JP6029334B2 - 分割装置 - Google Patents

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Description

本発明は、分割起点が形成された板状物を分割起点に沿って分割する分割装置に関する。
従来、半導体ウェーハ、光デバイスウェーハ、セラミック、ガラス、樹脂等からなる各種の板状物を、分割予定ラインに沿って分割し、チップ等の個々の製品に分割することが行われている。
この分割については、例えば特許文献1に開示されるように、板状物について分割予定ラインに沿って分割起点を形成した後に、板状物を貼着したエキスパンドシート(熱収縮性粘着テープ)を放射状に拡張することで、板状物に外力を付与し、分割起点において破断をさせることが知られている。
また、分割起点を形成する方法については、分割予定ラインに沿ってレーザービームを照射して後に破断される改質層やレーザーグルーブを形成する形態(例えば、特許文献2,3参照)、高速回転する切削ブレードによって切削溝を形成する形態(例えば、特許文献4参照)が知られている。
特開2007−123658号公報 特許第3408805号公報 特開2004−188475号公報 特開平3−083613号公報
しかし、分割後に形成されるチップサイズが、例えば、1mm以下のように小さいものであると、特許文献1に開示されるようなエキスパンドシートを放射状に拡張して板状物を分割する方法では、板状物内で分割されない領域が発生し、分割不良が発生するおそれがある。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、チップサイズの大小によらずに分割起点が形成された板状物の全領域を確実に分割しうる分割装置を提供することである。
請求項1に記載の発明によると、分割起点が形成された板状物と板状物が貼着されるエキスパンドシートとエキスパンドシートの外周が貼着される環状フレームとからなる板状物ユニットの板状物側を表面側、エキスパンドシート側を裏面側とし、板状物ユニットの板状物を分割起点に沿って分割する分割装置であって、板状物ユニットの環状フレームが載置されて板状物が貼着された領域のエキスパンドシートを露出した状態に支持する載置台と、載置台に載置された環状フレームを固定するフレーム固定手段と、載置台に載置された環状フレームを含む板状物ユニットのエキスパンドシートとともに板状物ユニットの板状物を収容する密閉空間を板状物ユニットの表面側に画成するハウジングと、密閉空間に気体を供給して板状物ユニットのエキスパンドシートを板状物ユニットの裏面側に拡張する気体供給源と、気体供給源から密閉空間に気体が供給されてエキスパンドシートが裏面側に拡張された状態で、板状物ユニットの裏面側でエキスパンドシートを介して板状物を押圧して分割する凸状部材と、凸状部材を少なくとも板状物に対応する領域で移動させる凸状部材移動手段と、を備え、該凸状部材は、列状の尖端を備える突端部を複数有し、それぞれの突端部が該板状物を押圧する機能を有することを特徴とする分割装置が提供される。
請求項2に記載の発明によると、凸状部材移動手段は、凸状部材を一方向に移動させるものであり、ハウジングは、載置台に載置される環状フレームを含む板状物ユニットの板状物に対面した透明部を有し、分割装置は、ハウジングの透明部を介して板状物を撮像する撮像手段と、載置台を回転移動させる載置台回転移動手段と、を備えることで、板状物ユニットの分割起点と凸状部材との位置合わせを実施する、ことを特徴とする請求項1に記載の分割装置が提供される。
本発明によると、チップサイズの大小によらずに分割起点が形成された板状物の全領域を確実に分割しうる分割装置が提供される。具体的には、密閉空間に収容された板状物に対して気体が噴出されることで、エキスパンドシートが板状物ユニットの裏面側(エキスパンドシート側)に拡張された状態とし、この状態で板状物ユニットの裏面側からエキスパンドシートを介して板状物を凸状部材にて支持させる。そして、凸状部材を板状物の裏面側で移動させることにより、例えチップサイズが1mm以下と小さいものであっても、板状物の全領域を確実に分割可能となる。
