JP5787921B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、不揮発性半導体記憶装置に関する。
NAND型フラッシュメモリは、複数のメモリセルを直列接続したNANDストリングを配列してメモリセルアレイが構成されており、大容量化に適している。また、メモリセル1つ当たりに2ビット以上のデータを記憶する多値記憶方式によりさらなる大容量化を図ることが提案されている。
NAND型フラッシュメモリのデータ書き込みにおいては、書き込み対象となる選択メモリセルの制御ゲート(ワードライン)に書き込み電圧Vpgmが印加される。また、非選択メモリセルの制御ゲートには、メモリセルをオンするための転送電圧である書き込みパス電圧Vpass(Vpass<Vpgm)が印加される。所望の閾値電圧が得られるまで、書き込み動作(プログラム動作)とその後のベリファイ動作とからなる書き込みサイクルが繰り返される。また、閾値電圧分布を精細に制御するために、書き込みサイクル毎に、書き込み電圧VpgmをΔVpgmずつステップアップさせている。
選択メモリセルは、書き込み電圧Vpgmが印加されると、浮遊ゲートの電位VfgがΔVpgm×Cr増加する。ここでCrはカップリング比である。基板から浮遊ゲートにトンネル電流が流れ、浮遊ゲート電位VfgはΔVfg低下する。ΔVfg/Crが閾値電圧の変動分ΔVthに対応する。このため、ΔVth/ΔVpgmが一定となる。従来、データ書き込み時の閾値電圧分布のバラつき幅はΔVpgmを用いて制御していた。これは、書き込み時と読み出し時でカップリング比Crが同じであるということが前提条件となる。微細化に伴う浮遊ゲートの細線化や構造の複雑化により、書き込み時と読み出し時とでカップリング比Crが異なると、ΔVth/ΔVpgmが一定でなくなる。加えて、電圧条件によってもΔVth/ΔVpgmが変化し、書き込み後の閾値電圧分布が劣化するという問題があった。
また、書き込まれる電子の量は、時間×トンネル確率となる。そのため、1つの書き込みサイクルが終了した時に、書き込み不十分の状態となる場合がある。次の書き込みサイクルにおいて、この書き込み不十分の状態に対して書き込みが行われることで、閾値電圧分布が劣化するという問題があった。
特開2012−69186号公報
本発明は、閾値電圧分布のばらつきを抑制する不揮発性半導体記憶装置を提供することを目的とする。
本実施形態によれば、不揮発性半導体記憶装置は、複数の不揮発性のメモリセルが配列されたメモリセルアレイと、選択メモリセルに対し書き込み電圧を印加する書き込み動作、データ書き込みが完了したか否かを確認するベリファイ動作、及びデータ書き込みが完了しなかった場合に前記書き込み電圧を所定のステップアップ電圧の分だけ上昇させるステップアップ動作を繰り返す制御部と、を備える。前記制御部は、前記書き込み動作時に、前記選択メモリセルに隣接する第1非選択メモリセルに対し前記書き込み電圧より電圧値の小さい第1転送電圧を印加し、前記選択メモリセルに隣接しない第2非選択メモリセルに対し前記第1転送電圧より電圧値の小さい第2転送電圧を印加する。
本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の概略構成を示す図である。 メモリセルに記憶されるデータと閾値電圧の関係を示す図である。 書き込み動作時にNANDセルユニットに印加される電圧を説明する図である。 書き込み電圧がステップアップする様子を示す図である。 第1の実施形態による転送電圧の変化を示すグラフである。 書き込み電圧と、ΔVth/ΔVpgmとの関係の一例を示すグラフである。 第2の実施形態による転送電圧の変化を示すグラフである。 第3の実施形態による転送電圧の変化を示すグラフである。 第4の実施形態による転送電圧の変化を示すグラフである。 第5の実施形態による転送電圧の変化を示すグラフである。 第6の実施形態による転送電圧の変化を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の概略構成を示す図である。図1に示すように、NAND型フラッシュメモリ21は、メモリセルアレイ1と、センスアンプ回路2と、ロウデコーダ3と、コントローラ4と、入出力バッファ5と、ROMフューズ6と、電圧発生回路7とを備えている。コントローラ4は、メモリセルアレイ1に対する制御部を構成する。
