JP5661260B2 - 固体撮像装置及びその駆動方法 - Google Patents

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Description

本発明は、固体撮像装置及びその駆動方法に関するものである。
固体撮像装置にはその信号出力の仕方により、電荷転送型固体撮像装置、信号増幅型固体撮像装置があり、それぞれCCD、CMOSセンサが代表的なものである。増幅型固体撮像装置は、一般に画素内に光電変換部、増幅トランジスタ、転送トランジスタ、リセットトランジスタを有する。光電変換部への入射光により発生しかつ蓄積される信号電荷は、増幅トランジスタの制御電極に接続するフローティングディフュージョン(以下、FDと称する)に転送トランジスタによって転送され、増幅トランジスタによって増幅され出力される。信号転送の前にFDはリセットトランジスタによりリセットされる。
一般に、固体撮像装置の画素の光電変換部に大量の入射光が当たる場合に、信号電荷が光電変換部からあふれることがある。あふれた電荷が周辺隣接画素の光電変換部、あるいはCCDの場合には垂直CCDに漏れこむと、ブルーミングと呼ばれる偽信号発生が起こり、画面上で白いにじみとなって現れることが知られている。入射光のない暗時において、光電変換部から発生する暗電流は画面では白点キズとなって現れるが、この暗電荷が大量に生じ、それによるブルーミングが生ずると、白点キズの範囲が拡がることになる。
このような画質低下をもたらすブルーミングへの対策として、増幅型固体撮像装置においては、光電変換部への信号電荷蓄積期間中、あふれそうな電荷を転送トランジスタを通してFDに排出するという動作がある。CMOSセンサにおけるこのような動作の例が、特許文献1及び特許文献2に記載されている。特許文献1には、蓄積期間中に転送トランジスタ及びリセットトランジスタのゲートに供給される制御信号がバイアスされているため、転送トランジスタ及びリセットトランジスタは完全なオフ状態にならず、過剰電荷を電源に放出している。特許文献2によると、信号電荷蓄積期間中、転送トランジスタのゲートに信号電荷転送時の電位よりも低い電位のパルスを間欠的に印加し、この間欠パルス印加中に、光電変換部からあふれる電荷を転送トランジスタを通してFDに排出させている。
特開平11−355664号公報 特開2008−099158号公報
しかしながら、上記の特許文献2ではブルーミングを抑止する反面、次のようなセンサ特性を低下させる欠点を有する。特許文献2では、上記の過剰電荷排出動作を、信号電荷蓄積期間中、間欠的でなく継続的にずっと行えばブルーミング抑止はほぼ完璧になる。しかし、そのためにはリセットトランジスタのゲートをハイレベル状態に、また転送トランジスタのゲートを過剰電荷排出のための中間電位Vmに蓄積動作期間中保たねばならない。このような状態では、リセットトランジスタとフォトダイオード間にあってリセットトランジスタのゲートが載る素子分離領域のフォトダイオード側が弱反転に近い状態になって暗電流の発生が起こりやすくなる。また、転送トランジスタのゲート下は弱反転状態となり、転送トランジスタのゲート界面からの暗電流が増大する。このような暗電流はフォトダイオードに流れ込んでセンサ特性を低下させる。よって上記のような状態となる時間をできるだけ短くするため上記動作は間欠的に行うが、ブルーミング防止のためにできるだけ密に上記動作を行うと上に述べた理由によって暗電流が増加するという欠点がある。
さらに、上記間欠動作でのリセットパルス及び転送パルスはセンサの全画素に印加されるので、上記動作を密に行うと、消費電流の増大、及びその消費電流による発熱による暗電流の増加を招くという欠点を有している。さらに、フォトダイオードが本来蓄積できる限界の飽和電荷量は、上記のような部分的な電荷排出動作によって低下してしまうという欠点も有している。
