JP5885156B2 - 自動車ドアのグラスラン用リテーナー及び自動車のドア構造 - Google Patents

自動車ドアのグラスラン用リテーナー及び自動車のドア構造 Download PDF

Info

Publication number
JP5885156B2
JP5885156B2 JP2011282133A JP2011282133A JP5885156B2 JP 5885156 B2 JP5885156 B2 JP 5885156B2 JP 2011282133 A JP2011282133 A JP 2011282133A JP 2011282133 A JP2011282133 A JP 2011282133A JP 5885156 B2 JP5885156 B2 JP 5885156B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
retainer
glass run
glass
door
elevating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011282133A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013129400A (ja
Inventor
桑原 宏和
宏和 桑原
リチャード パーチュ マシュー
リチャード パーチュ マシュー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nishikawa Rubber Co Ltd
Original Assignee
Nishikawa Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nishikawa Rubber Co Ltd filed Critical Nishikawa Rubber Co Ltd
Priority to JP2011282133A priority Critical patent/JP5885156B2/ja
Priority to EP12197804.3A priority patent/EP2607126B1/en
Priority to US13/720,608 priority patent/US8800207B2/en
Priority to CN201210564470.1A priority patent/CN103171411B/zh
Publication of JP2013129400A publication Critical patent/JP2013129400A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5885156B2 publication Critical patent/JP5885156B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J10/00Sealing arrangements
    • B60J10/70Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens
    • B60J10/74Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens for sliding window panes, e.g. sash guides
    • B60J10/79Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens for sliding window panes, e.g. sash guides for flush-glass windows, i.e. for windows flush with the vehicle body or the window frame
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J10/00Sealing arrangements
    • B60J10/20Sealing arrangements characterised by the shape
    • B60J10/24Sealing arrangements characterised by the shape having tubular parts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J10/00Sealing arrangements
    • B60J10/70Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens
    • B60J10/74Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens for sliding window panes, e.g. sash guides
    • B60J10/76Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens for sliding window panes, e.g. sash guides for window sashes; for glass run channels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J10/00Sealing arrangements
    • B60J10/70Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens
    • B60J10/74Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens for sliding window panes, e.g. sash guides
    • B60J10/78Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens for sliding window panes, e.g. sash guides adjacent to corner pieces, mirror supports or quarter windows
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J5/00Doors
    • B60J5/04Doors arranged at the vehicle sides
    • B60J5/0401Upper door structure
    • B60J5/0402Upper door structure window frame details, including sash guides and glass runs

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)

