JP2016035965A - 板状部材の分割装置および板状部材の分割方法 - Google Patents

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【課題】板状部材が大きくなっても、分割後の板状部材の厚みを正確に調節することができる板状部材の分割装置および板状部材の分割方法を提供すること。
【解決手段】板状部材の分割装置10は、板状部材としてのウエハWFの一方の面を支持する第1支持手段20と、ウエハWFの一方の面または他方の面に沿って当該ウエハWFが脆弱になる改質層11を形成する改質層形成手段30と、ウエハWFの他方の面を支持する第2支持手段40と、第1支持手段20および第2支持手段40を相対移動させて改質層11に沿ってウエハWFを複数に分割する分割手段50とを備えている。また、板状部材の分割方法は、板状部材の一方の面または他方の面に沿って当該板状部材が脆弱になる改質層11を形成する改質層形成工程と、改質層11に沿って前記板状部材を複数に分割する分割工程とを有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、板状部材の分割装置および板状部材の分割方法に関する。
半導体ウエハ(以下、ウエハと省略する場合がある)等の板状部材は、例えばSEMI(Semiconductor Equipment and Materials International)規格により、直径が200mmの半ものは厚みが725μmになるように、直径が300mmのものは厚みが775μmとなるようにと規定されている。このようなウエハは、多数のICやLSI等の電子回路(以下、回路と略称する場合がある)が形成された後、例えば50μm前後にまで研削されて半導体チップ(個片体)となるので、その9割以上が捨てられることになる。
特許文献1には、半導体基板(板状部材)の両面に不純物を拡散して拡散領域を形成する工程と、上記半導体基板を厚み方向で2分割する工程と、2分割されたそれぞれの半導体基板における拡散領域の反対面を研磨して鏡面化する工程とを備える半導体基板の製造方法が記載されている。
特開平1−114044号公報
しかしながら、このような従来の板状部材の分割方法では、板状部材(ウエハ)の直径が大きくなるに従って切断手段における切断部材(スライシング装置におけるダイヤモンドブレード17)を大きくしなければならず、切断部材が大きくなるに従って当該切断部材のぶれや歪みが大きくなり、分割後の板状部材の厚みを正確に調節することができなくなるという不都合がある。
本発明の目的は、板状部材が大きくなっても、分割後の板状部材の厚みを正確に調節することができる板状部材の分割装置および板状部材の分割方法を提供することである。
上記目的を解決するために、本発明の板状部材の分割装置は、板状部材の一方の面を支持する第1支持手段と、前記板状部材の一方の面または他方の面に沿って当該板状部材が脆弱になる改質層を形成する改質層形成手段と、前記板状部材の他方の面を支持する第2支持手段と、前記第1支持手段および前記第2支持手段を相対移動させて前記改質層に沿って前記板状部材を複数に分割する分割手段とを備えている。
本発明の板状部材の分割方法は、板状部材の一方の面または他方の面に沿って当該板状部材が脆弱になる改質層を形成する改質層形成工程と、前記改質層に沿って前記板状部材を複数に分割する分割工程とを有している。
前記板状部材の少なくとも一方の面に造形物を形成する造形物形成工程を有していてもよい。
前記造形物の周囲に沿って前記板状部材が脆弱になる改質ラインを形成する改質ライン形成工程を有していてもよい。
前記造形物の周囲に沿って前記板状部材を切断し、複数の個片体に個片化する個片化工程を有していてもよい。
本発明によれば、板状部材の一方の面または他方の面に沿って当該板状部材が脆弱になる改質層を形成し、当該改質層に沿って板状部材を複数に分割するので、従来のような切断部材のぶれや歪みがなくなり、板状部材が大きくなっても、分割後の板状部材の厚みを正確に調節することができる。
造形物形成工程を有することで、分割後または分割前の板状部材に対し、所望の造形物を任意に形成することができる。
改質ライン形成工程を有することで、板状部材を任意に個片化することができる。
個片化工程を有することで、板状部材を任意に個片化することができる。
