JPH0715864A - 三相電圧供給回路装置 - Google Patents

三相電圧供給回路装置

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JPH0715864A
JPH0715864A JP5188759A JP18875993A JPH0715864A JP H0715864 A JPH0715864 A JP H0715864A JP 5188759 A JP5188759 A JP 5188759A JP 18875993 A JP18875993 A JP 18875993A JP H0715864 A JPH0715864 A JP H0715864A
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JP
Japan
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phase
terminal
phase voltage
power supply
load
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Pending
Application number
JP5188759A
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English (en)
Inventor
Yasuhisa Mao
安久 真尾
Takumi Kamiyama
巧 上山
Masatoshi Takada
政敏 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GIKEN SEIGYO KK
SHINKIYUU DENKI KK
Tsubakimoto Chain Co
Original Assignee
GIKEN SEIGYO KK
SHINKIYUU DENKI KK
Tsubakimoto Chain Co
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Publication date
Application filed by GIKEN SEIGYO KK, SHINKIYUU DENKI KK, Tsubakimoto Chain Co filed Critical GIKEN SEIGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 三相電源を接続した電源接続端子での相回転
方向と、その電源接続端子と接続する負荷接続端子での
相回転方向とを常に一致させる。 【構成】 電源接続端子R(S)と負荷接続端子R′
(S′)との間に双方向制御整流素子TR2 (TR3 )を介
装する。双方向制御整流素子TR2 (TR3 )の電源側と負
荷接続端子S′(R′)との間に双方向制御整流素子TR
1 (TR4 )を介装する。相電圧がVT >VR の期間内に
相電圧がVR >VS の期間が存在するとき(存在しない
とき)双方向制御整流素子TR2 ,TR3 (TR4 ,TR1 )を
オンさせる構成にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、三相電圧を負荷へ供給
する三相電圧供給回路装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】工場の天井に設置される天井クレーンの
巻上機には例えば三相誘導電動機が使用される。そし
て、この三相誘導電動機を例えば正回転させた場合には
巻上機が巻上げ動作して吊上げるべき荷物を上昇させ、
反対に逆回転させた場合には巻上機が巻下ろし動作して
吊上げた荷物を下降させるようになっている。三相誘導
電動機は、それに供給する三相電圧の相回転方向が定め
られており、その相回転方向と三相誘導電動機に供給し
た三相電圧の相回転方向とが一致していると三相誘導電
動機は正回転し、一致していないと逆回転をする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した巻
上機の三相誘導電動機に三相電圧を供給すべく配線を行
