JP4907925B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

本発明は電気的に書き換え可能な不揮発性半導体記憶装置及びその駆動方法に関する。不揮発性半導体記憶装置の中でも、特に、NAND型フラッシュメモリのデータ書き込み時における駆動方法に関する。
近年、小型で大容量な不揮発性半導体記憶装置の需要が急増し、中でも従来のNOR型フラッシュメモリと比較して、高集積化、大容量化が期待できるNAND型フラッシュメモリが注目されてきている。
図1の断面図に、NAND型フラッシュメモリのメモリセル部の構成の一例を示す。NAND型フラッシュメモリのメモリセル部の基本単位は、例えば、図1に示すように、直列に接続された複数のメモリセルMC0〜MC31と二つの選択トランジスタSG1とSG2により構成されている。前記選択トランジスタSG1は、ビット線BLに接続され、前記選択トランジスタSG2は、メモリセルアレイ内で共通のソース線CELSRCに接続されている。1つのメモリセルは、Pウェル7上に形成されたN型拡散層8をソース/ドレインとし、ワード線WLへと接続される制御ゲート9及びフローティングゲート(FG)10を有する。このフローティングゲート(FG)10に保持する電荷量を書き込み動作、消去動作で変化させることにより、メモリセルのしきい値(Vt)分布を変化させて、1ビットのデータ、あるいは2ビットのデータを記憶させる。
図1を参照して、書き込み動作中の電圧印加状態の一例について説明する。選択ワード線WLnには、書き込み電圧Vpgmが印加され、WLnを除いた他のワード線WL(非選択ワード線WL0〜WLn−1及びWLn+1〜WL31)には、書き込みパス電圧Vmが印加される。書き込み電圧Vpgmは、例えば、20V程度、書き込みパス電圧Vmは、例えば、10V程度の電圧である。ビット線BL側選択トランジスタSG1は、フローティングゲート(FG)10を持たない通常のトランジスタ構造になっており、そのゲートには、電源電圧Vdd以下の電圧が印加されている。ソース線側の選択トランジスタSG2もSG1と同じ構造で、そのゲートには、0Vが印加される。ビット線BLには、“0”データ書き込みの場合、0Vが印加され、“1”データ書き込みの場合、電源電圧Vddが印加される。“0”データ書き込みの場合には、ビット線BLに印加された0Vが選択されたメモリセルMCnのチャネルまで転送され、選択ワード線WLnとチャネルとの間に20V程度の電位差が印加され、ファウラー・ノルドハイム(FN)トンネル電流により、フローティングゲート(FGn)10に電子が注入されて、しきい値(Vt)分布が正側にシフトする。一方で、“1”データ書き込みの場合には、選択ゲートトランジスタSG1は、しきい値(Vt)落ちした電圧Vdd−Vtを転送してカットオフ状態になることにより、VmやVpgmがワード線WLに印加される間にチャネル電位が昇圧されるため、FNトンネル電流が流れない状態になり、しきい値(Vt)分布をシフトさせないようにすることができる。
図18に、従来のマルチ・レベル・セル(MLC)方式で1つのメモリセルに2ビットを記憶する多値NAND型フラッシュメモリにおけるしきい値(Vt)分布とデータの関係の一例を示す。この例では、1つのメモリセルに記憶される2ビットは、異なるページのデータとして割り付けられる。すなわち、NAND型フラッシュメモリでは、2キロバイトや512バイト等のページ単位毎にデータの読み出し及び書き込み動作が行われるが、このような多値記憶をする場合、1つのメモリセルに2つのロウアドレスに対応するデータが記憶される。それを下位ページ及び上位ページと称することにする。
図18に示した例では、最初は、メモリセルが消去セル(“11”)となっている。ついで、前記メモリセルの下位ページにデータを書き込む。この際、前記下位ページに“0”データを書き込む場合には、しきい値(Vt)分布を“11”分布から“10”分布にシフトさせて書き込みを行う(図18上段参照)。なお、前記下位ページに“1”データを書き込む場合には、しきい値(Vt)分布はシフトさせない(図示せず)。
次に、前記メモリセルの上位ページにデータを書き込む。この際、前記上位ページに“0”データを書き込む場合であって、前記下位ページに“1”データが記憶されている場合には、しきい値(Vt)分布を“11”分布から“01”分布にシフトさせて書き込みを行う(図18下段参照)。また、前記上位ページに“0”データを書き込む場合であって、前記下位ページに“0”データが記憶されている場合には、しきい値(Vt)分布を“10”分布から“00”分布にシフトさせて書き込みを行う(図18下段参照)。なお、前記上位ページに“1”データを書き込む場合には、しきい値(Vt)分布はシフトさせない(図示せず)。
なお、この例において、前記下位ページのデータの読み出しは、Cread読み出しの後、Aread読み出しを行って、Cread及びAreadのデータを出力することで行い(図18上段参照)、前記上位ページのデータの読み出しは、Bread読み出しを行って、Breadのデータを出力することで行う(図18下段参照)。
NAND型フラッシュメモリは、単純なメモリセルの構造により他のフラッシュメモリよりも高集積化されてきたが、フローティングゲート(FG)間のカップリングノイズにより、一度書き込みしたメモリセルのしきい値(Vt)分布が隣接するメモリセルの書き込みによって、シフトしてしまう影響が無視できなくなっている。特に、多値記憶する場合には、しきい値(Vt)分布のシフト幅が大きいため、物理的なメモリセル間のカップリングノイズを減らすことが課題となっている。
例えば、図18に示した従来のMLC方式の多値NAND型フラッシュメモリにおいては、上位ページの書き込みの際に、メモリセルのしきい値(Vt)分布を“11”分布から“01”分布までフルスイングでシフトさせなければならない場合があり、フローティングゲート(FG)間のカップリングノイズが増大する。
次に、前述の場合のフローティングゲート(FG)間のカップリングノイズの発生について、図19及び20を用いて具体的に説明する。なお、図19は、セルn_eに着目した場合の一例であり、図20は、セルn_oに着目した場合の一例である。
図19において、9つの楕円は、メモリセル11を表しており、その上半分が前記メモリセル11の上位ページを、下半分が前記メモリセル11の下位ページを表している。また、前記楕円中の数字は、データの書き込み順を示している。そして、図19における縦の線は、ビット線BL(・・・、BLo_j、BLe_j+1、BLo_j+1、・・・)へと接続されている。なお、同図において、ビット線BLe_j+1は、0から数えて偶数番目のビット線BLであり、ビット線BLo_j及びBLo_j+1は、0から数えて奇数番目のビット線BLである。さらに、図19において、横の線は、ワード線WL(・・・、WLn−1、WLn、WLn+1、・・・)を表している。
NAND型フラッシュメモリのデータ書き込み動作は、主にビット線BLから最も離れた位置のメモリセル11から行われる。図19に示した例では、セルn−1_eの下位ページ、セルn−1_eの上位ページ、セルn−1_oの下位ページ、セルn−1_oの上位ページ、セルn_eの下位ページ、・・・というように前記楕円中の数字の順にデータの書き込みが行われる。ここで、同図中央のセルn_eに着目すると、セルn_eの書き込みの後に、隣接するセルn_o、セルn+1_e、セルn+1_oの上位ページの書き込みの際に、前述の図18に示したメモリセルのしきい値(Vt)分布を“11”分布から“01”分布までフルスイングでシフトさせたデータの書き込みが行われる場合があり、フローティングゲート(FG)間のカップリングノイズが極めて大きくなる。
次に、図20において、9つの楕円は、メモリセル11を表しており、その上半分が前記メモリセル11の上位ページを、下半分が前記メモリセル11の下位ページを表している。また、前記楕円中の数字は、データの書き込み順を示している。そして、図20における縦の線は、ビット線BL(・・・、BLe_j、BLo_j、BLe_j+1、・・・)へと接続されている。なお、同図において、ビット線BLe_j及びBLe_j+1は、0から数えて偶数番目のビット線BLであり、ビット線BLo_jは、0から数えて奇数番目のビット線BLである。さらに、図20において、横の線は、ワード線WL(・・・、WLn−1、WLn、WLn+1、・・・)を表している。
図20に示した例でも、セルn−1_eの下位ページ、セルn−1_eの上位ページ、セルn−1_oの下位ページ、セルn−1_oの上位ページ、セルn_eの下位ページ、・・・というように前記楕円中の数字の順にデータの書き込みが行われる。ここで、同図中央のセルn_oに着目すると、セルn_oの書き込みの後に、隣接するセルn+1_o及びセルn+1_eの上位ページの書き込みの際に、前述の図18に示したメモリセルのしきい値(Vt)分布を“11”分布から“01”分布までフルスイングでシフトさせたデータの書き込みが行われる場合があり、フローティングゲート(FG)間のカップリングノイズが大きくなる。