本実施形態に係る板状部材の分割装置の側面図。 上記板状部材の分割装置の部分正面図。 上記実施形態に係る板状部材の分割方法の工程の説明図。 変形例の板状部材の分割方法の工程の説明図。 変形例の板状部材の分割方法の工程の説明図。 変形例の板状部材の分割方法の工程の説明図。 変形例の板状部材の分割方法の工程の説明図。 変形例の板状部材の分割方法の工程の説明図。
以下、本発明の一実施形態に係る板状部材の分割装置を図1に基づいて説明する。なお、本明細書におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、前記所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な図1の手前方向から観た場合を基準とし、方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸方向であって紙面に直交する手前方向、「後」がその逆方向とする。
図1において、本実施形態に係る板状部材の分割装置10は、板状部材としてのウエハWFの一方の面を支持する第1支持手段20と、ウエハWFの一方の面または他方の面に沿って当該ウエハWFが脆弱になる改質層11を形成する改質層形成手段30と、ウエハWFの他方の面を支持する第2支持手段40と、第1支持手段20および第2支持手段40を相対移動させて改質層11に沿ってウエハWFを複数に分割する分割手段50とを備えている。
第1支持手段20は、駆動機器としてのリニアモータ21と、リニアモータ21のスライダ21Aに支持され、減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない減圧手段によって上面22AでウエハWFを吸着保持可能な第1支持プレート22とを備えている。
改質層形成手段30は、図2に示すように、Y軸方向にウエハWFの直径よりも長い幅の帯状レーザ光31Aを照射可能なレーザ照射装置31を備えている。レーザ照射装置31は、ウエハWFの内部における所定の位置に焦点を合わせ、当該焦点とされた位置を脆弱にすることができる。
第2支持手段40は、駆動機器としての直動回動モータ41と、直動回動モータ41の出力軸41Aに支持され、減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない減圧手段によって下面42AでウエハWFを吸着保持可能な第2支持プレート42とを備えている。
分割手段50は、そのスライダ51Aで直動回動モータ41を支持する駆動機器としてのリニアモータ51と、第2支持プレート42の内部に設けられた超音波振動装置や偏心モータ等の振動付与手段52とを備えている。なお、直動回動モータ41における回動部は、分割手段50の構成部材である。
次に、本実施形態に係る板状部材の分割装置10を用いた板状部材の分割方法について説明する。
先ず、各部材が初期位置に配置された図1中実線で示す状態の板状部材の分割装置10に対し、作業者または多関節ロボットやベルトコンベア等の図示しない搬送手段が第1支持プレート22の上面22AにウエハWFを載置する(板状部材用意工程)。次いで、第1支持手段20が図示しない減圧手段を駆動し、上面22AでウエハWFを吸着保持した後、リニアモータ21を駆動し、第1支持プレート22を右方へ移動させる。なお、ウエハWFは、図3(a)、(b)に示すように、一方の面に多数のICやLSI等の造形物としての回路CAが形成され、各回路CA間にストリートSTが格子状に形成されている。本実施形態の場合、ウエハWFは、回路CAが形成された一方の面に接着シートや樹脂等の図示しない表面保護部材が積層され、当該表面保護部材が上面22Aに当接するように第1支持プレート22に載置される。
第1支持プレート22の右方への移動中、ウエハWFの右端部がレーザ照射装置31のレーザ照射位置(レーザ照射装置31の直下位置)に到達すると、改質層形成手段30がレーザ照射装置31を駆動し、ウエハWFにおける上下方向の中心に焦点をおいて帯状レーザ光31Aの照射を開始する。その後も第1支持プレート22の右方への移動が継続されると、ウエハWFにおける上下方向の中心位置にウエハWFの一方の面または他方の面に沿う面状の改質層11が形成される(改質層形成工程)。そして、ウエハWFの左端部がレーザ照射位置を通過し、当該ウエハWFが第2支持プレート42の直下に到達すると、第1支持手段20がリニアモータ21の駆動を停止する。
