JP5581049B2 - シート構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車のシート構造、詳しくは自動車の補助シート構造に関する。
商用車などには、車室の後部に折り畳み可能な補助シートを設け、通常は、補助シートを折り畳んだ状態で車室の後部を荷室として使用し、多数の人が乗車するときには、補助シートを展開して使用するようにしたものがある。
補助シートは、たとえば、上下方向に延びる背もたれ部と、背もたれ部に重なる収納位置と背もたれ部に対して約90°をなすように展開する使用位置とに起立/倒伏可能な座部とを備えている。
座部を収納位置および使用位置にそれぞれ保持するための構成として、背もたれ部と座部との間にリンク部材が設けられて、リンク部材の一端が背もたれ部に回動可能に連結され、その他端が座部に回動可能に連結されるとともに、座部の揺動中心(起立/起伏時の回動中心)となる軸を上下方向に案内するための案内溝が設けられた構成が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特公昭61−20450号公報
しかるに、上記の提案に係る構成では、その機構が複雑であるうえ、座部を起立/倒伏させる際の操作性が劣る。
そこで、背もたれ部の上部にコ字状のキャッチが設けられるとともに、座部にバンドの一端が接続されて、そのバンドの他端に取り付けられた金属製のフックをキャッチに係止させることにより、座部が収納位置で保持され、フックをキャッチから外すことにより、座部を収納位置から使用位置に変位可能となるような構成が考えられる。
しかし、座部が収納位置で保持された状態で、自動車の走行中の振動や衝撃などにより、座部に収納位置から使用位置に変位する方向の大きい力が作用すると、バンドとフックとの固定部分(たとえば、フックをバンドに固定するためのピン)に負荷が集中して、固定部分が破壊されるおそれがある。固定部分が破壊されると、フックがバンドから外れて、座部が収納位置から使用位置に勢いよく倒れてしまう。
本発明の目的は、座部に収納位置から使用位置に変位する方向の大きい力が作用しても、座部が収納位置から使用位置に変位することを防止できる、シート構造を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明のシート構造は、背もたれ部と、前記背もたれ部に対向して起立する収納位置と自動車の車室の床面と平行をなすように倒伏する使用位置とに変位可能に設けられた座部と、前記座部に一端部が接続されたバンドと、前記バンドの前記一端部と反対の他端部に取り付けられたフックと、前記背もたれ部の上部に設けられ、前記座部が前記収納位置に配置された状態で、前記フックが係止されるキャッチとを備え、前記バンドは、前記バンドの長手方向途中部の第1部分と前記第1部分に対して間隔を空けた第2部分とが接合されることにより、前記第1部分と前記第2部分との間に形成される輪部を備えていることを特徴としている。
このシート構造では、座部は、背もたれ部に対向して起立する収納位置と、自動車の車室の床面と平行をなすように倒伏する使用位置とに変位可能に設けられている。座部には、バンドの一端部が接続されている。バンドの他端部には、フックが取り付けられている。一方、背もたれ部の上部には、キャッチが設けられている。座部が収納位置に配置され、フックがキャッチに係止されることにより、その座部が収納位置に配置された状態を保持することができる。
そして、バンドは、その途中部の第1部分と第1部分に対して間隔を空けた第2部分とが接合されている。これにより、バンドの途中部には、輪部が形成されている。そのため、座部に収納位置から使用位置に変位する方向の大きい力が作用した場合、バンドの張力が第1部分と第2部分との接合部分に作用し、第1部分と第2部分との接合が外れる。その結果、バンドの張力が弱められるので、バンドとフックとの固定部分に負荷が集中することを抑制することができる。よって、バンドとフックとの固定部分が破壊されることを防止することができ、座部が収納位置から使用位置に勢いよく倒れることを防止することができる。