Description

本発明は、自動車ドアのグラスラン用リテーナー及び自動車のドア構造に関する。
図1に示すように、昇降ガラス1に隣接してサイドパネル2が設けられている自動車のドアは一般に知られている。図1に示すフロントドアにあっては、昇降ガラス1に隣接してその前側にサイドパネル2として固定ガラスが設けられている。そのようなサイドパネル2は、ミラーベースとして利用されることもあり、コーナーブラケットとも称されている。図示は省略するが、リヤドアにあっても、昇降ガラスに隣接してその後側にサイドパネルが設けられることがある。サイドパネルはガラス製とされる他、金属製或いは樹脂製とされることもある。
従来、ドアのベルトラインLよりも上側には、例えば特許文献1の図9にも記載されているように、昇降ガラス1を昇降自在に保持するために、図2に示すグラスラン4及びリテーナー5が設けられている。そのリテーナー5は、断面略H字状をなし、その片側の凹部にサイドパネル2の側縁がシール6を介して嵌め込まれ、反対側の凹部に昇降ガラス1を摺動自在に保持する断面略コ字状のグラスラン4が保持されている。一方、ドアのベルトラインLよりも下側には、上側の断面略H字状リテーナー5とは別に、図3に示すように、断面略コ字状のリテーナー7が設けられ、このリテーナー7の凹部に断面略コ字状のグラスラン8が保持されている。リテーナー7は、例えば、上下に離れた2箇所がそれぞれブラケット9を介してドアインナパネルに固定されている。
また、特許文献2に記載されているように、ドア外面のフラッシュサーフェース化のために、グラスランを、室外側には突出させずに、室内側のみに設けて、昇降ガラスとコーナーブラケットとの隙間を室内側から塞ぐことも知られている。この特許文献2では、そのグラスラン(シール部材)は、コーナーブラケット側に固定した芯材に保持されている。さらに、特許文献3には、同じくドア外面のフラッシュサーフェース化のために、リップ付き金属製リテーナーをドアの固定ガラスに固定して室内側に配置し、その2箇所のリップを昇降ガラスの室内側の面及び端面に当接させることが記載されている。
特開2008−285067号公報 実開平01−111017号公報 国際公開第2010/001016パンフレット
図1乃至図3に記載したドア構造では、上側のリテーナー5をサイドパネル2に、下側のリテーナー7をドアインナパネルにそれぞれ組み付けたときに、上下のリテーナー5,7間で位置ずれを生ずる可能性がある。
特に、特許文献2,3に記載されているようにドア外面のフラッシュサーフェース化を図るときは、上側のグラスランと下側のグラスランとは形状が相違し、そのため、上下のリテーナー5,7の断面形状も自ずと相違することになるため、互いの位置合わせが難しくなる。さらに、サイドパネルをドアウィンド部に組み付けるときに位置ずれを生ずると、その位置ずれが上側のリテーナーの位置ずれとなり、上下のリテーナー5,7の位置ずれが大きくなる。
また、上下のグラスランを別体にする場合、上述の如く上下のリテーナー5,7に位置ずれを生ずると、それらリテーナー5,7に組み付ける上下のグラスランにも位置ずれを生ずることになる。これは、昇降ガラス1のスムースな昇降に支障を来す。仮に、上側のグラスランと下側のグラスランとを連続させて一体化した場合には、この一体型グラスランをドア本体内(インナパネルとアウタパネルとの間)のリテーナー7に上から差し込んで組み付けていく必要があり、組付作業性が悪くなる。
そこで、本発明は、上記リテーナーの位置ずれ問題を解決する。また、本発明は、昇降ガラスの昇降をスムースにする。また、本発明は、グラスランの組付性を改善する。
本発明は、上記課題の解決のために、ドアベルトラインの上側から下側まで連続した一体型リテーナーを採用した。
すなわち、ここに提示する自動車ドアのグラスラン用リテーナーは、昇降ガラスと、該昇降ガラスに隣接してドアウインド部に固定して設けられたサイドパネルとを有する自動車ドアに適用されるものであって、
上記ドアのベルトラインよりも下側の部位からベルトラインを越えてさらに上方に延びるように設けられるリテーナー上部と、該リテーナー上部と一体になっていて該リテーナー上部の下端から下方に延びるリテーナー下部とを備え、
上記リテーナー上部は、グラスラン保持部として、上記昇降ガラスの上記サイドパネル側の側縁部が摺接するグラスラン上部を室内側から保持するインナ部のみを有し、さらに上記サイドパネルに固定される固定部を有し、
上記リテーナー下部は、グラスラン保持部として、上記昇降ガラスの上記側縁部が摺接するグラスラン下部を室内側から保持するインナ部と、該グラスラン下部を室外側から保持するアウタ部とを有する断面略コ字状に形成されており、
上記リテーナー上部のインナ部と上記リテーナー下部のインナ部とが継目なく連続した一体型リテーナーであり、上記リテーナー上部は、上記リテーナー下部のアウタ部に相当する部分が欠けた形状になっていることを特徴とする。
