JP5524560B2 - ヒータユニット反射板および該反射板を備えたヒータユニット - Google Patents

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Description

本発明は、反射率が高いヒータユニット反射板および該反射板を備えたヒータユニットに関する。
半導体製造過程では、ウエハプロセス処理を行う際に、基板加熱用のヒータユニットが用いられる(例えば、特許文献1参照)。このヒータユニットは、円盤状のヒータと、該ヒータの下側に絶縁板を介して配置した反射板とを備えている。
特開2005−166830号公報
しかしながら、特許文献1に記載された反射板は、炭化ケイ素を含む材料で単層構造に形成されているため、熱容量は小さい一方、反射率が低いという問題があった。そこで、本発明は、簡単な構造で、反射率が高いヒータユニット反射板および該反射板を備えたヒータユニットを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有する。本発明の第1の特徴は、半導体基板を加熱処理するヒータユニット(ヒータユニット1)に用いられるヒータユニット反射板(ヒータユニット反射板4)であって、炭化ケイ素からなる第1層(第1層7)と、ステンレスからなる第2層(第2層8)とが積層されていることを要旨とする。
本発明に係るヒータユニット反射板は、炭化ケイ素からなる第1層と、ステンレスからなる第2層とが積層されているため、熱容量が小さく、反射率が高い。
第1層は、炭化ケイ素からなるため、熱容量が小さい。熱容量が小さいと、ヒータユニット反射板における熱ロスが小さくなるため、ヒータユニットの電力消費量を抑制することができる。その一方、炭化ケイ素は、熱伝導率が高いため、炭化ケイ素を反射板に用いた場合、反射板自体の輻射が大きいため、反射率が低く、断熱性が低下する。
これに対して、第2層がステンレスから形成される。ステンレスの熱容量は小さく、熱伝導率も低い。また、反射率も高い。従って、第1層と第2層とを積層させることによって、熱容量が小さく、反射率が高いヒータユニット反射板を得ることができる。
本発明の他の特徴は、通電によって加熱されるヒータ(ヒータ2)と、該ヒータの下側に配設される反射板とを備え、半導体基板を加熱処理するヒータユニット(ヒータユニット1)であって、前記反射板は、炭化ケイ素からなる第1層とステンレスからなる第2層とを積層したヒータユニット反射板(ヒータユニット反射板4)であることを要旨とする。
本発明によれば、簡単な構造で、反射率が高いヒータユニット反射板および該反射板を備えたヒータユニットを提供することができる。
図1は、本発明の実施形態によるヒータユニットの分解斜視図である。 図2は、図1の断面図である。 図3は、図2のヒータユニット反射板を拡大した断面図である。 図4は、従来例によるヒータユニットの断面図である。 図5は、比較例によるヒータユニットの断面図である。
本発明に係るヒータユニットおよびヒータユニット反射板の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
図1は本発明の実施形態によるヒータユニットの分解斜視図、および、図2は図1の断面図であり、電極は省略している。図1,2に示すように、本実施形態によるヒータユニット1は、最も上側に配置されたヒータ2と、該ヒータ2の下側にヒータ2に当接した状態で配置された絶縁板3と、該絶縁板3の下側に所定間隔をおいて配置されたヒータユニット反射板4と、を備えており、半導体基板(図示せず)を加熱処理する際に用いられる。これらのヒータ2、絶縁板3およびヒータユニット反射板4は、ともに同心円状に形成された円板状部材である。
ヒータ2は、炭化ケイ素からなり、円板状に形成されている。ヒータ2は、通電によって加熱され、表面および裏面の双方から熱を発する。ヒータ2に載置されるウエハを効率的に加熱するためには、ヒータ2の裏面側から発生した熱をヒータ2の表面側へ戻すことが望ましい。そのため、ヒータユニット1のヒータ2の裏面側には、反射率の高いヒータユニット反射板4が設けられている。ヒータ2の厚さは、例えば2mmが好ましい。また、ヒータ2の下面から下方に向けて一対の電極5,5が延びている。
絶縁板3は、不透明石英などから形成することが望ましい。絶縁板3の厚さは、例えば4mmが好ましい。絶縁板3は、ヒータ2の裏面に当接または近接させた状態で配設することが好ましい。
ヒータユニット反射板4は、絶縁板3の下方に配置されている。ヒータユニット反射板4と絶縁板3との間には、空間6が介在している。ヒータユニット反射板4と絶縁板3との間の所定距離は、例えば、2mmである。
次に、ヒータユニット反射板4について、具体的に説明する。ヒータユニット反射板4は、図3に拡大して示すように、炭化ケイ素からなる第1層7と、ステンレスからなる第2層8とを有する。本実施形態では、ヒータユニット反射板4において炭化ケイ素からなる第1層7の上側(ヒータ2側)に第2層8が配置される。第1層7は、例えば0.7mmが好ましく、第2層8は、例えば0.3mmが好ましい。
第1層7は、炭化ケイ素からなるため、第1層7の熱容量は小さい。熱容量が小さいと、ヒータ2における熱ロスが小さくなるため、電力消費量を抑制することができる。しかし、その一方、炭化ケイ素は、熱伝導率が高く、反射板自体からの輻射が大きいため、反射率が低く、断熱性も低下する。
