JP5570361B2 - 防水型電子装置及びその組立方法 - Google Patents

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Description

この発明は、例えばエンジンルーム等に設置される車載電子制御装置などとして好ましく用いることができる防水型電子装置及びその組立方法に関するものである。
車載電子制御装置において、回路基板に固定されるコネクタハウジングとカバーとを別体構造として、回路基板の一辺に設けられたコネクタハウジングの端面を外部に覗かせながら、筐体の第一部分となるベースと、筐体の第二部分となるカバーと、コネクタハウジングが一体成形され筐体の第三部分となる端蓋とによって回路基板を水密収納してなる防水型制御ユニットは公知である。この形態の防水型制御ユニットはコネクタハウジングとカバーとを一体成形した形式のものに比べて、コネクタ部分の標準化を行うのに適しているが、カバーとベース間における防水シール構造に加えて、カバーと端蓋間及び端蓋とベース間の防水構造が必要となる。
例えば、底板から四辺の周壁が立設され、該周壁の端面側が開口した有底四角形状をしたベースと、電子部品が搭載された四角形状をなし該ベースの開口側に設けられた回路基板と、前記回路基板の電子部品を覆う蓋部を有し、該蓋部に前記回路基板の周縁部位に当接するフランジ部が形成されたカバーとを備えてなる箱形制御ユニットにおいて、前記ベースには、前記ベースの周壁の端面と前記カバーのフランジ部との間にシール材を介在させるためのシール用隙間を確保した状態で前記回路基板の裏面が当接する台座を設け、前記台座に前記回路基板を当接させると共に前記回路基板をカバーで覆った状態で、前記シール用隙間にシール材を設ける構成としたものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2003−258451号公報(要約、図3)
上記のような従来の技術においては、回路基板を、外周シール部の内側に別途設けられたベースの段部とカバーのフランジ部で挟持するように構成されているので、回路基板の面積が小さくなる一方、回路基板の裏面に比較的高い寸法の発熱部品を取付けたいときに十分な高さ寸法が得難い問題がある。これは、プリント基板の面積がシール面の内側に設けられた段差面の面積分だけ小さくなると共に、下げた段差寸法分だけプリント基板がベースの内底面に接近することになるためである。また、シール用間隙が回路基板の周囲の台座となる平面状突起の高さによって調整されるが、実際にはベースとカバーを共締めする取付ねじの当たり面の高さによってシール用間隙が決定され、もしもシール用間隙をベースの平面状突起の高さによって調整しようとすれば、取付ねじの当たり面には隙間を開けておく必要があり、取付ねじはねじ締め未完了のままとなってねじ緩みが発生しやすい問題がある。逆に、取付ねじの当たり面が先に当接して確実にねじ締めが行える状態にあってはシール用間隙は調整できなくなって、各部の寸法バラツキによって決定される間隙以下にはならない問題がある。
この発明は、上記のような課題を解消するためになされたものであり、防水シール性能を損なうことなく回路基板面積と発熱部品の高さ寸法を大きくすることができ、しかもシール材の塗布が容易に行えるシール面構造を持った防水型電子装置及びその組立方法を提供することを目的としている。
この発明による防水型電子装置は、
回路基板300に接続された外部接続端子352a・352bを有するコネクタ部材350と、
上記回路基板300の裏面及び上記コネクタ部材350の外周シール部の下部を、上記外
部接続端子352a・352bを外部に覗かせた状態で覆うように配置されて筐体の第一部
分を構成するベース200と、
上記回路基板300の表面及び上記コネクタ部材350の外周シール部の残部を覆うよ
うに配置されて上記筐体の第二部分を構成するカバー400とを備え、
上記ベース200と上記カバー400の外周部相互が、直接対向されて水密シールされる
第1シール部(240・420)と、上記コネクタ部材350の外周シール部を介して水密
シールされて、上記第1シール部(240・420)に対して2つの交点部C1・C2をも
つ第2シール部(230・360430・370)とを有し、
上記水密シールは何れも対向面にそれぞれ形成された凹条と凸条からなる凹凸面が
シール材500を介して互いに噛み合うように密着されてなる防水型電子装置100
あって、
上記ベース200には、上記第1シール部(240・420)を構成する最内周部凸条240d
とこの最内周部凸条240dの外側方向に隣接して延在する内側凹条240aとこの内側凹条240aの外側方向に隣接して延在する中間凸条240cとが設けられ上記内側凹条240aは上記中間凸条240cと上記最内周部凸条240dとの間に延在するものであり、また、上記第2シール部
(230・360、430・370)を構成する内側凸条230aとこの内側凸条230aの外側方向に
隣接して延在する中間凹条230caが設けられていて
上記内側凸条230aは上記第2シール部230・360、430・370)を構成する上記中間凹条230caの内側方向に隣接して延在するものであって
上記カバー400には、上記第1シール部(240・420)を構成する最内周部凹条420d
とこの最内周部凹条420dの外側方向に隣接して延在する内側凸条420aとこの内側凸条420aの外側方向に隣接して延在する中間凹条420cが設けられていて
上記内側凸条420aは上記中間凹条420cと上記最内周部凹条420dとの間に延在するものであり
上記回路基板300は上記第1シール部(240・420)における上記ベース200側の上記最内周部凸条240dと上記カバー400側の上記最内周部凹条420dによって挾持されて
いると共に、
上記ベース200に設けられた上記第2シール部(230・360、430・370)を構成する
上記内側凸条230aと上記中間凹条230caとが、上記交点部C1・C2において、上記ベース200に設けられた上記第1シール部(240・420)を構成する上記内側凹条240aと上記中間凸条240cとに連なるように上記ベース200に設けられた上記第1シール部(240・420)を構成する上記最内周部凸条240dと対応する延在位置から上記交点部C1・C2における上記内側凸条230a及び上記内側凹条240a並びに上記中間凹条230ca及び上記中間凸条240cの延在方向に対して直交方向に外側へ正弦波の位相が180°ずれている如く1条分偏倚されていて、上記ベース200に設けられた上記第1シール部(240・420)を構成する上記内側凹条240aの底面と上記ベース200に設けられた上記第2シール部(230・360、430・370)を構成する上記内側凸条230aの頂面は上記ベース200の内底面200cからの高さが互いに略同一となるようにシール面段差h2が形成されているものである。
また、この発明による防水型電子装置の組立方法は、
回路基板300に接続された外部接続端子352a・352bを有するコネクタ部材350と、上記回路基板300の裏面及び上記コネクタ部材350の外周シール部の下部を、上記外部接続端子352a・352bを外部に覗かせた状態で覆うように配置されて筐体の第一部分を構成するベース200と、上記回路基板300の表面及び上記コネクタ部材350の外周シール部の残部を覆うように配置されて上記筐体の第二部分を構成するカバー400とを備え、上記ベース200と上記カバー400の外周部相互が、直接対向されて水密シールされる第1シール部(240・420)と、上記コネクタ部材350の外周シール部を介して水密シールされて、上記第1シール部(240・420)に対して2つの交点部C1・C2をもつ第2シール部(230・360430・370)とを有し、上記水密シールは何れも対向面にそれぞれ形成された凹条と凸条からなる凹凸面がシール材500を介して互いに噛み合うように密着されてなる防水型電子装置100であって、
上記ベース200には、上記第1シール部(240・420)を構成する最内周部凸条240dとこの最内周部凸条240dの外側方向に隣接して延在する内側凹条240aとこの内側凹条240aの外側方向に隣接して延在する中間凸条240cとが設けられ上記内側凹条240aは上記中間凸条240cと上記最内周部凸条240dとの間に延在するものであり、また、上記第2シール部(230・360、430・370)を構成する内側凸条230aとこの内側凸条230aの外側方向に隣接して延在する中間凹条230caが設けられていて上記内側凸条230aは上記第2シール部230・360、430・370)を構成する上記中間凹条230caの内側方向に隣接して延在するものであって、上記カバー400には、上記第1シール部(240・420)を構成する最内周部凹条420dとこの最内周部凹条420dの外側方向に隣接して延在する内側凸条420aとこの内側凸条420aの外側方向に隣接して延在する中間凹条420cが設けられていて上記内側凸条420aは上記中間凹条420cと上記最内周部凹条420dとの間に延在するものであり
