JP5378132B2 - 光電変換装置 - Google Patents

光電変換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5378132B2
JP5378132B2 JP2009221774A JP2009221774A JP5378132B2 JP 5378132 B2 JP5378132 B2 JP 5378132B2 JP 2009221774 A JP2009221774 A JP 2009221774A JP 2009221774 A JP2009221774 A JP 2009221774A JP 5378132 B2 JP5378132 B2 JP 5378132B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reference voltage
delay
voltage line
converter
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009221774A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011071783A (ja
Inventor
敦子 久米
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2009221774A priority Critical patent/JP5378132B2/ja
Priority to US12/892,090 priority patent/US8441563B2/en
Publication of JP2011071783A publication Critical patent/JP2011071783A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5378132B2 publication Critical patent/JP5378132B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/12Analogue/digital converters
    • H03M1/50Analogue/digital converters with intermediate conversion to time interval
    • H03M1/502Analogue/digital converters with intermediate conversion to time interval using tapped delay lines
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/71Charge-coupled device [CCD] sensors; Charge-transfer registers specially adapted for CCD sensors
    • H04N25/75Circuitry for providing, modifying or processing image signals from the pixel array
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/76Addressed sensors, e.g. MOS or CMOS sensors
    • H04N25/78Readout circuits for addressed sensors, e.g. output amplifiers or A/D converters
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/12Analogue/digital converters
    • H03M1/14Conversion in steps with each step involving the same or a different conversion means and delivering more than one bit
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/12Analogue/digital converters
    • H03M1/60Analogue/digital converters with intermediate conversion to frequency of pulses

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Description

本発明は、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラや内視鏡などに使用される光電変換装置に関する。
従来、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラや内視鏡などの光電変換装置として、固体撮像装置が使用されている。また、この固体撮像装置を搭載したデジタルカメラ、デジタルビデオカメラや内視鏡などの小型化、低消費電力化が進んでおり、それに伴って固体撮像装置の小型化、低消費電力化が必要となっている。
固体撮像装置の小型化、低消費電力化への対応として、デジタル回路で構成したAD変換器を内蔵した固体撮像装置が提案されている(特許文献1参照)。
図9は、従来の固体撮像装置の概略構成を示すブロック図である。図9に示した固体撮像装置は、入射光量に応じた画素信号を出力する光電変換素子を2次元にアレイ状に配列した画素ブロック90と、この画素ブロック90の画素から出力される画素信号をアナログ・デジタル変換するAD変換器91とを具備する複数のアレイブロック(サブアレイ)B1,B2,・・・が2次元、図9では、4行5列に配置されている。
また、図10は、図9の各アレイブロック(サブアレイ)に具備されているAD変換器91の回路構成の一例を示すブロック図である。図10に示すAD変換器91において、遅延回路901は、それぞれが各種ゲート回路からなる複数の遅延ユニットをリング状に接続した構成である。遅延回路901内の各遅延ユニットには、アナログ・デジタル変換の対象となる入力信号(電圧)が、遅延ユニットの駆動電圧として供給される。また、遅延回路901内の各遅延ユニットには、基準電圧が供給されている。
図10に示したAD変換器91において、例えば、遅延回路901の基準電圧をGNDとし、入力パルス信号φPLに“High”レベルの信号を入力すると、入力パルス信号φPLが、入力信号と基準電圧(GND)との電圧差に応じた遅延時間を持って順次、各遅延ユニットを通過し、遅延回路901内を周回する。また、入力パルス信号φPLを“Low”レベルにすることによって、入力パルス信号φPLの遅延回路901内の周回が停止する。
入力パルス信号φPLが遅延回路901内を周回しているとき、所定時間内に入力パルス信号φPLが通過する遅延ユニットの段数は、遅延ユニットの遅延時間、すなわち、入力信号と基準電圧(GND)との電圧差によって決まる。エンコーダ902は、この遅延ユニットの通過段数(および周回数)を検出する。
エンコーダ902は、入力パルス信号φPLが遅延回路901内を周回した回数を計数するカウンタ回路9021と、遅延回路901内で走行している入力パルス信号φPLの段数を検出するラッチ&エンコーダ回路9022と、カウンタ回路9021から出力される値を上位ビットデータ(例えば、a−ビット)とし、ラッチ&エンコーダ回路9022から出力される値を下位ビットデータ(例えば、b−ビット)としたa+bビットのデジタルデータを出力する加算器9023から構成される。エンコーダ902内の加算器9023の出力値が、入力信号の電圧に応じたアナログ・デジタル変換後のデジタル値となる。図9に示した固体撮像装置においては、画素ブロック90から出力される画素信号を、AD変換器91の入力信号とすることにより、入射光量に応じたデジタル値が出力される。
特開2006−287879号公報
固体撮像装置にAD変換器を搭載する場合、光電変換素子を2次元のアレイ状に配列した画素ブロックの各列にそれぞれAD変換器を配置することがある。このように、画素ブロックの各列にAD変換器を配置する場合、そのAD変換器は縦長に配置する必要がある。
