JP5764667B2 - 車両用サイドパネル構造 - Google Patents

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Description

本発明は、サイドアウタパネルとサイドインナパネルとによりドア開口周囲に閉断面の構造体が形成される車両用サイドパネル構造に関する。
一般的に、車両用サイドパネル構造は、車外側に設けられるサイドパネルアウタと、車内側に設けられるサイドインナパネルと、を備えている。サイドパネルアウタは、フロントピラーアウタの上部と、ルーフレールアウタと、リヤピラーアウタと、リヤフェンダパネルとで形成される上部枠部と、フロントピラーアウタの下部及びサイドシルアウタとで形成される下部枠部と、これらの上部枠部及び下部枠部とを接合するセンタピラーアウタと、下部枠部のサイドシルアウタを覆うサイドシルガーニッシュとよりに構成されている。
下部枠部に上部枠部が接合されることによりサイドパネルアウタ枠部が形成され、サイドパネルアウタ枠部はセンタピラーアウタに接合され、サイドシルアウタはイドシルガーニッシュを被覆する。上部枠部は、通常、鋼板が用いられ、下部枠部やセンタピラーアウタは、高張力鋼板等が用いられ、サイドシルガーニッシュは樹脂が用いられる。
上記サイドパネル構造によれば、サイドパネルアウタ枠部のルーフレールアウタは、プレス成形しやすい普通鋼板が用いられているので、シャープな形状のプレス加工が可能であり、ドアとの隙間を減少でき外観性が向上する。サイドパネルアウタのセンタピラーアウタは高強度鋼板を用いているので、側突荷重に対して耐力を発揮することが可能である(例えば、特許文献1参照。)。
特開2011−195107号公報
特許文献1に開示されている車両用サイドパネル構造では、フロントピラーアウタの上部、ルーフレールアウタ、リヤピラーアウタ及びリヤフェンダパネルにより形成される上部枠部と、フロントピラーアウタの下部及びサイドシルアウタが形成される下部枠部と、これらの上部枠部及び下部枠部に接合するセンタピラーアウタとに、最適な材料を選択できるものの、サイドパネルアウタが、上部枠部、下部枠部及びセンタピラーアウタに分割されており、これらの上部枠部、下部枠部及びセンタピラーアウタを接合するため、これらの部品の接合部分に繋ぎ目が発生する。
これらの部品の接合部分に発生する繋ぎ目は、雨水の防止のためシーラを塗布する必要がある。このシーラ塗布作業は手作業でおこなうので作業の難易度が高いとともに繋ぎ目は外観上悪い。サイドシルアウタだけではサイドシル外面形状が作れないので、別体のサイドシルガーニッシュによりサイドパネルアウタを被覆しなければならなかった。さらに、上部枠部のルーフレールアウタは、普通鋼板であるため、強度の向上のために補強部材を追加し重量増加していた。
本発明の課題は、ドア開口周囲の閉断面の構造体に必要であった補強部材を廃止することができ、車体の軽量化を推進できる車両用サイドパネル構造を提供することにある。さらに、繋ぎ目を廃止できるとともに、車体剛性・衝突性能に寄与する車両用サイドパネル構造を提供することにある。
請求項1に係る発明によれば、車外側に設けられるサイドアウタパネルと、車内側に設けられるサイドインナパネルとを備え、前記サイドアウタパネルとサイドインナパネルとによりドア開口周囲に閉断面の構造体が形成される車両用サイドパネル構造であって、前記サイドアウタパネルは高強度鋼板で形成された内枠と、前記内枠の外周部に設けられ、前記車体の外観を形成する普通鋼板からなる外枠とからなり、前記高強度鋼板の内枠は繋ぎ目なくドア開口周囲部を1周しており、前記内枠は、ドアに覆われる内周部と前記外枠に接合される外周部とを有し、前記外枠は、前記内枠との接合部からドアの外面に沿って延びる外周面とからなる車両用サイドパネル構造が提供される。
請求項2に係る発明では、好ましくは、前記閉断面を形成する構造体は、ルーフサイドレールを含み、前記ルーフサイドレールは、前記内枠及び前記外枠でもって閉断面形状が形成されている。
請求項3に係る発明では、好ましくは、前記閉断面を形成する構造体は、サイドシルを含み、前記サイドシルは、前記内枠及び外枠でもって形成された閉断面が形成されている。
請求項4に係る発明では、好ましくは、前記閉断面を形成する構造体は、フロントピラーを含み、前記フロントピラーは、前記サイドインナパネルのフロントピラーインナと前記内枠とで形成された閉断面を有し、前記外枠は、フロントフェンダが結合されている。
請求項5に係る発明では、好ましくは、前記閉断面を形成する構造体は、リヤピラーを含み、前記リヤピラーは、接合された前記内枠及び前記外枠と、リヤホイールハウスエクステンションとでもって形成された閉断面を有する。
請求項6に係る発明では、好ましくは、前記内枠は、ハイ・テンシル・ストレングス・スチール材及びホットスタンプ品のうちいずれかである。
請求項7に係る発明では、好ましくは、前記外枠は、低強度鋼板、アルミ合金板および樹脂板のいずれかである。
請求項8に係る発明では、好ましくは、前記閉断面を形成する構造体は、サイドシルを含み、前記サイドシルは、前記内枠と前記サイドインナパネルとにより形成された閉断面を有し、前記外枠により前記ドア開口下方の外観面が形成される。