ここで、第2層8は、ステンレスから形成されるため、第2層8の熱容量は小さい。また、熱伝導率も低く、反射率も高い。ステンレスの表面には、ステンレスに含有されるクロム(Cr)が空気中で酸素と結合してできる不動態皮膜が形成されている。このため、耐食性が高いという利点も有する。ステンレス表面に形成される不動態皮膜は、厚さが5nm程度であり、クロムの水和オキシ酸化物(CrO(OH)2−x・nHO)を主体として構成されている。
なお、第1層7と第2層8との温度差に起因する応力を緩和するために、第2層8にスリットを形成しても良い。
(作用・効果)
本発明の実施形態による作用効果を説明する。
(1)本実施形態に係るヒータユニット反射板4は、半導体基板を加熱処理するヒータユニット1に用いられるヒータユニット反射板4であって、炭化ケイ素からなる第1層7と、ステンレスからなる第2層8とを積層している。
このように、ヒータユニット反射板4は、炭化ケイ素からなる第1層7と、ステンレスからなる第2層8とが積層されているため、熱容量が小さく、反射率が高い。
第1層7は、炭化ケイ素からなるため、熱容量が小さい。熱容量が小さいと、ヒータユニット反射板4における熱ロスが小さくなるため、ヒータユニット1の電力消費量を抑制することができる。その一方、炭化ケイ素は、熱伝導率が高いため、炭化ケイ素を反射板に用いた場合、反射板自体の輻射が大きいため、反射率が低く、断熱性が低下する。これに対して、本実施形態では、第2層8がステンレスから形成される。ステンレスの熱容量は小さく、熱伝導率も低い。また、反射率も高い。従って、第1層7と第2層8とを積層させることによって、熱容量が小さく、反射率が高いヒータユニット反射板4を得ることができる。
(2)本実施形態に係るヒータユニット1は、通電によって加熱されるヒータ2と、該ヒータ2の下側に配設される反射板と、を備え、半導体基板を加熱処理するヒータユニット1であって、前記反射板は、炭化ケイ素からなる第1層7とステンレスからなる第2層8とを積層したヒータユニット反射板4である。
このヒータユニット1においてもヒータユニット反射板4が配設されているため、熱容量を小さく、反射率を高くすることができる。
以下に、本発明を実施例を通して更に具体的に説明する。下記表1に示すように、従来例に用いるヒータユニットにおける反射板は不透明石英から1層構造に形成し、比較例の反射板はSiCから1層構造に形成し、本発明例の反射板は、SiCとSUSから2層構造に形成している。
図4に示すように、比較例に係るヒータユニット101は、ヒータ2と絶縁板3とヒータユニット反射板104とを備えている。これらのヒータ2と絶縁板3とは、本発明の実施形態で説明したヒータ2と絶縁板3と同一であり、それぞれの厚さは2mm、4mmである。また、ヒータユニット反射板104は、不透明石英から形成された一層構造に形成されている。ヒータユニット反射板104の厚さは、2mmであり、空間6の上下距離は2mmである。
図5に示すように、比較例にかかるヒータユニット201は、ヒータ2と絶縁板3とヒータユニット反射板204とを備えている。これらのヒータ2と絶縁板3とは、本発明の実施形態で説明したヒータ2と絶縁板3と同一であり、それぞれの厚さは2mm、4mmである。また、ヒータユニット反射板204は、SiCから形成された一層構造に形成されており、1mmの厚さであり、空間6の上下距離は2mmである。
図2に示すように、本発明の実施例にかかるヒータユニット1は、ヒータ2と絶縁板3とヒータユニット反射板4とを備えている。これらのヒータ2と絶縁板3とは、本発明の実施形態で説明したヒータ2と絶縁板3と同一であり、それぞれの厚さは2mm、4mmである。また、ヒータユニット反射板4は、SiCとSUSから形成された二層構造に形成されており、SiCの厚さが0.7mm、SUSの厚さが0.3mm、合計の厚さが1mmであり、空間6の上下距離は2mmである。
比較例にかかるヒータユニット101,201と、実施例のヒータユニット1に電流を流して、制御温度を670℃に設定した場合におけるヒータ、反射板およびベースの温度を比較した。結果を表1に示す。
Figure 0005524560
表1に示すように、実施例かかるヒータユニット1のヒータ2の温度は、最も高くなり、効率的に高い温度に加熱することができた。また、反射板の下方に配置されたベースの温度も、本発明例が最も低いため、反射板の断熱効果が最も高いことが判明した。また、本発明例のヒータ2の出力は最も低かった。従って、消費電力も抑制できることが判明した。
以上より、本発明例による反射板およびこれを用いたヒータユニットが最も性能が高いことが判明した。
1…ヒータユニット、 2…ヒータ、 4…ヒータユニット反射板、 7…第1層、8…第2層

Claims (2)

  1. 通電によって加熱されるヒータを含み、半導体基板を加熱処理するヒータユニットに用いられるヒータユニット反射板であって、
    炭化ケイ素からなる第1層及びステンレスからなる第2層のみによって構成されており、
    前記第2層は、前記第1層に対して前記ヒータ側に積層されており、
    前記第2層には、スリットが形成されているヒータユニット反射板。
  2. 通電によって加熱されるヒータと該ヒータの下側に配設される反射板とを備え、半導体基板を加熱処理するヒータユニットであって、
    前記反射板は、炭化ケイ素からなる第1層及びステンレスからなる第2層のみによって構成されており、
    前記第2層は、前記第1層に対して前記ヒータ側に積層されており、
    前記第2層には、スリットが形成されているヒータユニット。
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