上記回路基板300は上記第1シール部(240・420)における上記ベース200側の上記最内周部凸条240dと上記カバー400側の上記最内周部凹条420dによって挾持されていると共に、
上記ベース200に設けられた上記第2シール部(230・360、430・370)を構成する上記内側凸条230aと上記中間凹条230caとが、上記交点部C1・C2において、上記ベース200に設けられた上記第1シール部(240・420)を構成する上記内側凹条240aと上記中間凸条240cとに連なるように上記ベース200に設けられた上記第1シール部(240・420)を構成する上記最内周部凸条240dと対応する延在位置から上記交点部C1・C2における上記内側凸条230a及び上記内側凹条240a並びに上記中間凹条230ca及び上記中間凸条240cの延在方向に対して直交方向に外側へ正弦波の位相が180°ずれている如く1条分偏倚されていて、上記ベース200に設けられた上記第1シール部(240・420)を構成する上記内側凹条240aの底面と上記ベース200に設けられた上記第2シール部(230・360、430・370)を構成する上記内側凸条230aの頂面は上記ベース200の内底面200cからの高さが互いに略同一となるようにシール面段差h2が形成されている防水型電子装置 (100) を組立てるに際し、次のA、B、及びCのステップ、またはX、Y、及びZのステップを含むことを特徴としている。
A.第2シール部230における上記ベース200側の中間凹条230caの一方の交点部C1から他方の交点部C2にかけてシール材500を塗布する第一の処理工程602
B.上記コネクタ部材350が接続された上記回路基板300を上記第一の処理工程602を経た上記ベース200の所定位置に載置した後、第1シール部240における上記ベース200側の上記中間凸条240c、及び上記コネクタ部材350の外周シール部の内、上方に露出されている第2シール部370を構成する内側凹条370aに跨ってシール材500を環状に塗布する第二の処理工程604
C.該第二の処理工程604に続けて上記カバー400を装着し、該カバー400、上記ベース200及び上記コネクタ部材350を一体化する第三の処理工程605
X.上記カバー400に設けられた第2シール部の中間凹条430cの一方の交点部 C1から他方の交点部C2にかけてシール材500を塗布する第1処理工程702
Y.上記コネクタ部材350が接続された上記回路基板300を、上記第1処理工程702を経た上記カバー400の所定位置に載置した後、上記カバー400に設けられた第1シール部420の上記中間凹条420c、及び上記コネクタ部材350の外周シール部の内、上方に露出されている第2シール部360を構成する中間凹条360cbに跨ってシール材500を環状に塗布する第2処理工程704
Z.上記第2処理工程704に続けて上記ベース200を装着し、該ベース200、上記カバー400及び上記コネクタ部材350を一体化する第3処理工程705b
この発明の防水型電子装置においては、コネクタ部材と接続された回路基板は第1シール部におけるベース側の最内周部凸条とカバー側の最内周部凹条によって挾持されていると共に、ベースに設けられた第1シール部を構成する凹凸面と第2シール部を構成する凹凸面には段差が設けられ、第1シール部の凹条が第2シール部の凸条に連なるように偏倚されている。
従って、回路基板を挟持するための専用の台座が不要となって、除去された台座の幅寸法だけ回路基板の面積を広げることができると共に、回路基板とベースの内底面との間隙寸法はベースの最内周部凸条の高さ寸法によって変更され、回路部品の収納容積を大きくすることができる効果がある。また、シール面に設けられた段差と凹凸条を正弦波の位相が180°ずれている如く1条分偏倚することによって、該凹条の底面と該凸条の頂面は上記ベースの内底面からの高さが互いに略同一となるようにされているため、第2シール部を構成する凸条の頂面と、第1シール部を構成する凹条の底面とを、第1シール部と第2シール部とを通して同一平面において延在させることができ、シール材の塗布を円滑に移行させると共に、コネクタ部材の下面とベース間の寸法を広げ、コネクタハウジングに圧入されている外部接続端子と回路基板との接続面における端面位置のスペースを広げることができる効果がある。
また、この発明の防水型電子装置の組立方法においては、A、B、及びCのステップをとる場合、、及びのステップをとる場合の何れであっても、相前後する工程の前工程において第2シール部を構成するベースまたはカバーの凹条にシール材を非環状に塗布し、これに続く後工程において第1シール部と第2シール部に跨ってシール材を環状に塗布するように、シール材の塗布作業が分割処理され、更に続く後工程で一体化するようにしたので、シール材の塗布と接合作業が単純化され、シール材が塗布されると直ちに接合処理が行われるので、シール材の放置による接合不良が発生しない。また、シール材を常温放置又は加熱によって硬化処理後又は硬化処理中に並行して性能検査と外観検査を行なうこともできる。そして、第1シール部の凹条と第2シール部の凸条の頂面を上記ベースの内底面からの高さが互いに略同一となるように第2シール部の凸条を外側に正弦波の位相が180°ずれている如く1条分偏倚してシール材を塗布するので、第2シール部を構成する凸条の頂面と、第1シール部を構成する凹条の底面とを、第1シール部と第2シール部とを通して同一平面において延在させてシール材を塗布することができ、シール材の塗布を円滑に移行させることができる。
この発明の実施の形態1による防水型電子装置の外観を概略的に示す一部破断斜視図である。 図1の電子装置の被取付面に対する取付状態を示す要部断面図であり、図3のZ2−Z2線断面となっている。 図1の電子装置の上面図である。 図3のZ4−Z4線における断面図である。 図3のZ5−Z5線における断面図である。 図1の電子装置の背面図である。 図1に示されたベース単体の内部側を示す平面図である。 図7のベースに回路基板の中間組立体を搭載した状態を示す平面図である。 図8のZ9−Z9線における断面図である。(a)はシール材の塗布状態、(b)はシール材の図示を省略した状態を示す。 図8の矢印Z10の方向に見た側面図である。 図8の矢印Z11の方向から見たコネクタ部材を示す正面図である。 図1に示されたカバー単体の内面側を示す平面図である。 図12のカバーに回路基板の中間組立体を搭載した状態を示す平面図である。 図1に示されたコネクタ部材の上面を示す平面図である。 図1に示されたコネクタ部材の下面を示す平面図である。 図13のZ16−Z16線における断面図である。 この発明の実施の形態2による防水型電子装置の組立方法を説明する工程図である。 この発明の実施の形態3による防水型電子装置の組立方法を説明する工程図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1に係る防水型電子装置について図1〜図16を参照して説明する。なお、ここでは電子装置が車載電子制御ユニット(以下、単に制御ユニットという)の場合について説明する。なお、各図面の内容については上記「図面の簡単な説明」の項に示しているので、ここでは特に必要がある場合を除いてその説明を省略する。図1から図6に示すように、制御ユニット100は四方に取付足201a〜201dを有するアルミダイキャスト製の四角形状のベース200と、複数の回路部品311や後述の図4、図5に示す発熱部品(310a〜310cと図示しない310d・310e)などが搭載された回路基板300と、図の上部三方の外周壁部の端部に鍔状のフランジ部401を有する樹脂製のカバー400と、カバー400の図の下方の開口部分を密閉するコネクタ部材350によって構成されている。
コネクタ部材350は、筒状のコネクタハウジング351a・351bと、このコネクタハウジング351a・351bの内側を図4、図5に示すように内外に塞ぎ、回路基板300に接続された外部接続端子352a・352b(352bは図13に図示)を挿通させる複数の圧入孔Hが設けられた仕切壁353a・353b(353bは図11に図示)とを有する樹脂成形体からなっている。回路基板300の図の下側の辺には上記コネクタハウジング351a・351bが一体成形されたコネクタ部材350が取付けられている。なお、コネクタ部材350の外周部には、詳細を後述する凹条と凸条を組合わせた外周シール部が形成されている。