請求項9に係る発明では、好ましくは、前記内枠は、前記高強度鋼板がホットスタンプ成形を用いて形成され、前記閉断面を形成する構造体は、フロントピラー、センタピラーおよびリヤピラーを含み、前記フロントピラー、前記センタピラーおよび前記リヤピラーの各強度は、前記内枠のホットスタンプ成形条件を変化させるか、強度の異なる複数のハイ・テンシル・ストレングス・スチール材を接合して、前記フロントピラー、前記センタピラーおよび前記リヤピラーの引張強度に差を持たせている。
請求項10に係る発明では、好ましくは、前記サイドアウタパネルの前記外枠は、車体前部側方を覆うフロントフェンダの後縁に接合されている。
請求項11に係る発明では、好ましくは、前記サイドアウタパネルの内枠は、車両用ドアのドアビームからの入力を受ける受け面が形成されている。
請求項1に係る車両用サイドパネル構造は、車外側に設けられるサイドアウタパネルと、車内側に設けられるサイドインナパネルとを有し、サイドアウタパネルとサイドインナパネルとによりドア開口周囲部に閉断面の構造体が形成される。サイドアウタパネルは、高強度鋼板で形成された内枠と、この内枠の外周部に外観を形成しやすい普通鋼板から形成された外枠ととから構成され、高強度鋼板の内枠は繋ぎ目なくドア開口周囲部を1周しており、内枠はドアに覆われる内周部と前記外枠に接合される外周部とを有し、外枠は、前記内枠との接合部からドアの外面に沿って延びる外周面を有する。
従ってサイドアウタパネルに高強度及び高剛性を有する高強度鋼板を使っても、内枠は1枚の鋼板で形成することができる。これにより、高強度鋼板のサイドアウタパネルの内枠は繋ぎ目なくドア開口周囲部を1周する事により、この内枠とサイドインナパネルとにより形成したドア開口周囲部の閉断面の車体側壁は車体剛性を向上させるとともに耐衝突性能も向上させる。さらに、内枠に繋ぎ目(シール線)がないので、雨水の浸入防止のためのシーラを塗布する必要がない。この結果、シーラ塗布作業を廃止できるとともに、車体の外観を向上する。内枠が引張強度の高い高強度鋼板で形成されたので、ドア開口周囲部の閉断面の構造体に従来は必要であった補強部材を廃止することができる。この結果、車体の軽量化を図ることができる。内枠の外周部の外枠が外観を形成しやすい材料から形成されているため、ドア開口の外縁に対峙するサイドアウタパネルのルーフサイドレールの稜線をシャープにすることができる。この結果、車体の外観性の向上を図ることができる。
請求項2に記載されたルーフサイドレールは、閉断面形状をしているため、車体の剛性が向上する。よって、車両の側突の際の耐衝撃性が向上し、補強部材等の他の部材を廃止することができる。
請求項3に記載のサイドシルは、閉断面を形成しているため、車体の剛性が高まる。よって、車両の側突の際の耐衝撃性が向上し、補強部材等の他の部材を廃止することができる。
請求項4に記載のフロントピラーは、閉断面を形成しているため、車体の剛性が向上する。よって、車両の側突の際の耐衝撃性が向上し、補強部材等の他の部材を廃止することができる。
請求項5に記載のリヤピラーは、閉断面を形成しているため、車体の剛性を高める。よって、車両の側突の際の耐衝撃性が向上し、補強部材等の他の部材を廃止することができる。
請求項6に記載の前記内枠は、ハイ・テンシル・ストレングス・スチール材及びHOT STAMP品のうちいずれかとして、1000MPa以上の高強度鋼板を使用可能として、車体剛性および衝突性能を一層向上させることができる。
請求項7に係る発明では、前記外枠は、低強度鋼板、アルミ合金板、樹脂板のうちいずれか1つ以上として、外枠は意匠部品であって荷重を支持しない構成として、一層の軽量化とシャープな形状や塗装性による外観向上が可能となる。
請求項8に係る発明では、構造体としてのサイドシルが、内枠とサイドインナパネルとにより閉断面が形成され、外枠によりドア開口下方の外観面が形成されるので、別体のサイドシルガーニッシュが不要となった。これにより、意匠上サイドシルガーニッシュが必要な車種に限って、サイドスポイラ等のサイドシルガーニッシュを採用すればよく、ベース車種の車体のコストを低減することができる。
請求項9に係る発明では、内枠は、高強度鋼板がホットスタンプ成形を用いて形成され、構造体としてのフロントピラー、センタピラー若しくはリヤピラーの各強度は、内枠のホットスタンプ成形条件を変化させるか、強度の異なる複数のハイ・テンシル・ストレングス・スチール材を接合して、フロントピラー、センタピラー若しくはリヤピラーの引張強度に差を持たせる。公知の異強度ホットスタンプ成形技術やテーラードブランク技術を利用することで、フロントピラー、センタピラー若しくはリヤピラーの引張強度に差を持たせることが可能であり、フロントピラー、センタピラー若しくはリヤピラーに適正な強度を付加し側突時の室内側侵入量や上下位置をコントロールすることができる。
請求項10に係る発明では、サイドアウタパネルの外枠に、車体前部側方を覆うフロントフェンダの後縁が固定されるので、従来、フロントピラーとフロントフェンダとの間を覆っていた別部品のエンクロージャーの代用を外枠で果たすことができる。この結果、エンクロージャーを廃止することができるので、車体のコストの低減と車体の軽量化との両立を図ることができる。
請求項11に係る発明では、サイドアウタパネルの内枠に、車両用ドアのドアビームからの入力を受ける受け面が形成されるので、側突荷重は、ドア開口を覆う車両用ドアに設けられ、車両用ドアの剛性及び強度を増すドアビームを引張強度の高い高強度鋼板で形成された内枠で直接的に受けることができる。この結果、車体の側部の衝突性能を向上することができる。