メモリセルアレイ1は、NANDセルユニット(NANDストリング)10がマトリクス配列されて構成されている。1つのNANDセルユニット10は、直列に接続された複数のメモリセルMC(MC0、MC1、・・・、MC31)と、その両端に接続される選択ゲートトランジスタS1、S2により構成されている。
図示は省略するが、1つのメモリセルMCは、周知の積層ゲート型の構造とすることができる。メモリセルMCは、ドレインとソースとの間に形成されたゲート絶縁膜(トンネル絶縁膜)上に形成された電荷蓄積層としての浮遊ゲートと、浮遊ゲート上にゲート間絶縁膜を介して形成された制御ゲートとを有する。NANDセルユニット10内のメモリセルMCの制御ゲートはそれぞれ異なるワード線WL(WL、WL、・・・、WL31)に接続されている。
選択ゲートトランジスタS1のソースは共通ソース線CELSRCに接続され、選択ゲートトランジスタS2のドレインはビット線BLに接続されている。選択ゲートトランジスタS1、S2のゲート電極はワード線WLと並行する選択ゲート線SG1、SG2にそれぞれ接続されている。1本のワード線WLを共有するメモリセルMCの集合は、1ページを構成する。メモリセルMCが多値データを記憶する場合や、偶数番と奇数番のビット線を切り替えて制御する場合は、1本のワード線WLを共有するメモリセルMCの集合は2ページ以上の複数ページを構成することもある。
図1に示すように、ワード線WLと選択ゲート線SG1、SG2を共有する複数のNANDセルユニット10の集合は、データ消去の単位となるブロックBLKを構成する。メモリセルアレイ1には、ビット線BL方向に複数のブロックBLK(BLK0、BLK1、・・・、BLKn)が構成される。これらの複数のブロックを含むメモリセルアレイ1は、シリコン基板の一つのセルウェル内に形成されている。
メモリセルアレイ1のビット線BLには、複数のセンスアンプSAを有するセンスアンプ回路2が接続されている。センスアンプSAは、読み出しデータをセンスし書き込みデータを保持するためのページバッファを構成する。センスアンプ回路2はカラム選択ゲートを有する。ロウデコーダ(ワード線ドライバWDRVを含む)3は、ワード線WL及び選択ゲート線SG1、SG2を選択して駆動する。
データ入出力バッファ5は、センスアンプ回路2と外部入出力端子との間でデータ授受を行う他、コマンドデータやアドレスデータを受け取る。コントローラ4は、書き込みイネーブル信号WEn、読み出しイネーブル信号REn、アドレスラッチイネーブル信号ALE、コマンドラッチイネーブル信号CLE等の外部制御信号を受けて、メモリ動作の全般の制御を行う。
具体的に、コントローラ4は、コマンドインタフェースやアドレス保持・転送回路を含み、供給されたデータが書き込みデータであるかアドレスデータであるかを判定する。この判定結果に応じて、書き込みデータはセンスアンプ回路2に転送され、アドレスデータはロウデコーダ3やセンスアンプ回路2に転送される。またコントローラ4は、外部制御信号に基づいて、読み出し、書き込み、又は消去動作のシーケンス制御、印加電圧の制御等を行う。
電圧発生回路7は、コントローラ4からの制御信号に基づいて、所望のパルス電圧を発生させる。電圧発生回路7は、書き込み動作、消去動作、及び読み出し動作に必要な種々の電圧を発生させる。