また、隣接するメモリセルのフローティングゲート(FG)間のカップリングノイズの発生を考慮して、あるメモリセルの下位ページに書き込みを行った後、そのメモリセルの上位ページに書き込みを行う前に、それに隣接するメモリセルの下位ページに書き込みを行う多値NAND型フラッシュメモリが提案されている(特許文献1参照)。しかしながら、この多値NAND型フラッシュメモリでは、あるメモリセルの上位ページに書き込みを行う際には、その前に必ずそれに隣接するメモリセルの下位ページに書き込みを行わなければならなかった。
特開2004−192789号公報
上述したような従来のMLC方式の多値NAND型フラッシュメモリの書き込み動作においては、あるメモリセルの書き込みの後、隣接するメモリセルの上位ページの書き込みを行う際に、メモリセルのしきい値(Vt)分布を“11”分布から“01”分布までフルスイングでシフトさせてデータの書き込みを行わなければならない場合があり、フローティングゲート(FG)間のカップリングノイズの増大を招いてしまうという問題があった。
また、上述の特許文献1に記載の多値NAND型フラッシュメモリの書き込み動作においては、あるメモリセルの上位ページに書き込みを行う際には、その前に必ずそれに隣接するメモリセルの下位ページに書き込みを行わなければならないという問題があった。
本発明は、上述の問題を鑑みてなされたものであり、従来のNAND型フラッシュメモリの素子構造に大きな変更を要することなく、フローティングゲート(FG)間のカップリングノイズを抑制し、誤書き込みの発生を抑制した高信頼性のNAND型フラッシュメモリ等の不揮発性半導体記憶装置及びその駆動方法の提供を、その目的とする。
本発明の第1の不揮発性半導体記憶装置は、
電気的に書き換え可能な複数のメモリセルが直列に接続されたメモリセルユニットを複数有するメモリセルアレイと、
前記複数のメモリセルの制御ゲートにそれぞれ接続された複数のワード線であって、前記複数のメモリセルのうちデータを書き込む対象となる選択メモリセルの制御ゲートに接続された1つの選択ワード線、及び前記選択ワード線を除いた複数の非選択ワード線を含む複数のワード線と、
前記メモリセルユニットの一端に接続されたビット線と、
前記メモリセルユニットの他端に接続されたソース線と、
を有する不揮発性半導体記憶装置であって、
前記複数のメモリセルが、それぞれ下位ページと上位ページとを有し、
前記複数のメモリセルのしきい値分布として、消去セルの状態であり、前記しきい値が最も低い分布である第1の分布、及び前記しきい値が低い方から順に第2〜第5の分布の5つの分布があり、
前記選択メモリセルの下位ページにデータを書き込むとき、
前記非選択ワード線に第1の電位を供給し、
その後、前記選択ワード線に第2の電位(前記第1の電位<前記第2の電位)を供給し、前記選択メモリセルのしきい値分布を、前記第1の分布から、前記第1の分布と前記第5の分布の略中央に位置する前記第3の分布へとシフトする、及び前記第1の分布のままとする、のいずれか一方とし、
前記選択メモリセルの下位ページにデータを書き込んだ後、さらに、前記選択メモリセルの上位ページにデータの書き込みを行い、
前記選択メモリセルの上位ページにデータを書き込むとき、
前記選択ワード線の前記ソース線側に隣接する第1の非選択ワード線に第3の電位を供給すると同時に、前記第1の非選択ワード線の前記ソース線側に隣接する第2の非選択ワード線に第4の電位を供給し、且つ前記第1の非選択ワード線及び前記第2の非選択ワード線以外の前記非選択ワード線に前記第1の電位を供給し、
その後、前記選択ワード線に前記第2の電位(前記第1の電位<前記第2の電位)を供給し、前記選択ワード線のしきい値分布を、前記第1の分布から前記第2の分布にシフトする、前記第3の分布から前記第4の分布にシフトする、前記第3の分布から前記第5の分布にシフトする、及び前記第1の分布のままとする、からなる群から選択されるいずれか一つとすることを特徴とする。
本発明の第1の不揮発性半導体記憶装置においては、前記選択メモリセルの上位ページのデータの書き込みを、前記選択メモリセルの前記ビット線側に隣接するメモリセルの下位ページのデータの書き込みの後に行うことが好ましい。
また、本発明の第2の不揮発性半導体記憶装置は、
電気的に書き換え可能な複数のメモリセルが直列に接続されたメモリセルユニットを複数有するメモリセルアレイと、
前記複数のメモリセルの制御ゲートにそれぞれ接続された複数のワード線であって、前記複数のメモリセルのうちデータを書き込む対象となる選択メモリセルの制御ゲートに接続された1つの選択ワード線、及び前記選択ワード線を除いた複数の非選択ワード線を含む複数のワード線と、
前記メモリセルユニットの一端に接続されたビット線と、
前記メモリセルユニットの他端に接続されたソース線と、
を有する不揮発性半導体記憶装置であって、
前記複数のメモリセルが、それぞれ下位ページと上位ページとを有し、
前記複数のメモリセルのしきい値分布として、消去セルの状態であり、前記しきい値が最も低い分布である第1の分布、及び前記しきい値が低い方から順に第2〜第5の分布の5つの分布があり、
前記選択メモリセルの下位ページにデータを書き込むとき、
前記選択ワード線の前記ソース線側に隣接する第1の非選択ワード線に第3の電位を供給すると同時に、前記第1の非選択ワード線の前記ソース線側に隣接する第2の非選択ワード線に第4の電位を供給し、且つ前記第1の非選択ワード線及び前記第2の非選択ワード線以外の前記非選択ワード線に前記第1の電位を供給し、
その後、前記選択ワード線に第2の電位(前記第1の電位<前記第2の電位)を供給し、前記選択メモリセルのしきい値分布を、前記第1の分布から、前記第1の分布と前記第5の分布の略中央に位置する前記第3の分布へとシフトする、及び前記第1の分布のままとする、のいずれか一方とし、
前記選択メモリセルの下位ページにデータを書き込んだ後、さらに、前記選択メモリセルの上位ページにデータの書き込みを行い、
前記選択メモリセルの上位ページにデータを書き込むとき、
前記非選択ワード線に前記第1の電位を供給し、
その後、前記選択ワード線に前記第2の電位(前記第1の電位<前記第2の電位)を供給し、前記選択ワード線のしきい値分布を、前記第1の分布から前記第2の分布にシフトする、前記第3の分布から前記第4の分布にシフトする、前記第3の分布から前記第5の分布にシフトする、及び前記第1の分布のままとする、からなる群から選択されるいずれか一つとすることを特徴とする。
そして、本発明の第3の不揮発性半導体記憶装置は、
電気的に書き換え可能な複数のメモリセルが直列に接続されたメモリセルユニットを複数有するメモリセルアレイと、
前記複数のメモリセルの制御ゲートにそれぞれ接続された複数のワード線であって、前記複数のメモリセルのうちデータを書き込む対象となる選択メモリセルの制御ゲートに接続された1つの選択ワード線、及び前記選択ワード線を除いた複数の非選択ワード線を含む複数のワード線と、
前記メモリセルユニットの一端に接続されたビット線と、
前記メモリセルユニットの他端に接続されたソース線と、
を有する不揮発性半導体記憶装置であって、
前記複数のメモリセルが、それぞれ下位ページと上位ページとを有し、
前記複数のメモリセルのしきい値分布として、消去セルの状態であり、前記しきい値が最も低い分布である第1の分布、及び前記しきい値が低い方から順に第2〜第5の分布の5つの分布があり、
前記選択メモリセルの下位ページにデータを書き込むとき、
前記選択ワード線の前記ソース線側に隣接する第1の非選択ワード線に第3の電位を供給すると同時に、前記第1の非選択ワード線の前記ソース線側に隣接する第2の非選択ワード線に第4の電位を供給し、且つ前記選択ワード線の前記ビット線側に隣接する第3の非選択ワード線に第5の電位を供給し、
その後、前記選択ワード線に第2の電位を供給し、前記選択メモリセルのしきい値分布を、前記第1の分布から、前記第1の分布と前記第5の分布の略中央に位置する前記第3の分布へとシフトする、及び前記第1の分布のままとする、のいずれか一方とし、
前記選択メモリセルの下位ページにデータを書き込んだ後、さらに、前記選択メモリセルの上位ページにデータの書き込みを行い、
前記第1の非選択ワード線に前記第3の電位を供給すると同時に、前記第2の非選択ワード線に前記第4の電位を供給し、且つ前記第3の非選択ワード線に第6の電位を供給し、
その後、前記選択ワード線に前記第2の電位を供給し、前記選択ワード線のしきい値分布を、前記第1の分布から前記第2の分布にシフトする、前記第3の分布から前記第4の分布にシフトする、前記第3の分布から前記第5の分布にシフトする、及び前記第1の分布のままとする、からなる群から選択されるいずれか一つとすることを特徴とする。