また、ここに提示する自動車のドア構造は、昇降ガラスと、該昇降ガラスに隣接してドアウインド部に固定して設けられたサイドパネルとを備え、
上記グラスラン用リテーナーのリテーナー上部の固定部が上記サイドパネルに固定され、
上記グラスラン用リテーナーのリテーナー下部がドアパネルに固定され、
ドアベルトラインよりも下側部位よりドア上方においては、上記昇降ガラスの上記サイドパネル側の側縁部が摺接するグラスラン上部が、上記リテーナー上部のインナ部によって室内側から保持され、
上記下側部位よりドア下方においては、上記昇降ガラスの上記側縁部が摺接する断面略コ字状のグラスラン下部が、上記リテーナー下部のインナ部又は/及びアウタ部によって室内側又は/及び室外側から保持されていて、
上記グラスラン上部は、上記昇降ガラスと上記サイドパネルとの隙間を室内側のみからシールするものであることを特徴とする。
好ましい実施形態は、上記グラスラン上部と上記グラスラン下部とは一体になっていることを特徴とする。
本発明に係るグラスラン用リテーナーによれば、リテーナー上部のインナ部とリテーナー下部のインナ部とが継目なく連続した一体型リテーナーになっているから、リテーナー上部とリテーナー下部との位置ずれ、グラスラン上部とグラスラン下部との位置ずれという問題はなくなる。よって、昇降ガラスのスムースな昇降に有利になるとともに、部品点数の削減が図れる。
リテーナー上部は、グラスラン保持部としてインナ部のみを有し、グラスラン保持部自体にはドアウインド部外側への突出部がないから、すなわち、リテーナー上部はリテーナー下部のアウタ部に相当する部分が欠けた形状になっているから、ドア外面のフラッシュサーフェース化に有利になる。特に、グラスラン上部として、昇降ガラスとサイドパネルとの隙間を室内側のみからシールするものを採用すれば、ドア外面のより一層のフラッシュサーフェース化を図ることができる。
リテーナー下部は、グラスラン保持部としてインナ部とアウタ部とを有する断面略コ字状に形成されているから、グラスラン下部を確実に保持することができる。そして、グラスラン下部を断面略コ字状にすることにより、昇降ガラスの安定した昇降を図ることができる。
さらに、上記グラスラン用リテーナーによれば、予めグラスラン上部及びグラスラン下部を当該リテーナーに組み付け且つリテーナー上部をサイドパネルに固定した状態で、その全体をドア本体部に組み付けていくことができる。そのため、ドア全体を組立作業が容易になる。
また、本発明に係る自動車のドア構造によれば、上記一体型のグラスラン用リテーナーを採用したことにより、部品点数の削減、昇降ガラスのスムースな昇降、並びにドア外面のフラッシュサーフェース化に有利になり、ドア全体の組立作業も容易になる。
従来の自動車のドアを示す側面図である。 図1のII−II線断面図である。 図1のIII−III線断面図である。 本発明に係る自動車のドア構造を示す斜視図である。 本発明に係るリテーナーの一部を示す斜視図である。 本発明に係るグラスランの一部を示す斜視図である。 図4のVII−VII線断面図である。 図4のVIII−VIII線断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図4は実施形態に係る自動車のフロントドアの構造を示す。同図において、11は昇降ガラス、12は昇降ガラス11に隣接してその前側においてドアウィンド部に固定して設けられたサイドパネル、13はドアインナパネルである。昇降ガラス11の昇降のために、その前側(サイドパネル12側)にグラスラン14と、該グラスラン14を保持するリテーナー15とが設けられている。図4はドアアウタパネルを除いて室外側からドアの前部を視た図である。
図5に示すように、グラスラン14は、グラスラン上部16とグラスラン下部17とが一体になったものである。一方、リテーナー15も、図6に示すように、リテーナー上部18とリテーナー下部19とが一体になったものである。
グラスラン上部16は、図4に示すように、ドアベルトライン(ドアインナパネル13の上縁ライン)Lよりも下側の部位からベルトラインLを越えて上方へ延びている。図4及び図5では、グラスラン上部16を中間で切断した状態で示しているが、グラスラン上部16の上端は、サイドパネル12の上端付近に至っている。グラスラン下部17は、グラスラン上部16に続いて、その下端から下方へ延びている。このグラスラン下部17の下端は、昇降ガラス11が下降端になったときの該昇降ガラス11の下端付近まで延びている。
リテーナー15に関しても、グラスラン14に対応して、リテーナー上部18は、ベルトラインLよりも下側の部位よりベルトラインLを越えて上方へ延び、その上端はサイドパネル12の上端付近に至っている。リテーナー下部19は、リテーナー上部18の下端に続いて下方へ延び、その下端はグラスラン下部17の下端付近に至っている。
<グラスラン14の形状>