本発明に係る車両用サイドパネル構造が採用された車両を示す側面図である。 本発明に係る車両用サイドパネル構造の側面図である。 図1の3−3線に沿った断面図である。 図1の4−4線に沿った断面図である。 図1の5−5線に沿った断面図である。 図1の6−6線に沿った断面図である。 図1の7−7線に沿った断面図である。 図1の8−8線に沿った断面図である。 図1の9−9線に沿った断面図である。 図1の10−10線に沿った断面図である。 図1の11−11線に沿った断面図である。 図1の12−12線に沿った断面図である。 図2の領域13を拡大した斜視図である。 本発明に係る車両用サイドパネル構造のセンタピラー及びサイドシルに設けられた蓋部材の作用を示した図である。 図2に示されたサイドパネル構造を比較した図である。 図2に示された車両用サイドパネル構造のフロントピラーを比較した図である。 図2に示された車両用サイドパネル構造のサイドシルを比較した図である。
以下、本発明の好ましい実施例について、添付した図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2に示されているように、車体11は、その側部に車両用サイドパネル構造20を備えている。車室12の前方にはエンジンルーム13が形成され、車室12の後方にはトランクルーム14が形成される。
車両用サイドパネル構造20は、車体11の前部側方の縦骨格をなすフロントピラー17と、車体11の中央側方の縦骨格をなすセンタピラー18と、車体11の後部側方の縦骨格をなすリヤピラー19と、車体11の上部側方の縦骨格をなすルーフサイドレール24と、車体11の下部側方の横骨格をなすサイドシル25とを備えている。
フロントピラー17には、フロントフェンダ28の後縁28a(図4参照)が固定される。ルーフサイドレール24は、フロントピラー17の上端、センタピラー18の上端及びリヤピラー19の上端を連結している。サイドシル25は、フロントピラー17の下端、センタピラー18の下端及びリヤピラー19の下端を連結している。
具体的には、車両用サイドパネル構造20は、室外側に設けられるサイドアウタパネル21と、車室12側に設けられるサイドインナパネル22とを接合することで、フロントピラー17、センタピラー18、リヤピラー19、ルーフサイドレール24、サイドシル25及びリヤフェンダ29が形成される。
すなわち、フロントピラー17、センタピラー18、リヤピラー19、ルーフサイドレール24、サイドシル25は、サイドアウタパネル21とサイドインナパネル22は、前後のドア開口35,36を形成する。サイドアウタパネル21とサイドインナパネル22とを接合することにより、閉断面が形成される。前のドア開口35には前ドア37が開閉自在に設けられ、後のドア開口36には後ドア38が開閉自在に設けられる。ルーフサイドレール24の車幅方向にはルーフパネル39が取り付けられる。
サイドアウタパネル21は、引張強度の高い高強度鋼板で形成された内枠26と、この内枠26の外周部26aに設けられ、引張強度が低い低強度鋼板で形成された外枠27とからなる。内枠26は、フロントピラー17、センタピラー18、リヤピラー19、ルーフサイドレール24、サイドシル25及びリヤフェンダ29の外板から構成されて車室12側に設けられるサイドインナパネル22とで車体剛性と衝突性能を担う閉断面を形成する。外枠27は、ドアの外側の意匠面を形成し、内枠26の外周に重ねて接合してフロントピラー17、リヤピラー19、ルーフサイドレール24、サイドシル25及びリヤフェンダ29の外観性を向上する。
内枠26の引張強度の高い高強度鋼板は、500MPa〜1500MPa級の鋼板であり、ホットスタンプ材を含む高張力鋼板を加熱しながらプレス成形し、硬化させ、さらに高い引張強度を付加する。高張力鋼板を加熱しながらプレス成形し、急冷して硬化させ、さらに高い引張強度を高めるプレス成形は、ホットスタンプ成形と呼ばれる。固い材料ではプレス成形しにくいので、シャープな稜線を有する外観デザインにかかわる車体外面には適用できない。その他、引張強度はホットスタンプ成形品よりやや劣るが、車体形状や車体構造に応じてハイ・テンシル・ストレングス・スチール(high tensile strength steel)(以下、ハイテン材と略す。)の冷間プレス成形品やテーラードブランク品などを用いてもよい。
引張強度が低い低強度鋼板としては、270MPa級の鋼板(普通鋼板)が用いられる。普通鋼板は、延性が高く成形性がよいので、冷間のプレス成形により車体11のデザイン線をシャープな形状に実現できる。すなわち、普通鋼板は、柔らかく成形がしやすい。
普通鋼板としては、引張強度270MPa以上の冷間圧延鋼板が用いられ、高張力鋼板は、一般的には引張強度340MPa〜790MPaを有する。しかし、490MPa以上を高張力鋼板とする見方もある。この高張力鋼板は本願発明の高強度鋼板に含まれる。
ホットスタンプ成形(ホットスタンプ工法)とは、ハイテン材を含む高張力鋼板を高温に加熱することで変形しやすくし、金型で鋼板を成型すると同時に急冷し、成形前よりも高い強度を得ることのできる工法である。すなわち、高張力鋼板を高温に熱し、急冷することにより、引張強度1500MPa程度まで高めることができる。外枠27は車体荷重に負担をかけない外観を形成するので、前記引張強度が低い低強度鋼板に代えて、アルミ合金板や樹脂板も使用可能となる。
