JP5875878B2 - 密度算出装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の一実施形態に係るX線検査装置(密度算出装置)10の外観を示す斜視図である。また、図2に、X線検査装置10が組み込まれる検査ライン(X線検査システム)100の例を示す。検査ライン100では、食品等の物品Gの検査が行われる。検査ライン100には、X線検査装置10の他、上流コンベアユニット60と、振り分け機構70とが含まれる。上流コンベアユニット60は、X線検査装置10の上流に設けられている。
図1、図3、または図5に示すように、X線検査装置10は、主として、シールドボックス11と、コンベアユニット(搬送部)12と、X線照射器(X線照射部)13と、X線ラインセンサ(X線検出部)14と、タッチパネル機能付きのモニタ(入力部に相当)30と、制御装置20とから構成されている。
シールドボックス11は、後述するコンベアユニット12、X線照射器13、X線ラインセンサ14、制御装置20等を収容するボックスである。シールドボックス11の正面上部には、モニタ30の他、キーの差し込み口および電源スイッチ等が配置されている。シールドボックス11の両側面には、開口11aが形成されている。開口11aは、物品Gをシールドボックス11の内外に搬入および搬出させるために用いられる。開口11aは、遮蔽ノレン(図示せず)によって塞がれている。遮蔽ノレンは、シールドボックス11の内部のX線が外部へ漏洩することを防止する。遮蔽ノレンは、鉛を含むゴムから成形されている。遮蔽ノレンは、物品Gが開口11aを通過する際に物品Gによって押しのけられるようになっている。
コンベアユニット12は、シールドボックス11内で物品Gを搬送する。コンベアユニット12は、図1に示すように、シールドボックス11の両側面に形成された開口11aを貫通するように配置されている。コンベアユニット12は、主として、無端状のベルトと、駆動ローラと、コンベアモータ12a(図5参照)とから構成されている。駆動ローラは、コンベアモータ12aによって駆動される。駆動ローラの駆動により、ベルトが回転され、ベルト上の物品Gが下流に搬送される。コンベアユニット12による物品Gの搬送速度は、オペレータによって入力された設定速度に応じて変動する。制御装置20は、設定速度に基づいてコンベアモータ12aをインバータ制御し、物品Gの搬送速度を細かく制御する。また、コンベアモータ12aには、コンベアユニット12による搬送速度を検出して制御装置20に送るエンコーダ12b(図5参照)が装着されている。
X線照射器13は、図3に示すように、コンベアユニット12の上方に配置されている。X線照射器13は、X線ラインセンサ14に向けて扇状の照射範囲XにX線を照射する。照射範囲Xは、コンベアユニット12の搬送面に対して垂直に延びる。また、照射範囲Xは、コンベアユニット12の搬送方向に対して交差する方向に扇状に広がる。すなわち、X線照射器13から照射されるX線は、ベルトの幅方向に広がる。
X線ラインセンサ14は、図3に示すように、コンベアユニット12の下方に配置されている。X線ラインセンサ14は、主として、多数のX線検出素子14aから構成されている。X線検出素子14aは、コンベアユニット12による搬送方向に直交する向きに一直線に水平配置されている。また、各X線検出素子14aは、物品Gやコンベアユニット12を透過したX線量(透過X線量)を検出し、透過X線量に基づくX線透過信号を出力する。言い換えると、X線透過信号は、透過したX線の強度に応じたX線透過信号を出力する。なお、透過したX線の強度は、透過X線量の大小に依存する。X線透過信号により、X線画像の明るさ(濃淡値)が決定される(図4参照)。図4は、X線ラインセンサ14のX線検出素子14aによって検出される透過X線量(検出量)の例を示すグラフである。グラフの横軸は、各X線検出素子14aの位置に対応する。また、グラフの横軸は、コンベア12の搬送方向に直交する方向の距離に対応する。また、グラフの縦軸は、X線検出素子14aで検出されたX線の透過量(検出量)を示す。すなわち、検出量の多いところが明るい(淡い)X線画像として表示され、検出量が少ないところが暗い(濃い)X線画像として表示される。すなわち、X線画像の明暗(濃淡)は、X線の検出量に対応する。X線画像の明暗(濃淡)は、物品Gの重量に対応する。
