JP5595901B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

本明細書記載の技術は、不揮発性半導体記憶装置に関する。
NANDフラッシュメモリを始めとする不揮発性半導体記憶装置の微細化が進んでいる。中でも、ワード線ピッチ、ビット線ピッチ、セル間隔などの平面的なスケーリングが進んでいる。一方、高さ方向のスケーリングはセル特性の信頼性を確保するためには難しい。その結果、種々のセル間干渉が顕著になってきている。一例として、電荷蓄積層が浮遊ゲートである場合で説明すると、上述のように、高さ方向のスケーリングが困難なため、浮遊ゲートの総容量に対して、チャネル容量の占める割合が低くなり、着目セルに対して、隣接セルの制御ゲート(WL)電圧の影響や隣接セルの浮遊ゲートの電位の影響が大きくなる。
具体的なセル間干渉としては、例えば次の2点がある。
1点目は、隣接セルの浮遊ゲートの電位が着目セルの浮遊ゲートに影響するセル間干渉である。これは、隣接セルが書き込まれた場合、隣接セルのしきい値電圧(Vth)が高くなるが、その結果、着目セルのしきい値電圧も高くなってしまうという現象である。
2点目は、隣接セルのワード線電圧が着目セルの浮遊ゲートに影響するセル間干渉である。これは、隣接セルを読み出す場合、特に低いしきい値レベルのデータを読み出す場合に、隣接セルの制御ゲート電圧が低いため、着目セルの浮遊ゲートの電位が上がりにくくなり、着目セルのしきい値が高いレベルに書き込まれている場合、着目セルがオンしにくくなるという現象である。
また、ワード線ピッチのスケーリングは進んでいる一方、高さ方向のスケーリングが困難な状況であるため、NANDフラッシュメモリの場合、書き込み電圧(Vpgm)や、読み出し時のパス電圧(Vread)は、微細化とともにあまり下がらない。一方で、ワード線間のスペースは狭くなるため、ワード線間の耐圧、ワード線と隣接セルの浮遊ゲート間の耐圧が厳しくなっている。
したがって、隣接セル間のワード線電位差を大きくしないことが微細化に伴い必要不可欠になってきている。
特開2010−86628号
本発明は、セル間干渉の影響を低減した不揮発性半導体記憶装置を提供することを目的とする。
実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、制御ゲート及び電荷蓄積層を有する複数のメモリセルが直列接続され、その一端が第1の選択ゲートトランジスタを介してビット線に、他端が第2の選択ゲートトランジスタを介してソース線に接続されたNANDセルユニットを有し、前記複数のメモリセルの制御ゲートがそれぞれワード線に接続され、前記第1及び第2の選択ゲートトランジスタのゲートがそれぞれ第1及び第2の選択ゲート線に接続されたメモリセルアレイと、データ読み出し時に、前記複数のメモリセルのうちデータを読み出す選択メモリセルに接続された選択ワード線に読み出し電圧を与え、前記複数のメモリセルのうちの非選択メモリセルに接続された非選択ワード線にセルデータによらず前記メモリセルがオンする読み出しパス電圧を与える制御回路とを有する不揮発性半導体記憶装置において、前記制御回路が、前記選択ワード線に前記ビット線側及び前記ソース線側の少なくとも一方で隣接する第1の非選択ワード線、前記第1の非選択ワード線に前記選択ワード線と反対側で隣接する第2の非選択ワード線、及び前記第2の非選択ワード線に前記選択ワード線と反対側で隣接する第3の非選択ワード線に、それぞれ第1の読み出しパス電圧、第2の読み出しパス電圧、および第3の読み出しパス電圧を与え、前記第2の読み出しパス電圧は前記第3の読み出しパス電圧よりも高いことを特徴とする。
NAND型の不揮発性半導体記憶装置のブロック図である。 同不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイの構成を示す斜視図である。 同不揮発性半導体記憶装置のNANDセルユニットの模式的な断面図である。 同不揮発性半導体記憶装置のメモリセルのしきい値分布を示す図である。 第1の実施形態に係るメモリセルアレイの読み出し時の印加電圧を示す図である。 第2の実施形態に係るメモリセルアレイの読み出し時の印加電圧を示す図である。 第3の実施形態に係るメモリセルアレイの読み出し時の印加電圧を示す図である。 第4の実施形態に係るメモリセルアレイの読み出し時の印加電圧を示す図である。 第5の実施形態に係るメモリセルアレイの読み出し時の印加電圧を示す図である。 第6の実施形態に係るメモリセルアレイの読み出し時の印加電圧を示す図である。 第7の実施形態に係るメモリセルアレイの読み出し時の印加電圧を示す図である。 第8の実施形態に係るメモリセルアレイの読み出し時の印加電圧を示す図である。 第9の実施形態に係るメモリセルアレイの読み出し時の印加電圧を示す図である。 第10の実施形態に係るメモリセルアレイの読み出し時の印加電圧を示す図である。 第11の実施形態に係るメモリセルアレイの読み出し時の印加電圧を示す図である。 第12の実施形態に係るメモリセルアレイの読み出し時の印加電圧を示す図である。 第13の実施形態に係るメモリセルアレイの読み出し時の印加電圧を示す図である。 第14の実施形態に係るメモリセルアレイの読み出し時の印加電圧を示す図である。 第15の実施形態に係るメモリセルアレイの読み出し時の印加電圧を示す図である。 第16の実施形態に係るメモリセルアレイの読み出し時の印加電圧を示す図である。 第17の実施形態に係るメモリセルアレイの読み出し時の印加電圧を示す図である。 第18の実施形態に係るメモリセルアレイの読み出し時の印加電圧を示す図である。 第19の実施形態に係るメモリセルアレイの読み出し時の印加電圧を示す図である。 第20の実施形態に係るメモリセルアレイの2ビット/セルのデータの書き込み順序を示す図である。 同実施形態における着目セルの各時点での書き込み状態を示す図である。 同実施形態に係るメモリセルアレイの読み出し時の印加電圧を示す図である。 第21の実施形態に係るメモリセルアレイの書き込み及びベリファイ読み出し時の選択ワード線及び隣接非選択ワード線の印加電圧波形を示す図である。 第22の実施形態に係るメモリセルアレイの読み出し動作時の選択ワード線及び隣接非選択ワード線の印加電圧波形を示す図である。 同実施形態におけるメモリセルアレイの読み出し動作時の選択ワード線及び隣接非選択ワード線の印加電圧波形を示す図である。 同実施形態におけるメモリセルアレイの読み出し動作時の選択ワード線及び隣接非選択ワード線の印加電圧波形を示す図である。 従来の読み出し方法によるメモリセルアレイの読み出し時の印加電圧を示す図である。 従来の他の読み出し方法によるメモリセルアレイの読み出し時の印加電圧を示す図である。
以下、添付の図面を参照して実施の形態について説明する。
[不揮発性半導体記憶装置の全体構成]
まず、不揮発性半導体記憶装置の全体構成を、図1〜図5を参照して説明する。図1は、不揮発性半導体記憶装置の一例であるNAND型フラッシュメモリの構成を示すブロック図である。図1に示すように、NAND型フラッシュメモリ20は、電荷蓄積層として浮遊ゲートを有する複数のメモリセルをマトリクス状に配列してなるメモリセルアレイ1を有する。メモリセルアレイ1のワード線方向の側部に、ワード線及び選択ゲート線の選択駆動を行うロウデコーダ回路2が配置され、ビット線方向の側部に、ビット線を介してセルデータの読み出し及び書き込みに供されるセンスアンプ回路3が配置されている。ロウデコーダ回路2は、プリロウデコーダ2aとメインロウデコーダ2bとを備え、センスアンプ回路3は、センスアンプ3aとデータレジスタ3bとを備えている。
コマンド、アドレス及びデータは、入出力制御回路13を介して入力される。チップイネーブル信号/CE、書き込みイネーブル信号/WE、読み出しイネーブル信号/REその他の外部制御信号は、論理回路14に入力され、タイミング制御に用いられる。コマンドは、コマンドレジスタ8でデコードされる。
制御回路6は、データの転送制御及び書き込み/消去/読み出しのシーケンス制御を行う。制御回路6は、Ready/Busy端子11にNAND型フラッシュメモリ20のReady/Busy状態を出力する。また、NAND型フラッシュメモリ20の状態(Pass/Fail、Ready/Busy等)を、入出力制御回路13を介してホストに知らせるステータスレジスタ12が用意されている。
アドレスは、アドレスレジスタ5を介して、ロウデコーダ回路2やカラムデコーダ4に転送される。ロウデコーダ回路2は、ロウアドレスに基づいてワード線を選択し、カラムデコーダ4はカラムアドレスに基づいてビット線を選択する。書き込みデータは、入出力制御回路13、制御回路6及びデータバスBUSを介してセンスアンプ回路3にロードされ、読み出しデータは制御回路6を介して、外部に出力される。
各動作モードに応じて必要とされる高電圧を発生するために、高電圧発生回路10が設けられている。高電圧発生回路10は、制御回路6から与えられる制御信号に基づいて書き込みパルス電圧などの所定の高電圧を発生する。