次に、第2支持手段40が直動回動モータ41を駆動し、第2支持プレート42を下降させて下面42AをウエハWFの上面に当接させた後、図示しない減圧手段を駆動し、下面42AでウエハWFを吸着保持する。そして、分割手段50が振動付与手段52を駆動するとともに、直動回動モータ41を駆動し、下面42A内で第2支持プレート41を回転させる。これにより、ウエハWFは、改質層11に沿って2分割され、第1支持プレート22に支持された下半ウエハWF1と第2支持プレート22に支持された上半ウエハWF2とに分割される(分割工程)。その後、分割手段50がリニアモータ51を駆動し、上半ウエハWF2を右方に移動させ、図示しない減圧手段の駆動を停止して当該上半ウエハWF2を図示しない搬送手段に受け渡す。また、第2支持手段40も図示しない減圧手段の駆動を停止して下半ウエハWF1を図示しない搬送手段に受け渡すと、第1支持手段20および分割手段50がリニアモータ21、51を駆動し、第1、第2支持プレート22、42を初期位置に復帰させる。そして、以降上記同様の動作が繰り返される。
以上のような実施形態によれば、ウエハWFの一方の面または他方の面に沿って当該ウエハWFが脆弱になる改質層11を形成し、当該改質層11に沿ってウエハWFを複数に分割するので、従来のような切断部材のぶれや歪みがなくなり、ウエハWFが大きくなっても、分割後のウエハWF(下半、上半ウエハWF1、WF2)の厚みを正確に調節することができる。
また、本発明によれば、従来の切断部材よりも速くウエハWFを分割することができる。
さらに、本発明によれば、従来の切断部材によって形成される切込よりも上下方向の幅が狭い改質層11を形成することができるので、従来の切断部材に比べて1のウエハWFを沢山の分割後のウエハに分割することができる。
本発明における手段および工程は、それら手段および工程について説明した動作、機能または工程を果たすことのできる限りなんら限定されるものではなく、まして、前記実施形態で示した単なる1実施形態の構成物や工程に全く限定されるものではない。例えば、改質層形成手段は、板状部材の一方の面または他方の面に沿って当該板状部材が脆弱になる改質層を形成可能なものであれば、出願当初の技術常識に照らし合わせてその範囲内であればなんら限定されることはない(他の手段および工程についての説明は省略する)。
板状部材用意工程において、両面に回路CAが形成されていないウエハWFを用意し、図4(a)に示すように、当該ウエハWFを第1支持プレート22に載置する前の段階で、造形物形成手段としての回路形成手段60によって当該ウエハWFの少なくとも一方の面に回路CAを形成してもよい(造形物形成工程)。
造形物は、回路CA以外に、所定の図柄、絵、模様、文字、数字、立体図、凹凸模様またはそれらを組み合わせたもの等、何ら限定されることはなく、造形物形成手段も、それらを形成できるものであれば何ら限定されることはない。
ウエハWFを下半、上半ウエハWF1、WF2に分割した後に、図4(b)に示すように、回路形成手段60によってそれら下半、上半ウエハWF1、WF2の少なくとも一方の面に回路を形成してもよい(造形物形成工程)。
ウエハWFを下半、上半ウエハWF1、WF2に分割した後に、図5(a)に示すように、改質ライン形成手段70によって回路CAの周囲に沿って(ストリートSTに沿って)それら下半、上半ウエハWF1、WF2が脆弱になる改質ライン12を形成してもよい(改質ライン形成工程)。改質ライン形成手段70は、レーザ光71Aを照射するレーザ照射装置71を備え、図示しない駆動機器によってX軸方向とY軸方向とに移動可能に設けられている。レーザ照射装置71は、ウエハWFの内部における所定の位置に焦点を合わせ、当該焦点とされた位置を脆弱にすることができる。改質ライン形成手段70は、下半、上半ウエハWF1、WF2の回路CAが形成された面からでも、回路CAが形成されていない面からでも、それら両方も面からでも改質ライン12を形成することができる。なお、レーザ照射装置71の移動を停止させておき、下半、上半ウエハWF1、WF2を移動させたり、それら両方を移動させたりして改質ライン12を形成してもよい。改質ライン12が形成された下半、上半ウエハWF1、WF2は、図5(b)に示すように、変形可能な接着シートや吸着部材等の保持手段80で保持され、当該保持手段80が引っ張られることで改質ライン12で複数の個片体としての半導体チップ(以下、チップと省略する場合がある)CPに個片化される。また、改質ライン12が形成された下半、上半ウエハWF1、WF2を折り曲ることで、複数のチップCPに個片化してもよい。
