JP5648981B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等に搭載される電気接続箱に係り、特に、箱体の側方に開口する側方接続型コネクタが設けられた電気接続箱に関するものである。
良く知られているように、自動車に搭載されるジャンクションボックス等の電気接続箱には、多数のコネクタが設けられている。特に近年では、箱体のスペースをより有効に活用するために、例えば特開平11−252746号公報(特許文献1)等に記載されているように、箱体の側方に開口する、側方接続型コネクタが箱体の側面に設けられることがある。このような側方接続型コネクタは、電気接続箱の内部回路を構成するバスバーやプリント基板に設けられた接続端子が、箱体の側方に開口するコネクタハウジングに収容された構造とされている。
ところで、側方接続型コネクタに用いられる接続端子としては、特許文献1にも記載されているように、コネクタハウジング内での高さ方向の位置を設定したり、側方接続型コネクタ自体の箱体側面での高さ位置を設定するために、内部回路から立ち上がる上方延出部が設けられると共に、上方延出部の先端縁部が箱体の外側に向けて屈曲されて相手方コネクタとの接続部とされた、L字形状を有するものが多く用いられている。
しかし、このようなL字形状を有する接続端子は、コネクタを接続する際に、コネクタから及ぼされる押込力で接続部が後退して、安定的な接続が行なえないおそれがあった。また、接続部をコネクタハウジングに収容する際に、接続部がコネクタハウジング内で精度良く位置決めされていないと、やはり接続の安定性を損なうおそれがあった。
特開平11−252746号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、側方接続型コネクタの接続端子としてL字形状を有する接続端子を用いる場合でも、安定的なコネクタ接続を行なうことの出来る、新規な構造の電気接続箱を提供することにある。
本発明の第一の態様は、箱体の側面に開口する側方接続型コネクタを備えており、前記側方接続型コネクタに設けられて、前記箱体に収容された内部回路と接続される接続端子が、前記内部回路から立ち上がる上方延出部と、該上方延出部の先端縁部から該上方延出部の延出方向に直交して延びる接続部とを備えたL字形状を有すると共に、前記接続部がコネクタハウジングに収容されて前記側方接続型コネクタが構成されている電気接続箱において、前記上方延出部を挟む前記コネクタハウジングの反対側には、端子支持部材が配設されていると共に、該端子支持部材における前記コネクタハウジングとの対向面に、第一の側方支持リブが突設されている一方、前記コネクタハウジングにおける前記端子支持部材との対向面に、第二の側方支持リブが突設されており、これら第一の側方支持リブと第二の側方支持リブによって、前記接続端子が幅方向の両側から挟まれるようになっていることを、特徴とする。
本発明に従う構造とされた電気接続箱においては、接続端子において内部回路から立ち上げられた上方延出部が、コネクタハウジングと端子支持部材によって、接続部の延出方向の両側から挟まれている。従って、コネクタが接続されるに際して、接続端子に押し込み方向の力が及ぼされた場合には、上方延出部を端子支持部材で支持することにより、接続端子の後退を防止することが出来る。一方、接続端子からコネクタが抜去されるに際して、接続端子に引張方向の力が及ぼされた場合には、上方延出部をコネクタハウジングで支持することが出来る。これにより、内部回路から立ち上がる上方延出部を備えたL字形状の接続端子でも、コネクタの挿抜に際する接続部の位置ずれを防ぐことが出来て、安定的な挿抜を行なうことが可能となり、接続信頼性を向上することが出来ると共に、例えば接続端子がプリント基板に半田付けされるもの等の場合には、コネクタの挿抜に際して接続端子を安定的に支持することにより、半田クラックの発生を抑えることも出来る。
更に、端子支持部材に第一の側方支持リブが設けられている一方、コネクタハウジングに第二の側方支持リブが設けられており、これら一対の側方支持リブで、接続端子の接続部が幅方向の両側から挟まれるようになっている。これにより、接続部の幅方向の位置ずれを防いで、コネクタハウジング内に精度良く位置決めすることが出来る。その結果、より安定的なコネクタ接続を行なうことが出来る。特に、一対の側方支持リブを、端子支持部材とコネクタハウジングに分割して設けたことから、一対の側方支持リブが予め固定的に設けられているような場合に比して、端子支持部材やコネクタハウジングに対する接続端子の組み付け方向をより柔軟に設定することが可能となり、設計自由度を向上することが出来る。
なお、本発明における内部回路は、プリント基板でも良いし、バスバー等であっても良い。従って、内部回路に接続される接続端子としては、プリント基板に半田付けや圧入されて固定される金属端子等でも良いし、バスバーを部分的にL字状に立ち上げて形成されたもの等でも良い。また、端子支持部材は、特別に設けたものでも良いし、電気接続箱に設けられる各部品を用いても良い。例えば、接続端子がバスバーに形成されているような場合には、バスバーを載置する部材を端子支持部材として用いる等しても良いし、例えば箱体を構成するアッパケース等に接続端子の上方延出部を支持する支持部を形成して、アッパケースを端子支持部材として用いる等しても良い。