ベース200は筺体の第1部分、カバー400は筺体の第2部分を構成している。制御ユニット100は、ベース200とカバー400の外周部相互が直接的に対向され水密シールされた上部3方の略コ字形の第1シール部と、ベース200とカバー400の間にコネクタ部材350の外周シール部を介して水密シールされた第2シール部によって密閉されている。なお、第1シール部と第2シール部とは2つの交点部C1、C2(図7参照)で相互に交わっている。また、コネクタ部材350は上記筺体の第3部分を構成している。
なお、上記第1シール部と第2シール部は、何れも対向された接合面双方に凸条と凹条を組合せた凹凸面を形成しシール材を塗布して重合したときに、凸条と凹条が対向された相手側の凹条と凸条に互に噛み合うように係合することで水密シールされて、シールパスを長くしたものであり、その詳細については後述する。また、カバー400とベース200とはカバー400の四隅に設けられたねじ穴402a〜402dを用いて後述の固定ねじ203a〜203dによって共締め固定されるようになっている。
被取付面10に対する取付状態を示す要部断面図である図2において、制御ユニット100を被取付面10に取付け固定する取付ねじ11a〜11d(11a〜11cは図示せず)は、ベース200に設けられた四方の取付足201a〜201d(201a〜201cは図3参照)のバカ穴に挿入され、ねじ締め工具12を用いて被取付面l0に設けられたねじ穴にねじ込まれるようになっている。取付足201a〜201dが被取付面10と当接する当接面200aと、ベース200の外底面200bとの間には取付面段差dが設けられ、ベース200の外底面200bと被取付面10とが全面接触しないようになっている。取付足201a〜201dの上面とカバー400のフランジ部401の外上面との間にはねじ締め面段差h1が設けられ、ねじ締め工具12の頭部がフランジ部401に接触しないようになっている。
制御ユニット100の上面図である図3では、図1における取付足201a〜201dやねじ穴402a〜402dが図示されていると共に、図示しない外部配線の行き先方向の違いに応じて2分割され、相手側コネクタが接続されるコネクタハウジング351a・351bが示されている。図3のZ4−Z4線における断面図である図4では、ベース200とカバー400との共締め固定部位として固定ねじ203a〜203d(203b〜203dは図6参照)がベース200側に設けられたバカ穴を貫通してカバー400のねじ穴402a〜402d(402b〜402dは図示せず)に螺入されている。
固定ねじ203a〜203dの頭部は封印用シール材204a〜204d(204b〜204dは図示せず)が塗布され、当該シール材の外周はベース200の環状壁206によって包囲されている。なお、固定ねじ203a〜203dはセルフタッピングねじでも良い。また、カバー400とベース200を共締めする当接部403は平面状となっており、固定ねじ203a〜203dを締付けることによって当接部403においてカバー400とベース200とが固定され、同時に第1シール部と第2シール部を構成する、シール材を介して対向された互いに噛み合う凹条・凸条相互の間隙が調整されるようになっている。
図4に示すように、コネクタハウジング351a・351bの仕切り壁353a・353bに設けられた圧入孔Hには、直交折曲された複数の外部接続端子352a・352b(352bは図13参照)の一片が圧入され、外部接続端子352a・352bの他片の先端は回路基板300の1辺部に設けられたスルーホールメッキ孔に嵌入して半田付けされている。なお、外部接続端子352(352a・352b)は、図4では2本のみ図示され、図5、図11では図示省略されている。
また、ベース200の内底面200cには上面が平らな第一の伝熱台座210a、210e(210eは図7に示す)が突設されていて、この第一の伝熱台座210a、210eは例えばペースト状のシリコンボンドである伝熱材211a、211e(211eは図示せず)を介して回路基板300の裏面の一部領域と接合され、当該一部領域の反対側の表面には1つまたは複数の発熱部品310a、310e(310eは図示せず)が半田付けされている。
図5、図6において、図3のZ5−Z5線における断面図である図5では、回路基板300は、ベース200の3方の輪郭外周部の内壁に設けられた最内周部凸条240d(図7も参照)と、カバー400の3方の輪郭外周部の内壁に設けられた最内周部凹条420d(図12も参照)によって挟持され、固定ねじ203a〜203dによってベース200とカバー400を締付けることによって圧接挟持されるようになっている。ベース200の内底面200cには上面が平らな第二の伝熱台座210bが設けられていて、この第二の伝熱台座210bは組立時に例えばペースト状のシリコンボンドである伝熱材211bを介して回路基板300の裏面の一部領域に半田付されている発熱部品310bの表面と接合されるようになっている。
さらに、ベース200の内底面200cには第三の伝熱台座210cが設けられていて、この第三の伝熱台座210cは組立時に同様に伝熱材211cを介して回路基板300の裏面の一部領域に半田付されている発熱部品310cの表面と密接するようになっている。但し、第三の伝熱台座210cはベース200の内底面200cと同一平面の伝熱面領域であり、該第三の伝熱台座210cの周りを囲むように突出された環状突起200dによって、伝熱面領域を識別できると共に伝熱材211cの流出を防止するようになっている。
また、図5〜図7に示すようにベース200の内底面200cには液体の通過を阻止する通気フィルタ205aが固定され、通気フィルタ205aと連通する外底面の外気導入口205cの周囲は環状壁205bによって包囲されていて、この環状壁205bの壁の高さは図2で示した取付面段差d以下の寸法となっている。制御ユニット100の底面図である図6では、上記外気導入口205cと環状壁205bが図示されている。なお、取付足201a〜201dの下面とベース200の外底面との間の取付面段差dは、面取り斜面によってなだらかに移行し、移行斜面208a〜208dが図示されている。
次に、図1に示されたベース単体の内底面200cを含む内部側を示す平面図である図7と、図7のベースに回路基板の中間組立体を搭載した状態を示す平面図である図8と、図8のZ9−Z9線における断面図である図9と、図8の矢印Z10の方向に見た側面図である図10と、図8の矢印Z11の方向から見たコネクタ部材を示す正面図である図11を参照してシール部の構成を含む詳細について順次説明する。なお、図7と図8は後述する実施の形態2に係る第一の組立方法における第一・第二の処理工程602・604を説明するための図を兼ねている。
図7において、ベース200の図の上辺と左右2辺の3方の輪郭外周部には最内周部凸条240dから外側方向に順次内側凹条240aと中間凸条240cと外側凹条240bとを組合せた第1シール部を構成するベース側第1凹凸面240が設けられると共に、残る1方の図の下辺側の輪郭外周部には中間凹条230caを挟む内側凸条230aと中間凸条230cb、及び外側凹条230bとを組合せた第2シール部を構成するベース側第2凹凸面230が設けられている。中間凹条230caの両端部は円弧を描いて図の上方向に曲げられ、ベース側第1凹凸面240との左右の交点部C1、C2ではそれぞれ横幅が広げられた一対の幅広凹部230d1・230d2が設けられている。なお、平面方向に図示された凸条及び凹条については、理解を容易にするために図面の符号に「凹」、「凸」の文字を付加すると共に、ハッチング、ドット模様等によって隣接する凹凸を適宜区別している。
なお、ベース側第1凹凸面240とベース側第2凹凸面230の交点部C1、C2においては、相互間の段差が設けられる一方、正弦波の位相が180°ずれている如く、図の左右方向の凹凸面の位置をずらせた偏倚部となっている。例えば、内側凹条240aの底面と、内側凸条230aの頂上面とは同一平面で、しかも相互に連なりあう関係に配置されている。このため、ベース側第2凹凸面230よりもベース側第1凹凸面240の方がベース200の内底面200cから高い位置となるように形成され、ベース側第2凹凸面230の方が外側に偏倚されている。なお、最内周部凸条240dは回路基板300の三辺部と当接する基板台座となっており、この例では、ベース200の内底面200cに設けられた第一の伝熱台座210a・210eの頂上面の高さはこの最内周部凸条240dの頂上面の高さと一致されている。なお、第二の伝熱台座210b・210dの頂上面の高さは最内周部凸条240dの頂上面の高さよりは低く、ベース200の内底面200cよりは高い位置になっている。