モニタ30は、液晶ディスプレイである。モニタ30は、検査時に必要となる検査パラメータ等の入力をオペレータに促す画面を表示する。モニタ30は、タッチパネル機能も有している。モニタ30は、オペレータからの検査パラメータ(検査対象物品の種類や適正密度の範囲)等の入力を受け付ける。モニタ30で受け付けた検査パラメータは、後述の記憶部21に記憶される。
制御装置20は、図5に示すように、主として、記憶部21および制御部22を含む。記憶部21は、ROM、RAM、およびハードディスク等によって構成される。制御部22は、CPUによって構成される。また、制御装置20は、図示しない表示制御回路、キー入力回路、通信ポートなども備えている。表示制御回路は、モニタ30でのデータ表示を制御する回路である。キー入力回路は、モニタ30のタッチパネルを介してオペレータにより入力されたキー入力データを取り込む回路である。通信ポートは、プリンタ等の外部機器やLAN等のネットワークとの接続を可能にする。
記憶部21は、制御部22に実行させる各種プログラムや検査パラメータを記憶する。検査パラメータは、上述したように、モニタ30のタッチパネル機能を使ってオペレータによって入力される。また、記憶部21は、重量変換テーブル(図6参照)と、ヒストグラムに関するデータとを記憶する。重量変換テーブルは、後述の重量推定部22dによって用いられる重量推定のためのテーブルである。また、ヒストグラムに関するデータとは、後述のヒストグラム作成部22bによって作成されたデータである。
X線画像記憶領域21aには、後述する画像生成部22aによって生成された画像に関するデータ(画像データ)が記憶されている。画像には、物品Gと物品Gの背景とが含まれる。
形状基本情報記憶領域21bには、物品Gの形状に関する基本情報(形状基本情報)が記憶されている。形状基本情報には、第1基本情報と、第2基本情報とが含まれる。
識別形状記憶領域21cは、後述する平面形状識別部22cによる識別結果が記憶されている。すなわち、識別形状記憶領域21cには、各物品Gの平面形状に関する情報が記憶されている。具体的に、識別形状記憶領域21cには、平面形状識別部22cによって選択された検査対象物品Gに対応する平面形状の種類(対象平面形状)と、平面形状識別部22cによって判定された平面形状の大きさ(長径L1および短径L2)に関する情報が記憶される。
推定情報記憶領域21dには、後述する重量推定部22dによって推定された物品Gの重量に関する情報(推定重量情報)および後述する体積推定部22eによって推定された物品Gの推定体積(推定体積情報)が記憶されている。
密度データ記憶領域21eには、後述する密度算出部22fによって算出された物品Gの密度データが記憶されている。
制御部22は、記憶部21に記憶された各種プログラムを実行することにより、画像生成部22a、ヒストグラム作成部22b、平面形状識別部22c、重量推定部22d、体積推定部22e、密度算出部22f、および良否判定部22gとして機能する。
画像生成部22aは、X線ラインセンサ14によって検出された透過X線量に基づいてX線画像を作成する。具体的に、画像生成部22aは、X線ラインセンサ14の各X線検出素子14aから出力されるX線透過信号を細かい時間間隔で取得し、取得したX線透過信号に基づいてX線画像を生成する。すなわち、画像生成部22aは、扇状のX線の照射範囲X(図3参照)を物品Gが通過する際に各X線検出素子14aから出力されるX線透過信号に基づいて、物品Gを含むX線画像を生成する。なお、照射範囲Xにおける物品Gの有無は、X線ラインセンサ14が出力する信号により判断される。画像生成部22aは、各X線検出素子14aから得られるX線の強度(明るさ)に関する細かい時間間隔毎のデータをマトリクス状に時系列につなぎ合わせて、物品GについてのX線画像を生成する。画像生成部22aによって生成されたX線画像は、X線画像記憶領域21aに記憶される。