本発明の第二の態様は、前記第一の態様に記載のものにおいて、前記内部回路がバスバーであり、前記接続端子の前記上方延出部と前記接続部が前記バスバーに一体形成されている一方、前記端子支持部材には差込スリットが形成されており、前記バスバーが前記接続部の幅方向で前記差込スリットに差し込まれることにより、該差込スリットを通じて前記上方延出部が前記端子支持部材における前記コネクタハウジングとの対向面上に配設される一方、前記第一の側方支持リブが、前記バスバーの前記差込スリットへの差込方向の前方に設けられていると共に、前記第二の側方支持リブが、前記差込方向の後方に設けられているものである。
本態様においては、端子支持部材に設けられる第一の側方支持リブが、端子支持部材に対するバスバーの差込方向の前方に配設されていると共に、コネクタハウジングに設けられる第二の側方支持リブが、バスバーの差込方向の後方に配設されている。従って、バスバーを端子支持部材に差し込んで組み付ける場合でも、差込方向の両側、特に差込方向の後方にも側方支持リブを配設することが出来て、接続端子を幅方向の両側から一対の側方支持リブで挟むことが出来る。これにより、バスバーの端子支持部材への組み付け方向の設定自由度を向上することが出来る。
本発明の第三の態様は、前記第一又は第二の態様に記載のものにおいて、前記端子支持部材における前記コネクタハウジングとの対向面に、上方支持リブが突設されている一方、前記コネクタハウジングには、前記端子支持部材との対向面から上方に連続して開口する端子挿入口が形成されており、前記接続端子の前記接続部が前記端子挿入口の上方の開口から挿入されて前記コネクタハウジングに収容されるようになっていると共に、前記接続部が、前記端子挿入口の下端の開口縁部と、前記上方支持リブによって、上下方向の両側から挟まれるようになっているものである。
本態様によれば、接続端子の接続部を、一対の側方支持リブで幅方向の両側から挟むのに加えて、端子挿入口の下端の開口縁部と上方支持リブによって、上下方向からも挟むことが出来る。これにより、接続部をより精度良くコネクタハウジング内に位置決めすることが出来ると共に、接続部をより安定的に支持して、より優れた接続信頼性を得ることが出来る。
本発明においては、側方接続型コネクタの接続端子を挟んでコネクタハウジングと反対側に端子支持部材を設け、端子支持部材に第一の側方支持リブを設けると共に、コネクタハウジングに第二の側方支持リブを設けて、これら一対の側方支持リブで接続端子を幅方向の両側から挟むようにした。これにより、コネクタの挿抜に際して、接続端子をコネクタハウジングと端子支持部材でコネクタ挿抜方向の両側から支持することが出来ると共に、第一の側方支持リブと第二の側方支持リブで、接続端子の幅方向の位置ずれを抑えることが出来る。その結果、コネクタの挿抜をより安定的に行なうことが出来る。また、第一の側方支持リブと第二の側方支持リブを端子支持部材とコネクタハウジングに分割して設けたことによって、端子支持部材やコネクタハウジングに対する接続端子の組み付け方向をより柔軟に設定することが出来る。
本発明の一実施形態としての電気接続箱の平面図。 図1に示した電気接続箱の側面図。 図1に示した電気接続箱の、図2と異なる方向の側面図。 図1に示した電気接続箱の分解斜視図。 ヒューズモジュールの分解斜視図。 ヒューズモジュールの側面図。 ヒューズモジュールを構成する基板端子の斜視図。 側壁部材の背面図。 図1におけるIX−IX断面の要部の拡大図。 図2におけるX−X断面の要部の拡大図。 電気接続箱へのコネクタ接続状態を示す平面図と側面図。 電気接続箱への図11とは異なるコネクタの接続状態を示す平面図と側面図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1〜図4に、本発明の一実施形態としての電気接続箱10を示す。図4から明らかなように、電気接続箱10は、アッパケース12とロアケース14の間に、プリント基板16が収容された構造とされている。なお、以下の説明において、上方とは、図2中の上方、下方とは、図2中の下方を言うものとする。
アッパケース12は、合成樹脂から形成された一体成形品とされており、下方に開口する略矩形の箱体形状とされている。アッパケース12の上面には取付面18が形成されており、取付面18の一方の端部には、コネクタ挿通穴20が貫設されている。また、取付面18の外側で、コネクタ挿通穴20と反対側には、軸受部22,22が設けられている。
一方、ロアケース14は、合成樹脂から形成された一体成形品とされている。ロアケース14は、略矩形の板形状とされた底壁24の外周縁部に、上方に突出する周壁26が形成された、上方に開口する略箱体形状とされている。
また、プリント基板16は、矩形の板形状を有している。プリント基板16の中央部分には、例えばリレー28等の各種電気部品が適宜に設けられている。プリント基板16の一辺の外周部分30aには、上方に突出する長手形状の外部接続コネクタ32が、外周部分30aに沿って配設されている。また、外周部分30aと直交する一辺の外周部分30bには、側方接続型コネクタ34aが配設されている。側方接続型コネクタ34aは、合成樹脂から形成されて電気接続箱10の側方に開口するコネクタ収容部材36に、複数の基板端子38が挿通された構造とされている。そして、コネクタ収容部材36からプリント基板16側の外方に突出された基板端子38の端部が、プリント基板16に向けてL字形状に屈曲されて、プリント基板16に半田付けされることにより、プリント基板16に形成された図示しないプリント配線と接続されるようになっている。