図2は、メモリセルMCに記憶されるデータと閾値電圧の関係を示す図である。2値データ記憶の場合、メモリセルMCが負の閾値電圧を有している場合を論理“1”データを保持する“1”セル、正の閾値電圧を有している場合を論理“0”データを保持する“0”セルと定義する。メモリセルMCを“1”データ状態にする動作を消去動作、“0”状態にする動作を書き込み動作とする。
[消去動作]
NAND型フラッシュメモリでは、データ消去動作は通常ブロック単位で行われる。データ消去動作では、セルウェルに消去パルス電圧Vera(10V〜30V程度)が、選択ブロック内の全ワード線WLに0Vが印加される。FNトンネル電流により各メモリセルMCの浮遊ゲート電極の電荷がセルウェル側に引き抜かれ、メモリセルMCの閾値電圧が低下する。この時、選択ゲートトランジスタS1、S2のゲート酸化膜が破壊されないようにするため、選択ゲート線SG1、SG2はフローティング状態とする。
また、ビット線BL及びソース線CELSRCもフローティング状態とする。なお、消去動作後の消去ベリファイ動作の結果に従って、再度の消去動作が実行される。再度の消去動作時には、消去パルス電圧Veraは、所定電圧ずつステップアップされ、そのステップアップ後の電圧を用いて消去動作が実行される。
[書き込み動作]
図3は、書き込み動作時にNANDセルユニットに印加される電圧を説明する図である。書き込み動作は、ページ単位で実行される。書き込み動作中、選択ブロック内の選択されたワード線(WL)には書き込み電圧Vpgmを印加する。nは0≦n≦31を満たす整数である。
また、選択されたワード線に隣接するワード線(WLn−1、WLn+1)には第1転送電圧Vpass1を印加し、その他の非選択ワード線(WL、WL、・・・、WLn−2、WLn+2、・・・、WL31)には第2転送電圧Vpass2を印加する。第1転送電圧Vpass1、第2転送電圧Vpass2は書き込み電圧Vpgmより低い。第1転送電圧Vpass1、第2転送電圧Vpass2については後述する。
選択ゲート線SG2には、電圧Vddを印加する。
この書き込み動作に先立って、ビット線BL及びNANDセルユニット10は、書き込みデータに応じてプリチャージされる。具体的には、“0”データを書き込む場合には、センスアンプ回路2からビット線BLに0Vが印加される。このビット線電圧は、選択ゲートトランジスタS2及び非選択メモリセルMCを介して選択ワード線WLに接続されたメモリセルMCのチャネルまで転送される。従って、上述の書き込み動作条件下で選択メモリセルMCのチャネルから浮遊ゲート電極に電荷が注入され、メモリセルMCの閾値電圧が正側にシフトする(“0”セル)。
“1”書き込み(即ち選択メモリセルMCに“0”データを書き込まない、書き込み禁止)の場合は、ビット線BLに電圧Vddが印加される。このビット線電圧Vddが、選択ゲートトランジスタS2の閾値電圧分低下してNANDセルユニットのチャネルに転送された後、チャネルはフローティング状態にされる。これにより、上述した書き込み電圧Vpgmや第1転送電圧Vpass1、第2転送電圧Vpass2を印加したとき、チャネル電圧が容量カップリングによって上昇し、浮遊ゲートへの電荷注入が行われない。従って、メモリセルMCは“1”データを保持する。
消去動作と同様に、後述する書き込みベリファイ動作の結果に従って、再度の書き込み動作が実行される。再度の書き込み動作時には、書き込みパルス電圧Vpgmは、電圧ΔVpgmずつステップアップされ、そのステップアップ後の電圧Vpgm+ΔVpgmを用いて書き込み動作が実行される。ここで、最初に与えられる書き込みパルス電圧は電圧Vpgm0である。
[読み出し動作]
データ読み出し動作は、NANDセルユニット10内の選択メモリセルMCが接続されたワード線WL(選択ワード線WL)に読み出し電圧0Vを与える。また、非選択メモリセルMCが接続されたワード線WL(非選択ワード線WL、WL、・・・、WLn−1、WLn+1、・・・、WL31)には読み出しパス電圧Vreadを印加する。このとき、NANDセルユニット10に電流が流れるか否かをセンスアンプ回路2で検出して、データの判定を行う。