しかしながら、AD変換器を縦長に配置することによって、AD変換器内の遅延回路に含まれる遅延ユニットと、ラッチ&エンコーダ回路に含まれるラッチ回路との距離が、遅延ユニットの各段によって異なってくる。例えば、図11に示したAD変換器内の概略のレイアウト配置例のように、遅延ユニットとラッチ回路内のラッチユニットとが配置されていた場合を考える。そして、図11において、各遅延ユニット間の距離を距離aとし、各ラッチユニット間の距離を距離bとし、最終段の遅延ユニットDnと第1段目のラッチユニットL1との間の距離を距離cとする。この場合において、各段の遅延ユニットとラッチユニットとの間の信号線の配線長(距離)を算出すると、各段によって配線長(距離)が異なることがわかる。
より具体的には、第1段目の遅延ユニットD1の配線長d1は、配線長d1=3a+cとなる。また、第2段目の遅延ユニットD2の配線長d2は、配線長d2=2a+b+cとなる。また、第3段目の遅延ユニットD3の配線長d3は、配線長d3=a+2b+cとなる。また、最終段の遅延ユニットDnの配線長dnは、配線長dn=3b+cとなる。なお、上記算出した各配線長は、図11における左右方向の配線長を、各段とも同等であるものとしている。
このような、配線長(距離)の違いにより、各遅延ユニットの出力負荷にばらつきが生じてしまう。このばらつきによって、ラッチ回路で保持する遅延位置情報が正しく保持できないという問題がある。
本発明は、上記の課題認識に基づいてなされたものであり、入力パルス信号を光電変換素子の入射光量に応じた遅延時間で周回させ、入力パルス信号の周回数に応じたデジタル値を出力するAD変換器を具備する光電変換装置において、AD変換器内に含まれる遅延ユニットの各段における出力負荷のばらつきを抑えることによって、良好なデジタル値を得ることができる光電変換装置を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するため、本発明の光電変換装置(例えば、第1の実施形態における光電変換装置1)は、光電変換素子(例えば、第1の実施形態における画素2)を有し、該光電変換素子への入射光量に応じた画素信号(例えば、第1の実施形態における画素出力信号φP1〜φP5)を出力する画素が二次元に複数配置された画素アレイ(例えば、第1の実施形態における画素アレイ3)と、前記画素アレイから読み出した前記画素信号の電圧と基準電圧との差に応じた遅延時間でパルス信号(例えば、第1の実施形態における入力パルス信号φPL)を遅延させる複数の遅延ユニット(例えば、第1の実施形態におけるD1,D2,D3,・・・,Dn)を、前記パルス信号が周回するように互いに接続したパルス遅延回路(例えば、第1の実施形態における遅延回路811)と、前記パルス信号が前記複数の遅延ユニットを所定時間に通過した段数に基づいたデジタル値を出力するエンコーダ(例えば、第1の実施形態におけるエンコーダ812)と、を具備する複数のAD変換器(例えば、第1の実施形態におけるADC8)と、を備えた光電変換装置において、前記エンコーダは、記パルス信号が前記複数の遅延ユニットを通過したことにより前記複数の遅延ユニットから出力される遅延情報を保持する複数のラッチユニット(例えば、第1の実施形態におけるL1,L2,L3,・・・,Ln)を有し、前記複数のラッチユニットの各々は前記複数の遅延ユニットの対応する1つから出力される前記遅延情報を保持するラッチ回路(例えば、第1の実施形態におけるラッチ回路81221)と、前記ラッチ回路が保持した前記遅延情報に基づいたデジタル値を出力するエンコーダ部(例えば、第1の実施形態におけるエンコーダ回路81222)と、前記パルス遅延回路内の最終段の前記遅延ユニットから出力される遅延情報に基づいて、前記パルス信号が前記パルス遅延回路を所定時間に周回した周回数を計測し、該計測した前記パルス信号の周回数に基づいたデジタル値を出力するカウンタ部(例えば、第1の実施形態におけるカウンタ回路8121)と、を備え、前記複数の遅延ユニットの各々、前複数のラッチユニットの対応する1つとが、前記画素アレイの第1の方向に隣接して並ぶように配置された複数の遅延検出部(例えば、第1の実施形態における遅延検出部DL)を構成し、前記複数の遅延検出部は、前記第1の方向に並ぶように配置される、ことを特徴とする。




また、本発明の前記第1の方向に並ぶように配置された前記複数の遅延検出部と前記カウンタ部とが、前記第1の方向に、この順番で並ぶように配置され、前記複数の遅延検出部の内、最終段の前記遅延ユニット(例えば、第1の実施形態におけるLn)を含んで構成された最終段の前記遅延検出部(例えば、第1の実施形態における遅延検出部DLn)が、前記カウンタ部と隣接して並ぶように配置される、ことを特徴とする。
また、本発明の前記AD変換器に基準電圧を供給する基準電圧線は、前記AD変換器内の構成要素のそれぞれに対応した複数の分岐基準電圧線に分岐し、前記複数の分岐基準電圧線は、それぞれ対応する前記複数のAD変換器内の構成要素に接続される、ことを特徴とする。
また、本発明の前記基準電圧線は、前記第1の方向に伸びるように配置され、前記分岐基準電圧線が前記基準電圧線から分岐する分岐点は、前記第1の方向に並ぶように配置され、前記分岐基準電圧線は、前記画素アレイの第2の方向に伸びるように配置され、前記複数のAD変換器は、前記第2の方向に並ぶように配置され、前記AD変換器内で前記複数の遅延検出部が前記分岐基準電圧線に接続される接続点と、該AD変換器内で前記カウンタ部が前記分岐基準電圧線に接続される接続点とが、前記第1の方向に、この順番で並ぶように配置される、ことを特徴とする。
また、本発明の前記AD変換器に基準電圧を供給する基準電圧線は、前記AD変換器内の前記パルス遅延回路のそれぞれに対応した第1の基準電圧線(例えば、第1の実施形態における基準電圧線GND_A)と、前記AD変換器内の前記エンコーダのそれぞれに対応した第2の基準電圧線(例えば、第1の実施形態における基準電圧線GND_D)と、に分岐し、前記第1の基準電圧線は、前記AD変換器内の前記パルス遅延回路に接続され、前記第2の基準電圧線は、前記AD変換器内の前記エンコーダに接続される、ことを特徴とする。
また、本発明の前記第1の基準電圧線は、前記AD変換器内の前記パルス遅延回路の構成要素のそれぞれに対応した複数の第1の分岐基準電圧線に分岐し、前記第1の分岐基準電圧線は、それぞれ対応する前記複数のAD変換器内の前記パルス遅延回路の構成要素に接続され、前記第2の基準電圧線は、前記AD変換器内の前記エンコーダの構成要素のそれぞれに対応した複数の第2の分岐基準電圧線に分岐し、前記第2の分岐基準電圧線は、それぞれ対応する前記複数のAD変換器内の前記エンコーダの構成要素に接続され、前記第1の基準電圧線は、前記第1の方向に伸びるように配置され、前記第2の基準電圧線は、前記第1の方向に伸びるように配置され、前記第1の分岐基準電圧線は、前記第1の方向に伸びるように配置され、前記第2の分岐基準電圧線は、前記画素アレイの第2の方向に伸びるように配置され、前記複数のAD変換器は、前記第2の方向に並ぶように配置され、前記AD変換器内で前記複数の遅延検出部が前記第1の分岐基準電圧線または前記第2の分岐基準電圧線に接続される接続点と、該AD変換器内で前記カウンタ部が前記第2の分岐基準電圧線に接続される接続点とが、前記第1の方向に、この順番で並ぶように配置される、ことを特徴とする。




また、本発明の前記AD変換器に基準電圧を供給する基準電圧線は、前記AD変換器内の前記パルス遅延回路に対応した第1の基準電圧線(例えば、第2の実施形態におけるGND電圧線)と、前記AD変換器内の前記エンコーダに対応した第2の基準電圧線(例えば、第2の実施形態におけるGND2電圧線)と、であり、前記第1の基準電圧線は、前記複数のAD変換器内の前記パルス遅延回路のそれぞれに対応した複数の第1の分岐基準電圧線に分岐し、前記第2の基準電圧線は、前記AD変換器内の前記エンコーダの構成要素のそれぞれに対応した複数の第2の分岐基準電圧線に分岐し、前記第1の分岐基準電圧線は、それぞれ対応する前記AD変換器内の前記パルス遅延回路にのみ接続され、前記第2の分岐基準電圧線は、それぞれ対応する前記複数のAD変換器内の前記エンコーダの構成要素に接続される、ことを特徴とする。
また、本発明の前記第1の基準電圧線は、前記画素アレイの第2の方向に伸びるように配置され、前記第2の基準電圧線は、前記第1の方向に伸びるように配置され、前記第1の分岐基準電圧線が前記第1の基準電圧線から分岐する分岐点は、前記第2の方向に並ぶように配置され、前記第2の分岐基準電圧線が前記第2の基準電圧線から分岐する分岐点は、前記第1の方向に並ぶように配置され、前記第1の分岐基準電圧線は、前記第1の方向に伸びるように配置され、前記第2の分岐基準電圧線は、前記第2の方向に伸びるように配置され、前記複数のAD変換器は、前記第2の方向に並ぶように配置され、前記AD変換器内で前記複数の遅延検出部が前記第1の分岐基準電圧線または前記第2の分岐基準電圧線に接続される接続点と、該AD変換器内で前記カウンタ部が前記第2の分岐基準電圧線に接続される接続点とが、前記第1の方向に、この順番で並ぶように配置される、ことを特徴とする。
