JP3299169B2 - 自動車の遮音構造 - Google Patents

自動車の遮音構造

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JP3299169B2 JP03285798A JP3285798A JP3299169B2 JP 3299169 B2 JP3299169 B2 JP 3299169B2 JP 03285798 A JP03285798 A JP 03285798A JP 3285798 A JP3285798 A JP 3285798A JP 3299169 B2 JP3299169 B2 JP 3299169B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の走行時に
フロントフェンダパネル内側の空間を流れる空気による
風切音を防止するための遮音構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の走行時に発生する風切音で、フ
ロントフェンダパネル内側の空間を流れる空気が原因と
なるものがある。
【0003】図6中、1は自動車のフロントフェンダパ
ネル、2はフロントドア、3は見切部であり、図6のA
−A方向断面図である図7に示すように、フロントフェ
ンダパネル1とフロントピラー4とフロントドア2との
間には連続した内部空間5が形成されている。フロント
ドア2は回転軸心6を中心に回転して開閉を行うように
なっており、開閉の際にフロントドア2の前端が二点鎖
線で示すドア軌跡のように内部空間5に退避できるよう
になっている。また、図中14はフロントピラー4等の
車体とドアをシールするウェザーストリップを示す。
【0004】前記フロントフェンダパネル1のタイヤを
取囲む部分には泥避けのためのフェンダライナ7が設け
られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記したよう
に、内部空間5は前側がフェンダライナ7によってある
程度遮蔽されているが、見切部3により開放されてお
り、従ってフェンダライナ7の隙間等から内部空間5内
に侵入する空気が内部空間5内部に矢印で示す流れを形
成し、このために内部空間5内に空気が侵入する時に風
切音が発生し、なおかつ、シール部であるウェザースト
リップ14の近傍での風切音が発生して、風切音が室内
へ侵入し易いという問題を有していた。
【0006】本発明は、かかる従来の問題点を解決すべ
くなしたもので、フロントフェンダパネル内に侵入する
空気による風切音の発生を防止し得る自動車の遮音構造
を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車の遮音構
造は、フェンダライナを設けたフロントフェンダパネル
と、フロントピラー外面と、フロントドアとの間に形成
される内部空間を備える自動車の遮音構造であって、フ
ロントフェンダパネルの内面とフロントピラー外面との
間に、形状保持基材と該形状保持基材に固定されたシー
ル材とを備えて前記内部空間をフェンダ内空間とドア開
閉空間とに区画する遮蔽材が備えられ、該遮蔽材の形状
保持基材が、フロントフェンダパネルの内面とフロント
ピラー外面の一方に固定され、シール材が、フロントフ
ェンダパネルの内面とフロントピラー外面の他方に当接
されていることを特徴とするものである。
【0008】
【0009】上記手段によれば、フロントフェンダパネ
ルの内面とフロントピラー外面との間に遮蔽材を設け
て、内部空間をフェンダ内空間とドア開閉空間とに区画
するようにしたことにより、フェンダライナ等の隙間か
らフェンダ内空間に侵入した空気がドア開閉空間に侵入
するのを防止して、風切音の発生を防止することができ
る。
【0010】遮蔽材を形状保持基材とシール材にて構成
し、形状保持基材により強度を保持し、シール材により
フェンダ内空間とドア開閉空間とを完全に遮断して吸音
することにより、風切音の防止効果を更に高めることが
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について説明する。
【0012】図1は、図6の自動車をA−A方向から見
た本発明の自動車の遮音構造の実施の形態例を示したも
ので、図1中、図7と同一の符号を付した部分は同一物
を表しており、詳細な説明は省略する。
【0013】図1に示すように、フロントフェンダパネ
ル1とフロントピラー4外面との間に、前記図7の内部
空間5をフェンダ内空間5Aとドア開閉空間5Bとに区
画する遮蔽材8を取付けるようにしている。
【0014】図1に示す遮蔽材8は、樹脂或いは鋼板等
により所要の強度に形成してビス或いはクリップ等の固
定具9(図1ではビス)によりフロントピラー4外面
(図1では下面)に固定するようにした形状保持基材1
0と、該形状保持基材10に接着剤等により一体化した
スポンジ等からなるシール材11とにより構成されてい
る。
【0015】前記形状保持基材10は、外側端部(図1
では下端部)が、フェンダフランジ12の端部に接触す
るように設けられており、且つ形状保持基材10の外側
端部はフロントフェンダパネル1の内面に届かない長さ
を有している。
【0016】一方、形状保持基材10に設けられたシー
ル材11は、内側端がフロントピラー4外面に接し、外
側端がフロントフェンダパネル1の内面に当接する大き
さを有している。
【0017】図1に示したように、フロントフェンダパ
ネル1とフロントピラー4外面との間に遮蔽材8を設け
て、前記図7の内部空間5をフェンダ内空間5Aとドア
開閉空間5Bとに区画すると、フェンダライナ7等の隙
