JP6303346B2 - 反射型マスクブランクおよび反射型マスク - Google Patents

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本発明は、極端紫外線(Extreme Ultra Violet;以下「EUV」と表記する)を光源とするEUVリソグラフィなどに利用される反射型マスクブランクおよび反射型マスクに関する。
近年、半導体デバイスの微細化に伴い、波長が13.5nm近傍のEUVを光源に用いたEUVリソグラフィが開発されている。EUVリソグラフィは光源波長が短く光吸収性が非常に高いため、真空中で行われる必要がある。また、EUVの波長領域においては、ほとんどの物質の屈折率は1よりもわずかに小さい値であるため、EUVリソグラフィでは、従来用いられている透過型の屈折光学系を使用することができず、反射型の光学系となる。従って、原版となるEUVリソグラフィ用のフォトマスク(以下、EUVマスクと呼ぶ)も、従来の透過型のマスクは使用できないため、反射型のマスクとする必要がある。
一般に反射型マスクは、図1に示すような構造からなる反射型マスクブランクから作製される。具体的には、低熱膨張性を有する基板1の一方の面(以下、表面と記す)に、露光光源波長に対して高い反射率を示す多層反射層2、それを保護する保護層3、露光光源波長を吸収する吸収層4とが順次積層され、さらに基板1の他方の面(以下、裏面と記す)に、露光機内における静電チャックのための裏面導電膜5が形成されている。
反射型マスクブランクから反射型マスクへ加工する際には、EBリソグラフィとエッチング技術とにより吸収層を部分的に除去し、緩衝層を有する構造の場合は緩衝層も同様に除去し、吸収部と反射部とからなる回路パターンを形成する。このように作製された反射型マスクによって反射された光像が、反射光学系を経て、半導体基板上に転写される。
特にEUVマスクブランク(EUVリソグラフィ用の反射型マスクブランク)に用いられる多層反射層は、Si(シリコン)とMo(モリブデン)をそれぞれ約4.2nmと約2.8nmの膜厚で交互に成膜されており、トータルで40〜50ペア(=80層から100層程度)から成る。SiやMoは、EUV光に対する吸収(消衰係数)が小さく、且つSiとMoのEUV光における屈折率差が大きいので、SiとMoの界面での反射率を高く出来るために用いられている。最初の界面でEUV光の一部が反射されるが、残りの反射できずに透過したEUV光は次の界面、さらには次の界面で、というように40回(40ペアの場合)の反射するチャンスがある。各界面で反射したEUV光は、それぞれ位相が揃っており、それらの合算が多層反射層からのEUV反射率となる。ブランクメーカ各社から販売されているEUVマスクブランク(EUVマスク用基板)では、概ね60〜65%程度である。
EUVマスクブランクのEUV光の反射率(以下、EUV反射率と呼ぶ)は、半導体チップ製造のスループット(生産能力)に直接効いてくるため、出来るだけ高いことが望まれるが、現在知られている材料とその組み合わせは、上述したSiとMoの多層反射層が最良とされている。反射率を生み出す本質的な能力を上げるには、SiとMoの界面がきっちりと形成されていることが重要である。このため、SiとMoを同一真空チャンバー内で、真空を破らずに交互に成膜(主としてスパッタリング法)する方法が取られている。
また、一般の真空成膜(スパッタリング法)では、成膜後の材料は強い内部応力を有し
ているために、基板の熱処理(アニール)によって、材料の応力調整、安定化などが成されるのが一般的である。しかしながら、EUVマスクブランクでは成膜後に熱処理を施すと、SiとMoの材料のミキシング(拡散)が発生し、EUV光の反射率の低下を招く恐れがあるために、積極的な熱処理はできない。
上記ように、EUVマスクブランクやEUVマスクは熱に弱く、更に、EUV光は従来の露光波長(ArFエキシマレーザーやKrFエキシマレーザーやi線やg線等)に比べて、エネルギーが高く、且つ、マスク材料へのエネルギーの吸収も高いので、露光中に反射型マスクの温度が著しく上昇し易い。その結果、露光を繰り返すうちに、EUV反射率が低下してしまう問題が生じる。
また、露光中のマスクの温度上昇は、マスクの熱膨張も引き起こし、それによるマスクパターンの位置精度が低下し、結果として、ウェハーパターンの重ね精度(オーバーレイ精度、と呼ぶ)の低下を引き起こす。そのため、多少の温度変化にもマスク位置精度が低下しないように、先に述べた低熱膨張性基板が反射型マスクブランクに用いられている。しかしながら、EUVマスクブランクは、基板の表面側に、SiとMoから成る多層反射層やTa材料から成る吸収層があるため、基板だけが低熱膨張であっても、基板以外のそれらの材料の熱膨張は避けられず、やはりマスクの変形が生じ、マスクパターンの位置精度とウェハーオーバーレイ精度が低下してしまう問題が生じる。