サイドアウタパネル21は、内枠26に外枠27を接合することで、フロントピラーアウタ(フロントピラー部)41、センタピラーアウタ(センタピラー部)42、リヤピラーアウタ(リヤピラー部)43、ルーフサイドレールアウタ(ルーフサイド部)44、サイドシルアウタ(サイドシル部)45、及びリヤフェンダ29が形成される。
フロントピラーアウタ41は、内枠26の内フロントピラー部51と、外枠27の外フロントピラー部61とから構成される。センタピラーアウタ42は、内枠26のみで構成されている。リヤピラーアウタ43は、内枠26の内リヤピラー部53と、外枠27の外リヤピラー部63とから構成される。
ルーフサイドレールアウタ44は、内枠26の内側ルーフサイドレール部54と、外枠27の外ルーフサイドレール部64とから構成される。サイドシルアウタ45は、内枠26の内サイドシル部55と、外枠27の外サイドシル部65とから構成される。
すなわち、内枠26は、内フロントピラー部51と、センタピラーアウタ42と、内リヤピラー部53と、内ルーフサイドレール部54と、内サイドシル部55とからなる。外枠27は、外フロントピラー部61と、外リヤピラー部63と、外ルーフサイドレール部64と、外サイドシル部65と、リヤフェンダ29とからなる。
内枠26は、高強度鋼板をホットスタンプ成形により形成される。構造体としてのフロントピラー17、センタピラー18若しくはリヤピラー19の各強度は、内枠26のホットスタンプ成形条件を変化させて、フロントピラー17、センタピラー18若しくはリヤピラー19の引張強度に差を持たせる。強度の異なる複数のハイテン材を接合してもよい。
ホットスタンプ加工により異強度部分を持つ金属加工品及びその製造方法については、特開2004−55265号公報「金属板の定電力通電加熱方法」、特開2006−306211号公報「テーラードブランク材の溶接構造部材」、特開2005−330504号公報「熱処理部材の部分熱処理方法とその装置」、特開2006−289425号公報「熱間プレス成形方法およびその装置」、特開2009−61473号公報「高強度部品の製造方法」などに記載されている。
上記技術を利用して、フロントピラー17、センタピラー18若しくはリヤピラー19に引張強度に差を持たせることができ、低コストで、生産性を向上させた内枠26の製造を実現することができる。
一例として、ホットスタンプ材を含む高張力鋼板を使用し、センタピラーアウタ42の加熱温度・冷却速度を変化させ、センタピラーアウタ42を引張強度1500MPa程度に設定し、内フロントピラー部51、内リヤピラー部53、内ルーフサイドレール部54及び内サイドシル部55の加熱温度・冷却速度を変化させ、内フロントピラー部51、内リヤピラー部53、内ルーフサイドレール部54及び内サイドシル部55を引張強度980MPa程度に設定する。この結果、内枠26に側突性能に最適な引張強度を付加することができる。また、センタピラーアウタ42の下部を上部より脆弱にして側突時の車室侵入位置と侵入量をコントロールするようにしてもよい。
サイドインナパネル22は、フロントピラーインナ71、センタピラーインナ72、リヤピラーインナ73、ルーフサイドレールインナ74、及びサイドシルインナ75とからなる。サイドインナパネル22は、厚板の普通鋼板又は高張力鋼板により高強度を確保している。
フロントピラー17、センタピラー18、リヤピラー19、ルーフサイドレール24、サイドシル25は、高強度のサイドアウタパネル21の内枠26と、高強度のサイドインナパネル22とにより、高強度の閉断面フレームに形成されている。
図3を参照するに、構造体としてのルーフサイドレール24は、ルーフサイドレールアウタ44とルーフサイドレールインナ74とからなる。ルーフサイドレール24には、車幅方向に延びるルーフ補強レール(ルーフアーチ)85が設けられる。このルーフ補強レール85の上部にはルーフパネル39が設けられている。ルーフパネル39は、ルーフ補強レール85で補強されている。
サイドアウタパネル21の外枠27の外側ルーフサイドレール部64は、車室12側に突出する上フランジ64aを有している。内枠26の内側ルーフサイドレール部54は、車室12側に延びる中間フランジ54aを有している。上フランジ64aは中間フランジ54aに接合されている。外側ルーフサイドレール部64は、室外側に下フランジ64bを有する。下フランジ64bは、内枠26の内側ルーフサイドレール部54の室外側壁54bに向けて折れ曲がり、ドア(前後のドア)37,38上縁に対峙する。下フランジ64bは、室外側壁54bに接合されている。接合部位は折れ曲がった下面かつドア(前後のドア)37,38に隠れて外観上の支障とならない。また、内枠26の車室12側の中間フランジ54aは、後述するルーフサイドレールインナ74の上折曲げ部74aに、ルーフパネル39の端部39a及びルーフ補強レール85の端部85aとともに接合される。