図7(図4のVII−VII線断面図)に示すように、グラスラン上部16は、昇降ガラス11とサイドパネル12との隙間を室内側のみからシールするように設けられている。そのために、グラスラン上部16は、室内側を略前後方向に広がるベース部16aと、該ベース部16aの室外側に設けられたシール部16bとを備え、さらに、ベース部16aの後側(昇降ガラス11側)の側縁より室外側に折り返されたリップ部16cを備えている。シール部16bは、断面中空状に形成されていて、ベース部16aから昇降ガラス11とサイドパネル12との隙間部位に向かって膨出している。昇降ガラス11が昇降するときは、昇降ガラス11のサイドパネル12側の側縁がシール部16bに摺接し、昇降ガラス11の側縁近傍の室内側の面がリップ部16cに摺接する。
図8(図4のVIII−VIII線断面図,但し、昇降ガラス11を下降させた状態の断面図)に示すように、グラスラン下部17は、ベルトラインLよりも下方において、昇降ガラス11のサイドパネル12側の端部を室内側及び室外側から挟み、該昇降ガラス11の昇降をガイドする。そのために、グラスラン下部17は、後方(昇降ガラス11側)に向かって開口した断面略コ字状のベース部17aと、このベース部17aの室内側及び室外側の両開口縁より各々内側に折り返されたリップ部17b,17cとを備えている。昇降ガラス11は、そのサイドパネル12側の側縁部の室内側及び室外側の面がリップ部17b,17cを摺接して昇降する。
<リテーナー15の形状>
図7に示すように、リテーナー上部18は、グラスラン保持部としては、上記グラスラン上部16を保持するインナ部18aのみを有する。このリテーナー上部18は、インナ部18aとサイドパネル12に固定される固定部18bとを備えてなる。
インナ部18aは、グラスラン上部16のベース部16aに沿って略前後方向に広がり、その両側縁にグラスラン上部16を保持すべく室外側に折り返されてなる係合部18c,18dを有する。グラスラン上部16は、ベース部16aの両側縁部に形成された凹溝が上記係合部18c,18dに係合してリテーナー上部18に保持されている。固定部18bは、インナ部18aよりサイドパネル12側に張出し、該サイドパネル12の室内側の面に固定されている。
図8に示すように、リテーナー下部19は、グラスラン保持部として、グラスラン下部17を室内側から保持するインナ部19aと、グラスラン下部17を室外側から保持するアウタ部19bとを有する。このリテーナー下部19は、後方(昇降ガラス11側)に向かって開口した断面略コ字状に形成されている。
インナ部19aは、リテーナー上部18のインナ部18aと同じ断面形状を有する。すなわち、インナ部19aは、グラスラン下部17のベース部17aの室内側部分に沿って略前後方向に広がり、その両側縁にグラスラン下部17を保持すべく室外側に折り返されてなる係合部19c,19dを有する。この係合部19c,19dに、グラスラン下部17のベース部17aの室内側の側壁17aiの両側縁部に形成された凹溝が係合している。
アウタ部19bは、グラスラン下部17のベース部17aの室外側の側壁17aoに沿って略前後方向に広がり、その中間部に略L字状に屈曲した係合部19eを有する。この係合部19eに、グラスラン下部17のベース部17aの室外側の側壁17aoより室外側に突出した突条部が係合している。さらに、アウタ部19bの室外側の先端が、グラスラン下部17のベース部17aの室外側部分の先端に弾性的に当接している。
グラスラン下部17は、上記リテーナー下部19の係合部19c,19dに対する上記室内側凹溝の係合と、上記リテーナー下部19の係合部19eに対する上記室外側突条部の係合と、上記リテーナー下部19の室外側の先端の上記弾性的な当接とによって、当該リテーナー下部19に保持されている。
要するに、上記リテーナー15は、リテーナー上部18のインナ部18aとリテーナー下部19のインナ部19aとが継目なく連続した一体型リテーナーであり、リテーナー15の全体形状をみると、リテーナー上部18では、リテーナー下部19のアウタ部19bに相当する部分が欠けた形状になっているということができる。
<グラスラン14とリテーナー15との位置決め>
図5に示すように、グラスラン14には、ベルトラインLよりも下側の部位に、上部突起21と下部突起22とが設けられている。上部突起21は、自動車前後方向に間隔をおいて2つ設けられていて、それらの突起下面がストッパ面になっている。下部突起22は、後方に向かって開口した断面略コ字状に形成されていて、上壁、下壁及びこの両壁を結ぶ縦壁とを備えてなる。なお、縦壁は省略することができる。
これに対して、リテーナー15は、リテーナー下部19のアウタ部19bの上端面がグラスラン14の上部突起21を受ける受け面となっている。さらに、そのアウタ部19bに後方に向かって開口した断面略コ字状の嵌合凹部23が形成されていて、この嵌合凹部23にグラスラン14の下部突起22が嵌まっている。
