JP5769694B2 - 過負荷検知装置 - Google Patents

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Description

本発明は、モータの過負荷を検知する過負荷検知装置に関する。
デュアルボルテージモータが実用化されている。デュアルボルテージモータは、2つの異なる電圧のいずれを用いても駆動が可能なモータである。例えば、交流電源の電圧が230V及び400Vのいずれであっても、モータを駆動させることができる。デュアルボルテージモータを230Vで駆動する場合、3相交流モータをデルタ結線し、400Vで駆動する場合、3相交流モータをスター結線して使用することで、各相のコイルに印加される線間電圧を約230Vにすることができる。デルタ結線された3相交流モータに400Vの交流電圧が印加された場合、線間電圧は400/√3=約230Vになる。
一方、モータの過負荷保護方法としては、モータに流れる過電流を検知する方法が用いられている。
特許文献1には、モータに流れる電流が所定の閾値を超えたことを検知するモニタ手段を備え、電流が前記閾値を超えた場合に、警報を発するギアモータが開示されている。
特許文献2には、モータに流れる電圧及び電流を検出して電力を演算し、演算した電力を用いてモータを保護するモータマルチリレーが開示されている。
特許文献3には、外部信号によってスター結線とデルタ結線を切り替えて駆動することができ、結線態様に応じて、過電流検出用の閾値を変更するように構成された電動機駆動装置が開示されている。
特開2011−115025号公報 特開2007−198844号公報 特開2008−228513号公報
しかしながら、デュアルボルテージモータに流れる過負荷電流は、印加する電圧の大きさによって異なるため、特許文献1に係るギアモータにおいては、過負荷が発生しているにも拘わらず過負荷を検知できなくなったり、過負荷が発生しない状況で過負荷を誤検出したりといった不具合が発生する。
また、特許文献2に係るモータマルチリレーのように、デュアルボルテージモータの電力を演算することで過負荷保護を行う方法も考えられるが、電力の演算処理を常時行う演算器が必要であり、装置が大型及び複雑化し、高コストになるという問題があった。
更に、特許文献3に係る電動機駆動装置においては、外部から切り替え信号を入力する必要があり、過電流検出用の閾値を自動で変更できないという問題があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的はモータに印加される交流の電圧に応じて、過負荷を検知するための閾値を自動的に選択し、過負荷検知を行うことができる過負荷検知装置を提供することにある。
本発明に係る過負荷検知装置は、モータに流れる電流を検出する電流検出部と、モータの過負荷を検知するための複数の閾値を規定する閾値規定部と、前記電流検出部にて検出した電流及び前記閾値規定部が規定する一の閾値を比較する比較部とを備える過負荷検知装置において、前記モータに印加される電圧の高低を判別する判別部と、該判別部の判別結果に応じて、前記閾値規定部にて規定される一の閾値を選択する閾値選択部とを備え、前記判別部は、前記モータに印加される電圧を検出する電圧検出部と、前記モータに印加される電圧の高低を判別するための所定電圧及び前記電圧検出部にて検出した電圧を比較する電圧比較部とを備え、更に、前記電圧検出部は、前記モータに印加される交流の電圧を降圧させる変圧器と、該変圧器によって降圧した電圧を整流する整流回路と、該整流回路によって整流した電圧を分圧する分圧抵抗とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、モータに印加される電圧の高低に応じて、モータの過負荷を検知するための一の閾値が閾値選択部によって選択される。過負荷検知装置は、閾値選択部によって選択された一の閾値と、電流検出部にて検出された電流を比較することによって過負荷検知を行う。
本発明にあっては、モータに印加される電圧を検出し、検出した電圧と、所定電圧とを比較することによって、モータに印加される電圧の高低を判別する。
本発明にあっては、モータに印加される電圧を変圧器で降圧し、整流回路で整流し、分圧抵抗で分圧する。分圧抵抗で分圧された電圧は、モータに印加される電圧値に対応する。
本発明に係る過負荷検知装置は、前記整流回路によって整流された電圧から定電圧を生成するレギュレータを備え、前記電圧比較部は前記レギュレータにて生成した定電圧にて駆動するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、電圧比較部を駆動するために降圧及び整流された電圧を、分圧抵抗によって検出する。従って、少ない追加部品によって電圧の検出及び閾値変更を行うことができる。