さらに、プリント基板16において、外部接続コネクタ32と反対側の外周部分30cには、ヒューズモジュール40が設けられている。図5および図6に、ヒューズモジュール40を示す。図5に示すように、ヒューズモジュール40は、端子支持部材42、ベース部材44、ヒューズケース46、および複数の基板端子48a〜cとバスバー50a〜eを含んで構成されている。
端子支持部材42は、合成樹脂からなる一体成形品とされており、略長手のブロック形状を有している。端子支持部材42には、複数の端子挿通孔52a〜cが形成されている。これら端子挿通孔52a〜cは、端子支持部材42を前後方向(図6中、左右方向)に貫通して、端子支持部材42の長手方向に並列して形成されている。本実施形態においては、複数の端子挿通孔52a〜cが、端子支持部材42の上下方向で3列に並んで形成されており、最も下方に並列された端子挿通孔52aと、その上方に並列された端子挿通孔52bが、図示しないヒューズの一対の接続端子に接続する所定の間隔を隔てて上下方向で対向位置されている。更に、端子挿通孔52bの上方に、端子挿通孔52cが並列されている。そして、端子支持部材42の長手方向で隣接する端子挿通孔52a,52a、端子挿通孔52b,52b、端子挿通孔52c,52cのそれぞれの間には、端子支持部材42の上下方向に延びるピン挿通孔54が形成されている。端子支持部材42には、端子挿通孔52cの上方に、前方(図6中、右方)に開口して端子支持部材42の長手方向に延びる長手矩形の空所56が形成されており、ピン挿通孔54の上端縁部が、該空所56内に開口されている。これにより、複数のピン挿通孔54が、端子支持部材42の長手方向で所定間隔を隔てて形成されている。また、端子支持部材42の上面58における前方(図6中、右方)の端縁部には、複数の支持突起60が、端子支持部材42の長手方向で所定間隔を隔てて形成されている。
さらに、端子支持部材42の一方の側面62には、第一の側方支持リブ64aが突設されている。第一の側方支持リブ64aは、側面62の上端部において、端子支持部材42のやや前方側に位置して上下方向に延出して形成されており、その上端縁部が、側面62の上端縁部に位置されている。また、第一の側方支持リブ64aの上端縁部が、側面62の上端縁部に沿って端子支持部材42の後方に延出されることにより、側面62の上端縁部には、第一の側方支持リブ64aと等しい突出寸法を有する上方支持リブ66が突設されている。更にまた、第一の側方支持リブ64aと上方支持リブ66で囲まれた領域内には、これら支持リブ64a,66よりも突出寸法の小さな支持突部68が形成されている。そして、端子支持部材42において、第一の側方支持リブ64aの下方には、差込スリット70が形成されている。差込スリット70は、端子支持部材42の前後方向(図6中、左右方向)に延出して端子支持部材42の後方に開口するスリット形状とされている。従って、第一の側方支持リブ64aは、差込スリット70の延出方向(図6中、左右方向)で、差込スリット70の開口方向と反対側に位置されている。
一方、ベース部材44は、合成樹脂からなる一体成形品とされている。ベース部材44は、端子支持部材42と略等しい長手方向寸法と、所定の幅寸法を有する略矩形の板形状を有している。ベース部材44には、複数の端子挿通孔72が上下方向に貫設されている。更に、ベース部材44の前方(図6中、右方)の端縁部には、上方に突出する複数の支持ピン74が、端子支持部材42のピン挿通孔54に対応して、ベース部材44の長手方向で所定間隔を隔てて形成されている。
また、ヒューズケース46は、合成樹脂からなる長手形状の一体成形品とされている。ヒューズケース46には、複数のヒューズ収容部76が形成されている。これらヒューズ収容部76は、上下方向で2段に積層して、ヒューズケース46の長手方向に並列して形成されている。ヒューズ収容部76は、ヒューズケース46の前方(図6中、右方)に開口する略矩形の凹部とされており、詳細な図示は省略するが、その上下の両端部に、端子挿通孔が貫設されている。
基板端子48a〜48cは、何れも略同様の形状とされている。図7に、基板端子48aを例に示すように、基板端子48は、金属板が打ち抜かれて直角に屈曲された屈曲部78を有するL字形状とされている。基板端子48の一方の端部には、図示しないヒューズの接続端子を挟む一対の圧接刃80,80が対向して形成された音叉状部82が形成されていると共に、他方の端部には、プリント基板16のスルーホールに挿通されて半田付けされる半田付け部84が形成されている。また、音叉状部82と屈曲部78の間の幅方向両端縁部には、係止切欠86,86が形成されている。これら基板端子48a,48b,48cは、屈曲部78から半田付け部84までの長さ寸法が互いに異ならされており、基板端子48a,48b,48cの順で、次第に長く設定されている。