[書き込みベリファイ動作]
データ読み出し時、設定された閾値電圧状態と読み出し電圧0Vとの間には、データの信頼性を保証するマージンが必要である。従って、データ消去動作及び書き込み動作において、“0”データの閾値電圧分布の下限値Vpv及び“1”データの閾値電圧分布の上限値Vevが、電圧0Vとの間で適切なマージンを有するような制御が必要となる(図2参照)。
そのため、前述した書き込み動作において書き込み電圧Vpgmを印加した後に、選択メモリセルMCの閾値電圧がその下限値Vpv以上になっていることを確認するためのベリファイ読み出し(書き込みベリファイ)動作を行う。消去動作の場合には、前述のような消去パルス電圧印加動作を行った後に、消去メモリセルの閾値電圧がその分布の上限値Vev以下になっていることを確認するためのベリファイ読み出し(消去ベリファイ)動作を行う。
書き込みベリファイ動作は、上述の読み出し動作とほぼ同様の動作である。すなわち、非選択メモリセルMCが接続されたワード線WL(非選択ワード線WL、WL、・・・、WLn−1、WLn+1、・・・、WL31)及び選択ゲート線SG1、SG2には読み出しパス電圧Vreadを印加する。また、ビット線BLには電圧Vdd、共通ソース線CELSRCには0Vを印加する。ここで、選択メモリセルMCが接続されたワード線WL(選択ワード線WL)に書き込みベリファイ電圧Vpvを与える。このとき、NANDセルユニット10に電流が流れるか否かをセンスアンプ回路2で検出して、データの判定を行う。
選択メモリセルMCがデータ“0”状態に書き込まれていれば、上述の書き込みベリファイ動作によっても、NANDセルユニット10内には電流が流れない。一方、選択メモリセルMCの閾値電圧がデータ“0”状態の分布まで到達していないとき、NANDセルユニット10内には電流が流れる。選択メモリセルMCがデータ“0”状態に書き込まれていることが検出されたら、選択メモリセルMCの書き込みが十分に行われたことになり、書き込み動作を終了する。もし選択メモリセルMCがデータ“0”状態に書き込まれていなければ、選択メモリセルMCに対して、再度書き込み動作を行う。
[ステップアップ動作]
図4は、書き込みベリファイ動作後において再度書き込み動作を行う場合に、書き込み電圧Vpgmがステップアップする様子を示す図である。再度書き込み動作を行う場合、書き込み電圧Vpgmは、初期値Vpgm0よりもステップアップ値ΔVpgm(>0)だけ大きい電圧(Vpgm0+ΔVpgm)に設定される。この再設定後の大きな書き込みパルス電圧Vpgm=Vpgm0+ΔVpgmによっても書き込み不十分のメモリセルMCがある場合、更にステップアップ値ΔVpgmだけ書き込みパルス電圧を大きくするステップアップ動作を行う(Vpgm=Vpgm0+2ΔVpgmとする)。以下、データ書き込みが完了するまで書き込み動作、書き込みベリファイ動作、ステップアップ動作を繰り返す。繰り返し回数が多くなるほど、書き込みパルス電圧VpgmはΔVpgmずつステップアップする。なお、ステップアップ幅は均等にΔVpgmずつ増加させるものに限られず、書き込みパルス電圧Vpgmは1つ前の書き込みパルス電圧より大きくなるような値であればよい。
[第1転送電圧Vpass1及び第2転送電圧Vpass2]
上述したように、書き込み電圧Vpgmは、書き込みベリファイ動作の結果に従って電圧ΔVpgmずつステップアップする。ここで、第1転送電圧Vpass1及び第2転送電圧Vpass2は、以下のように制御することができる。
図5は、書き込み電圧Vpgm、第1転送電圧Vpass1、及び第2転送電圧Vpass2の変遷を示したグラフである。棒グラフが書き込み電圧Vpgmを示す。また、実線が第1転送電圧Vpass1を示し、破線が第2転送電圧Vpass2を示している。
まず、書き込み電圧Vpgmを電圧Vpgm0に設定して書き込み動作が開始される。このとき、第1転送電圧Vpass1は第2転送電圧Vpass2より高く、かつ書き込み電圧Vpgm0より低い値となっている。第2転送電圧Vpass2は固定されている。