また、本発明の前記第1の方向は、前記画素アレイの列方向であり、前記第2の方向は、前記画素アレイの行方向であり、前記AD変換器は、前記画素アレイの列方向に応じた数のAD変換器を備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、光電変換装置に具備されたAD変換器内に含まれる遅延ユニットの各段における遅延ユニットとラッチ回路との距離を同等にすることができるので、それぞれの遅延ユニットの出力負荷を統一することができ、ラッチ回路によって正しい遅延位置情報を保持することができる。これにより、光電変換装置から良好なデジタル値、すなわち良好な画像を得ることができるという効果が得られる。
本発明の実施形態による光電変換装置の概略構成を示したブロック図である。 本実施形態の光電変換装置に具備されたAD変換器の概略構成を示したブロック図である。 本実施形態の光電変換装置に具備されたAD変換器における各構成要素の概略のレイアウト配置例を示したブロック図である。 本実施形態の光電変換装置に具備されたAD変換器における各構成要素の概略のレイアウト配置の別例を示したブロック図である。 本実施形態の光電変換装置に具備されたAD変換器における電圧線の接続例を示したブロック図である。 本発明の第2の実施形態による光電変換装置の概略構成を示したブロック図である。 本第2の実施形態の光電変換装置に具備されたAD変換器における各構成要素の概略のレイアウト配置例と電圧線の接続例とを示したブロック図である。 本発明の実施形態における遅延回路の別例の構成を示したブロック図である。 従来の固体撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 従来の固体撮像装置に具備されているAD変換器の回路構成の一例を示すブロック図である。 従来の固体撮像装置に具備されているAD変換器内の構成要素の概略のレイアウト配置例を示したブロック図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態による光電変換装置の概略構成を示したブロック図である。図1において、光電変換装置1は、画素P11〜P45、垂直走査回路4、列回路51〜55、水平走査回路6、制御回路7、AD変換器81〜85(以下、ADC81〜ADC85という)、から構成される。また、図1においては、画素P11〜P45が4行5列の二次元に配置され、画素アレイ3として構成されている。なお、画素P11〜P45のいずれか1つを示すときには「画素2」という。また、列回路51〜列回路55のいずれか1つを示すときには「列回路5」という。また、ADC81〜ADC85のいずれか1つを示すときには「ADC8」という。
画素P11〜P45は、光電変換素子である。画素P11〜P45は、垂直走査回路4によって自画素2が選択されると入射光量に応じたレベルの画素出力信号を出力する。また、画素P11〜P45は画素アレイ3として4行5列の二次元に配置され、画素列毎に画素出力信号φP1〜φP5を出力する。なお、画素P11〜P45で示した画素Pに続く最初の数字は行の番号、最後の数値は列の番号を表す。
列回路51〜列回路55は、画素アレイ3の各画素列にそれぞれ配置され、画素2から読み出された画素出力信号を処理し、対応する画素列のADC81〜ADC85に出力する。なお、列回路51〜列回路55で示した列回路5に続く数字は、画素アレイ3の列の番号を示す。
ADC81〜ADC85は、画素アレイ3の各画素列にそれぞれ配置され、列回路51〜列回路55からそれぞれ入力された処理後の画素信号をアナログ・デジタル変換するAD変換器である。ADC81〜ADC85は、入力された画素信号をアナログ・デジタル変換し、変換後のデジタル値を出力する。なお、ADC81〜ADC85で示したADC8に続く数字は、画素アレイ3の列の番号を示す。また、ADC8に関する詳細な説明は、後述する。
垂直走査回路4は、制御回路7から入力される垂直制御信号に応じて、画素アレイ3から読み出す画素2の行を選択する回路である。垂直走査回路4は、画素アレイ3から読み出す画素2の行に応じた行選択信号φSL1〜φSL4を出力する。垂直走査回路4が、例えば、画素アレイ3の1行目を選択する場合は、行選択信号φSL1を選択レベル(例えば、“High”レベル)にして画素アレイ3に出力し、その他選択されていない行選択信号φSL2〜φSL4を非選択レベル(例えば、“Low”レベル)にして画素アレイ3に出力する。
水平走査回路6は、制御回路7から入力される水平制御信号に応じて、ADC81〜ADC85がアナログ・デジタル変換したデジタル値を列毎に出力させることによって光電変換装置1の出力とする回路である。水平走査回路6は、ADC8から読み出すデジタル値の列に応じた列選択信号φH1〜φH5をADC8へ出力する。水平走査回路6が、例えば、画素アレイ3の1列目のデジタル値を出力させる場合は、列選択信号φH1を出力許可レベル(例えば、“High”レベル)にしてADC81に出力し、その他出力されていない列選択信号φH2〜φH5を出力不許可レベル(例えば、“Low”レベル)にしてADC82〜ADC85に出力する。続いて列選択信号φH2〜φH5を順次、出力許可レベル(例えば、“High”レベル)、その他出力しない列に対応する列選択信号φH1〜φH5を出力不許可レベル(例えば、“Low”レベル)にしてADC8に出力することによって、ADC8がアナログ・デジタル変換したデジタル値を順次出力させる。
制御回路7は、光電変換装置1の全体を制御する回路である。制御回路7は、図示しない外部からの画像取り込み命令に応じて、垂直走査回路4を制御する垂直制御信号と、水平走査回路6を制御する水平制御信号とを出力する。
また、制御回路7は、列回路5およびADC8の動作(動作開始および動作停止)を制御する。
次に、本実施形態の光電変換装置1のAD変換器について説明する。図2は、本実施形態による光電変換装置1に具備されたAD変換器の概略構成を示したブロック図である。図2では、光電変換装置1の画素列に具備されたAD変換器の内、画素アレイ3の第1列目に対応したADC81を例として示している。なお、その他の画素列に対応したADC82〜ADC85の構成も、図2に示したADC81の構成と同様である。
図2において、ADC81は、遅延回路811、エンコーダ812、から構成される。また、エンコーダ812は、カウンタ回路8121、ラッチ&エンコーダ回路8122、加算器8123、から構成される。また、ラッチ&エンコーダ回路8122は、遅延回路811内の各遅延ユニットに対応したラッチ回路81221、エンコーダ回路81222、から構成される。
ADC81は、図示しないアナログ・デジタル変換開始のタイミング信号に応じて、列回路51から入力された画素信号のアナログ・デジタル変換を行う。また、アナログ・デジタル変換された画素信号のデジタル値は、図示しないアナログ・デジタル変換完了のタイミング信号に応じて、図示しないADC81内の出力制御回路に保持される。そして、水平走査回路6から入力される列選択信号φH1に応じて、図示しない出力制御回路に保持しているデジタル値を出力する。
遅延回路811は、それぞれが各種ゲート回路からなる複数の遅延ユニット(例えば、否定論理積回路と否定回路を含む構成の初段の遅延ユニットD1と、2つの否定回路を含む構成のその他の複数の遅延ユニットD2、D3,・・・Dn)をリング状に接続したリングディレイライン(RDL)である。遅延回路811内の各遅延ユニットには、アナログ・デジタル変換の対象となる入力信号(電圧)が、駆動電圧として供給される。また、遅延回路811内の各遅延ユニットには、基準電圧(図2においては、接地:GNDレベル)が供給されている。
例えば、遅延回路811の入力パルス信号φPLに“High”レベルの信号を入力すると、入力パルス信号φPLが、入力信号と基準電圧(図示例では、GND)との電圧差に応じた遅延時間を持って順次、各遅延ユニットを通過し、遅延回路811内を周回する。入力パルス信号φPLが遅延回路811内を周回しているとき、所定時間内に入力パルス信号φPLが通過する遅延ユニットの段数は、遅延ユニットの遅延時間、すなわち、駆動電圧として供給された入力信号と基準電圧(図示例では、GND)との電圧差によって決まる。
エンコーダ812は、入力パルス信号φPLが遅延回路811内の遅延ユニットを通過した段数および遅延回路811の周回数を検出し、該通過段数および周回数をADC81がアナログ・デジタル変換した結果であるデジタル値として出力する。