本発明の第3の不揮発性半導体記憶装置において、前記選択メモリセルの下位ページにデータを書き込むとき、前記第1の非選択ワード線、前記第2の非選択ワード線及び前記第3の非選択ワード線以外の前記非選択ワード線には、特に制限するものではないが、例えば、前記第1の電位(前記第5の電位≦前記第1の電位<前記第2の電位)を供給してもよい。また、本発明の第3の不揮発性半導体記憶装置において、前記選択メモリセルの上位ページにデータを書き込むとき、前記第1の非選択ワード線、前記第2の非選択ワード線及び前記第3の非選択ワード線以外の前記非選択ワード線には、特に制限するものではないが、例えば、前記第1の電位(前記第1の電位<前記第6の電位<前記第2の電位)を供給してもよい。
さらに、本発明の第4の不揮発性半導体記憶装置は、
電気的に書き換え可能な複数のメモリセルが直列に接続されたメモリセルユニットを複数有するメモリセルアレイと、
前記複数のメモリセルの制御ゲートにそれぞれ接続された複数のワード線であって、前記複数のメモリセルのうちデータを書き込む対象となる選択メモリセルの制御ゲートに接続された1つの選択ワード線、及び前記選択ワード線を除いた複数の非選択ワード線を含む複数のワード線と、
前記メモリセルユニットの一端に接続されたビット線と、
前記メモリセルユニットの他端に接続されたソース線と、
を有する不揮発性半導体記憶装置であって、
前記複数のメモリセルが、それぞれ下位ページと上位ページとを有し、
前記選択メモリセルの下位ページにデータを書き込むとき、
前記ビット線側に隣接する第3の非選択ワード線に第5の電位を供給すると同時に、前記選択ワード線の前記ソース線側に隣接する第1の非選択ワード線に第7の電位を供給し、且つ前記第1の非選択ワード線の前記ソース線側に隣接する第2の非選択ワード線に第3の電位を供給し、且つ前記第2の非選択ワード線の前記ソース線側に隣接する第4の非選択ワード線に第4の電位を供給し、
その後、前記選択ワード線に第2の電位(前記第1の電位<前記第2の電位)を供給し、前記選択メモリセルのしきい値分布を、前記第1の分布から、前記第1の分布と前記第5の分布の略中央に位置する前記第3の分布へとシフトする、及び前記第1の分布のままとする、のいずれか一方とし、
前記選択メモリセルの下位ページにデータを書き込んだ後、さらに、前記選択メモリセルの上位ページにデータの書き込みを行い、
前記第3の非選択ワード線に第6の電位を供給すると同時に、前記第1の非選択ワード線に第8の電位を供給し、且つ前記第2の非選択ワード線に第3の電位(前記第3の電位≦前記第7の電位<前記第8の電位)を供給し、且つ前記第4の非選択ワード線に第4の電位を供給し、
その後、前記選択ワード線に前記第2の電位を供給し、前記選択ワード線のしきい値分布を、前記第1の分布から前記第2の分布にシフトする、前記第3の分布から前記第4の分布にシフトする、前記第3の分布から前記第5の分布にシフトする、及び前記第1の分布のままとする、からなる群から選択されるいずれか一つとすることを特徴とする。
本発明の第4の不揮発性半導体記憶装置において、前記選択メモリセルの下位ページにデータを書き込むとき、前記第1の非選択ワード線、前記第2の非選択ワード線、前記第3の非選択ワード線及び前記第4の非選択ワード線以外の前記非選択ワード線には、特に制限するものではないが、例えば、前記第1の電位(前記第5の電位≦前記第1の電位<前記第2の電位)を供給してもよい。また、本発明の第4の不揮発性半導体記憶装置において、前記選択メモリセルの上位ページにデータを書き込むとき、前記第1の非選択ワード線、前記第2の非選択ワード線、前記第3の非選択ワード線及び前記第4の非選択ワード線以外の前記非選択ワード線には、特に制限するものではないが、例えば、前記第1の電位(前記第1の電位<前記第6の電位<前記第2の電位)を供給してもよい。
本発明の不揮発性半導体記憶装置及びその駆動方法によると、従来のNAND型フラッシュメモリの素子構造に大きな変更を要することなく、フローティングゲート(FG)間のカップリングノイズを抑制し、誤書き込みの発生を抑制した高信頼性の不揮発性半導体記憶装置を提供することができるという優れた効果を奏する。
以下、本発明の不揮発性半導体記憶装置の実施形態について説明する。
図2に、本発明の不揮発性半導体記憶装置の一実施形態に係るNAND型フラッシュメモリ1の概略ブロック図を示す。図2に示すNAND型フラッシュメモリ1は、複数の電気的に書き換え可能なメモリセルがマトリクス状に配置されたメモリセルアレイ2、ブロックデコーダ3、センスアンプ4、周辺回路5、及びパッド部6を備えている。
ここで、前記メモリセルアレイ2の構成の一例を図3に示す。図3に示すとおり、メモリセルアレイ2は、合計m個のブロック(BLOCK0、BLOCK1、・・・、BLOCKi、・・・、BLOCKm)に分割されている。ここでは、「ブロック」とはデータ消去の最小単位である。
また、各ブロックBLOCK0〜BLOCKmは、それぞれ、図4に代表的に示すブロックBLOCKiのように、2×k個のNANDセルユニットe0〜okで構成される。本実施形態では、各NANDセルユニットは、32個のメモリセルMC0〜MC31が直列に接続されて構成され、その一端は選択ゲート線SGD_iに接続された選択ゲートトランジスタSG1を介してビット線BL(BLe_0、BLo_0、・・・、BLe_k〜BLo_k)に、他端は選択ゲート線SGS_iに接続された選択ゲートトランジスタSG2を介して共通ソース線CELSRCに接続されている。各々のメモリセルMCの制御ゲートは、ワード線WL(WL0_i〜WL31_i)に接続されている。0から数えて偶数番目のビット線BL_eと奇数番目のビット線BL_oは、お互いに独立にデータの書き込みと読み出しが行われる。1本のワード線WLに接続される2×k個のメモリセルのうち、偶数番目のビット線BL_eに接続されるk個のメモリセルに対して同時にデータの書き込みと読み出しが行われる。各メモリセルは2ビットのデータを記憶し、これらk個のメモリセルが「ページ」という単位を構成する。
同様に、1本のワード線WLに接続され、奇数番目のビット線BL_oに接続されるk個のメモリセルで別の1ページが構成され、当該ページ内のメモリセルに対して同時にデータの書き込みと読み出しが行われる。
なお、本実施形態では、メモリセルを構成するブロックの数をm個とし、且つ1つのブロックが、32個のメモリセルでなるNANDメモリセルユニットを2n個含むようにしたが、これに限定されるわけではなく、所望の容量に応じてブロック数、メモリセルの数及びメモリユニットの数を変更すればよい。
次に、本実施形態のNAND型フラッシュメモリ1のデータ書き込み動作について説明する。図5に、本実施形態における1つのメモリセルに2ビットを記憶する多値NAND型フラッシュメモリ1におけるしきい値(Vt)分布とデータの関係の一例を示す。この例では、1つのメモリセルに記憶される2ビットは、異なるページのデータとして割り付けられる。すなわち、NAND型フラッシュメモリでは、2キロバイトや512バイト等のページ単位毎で読み出し及び書き込み動作が行われるが、このような多値記憶をする場合、1つのメモリセルに2つのロウアドレスに対応するデータが記憶される。それを下位ページ及び上位ページと称することにする。
図5に示した例では、最初は、メモリセルが消去セル(“11”)となっている。ついで、前記メモリセルの下位ページにデータを書き込む。この際、前記下位ページに“0”データを書き込む場合には、しきい値(Vt)分布を“11”分布から“Pre−*0”分布にシフトさせて書き込みを行う(図5上段参照)。前記“Pre−*0”分布は、“11”分布と“10”分布との間の略中央に位置する分布である。なお、前記下位ページに“1”データを書き込む場合には、しきい値(Vt)分布はシフトさせない(図示せず)。
次に、メモリセルの上位ページにデータを書き込む。この際、前記上位ページに“0”データを書き込む場合であって、前記下位ページに“1”データが記憶されている場合には、しきい値(Vt)分布を“11”分布から“01”分布にシフトさせて書き込みを行う(図5下段参照)。また、前記上位ページに“0”データを書き込む場合であって、前記下位ページに“0”データが記憶されている場合には、しきい値(Vt)分布を“Pre−*0”分布から“00”分布にシフトさせて書き込みを行う(図5下段参照)。そして、前記上位ページに“1”データを書き込む場合であって、前記下位ページに“0”データが記憶されている場合には、しきい値(Vt)分布を“Pre−*0”分布から“10”分布にシフトさせて書き込みを行う(図5下段参照)。なお、前記上位ページに“1”データを書き込む場合であって、前記下位ページに“1”データが記憶されている場合には、しきい値(Vt)分布はシフトさせない(図示せず)。