[メモリセルアレイ1の構成]
図2は、メモリセルアレイ1の構成を示す回路図である。図2に示すように、メモリセルアレイ1は、電気的書き換え可能なM個の不揮発性メモリセルMC_0−MC_M−1が直列接続されたNANDストリングの両端に選択ゲートトランジスタS1,S2をそれぞれ接続してなるNANDセルユニットNUを配列して構成される。なお、ここでMは、例えば8,16,32,33,34,64,66,68,88などである。
NANDセルユニットNUの一端(選択ゲートトランジスタS1側)はビット線BLに、他端(選択ゲートトランジスタS2側)は共通ソース線CELSRCに接続される。選択ゲートトランジスタS1、S2のゲート電極は選択ゲート線SGD、SGSに接続される。また、メモリセルMC_0〜MC_M−1の制御ゲート電極はそれぞれワード線WL_0〜WL_M−1に接続されている。ビット線BLは、センスアンプ3aに接続され、ワード線WL_0〜WL_M−1及び選択ゲート線SGD、SGSは、ロウデコーダ回路2に接続されている。
1つのメモリセルMCに1ビットのデータが記憶される1ビット/セルの場合、NANDセルユニットNUに交差する1つのワード線WLに沿って形成されるメモリセルMCに1ページのデータが記憶される。また、1つのメモリセルMCに2ビットのデータが記憶される2ビット/セルの場合、1つのワード線WLに沿って形成されるメモリセルMCに、2ページ(上位ページUPPER、下位ページLOWER)のデータが記憶される。
ワード線WLを共有する複数のNANDセルユニットNUで1つのブロックBLKが形成される。1つのブロックBLKは、データ消去動作の一単位を形成する。1つのメモリセルアレイ1において1つのブロックBLK中のワード線WLの数は、M本であり、1ブロック中のページ数は、2ビット/セルの場合、M×2=128ページとなる。
[メモリセルMC及び選択ゲートトランジスタS1、S2の構成]
図3は、メモリセルMC_0〜MC_M−1及び選択ゲートトランジスタS1、S2の断面構造を示している。図3に示すように、基板に形成されたp型ウェル41にはメモリセルMCを構成するMOSFETのソース、ドレインとして機能するn型拡散層42が形成されている。またウェル41の上にはトンネル絶縁膜43を介して浮遊ゲート(FG)44が形成され、この浮遊ゲート44の上にはゲート間絶縁膜45を介して制御ゲート(CG)46が形成されている。制御ゲート46は、ワード線WLを構成する。また、選択ゲートトランジスタS1、S2は、ウェル41の上にゲート絶縁膜43を介して選択ゲート47を有している。ゲート47は、選択ゲート線SGS,SGDを構成する。メモリセルMCと選択ゲートトランジスタS1,S2とは、隣接するもの同士でドレインおよびソースを共有する形でNAND接続されている。
[データ記憶状態]
次に、メモリセルのデータ記憶状態であるしきい値分布について図4を参照して説明する。図4は、2ビット/セルの場合のしきい値電圧分布を示す図である。なお、ここでは、2ビット/セルを例に挙げているが、以下に述べる各実施形態は、これに限定されるものではない。
データのしきい値電圧分布は、しきい値電圧の低い方から、4種類のしきい値電圧分布(消去状態、Aレベル、Bレベル、Cレベル)が設けられる。これらのしきい値電圧分布に対して、例えば次のような4通りのデータ“11”、“01”、“00”、“10”が割り付けられる。ここで、データは、上位ページデータと下位ページデータとにより表現され、下位ページデータ書き込み、上位データ書き込みの順にデータの書き込みが行われる。消去状態のしきい値電圧分布は、一括ブロック消去により得られる負のしきい値電圧状態である。
NAND型フラッシュメモリにおけるデータ消去動作は、ブロックBLK単位で実行される。データ消去動作は、選択ブロックBLKの全ワード線WLを0Vとし、メモリセルアレイ1が形成されたP型ウェル41に正の昇圧された消去電圧(例えば、18V〜20V)を印加して行われる。これにより、選択ブロックBLKの全メモリセルMCで浮遊ゲート44の電子が放出された負のしきい値電圧状態(消去状態)が得られる。
[書き込み動作]
2ビット/セルのデータを書き込むために、まず選択ブロックBLKの全メモリセルMCは、上述の消去動作により負のしきい値電圧分布に設定される。次に、図4に示すように、消去状態のしきい値電圧分布のメモリセルMCの一部をしきい値電圧分布A、Bの中間レベルLMまで書き込む下位ページ書き込みを行う。
その後、図4に示すように、データが書き込まれるメモリセルMCのしきい値電圧を、消去状態のしきい値電圧分布からAレベルへと上昇させる。また、その他のデータが書き込まれるメモリセルMCのしきい値電圧を、中間レベルLMからそれぞれしきい値電圧分布B、Cへと上昇させる。これにより、上位ページ書き込みが行われる。
以上のデータ書き込み動作時において、しきい値電圧分布を上昇させる選択メモリセルMCに対応するビット線BLに電圧VSSを与えて、これを導通させたドレイン側選択ゲートトランジスタS1を介して選択メモリセルMCのチャネルまで転送する。また、選択メモリセルMCに接続された選択ワード線WLには、書き込みパルス電圧Vpgm(例えば、15V〜20V)が印加される。このとき、選択メモリセルMCでは浮遊ゲート44とチャネルとの間に大きな電界がかかり、FNトンネリングによりチャネルから浮遊ゲート44に電子が注入される。これにより、選択メモリセルMCのしきい値電圧分布が上昇する。
しきい値電圧分布を上昇させないメモリセルMCに対しては、ビット線BLに電圧VDDを与えて、これを導通させたドレイン側選択ゲートトランジスタS1を介してメモリセルMCのチャネルまで転送する。チャネルを電圧VDDまで充電した後、ドレイン側選択ゲートトランジスタS1を非導通状態にする。選択メモリセルMCのチャネルをフローティング状態にした場合、選択ワード線WLにプログラム電圧Vpgmが印加されたとしても、チャネルが選択ワード線WLとの容量結合により電位上昇して、浮遊ゲート電極へはほとんど電子が注入されない。
[書き込みベリファイ動作]
図4に示すように、下位ページ書き込み(中間レベルLMの書き込み)時は、その書き込みしきい値電圧の下限値に相当するベリファイ電圧LMVにより、書き込み状態の確認を行う。即ち、選択ワード線WLにベリファイ電圧LMVを与えたベリファイ読み出し動作で、選択メモリセルMCが導通すればフェイル、非導通の場合パスという判定を行う。同様に、上位ページ書き込み時は、ベリファイ電圧AV、BV、CVによりそれぞれしきい値電圧分布A、B、Cの書き込み確認を行うことになる。
[読み出し動作]
次に、実施形態に係るメモリセルアレイ1における読み出し動作を説明するに先立ち、従来の読み出し動作を説明する。
従来の読み出し動作における電圧印加方式を2通り示す。一つは、図31に示すような電圧印加方式である。選択ゲート線SGD,SGSには電圧VSG(例えば、3.5V)を印加し、選択ワード線WL_Nには、読み出し電圧Vcg(例えば0V〜4V)を印加し、非選択ワード線WL_0〜WL_N−1、WL_N+1〜WL_M−1には、非選択メモリセルの記憶データに拘わらず導通させるための読み出しパス電圧Vread(例えば7V)を印加する。
しかし、とりわけワード線WLのハーフピッチがおよそ50nmよりも短くなると、前述したようにセル間干渉が顕著になってくる。これにより、選択ワード線WL_Nに印加した読み出し電圧Vcgによって、これに隣接する非選択ワード線WL_N−1,WL_N+1の浮遊ゲートが、本来の印加電圧よりも引き下げられて非選択メモリセルMC_N−1,MC_N+1が導通しない読み出し不良が発生する可能性がある。
そこで、図32に示すような第2の電圧印加方式も用いられている。選択ワード線をWL_Nとすると、選択ゲート線SGS,SGDには電圧VSGを、選択ワード線WL_Nには読み出し電圧Vcgを、選択ワード線WL_Nに隣接する非選択ワード線WL_N−1,WL_N+1には、読み出しパス電圧Vread2(但し、Vread2>Vread、例えば8V)を印加する。また、非選択ワード線WL_N−1,WL_N+1以外の非選択ワード線WL_0〜WL_N−2,WL_N+2〜WL_M−1には読み出しパス電圧Vreadを印加する。
この電圧印加方式によれば、セル間干渉が低減される。すなわち、ある着目セルのワード線電圧が、Δ変動したときの浮遊ゲート電位変動量をα・Δ、ある着目セルのワード電圧が、Δ変動したときの隣接ワード線のセルの浮遊ゲート電位変動量をβ・Δとすると、α>βである。ここで、γ=β/α(<1)とすると、上述のように、セルの微細化が進むにつれ、隣接セルからの干渉の影響が大きくなり、γが大きくなっている。
いまワード線WL_N+4に接続されたメモリセルの浮遊ゲートに着目すると、その電位変動量は、
[数1]
Vread+2γ・Vread
に概略比例する。