また、図5に示したように、バスバー50a〜50eは、金属板が打ち抜かれて形成されている。バスバー50a〜50eのそれぞれの端縁部には、前記基板端子48と同様の音叉状部82と係止切欠86,86が並列して形成されている。
バスバー50aは、内部回路としての平板状部87を有し、平板状部87の一方の端縁部に複数の音叉状部82が並列して一体形成されていると共に、これら音叉状部82が並列された端縁部に直交する端縁部88に、接続端子としての第一の入力端子90が一体形成されて、平板状部87と接続されている。第一の入力端子90は、平板状部87の端縁部88に設けられた突片が上方にクランク状に屈曲されることで形成されたL字形状とされており、端縁部88から上方に立ち上がる上方延出部92と、上方延出部92の上端縁部から、上方延出部92の延出方向に直交して平板状部87の外側に突出する接続部93を有している。これにより、接続部93は、バスバー50aに形成された音叉状部82よりも上方に位置されている。また、第一の入力端子90は、上方延出部92から接続部93に亘って略一定の幅寸法をもって形成されており、接続部93は、所定の幅寸法を有する略平板のタブ形状とされている。
一方、バスバー50b〜50eは、クランク形状を有している。そして、音叉状部82が形成された端縁部と反対側の端縁部には、基板端子48と同様の半田付け部84が形成されている。また、バスバー50bにおいて、クランク状部を挟んで音叉状部82と反対側で、バスバー50aの第一の入力端子90と同じ側の端縁部94には、第二の入力端子96が一体形成されている。第二の入力端子96は、所定の幅寸法を有する略平板のタブ形状とされており、第一の入力端子90と同方向に突出されている。
そして、ヒューズモジュール40を組み立てる場合には、先ず、端子支持部材42の端子挿通孔52a〜52cのそれぞれに、後方(図6中、左方)から基板端子48a〜48cの音叉状部82が挿通されて、端子支持部材42の前方に突出される。なお、複数の端子挿通孔52bの一部には、バスバー50aの音叉状部82が、基板端子48bと同様に挿通されて、基板端子48bの音叉状部82と並列して、端子支持部材42の前方に突出される。更に、図6に示したように、バスバー50aが、端子支持部材42の後方から差込スリット70に差し込まれる。従って、バスバー50aは、差込スリット70に対して、第一の入力端子90における接続部93の幅方向で差し込まれる。そして、第一の側方支持リブ64aが、バスバー50aの差込方向の前方に配設されている。これにより、差込スリット70を通じて上方延出部92が側面62上に配設されて、上方延出部92の上端部が支持突部68上に配設されると共に、接続部93が、第一の側方支持リブ64aと上方支持リブ66の間に嵌め入れられるように配設されて、端子支持部材42の長手方向の外側に突出される。
次に、基板端子48a〜48cとバスバー50aが組み付けられた端子支持部材42をベース部材44に重ね合わせて、ベース部材44の各支持ピン74を、端子支持部材42の対応するピン挿通孔54にそれぞれ挿通する。これにより、支持ピン74が、端子支持部材42の上下方向に挿通されて、端子支持部材42の長手方向で隣接する基板端子48a,48a、基板端子48b,48b(又はバスバー50a)、基板端子48c,48cの係止切欠86,86の間に挿通される。そして、各基板端子48a〜c、バスバー50aの係止切欠86と支持ピン74が係合することによって、基板端子48a〜c、バスバー50aを端子支持部材42から抜け出し不能に保持することが出来ると共に、図示しないヒューズの挿抜に際して、基板端子48a〜cおよびバスバー50aの音叉状部82を支持することが可能とされている。また、基板端子48a〜cの半田付け部84が、ベース部材44の端子挿通孔72に挿通されて、ベース部材44の下方に突出される。
続いて、バスバー50b〜eを、端子支持部材42の上面58とベース部材44の上面に重ね合わせる。これにより、端子支持部材42の上面58に形成された支持突起60が、端子支持部材42の長手方向で隣接する各バスバー50b〜eの係止切欠86,86の間に挿通される。その結果、図示しないヒューズの挿抜に際して、各バスバー50b〜eの係止切欠86と支持突起60が係合することによって、バスバー50b〜eの音叉状部82を支持することが可能とされている。また、バスバー50b〜eの半田付け部84が、ベース部材44の端子挿通孔72を通じて、ベース部材44の下方に突出される。更に、バスバー50aがベース部材44上に載置されることにより、第二の入力端子96が、ベース部材44から側方に突出されている。図6から明らかなように、第二の入力端子96は、第一の入力端子90よりも下方(図6中、下方)に配設されていると共に、ヒューズモジュール40の前後方向(図6中、右方が前方、左方が後方)で、第一の入力端子90よりも後方に配設されている。