板状物ユニットについて示す斜視図である。 分割装置の分解斜視図である。 分割装置の分解斜視図である。 分割装置の斜視図である。 分割装置の側断面図である。 凸状部材の斜視図である。 凸状部材の突起部と分割予定ラインの関係について説明する斜視図である。 他の実施形態の凸状部材の斜視図である。 他の実施形態の凸状部材を備える分割装置の側断面図である。 その他の実施形態の凸状部材の斜視図である。 他の実施形態の凸状部材を備える分割装置の側断面図である。
本発明は、分割起点が形成された板状物を分割して個々のチップ(小片の部品、製品)を製造するために用いられる分割装置についてのものであり、以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、加工対象となる板状物の一実施形態である半導体ウェーハ11(以下、単に「ウェーハ11」とも記載される)について示す図である。ウェーハ11は、例えば厚さが700μmのシリコンウェーハからなっており、表面11aに複数の交差する分割予定ライン(ストリート)13a,13bが格子状に形成されているとともに、複数の分割予定ライン13,13bによって区画された複数の領域にそれぞれデバイス15が形成されている。
このように構成されたウェーハ11は、デバイス15が形成されているデバイス領域17と、デバイス領域17を囲繞する外周余剰領域19を備えている。ウェーハ11の外周にはシリコンウェーハの結晶方位を示すマークとしてのノッチ12が形成されている。
なお、被加工物となるウェーハ11の形状については、図1に示すような円盤形状のものに限定されるものではなく、四角形状(正四角形、長方形)などの矩形のものも想定される。また、半導体ウェーハのほか、光デバイスウェーハ、セラミック、ガラス、樹脂等からなる各種の板状物なども被加工物とされることが想定される。
ウェーハ11は、エキスパンドシートTによって内側の貫通部分が塞がれる環状フレームFに対して固定される。エキスパンドシートTの表面Taは粘着面で構成されており、ウェーハ11の裏面11bがエキスパンドシートTに対して貼着される。エキスパンドシートTの表面Taの外周は環状フレームFの裏側に貼着され、エキスパンドシートTと環状フレームFが一体化される。
以上のようにして、板状物であるウェーハ11とウェーハ11が貼着されるエキスパンドシートTとエキスパンドシートTの外周が貼着される環状フレームFとからなる板状物ユニットUが構成される。この板状物ユニットUにおいて、ウェーハ11が配置される側が表面側とされ、その反対側、即ち、エキスパンドシートT側が裏面側とされる。
板状物ユニットUに貼着されたウェーハ11は、詳しくは後述する分割装置により個々のチップ(小片の部品、製品)に分割される。この分割の前段階において、分割起点が形成される。
分割起点を形成する方法については、例えば、図1に示すように周知のレーザー照射ユニット20を用い、分割予定ライン13,13bに沿ってレーザービームを照射して、改質層を形成することが考えられる。このほか、レーザーグルーブ(レーザー加工溝)を形成して分割起点とすることや、高速回転する切削ブレードにより形成される切削溝を分割基点とすることなども考えられる。
分割起点の形成は、図1に示すように、位置固定されたレーザー照射ユニット20に対するX軸方向のウェーハ11の加工送りと、ウェーハ11のY軸方向のインデックス送りを交互に繰り返すことで、図1におけるX軸方向と平行な第一の方向の全ての分割予定ライン13aについて改質層を形成し、次いで、ウェーハ11を90度回転させ、第二の方向の分割予定ライン13bについても同様に改質層を形成することで行われる。
以上のように格子状に分割起点を形成したウェーハ11について、図2に示す分割装置30を用いることで、ウェーハ11が分割起点を起点として個々のチップへと分割される。