さらに、内側ルーフサイドレール部54の前記室外側壁54bよりも室外側に延長する下端54cは、ルーフサイドレールインナ74の下部折曲げ部74bに接合されて、ルーフサイドレール24は閉断面94を形成する。外枠27の外側ルーフサイドレール部64によりドア開口35,36(図1)上方の外観が形成される。外側ルーフサイドレール部64は、普通鋼板で形成されているため、延性が高く、側壁64d下端から車室12側に折れ曲がる稜線64cをシャープなデザイン形状として形成することが可能となり、外観が向上する。
上記接合により、内枠26の内側ルーフサイドレール部54とサイドインナパネル22のルーフサイドレールインナ74とで車体剛性・衝突性能を担う第1ルーフ閉断面94Aが形成され、内枠26の内側ルーフサイドレール部54と外側ルーフサイドレール部64とで、意匠面を形成する第2ルーフ閉断面94Bが形成される。
図4に示されているように、フロントピラー17は、フロントピラーアウタ41とフロントピラーインナ71とからなる。フロントピラー17は、内枠26の内側フロントピラー部51とサイドインナパネル22のフロントピラーインナ71とにより、車体剛性・衝突性能を担うフロントピラー側閉断面91が形成される。外枠27の外フロントピラー部61により前後のドア開口35,36下方の外観が形成される。
フロントピラーインナ71の下部には、車室12(図1)とエンジンルーム13を仕切るダッシュボードロア15が接続されている。詳細には、サイドインナパネル22のフロントピラーインナ71の前端71aには、ダッシュボードロア15の側端部15a及び内枠26の高強度鋼板の内側フロントピラー部51の前端51aが接合されている。フロントピラーインナ71の後端71bには、内側フロントピラー部51の後端51bが接合されている。内側フロントピラー部51の前壁51cには、内枠26の低強度鋼板の外側フロントピラー部61の内端部61aが接合されている。外側フロントピラー部61の外端部61bには、フロントフェンダ28の後縁28aが接合されている。すなわち、サイドアウタパネル21の外枠27(外側フロントピラー部61)に、車体前部側方を覆うフロントフェンダ28の後縁28aが接合されている。
図5に示されているように、センタピラー18は、内枠26の高強度鋼板のセンタピラーアウタ42とサイドインナパネル22のセンタピラーインナ72とにより車体剛性・衝突性能を担うセンタピラー側閉断面92(図11も参照)が形成される。センタピラー側閉断面92は、内枠26の低強度鋼板の外側ルーフサイドレール部64と内枠26の高強度鋼板の内ルーフサイドレール部54とで形成される第2ルーフ閉断面94Bに連続的に形成される。センタピラーインナ72の上端72aは、ルーフサイドレールインナ74の下部折曲げ部74bに接合される。
図6に示されているように、リヤピラー19は、リヤピラーアウタ43とリヤピラーインナ73と、リヤピラーアウタ43及びリヤピラーインナ73間に設けられるスチフナ88とからなる。内枠26の内側リヤピラー部53、外枠27の外側リヤピラー部63及びスチフナ(リヤダンパ補強部材)88のそれぞれの端部53a,63a,88aは、後ドア38により隠れるように接合されている。
さらに、ドア開口36(図1)後方の外観は、外枠27の外側リヤピラー部63により形成される。内枠26の高強度鋼板の内側リヤピラー部53の開口側端部53bとリヤピラーインナ73の開口側端部73bとが接合されて、リヤピラー19は車体剛性・衝突性能を担う閉断面が形成される。トランクルーム14(図1)の側部を形成するリヤフェンダ29(図1)は、リヤピラー19の車体後方に設けられる。
図7に示されているように、リヤピラー19の下部では、リヤピラーアウタ43にはリヤホイールハウスエクステンション86が接合され、車体剛性・衝突性能を有する閉断面が形成される。詳細には、リヤホイールハウスエクステンション86のドア開口側端部86aは、内側リヤピラー部53のドア開口側端部53b及びリヤピラーインナ73のドア開口側端部73bに接合される。リヤホイールハウスエクステンション86のホイールハウス側端部86bは、外側リヤピラー部63のホイールハウス側端部63bに接合される。
リヤピラーインナ73には、ホイールハウスインナ(ホイールハウス)89が接合されている。サイドアウタパネル21の内枠26の高強度鋼板の内側リヤピラー部53には、後ドア38のドアビーム83からの入力を受ける受け面84が形成されている。
図7に示されているように、後ドア38は、車体11の外観を構成するドアパネルアウタ81と、ドアパネルアウタ81の車室12側に設けられるドアパネルインナ82と、ドアパネルインナ82に設けられて車体側方からの荷重に対抗するドアビーム83とを備えている。
ドアビーム83は、板金にてプレス成形された部材である。ドアパネルインナ82の端部82a及びドアビーム83の後端83aは、ドアパネルアウタ81の端部81aに一体的に固定される。前ドア37(図1)は、後ドア38と略同様の構成をしている。
図9に示されているように、サイドシル25は、サイドシルアウタ45とサイドシルインナ75とからなり、閉断面を形成している。つまり、内枠26の内側サイドシル部55とサイドシルインナ75により、第1サイドシル側閉断面95Aが形成される。内側サイドシル部55と外側サイドシル部65とで第2サイドシル側閉断面95Bが形成される。図9に示すように、外枠27の外側サイドシル部65によりドア開口35,36(図1)下方の外観が形成される。