った場合、三相電圧の相回転方向と三相誘導電動機の相
回転方向とが一致していいない接続状態となると、巻上
げ動作させるべく三相誘導電動機を正回転させる操作を
した場合、三相誘導電動機は逆回転して予期しない巻下
ろし動作をして、吊上げるべき荷物を吊り下ろして損傷
させる虞れがある。また、このように相回転方向が一致
していないことが判った場合には、従来は三相配線のう
ちの二相の配線を入れ換える接続換え作業を行って、相
回転方向を一致させるようにしており、煩わしい作業を
必要とするという問題がある。本発明は斯かる問題に鑑
み、三相電圧の相回転方向と、負荷の相回転方向とを常
に一致させて、負荷に三相電圧を供給できる三相電圧供
給回路装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る三相電圧供
給回路装置は、電源接続端子に供給された三相電圧を、
第1スイッチを介して電源接続端子と同相の負荷接続端
子へ供給するようにしている三相電圧供給回路装置にお
いて、前記電源接続端子を電源接続端子の相と異なる相
の負荷接続端子と接続する第2スイッチと、前記三相電
圧の第1相の電圧及び第2相の電圧の大小を比較する第
1比較手段と、第1相の電圧及び第3相の電圧の大小を
比較する第2比較手段と、第1比較手段及び第2比較手
段による比較結果に基づいて電源側及び負荷側の相回転
方向が一致しているか否かを検出する検出手段とを備
え、該検出手段が相回転方向の不一致を検出した場合
は、前記第1スイッチを開路して、第2スイッチを閉路
すべく構成していることを特徴とする。
【0005】
【作用】第1の比較手段が、第1相の電圧と第2相の電
圧とを大小比較して、第1相の電圧が第2相の電圧以上
にある期間を検出する。第2の比較手段が、第1相の電
圧と第3相の電圧とを大小比較して、第3相の電圧が第
1相の電圧以上にある期間を検出する。第1の比較手段
から検出信号が得られている期間内に、第2の比較手段
から検出信号が得られている期間が存在していることに
より電源と負荷との相回転方向の一致を検出する。第1
の比較手段から検出信号が得られている期間内に第2の
比較手段から検出信号が得られている期間が存在しない
ことにより電源と負荷との相回転方向の不一致を検出す
る。相回転方向が一致していることを検出した場合は第
1スイッチがオンする。相回転方向が不一致であること
を検出した場合は第2スイッチがオンして電源接続端子
と負荷接続端子との接続状態を切換える。これにより、
電源の相回転方向と、負荷の相回転方向とが常に一致す
る。
【0006】
【実施例】以下本発明を、その実施例を示す図面により
詳述する。図1、図2及び図3夫々は本発明に係る三相
電圧供給回路装置の構成を示す一部の回路図であり、作
図上の理由により3分割している。三相電源のR(S)
相の電圧を与える電源接続端子R(S)は、ヒューズF
1(F2 )及び第1スイッチたる双方向制御整流素子TR
1 (TR2 )の直列回路を介してR(S)相の負荷接続端
子R′(S′)と接続されている。T相の電圧を与える
電源接続端子TはT相の負荷接続端子T′と直結されて
いる。ヒューズF1(F2 )と双方向制御整流素子TR1
(TR2 )との接続部は第2スイッチたる双方向制御整流
素子TR3 (TR4 )を介して負荷接続端子S′(R′)と
接続されている。
【0007】電源接続端子RとヒューズF1 との接続部
は、抵抗R8と、それにアノードを接続しているダイオー
ドD3と、ホトカプラPC1 のホトダイオードPDと、抵抗R7
との直列回路を介して電源接続端子SとヒューズF2
の接続部と接続されている。電源接続端子R及びヒュー
ズF1 の接続部と、電源接続端子T及び負荷接続端子
T′の接続部との間に、制御電源変圧器TRS の1次巻線
W1が接続されており、1次巻線W1にはサージサプレッサ
Z5が並列接続されている。制御電源変圧器TRS の2次巻
線W2は整流ブリッジBDの入力端子B1,B2 間に接続されて
おり、その正側出力端子+と負側出力端子−との間には
コンデンサC5とコンデンサC6との並列回路が接続されて
いる。
【0008】また正側出力端子+は電圧レギュレータAV
R の入力端子Aと負側出力端子−は共通端子COM と接続