図2乃至図5に示すように、本実施形態の分割装置30は、板状物ユニットUの環状フレームFが載置されて板状物であるウェーハ11が貼着された領域のエキスパンドシートTを露出した状態に支持する載置台32と、載置台32に載置された環状フレームFを固定するクランプ(フレーム固定手段)34,34と、載置台32に載置された環状フレームFを含む板状物ユニットUのエキスパンドシートTとともに板状物ユニットUのウェーハ11を収容する密閉空間42(図5)を板状物ユニットUの表面側に画成するハウジング36と、密閉空間42に気体を供給して板状物ユニットUのエキスパンドシートTを板状物ユニットUの裏面側に拡張する気体供給源44と、気体供給源44から密閉空間42に気体が供給されてエキスパンドシートTが裏面側に拡張された状態で、板状物ユニットUの裏面側でエキスパンドシートTを介してウェーハ11を押圧して分割する凸状部材50と、凸状部材50を少なくともウェーハ11に対応する領域で移動させる凸状部材移動機構(凸状部材移動手段)60と、を備える構成としている。
以下詳述すると、載置台32は、円筒状の部材にて構成されており、図において上側の円形の開口部32aと、図において下側の円形の開口部32bと、周方向に連続する壁面32cと、開口部32aを取り囲む載置表面32dを有して構成される。
載置台32は、載置台32よりも径の大きい支持台61に載置される。載置台32の壁面32cの端部を構成する周縁部32fは、支持台61に形成された環状溝部61m内に挿入されることで、載置台32と支持台61の位置決めがなされる。また、後述するように載置台32は角度調整されるものであり、周縁部32fが環状溝部61m内を摺動すべく構成される。
載置台32の載置表面32dには、開口部32aを取り囲むように複数のクランプ34,34が配置される。このクランプ34,34により、載置表面32dに載置される板状物ユニットUの環状フレームFが保持されることで、板状物ユニットUが載置台32に支持される。
板状物ユニットUが載置台32に支持された状態では、エキスパンドシートTにより載置台32の開口部32aが塞がれた状態となる。また、この開口部32aの直径は、ウェーハ11の直径よりも大きく形成されており、エキスパンドシートTにおいてウェーハ11が貼着された領域が、開口部32aを通じて凸状部材50側に露出される状態が形成される。
以上のように構成される載置台32に対し、板状物ユニットUを収容するようにしてハウジング36が取りつけられる。ハウジング36は、周方向に連続する壁面36cを有する円筒状の部材にて構成されており、筒軸方向の一端側は開放部36b(図5)にて構成され、他端側は閉塞部35dにて構成される。
ハウジング36の壁面36cの端部を構成する周縁部36fは、載置台32の載置表面32dに載置された状態で密着し、これにより、ハウジング36の開放部36bが載置表面32dと、板状物ユニットUのエキスパンドシートTによって閉じられ、図5に示すように、ハウジング36の内側に密閉空間42が形成される。
この密閉空間42は、図5に示すように、エキスパンドシートTの表面側である板状物ユニットUの表面側、つまりは、ウェーハ11が配置される側に画成され、この密閉空間42内にウェーハ11が収容された状態となる。
ハウジング36には、ハウジング36の内外空間を連通させるポート36m,36nが形成されており、一方のポート36mは外部の気体供給源44(図4)に接続され、他方のポート36nは排気経路45に接続される。
気体供給源44から密閉空間42内に高圧気体が供給されることで、密閉空間42が高圧雰囲気となり、ウェーハ11、および、エキスパンドシートTが図5において上側から下側へと押圧される。これにより、エキスパンドシートTが板状物ユニットUの裏面側、つまりは、エキスパンドシートTを挟んでウェーハ11と反対側へと拡張する荷重(下側に押圧される荷重)がエキスパンドシートTに付与される。
エキスパンドシートTを挟んでウェーハ11と反対側には、凸状部材50が位置づけられる。この凸状部材50は、エキスパンドシートTを介してウェーハ11を押圧することで、ウェーハ11を個々のチップに分割するものである。