このような問題を解決するために、EUV露光機のマスクチャックには、マスクの温度を一定に保つために、輻射冷却する方法やペルチェ素子を用いる方法(特許文献1)、あるいは冷媒を用いる方法(特許文献2)が提案されている。実際の現状のEUV露光機では、マスクチャックは静電チャック式になっており、その内部に冷却用の冷媒を流すことで、マスクチャックの温度を一定に保ち、それによってマスクの温度も一定に保つ方法が取られている。
特開平09−92613号公報 特開平09−306834号公報
しかしながら、現状の露光装置のマスク冷却方法ではEUVマスクの裏面のみを冷却するために、厚さ6.35mmの基板自体の厚みに起因する厚み方向での温度勾配が生じ易く、EUV光が直接照射されるマスク表面(パターン面)は十分に冷却されず、高温になるという問題が生じる。その結果、マスク表面側の多層反射層にミキシングが発生して反射率が低下し、また、マスク表面にある材料の熱膨張によるマスクパターン位置精度低下や、さらにそれによるオーバーレイ精度の低下等の品質低下の問題が生じる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、露光中にEUVマスク表面が効果的に冷却(温度調整)されるEUVマスクおよびマスクブランクを提供することを目的とする。
求項1の発明は、
低熱膨張性を有する基板の一方の面に、露光光源波長に対して高い反射率を示す多層反射層、それを保護する保護層、露光光源波長を吸収する吸収層とが順次積層され、前記基板の他方の面に、露光機内における静電チャックのための裏面導電膜が形成されている反射型マスクブランクにおいて、
前記基板は表裏にカーボンまたは固体金属を含む材料から成る熱伝導層が形成されていることを特徴とする反射型マスクブランクである。
求項2の発明は、
低熱膨張性を有する基板の一方の面に、露光光源波長に対して高い反射率を示す多層反射層、それを保護する保護層、露光光源波長を吸収する吸収層とが順次積層されている反射型マスクブランクにおいて、
前記基板は表裏及び側面に固体金属を含む材料から成る熱伝導層が形成されており、裏面の熱伝導層が露光機内における静電チャックのための裏面導電膜を兼ねることを特徴とする反射型マスクブランクである。
求項3の発明は、
前記熱伝導層は、ダイヤモンドまたはグラファイトであることを特徴とする請求項1記載の反射型マスクブランクである。
求項4の発明は、
前記固体金属は、Ag,Cu,Au,AlFe,PtRu少なくとも一つから選ばれることを特徴とする請求項1または2に記載の反射型マスクブランクである。
求項の発明は、
請求項1〜のいずれかに記載の反射型マスクブランクを用いて作製したことを特徴とする反射型マスクである。
本発明によれば、基板の一方の面に、多層反射層、保護層、吸収層を順次積層してなる反射型マスクの前記基板を、その表裏、さらには側面に熱伝導層を形成することによって、
EUV露光中にマスク表面を効率的に冷却することができる。これによって、EUV露光中の発熱に起因するEUV反射率の低下やマスクの変形を抑制することができ、EUVマスクの品質を維持したまま、長時間、高品質の半導体デバイスを製造することができる。
従来の反射型マスクブランクの概略断面図。 本発明の反射型マスクブランクの構造の概略断面図。 本発明の反射型マスクの構造の概略断面図。 実施例の反射型マスクブランク及び反射型マスクの製造工程を示す概略断面図。 実施例で作製したマスク表面の加熱実験に係る概略断面図。 図5による実施例でのマスク表面温度測定結果。
本発明に係る反射型マスクブランク及びそれに基づく反射型マスクは、低熱膨張性を有する基材の表裏、さらには基材の側面に熱伝導層を備えたことを特徴とする。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図2は本発明に係る反射型マスクブランクの一実施形態を示している。図2(a)に示す反射型マスクブランク201は、基板1の表面に熱伝導層6t、多層反射層2、保護層3、吸収層4が順次積層され、基材1の裏面に熱伝導層6b、導電膜5が順次積層された構成である。
なお、図2には示してないが、多層反射層2と吸収層4の間に緩衝層を有する構造もある。緩衝層は、吸収層4のマスクパターン修正時(イオンビーム、微細プローブによる機械的研削等)に、下地の保護層3にダメージを与えないために設けられる層である。