本発明に係る過負荷検知装置は、モータに流れる電流を検出する電流検出部と、モータの過負荷を検知するための複数の閾値を規定する閾値規定部と、前記電流検出部にて検出した電流及び前記閾値規定部が規定する一の閾値を比較する比較部とを備える過負荷検知装置において、前記モータに印加される電圧の高低を判別する判別部と、該判別部の判別結果に応じて、前記閾値規定部にて規定される一の閾値を選択する閾値選択部とを備え、前記判別部は、前記モータに印加される電圧を検出する電圧検出部と、前記モータに印加される電圧の高低を判別するための所定電圧及び前記電圧検出部にて検出した電圧を比較する電圧比較部とを備え、更に、前記電圧検出部は、前記モータに印加される交流の電圧を整流する整流回路と、該整流回路によって整流した電圧を分圧する分圧抵抗とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、モータに印加される電圧の高低に応じて、モータの過負荷を検知するための一の閾値が閾値選択部によって選択される。過負荷検知装置は、閾値選択部によって選択された一の閾値と、電流検出部にて検出された電流を比較することによって過負荷検知を行う。
本発明にあっては、モータに印加される電圧を検出し、検出した電圧と、所定電圧とを比較することによって、モータに印加される電圧の高低を判別する。
本発明にあっては、モータに印加される電圧を整流回路で整流し、分圧抵抗で分圧する。分圧抵抗で分圧された電圧は、モータに印加される電圧値に対応する。
本発明に係る過負荷検知装置は、モータに流れる電流を検出する電流検出部と、モータの過負荷を検知するための複数の閾値を規定する閾値規定部と、前記電流検出部にて検出した電流及び前記閾値規定部が規定する一の閾値を比較する比較部とを備える過負荷検知装置において、前記モータに印加される電圧の高低を判別する判別部と、該判別部の判別結果に応じて、前記閾値規定部にて規定される一の閾値を選択する閾値選択部とを備え、前記判別部は、前記モータに印加される電圧の高低に応じてオンオフするスイッチ回路を備え、該スイッチ回路は、前記モータに給電する交流電源の端子に、逆極性で直列接続される2つのツェナーダイオードと、前記ツェナーダイオードに直列接続されており、該ツェナーダイオードの通電の有無によってオンオフするフォトカプラとを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、モータに印加される電圧の高低に応じて、モータの過負荷を検知するための一の閾値が閾値選択部によって選択される。過負荷検知装置は、閾値選択部によって選択された一の閾値と、電流検出部にて検出された電流を比較することによって過負荷検知を行う。
本発明にあっては、判定部は、モータに印加される電圧に応じてオンオフするスイッチ回路を用いて、モータに印加される電圧の高低を判別する。従って、電圧検出部で検出した電圧と、所定電圧との比較処理をマイコン等で行う必要がない。
本発明にあっては、モータに給電する交流電源の端子に印加される電圧が所定の降伏電圧以上である場合、ツェナーダイオードに電流が流れ、フォトカプラがオン状態になる。モータに給電する交流電源の端子に印加される電圧が所定の降伏電圧未満である場合、ツェナーダイオードには電流が流れず、フォトカプラがオフ状態になる。ツェナーダイオードの通電状態をフォトカプラによって検出する構成であるため、絶縁状態でモータに印加される電圧の高低を判別することが可能である。
本発明に係る過負荷検知装置は、モータに流れる電流を検出する電流検出部と、モータの過負荷を検知するための複数の閾値を規定する閾値規定部と、前記電流検出部にて検出した電流及び前記閾値規定部が規定する一の閾値を比較する比較部とを備える過負荷検知装置において、前記モータに印加される電圧の高低を判別する判別部と、該判別部の判別結果に応じて、前記閾値規定部にて規定される一の閾値を選択する閾値選択部とを備え、前記判別部は、前記モータに印加される電圧の高低に応じてオンオフするスイッチ回路を備え、該スイッチ回路は、前記モータに給電する交流電源の端子に、逆極性で直列接続された整流ダイオード及びツェナーダイオードと、該整流ダイオード及びツェナーダイオードに直列接続された分圧抵抗と、該分圧抵抗によって分圧された電圧に応じてオンオフするスイッチ素子とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、モータに印加される電圧の高低に応じて、モータの過負荷を検知するための一の閾値が閾値選択部によって選択される。過負荷検知装置は、閾値選択部によって選択された一の閾値と、電流検出部にて検出された電流を比較することによって過負荷検知を行う。
本発明にあっては、判定部は、モータに印加される電圧に応じてオンオフするスイッチ回路を用いて、モータに印加される電圧の高低を判別する。従って、電圧検出部で検出した電圧と、所定電圧との比較処理をマイコン等で行う必要がない。