ヒストグラム作成部22bは、画像生成部22aによって生成されたX線画像に基づき、X線画像の濃淡値に関する情報を作成する。具体的に、ヒストグラム作成部22bは、X線画像に基づき、濃淡値毎の画素数を示すヒストグラムを作成する。言い換えると、ヒストグラム作成部22bは、X線画像を構成する全画素を所定幅の濃淡値(階調)毎に分類し、各濃淡値を有する画素数をカウントする。これにより、X線画像について濃淡値毎の画素数を示すヒストグラムを作成する。ヒストグラム作成部22bによって作成されたX線画像のヒストグラムに関するデータは、記憶部21に記憶される。
平面形状識別部22cは、モニタ30によって受け付けた物品Gの種類と、X線画像記憶領域21aに記憶されたX線画像とに基づき、物品Gの平面形状を識別する。
重量推定部22dは、記憶部21に記憶されているヒストグラムに関するデータおよび重量変換テーブル(図6参照)に基づいて、物品Gの重量を推定する。具体的に、重量推定部22dは、重量変換テーブルを参照し、物品Gの画像を構成する全ての画素の濃淡値に対応する重量値(m)を算出する。さらに、重量推定部22dは、全ての画素に対応する重量値(m)を足し合わせることにより、物品Gの重量値(総重量)を推定する。重量推定部22dによって求められた物品Gの推定重量に関する情報(推定重量情報)は、推定情報記憶領域21dに記憶される。
体積推定部22eは、平面形状識別部22cによって選択された物品Gの平面形状と、第2基本情報とに基づいて、物品Gの体積を推定する。ここで用いられる第2基本情報は、検査対象物品Gの平面形状に関連付けて記憶された立体形状に関する第2基本情報である。すなわち、体積推定部22eは、選択された平面形状に対応する立体形状の体積を求めるためのアルゴリズムを用いて、物品Gの体積を推定する。体積推定部22eによって求められた物品Gの推定体積に関する情報(推定体積情報)もまた、推定情報記憶領域21dに記憶される。
密度算出部22fは、推定情報記憶領域21dに記憶された推定重量情報および推定体積情報に基づいて、物品Gの密度を算出する。具体的に、密度算出部22fは、物品Gの推定重量wを物品Gの推定体積Vで割ることにより、物品Gの密度(比重)ρを求める(ρ=w/V)。
良否判定部22gは、物品Gに関する良品/不良品の判定を行う。まず、良否判定部22gは、密度データに基づいて、物品Gに対する良品/不良品の判定を行う。具体的に、良否判定部22gは、密度データ記憶領域21eに記憶された密度データが、所定の密度の範囲に含まれるか否かの判定を行う。所定の密度の範囲とは、物品Gの良否判定を行うための基準となる値の範囲であって、オペレータによって入力され記憶部21に記憶されたパラメータの一つである。記憶部21には、物品Gの種類と物品Gの重量とに応じた密度の範囲(適正密度の範囲)に関する情報が記憶されている。すなわち、良否判定部22gは、密度算出部22fによって算出された物品Gの密度(算出密度)が、物品Gの種類と重量とに応じた適正密度の範囲であるか否かを判断し、物品Gの算出密度が適正密度の範囲に含まれる場合には、物品Gを良品と判断する。一方、物品Gの算出密度が適正密度の範囲から外れる場合には、物品Gを不良品と判断する。
(3−1)全体の流れ
まず、X線検査装置10による処理の流れを説明する。X線検査装置10に物品Gが投入されると、画像生成部22aによって物品GのX線画像が生成される。X線画像が生成されると、当該X線画像と、物品Gに関連付けて記憶された平面形状に係る第1基本情報とに基づいて、平面形状識別部22cは、物品Gの平面形状に最も近似する大きさの平面形状(近似形状)と、近似形状の寸法とを判定する。体積推定部22eは、判定された平面形状の寸法と、判定された平面形状に関連付けて記憶された立体形状に関する第2基本情報とに基づいて物品Gの体積を推定する。
次に、図8〜図10Dを参照して、物品Gの密度を算出するための処理の流れを詳細に説明する。図8は、物品Gの密度算出に係る処理の流れを示す。図9A〜図10Dは、物品Gの形状判定に係る処理の具体例を示すための図である。
(3−3−1)検査対象物品が「じゃがいも」である場合