されている。電圧レギュレータAVR の正側出力端子+は
制御電源端子VDDと接続されている。また正側出力端子
+と共通端子COM との間にはコンデンサC7が接続されて
おり、共通端子COM は接地されている。制御電源端子V
DDには例えば12Vの直流電圧が出力されるようになって
いる。制御電源変圧器TRS の2次巻線W2と整流ブリッジ
BDの入力端子B2との接続部は、それにアノードを接続し
ているダイオードD5と抵抗R11 との直列回路を介して接
地されている。ダイオードD5と抵抗R11 との接続部はイ
ンバータIN1 と抵抗R12 との直列回路を介して制御電源
端子VDDと接続されている。
【0009】インバータIN1 と抵抗R12 との接続部はイ
ンバータIN2 を介してDフリップフロップDF1 の入力端
子D及びDフリップフロップDF2 のセット端子SET と接
続されている。DフリップフロップDF1 のセット端子SE
T 及びリセット端子RSETは接地されている。Dフリップ
フロップDF2 の入力端子D及びクロック端子CKは接地さ
れており、反転出力端子#QはDフリップフロップDF1
のクロック端子CKと接続されており、またクロック端子
CKにアノードを接続しているダイオードD6とインバータ
IN3 との直列回路を介してデータセレクタ/マルチプレ
クサDSM のストローブ端子STY,STX と接続されている。
ダイオードD6には抵抗R13 と抵抗R14 との直列回路が並
列接続されており、抵抗R13 とR14 との接続部はコンデ
ンサC8を介して接地されている。
【0010】ホトカプラPC1 のホトトランジスタPTのコ
レクタは、抵抗R9を介して制御電源端子VDDと接続さ
れ、そのエミッタはそれにアノードを接続しているダイ
オードD4を介して接地されている。コレクタと抵抗R9と
の接続部は、抵抗R10 とインバータIN4 との直列回路を
介してDフリップフロップDF2 のリセット端子RSETと接
続されている。操作スイッチ接続端子1,2間には、負
荷接続端子R′,S′,T′に接続される図示しない例
えば三相誘導電動機を正回転させるべき操作スイッチSW
U を介装させている。操作スイッチ接続端子1は抵抗R3
と抵抗R5との直列回路を介してデータセレクタ/マルチ
プレクサDSM のアドレス端子Aと接続されている。
【0011】操作スイッチ接続端子1と抵抗R3との接続
部はコンデンサC1を介して接地されており、抵抗R1を介
して制御電源端子VDDと接続されており、また直接にダ
イオードD10(図2参照) のカソードと接続されている。
抵抗R3にはアノードをスイッチ接続端子1と接続してい
るダイオードD1が並列接続されており、抵抗R3とR5との
接続部はコンデンサC3を介して制御電源端子VDDと接続
されている。操作スイッチ接続端子2は接地されてい
る。
【0012】操作スイッチ接続端子3,4間には負荷接
続端子R′,S′,T′に接続される図示しない三相誘
導電動機を逆回転させるべき操作スイッチSWD を介装さ
せている。操作スイッチ接続端子3は抵抗R4と抵抗R6と
の直列回路を介してデータセレクタ/マルチプレクサDS
M のアドレス端子Bと接続されている。操作スイッチ接
続端子3と抵抗R4との接続部はコンデンサC2を介して接
地されており、抵抗R2を介して制御電源端子VDDと接続
されており、また直接にダイオードD11(図2参照) のカ
ソードと接続されている。抵抗R4にはアノードを操作ス
イッチ接続端子3と接続しているダイオードD2が並列接
続されており、抵抗R4とR6との接続部はコンデンサC4を
介して制御電源端子VDDと接続されている。操作スイッ
チ接続端子4は接地されている。
【0013】データセレクタ/マルチプレクサDSM の入
力端子X0 ,Y0 は接地されており、入力端子X1 (Y
1 )はDフリップフロップDF1 の出力端子Q(反転出力
端子#Q)と接続され、入力端子X2 (Y1 )はDフリ
ップフロップDF1 の反転出力端子#Q(出力端子Q)と
接続されている。入力端子X3 ,Y3 はインバータIN7
と抵抗R24 との接続部 (図2参照) と接続されている。
出力端子Y (X) はインバータIN5 (IN6 )の入力側