なお、この様に前記下位ページの書き込み後の分布が、前記上位ページの書き込み後の分布と異なる場合、双方のデータを正しく読み出すためには、メモリセルがどちらの状態にあるか識別する必要がある。なぜならば、この不揮発性半導体記憶装置に連続して書き込まれるデータの量が、奇数ページ分となる場合があり、すべてのメモリセルの前記下位ページ及び前記上位ページの双方にデータが書き込まれるとは限らず、前記下位ページにのみデータが書き込まれたメモリセルが生じる場合があるからである。そのために、上位ページ書き込み中に、ユーザーからは見えない特殊アドレスのビット(以下、LMフラグと言う)において、図5の“01”分布の位置にデータを書き込む機構を設ける。この機構を設けることにより、すべてのメモリセルの前記下位ページ及び前記上位ページの双方にデータが書き込まれる必要はなくなり、前記下位ページにのみデータが書き込まれたメモリセルがあってもよくなる。
また、この例において、データの読み出しは、次のようにして行う。すわなち、下位ページにのみデータの書き込みが行われたメモリセルにおいては、下位ページのデータの読み出しを、Aread読み出しの後、LMフラグのチェックを行って、Areadのデータを出力することで行う。すなわち、この場合には、上位ページ書き込み前であるから、特殊アドレスのLMフラグのビットのしきい値(Vt)は“11”状態であり、選択ワード線の電位がAreadで読み出されると、LMフラグビットのメモリセルはオン状態となる。この場合には、LMフラグとしては“L”判定となるように設定されている。このLMフラグ判定データにより、上位ページの書き込みが行われていないことが判別されるので、チップ外に出力する下位ページのデータは、選択ワード線の電位をAreadにして読み出したままでよいことになる。また、この場合の上位ページのデータの読み出しにおいては、Cread読み出しの後、Aread読み出しを行い、さらにその後にLMフラグのチェックを行う。ここで、“Pre−*0”分布では、上位ページに記憶されているデータは“0”データに相当するが、これを強制的に“1”データとする。すなわち、上位ページ書き込み前のLMフラグビットのしきい値(Vt)は“11”状態であり、選択ワード線の電位をCread、Areadと設定して読み出すと、LMフラグビットとしては“L”判定となるように設定されている。これによって、上位ページのデータはまだ書き込まれていないことが判別されるので、チップ外に出力する上位ページにデータは、センスアンプが読み出したデータに関係なく“1”データとすればよいことになる。
次に、上位ページにもデータの書き込みを行った場合には、下位ページのデータの読み出しを、Aread読み出しの後、LMフラグのチェックを行い、さらにその後にBread読み出しを行い、Breadのデータを出力することで行う。すなわち、この場合には、LMフラグのデータを“L”とは判定せず、“H”と判定するので、正しいデータを出力するためには、Bread読み出しの結果が必要である。また、この場合の上位ページのデータの読み出しは、Cread読み出しの後、Aread読み出しを行い、さらにその後にLMフラグのチェックを行い、Cread及びAreadのデータを出力することで行う。すなわち、この場合には、LMフラグのデータを“L”とは判定せず、“H”と判定するので、正しいデータを出力するためには、AreadとCreadの結果、すなわち、AreadとCreadの間にしきい値(Vt)がある場合には“0”、その逆は“1”であるようなデータ処理が行われたセンスアンプの読み出し結果を出力する。
前記LMフラグを用いる方式のNAND型フラッシュメモリでは、従来のMLC方式の多値NAND型フラッシュメモリと比較して、データの読み出しがやや複雑となるが、実質的に、データ書き込み時のしきい値(Vt)分布のシフト幅を抑えることができる。この結果、メモリセル間の干渉効果を抑制することが可能となる。
次に、図6を参照して、本実施形態のNAND型フラッシュメモリ1のデータの書き込み順の一例について説明する。本実施形態において、下位ページと上位ページの双方に書き込みを行う場合には、図5に示すように、ワード線WL0に接続され、偶数番目のビット線BLe(・・・、BLe_j、BLe_j+1、・・・)に接続されるメモリセルの下位ページ、ワード線WL0に接続され、奇数番目のビット線BLo(・・・、BLo_j、BLo_j+1、・・・)に接続されるメモリセルの下位ページ、ワード線WL1に接続され、偶数番目のビット線BLe(・・・、BLe_j、BLe_j+1、・・・)に接続されるメモリセルの下位ページ、ワード線WL1に接続され、奇数番目のビット線BLo(・・・、BLo_j、BLo_j+1、・・・)に接続されるメモリセルの下位ページ、ワード線WL0に接続され、偶数番目のビット線BLe(・・・、BLe_j、BLe_j+1、・・・)に接続されるメモリセルの上位ページ、・・・というように図中の数字の順にデータの書き込みを行うことが好ましい。このように、あるメモリセルの上位ページの書き込みを、そのメモリセルのビット線側に隣接するメモリセルの下位ページの書き込みより後に行うことにより、フローティングゲート(FG)間のカップリングノイズの発生を、より低減することができる。
次に、前述の場合のフローティングゲート(FG)間のカップリングノイズの発生について、図7及び8を用いて具体的に説明する。なお、図7は、セルn_eに着目した場合の一例であり、図8は、セルn_oに着目した場合の一例である。
図7において、9つの楕円は、メモリセル11を表しており、その上半分が前記メモリセル11の上位ページを、下半分が前記メモリセル11の下位ページを表している。また、前記楕円中の数字は、データの書き込み順を示している。そして、図7における縦の線は、ビット線BL(・・・、BLo_j、BLe_j+1、BLo_j+1、・・・)へと接続されている。なお、同図において、ビット線BLe_j+1は、0から数えて偶数番目のビット線BLであり、ビット線BLo_j及びBLo_j+1は、0から数えて奇数番目のビット線BLである。さらに、図7において、横の線は、ワード線WL(・・・、WLn−1、WLn、WLn+1、・・・)を表している。
図7に示した例では、前述の図6に示したデータ書き込み順に従い、セルn−1_eの下位ページ、セルn−1_oの下位ページ、セルn_eの下位ページ、セルn_oの下位ページ、セルn−1_eの上位ページ、・・・というように前記楕円中の数字の順にデータの書き込みが行われる。ここで、同図中央のセルn_eに着目すると、セルn_eの書き込みの後に、隣接するセルn_o、セルn+1_e、セルn+1_oの上位ページの書き込みの際に、前述の図5に示したメモリセルのしきい値(Vt)分布を“11”分布から“01”分布までシフトさせたデータの書き込み又はメモリセルのしきい値(Vt)分布を“Pre−*0”分布から“10”分布までシフトさせたデータの書き込みが行われる場合がある。しかしながら、この例では、従来のMLC方式の多値NAND型フラッシュメモリと比較して、しきい値(Vt)分布のシフト幅が抑えられているため、フローティングゲート(FG)間のカップリングノイズは略半減される。
次に、図8において、9つの楕円は、メモリセル11を表しており、その上半分が前記メモリセル11の上位ページを、下半分が前記メモリセル11の下位ページを表している。また、前記楕円中の数字は、データの書き込み順を示している。そして、図8における縦の線は、ビット線BL(・・・、BLe_j、BLo_j、BLe_j+1、・・・)へと接続される。なお、同図において、ビット線BLe_j及びBLe_j+1は、0から数えて偶数番目のビット線BLであり、ビット線BLo_jは、0から数えて奇数番目のビット線BLである。さらに、図8において、横の線は、ワード線WL(・・・、WLn−1、WLn、WLn+1、・・・)を表している。
図8に示した例でも、セルn−1_eの下位ページ、セルn−1_oの下位ページ、セルn_eの下位ページ、セルn_oの下位ページ、セルn−1_eの上位ページ、・・・というように前記楕円中の数字の順にデータの書き込みが行われる。ここで、同図中央のセルn_oに着目すると、セルn_oの書き込みの後に、隣接するセルn+1_o及びセルn+1_eの上位ページの書き込みの際に、前述の図5に示したメモリセルのしきい値(Vt)分布を“11”分布から“01”分布までシフトさせたデータの書き込み又はメモリセルのしきい値(Vt)分布を“Pre−*0”分布から“10”分布までシフトさせたデータの書き込みが行われる場合がある。しかしながら、この例でも、従来のMLC方式の多値NAND型フラッシュメモリと比較して、しきい値(Vt)分布のシフト幅が抑えられているため、フローティングゲート(FG)間のカップリングノイズは略半減される。