本発明にあっては、モータに給電する交流電源の端子に印加される電圧が所定の降伏電圧以上である場合、ツェナーダイオードに電流が流れ、分圧抵抗にも電流が流れる。分圧抵抗に電流が流れた場合、分圧された電圧によってスイッチ素子がオン状態になる。モータに給電する交流電源の端子に印加される電圧が所定の降伏電圧未満である場合、ツェナーダイオードに電流が流れず、分圧抵抗にも電流が流れない。分圧抵抗に電流が流れない場合、スイッチ素子がオフ状態になる。
本発明に係る過負荷検知装置は、モータに流れる電流を検出する電流検出部と、モータの過負荷を検知するための複数の閾値を規定する閾値規定部と、前記電流検出部にて検出した電流及び前記閾値規定部が規定する一の閾値を比較する比較部とを備える過負荷検知装置において、前記モータに印加される電圧の高低を判別する判別部と、該判別部の判別結果に応じて、前記閾値規定部にて規定される一の閾値を選択する閾値選択部とを備え、前記判別部は、結線方法をデルタ結線又はスター結線に変更することが可能な三相コイルを有するモータの結線態様を検知する結線態様検知部を備え、前記モータの結線態様に基づいて、該モータに印加される電圧の高低を判別するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、モータに印加される電圧の高低に応じて、モータの過負荷を検知するための一の閾値が閾値選択部によって選択される。過負荷検知装置は、閾値選択部によって選択された一の閾値と、電流検出部にて検出された電流を比較することによって過負荷検知を行う。
本発明にあっては、モータの結線態様を検知し、結線態様に基づいてモータに印加される電圧の高低を判別する。
本発明に係る過負荷検知装置は、前記結線態様検知部は、前記モータを構成する3つのコイルの端部のうち、端子同士がデルタ結線された場合に接続状態(又は非接続状態)になり、スター結線された場合に非接続状態(又は接続状態)になる2つの端子間に接続されており、該端子間の電圧に応じてオンオフするフォトカプラを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、前記2つの端子間の電圧がモータの結線状態によって変化する。つまり、前記2つの端子間の電圧によってフォトカプラがオンオフする。
本発明によれば、モータに印加される交流の電圧に応じて、過負荷を検知するための閾値を自動的に選択し、過負荷検知を行うことができる。
本実施の形態1に係る過負荷検知装置の一構成例を示す回路ブロック図である。 電圧判別部の細部構成を示した回路図である。 デルタ結線された三相モータを示す回路図である。 スター結線された三相モータを示す回路図である。 過負荷検知方法に係る処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態1の第1変形例に係る電圧判別部の細部構成を示した回路図である。 実施の形態1の第2変形例に係る電圧判別部の細部構成を示した回路図である。 本実施の形態2に係る電圧判別部の細部構成を示した過負荷検知装置の回路図である。 過負荷検知方法に係る処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態2の第1変形例に係る電圧判別部の細部構成を示した回路図である。 実施の形態2の第2変形例に係る電圧判別部の細部構成を示した回路図である。 実施の形態3に係る電圧判別部の細部構成を示した過負荷検知装置の回路図である。 実施の形態3の変形例に係る電圧判別部の細部構成を示した回路図である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は本実施の形態1に係る過負荷検知装置の一構成例を示す回路ブロック図である。実施の形態1に係る過負荷検知装置1は、電源接続部11、モータ接続部12、過負荷検知部13、変圧器14、整流回路15及びレギュレータ16を備える。過負荷検知装置1は例えば、ギアモータの端子箱に収納されている。
電源接続部11は三相の交流電圧を出力する交流電源2に接続するための3つの端子を備える。
モータ接続部12は三相モータ3に接続するための3つの端子を備える。モータ接続部12を構成する3つの端子と、電源接続部11を構成する3つの端子とはそれぞれ各別に給電線17によって接続されている。
モータ接続部12に接続された三相モータ3は、結線方法をデルタ結線(図3参照)又はスター結線(図4参照)に変更することが可能なU相コイル31、V相コイル32及びW相コイル33を有する。U相コイル31、V相コイル32及びW相コイル33は例えば固定子に巻回されており、該U相コイル31、V相コイル32及びW相コイル33に交流電圧が印加されると回転磁界が発生する。回転子は回転磁界によって回転し、トルクを出力する。