ベース200の伝熱台座210a〜210eに対して伝熱材211a〜211eを塗布し、続いて幅広凹部230d1・230d2の一方を始点とし他方を終点として、中間凹条230caに対してペースト状のシール材を非環状に塗布してから、コネクタ部材350が既に一体化された回路基板300をベース200に搭載すると図8で示した状態となる。図8において、回路基板300には複数の位置決穴301・301が設けられ、ベース200に設けられた位置決めピン200e(図7参照)と係合するようになっている。
なお、図8において平面視されているコネクタ部材350は、図10の側面図や図11の正面図で示す通り、ベース200に対して立体的に突出するように設けられており、コネクタ部材350の突出側の3方の外周部には図14に示すように中間凸条370cを挟む内側凹条370aと外側凹条370bによって構成された第2シール部を構成するコネクタ部材上側凹凸面370が設けられている。また、コネクタ部材350の残る1方のベース側第2凹凸面230に対向する外周部には、図15に示す通り、第2シール部を構成するコネクタ部材下側凹凸面360が設けられ、このコネクタ部材下側凹凸面360は中間凹条360cbを挟む中間凸条360caと外側凸条360b、及び内側凹条360aによって構成されている。
図8におけるベース側三方の中間凸条240cとコネクタ部材側三方の内側凹条370aにはペースト状のシール材が立体的な環状に塗布され、該シール材の始点と終点は中間凸条240cの長手方向中間部となっている。図8のZ9−Z9線における断面図である図9において、図9(a)はベース200の中間凹条230caに塗布された非環状のシール材501と、ベース200の三方及びコネクタ部材350の三方に塗布された環状のシール材502を示しており、非環状のシール材501と環状のシール材502は融合部分Wにおいて接触融合しており、この融合部分Wは第1シール部と第2シール部の交点部C1、C2に形成された図7の幅広凹部230d1・230d2に位置している。
なお、図9(b)は非環状に塗布されるシール材501と環状に塗布されるシール材502を除去した場合の断面図となっている。また、図9(a)に示すようにベース側第1凹凸面240とベース側第2凹凸面230の凹条谷底面にはシール面段差h2があり、このシール面段差h2の値は凹凸条の凸の高さ(凹の深さ)に略等しい値となっている。図8の状態でカバー400を取付け、4隅の固定ねじ203a〜203dを締付けてから、自然放置又は加熱乾燥することによってシール材500や伝熱材が乾燥硬化され、制御ユニット100の組立作業が完了するようになっている。
次に、カバー400単体の内面側を示す平面図である図12と、図12に回路基板の中間組立体を搭載した平面図である図13と、コネクタ部材350のカバー側上面を示す平面図である図14と、コネクタ部材350のベース側下面を示す平面図である図15と図13のZ16−Z16線における断面図である図16について順次説明する。なお、図12と図13は、後述する実施の形態3に係る第二の組立方法を説明する図18に示す第1・第2処理工程702・704を説明するための図となっている。
図12において、カバー400の3方の輪郭外周部には最内周部凹条420dから順次内側凸条420aと中間凹条420cと外側凸条420bとを組合せた第1シール部を構成するカバー側第1凹凸面420が設けられている。なお、中間凹条420cの両端部は交点部C1・C2に位置し幅広凹部420c1・420c2となっている。残る1方の輪郭外周部にはコネクタ部材350の外周部の3方と対向する第2シール部を構成するカバー側第2凹凸面430が設けられている。このカバー側第2凹凸面430は中間凹条430cを挟む内側凸条430aと外側凸条430bによって構成されている。また、図12におけるカバー側第2凹凸面430は平面視されているが、実際には図12の紙面に位置する左右部分に対し、中間部は斜面を描いて紙面の裏面へ下降し、カバー400の天井内面に沿って並行し、再び斜面を描いて紙面位置に復帰する立体構造となっている。
内側凸条430aの両端位置に設けられた嵌合凹部435a・435bは、図14に示すコネクタ部材350の左右に設けられた嵌合凸部355a・355bと係合し、コネクタ部材350とカバー400との相対的に位置決めを行うようになっている。幅広凹部420c1・420c2の一方を始点とし他方を終点として、中間凹条430cに対してペースト状のシール材を非環状に塗布してから、コネクタ部材350が事前に一体化された回路基板300をカバー400内に搭載すると図13の状態となる。図13において、多数の外部接続端子352a・352bの両端と中間部には図16に示すスナップ354a・354b・354cが圧入されている。
また、コネクタ部材350の下面には図15に示す第2シール部を構成するコネクタ部材下側凹凸面360が設けられ、コネクタ部材下側凹凸面360を構成する中間凹条360cbと両側の中間凸条360caと外側凸条360bが図示されている。図13におけるカバー側三方の中間凹条420cとコネクタ部材側一方の中間凹条360cbにはペースト状のシール材が環状に塗布され、そのシール材の始点と終点は中間凹条420cの例えば長手方向中間部となっている。図13の状態でベース200を取付け、4隅の固定ねじ203a〜203dを締付けてから、自然放置又は加熱によってシール材や伝熱材が硬化することによって防水型電子装置である制御ユニット100の組立作業が完了するようになっている。
図14〜図16において、コネクタ部材350には金属製のスナップ354a〜354cの一端が圧入固定されており、スナップ354a〜354cの他端は、複数の外部接続端子352a・352bの両側位置と中間位置において回路基板300に設けられた保持穴に弾性圧入されて嵌合するようになっている。なお、複数のスナップ354a〜354cは複数の外部接続端子352a・352bの半田作業の前にコネクタ部材350と回路基板300とを仮止め固定するためのものとなっている。
なお、上記第1シール部はベース側第1凹凸面240とカバー側第1凹凸面420によって構成され、第2シール部はベース側第2凹凸面230とコネクタ部材下側凹凸面360、及びカバー側第2凹凸面430とコネクタ部材上側凹凸面370とによって構成されていて、何れも複数の凹凸条が組み合わさって互いに噛み合う如く係合するようになっているが、凹条や凸条の角部は面取り斜面又は円弧状になっており、凹条底面と凸条の頂上面との間や、凹条凸条の側壁面との間にはシール材500を介在させるための適宜の間隙寸法が付与されている。
また、実施の形態2において後述する図7、図8において、シール材501(図9参照)はベース側第2凹凸面230に対して塗布され、塗布部分の形状が非環状をなしているものであり、シール材502(図9参照)はベース側第1凹凸面240とコネクタ部材上側凹凸面370に対して塗布され、塗布部分の形状が環状をなしているものである。
また、実施の形態3において後述する図12、図13において、シール材501(図9参照)はカバー側第2凹凸面430に対して塗布され、塗布部分の形状が非環状をなしているものであり、シール材502(図9参照)はカバー側第1凹凸面420とコネクタ部材下側凹凸面360に対して塗布され、塗布部分の形状が環状をなしているものである。
図示しないシール材500は非環状に塗布されるシール材501と環状に塗布されるシール材502を総称したものである。
上記の通り、実施の形態1による制御ユニット100は、回路基板300に接続された外部接続端子352a・352bを有するコネクタ部材350と、回路基板300の裏面及びコネクタ部材350の外周シール部の下部を、外部接続端子352a・352bを外部に覗かせた状態で覆うように配置されて筐体の第一部分を構成するベース200と、回路基板300の表面及びコネクタ部材350の外周シール部の残部を覆うように配置されて筐体の第二部分を構成するカバー400とを備えている。
そして、ベース200とカバー400の外周部相互が、直接対向されて水密シールされる第1シール部(ベース側第1凹凸面240・カバー側第1凹凸面420)と、コネクタ部材350の外周シール部を介して水密シールされて、第1シール部に対して2つの交点部C1、C2をもつ第2シール部(ベース側第2凹凸面230・コネクタ部材下側凹凸面360、カバー側第2凹凸面430・コネクタ部材上側凹凸面370)とを有し、上記水密シールは何れも対向面にそれぞれ形成された凹条と凸条からなる凹凸面がシール材500を介して互いに噛み合うように密着されてなる防水型電子装置である制御ユニット100であって、回路基板300は第1シール部におけるベース側の最内周部凸条240dとカバー側の最内周部凹条420dによって挾持されていると共に、ベース200に設けられた第2シール部を構成する凸条が、上記交点部C1・C2においてベース200に設けられた第1シール部を構成する凹条に連なるように偏倚されていて、該凹条の底面と該凸条の頂面はベース200の内底面200cからの高さが互いに略同一になるようなシール面段差h2が形成されている。