次に、図9及び10に、本実施形態において、選択ワード線WLnに接続されているメモリセル(選択メモリセル)の下位ページにデータを書き込む場合の書き込みパルス印加状態の一例を示す。なお、図9は、前記下位ページに“0”データを書き込む場合の一例であり、図10は、前記下位ページに“1”データを書き込む場合の一例である。図示のとおり、前記選択ワード線WLnに、書き込み電圧Vpgmを印加し、他の非選択ワード線WLに、書き込みパス電圧Vmを印加する。このとき、前記選択ワード線WLnよりビット線BL側の非選択ワード線WLに接続されたメモリセルは、全て消去セル(“11”)となっており、しきい値(Vt)分布をシフトさせない“1”データ書き込み時において、誤書き込みを著しく増加させるようなデータ記憶状態にはなっていない。図13に、本実施形態の下位ページ書き込みにおける書き込みパルス波形の一例を示す。
まず、タイミングT1において、書き込みデータに応じて、ビット線BLに、0V(“0”データ書き込み)又は電源電圧Vdd(“1”データ書き込み)を印加し、且つビット線BL側選択ゲート線SGD_iに、電源電圧Vddを印加する。また、ワード線に所望の書き込み電圧を転送するための転送用電圧が信号線VRDECに出力され、選択されたブロックにおいては、選択されたブロックデコーダ内の出力トランジスタのゲートにVRDECに印加された転送電圧が出力される。一方、非選択状態のブロックデコーダにおいては、出力トランジスタのゲートには0Vが印加される。これにより、選択ブロックのワード線に後述の所望の電圧を印加することができる。
続いて、タイミングT2において、非選択ワード線WLに、書き込みパス電圧Vmを印加する。
その後、タイミングT3において、前記選択ワード線WLnに、書き込み電圧Vpgmを印加する。
その後、タイミングT4において、前記選択ワード線WLnへの書き込み電圧Vpgmの供給を停止し、0Vに放電する。すなわち、ここで、前記選択ワード線WLnに接続されたメモリセル(選択メモリセル)へのデータの書き込みを停止する。
その後、タイミングT5において、前記非選択ワード線WLへの書き込みパルス電圧Vmの供給を停止して、それぞれ接地する。
その後、タイミングT6において、ビット線および選択ゲートSGD_i(SG1)を0Vに放電し、ロウデコーダ用の電源電圧VRDECをVddに放電して、一連の書き込みパルス印加動作が終了する。その後、データ書き込みに対するベリファイ動作が行われる。
前記ベリファイ動作の結果によって、書き込み不十分と判定されたビットがあると、再び前記書き込みパルス印加動作が行われ、そこで“0”データ書き込み状態が保持される。一方、書き込み十分と判定されたビットは、その後の書き込みパルス印加動作では“1”データ書き込み状態に設定される。このようにして、全ての書き込みの対象となっているビットが所定のレベルまで書き込みされるまで、前記書き込みパルス印加動作と前記ベリファイ動作が繰り返され、データ書き込み動作が完了する。
次に、図11及び12に、本実施形態において、前記選択ワード線WLnに接続されているメモリセル(選択メモリセル)の上位ページにデータを書き込む場合の書き込みパルス印加状態の一例を示す。なお、図11は、前記上位ページに“0”データを書き込む場合の一例であり、図12は、前記上位ページに“1”データを書き込む場合の一例である。ここで、前述の図6に示した書き込み順に従えば、前記選択ワード線WLnのビット線BL側に隣接する非選択ワード線WLn+1に接続されたメモリセルが、“Pre−*0”状態となっている。前述の図5から明らかなように、下位ページ書き込みと上位ページ書き込みでは、書き込み先のしきい値(Vt)分布に差があり、上位ページ書き込みの方が高い書き込み電圧を必要とする。従って、上位ページ書き込みにおいて、しきい値(Vt)分布をシフトさせない“1”データ書き込みを行う場合には、十分な誤書き込み耐性が必要となるが、図11及び12に示すように、前記選択ワード線WLよりビット線BL側の非選択ワード線WLに接続されたメモリセルに、すでに書き込み状態のセルがある場合には、それによって誤書き込み特性が悪化する場合がある。
そこで、前記選択ワード線のソース線CELSRC側に隣接する第1の非選択ワード線WLn−1に、電圧V1を印加し、前記第1の非選択ワード線のソース線CELSRC側に隣接する第2の非選択ワード線WLn−2に、電圧V1とは異なる電圧V2を印加する。ここで、前記電圧V1は、例えば、前述の図5における“10”分布のしきい値(Vt)を決めるベリファイ電圧と一定の関係をもった電圧であり、前記V2は、例えば、0Vである。図14に、本実施形態における上位ページ書き込みにおける書き込みパルス波形の一例を示す。
まず、タイミングT1において、書き込みデータに応じて、ビット線BLに、0V(“0”データ書き込み)又は電源電圧Vdd(“1”データ書き込み)を印加し、且つビット線側選択ゲート線SGD_iに、電源電圧Vddを印加する。また、ワード線に所望の書き込み電圧を転送するための転送用電圧が信号線VRDECに出力され、選択されたブロックにおいては、選択されたブロックデコーダ内の出力トランジスタのゲートにVRDECに印加された転送電圧が出力される。一方、非選択状態のブロックデコーダにおいては、出力トランジスタのゲートには0Vが印加される。これにより、選択ブロックのワード線に後述の所望の電圧を印加することができる。
続いて、タイミングT2において、前記第1の非選択ワード線WLn−1に、電圧V1を印加すると同時に、前記第2の非選択ワード線WLn−2に、電圧V1とは異なる電圧V2を印加し、且つ前記第1の非選択ワード線WLn−1及び前記第2の非選択ワード線WLn−2以外の非選択ワード線WLに、書き込みパス電圧Vmを印加する。
その後、タイミングT3において、前記選択ワード線WLnに、書き込み電圧Vpgmを印加する。
その後、タイミングT4において、前記選択ワード線WLnへの書き込み電圧Vpgmの供給を停止し、0Vに放電する。すなわち、ここで、前記選択ワード線WLnに接続されたメモリセル(選択メモリセル)へのデータの書き込みを停止する。
その後、タイミングT5において、前記第1の非選択ワード線WLn−1への電圧V1の供給、前記第2の非選択ワード線WLn−2への電圧V2の供給、及び前記第1の非選択ワード線WLn−1及び前記第2の非選択ワード線WLn−2以外の非選択ワード線WLへの書き込みパス電圧Vmの供給を停止して、それぞれ接地する。
その後、タイミングT6において、ビット線および選択ゲートSGD_i(SG1)を0Vに放電し、ロウデコーダ用の電源電圧VRDECをVddに放電して、一連の書き込みパルス印加動作が終了する。その後、データ書き込みに対するベリファイ動作が行われる。
前記ベリファイ動作の結果によって、書き込み不十分と判定されたビットがあると、再び書き込みパルス印加動作が行われ、そこで“0”データ書き込み状態が保持される。一方、書き込み十分と判定されたビットは、その後の書き込みパルス印加動作では“1”データ書き込み状態に設定される。このようにして、全ての書き込みの対象となっているビットが所定のレベルまで書き込みされるまで、前記書き込みパルス印加動作と前記ベリファイ動作が繰り返され、データ書き込み動作が完了する。
図21に本実施形態における下位ページ書き込み時の印加電圧と、上位ページ書き込み時の印加電圧のまとめを示す。
以上説明したとおり、本実施形態のNAND型フラッシュメモリ1の上位ページ書き込み動作方法においては、書き込み動作時に、前記第1の非選択ワード線WLn−1に電圧V1を印加すると同時に、前記第2の非選択ワード線WLn−2に、電圧V1とは異なる電圧V2を印加する。このようにすることで、特に前記電圧V2が印加される前記第2の非選択ワード線WLn−2を境にして、ビット線BL側とソース線CELSRC側のNANDセルユニット内のN型拡散層及びメモリセルのチャネル領域の電圧を電気的に分離することができ、“1”データ書き込み時の前記選択ワード線WLnに接続されたメモリセル(選択メモリセル)のチャネル電圧を十分に高く昇圧することができる。これにより、上位ページ書き込みにおいて、しきい値(Vt)分布をシフトさせない“1”データ書き込み時の誤書き込み耐性を高くすることができる。下位ページに図13のような書き込みパルス印加動作を用いるメリットは、図14に示した書き込みパルス印加動作に比べて、書き込みパルス印加動作の時間を短くしやすいことと、選択ワード線に印加する書き込み電圧が低くなる傾向にあることである。選択ワード線の両側の非選択ワード線にVmが印加されるため、前記選択ワード線WLnに接続されたメモリセル(選択メモリセル)のカップリングが、図14の書き込みパルス印加動作に比べて見かけ上良い。したがって、図13において、T3からT4の間の正味の書き込み時間を短くできる傾向にあり、下位ページにこの書き込みパルス印加動作を用いると書き込み時間の短縮に有利である。