本発明によれば、座部を収納位置で保持するためのバンドの途中部に輪が形成されているので、座部に収納位置から使用位置に変位する方向の大きい力が作用した場合に、第1部分と第2部分との接合が外れることにより、バンドの張力が弱められるので、バンドとフックとの固定部分に負荷が集中することを抑制することができる。その結果、バンドとフックとの固定部分が破壊されることを防止することができ、座部が収納位置から使用位置に勢いよく倒れることを防止することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るシート構造を説明するための図であり、自動車の前側から見た車室の後部が示されている。 図2は、図1に示すバンドのフック側の端部の斜視図である。 図3は、図1に示すバンドの第1部分と第2部分との縫合が解けた状態における補助シートの前面図(自動車の前側から見た図)である。 図4は、輪部を備えていないバンド(従来のバンド)からフックが外れた状態における補助シートの前面図である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るシート構造を説明するための図であり、自動車の前側から見た車室の後部が示されている。
図1に示すシート構造は、商用車などの自動車の車室1の後部に適用される。
車室1の後部には、互いに車幅方向に間隔を空けて対向配置された1組の補助シート2が配置されている。
補助シート2は、背もたれ部3および座部4を備えている。
背もたれ部3は、上下方向および前後方向に延び、車幅方向に厚さを有する扁平な直方体形状に形成されている。背もたれ部3の内部には、図示しないクッション材が収容されている。
背もたれ部3の下面には、金属製のスタンド5が接続されている。スタンド5は、背もたれ部3の下面から下方に延び、途中部でクランク状に屈曲して、その下端部が車室1の床面6に固定されている。
背もたれ部3の背面の上部には、金属製のキャッチ7が固定されている。キャッチ7は、車幅方向から見たときに、下方が開放された略コ字状をなし、前後方向から見たときに、背もたれ部3の背面から車幅方向に延び、途中部が屈曲して、上方に延びる、略L字状をなしている。
座部4は、前後方向に背もたれ部3とほぼ同じ幅を有する扁平な直方体形状に形成されている。座部4の内部には、図示しないクッション材が収容されている。そして、座部4は、背もたれ部3に対向して起立する収納位置と、車室1の床面と平行をなすように倒伏する使用位置とに変位可能に設けられている。具体的には、背もたれ部3の下端部において、座部4側の端部には、前後方向に延びる支持軸8が設けられている。そして、その支持軸8によって、座部4の背もたれ部3側の端部が回動可能に支持されている。これにより、座部4は、支持軸8を支点として、収納位置と使用位置とに起立/倒伏可能である。
座部4の裏面(使用位置での座部4の下面)には、前後方向に延びるスタンド軸9が設けられている。スタンド軸9には、車幅方向から見たときに、上方が開放された略コ字状の金属製のサブスタンド10の上端部が回動自在に支持されている。座部4が収納位置から使用位置に倒伏されると、その倒伏に伴なって、サブスタンド10がスタンド軸9を支点に回動する。そして、図1における左側に示すように、座部4が使用位置にある状態で、サブスタンド10の下端部が床面6に対して垂直に当接し、座部4がサブスタンド10により使用位置で支持される。そのため、自動車に多数の人が乗車する場合には、座部4を使用位置に傾倒(展開)させて、その乗車した人が座部4に座ることができる。
そして、座部4の裏面には、収納位置での上端部に、合成樹脂繊維製の長尺なバンド11の一端部が接続されている。具体的には、バンド11の一端部には、金属製の取付ピン12が挿通されている。そして、取付ピン12の先端部が座部4に挿入されることにより、バンド11の一端部が座部4に接続されている。
バンド11の他端部には、金属製のフック13が取り付けられている。フック13は、断面J字状に形成されている。フック13の一端部(先端部)よりも長く延びる他端部は、バンド11の他端部に重ね合わされている。そして、金属製の取付ピン14がバンド11およびフック13に連続して挿通されており、これによって、フック13がバンド11に強固に取り付けられている。
補助シート2を使用しない時には、座部4を使用位置から収納位置へと起立させて、座部4を背もたれ部3に押し付け、背もたれ部3および座部4を互いに圧縮させながら、フック13をキャッチ7に係止させることにより、座部4を収納位置に保持させることができる。座部4に固定されたバンド11の一端部からフック13までの長さは、背もたれ部3および座部4が互いに適度に圧縮された状態でフック13をキャッチ7に係止させることができる必要十分な長さとなっている。そのため、座部4が収納位置に保持された状態で、座部4ががたつくことを防止することができる。