図5に示す本実施形態では、凸状部材50の突端部52が、載置台32の開口部32aに突入されることで、エキスパンドシートTの裏面側を下方から上方へ突き上げられ、これにより、ウェーハ11を下側から押圧する荷重が作用し、ウェーハ11が分割起点において分割されるようになっている。
凸状部材50は、図6に示すように、ウェーハ11の直径11Lと略同一、又は同一よりも大きい幅寸法W1を有し、突端部52が幅寸法W1の直線状の突条部にて構成されるようになっている。これにより、図6のY軸方向におけるウェーハ11の全範囲について、局所的に下側から押圧する荷重を作用させることができる。
凸状部材50は、図5に示すように、ウェーハ11の直径11Lと略同一、又は同一よりも大きい範囲、つまりは、少なくともウェーハ11に対応する領域Mにおいて、凸状部材移動機構60によって移動されるようになっている。これにより、図6のX軸方向におけるウェーハ11の全範囲について、局所的に下側から押圧する荷重を作用させることができる。
図2及び図5に示すように、本実施形態の凸状部材移動機構60は、支持台61に水平方向に設けたボールねじ62をモータ64で回転駆動させ、ボールねじ62に螺合する凸状部材50を図5においてX軸方向に移動させるべく構成されている。
以上の構成において、ウェーハ11の分割を行う際には、まず、気体供給源44から密閉空間42内に高圧気体を供給し、密閉空間42を高圧雰囲気とする。これにより、エキスパンドシートTは、図5において下側へ押圧(拡張)された状態となる。
この状態で、凸状部材50をウェーハ11の直径11L(図6)の長さをカバーする領域、つまりは、端点M1から端点M2に至る領域MxをX軸方向に移動させると、突端部52によりエキスパンドシートTが随時突き上げられることでウェーハ11に荷重が作用し、ウェーハ11が分割起点において分割される。
また、このX軸方向の凸状部材50の移動に際し、図6に示すY軸方向においてもウェーハ11の直径11Lをカバーする領域、つまりは、領域MyにおいてエキスパンドシートTが突き上げられる。
以上のようになされるウェーハ11の分割は、単なる凸状部材50による突き上げのみならず、高圧気体によるエキスパンドシートT(ウェーハ11)の押圧がなされた状態で行われるため、ウェーハ11の分割起点には、上からの荷重(高圧気体)と下からの荷重(凸状部材50)が作用することになり、分割起点における破断がより確実になされる。
なお、凸状部材50のX軸方向の移動に加え、図示せぬエアシリンダなどの昇降機構により凸状部材50全体、或いは、凸状部材50の突端部52が上下方向に移動される構成とし、この移動によってウェーハ11に作用させる荷重を大きくし、ウェーハ11の破断がより確実に実施されるようにしてもよい。
以上のようにして、ウェーハ11が高圧雰囲気によって上側から抑えられつつ、随時凸状部材50によって下側から押圧されることで、分割起点においてウェーハ11が分割される。
また、この分割を確実に行うためには、図7に示すように、直線状の分割予定ライン13aの向きと、突端部52の直線状の仮想線52aの角度(向き)を一致させ、下側から分割起点を押圧する荷重を確実に作用させることが好ましい。
このため、本実施形態では、図2乃至図5に示すように、凸状部材移動機構(凸状部材移動手段)60は、凸状部材50を一方向(X軸方向)に移動させるものであり、ハウジング36は、載置台32に載置される環状フレームFを含む板状物ユニットUのウェーハ11に対面した透明部37を有し、分割装置30は、ハウジング36の透明部37を介してウェーハ11を撮像する撮像ユニット(撮像手段)70と、載置台32を回転移動させる載置台回転移動機構(載置台回転移動手段)80と、を備えることで、板状物ユニットUの分割起点と凸状部材50との位置合わせを実施する、こととしている。
具体的には、図5に示すように、凸状部材移動機構60は、支持台61に水平方向に設けたボールねじ62をモータ64で回転駆動させ、ボールねじ62に螺合する凸状部材50を水平面内において、X軸方向に移動させるべく構成されている。