以上は一般的に知られた欠点であるが、さらに次のような欠点があることも本発明者の検討により明らかになった。転送トランジスタのゲートに印加する中間電位Vmのパルスが印加されない期間は転送パルス、リセットパルスともローレベルであるので、FDは0Vからリセット電位の間で浮遊状態となる。ダーク又は入射光量が少なくダークに近い画素に着目した時、この画素のFDも浮遊状態で0Vに近くなることがありうる。FDはその一般的構造上暗電流が大きく、この暗電流がFDに蓄積されていくことがあるのと、また着目するダーク画素の隣接画素への入射光量が多い場合、この隣接画素のフォトダイオードから溢れた電荷が着目画素のFDへ流れ込むことがありうるからである。このようにFDが0Vか0Vに近い状態で中間電位Vmのパルスが印加されると、FDの電荷がフォトダイオードに逆転送されてしまうことが生ずる。このように、従来のブルーミング抑制動作では、FDの暗電流による白点キズの増加、またブルーミングがかえって拡がってしまいかねないメカニズムを有する、という欠点がある。
本発明の目的は、ブルーミングを抑制することができる固体撮像装置及びその駆動方法を提供することである。
本発明の固体撮像装置は、入射光に応じた電荷を生成して蓄積するための光電変換部と、電荷を蓄積するためのフローティングディフュージョン部と、前記光電変換部に蓄積された電荷を前記フローティングディフュージョン部へ転送するための転送トランジスタと、前記フローティングディフュージョン部に蓄積された電荷に応じた電圧を増幅するための増幅トランジスタと、前記フローティングディフュージョン部に蓄積された電荷に応じた電圧をリセットするためのリセットトランジスタと、前記光電変換部に電荷を蓄積中、前記転送トランジスタのゲートには電荷を転送する転送電位と電荷を非転送とする非転送電位との中間となる第1の電位を有するパルスを間欠的に印加し、前記リセットトランジスタのゲートには前記フローティングディフュージョン部の電圧をリセットするパルスの電位よりも低く、前記第1の電位よりも高い第2の電位を印加する駆動回路とを有することを特徴とする。
消費電力が抑制され、暗電流が低減されるので、フローティングディフュージョン部の暗電流による白点キズの増加を防止し、フローティングディフュージョン部を通したブルーミングの拡がりを防止し、ブルーミング現象を抑制することができる。
本発明の第1の実施形態の画素部の等価回路図である。 本発明の第1の実施形態の駆動パルスタイミング図である。 本発明の第2の実施形態の飽和電荷のグラフである。 本発明の第2の実施形態の固体撮像装置のブロック図である。 本発明の第2の実施形態の駆動パルスタイミング図である。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態による固体撮像装置の画素部の構成例を示す図である。1は単位画素である。2は入射光に応じた電荷を生成して蓄積するための光電変換部となるフォトダイオードである。3はフォトダイオード2に蓄積された電荷をフローティングディフュージョン部7へ転送するための転送トランジスタである。4はフローティングディフュージョン部7に蓄積された電荷に応じた電圧をリセットするためのリセットトランジスタである。5はフローティングディフュージョン部7に蓄積された電荷に応じた電圧を増幅するための増幅トランジスタである。6は選択トランジスタである。7は電荷を蓄積するためのフローティングディフュージョン(FD)部である。8は増幅画素信号を出力する垂直信号線である。9は転送パルスTRGを転送トランジスタ3のゲートに印加する転送制御線である。10はリセットパルスRSTをリセットトランジスタ4のゲートに印加するリセット制御線である。11は出力選択パルスSELを選択トランジスタ6のゲートに印加する転送制御線である。
図2は、本発明の第1の実施形態による固体撮像装置の駆動方法を示すパルスタイミング図である。リセットパルスRSTは、リセットトランジスタ4のゲートに印加されるパルスである。転送パルスTRGは、転送トランジスタ3のゲートに印加されるパルスである。VfdはFD部7の電位変化を表す。リセットパルスRSTのローレベル電位Vrmは、リセットパルスRSTのハイレベル電位Vrhより低く、接地電位GNDである画素のウエル電位よりも高く、かつ中間電位Vmよりも高い電位である。また、Vrmは画素分離領域からの暗電流を増加させないような値が望ましい。転送パルスTRGの電位Vmは、過剰電荷排出のための転送トランジスタ3のゲートの中間電位である。