本実施例においては、本発明の不揮発性半導体記憶装置の実施例に係るNAND型フラッシュメモリの別の駆動方法について説明する。
本実施例においては、データ書き込み時の駆動方法以外は、上述の実施形態のNAND型フラッシュメモリ1と同様であるので、その構成については、ここでは改めて説明しない。
上述の実施形態においては、メモリセルの特性によっては、チャネルの電圧が高くなりすぎて、NANDセルユニット内で電界が集中した場所で発生するリーク電流に起因して、非書き込み状態とすべきメモリセルに誤書き込みが生じる可能性がある。
例えば、前述の図12に示したように、前記選択ワード線WLnのビット線BL側に隣接する第3の非選択ワード線WLn+1に約1.5Vの書き込み状態があり、且つ前記第1の非選択ワード線WLn−1や前記第2の非選択ワード線WLn−2にもしきい値(Vt)が高いデータが書き込まれている場合には、前記選択ワード線WLnに接続されたメモリセル(選択メモリセル)のチャネルの電圧が必要以上に高くなる可能性がある。
非選択ワード線WLn+2〜WL31のチャネル領域及びそれらに接続されたメモリセル間のN型拡散層の電圧は、それらのメモリセルにデータが書き込まれていないため、非選択ワード線WLに印加される書き込みパス電圧Vmの振幅に応じたカップリング電圧となるが、前記非選択ワード線WLn+1のチャネルの電圧は、それよりもWLn+1のしきい値(Vt)電圧だけ低い電圧となる。すなわち、前記非選択ワード線WLn+1に接続されたメモリセルは、前記非選択ワード線WLn+2〜WL31に接続されたメモリセルよりもカットオフしやすい。この状態に加えて、前記第1の非選択ワード線WLn−1や前記第2の非選択ワード線WLn−2にもしきい値(Vt)が高いデータが書き込まれていると、前記選択ワード線WLnと前記選択ワード線WLnのチャネルとのカップリングは非常によい状態となるので、前記非選択ワード線WLn+1に接続されたメモリセルを境にして、前記選択ワード線WLn側のチャネルの電圧と前記非選択ワード線WLn+2〜WL31のチャネルの電圧が電気的に分離され、且つ前記選択ワード線WLn側のチャネル電圧が高くなる。これにより、前記第1の非選択ワード線WLn−1に接続されたメモリセルの前記選択ワード線WLn側のドレイン端で、所謂「GIDL(Gate Induced Drain Leakage)」の発生によるリーク電流が流れやすい状態ができ、それに起因して前記選択ワード線WLnに接続されたメモリセル(選択メモリセル)に誤書き込みが生じる可能性がある。
そこで、メモリセルがこのようなGIDLに起因した誤書き込みに弱いと判明している場合には、上述の実施形態とは逆に、下位ページの書き込み動作において、前述の図14に示した書き込みパルス波形を用い、上位ページの書き込み動作において、前述の図13に示した書き込みパルス波形を用いる。したがって、本実施例における下位ページ書き込み時の印加電圧と、上位ページ書き込み時の印加電圧は、図22のようになる。それ以外は、上述の実施形態と同様とする。前述の図13に示した書き込みパルス波形を用いた場合には、前述のような前記非選択ワード線WLn+1と前記第1の非選択ワード線WLn−1のデータの組み合わせによるローカルなチャネル昇圧状態が生じないため、GIDLに起因した誤書き込みを抑制することができる。
また、前述の図5に示したように、上位ページ書き込み時の方が下記ページ書き込み時より高いしきい値(Vt)電圧まで書き込む必要があるため、上位ページ書き込み時の方が高い書き込み電圧Vpgmを必要とする。書き込み電圧Vpgmが高いと、その電圧を発生する昇圧回路や前記選択ワード線WLnにその電圧を印加する経路の駆動回路に用いるトランジスタに高い耐圧性能が必要となる。NAND型フラッシュメモリにおいては、所望のしきい値(Vt)に書き込みを行うのに必要な書き込み電圧Vpgmは、着目するメモリセルのフローティングゲート(FG)とワード線WL(制御ゲート)とのカップリング比だけでなく、隣接のワード線WL及びそのフローティングゲート(FG)とのカップリング比によっても決まっている。従って、前記選択ワード線WLnに隣接する非選択ワード線WLの電圧が高い方が、書き込み電圧Vpgmは低くなる。従って、本実施例のように、上位ページの書き込み動作において、前述の図13に示した書き込みパルス波形を用いた方が、書き込み電圧Vpgmの上昇を抑制することができる。
本実施例においては、本発明の不揮発性半導体記憶装置の実施例に係るNAND型フラッシュメモリのさらに別の駆動方法について説明する。
本実施例においては、データ書き込み時の駆動方法以外は、上述の実施形態のNAND型フラッシュメモリ1と同様であるので、その構成については、ここでは改めて説明しない。
本実施例においては、書き込みパルス波形を、図15に示すとおりとする。図23に本実施例における下位ページ書き込み時の印加電圧と、下上位ページ書き込み時の印加電圧のまとめを示す。この書き込みパルス波形は、前述の図14に示した書き込みパルス波形と類似しているが、下位ページ書き込み時の前記非選択セルWLn+1に印加される電圧をV3(≦Vm)としている。これ以外は、上述の実施形態と同様とする。本実施例では、前記非選択ワード線WLn+1に書き込みが行われた状態となりうる上位ページ書き込み時において、前記電圧V3より所定の大きさ高い前記電圧V4を印加する。前記V4は、上位ページに“0”データを書き込む場合に、前記非選択ワード線WLn+1に接続されたメモリセルに前記電圧V4による弱い書き込みが生じないよう考慮して、最適な電圧に設定される。
前記電圧V4は、実施例1で述べたGIDLに起因する誤書き込みの懸念に対しては、V4>Vmであることが好ましい。すなわち、前記非選択ワード線WLn+1に接続されたメモリセルに下位ページの書き込みによる正のしきい値(Vt)状態があっても、前記選択ワード線WLnに接続されたメモリセル(選択メモリセル)に前述のようなローカルなチャネル昇圧状態が生じにくいように設定する。これによって、前述のような前記選択ワード線WLnに接続されたメモリセル(選択メモリセル)のチャネル電位が必要以上に高くなりすぎることを抑制することができる。
前記下位ページ書き込みで前記非選択ワード線WLn+1に印加する前記電圧V3と前記上位ページ書き込みで前記非選択ワード線WLn+1に印加する前記電圧V4を適宜調整することにより、下位ページの書き込み時と上位ページ書き込み時にそれぞれ適した最適化を図ることができる。
また、実施例1と同様に、より高い書き込み電圧が必要となる上位ページ書き込みに際して、前記選択ワード線WLnに隣接する前記非選択ワード線WLn+1の電圧を下位ページ書き込み時の電圧V3より高い電圧V4とすることで、上位ページの書き込みに必要な書き込み電圧Vpgmを低下させることができる。
本実施例においては、本発明の不揮発性半導体記憶装置の実施例に係るNAND型フラッシュメモリのさらに別の駆動方法について説明する。
本実施例においては、データ書き込み時の駆動方法以外は、上述の実施形態のNAND型フラッシュメモリ1と同様であるので、その構成については、ここでは改めて説明しない。
本実施例においては、下位ページ書き込み時には、図16に示す書き込み印加パルス状態とし、上位ページ書き込み時には、図17に示す書き込みパルス印加状態とする。図24に本実施例における下位ページ書き込み時の印加電圧と、上位ページ書き込み時の印加電圧のまとめを示す。また、この際の電圧V1〜V4の印加及び供給の停止のタイミングは、前述の図15に示した場合と同様とし、電圧V5及びV6の印加及び供給の停止のタイミングは、前記電圧V1〜V4の印加及び供給の停止のタイミングと同様とする。下位ページの書き込み動作においては、前記非選択ワード線WLn+1に前記電圧V3を供給すると同時に、前記第1の非選択ワード線WLn−1に電圧V5を供給し、且つ前記第2の非選択ワード線WLn−2に前記電圧V1を供給し、且つ前記第2の非選択ワード線WLn−2の前記ソース線CELSRC側に隣接する第4の非選択ワード線WLn−3に前記電圧V2を供給する。また、上位ページの書き込み動作においては、前記非選択ワード線WLn+1に電圧V4を印加すると同時に、前記第1の非選択ワード線WLn−1に電圧V6を印加し、且つ前記第2の非選択ワード線WLn−2に前記電圧V1を供給し、且つ前記第4の非選択ワード線WLn−3に前記電圧V2を供給する。それ以外は、上述の実施形態と同様とする。前記電圧V3と前記電圧V4の関係は、実施例3と同様の考え方に基づき、V3≦Vm<V4であり、前記電圧V5と前記電圧V6の関係は、V1≦V5<V6である。また、前記電圧V5は、前記電圧V3と略等しくてもよく、前記電圧V6は、前記電圧V4と略等しくてもよい。