また、ワード線WL_N+1に接続されたメモリセルの浮遊ゲートに着目すると、その電位変動量は、
[数2]
Vread2+γ・(Vcg+Vread)
に概略比例する。
読み出し動作で、低いしきい値レベルを読み出す場合は、読み出し電圧VcgがVreadよりも低くなるので、ワード線WL_N+1のセルの浮遊ゲート電位は、ワード線WL_N+4のセルのそれよりも、上記[数1]と[数2]の差である、
[数3]
γ・(Vread−Vcg)+(Vread−Vread2)
に比例する分だけ低くなる。しかし、読み出しパス電圧Vread2をVreadに比べて高くすることで、γ・(Vread−Vcg)分をキャンセルすることができる。
上述のように、微細化に伴い、ワード線WL間のスペースは狭くなるため、ワード線WL間の耐圧、ワード線WLと隣接セルの浮遊ゲート間の耐圧が厳しくなっている。
一方で、γは大きくなるため、数3より、読み出しパス電圧Vread2をますます高くする必要がある。その結果、とりわけ低いしきい値レベルを読み出す動作において、選択ワード線WL_Nの電圧Vcgと、その隣接ワード線WL_N−1,WL_N+1の読み出しパス電圧Vread2との電位差は大きくなり、ワード線WLと隣接セルの浮遊ゲート間の耐圧がさらに厳しくなる。
[第1の実施形態]
次に、図5を参照しながら、第1の実施形態の読み出し動作を説明する。本実施形態が、図32に示した従来の読み出し動作と異なるのは、メモリセルアレイのドレイン側(ビット線側)で選択ワード線WL_Nに近い方から順に配置された非選択ワード線WL_N+1、WL_N+2に、読み出しパス電圧Vread21,Vread22をそれぞれ印加している点である。ここで、読み出しパス電圧Vread21,Vread22は、読み出しパス電圧Vreadよりは高く、読み出しパス電圧Vread2よりも低い電圧である。
この電圧印加方法によれば、ワード線WL_N+4に接続されたメモリセルの浮遊ゲートの電位変動量は、前述の[数1]と同様であるが、ワード線WL_N+1に接続されたメモリセルの浮遊ゲートの電位変動量は、
[数4]
Vread21+γ・(Vcg+Vread22)
に概略比例することになる。
よって、ワード線WL_N+1のセルの浮遊ゲート電位は、ワード線WL_N+4のセルのそれよりも、上記[数1]と[数4]の差である、
[数5]
γ・{(Vread−Vcg)+(Vread−Vread22)}
+(Vread−Vread21)
に比例する分だけ低くなる。したがって、Vread21,Vread22を高くすることで、γ・{(Vread−Vcg)分をキャンセルすることができる。ここで、数3と数5を比較すると、数3では、非選択ワード線WL_N+1の読み出しパス電圧Vread2の調整だけで隣接セルの浮遊ゲートの電位を補償していたのに対し、数5では、非選択ワード線WL_N+1の読み出しパス電圧Vread21を読み出しパス電圧Vreadよりも高くするだけでなく、非選択ワード線WL_N+2の読み出しパス電圧Vread22も、読み出しパス電圧Vreadより高くすることで隣接セルの浮遊ゲートの電位を補償することができる。このため、少なくとも読み出しパス電圧Vread21を読み出しパス電圧Vread2よりも低く抑えることができる。これにより、隣接ワード線間の電位差およびワード線と隣接セルの浮遊ゲート間の電位差を低減でき、耐圧を緩和することができる。
ここで、読み出しパス電圧Vread2,Vread21,Vread22のVreadからの増分をそれぞれΔ2、Δ21、Δ22とすると、
[数6]
Vread2=Vread+Δ2
Vread21=Vread+Δ21
Vread22=Vread+Δ22
と表すことができる。
数3、数5及び数6から、図32に示した従来例と本実施形態の選択ワード線WL_N+1の浮遊ゲートの電位変動量を同程度にする条件は、
[数7]
Δ2=γ・Δ22+Δ21(0<γ<1)
となる。したがって、Δ2>Δ22、Δ2>Δ21であり、Vread2>Vread21、Vread2>Vread22となり、Vread21,Vread22は、Vread2よりも低い電圧にすることができる。
特に、数7から、概略、
[数8]
Δ21=Δ22=Δ2/(γ+1)
にすると、Vread21=Vread22<Vread2とすることができる。すなわち、少なくとも選択ワード線WL_Nに隣接する非選択ワード線WL_N+1に印加される読み出しパス電圧Vread21を読み出しパス電圧Vread2よりも低くすることができるたけでなく、Vread21=Vread22とすることができるので、電源の種類を増やさずに、隣接ワード線間の電位差を少なくすることができ、微細化に伴う耐圧の問題を回避して、回路面積の縮小、回路の簡略化も可能になる。
[第2の実施形態]
次に図6を参照して第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置を説明する。
第1の実施形態では、データ読み出し時、メモリセルアレイのドレイン側(ビット線側)の非選択ワード線WL_N+1,WL_N+2に読み出しパス電圧Vread2よりも低い読み出しパス電圧Vread21,Vread22を与えたが、第2の実施形態では、メモリセルアレイのソース線CSLSRC側の非選択ワード線WL_N−1,WL_N−2に読み出しパス電圧Vread31,Vread32をそれぞれ印加している。
第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、少なくともVread31の電圧値そのものを、読み出しパス電圧Vread2よりも低くすることができるので、第1の実施形態と同様の効果を奏する。
[第3の実施形態]
次に図7を参照して第3の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置を説明する。
本実施形態は、第1の実施形態と第2の実施形態とを組み合わせたものである。すなわち本実施形態では、データ読み出し時、メモリセルアレイのドレイン側(ビット線側)の非選択ワード線WL_N+1,WL_N+2に読み出しパス電圧Vread2よりも低い読み出しパス電圧Vread21,Vread22を与えると共に、メモリセルアレイのソース線CSLSRC側の非選択ワード線WL_N−1,WL_N−2にも読み出しパス電圧Vread31,Vread32をそれぞれ印加している。
本実施形態では、第1及び第2の実施形態よりもさらに隣接ワード線間の電位差を従来の読み出し方法よりも低減することができる。また、低電圧化により消費電流を減らすことができる。
[第4の実施形態]
次に図8を参照して第4の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置を説明する。
この実施形態では、データ読み出し時、選択ワード線WL_Nに隣接する非選択ワード線WL_N−1,WL_N+1にそれぞれ読み出しパス電圧Vreadを印加すると共に、それらの更に隣の非選択ワード線WL_N−2,WL_N+2にVreadよりも高い読み出しパス電圧Vread2を印加し、更に他の非選択ワード線WL_0〜WL_N−3,WL_N+3〜WL_M−1に読み出しパス電圧Vreadを印加するようにしている。
この実施形態では、選択ワード線WL_Nの読み出し電圧Vcgによって低下した隣接する非選択ワード線WL_N−1,WL_N+1を、それらに隣接する非選択ワード線WL_N−2,WL_N+2に高い電圧Vread2を印加することにより引き上げるようにしている。
この実施形態においても、隣接ワード線間の電位差を従来の読み出し方法よりも低減することができるので、上記各実施形態と同様の効果を奏する。また、従来の読み出し方法から電源の種類を増やさずに、隣接ワード線間の電位差を従来の読み出し方法よりも低減することができる。
なお、非選択ワード線WL_N−1,N+1の電圧をVreadよりも高くしても良い。すなわち、非選択ワード線WL_N−2,N+2に与えられた電圧Vread2でも、非選択ワード線WL_N−1,N+1の電位上昇を補償できない場合がある。その場合には、非選択ワード線WL_N−1,N+1をVreadよりも高く、Vread2以下にすることにより、より正確に隣接ワード線間の電位差を従来の読み出し方法よりも低減することができる。
[第5の実施形態]
次に図9を参照して第5の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置を説明する。
この実施形態では、第4の実施形態のデータ読み出し時の電圧印加方法に加えて、選択ワード線WL_Nからドレイン側及びセルソース側のそれぞれ3番目の非選択ワード線WL_N−3,WL_N+3に、Vreadよりも低い読み出しパス電圧Vread1を印加している。これにより、非選択ワード線WL_N−2,WL_N+2に接続されたメモリセルの浮遊ゲートの電位が上がりすぎるのを、それに隣接する非選択ワード線WL_N−3,WL_N+3により引き下げることができる。