ラッチ回路81221は、所定時間経過後に入力される図示しないアナログ・デジタル変換完了のタイミング信号に応じて、遅延回路811内の各遅延ユニットの出力データを保持する。ラッチ回路81221内には、遅延回路811内の各遅延ユニット(D1,D2,D3,・・・,Dn)に対応したラッチユニット(L1,L2,L3,・・・,Ln)が設けられており、アナログ・デジタル変換完了のタイミング信号に応じて、対応する遅延ユニットの出力データを保持する。図2では、ラッチユニットL1は対応する遅延ユニットD1の出力値を、ラッチユニットL2は対応する遅延ユニットD2の出力値を、ラッチユニットL3は対応する遅延ユニットD3の出力値を、ラッチユニットLnは対応する遅延ユニットDnの出力値をそれぞれ保持するように接続されている。
エンコーダ回路81222では、ラッチ回路81221が保持した値から、入力パルス信号φPLが遅延回路811内を通過した遅延ユニットの通過段数を検出する。カウンタ回路8121は、遅延回路811の最終段の遅延ユニットDnの出力値の変化に基づいて、入力パルス信号φPLが遅延回路811内を通過した周回数を検出する。加算器8123は、カウンタ回路8121が出力する入力パルス信号φPLの周回数を上位ビットとし、ラッチ&エンコーダ回路8122が出力する入力パルス信号φPLの通過段数を下位ビットとし2つの信号を合わせたデジタル信号を出力する。この加算器8123の出力値が、入力信号の電圧に応じたアナログ・デジタル変換後のデジタル値となる。
エンコーダ812のGND端子には、遅延回路811内の各遅延ユニットに供給されている基準電圧(図示例では、GND)と同じレベルの信号(図2においては、基準電圧とGND(接地)との電位は、同電位である)が供給される。以下、基準電圧(図示例では、GND)の電位線またはGND電位の電位線を、「基準電圧線」という。
また、加算器8123から出力されたデジタル値は、図示しないアナログ・デジタル変換完了のタイミング信号に応じて、図示しないADC81内の出力制御回路に保持さる。図1に示した光電変換装置1においては、ADC81の入力信号として、画素アレイ3の第1列目に配置された列回路51から出力される処理後の画素信号を入力され、アナログ・デジタル変換後の、第1列目の画素2の入射光量に応じたデジタル値を出力する。
ADC82〜ADC85もADC81と同様に、それぞれ対応する画素アレイ3の列に配置された列回路52〜列回路55から出力される処理後の画素信号を入力され、アナログ・デジタル変換後の、第2列目〜第5列目の画素2の入射光量に応じたデジタル値を出力する。
次に、本実施形態の光電変換装置1のAD変換器における各構成要素のレイアウト配置について説明する。図3は、本実施形態の光電変換装置1に具備されたAD変換器内の各構成要素の概略のレイアウト配置例を示したブロック図である。なお、図3では、図1に示した光電変換装置1に具備された構成要素の一部分のみを示し、本発明に直接関係しない部分を省略している。より具体的には、図1に示した光電変換装置1において、画素アレイ3の4列分の構成を示し、画素アレイ3の行を省略している。また、図1に示した光電変換装置1の内、画素2、列回路5およびADC8のみを示し、その他の構成要素を省略している。また、ADC8内において、ADC8内の構成要素の電源端子に接続される電源電圧線(VDD)、GND端子に接続される基準電圧線(GND)、遅延回路811内の各遅延ユニットとラッチ回路81221内の各ラッチユニットまたはカウンタ回路8121との接続のみを示し、その他の光電変換装置1内およびADC8内の構成要素と、その接続とを省略している。
図3に示したように、ADC8における各構成要素のレイアウト配置は、遅延回路811内の各遅延ユニットと、対応するラッチ回路81221内の各ラッチユニットとを対とし、それぞれ隣接して並ぶように配置する。より具体的には、遅延ユニットD1と遅延ユニットD1の出力値を保持するラッチユニットL1とを隣接して並ぶように配置し、遅延ユニットD2と遅延ユニットD2の出力値を保持するラッチユニットL2とを隣接して並ぶように配置し、遅延ユニットD3と遅延ユニットD3の出力値を保持するラッチユニットL3とを隣接して並ぶように配置し、遅延ユニットDnと遅延ユニットDnの出力値を保持するラッチユニットLnとを隣接して並ぶように配置する。以下、遅延ユニットと対応するラッチユニットとの対を「遅延検出部DL」という。また、この遅延検出部DLに続く数字は、遅延ユニットおよびラッチユニットの段数を示すものとする。例えば、第1段目の遅延ユニットD1と第1段目の遅延ユニットD1の出力値を保持するラッチユニットL1との対を、第1段目の遅延検出部DLとし、「遅延検出部DL1」という。なお、遅延ユニットおよびラッチユニットの段数を示さない場合は、「遅延検出部DL」と表し、遅延検出部DL1〜遅延検出部DLnのいずれか1つを示すものとする。
また、遅延検出部DL1〜遅延検出部DLnは、画素アレイ3の列方向に並ぶように配置され、この遅延検出部DLの並びに対して、画素アレイ3の列方向に並ぶようにカウンタ回路8121を配置する。その後、図3においては図示していないエンコーダ回路81222、加算器8123を配置する。
また、図3に示したように、光電変換装置1における、電源電圧線および基準電圧線は、画素アレイ3の列方向に伸びるように配置される。そして、この画素アレイ3の列方向に伸びるように配置された電源電圧線および基準電圧線は、ADC8の構成要素の各段数用に分岐し、画素アレイ3の行方向に伸びるように配置される。この分岐した電源電圧線および基準電圧線は、各ADC8内の構成要素における電源端子またはGND端子に接続される。なお、光電変換装置1内のADC8においてADC8の構成要素の各段数用に分岐した電源電圧線(VDD)および基準電圧線(GND)は、各ADC8内において同一の段数である同一の構成要素にまたがって接続される。
より具体的には、図3に示したように、光電変換装置1においてADC8が左から右にADC81、ADC82、ADC83、ADC84の順番で並ぶように配置され、各ADC8内で、上から下に遅延検出部DL1、遅延検出部DL2、遅延検出部DL3、遅延検出部DLnの順番で並ぶように配置、すなわち、遅延回路811内の遅延ユニットとラッチ回路81221内のラッチユニットとが交互に並ぶように配置され、最終段の遅延検出部DLn内のラッチユニットLnに続いてカウンタ回路8121の順番で並ぶように配置されている場合を考える。この場合、画素アレイ3の列方向に伸びるように配置された基準電圧線は、上から第1段目の遅延ユニット用、第1段目のラッチユニット用、第2段目の遅延ユニット用、第2段目のラッチユニット用、第3段目の遅延ユニット用、第3段目のラッチユニット用、・・・、最終段の遅延ユニット用、最終段のラッチユニット用、カウンタ回路8121用の順番で分岐する。また、画素アレイ3の列方向に伸びるように配置された電源電圧線は、上から第1段目のラッチユニット用、第2段目のラッチユニット用、第3段目のラッチユニット用、・・・、最終段のラッチユニット用、カウンタ回路8121用の順番で分岐する。そして、分岐した電源電圧線および基準電圧線のそれぞれは、画素アレイ3の行方向に伸びるように配置される。そして、それぞれ画素アレイ3の行方向に伸びるように配置された各電源電圧線および各基準電圧線は、左からADC81内の構成要素、ADC82内の構成要素、ADC83内の構成要素、ADC84内の構成要素の順番で接続される。
なお、図3において図示していないエンコーダ回路81222、加算器8123には、カウンタ回路8121用に分岐した後の電源電圧線および基準電圧線が接続されるが、本発明においては、エンコーダ回路81222、加算器8123に対する電源電圧線および基準電圧線の接続方法に関しては、規定しない。
このように、ADC8において、遅延回路811内の各遅延ユニットと、対応するラッチ回路81221内の各ラッチユニットとを対とし、隣接して並ぶように配置することによって、遅延回路811内の遅延ユニットと、対応するラッチ回路81221内のラッチユニットとの間の信号線の配線長(距離)を短くすることができる。また、全ての遅延ユニットとラッチユニットとを遅延検出部DLとして構成することにより、各遅延検出部DL内の遅延ユニットとラッチユニットとの間の信号線の配線長(距離)をほぼ等しくすることができる。
また、ADC8内において、遅延ユニットとラッチユニットとを遅延検出部DLとして構成し、各遅延検出部DLを画素アレイ3の列方向に並ぶように配置することにより、各遅延検出部DL間の信号線の配線長(距離)を短くすることができる。また、各遅延検出部DL間の信号線の配線長(距離)をほぼ等しくすることができる。これにより、各段の遅延ユニットの出力負荷をほぼ等しくすることができる。
