JPH0263981A

JPH0263981A - スライド式フロントドアを備えた車両

Info

Publication number: JPH0263981A
Application number: JP21468688A
Authority: JP
Inventors: Tomonori Watanabe; 智典渡邉
Original assignee: Suzuki Motor Corp
Current assignee: Suzuki Motor Corp
Priority date: 1988-08-29
Filing date: 1988-08-29
Publication date: 1990-03-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】ａ、　産業上の利用分野本発明はスライド式フロントドアを備えた車両に関する
ものである。

ｂ、　従来の技術自動車のフロントドアは一般にヒンジ式ドアが採用され
ている。

第４図は、このようなフロントドアａのヒンジ部周辺の
構造を概念的に示している。このフロントドアａは、ヒ
ンジｂによってフロントピラーＣに設置され、第４図（
ａ）に示した閉成状態において、ドアアウタパネルａ′
がフロントフェンダｄと面一となるように配置される。

そして、このフロントドアａは、第４図（ｂ）に示した
ようにヒンジｂのピンｂ′を中心にしテ開成される。

Ｃ１発明が解決しようとする課題上記ヒ〉′ジ式フロントドアａを備えた車両では、第４
図からも明らかなように、フロントドアａの閉成時（第
４図（ａ））は勿論のこと、開成時（第４図（ｂ）　）
にも、フロントピラーｂとフロントフェンダｄとの間隙
Ａがフロントドアａによって外部から隠される。

ところで、第５図に示したように、フロントピラーｅお
よびフロントフェンダｒを第４図に示したフロントピラ
ーｂおよびフロントフェンダｄとほぼ同じ構成のままに
、上記ヒンジ式ドアａに替えてスライドドアｇを採用し
た場合には、スライドドアｇをを開成したとき、フロン
トピラーｅとフロントフェンダｒとの間隙Ｂが外部から
見えてしまい外観上好ましくない、そこで、スライドド
アｇを採用する場合には、第６図に示したように、フロ
ントピラーｅの一部ｅ′を突出させてフロントピラーｅ
とフロントフェンダｆとの間隙を塞げばよいが、このよ
うにすると、フロントピラーｅが大型化し、かつ形状が
複雑となり、車両の著しいコストアンプを招来する。

そこで、本発明の目的は、簡単な構造でフロントピラー
とフロントフェンダとの間隙を塞ぎ、著しいコストアッ
プを招くことのないスライド式フロントドアを備えた車
両を提供することにある。

ｄ、　課題を解決するための手段本発明のスライド式フロントドアを備えた車両では、ス
ライドドアの位置決め用ストッパおよびクッションを備
えた板状のフェンダリヤカバーを使用し、該フェンダリ
ヤカバーの一側部をフロントピラーに固着するとともに
、他側部を内側へ折曲げ、その折曲げ部をフロントフェ
ンダの端部に添設させて、上記フロントピラーとフロン
トフェンダとの間隙を塞いでいる。

ｅ、　作用本発明のスライド式フロントドアを備えた車両では、ヒ
ンジ式フロントドアを備えた車両のフロントピラーと比
較して大きさ、形状等がほとんど変わらないフロントピ
ラーを使用し、板状のカバーを付加することによってフ
ロントピラーとフロントフェンダとの間隙を塞いでいる
。板状のカバーは、位置決め用ストッパおよびクッショ
ンを備えており、スライドドアの端面を受止める役割も
担っている。

ｆ、　実施例第１図は、本発明に係るスライド式フロントドアを備え
た車両を示し、第２図はその要部を示し、さらに第３図
はスライドドアと車体との関係を示した図である。

この車両では、サイドボディを構成するルーフパネル１
．リヤクォータパネル２およびサイドシル３に、上段ガ
イド手段４．中段ガイド手段５および下段ガイド手段６
がそれぞれ配設されており、スライドドア７のドアイン
ナパネル８の上段部１中段部および下段部にローラアッ
センブリ９，１０１１がそれぞれ設置されている。

上段ガイド手段４は、下面にスリット１２が形成された
角筒のレール（アッパレール）１３　ヲ有し、該レール
１３はルーフパネル１の前端から、センタピラー１４と
りャビラ−１５との中間までに亘って配設されている。

また、ルーフパネル１のセンタピラー１４からりャビラ
−１５までの間には、ガーニッシュ　（クォータガーニ
ッシュ）１６が配設されており、該ガーニッシュ１６に
よって上記レール１３の一部が覆われている。