図2(b)に示す反射型マスクブランク202は、図2(a)に示す反射型マスクブランク201から導電膜5を除いた構成からなり、基材1の裏面の熱伝導層6bが導電膜5の機能を兼ねることを特徴としている。
図2(c)に示す反射型マスクブランク203は、図2(a)に示す反射型マスクブランク201の基材1の側面にも熱伝導層6sを備えたことを特徴としている。すなわち、基材1の側面にも熱伝導層6sを備えることにより、マスク表面をより効果的に冷却(温度調節)することができる。
図2(d)に示す反射型マスクブランク204は、上記反射型マスクブランク203の構造から導電膜5を除いた構成からなり、基材1の裏面の熱伝導層6bが導電膜5の機能を兼ねることを特徴としている。
本発明の反射型マスクブランクに係る熱伝導層6t、6b、6sは、EUV露光機で露光時に、反射型マスクの表面に発生する熱を効率的に逃がすための材料である必要があるため、熱伝導率の高い、金属材料あるいはカーボン材料、あるいはそれらの化合物である。
その目的を満たすためには、熱伝導層6t、6b、6sの熱伝導率は、50W/(m・K)以上である。ちなみに、一般的なEUVマスクブランクに使用される低熱膨張基板の熱伝導率は1〜1.5W/(m・K)程度であるため、本発明に使用される熱伝導層は、少なくとも30倍以上の熱伝導率を有する。
前記熱伝導層には、C、Ag、Cu、Au、Al、Si、Ni、Fe、Pt、W、Cr、Ti、Ru、Ta、Moを含む材料が好ましい。例えば、Cを含む材料には、いくつかの構造があり、代表的なものとしてダイヤモンドやグラファイトがある。熱伝導率はダイヤモンドが最も高く1000W/(m・K)以上、グラファイトで500W/(m・K)程度である。金属材料では、Ag(420)、Cu(398)、Au(320)、Al(236)などやはり高い熱伝導率を有する。
また、前記熱伝導層の膜厚は0.5μm以上が好ましい。何故なら、実際の熱量の移動は、熱伝導率だけでなく、熱伝導層の膜厚にも比例するため、厚いほど好ましい。
本発明に係る多層反射層2は、EUV光に対して60%程度の反射率が好ましく、具体的には、モリブデン(Mo)層とシリコン(Si)層を交互に40〜50ペア積層した積層膜が用いられる。MoやSiは、EUV光に対する吸収(消衰係数)が小さく、且つMoとSiのEUV光での屈折率差が大きいので、SiとMoの界面での反射率を高くすることが出来るために用いられている。
また、多層反射層2の上に形成される保護層3は、その上に積層される吸収層4の加工に用いられるストッパー層やマスク洗浄における多層反射層2の保護が役割であり、酸やアルカリに対する洗浄耐性を有する材料からなる。一般的にはルテニウム(Ru)やシリコン(Si)が用いられ、具体的には、膜厚2〜3nmのルテニウム(Ru)層あるいは膜厚10nm程度のシリコン(Si)層である。Ruを用いた場合には、保護層3の下に隣接する多層反射層2の最上層はSi層である。
前記保護層3にSiを用いた場合には、吸収層4との間に緩衝層を設ける場合もある。緩衝層は保護層3と同様に、吸収層4のエッチングやパターン修正時に、緩衝層の下に隣接する多層反射層2の最上層であるSi層を保護するために設けられ、クロム(Cr)の窒素化合物(CrN)で構成されている。
本発明に係る吸収層4は、EUV光に対して吸収率の高いタンタル(Ta)の窒素化合物(TaN)が好ましい。他の材料として、タンタルホウ素窒化物(TaBN)、タンタルシリコン(TaSi)、タンタル(Ta)や、それらの酸化物(TaBON、TaSiO、TaO)等を用いることもできる。
また、前記吸収層4として、上層に波長190〜260nmの紫外光に対して反射防止機能を有する低反射層を設けた2層構造とすることもできる。この時、低反射層はマスクの欠陥検査機の検査波長に対して、コントラストを高くし、検査性を向上させる作用効果がある。
本発明に係る導電膜5は、一般にはCrNで構成されるが、導電性があれば良く、金属材料からなる材料であれば特に限定するものではない。また、導電膜5は無くても、導電膜としての機能を有する図2(b)、(d)に示す熱伝導層6bを、導電膜5の代替としてもよい。
上記で説明した本発明に係る反射型マスクブランク(図2参照)を用いて作製した反射型マスクの概略断面図を図3に示す。なお、本発明の反射型マスクブランクを用いて、描画やエッチング加工によりマスクを作製する方法は、通常のマスク作製方法を用いることができる。
以下、図4に示す実施例にて、本発明をより具体的に説明する。