ウエハWFを下半、上半ウエハWF1、WF2に分割した後に、図6に示すように、回路CAの周囲に沿って(ストリートSTに沿って)それら下半、上半ウエハWF1、WF2を切削ブレード、レーザ照射装置、エッチング等の切断手段BLによって切断し、複数のチップCPに個片化してもよい(個片化工程)。切断手段BLは、下半、上半ウエハWF1、WF2の回路CAが形成された面からでも、回路CAが形成されていない面からでも、それら両方も面からでも下半、上半ウエハWF1、WF2を切断することができる。
上述のように改質ライン形成手段70によって改質ライン12を形成した後、切断手段BLによって改質ライン12に沿って下半、上半ウエハWF1、WF2を切断してもよい。
ウエハWFを下半、上半ウエハWF1、WF2に分割した後や、下半、上半ウエハWF1、WF2を複数のチップCPに個片化した後、図7に示すように、砥石、研削ブレードレーザ照射装置、エッチング等の研削手段90で下半、上半ウエハWF1、WF2または複数のチップCPの分割面を研削し、それらを30μmや50μmといった所定の厚みにまで研削してもよい(研削工程)。
第1支持手段20は、ウエハWFを接着剤やメカチャック等の支持部材でウエハWFを支持する構成でもよい。
第1支持手段20は、移動することなく改質層形成手段30が移動して改質層11を形成してもよいし、それら両方が移動して改質層11を形成してもよい。
第1支持手段20は、回路CAが形成されていない面からウエハWFを支持してもよい。
レーザ照射装置31は、ウエハWFの直径に応じて帯状レーザ光31AのY軸方向の幅を変えることができる。
レーザ照射装置31は、ウエハWFとの相対移動によってレーザ照射位置におけるウエハWFのY軸方向の幅が変化する場合、当該幅の変化に応じて帯状レーザ光31AのY軸方向の幅を変更させるY軸方向照射領域変更手段を有してもよい。
改質層形成手段30の代わりに、図8に示すように、駆動機器としてのリニアモータ101と、リニアモータ101のスライダ101Aに支持され、X軸方向に延びた帯状レーザ光102Aを照射するレーザ照射装置102を備えた改質層形成手段100を採用してもよい。レーザ照射装置102も、ウエハWFの内部における所定の位置に焦点を合わせ、当該焦点とされた位置を脆弱にすることができる。この場合、第1支持手段20がリニアモータ21を駆動し、第1支持プレート22を間欠送りする。そして、第1支持プレート22が停止中に、改質層形成手段100がリニアモータ101を駆動し、レーザ照射装置102をY軸方向に移動させてX軸方向に所定の幅を有する改質層11を形成する。その後、第1支持手段20がリニアモータ21を駆動し、帯状レーザ光102AのX軸方向の幅分第1支持プレート22を右方に移動させて停止する。次いで、改質層形成手段100がリニアモータ101を駆動し、レーザ照射装置102をY軸方向に移動させてX軸方向に所定の幅を有する改質層11を形成し、以降同様の動作が繰り返される。なお、レーザ照射装置102における帯状レーザ光102AのX軸方向の幅をウエハWFの直径よりも大きくし、当該レーザ照射装置102をY軸方向に1回または2回以上移動させて改質層11を形成するようにしてもよい。このとき、レーザ照射装置102は、ウエハWFとの相対移動によってレーザ照射位置におけるウエハWFのX軸方向の幅が変化する場合、当該幅の変化に応じて帯状レーザ光102AのX軸方向の幅を変更させるX軸方向照射領域変更手段を有してもよい。
改質層形成手段30は、回路CAが形成された面側から改質層11を形成してもよいし、ウエハWFの両面側から改質層11を形成してもよい。
第2支持手段40は、ウエハWFを接着材やメカチャック等の支持部材でウエハWFを支持する構成でもよい。
分割手段50は、振動付与手段52を備えていなくてもよい。
分割手段50は、第2支持プレート42を回転させることなく、第1支持プレート22を左方に移動させるか、第2支持プレート42を右方に移動させるか、それら両方を離れる方向に移動させるかしてウエハWFを分割してもよい。