そして、ヒューズケース46を端子支持部材42の前面に重ね合わせて、ヒューズケース46の長手方向両端部に形成された係合枠98,98と端子支持部材42の長手方向両端部に形成された係合爪100,100を相互に係合する。これにより、端子支持部材42の前方に突出された基板端子48aの音叉状部82と、基板端子48b又はバスバー50aの音叉状部82が、下段のヒューズ収容部76の図示しない端子挿通孔に挿通されて、ヒューズ収容部76内で相互に対向位置される。同様に、基板端子48cの音叉状部82と、バスバー50b〜eの音叉状部82が、上段のヒューズ収容部76内に挿通されて対向位置される。これら各ヒューズ収容部76とその内部に配設された一対の音叉状部82,82によってヒューズ装着部102が形成されており、本実施形態におけるヒューズモジュール40には、複数のヒューズ装着部102が、上下方向で2段に積層して、ヒューズモジュール40の長手方向に並列して形成されている。以上のようにして、ヒューズモジュール40が形成される。なお、図4等に示すように、ヒューズモジュール40にはカバー部材103が組み付けられるようになっており、ヒューズ装着部102の開口部がカバー部材103で覆われて、ヒューズ装着部102内の音叉状部82,82が保護されるようになっている。
図4に示したように、このような構造とされたヒューズモジュール40が、プリント基板16の外周部分30cに載置されると共に、各基板端子48a〜cおよびバスバー50b〜eの半田付け部84が、プリント基板16のスルーホールに挿通されて半田付けされる。そして、端子支持部材42の長手方向両端部に形成されたボルト固定部106,106がボルト108(後述する図9参照)でプリント基板16に固定されることにより、ヒューズモジュール40が、プリント基板16の外周部分30cに固定されている。
更にまた、プリント基板16において、ヒューズモジュール40の長手方向に直交して延びる一方の外周部分30dには、側壁部材110が配設されている。側壁部材110は、合成樹脂からなる長手形状の一体成形品とされている。側壁部材110には、プリント基板16の外側に向けて開口する矩形の凹形状とされた2つのコネクタ収容部112,112が長手方向に隣接して形成されている。これらコネクタ収容部112,112には、前記側方接続型コネクタ34aと同様に、L字形状に屈曲された複数の基板端子38が挿通されており、側方接続型コネクタ34b,34cをそれぞれ構成している。
さらに、側壁部材110の長手方向で、ヒューズモジュール40側の端部には、コネクタハウジングとしての第一のコネクタ収容部114と、第二のコネクタ収容部116が形成されている。これら第一のコネクタ収容部114と第二のコネクタ収容部116は、プリント基板16の外側に開口する空所とされている。第一のコネクタ収容部114には、側壁部材110の側面118からプリント基板16の外方に突出された略矩形周壁状のフード120が形成されている。一方、第二のコネクタ収容部116は、側壁部材110の側面118上に開口する凹形状を有している。これにより、第一のコネクタ収容部114の開口端部は、第二のコネクタ収容部116の開口端部よりもプリント基板16の外側に突出位置されるようになっている。なお、図8にも示すように、第一のコネクタ収容部114および第二のコネクタ収容部116は、側壁部材110に貫設された端子挿入口122,122を通じて、プリント基板16の内側から外側に向けて貫通されている。特に本実施形態においては、第一のコネクタ収容部114および第二のコネクタ収容部116のそれぞれにおいて、端子挿入口122,122が側壁部材110の裏面124から上方に連続して開口されており、第一のコネクタ収容部114および第二のコネクタ収容部116は、端子挿入口122,122を通じて上方にも開口されている。
また、第一のコネクタ収容部114と第二のコネクタ収容部116は、上下方向で互いに位置をずらせて配設されており、第一のコネクタ収容部114が、第二のコネクタ収容部116よりも上方に位置されている。更に、第一のコネクタ収容部114と第二のコネクタ収容部116は、側壁部材110の長手方向である左右方向(図8における左右方向)でも相互に位置をずらせて配設されており、第二のコネクタ収容部116が、第一のコネクタ収容部114よりも側壁部材110の長手方向で側壁部材110の内側に配設されている。特に本実施形態においては、第一のコネクタ収容部114と第二のコネクタ収容部116が、上下方向および左右方向の何れにおいても、互いに重なり合うことなく相互に離隔して、完全に位置をずらせて配設されている。
さらに、側壁部材110において、プリント基板16側に位置する裏面124には、第二の側方支持リブ64bが突出して一体形成されている。第二の側方支持リブ64bは、裏面124において、第一のコネクタ収容部114の端子挿入口122の下端の開口縁部125から下方に延出されており、側壁部材110の長手方向で、該端子挿入口122に対して側壁部材110の内側に配設されている。
また、側壁部材110において、第一のコネクタ収容部114の下方には、開口窓126が貫設されている。開口窓126は、側壁部材110の長手方向に延びる略長手矩形の貫通孔形状とされており、側壁部材110の下端部に形成されている。なお、開口窓126の開口端面は、第二のコネクタ収容部116の開口端面とされた側面118よりもややプリント基板16側に窪まされている。