非選択ワード線WL_N−2,WL_N+2の電圧が必要以上に上がると、非選択ワード線WL_N−2及びWL_N+2に接続されたメモリセルのしきい値が低い場合は、トンネル絶縁膜43に加わる電界が高くなり、しきい値が高い場合はゲート間絶縁膜45に加わる電界が高くなる。ここで、読み出し、または、書き込みベリファイ読み出しを繰り返すにつれて、非選択ワード線WL_N−2及びWL_N+2に接続されたメモリセルのトンネル絶縁膜43あるいはゲート間絶縁膜45が劣化しやすくなる。
そこで、非選択ワード線WL_N−2,WL_N+2に隣接する非選択ワード線WL_N−3,WL_N+3の電位を下げることにより、非選択ワード線WL_N−2及びWL_N+2に接続されたメモリセルのトンネル絶縁膜43あるいはゲート間絶縁膜45に加わる電界を低減し、トンネル絶縁膜43あるいはゲート間絶縁膜45の劣化を防止することができる。
また、非選択ワード線WL_N−1,N+1の電圧をVreadよりも高くしても良い。すなわち、非選択ワード線WL_N−2,N+2に与えられた電圧Vread2でも、非選択ワード線WL_N−1,N+1の電位上昇を補償できない場合がある。その場合には、非選択ワード線WL_N−1,N+1をVreadよりも高く、Vread2以下にすることにより、より正確に隣接ワード線間の電位差を従来の読み出し方法よりも低減することができる。
[第6の実施形態]
次に図10を参照して第6の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置を説明する。
この実施形態では、第4の実施形態のデータ読み出し時の電圧印加方法に加えて、選択ワード線WL_Nからドレイン側及びセルソース側のそれぞれ3番目以降の非選択ワード線WL_N−3〜WL_0,WL_N+3〜WL_M−1に、Vreadよりも低い読み出しパス電圧Vread1とVreadよりも高い読み出し電圧Vread2とを交互に印加している。これにより、読み出しパス電圧Vread2で上がりすぎた浮遊ゲートを隣接ワード線で引き下げ、読み出しパス電圧Vread1で下がり過ぎた浮遊ゲートを隣接ワード線で引き上げることで、NANDストリングにおけるメモリセルの浮遊ゲートの電位変化を全体的に抑制するようにしている。
すなわち、選択ワード線を基準として、非選択ワード線WL_N−even,WL_N+evenに高い電圧を印加し、非選択ワード線WL_N−odd,WL_N+oddに低い電圧を印加する。
その結果、非選択ワード線WL_N−even,WL_N+evenに接続されるメモリセルの誤書き込みを防止することが出来る。さらに、非選択ワード線WL_N−odd,WL_N+oddに低い電圧が加わるが、非選択ワード線WL_N−even,WL_N+evenに高い電圧(Vread2)が印加されるため、非選択ワード線WL_N−odd,WL_N+oddをゲート電極とするメモリセルトランジスタがオフすることがない。
すなわち、NANDストリングのメモリセル全体の信頼性を向上させることが出来る。
また、非選択ワード線WL_N−1,N+1の電圧をVreadよりも高くしても良い。すなわち、非選択ワード線WL_N−2,N+2に与えられた電圧Vread2でも、非選択ワード線WL_N−1,N+1の電位上昇を補償できない場合がある。その場合には、非選択ワード線WL_N−1,N+1をVreadよりも高く、Vread2以下にすることにより、より正確に隣接ワード線間の電位差を従来の読み出し方法よりも低減することができる。
[第7の実施形態]
次に図11を参照して第7の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置を説明する。
上記の実施形態では、選択ワード線WL_NがNANDセルユニットNUの中央部である場合について説明したが、本実施形態では、選択ワード線がNANDセルユニットNUのドレイン側端である場合を示す。
この実施形態が、図7に示した第3の実施形態と異なる点は、選択ワード線がドレイン側の端のワード線WL_M−1で、選択ワード線よりもドレイン側にワード線が無いことである。非選択ワード線WL_M−2,WL_M−3,…,WL_0,ソース側選択ゲート線SGSへの印加電圧は、第3の実施形態と同様である。
また、ドレイン側選択ゲートSGDに印加する電圧は、VSG2(≧VSG)とすることが望ましい。すなわち、ドレイン側選択ゲート線SGDの電圧は、耐圧の観点で、選択ワード線WL_M−1と選択ゲート線SGDとの電位差が小さいことが望ましく、選択ゲート線電圧VSG2は低い方が望ましい。また、ドレイン側選択ゲートトランジスタS1の信頼性を考慮すると、選択ゲート線電圧VSG2の電圧は低い方が望ましい。一方で、隣接セルとの干渉としては、選択ワード線WL_M−1のセルにデータが書き込まれている場合(消去状態ではない場合)、選択ワード線WL_M−1のセルの浮遊ゲートの電位が消去状態よりも低くなるため、選択ワード線WL_M−1のセルと共有しているジャンクションの電位が微細化に伴い低くなりやすくなる。その結果、ドレイン側選択ゲートトランジスタのオン電流が流れにくくなる。ドレイン側選択ゲートトランジスタのオン電流を確保するためには、電圧VSG2は高い方が望ましい。
従って、電圧VSG2は電圧VSG以上が必要であるが、適用するNANDセルの構造に応じ、信頼性・耐圧が確保できる場合は、電圧VSGより高く、信頼性・耐圧が厳しい場合は電圧VSGと同電圧にすることが望ましい。
[第8の実施形態]
次に図12を参照して第8の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置を説明する。
この実施形態では、ドレイン側の端から2番目のワード線WL_M−2を選択して読み出す場合の電圧印加方法を示す。図7に示した第3の実施形態との違いは、選択ワード線よりもドレイン側にワード線が1本しかないことである。非選択ワード線WL_M−3,WL_M−4,…,WL_0,ソース側選択ゲート線SGSへの印加電圧は、第3の実施形態と同様である。
選択ワード線WL_M−2よりもドレイン側の非選択ワード線WL_M−1には、電圧Vread4を印加する。この場合、選択ワード線よりもドレイン側にはワード線が一本しかないので、非選択ワード線WL_M−1をソース側のような電圧印加状態とすることができない。よって、読み出しパス電圧Vread4としては、読み出しパス電圧Vread2と同様の電圧を印加することが望ましい。
ただし、非選択ワード線WL_M−1に隣接する選択ゲート線SGDの電圧は、読み出しパス電圧Vreadよりも低いため、微細化に伴い非選択ワード線WL_M−1のセルの浮遊ゲートの電位は上がりにくくなる。従って、電圧Vread4は、電圧Vread2と同等か、あるいはそれ以上が望ましい。
更に、ドレイン側選択ゲート線SGDに印加する電圧は、VSG3(≧VSG)が望ましい。すなわち、選択ゲート線SGDの電圧は、耐圧の観点で、隣接するワード線WL_M−1と選択ゲート線SGDとの電位差が小さい方が望ましく、電圧VSG3の電圧は高い方が望ましい。また、上述のように、隣接セルとの干渉を考慮しても電圧VSG3は高い方が望ましい。一方、ドレイン側選択ゲートトランジスタS1の信頼性を考慮すると、電圧VSG3は低い方が望ましい。
従って、電圧VSG3は電圧VSG以上が必要であるが、適用するNANDセルの構造に応じ、信頼性が確保できる場合は、電圧VSGより高く、信頼性が厳しい場合は電圧VSGと同等とすることが望ましい。
[第9の実施形態]
次に図13を参照して第9の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置を説明する。
この実施形態では、ドレイン側からみて3本目のワード線WL_M−3を選択して読み出す場合の電圧印加方法を示す。図7に示した第3の実施形態との違いは、選択ワード線よりもドレイン側にワード線が2本しかないことである。非選択ワード線WL_M−4,WL_M−5,・・・,WL_0,ソース側選択ゲート線SGSへの印加電圧は、第3の実施形態と同様である。
選択ワード線 WL_M−3よりもドレイン側の非選択ワード線WL_M−2,WL_M−1には、電圧Vread51,Vread52を印加する。ここで、Vread<Vread51<Vread2,Vread52>Vreadである。この場合、選択ワード線よりもドレイン側にはワード線が2本しかなく、且つ、上述のように、ワード線WL_M−1に隣接する選択ゲート線SGDの電圧は、電圧Vreadよりも低いため、微細化に伴い非選択ワード線WL_M−1のセルの浮遊ゲートの電位は上がりにくくなる。
したがって、電圧Vread52は、第3の実施形態で示したように、電圧Vreadよりも高いが、電圧Vread22と同じかVread22よりも高いことが望ましい。
また、ドレイン側選択ゲート線SGDに印加する電圧は、VSG4(≧VSG)が望ましい。先の実施形態と同様、電圧VSG4は、電圧VSG以上であることが必要であるが、適用するNANDセルの構造に応じ、信頼性が確保できる場合は、電圧VSGより高く、信頼性が厳しい場合は電圧VSGにすることが望ましい。