そして、この発明の請求項2に関連して、
ベース200は高熱伝導性素材の成形体からなり、該ベースの内底面200cには高さの異なる第一から第三の伝熱台座210a〜210eの何れか複数が設けられ、
第一の伝熱台座210a・210eは回路基板300の一部の裏面に対して伝熱材211a・211eを介して接合すると共に、当該一部の裏面に対応した一部の表面には発熱部品310a・310eが半田付けされており、
第二の伝熱台座210b・210dは回路基板300の他の一部の裏面に対して半田付けされた発熱部品310b・310dに対して伝熱材211b・211dを介して接合し、
第三の伝熱台座210cはベース300の内底面200cと同一の高さに形成され、その伝熱台座の周囲が伝熱材211cを塗布する領域を示す環状突起200dによって囲まれていて、回路基板300の裏面に対して半田付けされた発熱部品310cは伝熱材211cを介して内底面200cに接合するようになっている。
このように、ベースの内底面には複数種類の高さ面を持つ第一・第二・第三の伝熱台座が設けられ、ベース内底面と同一平面となる第三の伝熱台座は環状突起によって伝熱面領域が識別できるようになっている。従って、ベース内底面から突出した第一・第二の伝熱台座面の上面と環状突起によって識別された第三の伝熱台座面に対して伝熱材を塗布し、多様な伝熱面高さの発熱部品に対応できると共に、第三の伝熱台座に配置された発熱部品の高さをより高いものにし、環状突起により伝熱材の流出を防止することができる特徴がある。
また、この発明の請求項3に関連して、
コネクタ部材350は、外周部に第2シール部を構成する凸条及び凹条を有する凹凸面が設けられた筒状のコネクタハウジング351a・351bと、このコネクタハウジングの内周部を塞ぎ外部接続端子352a・352bを挿通させる圧入孔Hを有する仕切壁353a・353bとを有する樹脂成形体からなり、かつ上記ハウジングの端部にはコネクタ部材350を回路基板300に対して仮止めするための複数のスナップ354a〜354cが突設されている。
このように、複数の接続端子が圧入固定されるコネクタハウジングはコネクタ部材と一体成形され、複数のスナップによって回路基板の1辺に仮止め固定されてから半田付けされるようになっている。
従って、外部接続端子と回路基板との半田付け作業において外部接続端子が抜け落ちないようにすることができると共に、複数のスナップはベース側の3辺の接合面と残る1辺の接合面における凸条と凹条を偏倚配置したことによってスペースを確保して、コネクタ部材下側の内側凹条面に設けることができる特徴がある。
また、この発明の請求項4に関連して、
ベース200の上記第1シール部の外側部には複数の取付足201a〜201dが設けられ、該取付足の被取付面10に対する当接面200aは、ベース200の外底面200bに対して取付面段差dを有するようにベース200の肉厚方向に突出され、ベース200の内底面200cには外気導入口205cとこの外気導入口を通じた液体の通過を阻止する通気フィルタ205aが設けられ、外気導入口205cの外底面200b側の周囲に取付面段差d以下の寸法の環状壁205bが突設されている。
このように、ベースの取付足には取付面段差が設けられ、通気フィルタの外気導入口は取付面段差よりも低い環状壁で包囲されている。
従って、ベースの外底面全体が被取付面と接触しないので安定した取付けが行えると共に、壁面取付けされたベースの外底面を伝って流れ落ちた水滴が通気フィルタの外気導入口を封鎖するのを防止することができる特徴がある。
また、この発明の請求項5に関連して、
カバー400は平面視四角形状の樹脂材からなり、第1シール部を構成するカバー400側の凹凸面は外周部3辺に一体成形されて突出されたフランジ部401に設けられており、ベース200の取付足201a〜201dの高さ面はフランジ部401の外表面位置よりもねじ締め面段差h1を置いて高い位置となっている。
このように、制御ユニットを取付け固定するための取付足の端面は、カバーのフランジ部分よりも高い位置に設けられている。従って、取付足の位置をフランジ部分に接近させてもねじ締め工具の先端がフランジ部分に接触せず、制御ユニットを小型化することができる特徴がある。
また、この発明の請求項6に関連して、
第1シール部(ベース側第1凹凸面240・カバー側第1凹凸面420)の外側に迂回した位置に、ベース200とカバー400とを締付け固定する固定ねじ203a〜203dを用いた当接部403が設けられ、該当接部におけるベース200とフランジ部401との当接方向の寸法を調節することにより、第1シール部及び第2シール部にシール材500を介在させるための間隙寸法を調節すると共に、ベース200側の最内周部凸条240dとカバー400側の最内周部凹条420dによって挾持されている回路基板300の挟持間隙寸法を調節するようになっている。
このように、ベースとカバーとの間のシール面の間隙寸法はベースとカバーをねじ締付け固定する当接平面部の高さ位置によって決定され、回路基板はその変形歪を矯正する関係でベースとカバー間に挟持されるようになっている。従って、正確なシール間隙が得られると共に、確実に回路基板を挟持することができる特徴がある。
また、この発明の請求項7に関連して、
第2シール部におけるベース200側の凹条の端部、及びカバー400側の凹条の端部が、何れも交点部C1・C2において幅広凹部230d1・230d2、420c1・420c2に形成され、かつ互いに対向されてなり、これらの幅広凹部が第1シール部と第2シール部に塗布されたシール材500の融合部として用いられている。このように、第1シール部と第2シール部に塗布された環状と非環状のシール材は一対の幅広凹部で融合するようになっている。
従って、非環状のシール材と環状のシール材の融合点において発生する余剰シール材を、対向する幅広凹部で抱き込みながら融合面積を広げ、隙間のないシール処理を行うことができる特徴がある。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2による防水型電子装置である車載用制御ユニットの組立方法について図17の工程図を参照して説明する。なお、制御ユニット100は実施の形態1の各図を適宜用いて説明する。図17において、工程600は制御ユニット100の第一の組立方法による組立作業の開始工程であるが、この工程600に至る前に準備の工程601a、603a、603bが実施される。
工程601aはベース200の外気導入口205cに通気フィルタ205aを接着材によって接着固定しておく工程である。工程603aはコネクタ部材350を構成するコネクタハウジング351a・351bの仕切り壁353a・353bに対して決められた所定数の外部接続端子352a・352bを圧入固定すると共に、コネクタ部材350に対してスナップ354a〜354cを圧入固定する工程である。
工程603bは回路基板300に対して発熱部品310a〜310eや複数の回路部品311を実装して半田付けを行うと共に、コネクタ部材350と回路基板300を組み合わせて外部接続端子352a・352bの一端を回路基板300に設けられたランドに半田付けを行って、回路基板の中間組立体を仕上げる工程である。
開始の工程600に続く工程601bは準備の工程601aで通気フィルタ205aが接着固定されているベース200を図示していない組立治具に搭載する工程である。続く工程602は図7で示すとおり、ベース200の内底面200cに設けられた伝熱台座210a〜210eに対してペースト状の伝熱材211a〜211eを塗布してから、中間凹条230caに対して幅広凹部230d1・230d2を始点・終点とする非環状ルートでペースト状のシール材501を塗布する第一の処理工程である。
続く工程603cは準備の工程603bによって仕上げられた回路基板の中間組立体をベース200の上に搭載し、工程602によって塗布された伝熱材211a〜211eやシール材501を相手面に接合する工程である。続く工程604は図8で示す通り、ベース200の中間凸条240cとコネクタ部材350の中間凹条370aを1周する立体的な環状ルートでペースト状のシール材502を塗布する第二の処理工程であり、環状ルートの始点と終点は中間凸条240cの中間部分にあって重合部分を持っており、交点部C1、C2の幅広凹部230d1・230d2は上記環状ルートの中継点となっている。