図9A〜図9Dを用いて、検査対象物品Gがじゃがいもの場合の密度算出方法を具体的に説明する。まず、図9Aに示すように、X線画像を二値化する。その後、図9Bに示すように、X線画像に含まれるじゃがいもの輪郭を判定する。その後、図9Cに示すように、検査対象のじゃがいもの大きさに近似する平面形状が判定される。ここで、形状基本情報記憶領域21bにおいて、「じゃがいも」に関連付けて記憶されている平面形状は「楕円」である。したがって、種々の大きさの「楕円」を得るための第1基本情報と、じゃがいもの輪郭とに基づいて、検査対象であるじゃがいもの平面形状に最も近似する大きさの楕円を判定する。具体的には、平面形状識別部22cは、じゃがいもの輪郭画素によって囲われる部分の全てを包含しうる最小の平面形状(近似形状)を、楕円に関する第1基本情報に基づいて判定する。その後、図9Dに示すように、近似形状の長径の寸法L1および短径の寸法L2が特定される。
図10A〜図10Dを用いて、検査対象物品Gが人参の場合の密度算出方法を具体的に説明する。まず、図10Aに示すように、X線画像を二値化する。その後、図10Bに示すように、X線画像に含まれる人参の輪郭を判定する。その後、図10Cに示すように、検査対象の人参の大きさに近似する平面形状が判定される。ここで、形状基本情報記憶領域21bにおいて、「人参」に関連付けて記憶されている平面形状は「長方形」である。したがって、種々の大きさの「長方形」を得るための第1基本情報と、人参の輪郭とに基づいて、検査対象である人参に最も近似する大きさの長方形を判定する。具体的には、平面形状識別部22cは、人参の輪郭画素によって囲われる部分の全てを包含しうる最小の平面形状(近似形状)を、長方形に関する第1基本情報に基づいて判定する。その後、図10Dに示すように、近似形状の長径の寸法L1および短径の寸法L2が特定される。
(4−1)
上記実施形態に係るX線検査装置10は、物品Gの密度データを収集する。従来、物品Gの密度データを収集する際には、食品生産ラインに流れる多数の物品からいくつかの物品を抜き取り、抜き取った物品を検査対象物品としていた。したがって、密度データの基となるデータ数が制限された。また、検査対象物品の数を増やすと、食品生産ラインで取り扱う物品についてのより正確な密度データを得ることはできるが、抜き取り作業およびデータの収集は煩雑となる。
また、上記実施形態では、平面形状識別部22cによって特定された物品Gの長径L1および短径L2と、立体形状の体積を求めるための関数またはアルゴリズム(第2基本情報)とに基づき、物品Gの体積を推定する。これにより、種々の大きさの物品Gの密度データを収集することができる。
また、上記実施形態に係る形状基本情報記憶領域21bには、複数種類の平面形状に関する基本情報(第1基本情報)および複数種類の立体形状に関する情報(第2基本情報)が記憶されている。これにより、種々の物品Gに関する密度データを収集することができる。
また、上記実施形態では、一のX線検査装置10において、物品Gの重量を推定し、さらに、推定された物品Gの重量を用いて、物品Gの密度が求められる。これにより、物品の重量を測定する他の装置を用いることなく、物品の密度を算出することができる。
(5−1)
上記実施形態では、良否判定部22gは、物品Gの算出密度が適正密度の範囲内であるか否かに基づいて、物品Gの良否判定を行った。ここで、制御部22が、さらに異物検査部として機能するように構成されていてもよい。異物検査部は、2値化処理が施されたX線画像により、物品Gに含まれる異物を検出する。具体的には、X線画像上に予め設定した閾値よりも暗く現れる領域が存在する場合には、当該物品Gに異物が混入していると判断され、当該物品Gが異常と判断される。異物検査部による異物検査の結果は、記憶部21に記憶する。良否判定部22gは、物品Gの密度データおよび異物検査の結果に基づいて、物品Gの良否を判定する。これにより、物品Gの密度のみならず物品Gの異物検査も同時に行うことができる。
上記実施形態では、平面形状識別部22cは、オペレータによって入力された検査対象物品Gに関する情報と、形状基本情報記憶領域21bに記憶された第1基本情報とに基づき、物品Gの輪郭画素によって構成される平面形状に最も近似する大きさの平面形状(近似形状)を判定した。ここで、平面形状識別部22cは、輪郭画素の座標に基づき、検査対象物品Gの平面形状に最も近似する種類および大きさの平面形状(近似形状)を判定するようにしてもよい。