リセット期間では、リセットパルスRSTは、ハイレベル電位Vrhになり、その後にローレベル電位Vrmになる。これにより、リセットトランジスタ4がオンし、FD部7の電位Vfdは電源電位VDDになる。次に、転送期間では、転送パルスTRGは、ハイレベルになり、その後にローレベルになる。これにより、転送トランジスタ3はオンし、フォトダイオード3により生成及び蓄積された電荷がFD部7に転送される。次に、信号蓄積期間では、転送パルスTRGは、間欠的に中間電位Vmのパルスになり、フォトダイオード3の電荷の生成及び蓄積が行われる。垂直駆動回路16(図4)は、フォトダイオード2に電荷を蓄積中、転送トランジスタ3のゲートには電荷を転送する転送電位と電荷を非転送とする非転送電位との中間となる第1の電位Vmを有するパルスを間欠的に印加する。上記の転送電位はハイレベル、上記の非転送電位はローレベルである。また、垂直駆動回路16(図4)は、フォトダイオード2に電荷を蓄積中、リセットトランジスタ4のゲートにはFD部7の電圧をリセットするパルスの電位Vrhよりも低く、第1の電位Vmよりも高い第2の電位Vrmを印加する。
信号蓄積期間では、転送トランジスタ3は、まずフォトダイオード2に蓄積されている飽和に近いあるレベル以上の電荷のみをFD部7に間欠的に排出し、フォトダイオード2から電荷があふれ出るのを防ぐという従来のブルーミング抑制効果は同じである。しかるに信号蓄積期間中、リセットパルスRSTは一定電位Vrmを保つため、従来動作に比べて消費電力が抑えられ、したがって発熱による暗電流増加も抑えられる。また転送トランジスタ3及びリセットトランジスタ4のしきい電圧をVthとすると、FD部7の電位は(Vrm−Vth)以上の電位に保たれる。FD部7に電荷が流れ込んでFD部7の電位が下がろうとすると、リセットトランジスタ4がオン状態となり、FD部7に流れ込む電荷はリセットトランジスタ4のドレインに排出されるからである。一方、転送パルスTRGの間欠パルスによって転送トランジスタ3のゲート電位が電位Vmになるとき、転送トランジスタ3のチャンネル電位は(Vm−Vth)を超えることはない。そのため、電位が(Vrm−Vth)以上であるFD部7の電荷が転送トランジスタ3を通してフォトダイオード2に逆転送されることは決してない。よって従来動作のようなFD部7の暗電流による白点キズの増加、及びFD部7を通したブルーミングの拡がりが生じることなく、確実にブルーミング現象を抑制することができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態による固体撮像装置を説明する。図3は、電位Vmの間欠転送パルスTRGを印加することでフォトダイオード2の一部電荷が排出されたときのフォトダイオード2の飽和電荷Qを表すグラフであり、横軸に電位Vm、縦軸に飽和電荷Qをとっている。同図において、Q0はVm=0、すなわち間欠転送パルスを印加しないときのフォトダイオード2の飽和電荷である。Q1は映像信号電圧にかけられるゲインGが1の時の、映像信号入力側にとって必要最小限度の飽和電荷である。Vm2はフォトダイオード2の飽和電荷がQ2=Q0/2となるようなVmの値を示す。Vm2はフォトダイオード2と転送トランジスタ3の構造によって決まる。厳密には飽和電荷は最終間欠転送パルスから信号読み出しの時間間隔にも依存するが、簡単のため、間欠転送パルス印加直後の飽和電荷を考える。Vm>VthにおいてQはVmに対して線形関係にあり、簡単な計算から、式(1)が成り立つことがわかる。
Q=Q0{1+(Vth−Vm)/2(Vm2−Vth)} (1)
一方、映像信号入力電圧はある決まった値であるのが一般的であり、ゲインGの時の必要最小限度の飽和電荷はQ1/Gである。よって、式(2)を満たすVmを設定する。
Q1/G<=Q0{1+(Vth−Vm)/2(Vm2−Vth)} (2)
すなわち、Vm<=Vth+2(Vm2−Vth){1−Q1/(G・Q0)}になるようにVmを設定すれば、映像信号として必要な飽和電荷をなんら損なうことなく、ブルーミング抑制動作を行うことができる。このときも、やはり、Vm<Vrmは成り立っている必要はある。上記の式(2)のVmはゲインGに依存し、ゲインGが高いほど高いVm、すなわちブルーミング抑制効果を高く設定できるということを示している。本実施形態は、以上に導いたようなゲインG依存の式(2)を満たすように、ゲインGの設定値にしたがってVmの値を制御するような増幅型固体撮像装置である。