(図3参照)と接続されている。データセレクタ/マル
チプレクサDSM は、例えば(株)日立製作所製のデュア
ル4チャンネルデータセレクタ/マルチプレクサの型名
HD14539Bを使用している。また、DフリップフロップDF
1 ,DF2 は夫々(株)日立製作所製のデュアルDタイプ
フリップフロップの型名HD14013Bを使用している。な
お、破線で取り囲んだ部分F1は相回転検出部となってい
る。
【0014】負荷接続端子R′とT′ (図2参照) との
間には、抵抗R18 、それにアノードを接続したダイオー
ドD8、抵抗R20 及び抵抗R19 の直列回路が接続されてお
り、抵抗R20 にはダイオードD8のカソードにカソードを
接続したダイオードD9が並列接続されている。ダイオー
ドD9にはホトカプラPC2 のホトダイオードPDが逆並列接
続されている。ダイオードD8,D9,PD及び抵抗R20 の接続
部は、それにカソードを接続したダイオードD7と抵抗R1
7 との直列回路を介して負荷接続端子S′と接続されて
いる。ダイオードD10,D11 のアノードは共通に接続され
てホトカプラPC2 のホトトランジスタPTのコレクタと接
続され、ホトトランジスタPTのエミッタは、それにアノ
ードを接続しているダイオードD12 と、抵抗R28 との直
列回路を介して接地されている。
【0015】ダイオードD12 と抵抗R28 との接続部はイ
ンバータIN8 、抵抗R27 、抵抗R26、インバータIN9
抵抗R25 、抵抗R24 、インバータIN7 、抵抗R21 及び抵
抗R22 の直列回路を介してダイオードD10,D11 のアノー
ドとホトトランジスタPTのコレクタとの接続部と接続さ
れている。抵抗R26 とR27 との直列回路にはアノードを
抵抗R27 と接続したダイオードD13 が並列接続されてお
り、抵抗R26 とR27 との接続部はコンデンサC10 を介し
て接地されている。抵抗R24 とR25 との接続部はコンデ
ンサC9を介して接地されている。抵抗R21 とR22 との接
続部はトランジスタTrのベースと接続され、抵抗R23 を
介して制御電源端子VDDと接続されている。トランジス
タTrのエミッタは制御電源端子VDDと接続され、コレク
タはホトカプラPT1,PT3(図3参照) のホトダイオードPD
のアノードと接続されている。
【0016】電源接続端子Tと、ヒューズF1 及び双方
向制御整流素子TR3 の接続部(図1参照)との間に、ホ
トカプラPT1(図3参照) とゲート抵抗RG1 との直列回路
が介装されており、ホトカプラPT1 とゲート抵抗RG1 と
の接続部は双方向制御整流素子TR3 のゲートG3と接続さ
れている。またホトカプラPT1 及びゲート抵抗RG1 の直
列回路にはサージサプレッサZ1及び抵抗RS1 とコンデン
サCS1 との直列回路が夫々並列接続されている。ヒュー
ズF1 及び双方向制御整流素子TR3 の接続部と、双方向
制御整流素子TR1 の負荷接続端子接続側との間に、ゲー
ト抵抗RG2 とホトカプラPT2 との直列回路が介装されて
おり、ゲート抵抗RG2 とホトカプラPT2との接続部は、
双方向制御整流素子TR1 のゲートG1と接続されている。
またゲート抵抗RG2 及びホトカプラPT2 の直列回路には
サージサプレッサZ2及び抵抗RS2とコンデンサCS2 との
直列回路が夫々並列接続されている。
【0017】双方向制御整流素子TR1 の負荷接続端子接
続側と、ヒューズF2 及び双方向制御整流素子TR2 の接
続部との間にホトカプラPT4 とゲート抵抗RG4 との直列
回路が介装されており、ホトカプラPT4 とゲート抵抗RG
4 との接続部は、双方向制御整流素子TR4 のゲートG4と
接続されている。またホトカプラPT4 及びゲート抵抗RG
4 の直列回路には、サージサプレッサZ4及び抵抗RS2 と
コンデンサCS2 との直列回路が夫々並列接続されてい
る。ヒューズF2 及び双方向制御整流素子TR2 の接続部
と、電源接続端子Tとの間に、ゲート抵抗RG3 とホトカ
プラPT3 との直列回路が介装されており、ゲート抵抗RG
3 とホトカプラPT3 との接続部は双方向制御整流素子TR
2 のゲートG2と接続されている。またゲート抵抗RG3 及