電源接続部11には、三相モータ3に印加される交流電圧を降圧させる変圧器14が接続されている。変圧器14は、磁器結合した一次コイル及び二次コイルを備える。一次コイルの端子対は電源接続部11を構成する2つの端子にそれぞれ接続されている。交流電源2から出力された交流が一次コイルに印加されると、該一次コイルにて交番磁束が発生し、該交番磁束によって二次コイルに降圧された交流が誘導される。
変圧器14の二次コイルには、変圧器14によって降圧した交流電圧を整流する整流回路15が接続されている。整流回路15は例えば全波整流を行うダイオードブリッジであり、二次コイルの端子対は整流回路15の入力端子対に接続されている。整流回路15の負極出力端子は接地され、正極出力端子はレギュレータ16の入力端子に接続されている。
レギュレータ16は、整流回路15によって整流された直流電圧を安定化させた定電圧を生成する回路である。レギュレータ16のグランド端子は接地され、出力端子は過負荷検知部13に接続されている。レギュレータ16で生成された定電圧は過負荷検知部13に供給され、該過負荷検知部13はレギュレータ16から供給されて電力によって動作する。
過負荷検知部13は、閾値規定部13a、電流検出部13b、カレントトランス13c、電圧判別部13d、閾値選択部13e及び比較部13fを備える。過負荷検知部13を構成する各機能部は、例えば、電圧検出素子及び電流検出素子の一部を除き、マイコンで構成されている。以下では、閾値規定部13a、閾値選択部13e及び比較部13fはマイコンで構成されているものとする。また、実施の形態1では電圧判別部13dの一部をマイコン以外の回路素子で構成する例を説明する。
電流検出部13bは例えば、給電線17に流れる交流電流を電圧に変換するカレントトランス13cを有する。電流検出部13bは、例えば電気抵抗器を備えており、電気抵抗器の両端には、カレントトランス13cを構成するコイルの両端が接続されている。また、電気抵抗器には、整流ダイオードが接続されている。整流ダイオードは、電気抵抗器で生じた電圧を整流し、整流した電圧を増幅器に与える。増幅器は、整流された電圧を増幅し、増幅した電圧をA/D変換器に与える。A/D変換器は、入力した電圧をデジタルの電流値にAD変換し、AD変換した電流値を比較部13fに与える。
閾値規定部13aは例えば記憶部である。記憶部はEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)等の不揮発性のメモリであり、三相モータ3の過負荷を検知するための2つの閾値を記憶することにより、閾値を規定する。つまり、三相モータ3を400Vの高電圧で駆動する場合における過負荷検出用の第1閾値と、三相モータ3を230Vの低電圧で駆動する場合における過負荷検出用の第2閾値を記憶している。
なお、記憶部は閾値規定部13aの一例であり、分圧抵抗器にて分圧した電圧値によって閾値を規定しても良い。また、可変抵抗器によって分圧した電圧値によって閾値を規定しても良い。可変抵抗器を用いた場合、選択対象の閾値自体を可変にすることができる。
電圧判別部13dは、三相モータ3に印加される電圧の高低を判別する回路であり、判別結果を閾値選択部13eに与える回路である。電圧判別部13dの詳細は後述する。
閾値選択部13eは、電圧判別部13dから与えられた判別結果に応じて、閾値規定部13aが規定する第1閾値又は第2閾値を選択し、選択された第1閾値又は第2閾値を比較部13fに与える回路である。具体的には、三相モータ3に印加される電圧が高電圧である場合、第1閾値を選択して比較部13fに与える。低電圧である場合、第2閾値を選択して比較部13fに与える。以下、閾値選択部13eによって選択された第1閾値及び第2閾値のいずれか一つを、過電流閾値という。
比較部13fは、電流検出部13bにて検出した電流値と、閾値選択部13eによって選択された過電流閾値とを比較することにより過負荷を検知する。
過負荷検出装置1は過負荷が検知された場合、図示しない報知手段によって過負荷が検知されたことを報知する。また、給電線17の途中に設けられた図示しないリレーによって三相モータ3への給電を停止するように構成しても良い。
図2は電圧判別部13dの細部構成を示した回路図である。電圧判別部13dは、例えば整流回路15の正極出力端子の電圧を分圧する分圧抵抗R1,R2を備える。詳細には分圧抵抗R1の一端は整流回路15の正極出力端子に接続され、他端は分圧抵抗R2の一端に接続されている。分圧抵抗R2の他端は接地されている。分圧抵抗R2の一端、つまり分圧抵抗R1,R2の接続箇所は過負荷検知部13に接続されており、分圧抵抗R1,R2で分圧された電圧が過負荷検知部13に入力されるように構成されている。電圧判別部13dは、入力した電圧をデジタルの電圧値にAD変換し、AD変換した電圧値と、モータに印加される電圧の高低を判別するための所定電圧値とを比較することで、三相モータ3に印加される交流電圧が高電圧であるか、低電圧であるかを判別する。