上記実施形態では、X線照射器13によって照射されるX線量を、ベルトの下方に配置されたX線ラインセンサ14の各X線検出素子14aから出力されるX線透過信号の電圧値によって判定したが、X線照射器13によって照射されるX線量は、他の場所に配置されたX線ラインセンサ14によって検出されてもよい。
上記実施形態では、各物品Gについての密度をそれぞれ算出した。ここで、複数物品Gの密度データに基づき、密度の平均値を求め、当該平均値を物品Gの密度としてもよい。これにより、検査対象物品Gの平面形状と、制御装置20に記憶されている平面形状とが一致しない場合であっても、比較的信頼できる値を得ることができる。
11 シールドボックス
12 コンベアユニット(搬送部)
13 X線照射器(X線照射部)
14 X線ラインセンサ(X線検出部)
14a X線検出素子
20 制御装置
21 記憶部
21a X線画像記憶領域
21b 形状基本情報記憶領域(形状情報記憶領域、関連付け情報記憶領域)
21c 識別形状記憶領域
21d 推定情報記憶領域
21e 密度データ記憶領域
22 制御部
22a 画像生成部
22b ヒストグラム作成部
22c 平面形状識別部
22d 重量推定部
22e 体積推定部
22f 密度算出部
22g 良否判定部
30 モニタ(入力部)
70 振り分け機構
80 ラインコンベアユニット
90 不良品回収ライン
100 検査ライン(X線検査システム)
Claims (6)
- 物品にX線を照射するX線照射部と、
前記物品を透過したX線を検出するX線検出部と、
前記X線検出部によって検出された透過X線の強度に応じてX線画像を生成する画像生成部と、
前記物品の重量を推定する重量推定部と、
複数の立体形状および前記複数の立体形状に対応する平面形状に関する形状情報を記憶する形状情報記憶領域と、
前記形状情報記憶領域に記憶された前記形状情報に基づき、前記X線画像に対応する前記物品の平面形状である対象平面形状を識別する平面形状識別部と、
前記対象平面形状に対応する前記立体形状に基づき、前記物品の体積を推定する体積推定部と、
前記重量推定部によって検出された前記物品の重量と、前記体積推定部によって推定された前記物品の体積とに基づいて、前記物品の密度を算出する密度算出部と、
を備える密度算出装置。 - 前記平面形状識別部は、前記X線画像に基づき、さらに前記物品の長径および短径を特定し、
前記体積推定部は、前記平面形状識別部によって特定された前記長径および前記短径と、前記複数の立体形状の体積を求めるためのアルゴリズムとを用いて、前記物品の体積を推定する、
請求項1に記載の密度算出装置。 - 前記複数の立体形状は、楕円体、円錐、および円柱のうち、少なくともいずれか一つを含む、
請求項1または2に記載の密度算出装置。 - 対象物品の種類に関する選択を受け付ける入力部と、
前記対象物品の種類と前記平面形状との関連付け情報を記憶する関連付け情報記憶領域と、
をさらに備え、
前記平面形状識別部は、前記入力部で受け付けた前記選択に応じて、前記対象物品の種類に関連付けられた前記平面形状である前記対象平面形状を選択し、
前記体積推定部は、前記平面形状識別部によって選択された前記対象平面形状に対応する前記立体形状に基づき、前記物品の体積を推定する、
請求項3に記載の密度算出装置。 - 前記複数の立体形状は、楕円体、円錐、および円柱のうち、少なくともいずれか一つを含み、
前記平面形状識別部は、前記長径および前記短径に基づき、前記形状情報記憶領域に記憶された前記複数の平面形状から前記対象平面形状を自動で選択し、
前記体積推定部は、前記平面形状識別部によって自動で選択された前記対象平面形状に対応する前記立体形状に基づき、前記物品の体積を推定する、
請求項2に記載の密度算出装置。 - 前記重量推定部は、前記X線画像に基づいて前記物品の重量を推定する、
請求項1から5のいずれかに記載の密度算出装置。
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