上述のように、各段の遅延ユニットの出力負荷がほぼ等しくすることによって、ADC8の動作において、ラッチユニットが保持する遅延ユニットからの出力信号の出力遅延量、すなわち、入力信号と基準電圧(図示例では、GND)との電圧差に応じた遅延時間を持って遅延回路811内を周回している入力パルス信号φPLの各段における位置情報の出力遅延量を、ほぼ等しくすることができる。このことから、ADC8内のラッチユニットが、遅延ユニットから出力される正しい位置情報を保持することが可能となる。
次に、本実施形態の光電変換装置1のAD変換器における各構成要素のレイアウト配置の別例について説明する。図4は、本実施形態の光電変換装置1に具備されたAD変換器内の各構成要素の概略のレイアウト配置の別例を示したブロック図である。なお、図4に示したAD変換器内のレイアウト配置の別例では、図3に示したADC81〜ADC84が、AD変換器81_2〜84_2(以下、ADC81_2〜ADC84_2という)に置き換わった構成である。なお、ADC81_2〜ADC84_2のいずれか1つを示すときには「ADC8_2」という。このADC8_2は、図3に示したADC8と同様の構成である。
また、図4に示したAD変換器内のレイアウト配置の別例では、図3に示したAD変換器内のレイアウト配置例と同様に、図1に示した光電変換装置1に具備された構成要素の一部分のみを示している。なお、図4においては、図3に対してさらに、本発明に直接関係しない画素2、電源電圧線(VDD)、および基準電圧線(GND)を省略し、列回路5およびADC8_2内の各遅延ユニットと各ラッチユニットまたはカウンタ回路8121との接続のみを示している。
図4に示したADC8_2における各構成要素のレイアウト配置では、図3に示したAD変換器のレイアウト配置と同様に、遅延回路811内の各遅延ユニットと、対応するラッチ回路81221内の各ラッチユニットとを対とした遅延検出部DLを、画素アレイ3の列方向に並ぶように配置し、この遅延検出部DLの並びに対して、画素アレイ3の列方向に並ぶようにカウンタ回路8121を配置している。その後、図3に示したAD変換器のレイアウト配置と同様に、図4においては図示していないエンコーダ回路81222、加算器8123を配置する。
図4に示したADC8_2における各構成要素のレイアウト配置は、図3に示したAD変換器のレイアウト配置に対して、遅延検出部DLの配置の順番が異なる。より具体的には、図3に示したAD変換器のレイアウト配置では、遅延検出部DLをADC8内の上から下に、第1段目、第2段目、第3段目、最終段の順番で配置していたのに対し、図4に示したADC8_2内のレイアウト配置では、ADC8_2内の上から下に、第2段目、第3段目、第1段目、最終段の順番で配置している。
また、図4に示した遅延検出部DLのレイアウト配置では、遅延検出部DL内の遅延ユニットとラッチユニットとの配置の順番が異なる。より具体的には、ADC8_2内の遅延検出部DLにおいて、遅延検出部DL3と遅延検出部DLnとは、図3に示したAD変換器の内の遅延検出部DLのレイアウト配置と同様の配置としているが、遅延検出部DL2と遅延検出部DL1とは、図3に示したAD変換器の内の遅延検出部DLのレイアウト配置と逆の配置としている。例えば、遅延検出部DL3では、図3に示した遅延検出部DLのレイアウト配置と同様に、ADC8_2内の上から下に、遅延ユニットD3、ラッチユニットL3の順番で配置しているが、遅延検出部DL2では、図3に示した遅延検出部DLのレイアウト配置と逆に、ADC8_2内の上から下に、ラッチユニットL2、遅延ユニットD2の順番で配置している。
このように、ADC8_2内において配置する遅延検出部DLを、遅延ユニットの段数の順番に関係なく配置し、さらに、遅延検出部DL内の遅延ユニットとラッチユニットとの配置を逆にすることによって、各遅延検出部DL間の信号線の配線長(距離)の差を少なくすることができる。例えば、図3に示したAD変換器内の遅延検出部DLのレイアウト配置においては、最終段の遅延検出部DLnから第1段目の遅延検出部DL1への信号線の配線長(最長の配線長)は、第1段目の遅延検出部DL1から第2段目の遅延検出部DL2、第2段目の遅延検出部DL2から第3段目の遅延検出部DL3、第3段目の遅延検出部DL3から最終段の遅延検出部DLnへの信号線の配線長に比べて長くなっている。これは、最終段の遅延ユニットDnの出力負荷が、第1段目の遅延ユニットD1、第2段目の遅延ユニットD2、第3段目の遅延ユニットD3の出力負荷よりも大きな値となっているということができる。これに対し、図4に示したADC8_2内の遅延検出部DLのレイアウト配置においては、各遅延検出部DL間の配線長が等しい長さとはなっていないものの、最終段の遅延検出部DLnから第1段目の遅延検出部DL1への信号線の配線長が短くなっている。これは、最終段の遅延ユニットDnの出力負荷と、第1段目の遅延ユニットD1、第2段目の遅延ユニットD2、第3段目の遅延ユニットD3の出力負荷との差が少なくなっているということができる。このように、各段の遅延検出部DLを配置する順番、さらには、遅延検出部DL内における遅延ユニットとラッチユニットとの配置を変更することによって、各遅延検出部DL間の信号線の配線長(距離)の差を少なくすることができ、各段の遅延ユニットの出力負荷の差を少なくすることができる。
なお、遅延検出部DL内における遅延ユニットとラッチユニットとの配置を逆にした場合、遅延回路811内の各遅延ユニットと、対応するラッチ回路81221内の各ラッチユニットが隣接して並ぶように配置されていることには変わりない。よって、遅延検出部DL内における遅延ユニットとラッチユニットとの間の信号線の配線長(距離)が大きく変わることはなく、遅延ユニットとラッチユニットとの配置を逆にした場合でも遅延検出部DL内の配線長は、ほぼ等しい配線長である。すなわち、遅延検出部DL内における遅延ユニットの出力負荷は、変わっていないということができる。
上述のように、ADC8_2内に配置する遅延検出部DLを、遅延ユニットの段数の順番と関係なく配置し、さらに、遅延検出部DL内の遅延ユニットとラッチユニットとの配置を逆にすることによって、各遅延検出部DL間の信号線の配線長(距離)の差を少なくすることができる。これによって、各段の遅延ユニットにおける出力負荷の差を少なくすることができる。このことにより、ADC8_2の動作において、ラッチユニットが保持する遅延ユニットからの出力信号の出力遅延量、すなわち、入力信号と基準電圧(図示例では、GND)との電圧差に応じた遅延時間を持って遅延回路811内を周回している入力パルス信号φPLの各段における位置情報の出力遅延量の差を少なくすることができる。このことから、ADC8_2内のラッチユニットが、遅延ユニットから出力される正しい位置情報を保持することが可能となる。
次に、本実施形態の光電変換装置1のAD変換器における電源電圧線および基準電圧線の接続の別例について説明する。図5は、本実施形態の光電変換装置1に具備されたAD変換器における電圧線の接続例を示したブロック図である。なお、図5に示したAD変換器の電源電圧線および基準電圧線の接続の別例では、図3に示したAD変換器内のレイアウト配置例において、ADC81内の各構成要素と、ADC81内の構成要素の電源端子に接続される電源電圧線(VDD)およびGND端子に接続される基準電圧線(GND)のみを示し、その他のAD変換器(ADC82〜ADC84)や、光電変換装置1内およびADC8内の構成要素と、その接続とを省略している。
図5に示した光電変換装置1における、電源電圧線(VDD)および基準電圧線(GND)は、画素アレイ3の列方向に伸びるように配置される。また、基準電圧線(GND)は、その始点近くにおいて、ADC8の入力信号と基準電圧(図示例では、GND)の電圧変動が出力に大きく影響を与える遅延回路811(遅延ユニット)用の基準電圧線GND_Aと、ADC8の電源電圧と基準電圧(図示例では、GND)の電圧変動が出力に与える影響が小さいラッチユニットやカウンタ回路8121用の基準電圧線GND_Dとに分岐される。そして、この画素アレイ3の列方向に伸びるように配置された電源電圧線および基準電圧線(基準電圧線GND_Aおよび基準電圧線GND_D)は、ADC8の構成要素の各段数用に分岐し、画素アレイ3の行方向に伸びるように配置される。このADC8の構成要素の各段数用に分岐した電源電圧線および基準電圧線は、各ADC8内の構成要素における電源端子またはGND端子に接続される。なお、図5においては図示していないが、図3に示したAD変換器内のレイアウト配置例と同様に、光電変換装置1内のADC8においてADC8の構成要素の各段数用に分岐した電源電圧線(VDD)および基準電圧線(基準電圧線GND_Aおよび基準電圧線GND_D)は、各ADC8内において同一の段数である同一の構成要素にまたがって接続される。
なお、基準電圧線GND_AからADC8の構成要素の各段数用に分岐した基準電圧線(GND)は、ADC8内の遅延ユニットのみに接続される。この基準電圧線GND_Aから分岐した基準電圧線は、遅延ユニットのGND端子に接続される。