上述の上部突起21と受け面との係合、並びに下部突起22と嵌合凹部23との嵌合によって、グラスラン14とリテーナー15との相互の位置決めないしはずれ防止が図られている。
<グラスラン14の成形>
グラスラン14は、図5に示すように、各々押出成形されたアッパ部材25及びロア部材26を中間連結部材27によって当該三者が一連になるように接続してなる。中間連結部材27は、その上端面がアッパ部材25の断面形状と同じ形状であり、その下端面がロア部材26の断面形状と同じ形状である。つまり、中間連結部材27の断面形状は、その中間でアッパ部材25の断面形状からロア部材26の断面形状に変化している。従って、アッパ部材25及び中間連結部材27の上部がグラスラン上部16を構成し、ロア部材26及び中間連結部材27の下部がグラスラン下部17を構成している。
このグラスラン14は、インサート成型によって得ることができる。すなわち、予め押出成形したアッパ部材25及びロア部材26を、中間連結部材27の成形型にセットし、該成形型によって中間連結部材27を成形することによって、アッパ部材25、ロア部材26及び中間連結部材27が接続されて一連になったグラスラン14を得ることができる。このグラスラン14は、ゴム製とすることができ、或いは樹脂(TPE=熱可塑性エラストマーを含む)製とすることができ、或いはゴムと樹脂との複合体(例えば、アッパ部材25及びロア部材26をゴム製とし、中間連結部材27を樹脂製とする複合体)とすることができる。
<リテーナー15の成形>
リテーナー15は、上述の如く、リテーナー上部18のインナ部18aとリテーナー下部19のインナ部19aとが継目なく連続している一方、リテーナー上部18は、アウタ側が欠けた形状になっている(図6参照)。よって、リテーナー15をアルミニウム合金等の金属製とする場合は、例えば、リテーナー下部19の断面形状を有するリテーナー素材を押出加工、或いはロールフォーミングによって成形した後、そのリテーナー素材の上部のアウタ側を切り落とすことによって、当該リテーナー15を得ることができる。リテーナー素材は樹脂材料の押出成形によって得ることもできる。或いは、樹脂材料を用いて金型に注入してリテーナー15を成形することもできる。その場合は上述の切り落とし工程は不要になる。
<グラスラン14及びリテーナー15のドア本体へ組付>
グラスラン14をリテーナー15に組み付ける一方、リテーナー上部18をサイドパネル12に固定する。この固定には接着剤を利用しても、ビス等の止具を利用してもよい。或いは、リテーナー上部18の固定部を前方に開口した断面略コ字状に形成し、このコ字状固定部でサイドパネル12を挟み込む形にしてもよい。そして、得られたサイドパネル12、グラスラン14及びリテーナー15よりなる組立品をドア本体部に組み付ける。すなわち、当該組立品のサイドパネル12をドアインナパネル13の上縁に固定し、リテーナー15の下端部をドアインナパネル13にブラケットを介して固定する。
<実施形態の利点>
よって、上記実施形態によれば、ベルトラインLの上方に延びるリテーナー上部18と、ベルトラインLの下方に延びるリテーナー下部19とが連続して一体になっているから、部品点数の削減が図れるとともに、リテーナー上部18とリテーナー下部19との位置ずれ、グラスラン上部16とグラスラン下部17との位置ずれという問題はなくなる。よって、昇降ガラス11のスムースな昇降に有利になる。
グラスラン上部16は室内側のみから昇降ガラス11とサイドパネル12との隙間を塞ぐ構成であり、且つリテーナー上部18には室外側への突出部がないから、ドア外面のフラッシュサーフェースが実現される。
また、グラスラン14をリテーナー15に組み付け且つリテーナー上部18をサイドパネル12に固定した状態で、その全体をドアインナパネル13に組み付けていくことができるから、ドア全体を組立作業、特にグラスラン14のリテーナー15への組付が容易になる。すなわち、上記実施形態の場合、リテーナー上部とリテーナー下部とが別体になっている従来ケースとは違って、先にグラスラン14とリテーナー15とを組み立てた状態でドア本体側に組み込んでいくことができる。よって、従来のようなグラスランをドア本体内のリテーナーに上から差し込んで組み付けていくという面倒な作業は不要になる。
なお、グラスラン上部16とグラスラン下部17とは別体であって中間連結部材27が存在しない形態でもよい。
また、上記実施形態は自動車のフロントドアの構造に関するが、本発明はリヤドアにも適用することができる。リヤドアのサイドパネルが昇降ガラスに隣接してその後側に設けられている場合、グラスラン下部17及びリテーナー下部19は前方に開口した断面略コ字状に形成することになる。
11 昇降ガラス
12 サイドガラス
13 ドアインナパネル
14 グラスラン
15 リテーナー
16 グラスラン上部
17 グラスラン下部
18 リテーナー上部
18a インナ部
18b 固定部
19 リテーナー下部
19a インナ部
19b アウタ部
L ベルトライン