図8に示されているように、サイドシル25の後部では、内側サイドシル部55の後端55bがリヤホイールハウスエクステンション86に接合され、外側サイドシル部65の後端65bがリヤホイールハウスエクステンション86のホイールハウス側端部86bに接合され、サイドシルインナエンド87の内端87aがリヤホイールハウスエクステンション86に接合され、サイドシルインナ75の後端75bがサイドシルインナエンド87の外端87bに接合されている。
図10に示されているように、サイドシル25の前部では、サイドシルインナ75の前端75aはダッシュボードロア15の側端部15aの車幅方向内側に接合される。内側サイドシル部55の前端55a及び外側サイドシル部65の前端65aは、ダッシュボードロア15の側端部15aに接合される。
図9に示すように、外側サイドシル部65の上端65c及び下端65dは、それぞれ内側サイドシル部55の側面55c及び下面55dに接合される。外側サイドシル部65の上端65cと内側サイドシル部55の側面55cとの接合部はドアに隠れるため外観上支障とならない。また、図12に示されているように、サイドインナパネル22の車室12側にはフロアパネル16が接合される。
図11〜図14に示されているように、内枠26のセンタピラーアウタ42と内枠26の内側サイドシル部55の交わる交差部47には、内枠26を一枚の鋼板で形成するため開口48(図14)が形成されている。交差部47の強度及び剛性を向上するために、開口48を塞ぐ蓋部材(パッチ)49を内側サイドシル部55内側から溶接して開口48を塞いでいる。
図14に示すように、蓋部材49を内枠26の下方から開口48に、矢印c1の如くセットし、蓋部材49の内フランジ49aをサイドシルインナ75に接合し、蓋部材49の外フランジ49bを内サイドシル部55の内面55eに接合して開口48を塞ぐ。すなわち、蓋部材49も、後述する第1サイドシル側閉断面95A(図12)を形成する構成である。
図15〜図17に示されているように、比較例の車両用サイドパネル構造220は、車外側にサイドアウタパネル221が設けられ、車内12側にサイドインナパネル222が設けられる。サイドアウタパネル221は、サイドアウタパネル221の上部が一体形成される上枠部223と、この上枠部223に接合され、サイドアウタパネル221の下部が一体形成される下枠部224と、上枠部223に上端が接合され、下端が下枠部224に接合されるセンタピラーアウタ225とから構成されている。
上枠部223のフロントピラーアウタ上部231と下枠部224のフロントピラーアウタ下部241とが接合され、上枠部223のリヤピラーアウタ233と下枠部224のサイドシルアウタ242とが接合され、ルーフサイドアウタ232とサイドシルアウタ242との間にセンタピラーアウタ225が接合されることにより、サイドアウタパネル221が形成される。
上枠部223は、フロントピラーアウタ上部231と、ルーフサイドアウタ232と、リヤピラーアウタ233と、リヤフェンダ234とからなる。上枠部223は、普通鋼板(270MPa級鋼板)で一体成形される。
下枠部224は、フロントピラーアウタ下部241と、サイドシルアウタ242とで一体的に形成される。下枠部224は、高強度鋼板(980MPa級鋼板)で一体成形される。センタピラーアウタ225は、高強度鋼板(1500MPa級鋼板)で一体成形される。
比較例の車両用サイドパネル構造220のサイドアウタパネル221では、上枠部223、下枠部224及びセンタピラーアウタ225を接合するため、これらの部品の繋ぎ目D1〜D6が発生する。繋ぎ目D1〜D6は、雨水の浸入防止のためシーラを塗布する必要があるが、このシーラ塗布作業は手作業でおこなうので作業の難易度が高いとともに外観上好ましくはない。また、上枠部223のルーフサイドアウタ232は、普通鋼板なので強度の向上のために補強部材236が必要であった。
実施例のサイドパネル構造20では、サイドアウタパネル21が、引張強度の高い高強度鋼板で形成された内枠26と、この内枠26の外周部26aに設けられ、外観を形成しやすい材料から形成された外枠27とからなるため、サイドアウタパネル21に強度及び剛性を有する高強度鋼板を使っても、内枠26は1枚の鋼板で形成することができる。これにより、繋ぎ目(シール線)がないので、雨水の浸入防止のためのシーラを塗布する必要がない。
図1に示されているように、フロントピラー17、センタピラー18およびリヤピラー19の各強度は、内枠26(図2)のホットスタンプ成形条件やハイテン材を部位毎に変化させて、フロントピラー17、センタピラー18およびリヤピラー19の引張強度に差を持たせている。
さらに、サイドアウタパネル21が、引張強度の高い高強度鋼板で形成された内枠26とサイドインナパネル22とによりドア開口35,36周囲の車体側壁の閉断面91,92,94A,94B,95A,95B(図3〜図12)が構成されているので、ルーフレールアウタに付設していた補強部材などを廃止することができ軽量化するとともに、高強度鋼板のサイドアウタパネル21の内枠26は繋ぎ目なくドア開口35,36周囲を1周することにより、この内枠とサイドインナパネルとにより形成したドア開口35,36周囲の閉断面91,92,94A,94B,95A,95Bの車体側壁は車体剛性を向上させるとともに衝突性能も向上させる。