続く工程605はカバー400を装着して、工程604で塗布されたシール材を相手面に接合し、組立治具を表裏反転してベース200の外底面側から固定ねじ203a〜203dによってカバー400とベース200を共締め固定すると共に、固定ねじ203の頭部を回り止め用のシール材204a〜204dによって封印する第三の処理工程である。続く工程606は工程602・工程604・工程605において塗布された伝熱材やシール材の常温放置又は加熱を行いながら、制御ユニット100の初期設定と性能検査や外観検査を行う工程であり、これにより総組立完了工程607へ移行するようになっている。
なお、各工程間の移行動作、伝熱材やシール材の塗布処理、ねじ締め処理などは全て自動で行われており、伝熱材やシール材の過不足が発生しないための適量管理が行われている。しかし、環状ルートのシール材の始点と終点は、少なくとも最短シールパスとなる隣接した3条分の凹条と凸条の合計幅寸法以上の重合部分を有し、この重合部分において円形吐出口から紐状に押出されたペースト状シール材の先細り先端部と後細り後端部が重合して塗布されるようになっている。
上記のように、実施の形態2による防水型電子装置の組立方法は、
回路基板300、コネクタ部材350、ベース200、及びカバー400を有する防水型電子装置100を組立てるに際し、次のA、B、及びCのステップを含んでいる。
A.第2シール部における上記ベース200側の凹条の一方の交点部C1から他方の交点部C2にかけてシール材500を塗布する第一の処理工程602。
B.上記コネクタ部材350が接続された上記回路基板300を上記第一の処理工程602を経た上記ベース200の所定位置に載置した後、第1シール部における上記ベース側の凸条、及び上記コネクタ部材350の外周シール部の内、上方に露出されている第2シール部を構成する凹条に跨ってシール材を環状に塗布する第二の処理工程604。
C.該第二の処理工程604に続けて上記カバー400を装着し、該カバー400、上記ベース200及び上記コネクタ部材350を一体化する第三の処理工程605。
このように、ベースを下にして回路基板とカバーを順次合体する手順で製品の組立が行われ、ベースとコネクタ部材とカバーとの間のシール材の塗布作業は相前後する複数の処理工程内で分割処理され、連続した工程内でシール材の塗布と接合作業が行われるようになっている。
従って、シール材が塗布されると直ちに接合処理が行われるので、シール材の乾燥による接合不良が発生しない特徴がある。
そして、この発明の請求項9に関連して、
第二の処理工程604において、シール材500を塗布する際に、第1シール部を構成する、ベース側の凸条240cの中間部を始点及び終点とし、該始点及び終点部分ではシール材500の先細り先端部と後細り後端部が重合するように塗布し、かつ、該重合部分におけるシール材500の合計幅を、第1シール部の最小横断距離である隣接した凹条と凸条の合計幅以上の寸法とするようになっている。
このように、第二の処理工程における環状のシール材は始点の直後と終点の直前位置において重合部分を有している。
従って、カバーとベースをねじ締め固定したときに微量のシール材が流出してベースの内面又は外面、若しくはカバーの内面又は外面に付着するが、隙間のないシール処理を行うことができる特徴がある。
また、シール材の重合部分はカバーとベースとを共締めする複数の固定ねじの中間位置となっているので、カバーの変形によって中間部に微小な隙間が発生しても、当該隙間を埋めるためのシール材の塗布量を確保することができる特徴がある。
また、この発明の請求項10に関連して、
防水型電子装置100が通気フィルタ205aを備えており、該通気フィルタを上記第一の処理工程602の前に予め上記ベース200の内底面に接着固定するようになっている。
このように、ベースには予め通気フィルタが接着固定されている。
従って、シール材、伝熱材、接着材の混用が防止されると共に、この実施の形態2ではベースを下にした組立方法であるため、裏向きのベースに対して通気フィルタを接着しなくてもよいので作業性が向上する特徴がある。
また、この発明の請求項11に関連して、
防水型電子装置100が第一から第三の伝熱台座210a〜210eと該伝熱台座に隣接する発熱部品310a〜310eを備えており、第一の処理工程602の前後に予め伝熱台座210a〜210eに対して、伝熱材211a〜211eを塗布するようになっている。
このように、ベースを下にして回路基板とカバーを順次合体する手順で製品の組立が行われ、回路基板に設けられた発熱部品とベースに設けられた伝熱台座間の伝熱材の塗布作業は第一の処理工程で行われ、連続した工程内で伝熱材やシール材の塗布と接合作業が行われるようになっている。
従って、伝熱材やシール材が塗布されると直ちに接合処理が行われるので、伝熱材やシール材の乾燥による接合不良が発生しない特徴がある。
また、この発明の請求項12に関連して、
防水型電子装置100が固定ねじ203a〜203dを備えており、第三の処理工程605の後に固定ねじ203a〜203dの頭部の周囲を包囲するようにベース200に設けられた環状壁206の内部にシール材204a〜204dを充填するようになっている。
このように、カバーとベースを共締めする固定ねじの頭部はシール材によって封印が施されるようになっている。
従って、固定ねじが振動によって緩むのを防止すると共に、一旦締め付けされた固定ねじを緩めてはならないことを示唆する封印となる特徴がある。
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3による防水型電子装置である車載制御ユニットの組立方法について図18を参照して説明する。図18において、工程700は制御ユニット100の第二の組立方法による組立作業の開始工程であるが、この開始工程700に至る前に準備工程703a、703b、705aが実施される。準備工程703aはコネクタ部材350を構成するコネクタハウジング351a・351bの仕切り壁353a・353bに対して予め決められた所定数の外部接続端子352a・352bを圧入固定すると共に、コネクタ部材350に対してスナップ354a〜354cを圧入固定する工程である。
準備工程703bは回路基板300に対して発熱部品310a〜310eや複数の回路部品311を実装して半田付けを行うと共に、コネクタ部材350と回路基板300を組み合わせて外部接続端子352a・352bの一端を回路基板300に設けられたランドに半田付けを行って、回路基板の中間組立体を仕上げる工程である。準備工程705aはベース200の内底面に設けられた外気導入口205cに通気フィルタ205aを接着材によって接着固定しておく工程である。
開始工程700に続く工程701はカバー400を裏返しにして図示していない組立治具に搭載する工程である。続く工程702は図12に示すように、カバー400の中間凹条430cに対して、幅広凹部420c1・420c2を始点・終点とする非環状ルートでペースト状のシール材501を塗布する第1処理工程である。続く工程703cは準備工程703bによって仕上げられた回路基板とコネクタ部材の中間組立体をカバー400の中に搭載し、工程702によって塗布されたシール材501を相手面であるコネクタ部材上側凹凸面370に接合する工程である。
続く工程704は回路基板300における発熱部品310a・310eの搭載位置の裏面や、発熱部品310b〜310dの表面に対して伝熱材211a〜211eを塗布すると共に、図13で示すとおり、カバー400の中間凹条420cとコネクタ部材350の中間凹条360cbを1周する環状ルートでペースト状のシール材502(図9参照)を塗布する第2処理工程であり、環状ルートの始点と終点は中間凹条420cの中間部分にあって重合部分を持っており、幅広凹部420c1・420c2は環状ルートの中継点となっている。
続く工程705bは準備工程705aで通気フィルタ205aが接着固定されているベース200を裏返し状態でカバー400の上に搭載し、工程704で塗布された伝熱材やシール材を相手面に接合し、ベース200の外底面側から固定ねじ203a〜203dによってカバー400とベース200を共締め固定すると共に、ねじの頭部を回り止め用のシール材204a〜204dによって封印する第3処理工程である。続く工程706は工程702・工程704・工程705bにおいて塗布された伝熱材やシール材の常温放置又は加熱を行いながら、制御ユニット100の初期設定と性能検査や外観検査を行う工程であり、これにより総組立完了工程707へ移行するようになっている。