中段ガイド手段５は、側面にスリット１７が形成された
角筒のレール（センタレール）１８を有している。この
レール１８は、リヤクォータパネル２の全長に亘って形
成されたセンタレール収容溝１９内に設置されている。

このセンタレール収容溝１９の後端部には、ガーニッシ
ュ（センタガーニッシュ）２０が配設されており、該ガ
ーニッシュ２０によってセンタレール収容溝１９のレー
ル１８が配設されていない部分が覆われている。

下段ガイド手段６は、側面にスリット２１が形成された
角筒のレール（ロアレール）２２を有している。このレ
ール２２は、サイドシル３の全長に亘って配設されてい
る。

そして、スライドドア７は、そのローラアンセンブリ９
，１０．１１の各ローラ９ａ、　１０ａ、　ｌｌｂを車
体の各レール１３，１８．２２に嵌装させることによっ
て車体に組付けられる。

ところで、このようなスライドドア７を備えた車両では
、第１図における矢印Ｃで示した部分を拡大して示した
第２図のように、フロントピラー２３にフェンダリヤカ
バー２４が設置される。このフェンダリヤカバー２４は
スライドドア７を閉成状態で所定位置に位置決めするた
めのストシバ２５を有しており、その−側端部２４ａが
ネジ２６によってストッパ２５と共にフロントピラー２
３に締結される。

また、フロントピラー２３には、クッション２７の一端
が固着され、その他端はフェンダリヤカバー２４から外
方へ突出され、スライドドア７を緩衝する。

フェンダリヤカバー２４の他側端２４ｂは第３図に示し
たように内方へ折曲げられており、その折曲げ部はフロ
ントフェンダ２８の後端部に添設され、フロントピラー
２３とフロントフェンダ２８との間隙りを塞ぐ、なお、
第２図において、符号２９はスペーサ、３０はクリップ
、３１はキャップである。一方、スライドドア７の端面
にもストッパ３２が設置されており、該ストッパ３２は
、スライドドア７の閉成時に上記車体側のストシバ２５
に係合し、スライドドア７を位置決めして振動等を防止
する。

上記車両では、スライドドア７の閉成状態で、ドア端７
ａがフロントフェンダ２８の後端２８ａ　に近接して位
置し、車体の内部を完全に隠し、スライドドア７の開成
状態においても、フェンダリヤカバー２４によってフロ
ントピラー２３とフロントフェンダ２８との間隙りを隠
す。

ｇ、　発明の効果上記したように、本発明に係るスライド式フロントドア
を備えた車両では、板状のフェンダリヤカバーを使用し
、それをフロントピラーに設置することによりてフロン
トとラーとフロントフェンダとの間隙を隠している。し
たがって、本発明に係る車両は外観上価れており、しか
も、簡単な構造によって上記間隙を隠すことができるの
で、安価である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るスライド式フロントドアを備えた
車両を示した図、第２図はその要部を拡大して示した分
解斜視図、第３図はその要部の構造を概念的に示した断
面図、第４図はヒンジドドアを備えた車両のフロントと
ラー、フロントフェンダおよびドアの位置関係を概念的
に示した断面図、第５図はヒンジドドアを備えた車両に
スライドドアを適用した場合を示した概念的な断面図、
第６図は第５図の場合による問題点をフロントピラーに
よって解消した場合を示した概念的な断面図である。１・・・ルーフパネル、　　２・・・リヤクォータパネ
ル、３・・・サイドシル、　　４・・・上段ガイド手段
、５・・・中段ガイド手段、６・・・下段ガイド手段、
７・・・スライドドア、　　８・・・ドアインナパネル
、９．１０．１１・・・ローラアッセンブリ、９ａ、１
０ａ、１ｌａ−ローラ、１３・・・アッパレール、１８
・・・センタレール、２２・・・ロアレール、２３・・
・フロントピラー　２４・・・フェンダリヤカバー２５
・・・ストシバ、２６・・・ネジ、２７・・・クツシラ
ン、２８・・・フロントフェンダ、２９・・・スペーサ
、　　　Ｄ・・・間隙。特許出願人　　鈴木自動車工業株式会社（ほか２名）第図（ａ）（ｂ）第図第図

Claims

【特許請求の範囲】

スライドドアの位置決め用ストッパおよびクッションを
備えた板状のフェンダリヤカバーを使用し、該フェンダ
リヤカバーの一側部をフロントピラーに固着するととも
に、他側部を内側へ折曲げ、その折曲げ部をフロントフ
ェンダの端部に添設させて、上記フロントピラーとフロ
ントフェンダとの間隙を塞いだことを特徴とするスライ
ド式フロントドアを備えた車両。