このような側壁部材110は、プリント基板16の外周部分30dに重ね合わされて、側壁部材110に形成された側方接続型コネクタ34b,34cの基板端子38が、プリント基板16のスルーホールに挿通されて半田付けされることにより、プリント基板16の外周部分30dに沿って配設される。なお、側壁部材110は、前記ヒューズモジュール40よりも先にプリント基板に組み付けられる。即ち、側壁部材110がプリント基板16に組み付けられた後に、上方からヒューズモジュール40がプリント基板16の外周部分30cに重ね合わされることにより、ヒューズモジュール40から突設された第一の入力端子90の接続部93と第二の入力端子96が、第一のコネクタ収容部114および第二のコネクタ収容部116のそれぞれにおける端子挿入口122の上方の開口から挿入されて、第一のコネクタ収容部114および第二のコネクタ収容部116内にそれぞれ配設される。これにより、図2等に示したように、第一の入力端子90と第一のコネクタ収容部114を含んで、側方接続型コネクタとしての第一の側方接続型コネクタ128が形成されると共に、第二の入力端子96と第二のコネクタ収容部116を含んで第二の側方接続型コネクタ130が形成されるようになっている。
プリント基板16に側壁部材110とヒューズモジュール40が組み付けられることにより、図9に示すように、第一の入力端子90の上方延出部92を挟んで、端子支持部材42の側面62と、側壁部材110における第一のコネクタ収容部114の裏面124が対向位置される。このように、端子支持部材42の側面62が、コネクタハウジングとしての第一のコネクタ収容部114との対向面とされていると共に、第一のコネクタ収容部114の裏面124が、端子支持部材42との対向面とされている。そして、第一の入力端子90の上方延出部92が、接続部93の突出方向で、第一のコネクタ収容部114の裏面124と、端子支持部材42に形成された支持突部68によって両側から挟まれている。更に、接続部93は、上方支持リブ66と、第一のコネクタ収容部114における端子挿入口122の下端の開口縁部125によって、上下方向の両側から挟まれている。更にまた、図10に示すように、第一の入力端子90における接続部93の幅方向(図10中、上下方向)の一方に、端子支持部材42に形成された第一の側方支持リブ64aが配設されると共に、他方に、側壁部材110に形成された第二の側方支持リブ64bが配設される。これにより、接続部93が、第一の側方支持リブ64aと第二の側方支持リブ64bで幅方向の両側から挟まれるようになっている。
また、図9に示すように、側壁部材110の開口窓126が、プリント基板16の表面(図9中の上面)に近接して位置されて、ヒューズモジュール40に設けられた基板端子48a〜cおよびバスバー50b〜eの半田付け部84の並列方向(図9中、左右方向)の延長線上に配設される。なお、開口窓126は、ロアケース14の周壁26で外側から覆われるようになっている。
このようなプリント基板16が、アッパケース12とロアケース14の間に収容されることにより、電気接続箱10が構成されている。そして、図3に示したように、ヒューズモジュール40に設けられた複数のヒューズ装着部102が、電気接続箱10の一つの側面となる第一の側面132に開口されると共に、上下方向で2段に積層して、第一の側面132の延出方向(図3中、左右方向)に並列されている。また、図2に示したように、側壁部材110の第一の側方接続型コネクタ128と第二の側方接続型コネクタ130が、電気接続箱10において第一の側面132に直交する第二の側面134に開口されている。更に、図1に示したように、取付面18に開口されたコネクタ挿通穴20を通じて、プリント基板16に設けられた外部接続コネクタ32が、取付面18上に突出されている。
このような電気接続箱10は、例えば、自動車の車室内等に配設される。そして、図示しないECUユニット等の外部回路体に設けられた軸部が、アッパケース12の軸受部22,22で軸支されつつ、外部回路体が軸部回りで回動操作されて取付面18に重ね合わされることにより、外部回路体に設けられたコネクタと、取付面18に突出された外部接続コネクタ32が接続されて、プリント基板16と外部回路体が相互に接続されるようになっている。また、電気接続箱10の側方に開口された側方接続型コネクタ34a〜cに、図示しないコネクタが接続されるようになっている。
さらに、電気接続箱10の第一の側面132に開口された複数のヒューズ装着部102に、図示しないヒューズが接続される。これらヒューズには、第二の側面134に開口された第一の側方接続型コネクタ128および第二の側方接続型コネクタ130に接続されるコネクタから電源が供給されるようになっており、図11に示すように、第一の側方接続型コネクタ128には、バッテリからの電線136の端末に設けられたコネクタ138が接続される一方、第二の側方接続型コネクタ130には、オルタネータからの電線140の端末に設けられたコネクタ142が接続されるようになっている。これにより、第一の側方接続型コネクタ128内に配設された第一の入力端子90の接続部93にコネクタ138が接続されると共に、第二の側方接続型コネクタ130内に配設された第二の入力端子96にコネクタ142が接続されて、これら第一の入力端子90および第二の入力端子96を通じて、各ヒューズ装着部102に電源が供給される。