加えて、サイドアウタパネル21の内枠26(内側リヤピラー部53)に、後ドア38のドアビーム83からの入力を受ける受け面84が形成されているので、ドアビーム83を引張強度の高い高強度鋼板で形成された内枠26で直接的に受けることができる。
図17(a)の比較例に示すように、車両用サイドパネル220のサイドシル226は、サイドシルアウタ242とサイドシルインナ243とからなる。サイドシル226は、車幅外方から車体下端側方を保護する骨格部材である。サイドシル226では、サイドシルアウタ242だけでは車体外面形状を形成することができないので、別体のサイドシルガーニッシュ246をサイドアウタパネル221の構成としなければならなかった。
図17(b)に示すように、本実施例による車両用サイドパネル20では、サイドシル25が、内枠26とサイドインナパネル22とにより閉断面(第1サイドシル側閉断面)95Aが形成され、外枠27によりドア開口35,36下方の外観が向上するので、別体のサイドシルガーニッシュが不要となった。
図16(a)に示すように、比較例によるサイドパネル構造220のフロントピラー227とフロントフェンダ228との空間に、別部品のエンクロージャー247を設けて塞いでいる。
図16(b)に示すように、本実施例のサイドパネル構造20におけるフロントピラー17では、サイドアウタパネル21の外枠27(外側フロントピラー部61)に、車体前部側方を覆うフロントフェンダ28の後縁28aが固定される。従って、比較例の車両用サイドパネル構造220のフロントピラー227とフロントフェンダ228との間を覆っていたエンクロージャー247の代用を外枠27で果たすことができる。
図1及び図2に示されているように、サイドパネル構造20は、車外側に設けられるサイドアウタパネル21と、車内12側に設けられるサイドインナパネル22とを有し、サイドアウタパネル21の内枠26とサイドインナパネル22とによりドア開口35,36周囲に閉断面の構造体が形成される。
サイドアウタパネル21は、引張強度の高い高強度鋼板で形成された内枠26と、この内枠26の外周部26aに形成され、外観を形成しやすい材料から形成された外枠27とから構成されているので、サイドアウタパネル21に強度及び剛性を有する高強度鋼板を使っても、内枠26は1枚の鋼板で形成することができる。これにより、高強度鋼板のサイドアウタパネル21の内枠26は繋ぎ目がなくドア開口35,36周囲を1周することにより、この内枠とサイドインナパネルとにより形成したドア開口35,36周囲の閉断面91,92,94A,94B,95A,95Bの車体側壁は車体剛性を向上させるとともに衝突性能も向上させる。さらに、内枠に繋ぎ目(シール線)がないので、雨水の防止のためシーラを塗布する必要がない。この結果、シーラ塗布作業を廃止できるとともに、車体の外観性を向上する。
内枠26は、ホットスタンプ成形の他に、ハイテン材としてもよい。ハイテン材とすれば、安価に製造できるとともに、外枠またはドアに隠れるような意匠面ではないシャープな形状がない部位に用いるので、1000MPa以上の高強度鋼板(ハイテン材)を使用可能であり、車体剛性および衝突性能も向上させることができる。
内枠26が引張強度の高い高強度鋼板で形成されたので、ドア開口35,36周囲の閉断面の構造体に従来は必要であった補強部材を廃止することができる。この結果、車体11の軽量化を推進できる。
内枠26の外周部26aの外枠27が引張強度が低い低強度鋼板で形成された。低強度鋼板は延性が高く成形しやすいので、ドア開口35,36の外縁に対峙するサイドアウタパネル21のルーフサイドレール24の稜線をシャープにすることができる。この結果、車体11の外観性の向上を図ることができる。この外枠27は車体荷重を基本的に付与しない外観を形成するので、前記引張強度が低い低強度鋼板に代えて、アルミ合金板や樹脂板も使用可能となる。
図1及び図9に示されたように、車両用サイドパネル構造20では、構造体としてのサイドシル25が、内枠26とサイドインナパネル22とにより閉断面(第1サイドシル側閉断面)95Aが形成され、外枠27によりドア開口35,36下方の外観の装飾性が向上するので、別体のサイドシルガーニッシュが不要となった。これにより、意匠上サイドシルガーニッシュが必要な車種に限って、サイドスポイラ等のサイドシルガーニッシュを採用すればよく、ベース車種の車体11のコストを低減することができる。
図1及び図2に示されているように、車両用サイドパネル20では、内枠26は、高強度鋼板がホットスタンプ成形を用いて形成され、フロントピラー17、センタピラー18若しくはリヤピラー19の各強度は、内枠26のホットスタンプ成形条件を変化させて、フロントピラー17、センタピラー18およびリヤピラー19の引張強度に差を持たせる。公知の異強度ホットスタンプ成形技術を利用することで、フロントピラー17、センタピラー18およびリヤピラー19の引張強度に差を持たせることが可能であり、フロントピラー17、センタピラー18およびリヤピラー19に適正な強度を付加することができる。その他、ハイテン材やテーラードブランク材が適用できる。
図16に示されているように、サイドパネル構造20では、サイドアウタパネル21の外枠27に、車体前部側方を覆うフロントフェンダ28の後縁28aが固定されるので、従来、フロントピラー17とフロントフェンダ228との間を覆っていた別部品のエンクロージャー247の代用を外枠27で果たすことができる。この結果、エンクロージャー247を廃止することができるので、車体11のコストの低減と車体11の軽量化との両立を図ることができる。