このように構成された過負荷検知装置1に接続される三相モータ3は、該三相モータ3を構成するU相コイル31、V相コイル32、W相コイル33の結線方法を変更することで、異なる2つの電圧のいずれを用いても駆動することができる。
図3はデルタ結線された三相モータ3を示す回路図、図4はスター結線された三相モータ3を示す回路図である。230Vで駆動する場合、図3に示すように3相交流モータをデルタ結線して使用する。400Vで駆動する場合、図4に示すように3相交流モータをスター結線して使用する。スター結線することにより、U相コイル31、V相コイル32、W相コイル33に印加される線間電圧を約230Vにすることができる。
ところが、三相モータ3をデルタ結線した場合と、スター結線した場合とで、過負荷となる電流値が異なる。本実施の形態1に係る過負荷検知部13は三相モータ3に印加される電圧を検出することで、過負荷を検知するための第1閾値又は第2閾値を自動的に選択し、過負荷検知を行うというものである。
図5は過負荷検知方法に係る処理手順を示すフローチャートである。電圧判定部は、モータに印加される交流電圧を検出し(ステップS11)、検出した電圧値が所定電圧値より大きいか否かを判定する(ステップS12)。検出した電圧値が所定電圧値より大きい場合(ステップS12:YES)、閾値選択部13eは、第1閾値を過電流閾値として設定し、比較部13fに与える(ステップS13)。検出した電圧が所定電圧値以下である場合(ステップS12:NO)、閾値選択部13eは、第2閾値を過電流閾値として設定し、比較部13fに与える(ステップS14)。
次いで、電流検出部13bは三相モータ3に流れる電流を検出する(ステップS15)。比較部13fは電流検出部13bにて検出した電流値と、過電流閾値とを比較する(ステップS16)。電流値が過電流閾値より大きいと判定した場合(ステップS16:YES)、過負荷検知部13は、過負荷が発生した旨の報知、給電停止等の所定の過負荷処理を行い(ステップS17)、処理を終了する。電流値が過電流閾値以下であると判定した場合(ステップS16:NO)、過負荷検知部13は処理を終える。
過負荷検知部13は以上の処理を定期的に実行することにより、三相モータ3の過負荷を監視している。
このように構成された過負荷検知装置1及び過負荷検知方法によれば、三相モータ3に印加される交流の電圧に応じて、過負荷を検知するための閾値を自動的に選択し、過負荷検知を行うことができる。
従って、確実にかつ小型、低コストでいわゆるデュアルボルテージモータである三相モータ3の過負荷保護を実現することができる。過電流閾値の切り替えは、三相モータ3に印加される電圧が230V及び400Vのどちらかであるかのみを判断して行う回路構成であるため、回路の簡素化が可能である。特に、実施の形態1では、過負荷検知部13を駆動するために必要な定電圧を作成するために設けられた変圧器14、整流回路15を利用して三相モータ3に印加される電圧を検出する構成であるため、分圧抵抗R1,R2を追加するのみで、過電流閾値の切り替え制御を行うことが可能であり、更なる回路の簡素化を図ることができる。
(変形例1)
図6は実施の形態1の第1変形例に係る電圧判別部13dの細部構成を示した回路図である。変形例1に係る過負荷検知装置101aは、全波整流を行う整流回路15に代えて、半波整流を行うダイオードD1を備える。より詳細には、ダイオードD1のアノードは変圧器14を構成する二次コイルの一端に接続され、ダイオードD1のカソードはレギュレータ16の入力端子に接続されている。分圧抵抗R1,R2はダイオードD1のカソードの電圧を分圧するように構成されている。
変形例1によれば、部品点数をより削減することができる。
変形例1に係る過負荷検知装置101aのその他の構成、作用及び効果は実施の形態1と同様であるため、対応する箇所には同様の符号を付してその詳細な説明を省略する。
(変形例2)
図7は実施の形態1の第2変形例に係る電圧判別部13dの細部構成を示した回路図である。変形例2に係る過負荷検知装置101bは、交流電源2から出力される交流電圧を直接的に分圧することで、モータに印加される電圧を検出するように構成してある点が実施の形態1と異なる。
電源接続部11の2つの端子にはそれぞれダイオードD2,D3のアノードが接続されている。ダイオードD2,D3のカソードは分圧抵抗R3の一端に接続され、分圧抵抗R3の他端は分圧抵抗R4の一端に接続されている。分圧抵抗R4の他端は接地されている。分圧抵抗R4の一端、つまり分圧抵抗R3,R4の接続箇所は過負荷検知部13に接続されており、分圧抵抗R3,R4で分圧された電圧が過負荷検知部13に入力されるように構成されている。
また、過負荷検知装置101bは、変圧器114として非絶縁電源部又は非絶降圧部を備える。