また、基準電圧線GND_DからADC8の構成要素の各段数用に分岐した基準電圧線(GND)は、ADC8内のラッチユニットおよびカウンタ回路8121のみに接続される。この基準電圧線GND_Dから分岐した基準電圧線は、ラッチユニットおよびカウンタ回路8121のGND端子に接続される。なお、図5において図示していないエンコーダ回路81222、加算器8123には、カウンタ回路8121用に分岐した後の基準電圧線GND_Dが接続されるが、本発明においては、エンコーダ回路81222、加算器8123に対する基準電圧線GND_Dの接続方法に関しては、規定しない。
より具体的には、図5に示したように、ADC8内で、上から下に遅延検出部DL1〜遅延検出部DLnが順に画素アレイ3の列方向に並ぶように配置され、遅延検出部DLnに続いてカウンタ回路8121の順番で画素アレイ3の列方向に並ぶように配置されている場合、画素アレイ3の列方向に伸びるように配置された基準電圧線は、基準電圧線GND_Aと、基準電圧線GND_Dとに分岐し、さらに画素アレイ3の列方向に伸びるように配置される。そして、基準電圧線GND_Aは、上から第1段目の遅延ユニット用、第2段目の遅延ユニット用、第3段目の遅延ユニット用、・・・、最終段の遅延ユニット用の順番で分岐する。また、基準電圧線GND_Dは、上から第1段目のラッチユニット用、第2段目のラッチユニット用、第3段目のラッチユニット用、・・・、最終段のラッチユニット用、カウンタ回路8121用の順番で分岐する。また、電源電圧線は、上から第1段目のラッチユニット用、第2段目のラッチユニット用、第3段目のラッチユニット用、・・・、最終段のラッチユニット用、カウンタ回路8121用の順番で分岐する。そして、それぞれ分岐した電源電圧線、基準電圧線GND_A、および、基準電圧線GND_Dは、画素アレイ3の行方向に伸びるように配置される。そして、それぞれ画素アレイ3の行方向に伸びるように配置された各電源電圧線および各基準電圧線GND_A、および、各基準電圧線GND_Dは、それぞれ対応するADC8内の構成要素に接続される。
なお、図5おいては図示していないが、図3に示したAD変換器内のレイアウト配置例と同様に、光電変換装置1内のADC8においてADC8の構成要素の各段数用に分岐した電源電圧線(VDD)および基準電圧線(基準電圧線GND_Aおよび基準電圧線GND_D)は、各ADC8内において同一の段数である同一の構成要素にまたがって接続される。例えば、図3に示したように、光電変換装置1においてADC8が左から右にADC81、ADC82、ADC83、ADC84の順番で並ぶように配置されている場合、それぞれ画素アレイ3の行方向に伸びるように配置された各電源電圧線および各基準電圧線GND_A、および、各基準電圧線GND_Dは、左からADC81内の構成要素、ADC82内の構成要素、ADC83内の構成要素、ADC84内の構成要素の順番で接続される。
このように、各ADC8にまたがって接続される基準電圧線を、その始点近くでADC8の基準電圧(図示例では、GND)の電圧変動が出力に大きく影響を与える回路用の基準電圧線GND_Aと、基準電圧(図示例では、GND)の電圧変動が出力に与える影響が小さい回路用の基準電圧線GND_Dとに分岐することによって、基準電圧線を分離して接続することができる。これにより、例えば、ADC8のエンコーダ回路812が動作しているときに発生するノイズが、ADC8の遅延回路811(遅延ユニット)の回路の動作に影響をおよぼすことがなくなる。すなわち、従来のAD変換器では、遅延回路811とエンコーダ回路812との基準電圧線が共通に接続されていたため、エンコーダ回路812が動作することによって発生していた基準電圧線の変動に伴う自ADC8のノイズが問題となっていたが、基準電圧線を分岐することによって、自ADC8のエンコーダ回路812のノイズの影響を受けることがなくなる。
なお、図5においては、図3に示したADC81内のレイアウト配置例に対して電圧線の接続を変更した場合について説明したが、図4に示したADC8_2や、その他のAD変換器内のレイアウト配置例に対しても同様に、電圧線の接続を変更することができる。
上記に述べたとおり、本発明の第1の実施形態によれば、遅延回路811内の各遅延ユニットと、対応するラッチ回路81221内の各ラッチユニットとを対とし、それぞれ隣接して並ぶように配置した遅延検出部DLとしてAD変換器内に配置する。これにより、各遅延検出部DL間の信号線の配線長(距離)を短くすることができる。また、各遅延検出部DL間の信号線の配線長(距離)をほぼ等しくすることができるため、遅延回路811内の各遅延ユニットの出力負荷をほぼ等しくすることができる。また、遅延検出部DLを遅延ユニットの段数の順番と関係なく配置することによって、各遅延検出部DL間の信号線の配線長(距離)の差を少なくすることができる。これにより、遅延回路811内の各遅延ユニットの出力負荷の差を少なくすることができる。このことによって、遅延回路811内の各遅延ユニットから出力される正しい位置情報を保持することが可能となる。このように、各遅延ユニットから正しい位置情報を取得することができるので、遅延回路を含むAD変換器にて画素2の入射光量に応じた電圧をアナログ・デジタル変換する際、光電変換装置は、良好なデジタル値を出力することが可能となり、良好な画像データを取得することができる。
また、さらに、本発明の第1の実施形態によれば、基準電圧線をAD変換器の基準電圧(図示例では、GND)の電圧変動が出力に大きく影響を与える回路用と基準電圧(図示例では、GND)の電圧変動が出力に与える影響が小さい回路用とに分岐し、その分岐した基準電圧線を分離して接続することができる。例えば、ADC8の基準電圧(図示例では、GND)の電圧変動が出力に大きく影響を与える遅延回路811用の基準電圧線と、ADC8の基準電圧(図示例では、GND)の電圧変動が出力に与える影響が小さいエンコーダ回路812用の基準電圧線とに分岐し、それぞれ、ADC8内の遅延ユニットのみ、またはエンコーダ回路812のみに接続する。これにより、AD変換器内のエンコーダ回路812によるノイズを、基準電圧(図示例では、GND)の電圧変動が出力に大きく影響を与える遅延回路811に影響させないようにすることができる。このように、遅延回路を含むAD変換器にて画素2の入射光量に応じた電圧をアナログ・デジタル変換する際、エンコーダ回路から発生するノイズが遅延回路の動作に影響を与えないため、光電変換装置は、ノイズの少ない良好なデジタル値を出力することが可能となり、良好な画像データを取得することができる。
なお、本実施形態において、図2に示したAD変換器の概略構成のブロック図では、遅延回路811内の各遅延ユニットに供給されている基準電圧(図示例では、GND)の電圧線と、エンコーダ812内の各構成要素に供給されているGND(接地)電位の電圧線とを別の電圧線とし、これらの電圧線が接続されていない状態のブロック図を示しているが、上述のように、基準電圧の電圧線とGND電位の電圧線とは、同電位の電圧線である。従って、これらの基準電圧の電圧線とGND電位の電圧線とは、光電変換装置1の外部または内部でそれぞれが接続される。この基準電圧の電圧線とGND電位の電圧線とが接続される位置は、図5に示したAD変換器における電圧線の接続例と同様の考えに基づいて、上記電位の発生源、例えば、図示しない基準電圧発生部の近傍で接続することが望ましい。このように、基準電圧の電圧線とGND電位の電圧線とを基準電圧(図示例では、GND)発生部の近傍で接続することによって、遅延回路811内の全ての遅延ユニットを基準電圧(図示例では、GND)発生部に向かって接続し、その後、エンコーダ812内のカウンタ回路8121やラッチ&エンコーダ回路8122などのGND電位の電圧線と接続するような構成とすることができる。これにより、基準電圧の電圧線とGND電位の電圧線とを同じ電位に設定でき、図5を用いて説明したように、AD変換器の遅延回路811の動作が、エンコーダ回路812のノイズの影響を受けることがなくなり、光電変換装置が出力するデジタル値の精度が、さらに向上する。
<第2実施形態>
以下、本発明の第2の実施形態について、図面を参照して説明する。図6は、第2の実施形態による光電変換装置の概略構成を示したブロック図である。図6において、光電変換装置10は、画素P11〜P45、垂直走査回路4、列回路51〜55、水平走査回路6、制御回路7、AD変換器810〜850(以下、ADC810〜ADC850という)、から構成される。また、ADC810〜ADC850のいずれか1つを示すときには「ADC80」という。また、ADC80は、図2に示したADC81と同様の構成である。