ドレイン側からみて、4本目以上のワード線WL_M−4を選択した場合、選択ワード線WL_M−4よりもドレイン側の非選択ワード線WL_M−3〜WL_M−1及び選択ゲート線SGDへの電圧印加方法は、第3の実施形態と同様である。
[第10の実施形態]
次に図14を参照して第10の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置を説明する。
この実施形態では、選択ワード線がNANDセルユニットNUのセルソース側端である場合を示す。
この実施形態が、図7に示した第3の実施形態と異なる点は、選択ワード線がセルソース側の端のワード線WL_0で、選択ワード線よりもソース側にワード線が無いことである。非選択ワード線WL_1,WL_2,…,WL_M−1,ドレイン側選択ゲート線SGDへの印加電圧は、第3の実施形態と同様である。
また、ソース側選択ゲートSGSに印加する電圧VSG5は、第7〜第9の実施形態と同様、電圧VSG以上が必要であるが、適用するNANDセルの構造に応じ、信頼性・耐圧が確保できる場合は、電圧VSGより高く、信頼性・耐圧が厳しい場合は電圧VSGと同電圧にすることが望ましい。
[第11の実施形態]
次に図15を参照して第11の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置を説明する。
この実施形態では、セルソース側の端から2番目のワード線WL_1を選択して読み出す場合の電圧印加方法を示す。図7に示した第3の実施形態との違いは、選択ワード線よりもソース側にワード線が1本しかないことである。非選択ワード線WL_2,WL_3,…,WL_M−1,ドレイン側選択ゲート線SGDへの印加電圧は、第3の実施形態と同様である。
選択ワード線WL_1よりもソース側の非選択ワード線WL_0には、電圧Vread6を印加する。この場合、選択ワード線よりもソース側にはワード線が一本しかないので、非選択ワード線WL_0をドレイン側のような電圧印加状態とすることができない。よって、読み出しパス電圧Vread6としては、読み出しパス電圧Vread2と同様の電圧を印加することが望ましい。
ただし、非選択ワード線WL_0に隣接する選択ゲート線SGSの電圧は、読み出しパス電圧Vreadよりも低いため、微細化に伴い非選択ワード線WL_0のセルの浮遊ゲートの電位は上がりにくくなる。従って、電圧Vread6は、電圧Vread2と同等か、あるいはそれ以上が望ましい。
更に、セルソース側選択ゲート線SGSに印加する電圧VSG6は、第7〜第9の実施形態と同様、電圧VSG以上が必要であるが、適用するNANDセルの構造に応じ、信頼性が確保できる場合は、電圧VSGより高く、信頼性が厳しい場合は電圧VSGと同等とすることが望ましい。
[第12の実施形態]
次に図16を参照して第12の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置を説明する。
この実施形態では、ソース側からみて3本目のワード線WL_2を選択して読み出す場合の電圧印加方法を示す。図7に示した第3の実施形態との違いは、選択ワード線よりもソース側にワード線が2本しかないことである。非選択ワード線WL_3,WL_4,・・・,WL_M−1,ドレイン側選択ゲート線SGDへの印加電圧は、第3の実施形態と同様である。
選択ワード線 WL_2よりもソース側の非選択ワード線WL_1,WL_0には、電圧Vread71,Vread72を印加する。ここで、Vread<Vread71<Vread2,Vread72>Vreadである。この場合、選択ワード線よりもソース側にはワード線が2本しかなく、且つ、上述のように、ワード線WL_0に隣接する選択ゲート線SGSの電圧は、電圧Vreadよりも低いため、微細化に伴い非選択ワード線WL_0のセルの浮遊ゲートの電位は上がりにくくなる。
したがって、電圧Vread72は、第3の実施形態で示したように、電圧Vreadよりも高いが、電圧Vread32と同じかVread32よりも高いことが望ましい。
また、ソース側選択ゲート線SGSに印加する電圧VSG7は、第7〜第9の実施形態と同様、電圧VSG以上であることが必要であるが、適用するNANDセルの構造に応じ、信頼性が確保できる場合は、電圧VSGより高く、信頼性が厳しい場合は電圧VSGにすることが望ましい。
さらに、電圧VSG2〜VSG7は、可能な限り電圧の種類を少なくする方が、回路簡略化、回路面積縮小が可能になり望ましいことは言うまでもない。加えて、電圧Vread21,Vread22,Vread51,Vread52,Vread71,Vread72に関しても可能な限り電圧の種類を少なくする方が望ましい。同様に、Vread2,Vread4,Vread7についても可能な限り電圧の種類を少なくする方が望ましい。
[第13の実施形態]
次に図17を参照して第13の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置について説明する。
これまでの実施形態は、メモリセルアレイ内の全てのメモリセルをデータ記憶に用いる場合を示している。一方、近年、素子の微細化が進むにつれ、選択ゲートに隣接するワード線に接続されるメモリセルの特性が他のメモリセルに比べて異なる度合いが大きくなってきている。そこで、選択ゲートに隣接するワード線をダミーワード線とし、ダミーワード線に接続されるメモリセルをデータ記憶に用いないダミーセルとして動作させる場合もある(K. Kanda et al., “A 120mm2 16Gb 4 Multi Level NAND Flash Memory with 43nm CMOS Technology”, ISSCC Dig. Tech. Papers, pp. 430-431, Feb. 2008.)。
本実施形態では、ソース側・ドレイン側両方の選択ゲート線SGS,SGDに隣接するワード線WL_0,WL_M−1をダミーワード線とする例を示しているが、ソース側及びドレイン側の選択ゲート線SGS,SGDの少なくとも一方に隣接するワード線がダミーワード線としている場合でも、同様の効果が得られる。また、ダミーワード線の本数に関しても、ソース側及びドレイン側の少なくとも一方に隣接するワード線が複数本あっても同様の効果が得られる。
図17には、本実施形態の読み出し動作における電圧印加方法を示す。
ダミーワード線に接続されたメモリセル(ダミーセル)には、データは記憶されないので、ダミーセルは消去状態になっている場合がある。ダミーセルが消去状態の場合、ダミーワード線の電圧が低くてもダミーセルを導通させることができる。
このことは、選択ゲート線SGD、SGSと、これに隣接するダミーワード線WL_M−1,WL_0との電位差を抑制することが容易になるということを意味する。したがって、ダミーワード線WL_0,WL_M−1には、それぞれ読み出しパス電圧Vread_S1,Vread_D1(但し、Vread_S1>VSG、Vread_D1<Vread)となるよう電圧を印加することが望ましい。
なお、本実施形態は、第3の実施形態の変形例として示しているが、第1又は第2の実施形態の変形例としても同様の効果が得られる。
[第14の実施形態]
次に図18を参照して第14の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置について説明する。
この実施形態は、第13の実施形態と同様、ダミーワード線を有する場合に、選択ワード線がドレイン側端部のワード線である場合の電圧印加方法を示している。
なお、本実施形態では、ソース側・ドレイン側両方の選択ゲート線SGS,SGDに隣接するワード線WL_0,WL_M−1をダミーワード線とする場合を示しているが、ソース側及びドレイン側の選択ゲート線の少なくとも一方に隣接するワード線がダミーワード線としている場合でも、同様の効果が得られる。
図18に示すように、選択ワード線は、ドレイン側からみて2本目のワード線WL_M−2である。図17との違いは、選択ワード線よりもドレイン側にはダミーワード線WL_M−1しか存在しないことである。
他のワード線WL_M−3,WL_M−4,…,WL_0及び選択ゲート線SGSの印加電圧は第13の実施形態と同様である。
ダミーワード線WL_M−1には、電圧Vread_D2(≧Vread_D1)を印加する。この場合、選択ワード線よりもドレイン側にはワード線が一本(ダミーワード線WL_M−1)しかないので、図32に示すような従来例の電圧印加方法に順ずることが望ましい。
しかし、ダミーセルは消去状態になる場合がある。ダミーセルが消去状態の場合、しきい値(Vth)が低く、図12のVread4ほど電圧を高くする必要はなく、適用するNANDセル構造に応じて、Vread_D2の電圧をVread_D1以上の範囲で決定すればよい。