そして、本実施形態に従う構造とされた電気接続箱10によれば、第一の側方接続型コネクタ128と、第二の側方接続型コネクタ130が、第二の側面134において、上下方向で位置をずらせて配設されている。これにより、車両の配設スペース等により、側方接続型コネクタ128,130から延びる電線136,140を屈曲させる必要がある場合でも、両電線136,140が互いに重なり合って干渉することを軽減することが出来る。その結果、電線136,140の屈曲半径をより小さくすることが出来て、電線136,140を含んで考慮した電気接続箱10の配設スペースをより小さくすることが出来る。
さらに、第一の側方接続型コネクタ128と、第二の側方接続型コネクタ130は、第二の側面134の延出方向でも位置をずらせて配設されており、第二の側方接続型コネクタ130が、第二の側面134の延出方向で、電気接続箱10の内側に位置されている。これにより、図12に示すように、第二の側方接続型コネクタ130に、L字形状を有するL型コネクタ144を接続することによって、第一の側方接続型コネクタ128の下方の空きスペースを巧く利用して、L型コネクタ144を電気接続箱10からの突出寸法を抑えてスペース効率良く装着することが出来る。その結果、電線140を屈曲させること無しに第二の側方接続型コネクタ130の開口方向(図12(a)中、下方)と直交する方向に延出させることが出来、より優れたスペース効率を得ることが出来る。
そして、第一の側方接続型コネクタ128と、第二の側方接続型コネクタ130が、ヒューズモジュール40の上下方向寸法を用いて、上下に位置をずらせて配設されている。即ち、ヒューズモジュール40は、複数のヒューズ装着部102が複数段(本実施形態においては、2段)に配列されることから、上下方向に所定の寸法を有している。そこで、このヒューズモジュール40の上下寸法を利用することによって、電気接続箱10の厚さ寸法(図12(b)中、上下方向寸法)を大型化することなく、第一の側方接続型コネクタ128と第二の側方接続型コネクタ130をスペース効率良く上下に位置をずらせて配設することを可能としたのである。
更に、第一の側方接続型コネクタ128に配設される第一の入力端子90の上方延出部92には、接続部93の突出方向(図9中、右方から左方)の後方に、端子支持部材42の側面62に設けられた支持突部68が配設されている。これにより、コネクタ138が接続される際の押込力に抗して上方延出部92を支持突部68で支持することが出来る。従って、第一の側方接続型コネクタ128を上方に配設するために、第一の入力端子90に上方延出部92を形成してバスバー50aの平板状部87から立ち上げて延出させた場合でも、接続部93の後退を抑えて、安定的なコネクタ接続を行なうことが出来る。それと共に、接続部93の突出方向で、上方延出部92の前方には、第一のコネクタ収容部114の裏面124が配設されている。これにより、コネクタ138が接続部93から抜去される場合には、上方延出部92を裏面124で支持することが出来る。その結果、接続部93に対するコネクタ138の挿抜の何れに際しても第一の入力端子90を支持することが出来て、安定的な挿抜を行なうことが出来る。
加えて、図10に示したように、第一の入力端子90の接続部93は、端子支持部材42に設けられた第一の側方支持リブ64aと、第一のコネクタ収容部114の裏面124に設けられた第二の側方支持リブ64bで、幅方向(図10中、上下方向)の両側から挟まれるようになっている。これにより、接続部93を幅方向の両側から位置決めして、第一のコネクタ収容部114内に精度良く位置決めすることが出来ると共に、コネクタ138の抜去に際する位置ずれを低減することが出来る。特に、第一の側方支持リブ64aを端子支持部材42に、第二の側方支持リブ64bを端子支持部材42と対向位置する第一のコネクタ収容部114に分割して設けたことによって、端子支持部材42の差込スリット70にバスバー50aを差し込んで、接続部93を幅方向(図10中、上方から下方)で組み付ける場合でも、差込方向(図10中、上方から下方)の後方にも第二の側方支持リブ64bを配設して、接続部93を幅方向の両側から第一の側方支持リブ64aと第二の側方支持リブ64bで挟むことが出来る。その結果、バスバー50aの端子支持部材42への組み付け方向をより高い自由度をもって設定することが出来、設計自由度の向上を図ることが出来る。
更に、図9に示したように、接続部93は、端子支持部材42の上方支持リブ66と、第一のコネクタ収容部114における端子挿入口122の開口縁部125によって、上下方向(図9中、上下方向)の両側からも挟まれている。これにより、接続部93を第一のコネクタ収容部114内でより精度良く位置決めすることが出来ると共に、位置ずれをより効果的に防止することが出来、より優れた接続安定性を得ることが出来る。
また、側壁部材110において、第一の側方接続型コネクタ128の下方には、開口窓126が形成されている。これにより、開口窓126を通じて、ヒューズモジュール40に設けられた基板端子48a〜cの半田付け部84を視認することが可能であり、基板端子48a〜cの半田付け状態を容易に確認することが出来る。そして、第二の側面134の延出方向でヒューズ装着部102に最も近接して位置する第一の側方接続型コネクタ128の下方の空きスペースに開口窓126を形成したことによって、開口窓126を、基板端子48a〜cの半田付け部84の並列方向の延長線上に位置する視認に好適な位置で、且つスペース効率良く形成することが出来る。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はその具体的な記載によって限定されない。例えば、前記実施形態においては、端子支持部材とコネクタハウジングで支持される接続端子が、バスバーに一体形成されたものであり、バスバーが接続端子が設けられる内部回路とされていたが、内部回路はプリント基板等であっても良く、接続端子としては、プリント基板に半田付けや圧入等されて設けられる金属端子等でも良い。