図6に示した本第2実施形態の光電変換装置10は、図1に示した光電変換装置1におけるADC8が、ADC80に置き換わった構成であり、ADC80内の遅延回路811に対して基準電圧を供給する基準電圧の電圧線と、エンコーダ812に対してGND(接地)電位を供給するGND電位の電圧線が別になっている点のみが異なる。また、その他の構成要素は、図1に示した光電変換装置1と同様である。従って、本第2実施形態における光電変換装置10およびADC80の動作は、図1に示した光電変換装置1および図2に示したADC8の動作と同様であるため、説明を省略する。
次に、本第2の実施形態の光電変換装置10のAD変換器における各構成要素のレイアウト配置と、電源電圧線、基準電圧の電圧線およびGND電位の電圧線の接続とについて説明する。図7は、本第2の実施形態の光電変換装置10に具備されたAD変換器における各構成要素の概略のレイアウト配置例と電圧線の接続例とを示したブロック図である。なお、図7に示したADC80の各構成要素のレイアウト配置は、図3に示したAD変換器のレイアウト配置と同様であるため、説明を省略する。
図7に示した光電変換装置10における、電源電圧線(VDD)およびGND電位の電圧線(GND)は、画素アレイ3の列方向に伸びるように配置される。また、基準電圧の電圧線(GND2)は、画素アレイ3の行方向に伸びるように配置される。なお、図7において、GND電位の電圧線(GND)は、ADC80において基準電圧(図示例では、GND)の電圧変動が出力に与える影響が小さいエンコーダ回路812(ラッチユニットやカウンタ回路8121など)にGND(接地)電位を供給する電圧線(以下、「GND電圧線」という)である。また、基準電圧の電圧線(GND2)は、ADC80において基準電圧(図示例では、GND)の電圧変動が出力に与える影響が大きい遅延回路811(遅延ユニット)に基準電圧(図示例では、GND)の電位を供給する電圧線(以下、「GND2電圧線」という)である。
この画素アレイ3の列方向に伸びるように配置された電源電圧線およびGND電圧線は、ADC80の構成要素の各段数用に分岐し、画素アレイ3の行方向に伸びるように配置される。この分岐した電源電圧線およびGND電圧線は、各ADC80内の構成要素における電源端子またはGND端子に接続される。なお、光電変換装置10内のADC80においてADC80の構成要素の各段数用に分岐した電源電圧線およびGND電圧線は、各ADC80内において同一の段数である同一の構成要素にまたがって接続される。
また、画素アレイ3の行方向に伸びるように配置されたGND2電圧線は、それぞれのADC80に対して分岐し、画素アレイ3の列方向に伸びるように配置される。このADC80用に分岐したGND2電圧線は、各ADC80内の遅延ユニットの基準電位として、
基準電圧端子(GND端子)に接続される。なお、このADC80用に分岐したADC80用の基準電圧線は、対応するADC80内の遅延回路811のみに接続される。
より具体的には、図7に示したように、光電変換装置10においてADC80が左から右にADC810、ADC820、ADC830、ADC840の順番で並ぶように配置され、各ADC80内で、上から下に遅延検出部DL1、遅延検出部DL2、遅延検出部DL3、遅延検出部DLnの順番で並ぶように配置、すなわち、遅延回路811内の遅延ユニットとラッチ回路81221内のラッチユニットとが交互に並ぶように配置され、最終段の遅延検出部DLn内のラッチユニットLnに続いてカウンタ回路8121の順番で並ぶように配置されている場合を考える。
この場合、画素アレイ3の列方向に伸びるように配置された電源電圧線は、図3に示したAD変換器のレイアウト配置と同様に、上から第1段目のラッチユニット用、第2段目のラッチユニット用、第3段目のラッチユニット用、・・・、最終段のラッチユニット用、カウンタ回路8121用の順番で分岐する。また、画素アレイ3の列方向に伸びるように配置されたGND電圧線は、上から第1段目のラッチユニット用、第2段目のラッチユニット用、第3段目のラッチユニット用、・・・、最終段のラッチユニット用、カウンタ回路8121用の順番で分岐する。そして、それぞれ分岐した電源電圧線およびGND電圧線は、画素アレイ3の行方向に伸びるように配置される。そして、画素アレイ3の行方向に伸びるように配置された各電源電圧線および各GND電圧線のそれぞれは、左からADC810内の構成要素、ADC820内の構成要素、ADC830内の構成要素、ADC840内の構成要素の順番で接続される。
なお、図7において図示していないエンコーダ回路81222、加算器8123には、カウンタ回路8121用に分岐した後の電源電圧線およびGND電圧線が接続されるが、本発明においては、エンコーダ回路81222、加算器8123に対する電源電圧線およびGND電圧線の接続方法に関しては、規定しない。
一方、画素アレイ3の行方向に伸びるように配置されたGND2電圧線は、左からADC810用、ADC820用、ADC830用、ADC840用の順番で分岐する。そして、それぞれのADC80用に分岐したGND2電圧線は、画素アレイ3の列方向に伸びるように配置される。そして、画素アレイ3の列方向に伸びるように配置された各ADC80用のGND2電圧線のそれぞれは、対応するADC80内の遅延回路811に接続される。例えば、ADC810用のGND2電圧線は、ADC810内において、GND2電圧線の分岐点(図7の上から)から順番に第1段目の遅延ユニットD1、第2段目の遅延ユニットD2、第3段目の遅延ユニットD3、・・・、最終段の遅延ユニットDnの順番で接続される。
このようにGND2電圧線を配置することによって、各ADC80のGND2電圧線を、画素アレイ3の行方向の分岐点で分離し、画素アレイ3の行方向に伸びるように配置されたGND2電圧線の電位を、ほぼ一定に保つことができる。そして、それぞれのADC80用に分岐したGND2電圧線は、対応するADC80内の遅延回路811のみに接続することによって、各ADC80を分離することができる。また、各ADC80において基準電圧(図示例では、GND)の電圧変動が出力に与える影響が大きい遅延回路811と、ADC80において基準電圧(図示例では、GND)の電圧変動が出力に与える影響が小さいエンコーダ回路812とを分離することができる。これにより、例えば、ADC810が動作しているときに発生するエンコーダ回路812のノイズが、ADC820〜ADC840の遅延回路811の動作に影響をおよぼすことがなくなる。また、ADC820〜ADC840が動作しているときに発生するエンコーダ回路812のノイズに対して、ADC810の遅延回路811の動作が影響を受けることがなくなる。すなわち、各ADC80内の遅延回路811は、他のADC80が動作しているときに発生するエンコーダ回路812のノイズの影響を受けることがなくなる。また、それぞれのADC80は、自ADC80のエンコーダ回路812が動作しているときに発生するノイズを他のADC80の遅延回路811の動作に影響させないこととなる。
なお、図7においては、図3に示したADC81内のレイアウト配置例に対して電圧線の接続を変更した場合について説明したが、図4に示したADC8_2や、その他のAD変換器内のレイアウト配置例に対しても同様に、電圧線の接続を変更することができる。
上記に述べたとおり、本発明の第2の実施形態によれば、ADC80における基準電圧(図示例では、GND)の電圧変動が出力に与える影響が小さい回路と基準電圧(図示例では、GND)の電圧変動が出力に与える影響が大きい回路とに電圧線を分離することができる。また、基準電圧(図示例では、GND)の電圧変動が出力に与える影響が大きい回路の電圧線をADC80毎に分岐し、それぞれのADC80用に分岐した電圧線を、対応するADC80内の基準電圧(図示例では、GND)の電圧変動が出力に与える影響が大きい回路のみに接続することができる。これにより、各ADC80が動作しているときに発生する基準電圧(図示例では、GND)の電圧変動が出力に与える影響が小さい回路からのノイズを分離することができる。例えば、ADC810内の遅延回路811の基準電圧(図示例では、GND)は、自遅延回路811内の遅延ユニットのみに供給され、他のAD変換器(ADC820〜ADC850)内の遅延回路811の基準電圧(図示例では、GND)と分離される。これにより、ADC810は、他のAD変換器(ADC820〜ADC850)が動作することによって発生するノイズの影響を受けることがない。
このことにより、本発明の第2の実施形態によれば、複数のAD変換器を備えた光電変換装置であっても、AD変換器が動作することによって発生するノイズが、他のAD変換器や自AD変換器内に影響をあたえることがなく、遅延回路811内の各遅延ユニットから出力される正しい位置情報を取得することができるので、光電変換装置が出力する画像データが劣化せず、ノイズの少ない画像データを取得することができる。