図1及び図7に示すように、サイドパネル構造20では、サイドアウタパネル21の内枠26に、車両用ドア38のドアビーム83からの入力を受ける高強度鋼板の受け面84が形成されているので、ドア開口36を覆おう車両用ドア38に設けられ、車両用ドア38の剛性及び強度を増すドアビーム83を引張強度の高い高強度鋼板で形成された内枠26で直接的に受けることができる。この結果、車体11の側部の剛性の向上を図ることができる。
本発明に係る車両用サイドパネル構造は、図1及び図7に示すように、サイドアウタパネル21の内枠26(内リヤピラー部53)に、車両用ドア(後ドア)38のドアビーム83からの入力を受ける受け面84が形成されたが、これに限るものではなく、高強度鋼板で形成されたセンタピラーアウタ42に、車両用ドア(前ドア)のドアビームからの入力を受ける受け面を形成したものであってもよい。
さらに、外観のデザインが重要となる外枠27の材料を、低強度鋼板の他に、アルミ合金板や樹脂板でも適用可能となる。外枠27は意匠部品であって荷重を支持しない構成であるので、一層の軽量化とシャープな形状や塗装性による外観向上が可能となる。これらの場合、内枠26やサイドインナパネル22との接合は、アルミ合金板を高強度鋼板に接着接合、あるいは、ブレーズ溶接、また、樹脂板と高強度鋼板を接着接合となる。
本発明に係る車両用サイドパネルは、セダンやワゴンなどの乗用車に採用するのに好適である。
11…車体、12…車内(車室)、17…構造体(フロントピラー)、18…構造体(センタピラー)、19…構造体(リヤピラー)、20…車両用サイドパネル構造、21…サイドアウタパネル、22…サイドインナパネル、24…構造体(ルーフサイドレール)、25…構造体(サイドシル)、26…内枠、26a…内枠の外周部、27…外枠、28…フロントフェンダ、28a…フロントフェンダの後縁、35,36…ドア開口、38…車両用ドア(後ドア)、83…ドアビーム、84…受け面。

Claims (11)

  1. 車外側に設けられるサイドアウタパネルと、車内側に設けられるサイドインナパネルとを備え、前記サイドアウタパネルとサイドインナパネルとによりドア開口周囲に閉断面の構造体が形成される車両用サイドパネル構造であって、
    前記サイドアウタパネルは高強度鋼板で形成された内枠と、前記内枠の外周部に設けられ、この内枠外周部に接合され、前記車体の外観を形成する普通鋼板からなる外枠とからなり、
    前記高強度鋼板の内枠は繋ぎ目なくドア開口周囲部を1周しており、
    前記内枠は、ドアに覆われる内周部と前記外枠に接合される端部とを有し、
    前記外枠は、前記内枠との接合部からドアの外面に沿って延びる外周面を有する、
    ことを特徴とする車両用サイドパネル構造。
  2. 前記閉断面を形成する構造体は、ルーフサイドレールを含み、前記ルーフサイドレールは、前記内枠及び前記外枠でもって閉断面形状が形成されている、請求項1に記載のサイドパネル構造。
  3. 前記閉断面を形成する構造体は、サイドシルを含み、前記サイドシルは、前記内枠及び外枠でもって形成された閉断面が形成されている、請求項1に記載のサイドパネル構造。
  4. 前記閉断面を形成する構造体は、フロントピラーを含み、前記フロントピラーは、前記サイドインナパネルのフロントピラーインナと前記内枠とで形成された閉断面を有し、前記外枠は、フロントフェンダが結合されている、請求項1に記載のサイドパネル構造。
  5. 前記閉断面を形成する構造体は、リヤピラーを含み、前記リヤピラーは、接合された前記内枠及び前記外枠と、リヤホイールハウスエクステンションとでもって形成された閉断面を有する、請求項1に記載のサイドパネル構造。
  6. 前記内枠は、ハイ・テンシル・ストレングス・スチール材及びホットスタンプ品のうちいずれかである、請求項1に記載のサイドパネル構造。
  7. 前記外枠は、低強度鋼板、アルミ合金板および樹脂板のいずれかである、請求項1に記載のサイドパネル構造。
  8. 前記閉断面を形成する構造体は、サイドシルを含み、前記サイドシルは、前記内枠と前記サイドインナパネルとにより形成された閉断面を有し、前記外枠により前記ドア開口下方の外観面が形成される、請求項1に記載のサイドパネル構造。
  9. 前記内枠は、前記高強度鋼板がホットスタンプ成形を用いて形成され、前記閉断面を形成する構造体は、フロントピラー、センタピラーおよびリヤピラーを含み、前記フロントピラー、前記センタピラーおよび前記リヤピラーの各強度は、前記内枠のホットスタンプ成形条件を変化させるか、強度の異なる複数のハイ・テンシル・ストレングス・スチール材を接合して、前記フロントピラー、前記センタピラーおよび前記リヤピラーの引張強度に差を持たせている、請求項1に記載のサイドパネル構造。
  10. 前記サイドアウタパネルの前記外枠は、車体前部側方を覆うフロントフェンダの後縁に接合されている、請求項1に記載のサイドパネル構造。
  11. 前記サイドアウタパネルの内枠は、車両用ドアのドアビームからの入力を受ける受け面が形成されている、請求項1に記載のサイドパネル構造。
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