ドレイン側選択ゲートSGDに印加する電圧VSG8は、電圧VSG以上である必要があるが、電圧Vread_D2、適用するNANDセルの構造に応じ、信頼性・耐圧が確保できる場合は、電圧VSGより高く、信頼性・耐圧が厳しい場合は、電圧VSGにすることが望ましい。
[第15の実施形態]
次に図19を参照して第15の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置について説明する。
この実施形態は、第13の実施形態と同様、ダミーワード線を有する場合に、選択ワード線がドレイン側端部から3本目のワード線WL_M−3である場合の電圧印加方法を示している。図17との違いは、選択ワード線よりもドレイン側にはダミーワード線WL_M−1と1本の非選択ワード線WL_M−2しか存在しないことである。
他のワード線WL_M−4,WL_M−5,…,WL_0及び選択ゲート線SGSの印加電圧は第13の実施形態と同様である。
ダミーワード線WL_M−1には、電圧Vread_D3(≧Vread_D1)を印加し、ドレイン側の非選択ワード線WL_M−2には、電圧Vread8(Vread<Vread8<Vread2)を印加する。読み出しパス電圧Vread8は、読み出し電圧Vcgが低いため、ある程度高く設定しなければならないが、セル間の電位差軽減のため、できるだけ低い電圧にすることができるように電圧Vread_D3をVread_D1よりも高く設定することが望ましい。
また、ドレイン側選択ゲート線SGDに印加する電圧VSG9は、電圧VSG以上である必要があるが、電圧Vread_D3、適用するNANDセルの構造に応じ、信頼性・耐圧が確保できる場合は、電圧VSGより高く、信頼性・耐圧が厳しい場合は、電圧VSGにすることが望ましい。
[第16の実施形態]
次に図20を参照して第16の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置について説明する。
この実施形態は、第13の実施形態と同様、ダミーワード線を有する場合に、選択ワード線がドレイン側端部から4番目のワード線WL_M−4である場合の電圧印加方法を示している。図17との違いは、選択ワード線よりもドレイン側にはダミーワード線WL_M−1と2本の非選択ワード線WL_M−2,WL_M−3しか存在しないことである。
他のワード線WL_M−5,WL_M−6,…,WL_0及び選択ゲート線SGSの印加電圧は第13の実施形態と同様である。
ダミーワード線WL_M−1には、電圧Vread_D4(≧Vread_D1)を印加し、ドレイン側の非選択ワード線WL_M−3,WL_M−2には、それぞれ電圧Vread91(Vread<Vread91<Vread2),電圧Vread92(>Vread)を印加する。読み出しパス電圧Vread92は、読み出しパス電圧Vreadよりは高いので、電圧Vread_D4は、本来、電圧Vread_D1程度で十分である。一方、耐圧の観点からは、ワード線WL_M−1とWL_M−2の電位差が小さいことが望ましく、電圧Vread_D4は、電圧Vread_D1よりも高めに設定することが望ましい。したがって、適用するNANDセルの構造に応じ、セル特性、耐圧が確保できる場合は、電圧Vread_D4を電圧Vread_D1と同等に設定し、信頼性・耐圧が厳しい場合には、電圧Vread_D4を電圧Vread_D1よりも高めに設定することが望ましい。
また、ドレイン側選択ゲート線SGDに印加する電圧VSG10は、電圧VSG以上である必要があるが、電圧Vread_D4、適用するNANDセルの構造に応じ、電圧Vread_D4がVread_D1よりも高いなど信頼性・耐圧が確保できる場合は、電圧VSGより高く、信頼性・耐圧が厳しい場合は、電圧VSGにすることが望ましい。
[第17の実施形態]
次に図21を参照して第17の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置について説明する。
この実施形態は、第13の実施形態と同様、ダミーワード線を有する場合に、選択ワード線がセルソース側端部のワード線である場合の電圧印加方法を示している。
なお、本実施形態では、ソース側・ドレイン側両方の選択ゲート線SGS,SGDに隣接するワード線WL_0,WL_M−1をダミーワード線とする場合を示しているが、ソース側及びドレイン側の選択ゲート線の少なくとも一方に隣接するワード線がダミーワード線としている場合でも、同様の効果が得られる。
図21に示すように、選択ワード線は、セルソース側からみて2本目のワード線WL_1である。図17との違いは、選択ワード線よりもセルソース側にはダミーワード線WL_0しか存在しないことである。
他のワード線WL_1,WL_2,…,WL_M−1及び選択ゲート線SGDの印加電圧は第13の実施形態と同様である。
ダミーワード線WL_0には、電圧Vread_S2(≧Vread_S1)を印加する。この場合、選択ワード線よりもセルソース側にはワード線が一本(ダミーワード線WL_0)しかないので、図32に示すような従来例の電圧印加方法に順ずることが望ましい。
しかし、ダミーセルは消去状態になる場合がある。ダミーセルが消去状態の場合、しきい値(Vth)が低く、図15のVread4ほど電圧を高くする必要はなく、適用するNANDセル構造に応じて、Vread_S2の電圧をVread_S1以上の範囲で決定すればよい。
セルソース側選択ゲートSGSに印加する電圧VSG11は、電圧VSG以上である必要があるが、電圧Vread_S2、適用するNANDセルの構造に応じ、信頼性・耐圧が確保できる場合は、電圧VSGより高く、信頼性・耐圧が厳しい場合は、電圧VSGにすることが望ましい。
[第18の実施形態]
次に図22を参照して第18の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置について説明する。
この実施形態は、第13の実施形態と同様、ダミーワード線を有する場合に、選択ワード線がセルソース側端部から3本目のワード線WL_2である場合の電圧印加方法を示している。図17との違いは、選択ワード線よりもセルソース側にはダミーワード線WL_0と1本の非選択ワード線WL_1しか存在しないことである。
他のワード線WL_3,WL_4,…,WL_M−1及び選択ゲート線SGDの印加電圧は第13の実施形態と同様である。
ダミーワード線WL_0には、電圧Vread_S3(≧Vread_S1)を印加し、ソース側の非選択ワード線WL_1には、電圧Vread10(Vread<Vread10<Vread2)を印加する。読み出しパス電圧Vread10は、読み出し電圧Vcgが低いため、ある程度高く設定しなければならないが、セル間の電位差軽減のため、できるだけ低い電圧にすることができるように電圧Vread_S3をVread_S1よりも高く設定することが望ましい。
また、セルソース側選択ゲート線SGSに印加する電圧VSG12は、電圧VSG以上である必要があるが、電圧Vread_S3、適用するNANDセルの構造に応じ、信頼性・耐圧が確保できる場合は、電圧VSGより高く、信頼性・耐圧が厳しい場合は、電圧VSGにすることが望ましい。
[第19の実施形態]
次に図23を参照して第19の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置について説明する。
この実施形態は、第13の実施形態と同様、ダミーワード線を有する場合に、選択ワード線がセルソース側端部から4番目のワード線WL_3である場合の電圧印加方法を示している。図17との違いは、選択ワード線よりもセルソース側にはダミーワード線WL_0と2本の非選択ワード線WL_1,WL_2しか存在しないことである。
他のワード線WL_4,WL_5,…,WL_M−1及び選択ゲート線SGDの印加電圧は第13の実施形態と同様である。
ダミーワード線WL_0には、電圧Vread_S4(≧Vread_S1)を印加し、セルソース側の非選択ワード線WL_2,WL_1には、それぞれ電圧Vread111(Vread<Vread111<Vread2),電圧Vread112(>Vread)を印加する。読み出しパス電圧Vread112は、読み出しパス電圧Vreadよりは高いので、電圧Vread_S4は、本来、電圧Vread_S1程度で十分である。一方、耐圧の観点からは、ワード線WL_0とWL_1の電位差が小さいことが望ましく、電圧Vread_S4は、電圧Vread_S1よりも高めに設定することが望ましい。したがって、適用するNANDセルの構造に応じ、セル特性、耐圧が確保できる場合は、電圧Vread_S4を電圧Vread_S1と同等に設定し、信頼性・耐圧が厳しい場合には、電圧Vread_S4を電圧Vread_S1よりも高めに設定することが望ましい。