このようにすることで、上位ページの書き込み時には、前記非選択ワード線WLn+1に下位ページの書き込みが行われている場合があるが、その影響をキャンセルするとともに、選択ワード線と隣接する非選択ワード線とのカップリングの効果によって、上位ページの書き込み電圧Vpgmが上昇しすぎないように抑制することができる。
以上をまとめると、NAND型フラッシュメモリの多値記憶動作において、図5に示すようなしきい値(Vt)分布の書き込み方、及び図6に示すような書き込み順が書き込みの高速化に有効であるが、この書き込み方法をより望ましい形態で実現するためには、下位ページ用の書き込みパルス印加動作と上位ページ用の書き込みパルス印加動作を別々に最適化できることが望ましい。すなわち、選択ワード線の隣の非選択ワード線のメモリセルに下位ページのデータが書き込まれた状態において、上位ページのデータを書き込む場合には、選択ワード線に隣接する非選択ワード線や、さらに離れた非選択ワード線への印加電圧を下位ページ書き込みの場合と上位ページ書き込みの場合とで変更できることが望ましい。
今回実施形態及び実施例で示した書き込みの際の印加電圧の組み合わせは一例であって、必ずしもこれに限定するものではなく、重要なことは、選択ワード線から所定の範囲の非選択ワード線の印加電圧が、下位ページの書き込み時と上位ページの書き込み時とで変更されることである。
セルの特性に応じて適宜電圧の印加・駆動方法を調整することによって、データ書き込みの信頼性を向上させたり、書き込み電圧を低減化することが可能になる。
本発明の不揮発性半導体記憶装置においては、フローティングゲート(FG)間のカップリングノイズを抑制することができる書き込み方式に用いる書き込みパルス印加動作を最適な実施形態とすることにより、誤書き込みの発生を抑制することができる。
本発明の不揮発性半導体記憶装置は、上述の優れた効果を奏し、コンピュータを始めとし、ディジタルスチルカメラ、携帯電話、家電製品等の電子機器の記憶装置として用いることができる。
NAND型フラッシュメモリのメモリセル部の構成の一例を示す断面図である。 本発明の不揮発性半導体記憶装置の一実施形態に係るNAND型フラッシュメモリ1の概略ブロック図である。 本発明の不揮発性半導体記憶装置の一実施形態に係るNAND型フラッシュメモリ1のメモリセルアレイ2の構成を示す図である。 本発明の不揮発性半導体記憶装置の一実施形態に係るNAND型フラッシュメモリ1のメモリブロックBLOCKiの構成を示す図である。 本発明の不揮発性半導体記憶装置の一実施形態に係るNAND型フラッシュメモリ1のしきい値(Vt)分布とデータの関係の一例を示す図である。 本発明の不揮発性半導体記憶装置の一実施形態に係るNAND型フラッシュメモリ1のデータ書き込み順の一例を示す図である。 本発明の不揮発性半導体記憶装置の一実施形態に係るNAND型フラッシュメモリ1のフローティングゲート(FG)間のカップリングノイズの発生の一例を示す図である。 本発明の不揮発性半導体記憶装置の一実施形態に係るNAND型フラッシュメモリ1のフローティングゲート(FG)間のカップリングノイズの発生のその他の例を示す図である。 本発明の不揮発性半導体記憶装置の一実施形態に係るNAND型フラッシュメモリ1の選択ワード線WLnに接続されているメモリセル(選択メモリセル)の下位ページに“0”データを書き込む場合の書き込みパルス印加状態の一例を示す図である。 本発明の不揮発性半導体記憶装置の一実施形態に係るNAND型フラッシュメモリ1の選択ワード線WLnに接続されているメモリセル(選択メモリセル)の下位ページに“1”データを書き込む場合の書き込みパルス印加状態の一例を示す図である。 本発明の不揮発性半導体記憶装置の一実施形態に係るNAND型フラッシュメモリ1の選択ワード線WLnに接続されているメモリセル(選択メモリセル)の上位ページにデータを書き込む場合の書き込みパルス印加状態の一例を示す図である。 本発明の不揮発性半導体記憶装置の一実施形態に係るNAND型フラッシュメモリ1の選択ワード線WLnに接続されているメモリセル(選択メモリセル)の上位ページにデータを書き込む場合の書き込みパルス印加状態の一例を示す図である。 本発明の不揮発性半導体記憶装置の一実施形態に係るNAND型フラッシュメモリ1の下位ページ書き込みにおける書き込みパルス波形の一例を示す図である。 本発明の不揮発性半導体記憶装置の一実施形態に係るNAND型フラッシュメモリ1の上位ページ書き込みにおける書き込みパルス波形の一例を示す図である。 本発明の不揮発性半導体記憶装置の一実施例に係るNAND型フラッシュメモリ1の書き込みパルス波形の一例を示す図である。 本発明の不揮発性半導体記憶装置のその他の実施例に係るNAND型フラッシュメモリ1の下位ページ書き込みにおける書き込みパルス印加状態の一例を示す図である。 本発明の不揮発性半導体記憶装置のその他の実施例に係るNAND型フラッシュメモリ1の上位ページ書き込みにおける書き込みパルス印加状態の一例を示す図である。 従来のMLC方式の多値NAND型フラッシュメモリにおけるしきい値(Vt)分布とデータの関係の一例を示す図である。 従来のMLC方式の多値NAND型フラッシュメモリにおけるフローティングゲート(FG)間のカップリングノイズ発生の一例を示す図である。 従来のMLC方式の多値NAND型フラッシュメモリにおけるフローティングゲート(FG)間のカップリングノイズ発生のその他の例を示す図である。 本発明の不揮発性半導体記憶装置の一実施形態に係るNAND型フラッシュメモリ1の下位ページ書き込み時の印加電圧と、上位ページ書き込み時の印加電圧とを示す表である。 本発明の不揮発性半導体記憶装置の一実施例に係るNAND型フラッシュメモリ1の下位ページ書き込み時の印加電圧と、上位ページ書き込み時の印加電圧とを示す表である。 本発明の不揮発性半導体記憶装置のその他の実施例に係るNAND型フラッシュメモリ1の下位ページ書き込み時の印加電圧と、上位ページ書き込み時の印加電圧とを示す表である。 本発明の不揮発性半導体記憶装置のさらにその他の実施例に係るNAND型フラッシュメモリ1の下位ページ書き込み時の印加電圧と、上位ページ書き込み時の印加電圧とを示す表である。
符号の説明
1 NAND型フラッシュメモリ
2 メモリセルアレイ
3 ブロックデコーダ
4 センスアンプ
5 周辺回路
6 パッド部
7 pウェル
8 N型拡散層
9 制御ゲート
10 フローティングゲート(FG)
11 メモリセル

Claims (5)

  1. 電気的に書き換え可能な複数のメモリセルが直列に接続されたメモリセルユニットを複数有するメモリセルアレイと、
    前記複数のメモリセルの制御ゲートにそれぞれ接続された複数のワード線であって、前記複数のメモリセルのうちデータを書き込む対象となる選択メモリセルの制御ゲートに接続された1つの選択ワード線、及び前記選択ワード線を除いた複数の非選択ワード線を含む複数のワード線と、
    前記メモリセルユニットの一端に接続されたビット線と、
    前記メモリセルユニットの他端に接続されたソース線と、
    を有する不揮発性半導体記憶装置であって、
    前記複数のメモリセルが、それぞれ下位ページと上位ページとを有し、
    前記複数のメモリセルのしきい値分布として、消去セルの状態であり、前記しきい値が最も低い分布である第1の分布、及び前記しきい値が低い方から順に第2〜第5の分布の5つの分布があり、
    前記選択メモリセルの下位ページにデータを書き込むとき、
    前記選択ワード線の前記ソース線側に隣接する第1の非選択ワード線及び前記第1の非選択ワード線の前記ソース線側に隣接する第2の非選択ワード線ならびに前記第1の非選択ワード線及び前記第2の非選択ワード線以外の前記非選択ワード線に第1の電位を供給し、
    その後、前記選択ワード線に第2の電位(前記第1の電位<前記第2の電位)を供給し、前記選択メモリセルのしきい値分布を、前記第1の分布から、前記第1の分布と前記第5の分布の略中央に位置する前記第3の分布へとシフトする、及び前記第1の分布のままとする、のいずれか一方とし、
    前記選択メモリセルの下位ページにデータを書き込んだ後、さらに、前記選択メモリセルの上位ページにデータの書き込みを行い、
    前記選択メモリセルの上位ページにデータを書き込むとき、
    前記第1の非選択ワード線に前記第1の電位と異なる第3の電位を供給すると同時に、前記第2の非選択ワード線に前記第1の電位及び第3の電位と異なる第4の電位を供給し、
    且つ前記第1の非選択ワード線及び前記第2の非選択ワード線以外の前記非選択ワード線に前記第1の電位を供給し、