びホトカプラPT3 の直列回路にはサージサプレッサZ3及
び抵抗RS3 とコンデンサCS3 との直列回路が夫々並列接
続されている。
【0018】ホトカプラPT1 のホトダイオードPDのカソ
ードはホトカプラPT4 のホトダイオードPDと、発光ダイ
オードLED1と、抵抗R15 との直列回路を介してインバー
タIN5 の出力側と接続されている。ホトカプラPT3 のホ
トダイオードPDのカソードはホトカプラPT2 のホトダイ
オードPDと、発光ダイオードLED2と、抵抗R16 との直列
回路を介してインバータIN6 の出力側と接続されてい
る。破線で取り囲んだ部分F3は双方向制御整流素子の点
弧制御回路部となっている。なおDフリップフロップDF
1 ,DF2 の真理値は表1に示したものとなっている。
【0019】
【表1】
【0020】データセレクタ/マルチプレクサDSM の真
理値は表2に示したものとなっている。
【0021】
【表2】
【0022】次にこのように構成した三相電圧供給回路
装置の動作を、三相電圧波形及びDフリップフロップの
出力信号のタイミングチャートを示す図4とともに説明
する。この三相電圧供給回路装置は、電源接続端子R,
S,Tに図4(a) に示す如く変化する各相の電圧VR
S ,VT 三相電源を接続し、負荷接続端子R′,
S′,T′には、図示しない正逆回転切換リレーの接点
を介して例えば天井クレーンにおける巻上機の図示しな
い三相誘導電動機を接続する。これにより三相誘導電動
機に三相電圧が供給できる状態になる。
【0023】さて、電源接続端子R,S,Tに三相電源
が接続されたことにより電源接続端子RとTとの間の電
圧が制御電源変圧器TRS の1次巻線W1に供給され、その
2次巻線W2の電圧が整流ブリッジBDで整流されて電圧レ
ギュレータAVR で定電圧化された電圧が制御電源端子V
DDへ出力され、各部回路へ供給される。一方、電源接続
端子RとSとの間の電圧が、ホトカプラPC1 に供給され
る。そして相電圧がVR >VS の期間T1 には、ダイオ
ードD3に電流が流れてホトカプラPC1 がオンし、そのホ
トトランジスタPTのコレクタ電圧はLレベルになり、そ
れがインバータIN4 で反転させられてDフリップフロッ
プDF2 のリセット端子RSETはHレベルになり、その反転
出力端子#Qは図4(d) に示すようにHレベルになる。
【0024】また、相電圧がVT >VR の期間T2
は、制御電源変圧器TRS の2次巻線W2と接続されている
ダイオードD5のアノードがHレベルになり、その信号が
インバータIN1 ,IN2 夫々で反転させられてDフリップ
フロップDF1 の入力端子Dは図4(b) に示すようにHレ
ベルになり、またDフリップフロップDF2 のセット端子
SET もHレベルになる。そのためリセット端子RSET及び
セット端子SET がHレベルとなっているDフリップフロ
ップDF2 の反転出力端子#QはHレベルになり、この信
号がDフリップフロップDF1 のクロック端子CKへ入力さ
れて、その出力端子QがHレベルに、反転出力端子#Q
がLレベルになる。
【0025】つまり、VT >VR の期間T2 内に、VR
>VS の期間T1 が存在することから電源接続端子R,
T,Sと負荷接続端子R′,T′,S′との相回転方向
の一致を検出する。そしてHレベルの信号がデータセレ
クタ/マルチプレクサDSM の入力端子X1 ,Y2 へ、L
レベルの信号が入力端子X2 ,Y1 へ入力される。ま
た、DフリップフロップDF2 の反転出力端子#QのHレ
ベルの信号がインバータIN3 で反転させられて、データ
セレクタ/マルチプレクサDSM のストローブ端子STX,ST
Y はLレベルになって、データセレクタ/マルチプレク
サDSM の出力がイネーブル状態になる。
【0026】ここで操作スイッチSWU 又はSWD を閉路さ
せるとアドレス端子A又はBがLレベルになり、またダ
イオードD10 又はD11 のカソードがLレベルになってト
ランジスタTrのベース電圧が低下してトランジスタTrが
オンする。ところで入力端子X1 がHレベルに、入力端
子Y1 がLレベルになっていることにより出力端子Xが
Hレベルに、出力端子YがLレベルになっているから、