また、セルソース側選択ゲート線SGSに印加する電圧VSG13は、電圧VSG以上である必要があるが、電圧Vread_S4、適用するNANDセルの構造に応じ、電圧Vread_S4がVread_S1よりも高いなど信頼性・耐圧が確保できる場合は、電圧VSGより高く、信頼性・耐圧が厳しい場合は、電圧VSGにすることが望ましい。
[第20の実施形態]
これまでは、読み出し動作について説明したが、以後は、書き込みベリファイ読み出し時の動作について説明する。
また、本実施形態は、第3の実施形態の変形例として説明するが、第1及び第2の実施形態の変形例としても適用可能である。
図24は、第20の実施形態に係る2bit/cellのNAND型不揮発性半導体記憶装置の書き込み順序を示す図である。すなわち、まず、セルソース端部のワード線WL_0に接続されたメモリセルの下位ページが書き込まれ、次に隣のワード線WL_1に接続されたメモリセルの下位ページが書き込まれ、次に1つ前に書き込みしたワード線WL_0に接続されたメモリセルの上位ページが書き込まれる。続いて、セルソース側から3番目のワード線WL_2に接続されたメモリセルの下位ページが書き込まれる。このような書き込み順序により、上位ページ書き込み時の隣接セルのしきい値変動の影響を低減することができる。この書き込み順序によれば、メモリセルアレイは、次の4つの段階を取り得る。
1)下位ページが書き込まれた直後(下位ページの書込みベリファイ読み出しを行った時点と同じ状態)
2)下位ページが書き込まれてから上位ページが書き込まれるまでの段階(2種類)
3)上位ページが書き込まれた直後(上位ページの書込みベリファイ読み出しを行った時点と同じ状態)
4)上位ページが書き込まれてから、NANDセルのすべてのセルにデータが書き込まれるまでの段階
図25に、上記1)〜4)の段階で、ワード線WL_N−5〜WL_N+5に接続されたメモリセルがどのようなデータを記憶しているかを示す。なお、図中○を付した太文字は、最後に書き込まれたデータを示している。なお、消去状態及び各レベルA,B,Cのしきい値分布は、図4に示した通りである。
図25において、例えば、状態1)及び2)−1では、選択ワード線WL_Nからドレイン側の非選択ワード線WL_N+1〜WL_N+5に接続されたメモリセルは消去状態となっている。消去状態のメモリセルでは、非選択ワード線電圧としては低い電圧で良いことが分かる。
“L”は、下位ページ(1ビット目)のデータがセルに書き込まれている状態で、セルのしきい値分布が2通り(図4の消去状態およびLMレベル)の状態となり得るので、ベリファイ読み出し時に非選択ワード線に接続されたセルを導通させるためには、LMレベルを超えるある程度の高い読み出しパス電圧が必要な状態を表している。ただし、読み出しパス電圧は、読み出し時の読み出しパス電圧Vreadほど高い電圧である必要はない。
“L/U”は、下位ページ(1ビット目)および上位ページ(2ビット目)のデータがセルに書き込まれている状態で、セルのしきい値分布が4通り(図4における消去状態、A,B,Cレベル)存在しており、セルのしきい値として高いものが存在する状態を表している。従って、非選択ワード線に接続されたセルを導通させるには、上述した読み出しパス電圧Vreadが必要である。
図25から明らかなように、書込みベリファイ読み出し動作を行う1)や3)の状態では、ワード線WL_N+1及びこれよりもドレイン側に配置されたワード線に接続されたセルのしきい値は比較的低い状態、すなわち消去状態ないし、Lの状態になっているため、ワード線に印加する電圧を低くすることができる。
以上の点に加え、本実施形態では、図26に示すような電圧を印加する。
すなわち、状態1)において下位ページの書込みベリファイ読み出し動作を行う場合は、ワード線WL_N+3及びこれよりもドレイン側のワード線に接続されたセルは消去状態なので、これらのワード線WL_N+3,WL_N+4,…に電圧Vread以下の読み出しパス電圧Vpvdを印加する。これにより、書き込みベリファイ読み出し時と、データの読み出し時でのセルのセル電流(オン抵抗)の差違を軽減することができる。状態3)についても同様である。
また、本実施形態では、状態1)の下位ページ書込みベリファイ読み出しの段階では、非選択ワード線WL_N−2,WL_N−1,WL_N+1,WL_N+2にそれぞれVread132,Vread131,Vread121,Vread122を印加し、状態3)の上位ページ書込みベリファイ読み出しの段階では、非選択ワード線WL_N−2,WL_N−1,WL_N+1,WL_N+2にそれぞれVread152,Vread151,Vread141,Vread142を印加し、段階1)〜4)によらず、読み出し動作では、第3の実施形態と同様の電圧を印加する。ここで、
Vread122≦Vread142≦Vread22,
Vread121≦Vread141≦Vread21,
Vread131≦Vread151≦Vread31,
Vread132≦Vread152≦Vread32
である。すなわち、状態1)の下位ページ書込みベリファイ読み出しの段階、状態3)の上位ページ書込みベリファイ読み出しの段階、読み出し動作の段階の順に、非選択ワード線WL_N−2,WL_N−1,WL_N+1,WL_N+2に印加される電圧が高くなるように電圧を印加する。これにより、非選択ワード線WL_N−2,WL_N−1,WL_N+1,WL_N+2に接続されたセルのデータ状態が変化することによるセルのオン抵抗の差異をキャンセルすることができ、しきい値電圧(Vth)分布幅を実効的に狭くすることができ、書込み速度の向上ないし、セルの信頼性特性を改善することができる。
本実施形態を適用した場合、あるワード線において、データを書き込み、書き込みベリファイを行ってセルにデータを記憶させたあと、該当ワード線のセルを読み出す場合に、該当ワード線のセルが上述の状態1)乃至3)の場合は、しきい値分布が書き込みベリファイ読み出しの場合よりも左にシフトする。
しかし、図4に示すように、各書き込みレベルにおいて、ベリファイレベルは、読み出しレベルよりも高い(LMR<LMV、AR<AV、BR<BV、CR<CV)ので、読み出しレベルよりもしきい値分布が左にシフトしない程度に、状態1)でのVread132、Vread131、Vread121、Vread122、状態3)でのVread152、Vread151、Vread141、Vread142を、Vread21、Vread22、Vread31、Vread32に対して低くすればよい。
また、あるワード線において、データを書き込み、書き込みベリファイを行ってセルにデータを記憶させたあと、他の隣接ワード線の書き込みが行われてから、該当ワード線を読み出す場合であって、該当ワード線のセルが状態2)乃至4)の場合は、隣接セルからの干渉によって、セルのしきい値分布は右にシフトしている。一般的にしきい値分布の下すそよりも、上すそのほうが大きく右にシフトする。
この点、本実施形態によれば、しきい値分布を左にシフトさせることができるので、セル間干渉をキャンセルすることができる。
[第21の実施形態]
第20の実施形態では、ある書き込みレベルに対しての書き込みベリファイ読み出し動作の場合を示した。
本実施形態では、NANDセルの各々のメモリセルがnbit/cell (n≧2)を記憶する場合における電圧印加方法を示す。一例として、2bit/cellを記憶させる場合を示す。
また、本実施形態では第3の実施形態の変形例として示すが、他の実施形態の変形例でも同様である。
従来例及び第1の実施形態で示したワード線WL_N+4,WL_N+1のセルの浮遊ゲート電位変動量である数3,数5を参照すると、これらの値は、選択ワード線WL_Nの読み出し電圧Vcgが高いほど小さくなる。すなわち、選択ワード線WL_Nの読み出し電圧Vcgが高い場合、隣接する非選択ワード線WL_N+1に接続されたセルの浮遊ゲート電位の変動量は小さくなる。従って、図4に示すセルのしきい値分布において、CレベルやBレベルなど、しきい値の高いレベルを読み出す場合は、読み出し電圧Vcgが高くなるため、非選択ワード線WL_N+1に接続されたセルの浮遊ゲート電位変動量は小さく、隣接ワード線のセルの影響を受けにくい。
そこで、本実施形態では、読み出すデータのしきい値レベルが高いものほど、読み出しパス電圧Vread21、Vread31を低くする。更に、これに連動して、Vread22、Vread32を低くする。
本実施形態を実施することで、読み出しパス電圧Vreadに比べて高い電圧である、Vread21、Vread22、Vread31、Vread32を印加する回数を減らすことができ、セルの信頼性、とりわけ読み出しディスターブ(読み出し動作を繰り返すとメモリセルのデータ変動が生じる現象)の悪化を回避することができる。
また、先の実施形態で述べたのと同様に、ワード線WL_Nのセルが書き込まれたあと、隣接ワード線WL_N+1のセルにデータが書き込まれることでワード線WL_Nのセルがセル間干渉をうける度合いをキャンセルでき、セルのしきい値分布幅を実効的に狭くすることができる。これにより、書込み速度の向上ないし、セルの信頼性特性を改善することができる。