    その後、前記選択ワード線に前記第2の電位(前記第1の電位<前記第2の電位)を供給し、前記選択ワード線のしきい値分布を、前記第1の分布から前記第2の分布にシフトする、前記第3の分布から前記第4の分布にシフトする、前記第3の分布から前記第5の分布にシフトする、及び前記第1の分布のままとする、からなる群から選択されるいずれか一つとすることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記選択メモリセルの上位ページのデータの書き込みを、前記選択メモリセルの前記ビット線側に隣接するメモリセルの下位ページのデータの書き込みの後に行うことを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 電気的に書き換え可能な複数のメモリセルが直列に接続されたメモリセルユニットを複数有するメモリセルアレイと、
    前記複数のメモリセルの制御ゲートにそれぞれ接続された複数のワード線であって、前記複数のメモリセルのうちデータを書き込む対象となる選択メモリセルの制御ゲートに接続された1つの選択ワード線、及び前記選択ワード線を除いた複数の非選択ワード線を含む複数のワード線と、
    前記メモリセルユニットの一端に接続されたビット線と、
    前記メモリセルユニットの他端に接続されたソース線と、
    を有する不揮発性半導体記憶装置であって、
    前記複数のメモリセルが、それぞれ下位ページと上位ページとを有し、
    前記複数のメモリセルのしきい値分布として、消去セルの状態であり、前記しきい値が最も低い分布である第1の分布、及び前記しきい値が低い方から順に第2〜第5の分布の5つの分布があり、
    前記選択メモリセルの下位ページにデータを書き込むとき、
    前記選択ワード線の前記ソース線側に隣接する第1の非選択ワード線に第3の電位を供給すると同時に、前記第1の非選択ワード線の前記ソース線側に隣接する第2の非選択ワード線に前記第3の電位と異なる第4の電位を供給し、且つ前記第1の非選択ワード線及び前記第2の非選択ワード線以外の前記非選択ワード線に前記第3の電位及び第4の電位と異なる第1の電位を供給し、
    その後、前記選択ワード線に前記第1の電位より大きい第2の電位を供給し、前記選択メモリセルのしきい値分布を、前記第1の分布から、前記第1の分布と前記第5の分布の略中央に位置する前記第3の分布へとシフトする、及び前記第1の分布のままとする、のいずれか一方とし、
    前記選択メモリセルの下位ページにデータを書き込んだ後、さらに、前記選択メモリセルの上位ページにデータの書き込みを行い、
    前記選択メモリセルの上位ページにデータを書き込むとき、
    前記選択ワード線の前記ソース線側に隣接する第1の非選択ワード線及び前記第1の非選択ワード線の前記ソース線側に隣接する第2の非選択ワード線ならびに前記第1の非選択ワード線及び前記第2の非選択ワード線以外の前記非選択ワード線に前記第1の電位を供給し、
    その後、前記選択ワード線に前記第2の電位(前記第1の電位<前記第2の電位)を供給し、前記選択ワード線のしきい値分布を、前記第1の分布から前記第2の分布にシフトする、前記第3の分布から前記第4の分布にシフトする、前記第3の分布から前記第5の分布にシフトする、及び前記第1の分布のままとする、からなる群から選択されるいずれか一つとすることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  4. 電気的に書き換え可能な複数のメモリセルが直列に接続されたメモリセルユニットを複数有するメモリセルアレイと、
    前記複数のメモリセルの制御ゲートにそれぞれ接続された複数のワード線であって、前記複数のメモリセルのうちデータを書き込む対象となる選択メモリセルの制御ゲートに接続された1つの選択ワード線、及び前記選択ワード線を除いた複数の非選択ワード線を含む複数のワード線と、
    前記メモリセルユニットの一端に接続されたビット線と、
    前記メモリセルユニットの他端に接続されたソース線と、
    を有する不揮発性半導体記憶装置であって、
    前記複数のメモリセルが、それぞれ下位ページと上位ページとを有し、
    前記複数のメモリセルのしきい値分布として、消去セルの状態であり、前記しきい値が最も低い分布である第1の分布、及び前記しきい値が低い方から順に第2〜第5の分布の5つの分布があり、
    前記選択メモリセルの下位ページにデータを書き込むとき、
    前記選択ワード線の前記ソース線側に隣接する第1の非選択ワード線に第3の電位を供給すると同時に、前記第1の非選択ワード線の前記ソース線側に隣接する第2の非選択ワード線に第4の電位を供給し、前記選択ワード線の前記ビット線側に隣接する第3の非選択ワード線に第5の電位を供給し、且つ前記第1の非選択ワード線、前記第2の非選択ワード線及び前記第3の非選択ワード線以外の前記非選択ワード線に前記第3の電位及び第4の電位と異なる第1の電位を供給し、
    その後、前記選択ワード線に前記第1の電位より大きい第2の電位を供給し、前記選択メモリセルのしきい値分布を、前記第1の分布から、前記第1の分布と前記第5の分布の略中央に位置する前記第3の分布へとシフトする、及び前記第1の分布のままとする、のいずれか一方とし、
    前記選択メモリセルの下位ページにデータを書き込んだ後、さらに、前記選択メモリセルの上位ページにデータの書き込むとき、
    前記第1の非選択ワード線に前記第3の電位を供給すると同時に、前記第2の非選択ワード線に前記第4の電位を供給し、且つ前記第3の非選択ワード線に前記第5の電位よりも大きい第6の電位を供給し、
    その後、前記選択ワード線に前記第2の電位を供給し、前記選択ワード線のしきい値分布を、前記第1の分布から前記第2の分布にシフトする、前記第3の分布から前記第4の分布にシフトする、前記第3の分布から前記第5の分布にシフトする、及び前記第1の分布のままとする、からなる群から選択されるいずれか一つとすることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  5. 電気的に書き換え可能な複数のメモリセルが直列に接続されたメモリセルユニットを複数有するメモリセルアレイと、
    前記複数のメモリセルの制御ゲートにそれぞれ接続された複数のワード線であって、前記複数のメモリセルのうちデータを書き込む対象となる選択メモリセルの制御ゲートに接続された1つの選択ワード線、及び前記選択ワード線を除いた複数の非選択ワード線を含む複数のワード線と、
    前記メモリセルユニットの一端に接続されたビット線と、
    前記メモリセルユニットの他端に接続されたソース線と、
    を有する不揮発性半導体記憶装置であって、
    前記複数のメモリセルが、それぞれ下位ページと上位ページとを有し、
    前記複数のメモリセルのしきい値分布として、消去セルの状態であり、前記しきい値が最も低い分布である第1の分布、及び前記しきい値が低い方から順に第2〜第5の分布の5つの分布があり、
    前記選択メモリセルの下位ページにデータを書き込むとき、
    前記選択ワード線の前記ビット線側に隣接する第3の非選択ワード線に第5の電位を供給すると同時に、前記選択ワード線の前記ソース線側に隣接する第1の非選択ワード線に第7の電位を供給し、且つ前記第1の非選択ワード線の前記ソース線側に隣接する第2の非選択ワード線に第3の電位を供給し、前記第2の非選択ワード線の前記ソース線側に隣接する第4の非選択ワード線に第4の電位を供給し、且つ前記第1の非選択ワード線、前記第2の非選択ワード線、前記第3の非選択ワード線及び前記第4の非選択ワード線以外の前記非選択ワード線に第1の電位を供給し、
    その後、前記選択ワード線に前記第1の電位より大きい第2の電位を供給し、前記選択メモリセルのしきい値分布を、前記第1の分布から、前記第1の分布と前記第5の分布の略中央に位置する前記第3の分布へとシフトする、及び前記第1の分布のままとする、のいずれか一方とし、
    前記選択メモリセルの下位ページにデータを書き込んだ後、さらに、前記選択メモリセルの上位ページにデータの書き込みを行い、
    前記第3の非選択ワード線に第6の電位(前記第5の電位<前記第6の電位)を供給すると同時に、前記第1の非選択ワード線に第8の電位を供給し、且つ前記第2の非選択ワード線に第3の電位(前記第3の電位≦前記第7の電位<前記第8の電位)を供給し、且つ前記第4の非選択ワード線に第4の電位を供給し、
    その後、前記選択ワード線に前記第2の電位を供給し、前記選択ワード線のしきい値分布を、前記第1の分布から前記第2の分布にシフトする、前記第3の分布から前記第4の分布にシフトする、前記第3の分布から前記第5の分布にシフトする、及び前記第1の分布のままとする、からなる群から選択されるいずれか一つとすることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
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