インバータIN5 の出力側がLレベルであり、それにより
トランジスタTrからホトカプラPT2,PT3 に電流が流れ
て、ホトカプラPT2,PT3 がともにオンしてゲート抵抗RG
2,RG3 の両端にゲート電圧が発生し、双方向制御整流素
子TR2 ,TR3 がともにオンして、電源接続端子R,T,
Sと負荷接続端子R′,T′,S′とが接続された状態
が得られて相回転方向が一致する。そして操作スイッチ
SWU 又はSWD の閉路により動作する図示していない正逆
回転切換リレーの接点が、三相誘導電動機を正回転又は
逆回転駆動させる切換状態になり三相誘導電動機が操作
スイッチによる指令通りに駆動されて巻上機は巻上げ又
は巻下ろし動作をする。
【0027】ところで、電源接続端子R,T,Sに三相
電源を接続した場合に、電源接続端子Rに相電圧V
S が、電源接続端子Sに相電圧VR が供給される所謂逆
相接続状態になると、図4(a) にV(S) ,V(R) ,V
(T) で示す相回転方向となる。そして、相電圧がVR
S の期間T3 に、ホトカプラPC1 がオンし、それによ
りインバータIN4 の入力側がLレベルになってDフリッ
プフロップDF2 のリセット端子RSETがHレベルになり、
その反転出力端子#Qは図4(e) に示すようにHレベル
になって、DフリップフロップDF1 のクロック端子CKは
Hレベルになる。
【0028】一方、相電圧がVT >VR の期間T4 はイ
ンバータIN1 の入力側がHレベルになり、それによりD
フリップフロップDF1 の入力端子Dは図4(c) に示すよ
うにHレベルになるが、DフリップフロップDF2 のクロ
ック端子CKがHレベルのときに、その入力端子DがLレ
ベルであるから、その出力端子QはLレベルに、反転出
力端子#QがHレベルになる。つまりVT >VR の期間
4 内に、VR >VSの期間T3 が存在しないことか
ら、電源接続端子R,T,Sと負荷接続端子R′,
T′,S′との相回転方向の不一致を検出する。そして
このLレベルの信号がデータセレクタ/マルチプレクサ
DSM の入力端子X1 ,Y2 へ、Hレベルの信号が入力端
子X2 ,Y1 へ入力される。
【0029】また、DフリップフロップDF2 の反転出力
端子#QがHレベルのため、データセレクタ/マルチプ
レクサDSM のストローブ端子STX,STY はLレベルにな
り、出力がイネーブル状態になる。そして操作スイッチ
SWU 又はSWD を閉路させるとアドレス端子A又はBがL
レベルになり、またダイオードD10 又はD11 のカソード
がLレベルになってトランジスタTrのベース電圧が低下
してトランジスタTrがオンする。ところで入力端子X1
がLレベルに、入力端子Y1 がHレベルになっているこ
とにより、出力端子XがLレベルに、出力端子YがHレ
ベルになっているから、インバータIN6 の出力側がLレ
ベルであり、それによりトランジスタTrからホトカプラ
PT1,PT4 に電流が流れてホトカプラPT1,PT4 がともにオ
ンしてゲート抵抗RG2 ,RG3 の両端にゲート電圧が発生
し、双方向制御整流素子TR2 ,TR3がともにオンして、
相電圧VS が与えられている電源接続端子Rと負荷接続
端子S′とが接続され、また相電圧VR が与えられてい
る電源接続端子Sと負荷接続端子R′とが接続されて、
電源及び負荷の相回転方向が一致する。
【0030】そして、操作スイッチSWU ,SWD の閉路に
応じて閉路する図示しない正逆回転切換リレーの接点が
三相誘導電動機を正回転又は逆回転駆動させる切換状態
になり、三相誘導電動機が操作スイッチによる指令通り
に駆動されて、巻上機を巻上げ、巻下ろし動作をする。
したがって、電源接続端子R,T,Sにおける相回転方
向が負荷接続端子R′,T′,S′における相回転方向
と一致していない状態であっても、前述したように自動
的に接続換えが行われて常に相回転方向を一致させ得
る。そのため、従来のような接続換え作業を行う必要が
なく、また三相誘導電動機を予期せぬ回転方向で駆動す
る虞れはない。
【0031】次に、相電圧VR 又はVS が削減した所謂
欠相状態になった場合について説明する。相電圧VR
はVS が欠相すると、ホトカプラPC1 がオフしたままに