変形例2に係る過負荷検知装置101bのその他の構成、作用及び効果は実施の形態1と同様であるため、対応する箇所には同様の符号を付してその詳細な説明を省略する。
なお、変形例2では、交流電源から出力される交流電圧を全波整流し、直接的に分圧する例を説明したが、言うまでもなく交流電圧を半波整流し、分割するように構成しても良い。
(実施の形態2)
図8は本実施の形態2に係る電圧判別部13dの細部構成を示した過負荷検知装置201の回路図である。実施の形態2に係る過負荷検知装置201は、電圧判別部13dの構成のみが実施の形態1と異なるため、以下では主にかかる相違点を説明する。実施の形態2では、電圧判別部13dはモータに印加される電圧の高低に応じてオンオフするスイッチ回路で構成されている。以下スイッチ回路の構成を具体的に説明する。
電源接続部11の一の端子には2つのツェナーダイオードZ1,Z2が逆極性で直列接続されている。つまり、一のツェナーダイオードZ1のカソードは、前記一の端子に接続され、ツェナーダイオードZ1のアノードは、ツェナーダイオードZ2のアノードに接続されている。ツェナーダイオードZ2のカソードは、交流入力型のフォトカプラP1を構成する発光素子の一端に接続されている。交流入力型のフォトカプラP1は、逆極性で並列接続された発光素子と、該発光素子に対向配置された受光素子とで構成されている。フォトカプラP1を構成する発光素子の他端は抵抗器R5の一端に接続され、抵抗器R5の他端は、電源接続部11の他の端子に接続されている。ツェナーダイオードZ1,Z2は電源接続部11の端子間に印加される電圧が400Vの高電圧である場合、通電し、230Vの低電圧である場合導通しない降伏電圧を有している。降伏電圧は例えば300Vである。フォトカプラP1のオンオフ状態を示す信号は閾値選択部13eに入力されるように構成されている。
図9は過負荷検知方法に係る処理手順を示すフローチャートである。過負荷検知部13の閾値選択部13eは、フォトカプラP1のオン信号が入力しているか否かを判定する(ステップS31)。オン信号が入力していると判定した場合(ステップS31:YES)、閾値選択部13eは、第1閾値を過電流閾値として設定し、比較部13fに与える(ステップS32)。オン信号が入力していないと判定した場合(ステップS31:NO)、閾値選択部13eは、第2閾値を過電流閾値として設定し、比較部13fに与える(ステップS33)。
以下、実施の形態1と同様にして、電流検出部13bは三相モータ3に流れる電流を検出し(ステップS34)。比較部13fは電流検出部13bにて検出した電流値と、過電流閾値とを比較する(ステップS35)。電流値が過電流閾値より大きいと判定した場合(ステップS35:YES)、過負荷検知部13は、過負荷が発生した旨の報知、給電停止等の所定の過負荷処理を行い(ステップS36)、処理を終了する。電流値が過電流閾値以下であると判定した場合(ステップS35:NO)、過負荷検知部13は処理を終える。
実施の形態2に係る過負荷検知装置201のその他の構成、作用及び効果は実施の形態1と同様であるため、対応する箇所には同様の符号を付してその詳細な説明を省略する。
(変形例1)
図10は実施の形態2の第1変形例に係る電圧判別部13dの細部構成を示した回路図である。変形例1に係る過負荷検知装置201aは、電圧判別部13dの構成のみが実施の形態2と異なるため、以下では主にかかる相違点を説明する。
電源接続部11の一の端子にはツェナーダイオードZ3のカソードが接続され、ツェナーダイオードZ3のアノードは、フォトカプラP2を構成する発光素子のアノードに接続されている。フォトカプラP2を構成する発光素子のカソードは抵抗器R6の一端に接続され、抵抗器R6の他端は、電源接続部11の他の端子に接続されている。また、フォトカプラP2を構成する発光素子のカソードにはダイオードD4のアノードが接続され、ダイオードD4のカソードは前記発光素子のアノードに接続されている。ツェナーダイオードZ3は電源接続部11の端子間に印加される電圧が400Vの高電圧である場合、通電し、230Vの低電圧である場合導通しない降伏電圧を有している。フォトカプラP2のオンオフ状態を示す信号は閾値選択部13eに入力されるように構成されている。
変形例1に係る過負荷検知装置201aのその他の構成、作用及び効果は実施の形態1と同様であるため、対応する箇所には同様の符号を付してその詳細な説明を省略する。
(変形例2)
図11は実施の形態2の第2変形例に係る電圧判別部13dの細部構成を示した回路図である。変形例2に係る過負荷検知装置201bは、電圧判別部13dの構成のみが実施の形態2と異なるため、以下では主にかかる相違点を説明する。