間からフェンダ内空間5Aに侵入した空気は、遮蔽材8
にて区画されたドア開閉空間5Bには侵入することがで
きず、空気の流れが形成されないために風切音が発生す
るのを防止できる。
【0018】また、スポンジ等からなるシール材11が
フロントピラー4外面とフロントフェンダパネル1の内
面との間に密に設けられていることにより、フェンダ内
空間5Aとドア開閉空間5Bとを完全に遮断することが
でき、而も弾力性を有するシール材11による吸音効果
によって、風切音の防止効果を更に高めることができ
る。
【0019】図2は、本発明の他の形態例であり、フロ
ントピラー4の外面に固定するようにした形状保持基材
10の外側端と、シール材11とによってフェンダフラ
ンジ12を挾持するようにした場合を示している。
【0020】図2の構成によれば、フェンダフランジ1
2によって遮蔽材8の取付強度を高めることができ、而
もシール材11がフェンダフランジ12に接しているの
で、遮蔽材8とフェンダフランジ12との間のシール性
を向上することができる。
【0021】図3は、本発明の他の形態例であり、フロ
ントピラー4の外面に固定するようにした形状保持基材
10の両面にシール材11が取付けられるように形状保
持基材10をシール材11内部に埋没させ、且つシール
材11をフェンダフランジ12に当接させるようにした
場合を示している。
【0022】図3の構成においては、シール材11がフ
ロントフェンダパネル1の内面に弾接するほかフェンダ
フランジ12に弾接していることにより、遮蔽材8とフ
ェンダフランジ12との間のシール性を向上することが
できる。
【0023】図4は、本発明の他の形態例であり、形状
保持基材10を、フェンダフランジ12にビス或いはク
リップ等の固定具9(図4ではクリップ)により固定し
ており、上記形状保持基材10はフロントピラー4に届
かない長さを有しており、形状保持基材10に固定した
シール材11を、フロントピラー4の外面に当接させる
ようにした場合を示している。
【0024】図4の構成においては、遮蔽材8をフェン
ダフランジ12に固定しているために、遮蔽材8の長さ
を小さくして小型のものとすることができる。
【0025】図5は、本発明の他の形態例であり、遮蔽
材8の形状保持基材10を、フロントピラー4に溶接等
にて固定した固定フランジ13と、フェンダフランジ1
2の両方に固定具9により固定するようにした場合を示
している。
【0026】図5の構成においては、遮蔽材8をフロン
トピラー4とフェンダフランジ12の両方に固定してい
るので、遮蔽材8の長さを小さくして小型のものとする
ことができると共に、遮蔽材8の取付強度を高めること
ができる。
【0027】尚、本発明は上記形態例にのみ限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内におい
て種々変更を加え得る。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、フロントフェンダパネ
ルの内面とフロントピラー外面との間に遮蔽材を設け
て、内部空間をフェンダ内空間とドア開閉空間とに区画
するようにしたことにより、フェンダライナ等の隙間か
らフェンダ内空間に侵入した空気がドア開閉空間に侵入
するのを防止して、風切音の発生を防止することができ
る。
【0029】遮蔽材を形状保持基材とシール材にて構成
し、形状保持基材により強度を保持し、シール材により
フェンダ内空間とドア開閉空間とを完全に遮断し且つ吸
音することにより、風切音の防止効果を更に高めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例を示す図6のA−
A方向断面図である。
【図2】本発明を実施する形態の他の例を示す図6のA
−A方向断面図である。
【図3】本発明を実施する形態の他の例を示す図6のA
−A方向断面図である。
【図4】本発明を実施する形態の他の例を示す図6のA
−A方向断面図である。
【図5】本発明を実施する形態の他の例を示す図6のA
−A方向断面図である。
【図6】自動車の一例を示す概略側面図である。
【図7】図6をA−A方向から見た従来の構造を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 フロントフェンダパネル 2 フロントドア 4 フロントピラー 5 内部空間 5A フェンダ内空間 5B ドア開閉空間 7 フェンダライナ 8 遮蔽材 10 形状保持基材 11 シール材 12 フェンダフランジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェンダライナを設けたフロントフェン
    ダパネルと、フロントピラー外面と、フロントドアとの
    間に形成される内部空間を備える自動車の遮音構造であ
    って、フロントフェンダパネルの内面とフロントピラー
    外面との間に、形状保持基材と該形状保持基材に固定さ
    れたシール材とを備えて前記内部空間をフェンダ内空間
    とドア開閉空間とに区画する遮蔽材が備えられ、該遮蔽
    材の形状保持基材が、フロントフェンダパネルの内面と
    フロントピラー外面の一方に固定され、シール材が、フ
    ロントフェンダパネルの内面とフロントピラー外面の他
    方に当接されていることを特徴とする自動車の遮音構
    造。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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