なり、DフリップフロップDF2 のリセット端子RSETはL
レベルになったままになる。そしてDフリップフロップ
DF2 の反転出力端子#QがLレベルになり、その信号が
インバータIN3 で反転させられてデータセレクタ/マル
チプレクサDSM のストローブ端子STX,STY がHレベルに
なって、データセレクタ/マルチプレクサDSMの出力が
ディセーブル状態になり、出力端子X, YはLレベルに
固定される。そのため、ホトカプラPT2,PT3 及びPT4,PT
1 はいずれもオンせず、電源接続端子R, T, Sから負
荷接続端子R′, T′, S′を遮断した状態に保持す
る。そのため欠相のまま三相誘導電動機に電圧が供給さ
れることがなく、欠相状態での三相誘導電動機の運転を
未然に防止できる。
【0032】次に双方向制御整流素子が短絡状態で破損
した場合の動作を説明する。いま、例えば双方向制御整
流素子TR2 が短絡状態にあって破損すると、双方向制御
整流素子TR1 ,TR2 ,TR3 ,TR4 をオフさせていても負
荷接続端子R′に相電圧VRが発生する。そして、負荷
接続端子R′とT′との間に電圧が発生してホトカプラ
PC2 のホトダイオードPDに電流が流れてホトカプラPC2
がオンする。そのとき操作スイッチSWU 又はSWD が閉路
していると、制御電源端子VDDから抵抗R23,R22 と、ダ
イオードD10 又はD11 と、操作スイッチSWU 又はSWD
を通って電流が流れて、トランジスタTrのベース電圧が
低下してトランジスタTrがオンする。そうすると、制御
電源端子VDDからトランジスタTrを通ってホトカプラPT
2,PT3 及びPT4,PT1 に電流が流れてホトカプラPT2,PT3
及びPT4,PT1 がともにオンする。それにより双方向制御
整流素子TR2 ,TR3 及びTR4 ,TR1 が一斉にオンして、
ヒューズF1 及び双方向制御整流素子TR1 ,TR2 の接続
部と、ヒューズF2 及び双方向制御整流素子TR3 ,TR4
の接続部との間が短絡される。
【0033】そのためヒューズF1 ,F2 がともに溶断
し電源接続端子R,Sと負荷接続端子R′,S′とを遮
断する。それにより、双方向制御整流素子が短絡状態で
破損した場合は、電源接続端子R,T,Sと負荷接続端
子R′,T′,S′とが遮断した状態に保持されて負荷
接続端子R′,T′,S′に不適正な電圧が供給される
のを防止する。
【0034】また、双方向制御整流素子TR2 が短絡状態
で破損してホトカプラPC2 がオンしているとき、操作ス
イッチSWU , SWD がいずれもオフしている場合は、制御
電源端子VDDの電圧が抵抗R23,R22 とホトカプラPC2 と
ダイオードD12 とを介してインバータIN8 の入力側に与
えられ、その入力側がHレベルになり、それを反転した
Lレベルの信号がインバータIN8 、抵抗R27,R26 を介し
てインバータIN9 の入力側に与えられて、その入力側が
Lレベルになり、インバータIN9 の出力側がHレベルに
なる。そして抵抗R25 とコンデンサC9とによる時定数に
よりコンデンサC9が充電されて、コンデンサC9の端子電
圧が上昇し、時定数による時間経過後にHレベルにな
る。このHレベルの信号がデータセレクタ/マルチプレ
クサDSM の入力端子X3 , Y3 に入力され、それによっ
て出力端子X, YがともにHレベルになる。そしてホト
カプラPT2,PT3 及びPT4,PT1 がともにオンして、前述し
たと同様に双方向制御整流素子TR2 ,TR3 及びTR4 ,TR
1 がともにオンして、ヒューズF1 ,F2 がともに溶断
する。
【0035】それにより、操作スイッチSWU , SWD が開
路状態にある場合は、所定時間経過後に電源接続端子
R,Sと負荷接続端子R′,S′とを遮断する。したが
って、操作スイッチSWU , SWD が開路している場合であ
っても閉路している場合と同様に負荷接続端子R′,
T′,S′に不適正な電圧が供給されるのを未然に防止
することができる。
【0036】本実施例では、負荷接続端子R′,T′,
S′に天井用クレーンの巻上機における三相誘導電動機
を接続した場合について説明したが、それは例示であり