書き込み電圧Vpgmの印加回数が所定回数に達し、書き込み電圧VpgmがVpgm1になるまでは、第1転送電圧Vpass1は第2転送電圧Vpass2より高い値に固定される。そして、書き込み電圧Vpgmの印加回数が所定回数に達し、書き込み電圧VpgmがVpgm1になると、第1転送電圧Vpass1は第2転送電圧Vpass2と同じ値に下げられる。
浮遊ゲートの空乏化により、ΔVpgmに対応する浮遊ゲートの電位変化量ΔVfgが変動し、結果としてΔVth(閾値電圧の変動分)/ΔVpgmが変動する。本実施形態では、選択されたワード線に隣接するワード線(WLn−1、WLn+1)に印加する第1転送電圧Vpass1を、その他の非選択ワード線(WL、WL、・・・、WLn−2、WLn+2、・・・、WL31)に印加される第2転送電圧Vpass2より高くしておくことで、隣接ワード線(WLn−1、WLn+1)と、選択メモリセルの浮遊ゲートとの容量結合により、空乏化の影響によるΔVfgの変動を抑制し、ΔVth/ΔVpgmの変動を抑制することができる。
図6は、第1転送電圧Vpass1を9V、11V、13V、15Vとした場合の、書き込み電圧Vpgmと、ΔVth/ΔVpgmとの関係の一例を示すグラフである。なお、第2転送電圧Vpass2は9Vとした。
第1転送電圧Vpass1と第2転送電圧Vpass2とが等しい場合(Vpass1=Vpass2=9V)、書き込み電圧Vpgmが19V程度になるまでは、書き込み電圧Vpgmの上昇に伴いΔVth/ΔVpgmが上昇し、閾値電圧Vthの分布幅が大きくなる。
これに対し、第1転送電圧Vpass1を第2転送電圧Vpass2より高くした場合、書き込み電圧Vpgmが19V程度になるまでの範囲において、ΔVth/ΔVpgmは、ほぼ一定か、又は書き込み電圧Vpgmの上昇に伴い減少する。従って、閾値電圧Vthの分布幅が大きくなることを抑制することができる。
また、選択されたワード線に隣接するワード線に印加する第1転送電圧Vpass1を、その他の非選択ワード線に印加される第2転送電圧Vpass2より高くしておくことで、選択メモリセルの浮遊ゲートの電位を高くし、浮遊ゲートが十分に書き込まれる確率を増加させることができる。浮遊ゲートを十分な書き込み状態とし、書き込み電圧Vpgmが所定電圧Vpgm1になった時点で、第1転送電圧Vpass1を第2転送電圧Vpass2と同じ値に下げることで、浮遊ゲートへの急激な書き込みに伴い閾値電圧が急上昇することを抑制できる。
このように、本実施形態によれば、書き込み後の閾値電圧分布のバラつきを抑制することができる。
なお、書き込み電圧Vpgmや、第1転送電圧Vpass1、第2転送電圧Vpass2の電圧値は、電圧発生回路7により制御することができる。例えば、電圧制御回路7内の昇圧回路の数を変化させることにより、書き込み電圧Vpgmや、第1転送電圧Vpass1、第2転送電圧Vpass2を制御することができる。
上記実施形態ではワード線WLが32本の例について説明したが、ワード線WLの数はこれに限定されず、64本や128本など、他の値であってもよい。
(第2の実施形態)上記第1の実施形態では、書き込み電圧VpgmがVpgm1になるまでは、第1転送電圧Vpass1は第2転送電圧Vpass2より高い値に固定されていたが、図7に示すように、書き込み電圧VpgmがVpgm1になるまでの間、第2転送電圧Vpass2より高く、書き込み電圧Vpgm0より低い範囲内で、第1転送電圧Vpass1を徐々に昇圧させるようにしてもよい。書き込み開始時の第1転送電圧Vpass1は、上記第1の実施形態における書き込み開始時の第1転送電圧Vpass1よりも低くする。
このように第1転送電圧Vpass1を制御することで、上記第1の実施形態と比較して、書き込み電圧Vpgmと第1転送電圧Vpass1との差が大きくなり、選択メモリセルにおけるトンネル確率が増し、浮遊ゲートを十分な書き込み状態とすることができる。