また、ハウジング36においては、板状物ユニットUと対向する位置に配置される閉塞部35dに、開口部35kが形成されており、開口部35kにガラス等の透明部材からなる透明部37が配置される。閉塞部35dと透明部37は、密閉空間42を構成するための壁部としても機能する。
このハウジング36の外側において、透明部37に対向する位置には、透明部37を介してウェーハ11を撮像する撮像ユニット70が設けられる。撮像ユニット70では、ウェーハ11の表面に形成されたパターンが撮像され、このパターンに基づいて直線状の分割予定ライン13a(図7)を検出し、この分割予定ライン13aの角度などからウェーハ11の向き(角度)を認識できるようになっている。
撮像ユニット70は、図示せぬ制御装置と接続されており、制御装置は、載置台回転移動機構80により載置台32の角度を変更することで、載置台32に載置されたウェーハ11の向きを補正する。この補正は、あらかじめ制御装置に記憶される突端部52の直線状の仮想線52a(図7)と、撮像ユニット70にて認識された分割予定ライン13aの角度を一致させるように行う。なお、分割予定ライン13aと直交する分割予定ライン13bと仮想線52aの角度を一致させるように補正を行ってもよい。
図3に示すように、載置台32を回転させる載置台回転移動機構80は、モータ81と、モータ81の出力軸81aと載置台32の壁面32cに巻回されるベルト等から構成される連結部材82にて構成することができる。出力軸81aは載置台32よりも軸径が小さく構成され、正逆方向に回転させる構成とすることで、載置台32の角度を細かく調整できる構成とすることが好ましい。
そして、以上のように突端部52の仮想線52aと分割予定ライン13aとを一致させた後、図5に示すように、気体供給源44から高圧気体を供給して密閉空間42内を高圧雰囲気とする。
次いで、仮想線52aと直交する方向であるX軸方向において、端点M1から端点M2に至るまで凸状部材50を移動させる。この際に、第一の方向である分割予定ライン13aが全範囲において余すことなく確実に押圧され、その際に付与される荷重により分割予定ライン13aに形成された分割起点が確実に破断される。
凸状部材50が端点M2に到達した後、気体供給源44からの高圧気体の供給を停止し、排気経路45を開放する。これにより、密閉空間42内が大気圧となって、高圧気体によるエキスパンドシートTの拡張が開放される。
次いで、載置台32を90度回転させることで、図7における突端部52の仮想線52aと分割予定ライン13bの角度を一致させた後、再び気体供給源44から高圧気体を供給して密閉空間42内を高圧雰囲気とする。
次いで、凸状部材50を端点M2から端点M1に至るまで移動させることで、第二の方向である分割予定ライン13bが全範囲において余すことなく確実に押圧され、その際に付与される荷重により分割予定ライン13bに形成された分割起点が確実に破断される。
以上のようにして、第一、第二の方向の分割予定ライン13a,13bについて、それぞれ分割起点が破断し、ウェーハ11を全体的に確実に分割させることができる。
図8は、他の実施形態の凸状部材55について示す図である。この凸状部材55の構成では、複数列(本実施形態では5列)の突端部56,56が設けられる構成とし、各突端部56,56において、ウェーハ11の下側からの押圧がなされることとしている。
これにより、図9に示す構成において、凸状部材55の最も端の列の突端部56が端点M2により早く到達するため、凸状部材55を端点M1から端点M2に至らせることにより分割をさせる時間を、上述の一列の突端部52を有する凸状部材50を用いた場合と比較して、短くすることができ、より短時間で分割を実施することが可能となる。
図10及び図11は、さらに他の実施形態の凸状部材90について示す図である。この凸状部材90は、上面に多くの突起92,92が突設された回転テーブル91を有して構成され、回転テーブル91がモータ93によって回転駆動される構成としている。