分割手段50は、第2支持プレート42を回転させることなく、第1支持プレート22を回転させてウエハWFを分割してもよいし、それら両方を反対方向に回転させたり、それら両方を同じ方向であっても回転量を異ならせたりしてウエハWFを分割してもよい。
分割手段50は、第2支持プレート42を回転させることなく、振動付与手段52を駆動してウエハWFを分割してもよい。
分割手段50は、ウエハWFを分割できる限りにおいて、リニアモータ51、振動付与手段52および直動回動モータ41における回動部の内、少なくとも1つが設けられていればよい。
板状部材としては、半導体ウエハ以外に、例えば、回路基板、ベース基板、リードフレーム、ガラス板、鋼板、陶器、木板または樹脂板等、任意の形態の部材や物品等でよく、何ら限定されるものではない。従って、個片体も、それら任意の形態の部材や物品等から切断されたものでよく、何ら限定されるものではない。
ウエハWFは、円盤状のシリコン半導体ウエハ、SiC(シリコンカーバイド)ウエハ、サファイアウエハ、化合物半導体ウエハなどが例示できる。化合物半導体ウエハは、例えばGaP(リン化ガリウム)ウエハ、GaA(ヒ化ガリウム)ウエハ、InP(リン化インジウムガリウム)ウエハ、GaN(窒化ガリウム)ウエハ等が挙げられる。
回路CAはどのようなものでもよく、例えば回路CAが、貫通電極を有する(あるいは貫通電極のみを有する)ものでもよい。この場合、貫通電極を埋め込む工程を設け、上記分割工程において当該貫通電極を埋め込んだウエハWFを厚み内で2分割して貫通電極付きの複数のウエハを形成することができる。
ウエハWFは、725μm、625μm等どんな厚みでもよいし、300mm、450mm等どんな直径でもよい。
ウエハWFの形状は、円形、D型、楕円形、四角形、その他の多角形等どんな形でもよい。
ウエハWFは、少なくとも一方の面に予め回路CAが形成させていてもよいし、両面とも街路CAが形成されていなくてもよい。
ウエハWFに形成される回路は、一方の面と他方の面とで大きさやパターンが異なっていてもよい。
ウエハWF少なくとも一方の面に表面保護部材が積層されていてもよいし、両面とも表面保護部材が積層されていなくてもよい。
板状部材の分割装置10は、2分割されたウエハWFに、さらに改質層11を形成して当該ウエハWFを3分割以上に分割してもよい。
前記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダおよびロータリシリンダ等のアクチュエータ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合せたものを採用することもできる(実施形態で例示したものと重複するものもある)。
10 板状部材の分割装置
11 改質層
12 改質ライン
20 第1支持手段
30、100 改質層形成手段
40 第2支持手段
50 分割手段
WF 半導体ウエハ(板状部材)
CA 回路(造形物)
CP 半導体チップ(個片体)

Claims (5)

  1. 板状部材の一方の面を支持する第1支持手段と、
    前記板状部材の一方の面または他方の面に沿って当該板状部材が脆弱になる改質層を形成する改質層形成手段と、
    前記板状部材の他方の面を支持する第2支持手段と、
    前記第1支持手段および前記第2支持手段を相対移動させて前記改質層に沿って前記板状部材を複数に分割する分割手段とを備えていることを特徴とする板状部材の分割装置。
  2. 板状部材の一方の面または他方の面に沿って当該板状部材が脆弱になる改質層を形成する改質層形成工程と、
    前記改質層に沿って前記板状部材を複数に分割する分割工程とを有していることを特徴とする板状部材の分割方法。
  3. 前記板状部材の少なくとも一方の面に造形物を形成する造形物形成工程を有していることを特徴とする請求項2に板状部材の分割方法。
  4. 前記造形物の周囲に沿って前記板状部材が脆弱になる改質ラインを形成する改質ライン形成工程を有していることを特徴とする請求項3に板状部材の分割方法。
  5. 前記造形物の周囲に沿って前記板状部材を切断し、複数の個片体を形成する個片化工程を有していることを特徴とする請求項3または4に記載の板状部材の分割方法。
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