Claims (3)

  1. 昇降ガラスと、該昇降ガラスに隣接してドアウインド部に固定して設けられたサイドパネルとを有する自動車ドアのグラスラン用リテーナーであって、
    上記ドアのベルトラインよりも下側の部位からベルトラインを越えてさらに上方に延びるように設けられるリテーナー上部と、該リテーナー上部と一体になっていて該リテーナー上部の下端から下方に延びるリテーナー下部とを備え、
    上記リテーナー上部は、グラスラン保持部として、上記昇降ガラスの上記サイドパネル側の側縁部が摺接するグラスラン上部を室内側から保持するインナ部のみを有し、
    上記リテーナー下部は、グラスラン保持部として、上記昇降ガラスの上記側縁部が摺接するグラスラン下部を室内側から保持するインナ部と、該グラスラン下部を室外側から保持するアウタ部とを有する断面略コ字状に形成されており、
    上記リテーナー上部のインナ部と上記リテーナー下部のインナ部とが継目なく連続した一体型リテーナーであり、上記リテーナー上部は、上記リテーナー下部のアウタ部に相当する部分が欠けた形状になっていることを特徴とする自動車ドアのグラスラン用リテーナー。
  2. 昇降ガラスと、該昇降ガラスに隣接してドアウインド部に固定して設けられたサイドパネルとを備えた自動車のドア構造であって、
    請求項1に記載されたグラスラン用リテーナーのリテーナー上部には固定部が設けられて上記サイドパネルに固定され、
    上記グラスラン用リテーナーのリテーナー下部がドアパネルに固定され、
    ドアベルトラインよりも下側部位よりドア上方においては、上記昇降ガラスの上記サイドパネル側の側縁部が摺接するグラスラン上部が、上記リテーナー上部のインナ部によって室内側から保持され、
    上記下側部位よりドア下方においては、上記昇降ガラスの上記側縁部が摺接する断面略コ字状のグラスラン下部が、上記リテーナー下部のインナ部及びアウタ部によって室内側及び室外側から保持されていて、
    上記グラスラン上部は、上記昇降ガラスと上記サイドパネルとの隙間を室内側のみからシールするものであることを特徴とする自動車のドア構造。
  3. 請求項2において、
    上記グラスラン上部と上記グラスラン下部とは一体になっていることを特徴とする自動車のドア構造。
JP2011282133A 2011-12-22 2011-12-22 自動車ドアのグラスラン用リテーナー及び自動車のドア構造 Active JP5885156B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011282133A JP5885156B2 (ja) 2011-12-22 2011-12-22 自動車ドアのグラスラン用リテーナー及び自動車のドア構造
EP12197804.3A EP2607126B1 (en) 2011-12-22 2012-12-18 Glass-run retainer for automobile door and door structure of automobile
US13/720,608 US8800207B2 (en) 2011-12-22 2012-12-19 Glass-run retainer for automobile door and door structure of automobile
CN201210564470.1A CN103171411B (zh) 2011-12-22 2012-12-21 汽车门的玻璃导槽用保持件以及汽车的车门结构