図4は、本発明の第2の実施形態の固体撮像装置のブロック図であり、図1と同じ部品には同じ番号を付して再度の説明は省略する。同図において、画素領域は簡単のため、2×2の画素1の配列で示す。12は各画素1の列が有する垂直信号線8と接続し、各列の画素1の信号を増幅するための列アンプである。13は各列アンプ12により増幅された信号を出力するための列アンプ出力線である。14は列毎の列アンプ出力線13を順次選択する水平走査回路である。15は水平走査回路14の走査にしたがって増幅された画素1の信号が出力される水平出力線である。16は各画素1の行が有する転送制御線9、リセット制御線10、選択制御線11と接続し、それぞれの制御線に、転送パルスTRG、リセットパルスRST、出力選択パルスSELを各行毎に供給する垂直駆動回路である。17は垂直駆動回路16内において生成される過剰電荷排出用転送パルスの電位Vmを供給する配線である。18は電位Vmを可変にし、選択された電位Vmを配線17に供給するVm設定回路である。19は列アンプ12とVm設定回路18とに接続され、列アンプ12のゲインGとVm設定回路18で設定される電位Vmとを連携させて同時に設定するためのゲイン制御線である。ゲインGに対して、式(2)を満たす電位Vmの範囲の中でもっとも高い電位Vmを設定するようにすることができる。
このような固体撮像装置においては、実質上の飽和を損なうことのない範囲で、特にゲインが高い場合におけるブルーミング抑制効果を最大限に高めることができる。なお、図4においては、列アンプ12のゲインを電位Vmと連携させているが、列アンプ12に限らず画素出力信号を増幅するどんな増幅器も、そのゲインと電位Vmとを連携させることができる。増幅器は、増幅トランジスタ5の後段に接続され、増幅トランジスタ5の出力信号を増幅するものであればよい。
図5は、本発明の第2の実施形態の固体撮像装置の駆動方法を示すパルスタイミング図であり、同図において図2と共通するものについては同一の番号、記号を付し詳細説明は省略する。図5は画素出力信号を増幅する増幅器の設定ゲインがG0からG1に切り変わるとき、信号電荷蓄積中に転送トランジスタ3のゲートに印加される間欠パルス電位がVm0からVm1に変わる状況を表している。G0<G1ならば、Vm0=<Vm1である。信号蓄積に引き続き、FD部7のリセット、信号電荷の転送が行われる。実際のCMOSセンサでは信号電荷転送の前後、FD部7のリセット電位と信号電荷転送直後の電位とを画素の増幅用トランジスタ5によって出力するという動作が行われるが、このような動作は自明なので図2、図5では省いている。設定ゲインGの切り替えは、信号蓄積に引き続く信号転送前後の信号読み出しが終了し、その信号に対して設定ゲインGでの増幅がなされた後に行われる。垂直駆動回路16は、フォトダイオード2に電荷を蓄積中、増幅器のゲインGに応じて、転送トランジスタ3のゲートに印加する第1の電位Vmを可変制御する。
以上、設定ゲインGとそれに連携する電位Vmの設定を説明したが、ブルーミング抑制効果を左右するものに、転送トランジスタ3のゲートに印加される過剰電荷排出パルスの周波数があり、周波数が高いほど過剰電荷排出効果が高くなる。よって、画素信号を増幅するゲインと、このパルス周波数とを連携させて、パルス周波数をゲインの値にしたがって制御するような構成も考えられる。この場合、図4における17は転送トランジスタ3のゲートに印加する過剰電荷排出パルスの周波数を決める制御線、18はこの周波数選択回路となる。この場合も、周波数選択回路18は、設定ゲイン値が高いほど高い周波数を選択し、やはり実質上の飽和を損なうことのない範囲で、特にゲインが高い場合におけるブルーミング抑制効果を最大限に高めることができる。垂直駆動回路16は、フォトダイオード2に電荷を蓄積中、増幅器のゲインGに応じて、転送トランジスタ3のゲートに印加する過剰電荷排出パルスの周波数を可変制御する。
以上、第1及び第2の実施形態においてフォトダイオード2に蓄積される信号電荷は電子、画素1を構成するトランジスタはN型MOSトランジスタを想定しているが、これに限定されない。信号電荷がホール、画素1内トランジスタがP型MOSトランジスタであってもよく、この場合には駆動パルスの極性、パルス電位の大小関係が逆になる。また、各画素1が一つのフォトダイオード2、一つの転送トランジスタ3を持つ構造であれば、複数の画素1が増幅トランジスタ5を共通にもつような構成、選択トランジスタ6がない構成であってもよい。
