPLを設定する例外制御に切り替え、さらに例外制御を行っている状態においてバッテリ7の蓄電率SOCが第1満充電率よりも大きな第2満充電率以上となったときには(ステップST11:Yes)、ステップST13において回生トルクTrを漸減させるとともにブレーキトルクTbを漸増させることにより、回生トルクTrを有効に利用しつつ、バッテリ7が過充電状態になることを確実に防止することができる。
また、本実施形態では、ステップST13において回生トルクTrが徐々に低減させることにより、制動力の急激な変化が防止されてトルクショックの発生が抑制される。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、各部材や部位の具体的構成や配置、数量、数値、具体的制御態様などは、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば適宜変更可能である。一方、上記実施形態に示した自動車1の制動装置の各構成要素は必ずしも全てが必須ではなく、適宜選択することができる。
1 自動車
2 モータ・ジェネレータ
4 車輪
5 摩擦ブレーキ(摩擦制動手段)
7 バッテリ
8 モータECU(制駆動力制御手段)
20 ブレーキECU(制駆動力制御手段)
21 液圧モジュレータ(摩擦制動手段)
25 SOC検出部(蓄電量検出手段)
SOC 蓄電率(蓄電量)
SP シフトポジション
Tb ブレーキトルク(摩擦制動力)
Td 力行トルク(駆動力)
Tr 回生トルク(回生制動力)

Claims (2)

  1. 運転者のブレーキ操作に関わらずに車輪に摩擦制動力を発生させる摩擦制動手段と、
    バッテリからの電力供給によって駆動されて車輪に駆動力を発生させるとともに、車輪の回転エネルギーを前記バッテリに回収する回生電力に変換することで車輪に回生制動力を発生させるモータ・ジェネレータと、
    前記摩擦制動手段の前記摩擦制動力ならびに前記モータ・ジェネレータの前記駆動力および前記回生制動力を制御する制駆動力制御手段と、
    前記バッテリの蓄電量を検出する蓄電量検出手段と
    を備えた電動車両の制動制御装置であって、
    前記制駆動力制御手段は、
    前記バッテリの蓄電量が所定の第1満充電量以上である場合、前記回生制動力を禁止して前記摩擦制動力により制動力を発生させる原則制御と、前記回生制動力を許可して前記回生制動力により制動力を発生させる例外制御とのいずれか一方の制御により前記制動力を発生させ、
    前記バッテリの蓄電量が所定の第1満充電量以上である場合、シフトポジションの進行方向と前記電動車両の進行方向とが一致する通常状態から両者が異なるスイッチバック状態となったときに、前記原則制御から前記例外制御に切り替え、さらに当該例外制御を行っている状態において前記バッテリの蓄電量が前記第1満充電量よりも大きな第2満充電量以上となったときに、前記回生制動力を低減させるとともに前記摩擦制動力を増大させることを特徴とする電動車両の制御装置。
  2. 前記制駆動力制御手段は、前記例外制御により前記制動力を発生させている状態において前記バッテリの蓄電量が前記第1満充電量よりも大きな第2満充電量以上となった場合、前記回生制動力を徐々に低減させることを特徴とする、請求項1に記載の電動車両の制御装置。
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