また、回転テーブル91とモータ93をつなぐシャフト94は、図示せぬエアシリンダなどの昇降機構により上下方向に移動可能に構成されており、これにより回転テーブル91が上下方向に移動可能に構成されることが好ましい。
突起92,92の形状や配置については特に限定されるものではないが、その尖端部が分割起点を点で押圧することができるように、チップの大きさ(分割予定ラインの間隔)に応じて適宜設計されることが好ましい。
このように構成した凸状部材90において、凸状部材90を回転させることにより、突起92,92がエキスパンドシートTを介してウェーハ11が断続的に下側から押圧され(突き上げられ)、分割起点における破断が実施されることになる。
また、同時に、凸状部材90を上下に移動させてエキスパンドシートTを拡張させることで、ウェーハ11の面内方向に広がる荷重を発生させることで、分割起点での破断をより確実に実施できる。
また、回転テーブル91の直径は、少なくともウェーハ11のデバイス領域と同等、或いは、それよりも大きく構成されるものであるが、仮に、回転テーブル91の直径をウェーハ11の直径と同一に構成することによれば、回転テーブル91を含んで構成される凸状部材90の設置面積を、ウェーハ11の面積と同一にすることができる。
これにより、凸状部材90全体としてコンパクトに構成することができ、ひいては、分割装置全体の大きさをコンパクトにすることができる。
11 ウェーハ
13a 分割予定ライン
13b 分割予定ライン
20 レーザー照射ユニット
30 分割装置
32 載置台
36 ハウジング
37 透明部
42 密閉空間
44 気体供給源
45 排気経路
50 凸状部材
52 突端部
60 凸状部材移動機構
70 撮像ユニット
80 載置台回転移動機構
F 環状フレーム
T エキスパンドシート
U 板状物ユニット

Claims (2)

  1. 分割起点が形成された板状物と該板状物が貼着されるエキスパンドシートと該エキスパンドシートの外周が貼着される環状フレームとからなる板状物ユニットの該板状物側を表面側、該エキスパンドシート側を裏面側とし、該板状物ユニットの該板状物を該分割起点に沿って分割する分割装置であって、
    板状物ユニットの環状フレームが載置されて板状物が貼着された領域のエキスパンドシートを露出した状態に支持する載置台と、
    該載置台に載置された該環状フレームを固定するフレーム固定手段と、
    該載置台に載置された該環状フレームを含む該板状物ユニットの該エキスパンドシートとともに該板状物ユニットの該板状物を収容する密閉空間を該板状物ユニットの該表面側に画成するハウジングと、
    該密閉空間に気体を供給して該板状物ユニットの該エキスパンドシートを該板状物ユニットの該裏面側に拡張する気体供給源と、
    該気体供給源から該密閉空間に気体が供給されて該エキスパンドシートが該裏面側に拡張された状態で、該板状物ユニットの該裏面側で該エキスパンドシートを介して該板状物を押圧して分割する凸状部材と、
    該凸状部材を少なくとも該板状物に対応する領域で移動させる凸状部材移動手段と、を備え、
    該凸状部材は、列状の尖端を備える突端部を複数有し、それぞれの突端部が該板状物を押圧する機能を有する、
    ことを特徴とする分割装置。
  2. 前記凸状部材移動手段は、前記凸状部材を一方向に移動させるものであり、
    前記ハウジングは、前記載置台に載置される前記環状フレームを含む前記板状物ユニットの該板状物に対面した透明部を有し、
    前記分割装置は、
    該ハウジングの該透明部を介して該板状物を撮像する撮像手段と、
    前記載置台を回転移動させる載置台回転移動手段と、を備えることで、
    該板状物ユニットの前記分割起点と該凸状部材との位置合わせを実施する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の分割装置。
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