電源接続部11の一の端子にはダイオードD5のカソードが接続され、ダイオードD5のアノードはツェナーダイオードZ5のアノードが接続されている。ツェナーダイオードZ5のアノードは、分圧抵抗R7の一端に接続され、分圧抵抗R7の他端は分圧抵抗R8の一端に接続されている。分圧抵抗R8の他端は接地されている。また、電源接続部11の他の端子にはダイオードD6のアノードが接続され、ダイオードD6のカソードはツェナーダイオードZ6のカソードが接続されている。ツェナーダイオードZ6のアノードは抵抗器R7の前記一端に接続されている。分圧抵抗R8の前記一端は、分圧抵抗R7,R8によって分圧された電圧に応じてオンオフするスイッチ素子SW1に抵抗器R9を介して接続されている。
ツェナーダイオードZ5,Z6は電源接続部11の端子間に印加される電圧が400Vの高電圧である場合、通電し、スイッチ素子SW1がオンになり、230Vの低電圧である場合導通せず、スイッチ素子SW1がオフになるように構成されている。
また、過負荷検知装置201bは、変圧器214として非絶縁電源部又は非絶降圧部を備える。
変形例2に係る過負荷検知装置201bのその他の構成、作用及び効果は実施の形態1と同様であるため、対応する箇所には同様の符号を付してその詳細な説明を省略する。
(実施の形態3)
図12は実施の形態3に係る電圧判別部13dの細部構成を示した過負荷検知装置301の回路図である。実施の形態3に係る過負荷検知装置301は、電圧判別部13dの構成のみが実施の形態1と異なるため、以下では主にかかる相違点を説明する。実施の形態3では、電圧判別部13dは三相モータ3の結線態様を検知する結線態様検知部で構成されている。以下結線態様検知部の構成を具体的に説明する。
三相モータ3を構成するU相コイル31、V相コイル32及びW相コイル33の端部のうち、端子同士がデルタ結線された場合に接続状態(又は非接続状態)になり、スター結線された場合に非接続状態(又は接続状態)になる2つの端子間に、フォトカプラP3及び抵抗器R10が設けられている。例えば、U相コイル31のX端子と、W相コイル33のZ端子との間にフォトカプラP3及び抵抗器R10が設けられている。具体的には、Z端子には抵抗器R10の一端が接続され、抵抗器R10の他端は、交流入力型のフォトカプラP3を構成する発光素子の一端に接続されている。フォトカプラP3を構成する発光素子の他端は端子Zに接続されている。
三相モータ3が図3に示すようにデルタ結線された場合、X端子及びZ端子には一定の電圧が発生するためフォトカプラP3はオン状態になる。三相モータ3が図4に示すようにスター結線された場合、X端子及びZ端子が接続されるためフォトカプラP3はオフ状態になる。
閾値選択部13eはフォトカプラP3がオフ状態である場合、第1閾値を選択し、フォトカプラP3がオン状態である場合、第2閾値を選択する。
実施の形態3に係る過負荷検知装置301のその他の構成、作用及び効果は実施の形態1と同様であるため、対応する箇所には同様の符号を付してその詳細な説明を省略する。
(変形例)
図13は実施の形態3の変形例に係る電圧判別部13dの細部構成を示した回路図である。変形例に係る過負荷検知装置301aは、電圧判別部13dの構成のみが実施の形態3と異なるため、以下では主にかかる相違点を説明する。Z端子には抵抗器R11の一端が接続され、抵抗器R11の他端は、フォトカプラP4を構成する発光素子のアノードに接続されている。フォトカプラP4を構成する発光素子のカソードは端子Zに接続されている。また、フォトカプラP4を構成する発光素子のアノードにはダイオードD7のカソードが接続され、ダイオードD7のアノードは前記発光素子のカソードに接続されている。
変形例に係る過負荷検知装置301aのその他の構成、作用及び効果は実施の形態1と同様であるため、対応する箇所には同様の符号を付してその詳細な説明を省略する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 過負荷検知装置
2 交流電源
3 三相モータ
31 U相コイル
32 V相コイル
33 W相コイル
11 電源接続部
12 モータ接続部
13 過負荷検知部
13a 閾値規定部
13b 電流検出部
13c カレントトランス
13d 電圧判別部
13e 閾値選択部
13f 比較部
14 変圧器
15 整流回路
16 レギュレータ
17 給電線

Claims (7)

  1. モータに流れる電流を検出する電流検出部と、モータの過負荷を検知するための複数の閾値を規定する閾値規定部と、前記電流検出部にて検出した電流及び前記閾値規定部が規定する一の閾値を比較する比較部とを備える過負荷検知装置において、
    前記モータに印加される電圧の高低を判別する判別部と、
    該判別部の判別結果に応じて、前記閾値規定部にて規定される一の閾値を選択する閾値選択部と
    を備え
    前記判別部は、
    前記モータに印加される電圧を検出する電圧検出部と、