なお、各工程間の移行動作、伝熱材やシール材の塗布処理、ねじ締め処理などは全て自動で行われており、伝熱材やシール材の過不足が発生しないための適量管理が行われている。しかし、環状ルートのシール材の始点と終点は、少なくとも最短シールパスとなる隣接した3条分の凹条と凸条の合計幅寸法以上の重合部分を有し、この重合部分において円形吐出口から押出された紐形状のペースト状シール材の先細り先端部と後細り後端部が重合して塗布されるようになっている。
上記のように、実施の形態3による防水型電子装置の組立方法は、
回路基板300、コネクタ部材350、ベース200、及びカバー400を有する防水型電子装置100を組立てるに際し、次の、及びのステップを含み、その特徴は実施形態2の場合と同様である。
但し、この実施の形態3はカバー400を下側にした組立方法であるため、カバー400の最内周部凹条420dによって回路基板300の位置決めが行われ、ベース200を下側にした実施の形態2の場合に比べてベース側の位置決めピン200eとこれに対応した回路基板300側の位置決穴301が不要となる特徴がある。
.上記カバー400に設けられた第2シール部の凹条の一方の交点部C1から他方の交点部C2にかけてシール材500を塗布する第1処理工程702。
.上記コネクタ部材350が接続された上記回路基板300を、上記第1処理工程702を経た上記カバー400の所定位置に載置した後、上記カバー400に設けられた第1シール部の凹条、及び上記コネクタ部材350の外周シール部の内、上方に露出されている第2シール部を構成する凹条に跨ってシール材500を環状に塗布する第2処理工程704。
.上記第2処理工程704に続けて上記ベース200を装着し、該ベース200、上記カバー400及び上記コネクタ部材350を一体化する第3処理工程705b。
そして、この発明の請求項9に関連して、
第2処理工程704において、シール材500を塗布する際に、第1シール部を構成するカバー側の中間凹条420cの中間部を始点及び終点とし、該始点及び終点部分ではシール材500の先細り先端部と後細り後端部が重合するように塗布し、かつ、該重合部分におけるシール材500の合計幅を、第1シール部の最小横断距離である隣接した凹条と凸条の合計幅以上の寸法とするようになっており、その特徴は実施の形態2の場合と同様である。
また、この発明の請求項10に関連して、
防水型電子装置100が通気フィルタ205aを備えており、該通気フィルタを第3処理工程705bの前に予め上記ベース200の内底面に接着固定するようになっていて、その特徴は実施の形態2の場合と同様である。
また、この発明の請求項11に関連して、
防水型電子装置100が第一から第三の伝熱台座210a〜210eと該伝熱台座に隣接する発熱部品310a〜310eを備えており、第2処理工程702の前後に予め発熱部品310b〜310d又は回路基板300に対して伝熱材211a〜211eを塗布するようになっており、その特徴は実施の形態2の場合と同様である。
また、この発明の請求項12に関連して、
防水型電子装置100が固定ねじ203a〜203dを備えており、第3処理工程705bの後に固定ねじ203a〜203dの頭部の周囲を包囲するようにベース200に設けられた環状壁206の内部にシール材204a〜204dを充填するようになっていて、その特徴は実施の形態2の場合と同様である。
但し、この実施の形態3はカバー400を下側にした組立方法であるため、第3処理工程705bにおいて全体の裏返し反転を行なわなくても固定ねじ203a〜203dの締付けが行えるので、ベース200を下側にした実施の形態2の場合に比べて組立ての作業性が向上する特徴がある。
なお、上記各実施の形態では、この発明を車載電子制御装置に用いた場合について説明したが、本発明の用途はこれに限定されないことは言うまでもない。また、筺体の形状は必ずしも平面視四角形状に限定されず、その他、例えば回路基板の支持態様、伝熱台座の設置数や形状、コネクタ部材の構成、凹凸面の構成など、この発明の精神の範囲内で適宜変形や変更が可能であることは当然である。
10 被取付面、 100 防水型制御ユニット、 200 ベース(筐体の第一部分)、 200a 当接面、 200b 外底面、 200c 内底面、 200d 環状突起、 200e 位置決めピン、 201a〜201d 取付足、 203a〜203d 固定ねじ、 204a〜204d シール材(固定ねじ)、 205a 通気フィルタ、 205b 環状壁、 205c 外気導入口、 206 環状壁、 210a・210e 第一の伝熱台座、 210b・210d 第二の伝熱台座、 210c 第三の伝熱台座、 211a〜211e 伝熱材、 230 ベース側第2凹凸面、 230a 内側凸条、 230ca 中間凹条、 230d1、230d2 幅広凹部、 240 ベース側第1凹凸面、 240a 内側凹条、 240c 中間凸条、 240d 最内周部凸条、 300 回路基板、 310a〜310e 発熱部品、 350 コネクタ部材(筺体の第三部分)、 351a・351b コネクタハウジング、 352a・352b 外部接続端子、 353a・353b 仕切り壁、 354a〜354c スナップ、 360 コネクタ部材下側凹凸面、 360cb 中間凹条、 370 コネクタ部材上側凹凸面、 370a 内側凹条、 400 カバー(筐体の第二部分)、 401 フランジ部、 403 当接部、 420 カバー側第1凹凸面、 420a 内側凸条、 420c 中間凹条、 420c1・420c2 幅広凹部、 420d 最内周部凹条、 430 カバー側第2凹凸面、 430c 中間凹条、 500〜502 シール材、 602 第一の処理工程、 604 第二の処理工程、 605 第三の処理工程、 702 第1処理工程、 704 第2処理工程、 705b 第3処理工程、 d 取付面段差、 h1 ねじ締め面段差、 h2 シール面段差、 C1、C2 交点部、 H 圧入孔。

Claims (12)

  1. 回路基板に接続された外部接続端子を有するコネクタ部材と、上記回路基板の裏面及び上記コネクタ部材の外周シール部の下部を、上記外部接続端子を外部に覗かせた状態で覆うように配置されて筐体の第一部分を構成するベースと、上記回路基板の表面及び上記コネクタ部材の外周シール部の残部を覆うように配置されて上記筐体の第二部分を構成するカバーとを備え、上記ベースと上記カバーの外周部相互が、直接対向されて水密シールされる第1シール部と、上記コネクタ部材の外周シール部を介して水密シールされて、上記第1シール部に対して2つの交点部をもつ第2シール部とを有し、上記水密シールは何れも対向面にそれぞれ形成された凹条と凸条からなる凹凸面がシール材を介して互いに噛み合うように密着されてなる防水型電子装置であって、
    上記ベースには、上記第1シール部を構成する最内周部凸条とこの最内周部凸条の外側方向に隣接して延在する内側凹条とこの内側凹条の外側方向に隣接して延在する中間凸条とが設けられ上記内側凹条は上記中間凸条と上記最内周部凸条との間に延在するものであり、また、上記第2シール部を構成する内側凸条とこの内側凸条の外側方向に隣接して延在する中間凹条が設けられていて上記内側凸条は上記第2シール部を構成する上記中間凹条の内側方向に隣接して延在するものであって、上記カバーには、上記第1シール部を構成する最内周部凹条とこの最内周部凹条の外側方向に隣接して延在する内側凸条とこの内側凸条の外側方向に隣接して延在する中間凹条とが設けられていて上記内側凸条は上記中間凹条と上記最内周部凹条との間に延在するものであり、
    上記回路基板は上記第1シール部における上記ベース側の上記最内周部凸条と上記カバー側の上記最内周部凹条によって挾持されていると共に、
    上記ベースに設けられた上記第2シール部を構成する上記内側凸条と上記中間凹条とが、上記交点部において、上記ベースに設けられた上記第1シール部を構成する上記内側凹条と上記中間凸条とに連なるように上記ベースに設けられた上記第1シール部を構成する上記最内周部凸条と対応する延在位置から上記交点部における上記内側凸条及び上記内側凹条並びに上記中間凹条及び上記中間凸条の延在方向に対して直交方向に外側へ正弦波の位相が180°ずれている如く1条分偏倚されていて、上記ベースに設けられた上記第1シール部を構成する上記凹条の底面と上記ベースに設けられた上記第2シール部を構成する上記内側凸条の頂面は上記ベースの内底面からの高さが互いに略同一となるようにシール面段差が形成されていることを特徴とする防水型電子装置。
  2. 上記ベースはアルミダイキャストで構成される高熱伝導性素材の成形体からなり、該ベースの内底面には高さの異なる第一から第三の伝熱台座の何れか複数が設けられ、
    上記第一の伝熱台座は上記回路基板の一部の裏面に対して伝熱材を介して接合すると共に、当該一部の裏面に対応した一部の表面には発熱部品が半田付けされており、