図4(a)に示す低熱膨張ガラス基板を基板1に用いて、図4(b)に示す熱伝導層6t、6b、6sとして、無電解めっきにてCuを膜厚500μmで形成した。
次に図4(c)に示すように、上記で形成した熱伝導層6t(表面)の上に、SiとMoからなる多層反射層2、Ruからなる保護層3、TaSiからなる吸収層4とを順次積層し、熱伝導層6b(裏面)の上にCrNからなる導電膜5を形成して反射型マスクブランク203を作製した。
次に図4(d)に示すように、吸収層4の上にポジ型化学増幅レジスト(FEP171:富士フイルムエレクトロニクスマテリアルズ社製)を膜厚300nmで塗布し、電子線描画機(JBX9000:日本電子社製)によって所定のパターンに描画した。その後110℃、10分の熱処理およびスプレー現像(SFG3000:シグマメルテック社製)して、レジストパターン7を形成した。
次に図4(e)に示すように、上記レジストパターン7をマスクとして用いて、CF4プラズマとCl2プラズマによるドライエッチングにて、吸収層4をエッチングした。その後、残ったレジストを剥離洗浄して図4(f)に示すような反射型マスク303を作製した。
<比較例1>
基板1に熱伝導層6t、6b、6sを形成せず、基板1の表面に直接、SiとMoからなる多層反射層2、Ruからなる保護層3、TaSiからなる吸収層4とを順次積層し、また、基板1の裏面に直接CrNからなる導電膜5を形成したこと以外は、実施例1と同様にして反射型マスクを作製した。
<評価>
実施例1及び比較例1で得られた反射型マスクを用いて、それぞれのマスクの表面の熱の放熱性を評価するために、露光機内部と同様の状況を模擬的な作り出し、実験を行った。具体的には、図5に示すように、それぞれのマスクを、摂氏23度に保ったクールプレート10にマスク裏面が接するように置き、マスク表面から約30cmの距離に配置した赤外線ヒーター11により加熱を行い、その際のマスク表面の温度を赤外線放射温度計12によりマスク表面温度を測定した。測定結果を図6に示す。
<比較結果>
実施例1による本発明品は、経過時間に対して温度上昇はほとんど認められず、実験開始時点の表面温度のまま一定に保たれ、温度制御に優れている結果を示した。一方、比較例1による比較例品(従来品)は、経過時間に伴い表面温度が上昇し、約10分経過後で既に50度に達し、約70分経過後では140度を超えて、なお温度上昇が継続していることが分かった。
本発明は、EUV光を用いる反射型マスクブランクおよび反射型マスクに有用であり、露光中の発熱に起因するEUV反射率低下やマスク変形を抑制することができ、高品質の半導体デバイスを製造できる。
1…基板、2…多層反射層、3…保護層、4…吸収層、5…導電膜、6t…表面側の熱伝導層、6b…裏面側の熱伝導層、6s…側面側の熱伝導層、7…レジストパターン、10…クールプレート、11…赤外線ヒーター、12…放射温度計、101…従来の反射型マスクブランク、201、202、203、204…本発明の反射型マスクブランク、301、302、303、304…本発明の反射型マスク

Claims (5)

  1. 低熱膨張性を有する基板の一方の面に、露光光源波長に対して高い反射率を示す多層反射層、それを保護する保護層、露光光源波長を吸収する吸収層とが順次積層され、前記基板の他方の面に、露光機内における静電チャックのための裏面導電膜が形成されている反射型マスクブランクにおいて、
    前記基板は表裏にカーボンまたは固体金属を含む材料から成る熱伝導層が形成されていることを特徴とする反射型マスクブランク。
  2. 低熱膨張性を有する基板の一方の面に、露光光源波長に対して高い反射率を示す多層反射層、それを保護する保護層、露光光源波長を吸収する吸収層とが順次積層されている反射型マスクブランクにおいて、
    前記基板は表裏及び側面に固体金属を含む材料から成る熱伝導層が形成されており、裏面の熱伝導層が露光機内における静電チャックのための裏面導電膜を兼ねることを特徴とする反射型マスクブランク。
  3. 前記熱伝導層は、ダイヤモンドまたはグラファイトであることを特徴とする請求項1記載の反射型マスクブランク。
  4. 前記固体金属は、Ag,Cu,Au,AlFe,PtRu少なくとも一つから選ばれることを特徴とする請求項1または2に記載の反射型マスクブランク。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載の反射型マスクブランクを用いて作製したことを特徴とする反射型マスク。
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