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011282133A JP5885156B2 (ja) 2011-12-22 2011-12-22 自動車ドアのグラスラン用リテーナー及び自動車のドア構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013129400A JP2013129400A (ja) 2013-07-04
JP5885156B2 true JP5885156B2 (ja) 2016-03-15

Family

ID=47520751

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011282133A Active JP5885156B2 (ja) 2011-12-22 2011-12-22 自動車ドアのグラスラン用リテーナー及び自動車のドア構造

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8800207B2 (ja)
EP (1) EP2607126B1 (ja)
JP (1) JP5885156B2 (ja)
CN (1) CN103171411B (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9079480B1 (en) * 2014-06-06 2015-07-14 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Glass run weather strip assembly
EP3183134B1 (en) * 2015-11-02 2017-10-04 Cooper Standard GmbH Window assembly and vehicle door and vehicle featuring the window assembly
JP6861532B2 (ja) * 2017-02-16 2021-04-21 シロキ工業株式会社 車両用ドアの外装構造
CN106945493B (zh) * 2017-03-14 2019-10-18 福耀玻璃工业集团股份有限公司 一种车窗玻璃的包边总成
JPWO2019009156A1 (ja) * 2017-07-03 2020-04-30 Agc株式会社 自動車のベルトライン部遮音構造および自動車用ドアガラス
FR3069194B1 (fr) * 2017-07-19 2020-11-06 Saint Gobain Vitrage a rainure de coulissement et procede de fabrication du vitrage
JP7369357B2 (ja) * 2020-02-26 2023-10-26 Agc株式会社 ディビジョンバー付き固定ウインドウガラス
EP3988356B1 (en) * 2020-10-21 2023-04-12 FCA Italy S.p.A. Device for guiding a sliding glass of a motor-vehicle side door
CN217863647U (zh) * 2022-09-06 2022-11-22 瀚德(中国)汽车密封***有限公司 一种导轨组件及具有其的汽车
CN217863665U (zh) * 2022-09-06 2022-11-22 瀚德(中国)汽车密封***有限公司 一种三角窗组件及具有其的汽车