巻上機以外のものに使用する三相誘導電動機を接続した
場合でも同様の効果が得られるのは勿論である。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る三相電
圧供給回路装置は、電源接続端子に与えた三相電圧の相
回転方向と、負荷接続端子の相回転方向とが異なる場合
は、電源接続端子側の相回転方向と負荷接続端子側の相
回転方向とが一致するように、電源接続端子と負荷接続
端子との接続状態を切換える。そのため本発明によれ
ば、相回転方向が一致していない場合に、電源接続端子
と負荷接続端子との接続状態を切換える作業の煩わしさ
を解消でき、また相回転方向の不一致により負荷が予期
せぬ動作をする虞れも解消できる三相電圧供給回路装置
を提供できる優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る三相電圧供給回路装置の構成を示
すブロック図の一部である。
【図2】本発明に係る三相電圧供給回路装置の構成を示
すブロック図の一部である。
【図3】本発明に係る三相電圧供給回路装置の構成を示
すブロック図の一部である。
【図4】三相電圧及び各部信号のタイミングチャートで
ある。
【符号の説明】
R,T,S 電源接続端子 R′,T′,S′ 負荷接続端子 F1 ,F2 ヒューズ TR1 〜TR4 双方向制御整流素子 DF1 ,DF2 Dフリップフロップ PC1,PC2 ホトカプラ PT1 〜PT4 ホトカプラ DSM データセレクタ/マルチプレクサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上山 巧 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内 (72)発明者 高田 政敏 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源接続端子に供給された三相電圧を、
    第1スイッチを介して電源接続端子と同相の負荷接続端
    子へ供給するようにしている三相電圧供給回路装置にお
    いて、前記電源接続端子を電源接続端子の相と異なる相
    の負荷接続端子と接続する第2スイッチと、前記三相電
    圧の第1相の電圧及び第2相の電圧の大小を比較する第
    1比較手段と、第1相の電圧及び第3相の電圧の大小を
    比較する第2比較手段と、第1比較手段及び第2比較手
    段による比較結果に基づいて電源側及び負荷側の相回転
    方向が一致しているか否かを検出する検出手段とを備
    え、該検出手段が相回転方向の不一致を検出した場合
    は、前記第1スイッチを開路して、第2スイッチを閉路
    すべく構成していることを特徴とする三相電圧供給回路
    装置。
  2. 【請求項2】 前記三相電圧の欠相を検出する手段を備
    え、欠相を検出した場合は、負荷への電圧供給を遮断す
    べく構成していることを特徴とする請求項1記載の三相
    電圧供給回路装置。
  3. 【請求項3】 前記第1スイッチ及び第2スイッチと直
    列接続したヒューズを備え、スイッチが短絡状態で破損
    した場合は、ヒューズを溶断すべく構成していることを
    特徴とする請求項1記載の三相電圧供給回路装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014124062A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Tsubaki E&M Co 過負荷検知装置及び過負荷検知方法
CN108750855A (zh) * 2018-08-29 2018-11-06 西继迅达(许昌)电梯有限公司 一种电梯三相电源断相错相检测方法及装置

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CN108750855B (zh) * 2018-08-29 2024-02-13 西继迅达电梯有限公司 一种电梯三相电源断相错相检测方法及装置

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