また、端子支持部材は、支持すべき接続端子の配設箇所等に応じて各部材が採用可能であり、必ずしも前記実施形態の如きヒューズモジュールの構成部材に限定されるものではなく、例えば端子支持部材を独立して用意しても良いし、或いはアッパケースに接続端子の支持部位を形成して、アッパケースを端子支持部材として用いる等しても良い。従って、本発明において、ヒューズモジュールは必ずしも必要ではない。
また、前記実施形態における第一の側方接続型コネクタ128と第二の側方接続型コネクタ130のように、複数の側方接続型コネクタを設ける場合には、複数の側方接続型コネクタは、ヒューズ装着部の積層方向および第二の側面の延出方向で完全に位置をずらせて配設されるものに限定されず、ヒューズ装着部の積層方向又は第二の側面の延出方向で部分的に重なり合いをもって配設されていても良い。更に、複数の側方接続型コネクタを、第二の側面の延出方向で同位置に配設して、ヒューズ装着部の積層方向でのみ位置をずらせて配設する等しても良い。
更にまた、本発明は、前記実施形態の如きECUユニット等の別体の回路体が接続される電気接続箱に限定して適用されるものでないことは勿論であって、例えば上面にリレーやコネクタ等の電気部品の装着部が設けられた電気接続箱等に適用することも可能である。
10:電気接続箱、12:アッパケース、14:ロアケース、16:プリント基板、40:ヒューズモジュール、42:端子支持部材、50a〜e:バスバー、62:側面、64a:第一の側方支持リブ、64b:第二の側方支持リブ、66:上方支持リブ、68:支持突部、70:差込スリット、87:平板状部(内部回路)、88:端縁部、90:第一の入力端子(接続端子)、92:上方延出部、93:接続部、96:第二の入力端子、110:側壁部材、114:第一のコネクタ収容部(コネクタハウジング)、116:第二のコネクタ収容部、118:側面、122:端子挿入口、124:裏面、125:開口縁部、128:第一の側方接続型コネクタ、130:第二の側方接続型コネクタ、136:電線(バッテリ)、138:コネクタ、140:電線(ALT)、142:コネクタ、144:L型コネクタ

Claims (3)

  1. 箱体の側面に開口する側方接続型コネクタを備えており、
    前記側方接続型コネクタに設けられて、前記箱体に収容された内部回路と接続される接続端子が、前記内部回路から立ち上がる上方延出部と、該上方延出部の先端縁部から該上方延出部の延出方向に直交して延びる接続部とを備えたL字形状を有すると共に、前記接続部がコネクタハウジングに収容されて前記側方接続型コネクタが構成されている
    電気接続箱において、
    前記上方延出部を挟む前記コネクタハウジングの反対側には、端子支持部材が配設されていると共に、
    該端子支持部材における前記コネクタハウジングとの対向面に、第一の側方支持リブが突設されている一方、
    前記コネクタハウジングにおける前記端子支持部材との対向面に、第二の側方支持リブが突設されており、
    これら第一の側方支持リブと第二の側方支持リブによって、前記接続端子が幅方向の両側から挟まれるようになっている
    ことを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記内部回路がバスバーであり、前記接続端子の前記上方延出部と前記接続部が前記バスバーに一体形成されている一方、
    前記端子支持部材には差込スリットが形成されており、前記バスバーが前記接続部の幅方向で前記差込スリットに差し込まれることにより、該差込スリットを通じて前記上方延出部が前記端子支持部材における前記コネクタハウジングとの対向面上に配設される一方、
    前記第一の側方支持リブが、前記バスバーの前記差込スリットへの差込方向の前方に設けられていると共に、前記第二の側方支持リブが、前記差込方向の後方に設けられている
    請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記端子支持部材における前記コネクタハウジングとの対向面に、上方支持リブが突設されている一方、
    前記コネクタハウジングには、前記端子支持部材との対向面から上方に連続して開口する端子挿入口が形成されており、前記接続端子の前記接続部が前記端子挿入口の上方の開口から挿入されて前記コネクタハウジングに収容されるようになっていると共に、
    前記接続部が、前記端子挿入口の下端の開口縁部と、前記上方支持リブによって、上下方向の両側から挟まれるようになっている
    請求項1又は2に記載の電気接続箱。
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