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59145418U (ja) * 1983-03-18 1984-09-28 トヨタ自動車株式会社 自動車のドア構造
IT1210806B (it) * 1987-06-16 1989-09-29 Ferrari Eng Struttura di sopporto e di guida dei cristalli di una carrozzeria di un automobile
JPH01111017U (ja) 1988-01-20 1989-07-26
DE20006771U1 (de) * 2000-04-12 2001-08-23 Meritor Automotive Gmbh Dichtungsanordnung für eine bewegliche und eine angrenzende feststehende Fensterscheibe eines Fahrzeuges
JP3713547B2 (ja) * 2000-08-30 2005-11-09 豊田合成株式会社 自動車用ガラスラン
US6792718B2 (en) * 2001-06-07 2004-09-21 Toyoda Gosei Co., Ltd. Vehicle seal
DE10313601B4 (de) * 2003-03-26 2008-02-14 Metzeler Automotive Profile Systems Gmbh Dichtungsanordnung zum Abdichten und Führen einer bewegbaren Fensterscheibe, insbesondere eines Kraftfahrzeugs
JP2005297602A (ja) * 2004-04-06 2005-10-27 Honda Motor Co Ltd ドアサッシュ構造
DE102004041741B3 (de) * 2004-08-28 2005-06-23 Daimlerchrysler Ag Dichtleiste für Seitenfenster von Kraftwagen
GB0428265D0 (en) * 2004-12-23 2005-01-26 Gdx North America Inc Sealing or guiding assemblies and methods of making them
US7762614B2 (en) * 2006-09-28 2010-07-27 Toyoda Gosei Co., Ltd. Glass run
JP4948259B2 (ja) 2007-05-18 2012-06-06 西川ゴム工業株式会社 自動車用ディビジョンバー
JP5162171B2 (ja) * 2007-07-19 2013-03-13 株式会社豊田自動織機 クォータウインドウ
FR2932127B1 (fr) 2008-06-05 2011-07-01 Cooper Standard Automotive France S A Joint d'etancheite pour vitre d'automobile
JP5875764B2 (ja) * 2010-06-21 2016-03-02 東海興業株式会社 ガラスランチャンネル

Also Published As

Publication number Publication date
CN103171411A (zh) 2013-06-26
CN103171411B (zh) 2017-03-01
EP2607126B1 (en) 2019-01-30
EP2607126A3 (en) 2015-01-28
JP2013129400A (ja) 2013-07-04
US20130160374A1 (en) 2013-06-27
EP2607126A2 (en) 2013-06-26
US8800207B2 (en) 2014-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5885156B2 (ja) 自動車ドアのグラスラン用リテーナー及び自動車のドア構造
JP6512966B2 (ja) モールの取付構造
US11241945B2 (en) Automobile door glass run
JP6566745B2 (ja) 自動車用ドアのシール材
US10766433B2 (en) Vehicle door glass run and method for assembling the same
EP2602139B1 (en) Glass run channel assembly
US10583726B2 (en) Glass run for automobile door
JP6566744B2 (ja) 自動車用ドアのシール材
JP2017087854A (ja) 車両用サイドドア
US9944159B2 (en) Holding structure of glass run for automobile
JP5243104B2 (ja) 車両用ドアの窓枠に取り付けられるガーニッシュ及びこのガーニッシュを取り付けた車両用ドア
JP2013129402A (ja) 自動車ドアのシール装置
US9950600B2 (en) Glass run for automotive door
JP2009190639A (ja) 車両ドア用ガラスガイド構造
JP7403399B2 (ja) 自動車ドア用グラスラン
JP4964563B2 (ja) 自動車ドアのシール構造
JP2007083943A (ja) ガラスランの組付構造
JP4423604B2 (ja) 自動車ドアのシール構造
JP5236763B2 (ja) 車両用ドア
JP4853352B2 (ja) ドアウエザストリップの取付構造
JP6163002B2 (ja) サイド装飾パネル
JP2010052711A (ja) 自動車用ガラスラン
JP6976832B2 (ja) 見切りシール取付構造
JP2009220746A (ja) ガラスラン
JP2009202782A (ja) ドアウエザストリップの取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150630

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150730

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160126

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5885156

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250