(第3の実施形態)図8に示すように、書き込み電圧VpgmがVpgm1になるまでの間、第2転送電圧Vpass2より高く、書き込み電圧Vpgm0より低い範囲内で、第1転送電圧Vpass1を徐々に降圧させるようにしてもよい。例えば、書き込み開始時の第1転送電圧Vpass1は、上記第1の実施形態における書き込み開始時の第1転送電圧Vpass1と同程度である。
このように第1転送電圧Vpass1を制御することで、ΔVth/ΔVpgmの変動をさらに抑制することができる。そのため、書き込み後の閾値電圧分布のバラつきをさらに抑制することができる。
(第4の実施形態)図9に示すように、書き込み電圧VpgmがVpgm1になるまでの間、第2転送電圧Vpass2より高く、書き込み電圧Vpgm0より低い範囲内で、第1転送電圧Vpass1を徐々に昇圧させ、その後、徐々に降圧させるようにしてもよい。
このように第1転送電圧Vpass1を制御することで、上記第1の実施形態と比較して、選択メモリセルにおけるトンネル確率が増し、浮遊ゲートを十分な書き込み状態とすることができる。また、ΔVth/ΔVpgmの変動をさらに抑制することができ、書き込み後の閾値電圧分布のバラつきをさらに抑制することができる。
(第5の実施形態)上記第1の実施形態では、書き込み電圧VpgmがVpgm1になるまでは、第1転送電圧Vpass1は第2転送電圧Vpass2より高い値に固定されていたが、図10に示すように、書き込み電圧VpgmがVpgm1’になるまでの間は、第1転送電圧Vpass1を第2転送電圧Vpass2と同じ値とし、書き込み電圧VpgmがVpgm1’となった後、Vpgm1となるまでの間は、第1転送電圧Vpass1を第2転送電圧Vpass2より高く、電圧Vpgm0より低い値となるようにしてもよい。
このように第1転送電圧Vpass1を制御することでも、上記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第6の実施形態)図11に示すように、書き込み電圧VpgmがVpgm1となり、第1転送電圧Vpass1を第2転送電圧Vpass2と同じ値に降圧した後、書き込み電圧VpgmがVpgm2(>Vpgm1)となったときに、第1転送電圧Vpass1を再度昇圧してもよい。この場合、書き込み電圧VpgmがVpgm3(>Vpgm2)となったときに、第1転送電圧Vpass1を第2転送電圧Vpass2と同じ値に降圧する。
さらに、図11に示すように、書き込み電圧VpgmがVpgm4(>Vpgm3)となったときに、第1転送電圧Vpass1及び第2転送電圧Vpass2を昇圧してもよい。その後、書き込み電圧VpgmがVpgm5(>Vpgm4)となったときに、第1転送電圧Vpass1を第2転送電圧Vpass2と同じ値に降圧する。このとき、第1転送電圧Vpass1を第2転送電圧Vpass2は、書き込み開始時の書き込み電圧Vpgm0より大きくてもよい。
このように第1転送電圧Vpass1を制御することで、書き込みサイクルを繰り返して書き込み電圧Vpgmが高くなった場合においても、ΔVth/ΔVpgmの変動を抑制し、かつ選択メモリセルの浮遊ゲートが十分に書き込まれる確率を増加させることにより、閾値電圧分布のばらつきを抑制することができる。
上記第6の実施形態では、第1転送電圧Vpass1が第2転送電圧Vpass2より高いとき、第1転送電圧Vpass1は一定であったが、上記第2〜第4の実施形態のように書き込み電圧Vpgmの昇圧に伴い昇圧/降圧させてもよい。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1 メモリセルアレイ
2 センスアンプ回路
3 ロウデコーダ
4 コントローラ
5 入出力バッファ
6 ROMフューズ
7 電圧発生回路
10 NANDセルユニット(NANDストリング)

Claims (6)