信号電荷蓄積期間中、リセットトランジスタ4のゲートをハイレベルとローレベルの中間、かつリセットトランジスタ4とフォトダイオード2間の素子分離領域の下が十分エンハンスメント状態を保つような一定電位値Vrmにする。そして、信号電荷蓄積期間中、転送トランジスタ3のゲートのみ中間電位Vmを持つ間欠パルス動作とする。この動作により、素子分離領域下からの暗電流発生とリセットパルスRSTの印加による消費電流が抑えられる。さらに、固体撮像装置の映像信号に高ゲインをかける場合に、上記の転送トランジスタ3のゲートの間欠パルス動作を行う、又は映像信号にかけるゲインの値に応じてVmの値を制御すれば、飽和低下を抑えながら、ブルーミングを防止することができる。
第1及び第2の実施形態によって駆動の消費電力が抑制されることで、暗電流が低減され、かつFD部7の暗電流による白点キズの増加、及びFD部7を通したブルーミングの拡がりが生じることなく、確実に増幅型固体撮像装置のブルーミング現象が抑制される。また、映像信号にかかるゲインが高い場合に、ブルーミング現象に対するより大きな抑制効果が得られる。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 画素、2 フォトダイオード、3 転送トランジスタ、4 リセットトランジスタ、5 増幅トランジスタ、6 選択トランジスタ、7 フローティングディフュージョン部、8 画素出力線

Claims (4)

  1. 入射光に応じた電荷を生成して蓄積するための光電変換部と、
    電荷を蓄積するためのフローティングディフュージョン部と、
    前記光電変換部に蓄積された電荷を前記フローティングディフュージョン部へ転送するための転送トランジスタと、
    前記フローティングディフュージョン部に蓄積された電荷に応じた電圧を増幅するための増幅トランジスタと、
    前記フローティングディフュージョン部に蓄積された電荷に応じた電圧をリセットするためのリセットトランジスタと、
    前記光電変換部に電荷を蓄積中、前記転送トランジスタのゲートには電荷を転送する転送電位と電荷を非転送とする非転送電位との中間となる第1の電位を有するパルスを間欠的に印加し、前記リセットトランジスタのゲートには前記フローティングディフュージョン部の電圧をリセットするパルスの電位よりも低く、前記第1の電位よりも高い第2の電位を印加する駆動回路と
    を有することを特徴とする固体撮像装置。
  2. さらに、前記増幅トランジスタの後段に接続され、前記増幅トランジスタの出力信号を増幅するための増幅器を有し、
    前記駆動回路は、前記光電変換部に電荷を蓄積中、前記増幅器のゲインに応じて、前記転送トランジスタのゲートに印加する前記第1の電位を可変制御することを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  3. さらに、前記増幅トランジスタの後段に接続され、前記増幅トランジスタの出力信号を増幅するための増幅器を有し、
    前記駆動回路は、前記光電変換部に電荷を蓄積中、前記増幅器のゲインに応じて、前記転送トランジスタのゲートに印加するパルスの周波数を可変制御することを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  4. 入射光に応じた電荷を生成して蓄積するための光電変換部と、
    電荷を蓄積するためのフローティングディフュージョン部と、
    前記光電変換部に蓄積された電荷を前記フローティングディフュージョン部へ転送するための転送トランジスタと、
    前記フローティングディフュージョン部に蓄積された電荷に応じた電圧を増幅するための増幅トランジスタと、
    前記フローティングディフュージョン部に蓄積された電荷に応じた電圧をリセットするためのリセットトランジスタとを有する固体撮像装置の駆動方法であって、
    前記光電変換部に電荷を蓄積中、前記転送トランジスタのゲートには電荷を転送する転送電位と電荷を非転送とする非転送電位との中間となる第1の電位を有するパルスを間欠的に印加し、前記リセットトランジスタのゲートには前記フローティングディフュージョン部の電圧をリセットするパルスの電位よりも低く、前記第1の電位よりも高い第2の電位を印加する駆動ステップを有することを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
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