    上記第二の伝熱台座は上記回路基板の他の一部の裏面に対して半田付けされた発熱部品に対して伝熱材を介して接合し、
    上記第三の伝熱台座は上記ベースの内底面と同一の高さに形成され、その伝熱台座の周囲が伝熱材を塗布する領域を示す環状突起によって囲まれていて、上記回路基板の裏面に対して半田付けされた発熱部品は上記伝熱材を介して上記内底面に接合する
    ことを特徴とする請求項1に記載の防水型電子装置。
  3. 上記コネクタ部材は、外周部に上記第2シール部を構成する凸条及び凹条を有する凹凸面が設けられた筒状のコネクタハウジングと、このコネクタハウジングの内周部を塞ぎ上記外部接続端子を挿通させる圧入孔を有する仕切壁とを有する樹脂成形体からなり、
    かつ上記ハウジングの端部には上記コネクタ部材を上記回路基板に対して仮止めするための複数のスナップが突設されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の防水型電子装置。
  4. 上記ベースの上記第1シール部の外側部には複数の取付足が設けられ、該取付足の被取付面に対する当接面は、上記ベースの外底面に対して取付面段差を有するように上記ベースの肉厚方向に突出され、
    上記ベースの内底面には外気導入口とこの外気導入口を通じた液体の通過を阻止する通気フィルタが設けられ、
    上記外気導入口の外底面側の周囲に上記取付面段差以下の寸法の環状壁が突設されていることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の防水型電子装置。
  5. 上記カバーは平面視四角形状の樹脂材からなり、上記第1シール部を構成する上記カバー側の凹凸面は外周部3辺に一体成形されて突出されたフランジ部に設けられており、上記取付足に設けられた穴に挿通され頭部を上記取付足の上面に形成された取付ねじ係止面に係合して上記取付足を上記被取付面に固定する取付ねじが設けられると共に、上記取付足の上面における上記取付ねじ係止面の上記被取付面からの高さは、上記フランジ部の上面よりもねじ締め面段差を置いて高い位置となっていることを特徴とする請求項4に記載の防水型電子装置。
  6. 上記第1シール部の外側に迂回した位置に、上記ベースと上記カバーとを締付け固定する固定ねじを用いた当接部が設けられ、該当接部における上記ベースと上記フランジ部との当接方向の寸法を調節することにより、上記第1シール部及び第2シール部にシール材を介在させるための間隙寸法を調節すると共に、
    上記ベース側の最内周部凸条と上記カバー側の最内周部凹条によって挾持されている上記回路基板の挟持間隙寸法を調節することを特徴とする請求項5に記載の防水型電子装置。
  7. 上記第2シール部における上記ベース側の凹条の端部、及び上記カバー側の凹条の端部が、何れも上記交点部において幅広凹部に形成され、かつ互いに対向されてなり、これらの幅広凹部が上記第1シール部と上記第2シール部に塗布された上記シール材の融合部として用いられていることを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載の防水型電子装置。
  8. 回路基板に接続された外部接続端子を有するコネクタ部材と、上記回路基板の裏面及び上記コネクタ部材の外周シール部の下部を、上記外部接続端子を外部に覗かせた状態で覆うように配置されて筐体の第一部分を構成するベースと、上記回路基板の表面及び上記コネクタ部材の外周シール部の残部を覆うように配置されて上記筐体の第二部分を構成するカバーとを備え、上記ベースと上記カバーの外周部相互が、直接対向されて水密シールされる第1シール部と、上記コネクタ部材の外周シール部を介して水密シールされて、上記第1シール部に対して2つの交点部をもつ第2シール部とを有し、上記水密シールは何れも対向面にそれぞれ形成された凹条と凸条からなる凹凸面がシール材を介して互いに噛み合うように密着されてなる防水型電子装置であって、
    上記ベースには、上記第1シール部を構成する最内周部凸条とこの最内周部凸条の外側方向に隣接して延在する内側凹条とこの内側凹条の外側方向に隣接して延在する中間凸条とが設けられ上記内側凹条は上記中間凸条と上記最内周部凸条との間に延在するものであり、また、上記第2シール部を構成する内側凸条とこの内側凸条の外側方向に隣接して延在する中間凹条が設けられていて上記内側凸条は上記第2シール部を構成する上記中間凹条の内側方向に隣接して延在するものであって、上記カバーには、上記第1シール部を構成する最内周部凹条とこの最内周部凹条の外側方向に隣接して延在する内側凸条とこの内側凸条の外側方向に隣接して延在する中間凹条とが設けられていて上記内側凸条は上記中間凹条と上記最内周部凹条との間に延在するものであり、
    上記回路基板は上記第1シール部における上記ベース側の上記最内周部凸条と上記カバー側の上記最内周部凹条によって挾持されていると共に、
    上記ベースに設けられた上記第2シール部を構成する上記内側凸条と上記中間凹条とが、上記交点部において、上記ベースに設けられた上記第1シール部を構成する上記内側凹条と上記中間凸条とに連なるように上記ベースに設けられた上記第1シール部を構成する上記最内周部凸条と対応する延在位置から上記交点部における上記内側凸条及び上記内側凹条並びに上記中間凹条及び上記中間凸条の延在方向に対して直交方向に外側へ正弦波の位相が180°ずれている如く1条分偏倚されていて、上記ベースに設けられた上記第1シール部を構成する上記凹条の底面と上記ベースに設けられた上記第2シール部を構成する上記内側凸条の頂面は上記ベースの内底面からの高さが互いに略同一となるようにシール面段差が形成されていることを特徴とする防水型電子装置を組立てるに際し、
    次のA、B、及びCのステップ、またはX、Y、及びZのステップを含むことを特徴とする防水型電子装置の組立方法。
    A.第2シール部における上記ベース側の中間凹条の一方の交点部から他方の交点部にかけてシール材を塗布する第一の処理工程。
    B.上記コネクタ部材が接続された上記回路基板を上記第一の処理工程を経た上記ベースの所定位置に載置した後、第1シール部における上記ベース側の上記中間凸条、及び上記コネクタ部材の外周シール部の内、上方に露出されている第2シール部を構成する内側凹条に跨ってシール材を環状に塗布する第二の処理工程。
    C.該第二の処理工程に続けて上記カバーを装着し、該カバー、上記ベース及び上記コネクタ部材を一体化する第三の処理工程。
    X.上記カバーに設けられた第2シール部の中間凹条の一方の交点部から他方の交点部にかけてシール材を塗布する第1処理工程。
    Y.上記コネクタ部材が接続された上記回路基板を、上記第1処理工程を経た上記カバーの所定位置に載置した後、上記カバーに設けられた第1シール部の上記中間凹条、及び上記コネクタ部材の外周シール部の内、上方に露出されている第2シール部を構成する中間凹条に跨ってシール材を環状に塗布する第2処理工程。
    Z.上記第2処理工程に続けて上記ベースを装着し、該ベース、上記カバー及び上記コネクタ部材を一体化する第3処理工程。
  9. 上記第二の処理工程または上記第2処理工程において、上記シール材を塗布する際に、上記第1シール部を構成する、上記ベース側の凸条の中間部、または上記カバー側の凹条の中間部を始点及び終点とし、該始点及び終点部分ではシール材の先細り先端部と後細り後端部が重合するように塗布し、かつ、該重合部分における上記シール材の合計幅を、第1シール部の最小横断距離である隣接した凹条と凸条の合計幅以上の寸法とすることを特徴とする請求項8に記載の防水型電子装置の組立方法。
  10. 防水型電子装置が請求項4に記載された通気フィルタを備えており、該通気フィルタを上記第一の処理工程、または第3処理工程の前に予め上記ベースの内底面に接着固定することを特徴とする請求項8または請求項9に記載の防水型電子装置の組立方法。
  11. 防水型電子装置が請求項2に記載された第一から第三の伝熱台座と該伝熱台座に隣接する発熱部品を備えており、上記第一の処理工程の前後、または第2処理工程の前後に予め上記伝熱台座又は上記発熱部品又は上記回路基板に対して伝熱材を塗布することを特徴とする請求項8から請求項10の何れかに記載の防水型電子装置の組立方法。
  12. 防水型電子装置が請求項6に記載された固定ねじを備えており、上記第三の処理工程、または第3処理工程の後に上記固定ねじの頭部の周囲を包囲するように上記ベースに設けられた環状壁の内部にシール材を充填することを特徴とする請求項8から請求項10の何れかに記載の防水型電子装置の組立方法。
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