図2は、バンドのフック側の端部の斜視図である。
バンド11の長手方向途中部において、バンド11の幅方向に沿って直線状に区画される第1部分15と、第1部分15に対してバンド11の長手方向に間隔を空けた部分において、バンド11の幅方向に沿って直線状に区画される第2部分16とが重ね合わされて、その重ね合わされた第1部分15および第2部分16が縫合されている。これにより、バンド11は、フック13の近傍に、第1部分15と第2部分16との間の部分からなる輪部17を備えている。輪部17は、フック13がキャッチ7に係止された状態で、背もたれ部3と反対側に向いている。
図3は、バンドの第1部分と第2部分との縫合が解けた状態における補助シートの前面図である。図4は、輪部を備えていないバンド(従来のバンド)からフックが外れた状態における補助シートの前面図である。
図4に示すバンド41は、輪部17を備えていない。この場合、座部4が収納位置で保持された状態で、自動車の走行中の振動や衝撃などにより、座部4に収納位置から使用位置に変位する方向(たとえば、車幅方向)の大きい力が作用すると、フック13をバンド41に取り付けている取付ピン14に負荷が集中して、取付ピン14が破壊されるおそれがある。図4に示すように、取付ピン14が破壊されると、フック13がバンド41から外れて、座部4が収納位置から使用位置に勢いよく倒れてしまう。
バンド11が輪部17を備える構成では、座部4が収納位置で保持された状態で、自動車の走行中の振動や衝撃などにより、座部4に収納位置から使用位置に変位する方向の大きい力が作用すると、バンド11の張力が第1部分15と第2部分16との縫合部分に作用し、第1部分15と第2部分16との縫合が解ける。第1部分15と第2部分16との縫合が解けると、座部4に固定されたバンド11の一端部からフック13までの長さが長くなり、バンド11の張力が弱まる。そのため、フック13をバンド11に取り付けている取付ピン14への負荷の集中が抑制され、取付ピン14が破壊されることを防止することができる。その結果、図3に示すように、座部4が収納位置から少し傾倒した状態でその傾倒を止めることができ、座部4が収納位置から使用位置に勢いよく倒れることを防止することができる。
また、フック13がキャッチ7に係止された状態で、フック13の近傍において、輪部17が背もたれ部3と反対側に向くように形成されているので、座部4を使用位置から収納位置に変位させる時に、輪部17を操作のための取っ手として使用することができる。そのため、操作性を向上させることができる。
なお、上記の説明では、輪部17が、背もたれ部3と反対側に向くように形成したが、背もたれ部3と向かい合う側に向くように形成することもできる。
また、上記の説明では、第1部分15と第2部分16とを縫合したが、第1部分15と第2部分16とを、バンド11とフック13との取付ピン14による固定よりも弱く固定できるものであれば、特に制限されず、第1部分15と第2部分16とを、たとえば、接着剤を介して接合することもできる。
1 車室
3 背もたれ部
4 座部
6 床面
7 キャッチ
11 バンド
13 フック
15 第1部分
16 第2部分
17 輪部

Claims (1)

  1. 背もたれ部と、
    前記背もたれ部に対向して起立する収納位置と自動車の車室の床面と平行をなすように倒伏する使用位置とに変位可能に設けられた座部と、
    前記座部に一端部が接続されたバンドと、
    前記バンドの前記一端部と反対の他端部に取り付けられたフックと、
    前記背もたれ部の上部に設けられ、前記座部が前記収納位置に配置された状態で、前記フックが係止されるキャッチとを備え、
    前記バンドは、前記バンドの長手方向途中部の第1部分と前記第1部分に対して間隔を空けた第2部分とが接合されることにより、前記第1部分と前記第2部分との間に形成される輪部を備え
    前記第1部分と前記第2部分との前記接合が、前記座部に前記収納位置から前記使用位置に変位する方向の大きい力が作用した場合に外れ、
    前記輪部は、前記フックの近傍に形成され、取っ手を兼ねることを特徴とする、シート構造。
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