図27は、本実施形態におけるメモリセルに2bit/cellを記憶させる場合の選択ワード線(WL_N)の書込み動作および書込みベリファイ動作波形を一例として示した図である。この図では、先の実施形態の状態3)の段階での波形を示している。すなわち、上位ページを書き込む場合における、書込み・書込みベリファイ読み出し動作の波形を示す。また、図27には、選択ワード線WL_Nへの印加電圧に対応する隣接非選択ワード線WL_N+1の動作波形を示す。なお、非選択ワード線WL_N+2,WL_N−1,WL_N−2に関しても大小関係などの傾向は同じである。
図示のように、読み出しパス電圧Vread141≧Vread141A≧Vread141B≧Vread141Cとなるよう非選択ワード線WL_N+1の電圧を書込みレベルに応じて変化させる。
なお、本実施形態では、読み出しパス電圧VPASSをワード線WL_N+1、WL_Nに対して、各書込みループで一定かつ等しい電圧を例に示しているが、ワード線WL_Nとワード線WL_N+1とでVPASSの電圧を異ならせたり、書込みループごとに徐々に高くしたりしても本実施形態の効果が得られることはいうまでもない。
なお、本実施形態を実施するにあたっては、その他、書込み電圧含め、電圧印加のタイミングに関しては不問である。
読み出しパス電圧Vread141と同様に、Vread142、Vread151、Vread152に関しても同様に、A、B、Cレベルの書込みレベルに応じて、異なる電圧を供給しても同様の効果が得られる。
また、先の実施形態での状態1)の段階においては、ワード線WL_N+1、WL_N+2、WL_N−1、WL_N−2にそれぞれ、Vread121LM(≦Vread121)、Vread122LM(≦Vread122)、Vread131LM(≦Vread131)、Vread132LM(≦Vread132)を印加すると、同様の効果が得られる。
[第22の実施形態]
以上が書込みベリファイ読み出し動作に関する実施形態で、同様に読み出し動作では、図28,29,30に示すような動作が一例として挙げられる。
図28は、第20の実施形態での状態3)乃至4)の段階における上位ページ読み出し動作波形で、選択ワード線WL_Nおよび隣接非選択ワード線WL_N+1の印加電圧をそれぞれ示している。なお、非選択ワード線WL_N+2、WL_N−1、WL_N−2に関しても大小関係などの傾向は同じである。
図に示されるように、Aレベルの読み出し動作の場合に、第3の実施形態に記載の読み出しパス電圧Vread21を非選択ワード線WL_N+1に印加し、 Bレベル、Cレベルの読み出し動作では、それぞれVread21B(≦Vread21)、Vread21C(≦Vread21)を印加する。
また、第20の実施形態で述べたように、Vread141B≦Vread_21B、Vread141C≦Vread21C であることが望ましい。
読み出しパス電圧Vread21B,Vread21Cに関しては、読み出しディスターブなどセルのゲート耐圧信頼性特性の観点では、低いほうが望ましいが、しきい値分布幅を実効的に狭くするには、ベリファイ動作での電圧に比べ高くする(Vread21にする)ことが望ましく、適用する構造に応じて電圧を決定すればよい。
図29は、第20の実施形態での状態3)乃至4)の段階における、下位ページ読み出し動作波形で、選択ワード線WL_Nおよび隣接非選択ワード線WL_N+1の印加電圧をそれぞれ示している。なお、非選択ワード線WL_N+2、WL_N−1、WL_N−2に関しても大小関係などの傾向は同じである。
この場合は、下位ページはデータの境界が、BレベルとAレベルの間であるため、図28の前半の動作(Bレベルの読み出し)のみでよく、電圧印加方法は図28と同様である。
図30は、第20の実施形態での状態1)乃至2)の段階における、下位ページ読み出し動作波形で、選択ワード線WL_Nおよび隣接非選択ワード線WL_N+1の印加電圧をそれぞれ示している。なお、非選択ワード線WL_N+2、WL_N−1、WL_N−2に関しても大小関係などの傾向は同じである。
この場合は、セルのしきい値分布は、図4に示すように、下位ページのデータの境界がLMRレベルなので、後半の動作ではLMRレベルに対して読み出しを行う。
一般的に、LMR<BRなので、隣接非選択ワード線WL_N+1には、Vread21B<Vead21LM≦Vread21 となるよう電圧を印加することが望ましい。
また、図28の説明で述べたように、Vread121≦Vread21LMであることが望ましい。
なお、上述した実施形態は一例であり、読み出しパス電圧Vreadが印加されているワード線に関しては、Vreadと異なる電圧が印加されていても、本実施形態を適用すれば同様の効果が得られる。
1…メモリセルアレイ、2…ロウデコーダ回路、3…センスアンプ回路、4…カラムデコーダ、5…アドレスレジスタ、6…制御回路、8…コマンドレジスタ、10…高電圧発生回路、12…ステータスレジスタ、13…入出力制御回路、14…論理回路。

Claims (6)

  1. 制御ゲート及び電荷蓄積層を有する複数のメモリセルが直列接続され、その一端が第1の選択ゲートトランジスタを介してビット線に、他端が第2の選択ゲートトランジスタを介してソース線に接続されたNANDセルユニットを有し、前記複数のメモリセルの制御ゲートがそれぞれワード線に接続され、前記第1及び第2の選択ゲートトランジスタのゲートがそれぞれ第1及び第2の選択ゲート線に接続されたメモリセルアレイと、
    データ読み出し時に、前記複数のメモリセルのうちデータを読み出す選択メモリセルに接続された選択ワード線に読み出し電圧を与え、前記複数のメモリセルのうちの非選択メモリセルに接続された非選択ワード線にセルデータによらず前記メモリセルがオンする読み出しパス電圧を与える制御回路と
    を有する不揮発性半導体記憶装置において、
    前記制御回路は、前記選択ワード線に前記ビット線側及び前記ソース線側の少なくとも一方で隣接する第1の非選択ワード線、前記第1の非選択ワード線に前記選択ワード線と反対側で隣接する第2の非選択ワード線、及び前記第2の非選択ワード線に前記選択ワード線と反対側で隣接する第3の非選択ワード線に、それぞれ第1の読み出しパス電圧、第2の読み出しパス電圧、および第3の読み出しパス電圧を与え、前記第2の読み出しパス電圧は前記第3の読み出しパス電圧よりも高く、前記第1の読み出しパス電圧は、前記第2の読み出しパス電圧以下、前記第3の読み出しパス電圧以上であり、
    前記直列接続された複数のメモリセルのうち、少なくとも前記第1の非選択ワード線、前記第2の非選択ワード線、前記第3の非選択ワード線、前記第3の非選択ワード線に前記選択ワード線と反対側で隣接する第4の非選択ワード線、前記選択ワード線に前記第1の非選択ワード線と反対側で隣接する第5の非選択ワード線、前記第5の非選択ワード線に前記選択ワード線と反対側で隣接する第6の非選択ワード線及び前記第6の非選択ワード線に前記選択ワード線と反対側で隣接する第7の非選択ワード線にそれぞれ接続されたメモリセルと、前記直列接続された複数のメモリセルの両端のメモリセルと、を除いたメモリセルに接続された非選択ワード線に前記第2の読み出しパス電圧よりも低い読み出しパス電圧を与える
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記第1の読み出しパス電圧は、前記第2の読み出しパス電圧と等しいことを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記制御回路は、前記第3の非選択ワード線に前記選択ワード線と反対側で隣接する第4の非選択ワード線に、前記第3の読み出しパス電圧よりも高い第4の読み出しパス電圧を与える
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記直列接続された複数のメモリセルの両端の少なくとも一方が消去状態のダミーセルであり、
    前記制御回路は、前記ダミーセルに接続されたダミーワード線に前記第3の読み出しパス電圧よりも低い第5の読み出しパス電圧を印加する
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記制御回路は、書き込みベリファイ読み出し時の前記第3の読み出しパス電圧を、読み出し時の前記第3の読み出しパス電圧よりも低く設定することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 前記制御回路は、前記選択ワード線に印加する読み出し電圧が高いほど、前記第1の読み出しパス電圧を低くすることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の不揮発性半導体記憶装置。
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