  1. 複数の不揮発性のメモリセルが配列されたメモリセルアレイと、
    選択メモリセルに対し書き込み電圧を印加する書き込み動作、データ書き込みが完了したか否かを確認するベリファイ動作、及びデータ書き込みが完了しなかった場合に前記書き込み電圧を所定のステップアップ電圧の分だけ上昇させるステップアップ動作を繰り返す制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記書き込み動作時に、
    前記書き込み電圧が第1所定値に達するまでの間、前記選択メモリセルに隣接する第1非選択メモリセルに対し前記書き込み電圧より電圧値の小さい第1転送電圧を、前記書き込み電圧の上昇に伴い昇圧又は降圧させながら印加し、前記選択メモリセルに隣接しない第2非選択メモリセルに対し前記第1転送電圧より電圧値の小さい第2転送電圧を印加し、
    前記書き込み電圧が第1所定値に達した場合に、前記第1転送電圧を前記第2転送電圧と同じ電圧値に降圧し、
    前記書き込み電圧が前記第1所定値より大きい第2所定値に達すると、前記第1転送電圧を昇圧し、
    前記書き込み電圧が前記第2所定値より大きい第3所定値に達すると、前記第1転送電圧を前記第2転送電圧と同じ電圧値に降圧し、
    前記書き込み電圧が前記第3所定値より大きい第4所定値に達すると、前記第1転送電圧及び第2転送電圧を昇圧することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 複数の不揮発性のメモリセルが配列されたメモリセルアレイと、
    選択メモリセルに対し書き込み電圧を印加する書き込み動作、データ書き込みが完了したか否かを確認するベリファイ動作、及びデータ書き込みが完了しなかった場合に前記書き込み電圧を所定のステップアップ電圧の分だけ上昇させるステップアップ動作を繰り返す制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記書き込み動作時に、前記選択メモリセルに隣接する第1非選択メモリセルに対し前記書き込み電圧より電圧値の小さい第1転送電圧を印加し、前記選択メモリセルに隣接しない第2非選択メモリセルに対し前記第1転送電圧より電圧値の小さい第2転送電圧を印加するものであり、
    前記制御部は、前記書き込み電圧が第1所定値に達した場合に、前記第1転送電圧を前記第2転送電圧と同じ電圧値に降圧することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記制御部は、前記書き込み電圧が前記第1所定値に達するまで、前記書き込み電圧の上昇に伴い、前記第1転送電圧を昇圧させることを特徴とする請求項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記制御部は、前記書き込み電圧が前記第1所定値に達するまで、前記書き込み電圧の上昇に伴い、前記第1転送電圧を降圧させることを特徴とする請求項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記制御部は、前記書き込み電圧が前記第1所定値より大きい第2所定値に達すると、前記第1転送電圧を昇圧し、前記書き込み電圧が前記第2所定値より大きい第3所定値に達すると、前記第1転送電圧を前記第2転送電圧と同じ電圧値に降圧することを特徴とする請求項乃至のいずれかに記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 前記制御部は、前記書き込み電圧が前記第3所定値より大きい第4所定値に達すると、前記第1転送電圧及び第2転送電圧を昇圧することを特徴とする請求項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
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