    前記モータに印加される電圧の高低を判別するための所定電圧及び前記電圧検出部にて検出した電圧を比較する電圧比較部と
    を備え、
    更に、前記電圧検出部は、
    前記モータに印加される交流の電圧を降圧させる変圧器と、
    該変圧器によって降圧した電圧を整流する整流回路と、
    該整流回路によって整流した電圧を分圧する分圧抵抗と
    を備えることを特徴とする過負荷検知装置。
  2. 前記整流回路によって整流された電圧から定電圧を生成するレギュレータを備え、
    前記電圧比較部は
    前記レギュレータにて生成した定電圧にて駆動するようにしてある
    ことを特徴とする請求項に記載の過負荷検知装置。
  3. モータに流れる電流を検出する電流検出部と、モータの過負荷を検知するための複数の閾値を規定する閾値規定部と、前記電流検出部にて検出した電流及び前記閾値規定部が規定する一の閾値を比較する比較部とを備える過負荷検知装置において、
    前記モータに印加される電圧の高低を判別する判別部と、
    該判別部の判別結果に応じて、前記閾値規定部にて規定される一の閾値を選択する閾値選択部と
    を備え、
    前記判別部は、
    前記モータに印加される電圧を検出する電圧検出部と、
    前記モータに印加される電圧の高低を判別するための所定電圧及び前記電圧検出部にて検出した電圧を比較する電圧比較部と
    を備え、
    更に、前記電圧検出部は、
    前記モータに印加される交流の電圧を整流する整流回路と、
    該整流回路によって整流した電圧を分圧する分圧抵抗と
    を備えることを特徴とする過負荷検知装置。
  4. モータに流れる電流を検出する電流検出部と、モータの過負荷を検知するための複数の閾値を規定する閾値規定部と、前記電流検出部にて検出した電流及び前記閾値規定部が規定する一の閾値を比較する比較部とを備える過負荷検知装置において、
    前記モータに印加される電圧の高低を判別する判別部と、
    該判別部の判別結果に応じて、前記閾値規定部にて規定される一の閾値を選択する閾値選択部と
    を備え、
    前記判別部は、
    前記モータに印加される電圧の高低に応じてオンオフするスイッチ回路を備え、
    スイッチ回路は、
    前記モータに給電する交流電源の端子に、逆極性で直列接続される2つのツェナーダイオードと、
    前記ツェナーダイオードに直列接続されており、該ツェナーダイオードの通電の有無によってオンオフするフォトカプラと
    を備えることを特徴とする過負荷検知装置。
  5. モータに流れる電流を検出する電流検出部と、モータの過負荷を検知するための複数の閾値を規定する閾値規定部と、前記電流検出部にて検出した電流及び前記閾値規定部が規定する一の閾値を比較する比較部とを備える過負荷検知装置において、
    前記モータに印加される電圧の高低を判別する判別部と、
    該判別部の判別結果に応じて、前記閾値規定部にて規定される一の閾値を選択する閾値選択部と
    を備え、
    前記判別部は、
    前記モータに印加される電圧の高低に応じてオンオフするスイッチ回路を備え、
    スイッチ回路は、
    前記モータに給電する交流電源の端子に、逆極性で直列接続された整流ダイオード及びツェナーダイオードと、
    該整流ダイオード及びツェナーダイオードに直列接続された分圧抵抗と、
    該分圧抵抗によって分圧された電圧に応じてオンオフするスイッチ素子と
    を備えることを特徴とする過負荷検知装置。
  6. モータに流れる電流を検出する電流検出部と、モータの過負荷を検知するための複数の閾値を規定する閾値規定部と、前記電流検出部にて検出した電流及び前記閾値規定部が規定する一の閾値を比較する比較部とを備える過負荷検知装置において、
    前記モータに印加される電圧の高低を判別する判別部と、
    該判別部の判別結果に応じて、前記閾値規定部にて規定される一の閾値を選択する閾値選択部と
    を備え、
    前記判別部は、
    結線方法をデルタ結線又はスター結線に変更することが可能な三相コイルを有するモータの結線態様を検知する結線態様検知部を備え、
    前記モータの結線態様に基づいて、該モータに印加される電圧の高低を判別するようにしてある
    ことを特徴とする過負荷検知装置。
  7. 前記結線態様検知部は、
    前記モータを構成する3つのコイルの端部のうち、端子同士がデルタ結線された場合に接続状態(又は非接続状態)になり、スター結線された場合に非接続状態(又は接続状態)になる2つの端子間に接続されており、該端子間の電圧に応じてオンオフするフォトカプラを備える
    ことを特徴とする請求項に記載の過負荷検知装置。
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