なお、本実施形態において、図6に示した光電変換装置10および図2に示したAD変換器の概略構成のブロック図では、ADC80内の遅延回路811に対して基準電圧を供給する基準電圧の電圧線(GND2電圧線)と、エンコーダ812に対してGND(接地)電位を供給するGND電位の電圧線(GND電圧線)とを別の電圧線とし、これらの電圧線が接続されていない状態のブロック図を示しているが、このGND2電圧線とGND電圧線とが同電位での電圧線である場合は、光電変換装置10の外部または内部で接続する必要がある。その場合、このGND2電圧線とGND電圧線とが接続される位置は、図5に示したAD変換器における電圧線の接続例と同様の考えに基づいて、上記電位の発生源、例えば、図示しない基準電圧発生部の近傍で接続することが望ましい。このように、GND2電圧線とGND電圧線とを基準電圧(図示例では、GND)発生部の近傍で接続することによって、遅延回路811内の全ての遅延ユニットを基準電圧(図示例では、GND)発生部に向かって接続し、その後、エンコーダ812内のカウンタ回路8121やラッチ&エンコーダ回路8122などをGND電圧線と接続するような構成とすることができる。これにより、GND2電圧線とGND電圧線とを同じ電位に設定でき、図5を用いて説明したように、ADC80内の遅延回路811が、エンコーダ812が動作することにより発生するノイズの影響を、さらに受けにくくなり、光電変換装置10が出力するデジタル値の精度が、さらに向上する。
上記に述べたとおり、本発明を実施するための形態によれば、遅延回路811内の各遅延ユニットと、対応するラッチ回路81221内の各ラッチユニットとを対とし、それぞれ隣接して並ぶように配置した遅延検出部DLとしてAD変換器内に配置することによって、遅延回路811内の各遅延ユニットの出力負荷をほぼ等しくすることができる。また、遅延検出部DLを配置する順番を変更することによって、遅延回路811内の各遅延ユニットの出力負荷の差を少なくすることができる。これにより、遅延回路811内の各遅延ユニットから正しい位置情報を取得することができ、遅延回路を含むAD変換器にて画素2の入射光量に応じた電圧をアナログ・デジタル変換する光電変換装置は、良好なデジタル値を出力することが可能となり、良好な画像データを取得することができる。
また、さらに、本発明を実施するための形態によれば、AD変換器内の基準電圧(図示例では、GND)の電圧変動が出力に与える影響が大きい回路と基準電圧(図示例では、GND)の電圧変動が出力に与える影響が小さい回路とに分離または分岐した電圧線を接続することができるので、AD変換器内の基準電圧(図示例では、GND)の電圧変動が出力に与える影響が小さい回路によるノイズを、基準電圧(図示例では、GND)の電圧変動が出力に与える影響が大きい回路に影響させないようにすることができる。これにより、遅延回路を含むAD変換器にて画素2の入射光量に応じた電圧をアナログ・デジタル変換する際に動作する遅延回路に、エンコーダ回路から発生するノイズの影響を与えないようにできるため、光電変換装置は、ノイズの少ない良好なデジタル値を出力することが可能となり、良好な画像データを取得することができる。
なお、本発明においては、エンコーダ812における入力パルス信号φPLが遅延回路811内の遅延ユニットを通過した段数や遅延回路811の周回数の検出方法、および検出した遅延ユニットの通過段数や周回数からADC81やADC810がアナログ・デジタル変換した結果である最終的なデジタル値を算出する処理方法に関しては、規定しない。
また、本実施形態においては、4行5列の二次元に配置された画素アレイ3の入射光量に応じたADC81〜ADC85やADC810〜ADC850を配置した例について説明したが、複数画素を1列に構成したリニアセンサの出力をアナログ・デジタル変換するAD変換器に適応することもできる。
また、本実施形態においては、画素アレイ3と、ADC8またはADC80との間に列回路5を配置した例について説明したが、列回路5を配置しなくても良く、画素出力信号の画素リセット信号と光信号の差分に相当する画素信号を、ADC8またはADC80に入力するものであれば、同様にアナログ・デジタル変換をすることができる。
なお、本実施形態の遅延回路811における遅延ユニットは、電源側を入力信号、すなわち、アナログ・デジタル変換の対象となる画素信号とし、接地側を基準電圧とした構成で説明したが、図8の遅延回路821に示すように、電源側を基準電圧とし、接地側を入力信号とした構成とすることもできる。
また、図示しないが、2種類の入力信号がある場合は、電源側を第1の入力信号とし、接地側を第2の入力信号とした構成とすることもできる。また、逆に電源側を第2の入力信号とし、接地側を第1の入力信号とした構成とすることもできる。
また、本実施形態の遅延回路811や遅延回路821では、初段の遅延ユニットを否定論理積回路(NANDゲート)と否定回路(INVゲート)を含む構成とし、その他の遅延ユニットを2つの否定回路(INVゲート)を含む構成とした場合について説明したが、本発明においては、遅延回路の構成は規定しない。すなわち、遅延回路は、入力信号の電圧レベルと基準電圧の電圧レベル、または2つの入力信号の電圧レベルのレベル差に応じた遅延時間をもって入力パルスを周回させる構成であれば、どのような構成であっても適用することができる。
以上、本発明の実施形態について、図面を参照して説明してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲においての種々の変更も含まれる。
1・・・光電変換装置
2,P11,P12,P13,P14,P15,P21,P22,P23,P24,P25,P31,P32,P33,P34,P35,P41,P42,P43,P44,P45・・・画素
3・・・画素アレイ
4・・・垂直走査回路
5,51,52,53,54,55・・・列回路
6・・・水平走査回路
7・・・制御回路
8,80,81,82,83,84,85,810,820,830,840,850・・・AD変換器
811,821・・・遅延回路
812・・・エンコーダ
8121・・・カウンタ回路
8122・・・ラッチ&エンコーダ回路
81221・・・ラッチ回路
81222・・・エンコーダ回路
8123・・・加算器
90・・・画素ブロック
91・・・AD変換器
B1,B2,B3,B4,B5,B6,B7,B8,B9,B10,B11,B12,B13,B14,B15,B16,B17,B18,B19,B20・・・アレイブロック(サブアレイ)
901・・・遅延回路
902・・・エンコーダ
9021・・・カウンタ回路
9022・・・ラッチ&エンコーダ回路
9023・・・加算器

Claims (9)

  1. 光電変換素子を有し、該光電変換素子への入射光量に応じた画素信号を出力する画素が二次元に複数配置された画素アレイと、
    前記画素アレイから読み出した前記画素信号の電圧と基準電圧との差に応じた遅延時間でパルス信号を遅延させる複数の遅延ユニットを、前記パルス信号が周回するように互いに接続したパルス遅延回路と、前記パルス信号が前記複数の遅延ユニットを所定時間に通過した段数に基づいたデジタル値を出力するエンコーダと、を具備する複数のAD変換器と、
    を備えた光電変換装置において、
    前記エンコーダは、
    前記パルス信号が前記複数の遅延ユニットを通過したことにより前記複数の遅延ユニットから出力される遅延情報を保持する複数のラッチユニットを有し、前記複数のラッチユニットの各々は前記複数の遅延ユニットの対応する1つから出力される前記遅延情報を保持する、ラッチ回路と、
    前記ラッチ回路が保持した前記遅延情報に基づいたデジタル値を出力するエンコーダ部と、
    前記パルス遅延回路内の最終段の前記遅延ユニットから出力される遅延情報に基づいて、前記パルス信号が前記パルス遅延回路を所定時間に周回した周回数を計測し、該計測した前記パルス信号の周回数に基づいたデジタル値を出力するカウンタ部と、
    を備え、
    前記複数の遅延ユニットの各々と、前記複数のラッチユニットの対応する1つとが、前記画素アレイの第1の方向に隣接して並ぶように配置された複数の遅延検出部を構成し、
    前記複数の遅延検出部は、
    前記第1の方向に並ぶように配置される、
    ことを特徴とする光電変換装置。
  2. 前記第1の方向に並ぶように配置された前記複数の遅延検出部と前記カウンタ部とが、
    前記第1の方向に、この順番で並ぶように配置され、
    前記複数の遅延検出部の内、最終段の前記遅延ユニットを含んで構成された最終段の前記遅延検出部が、前記カウンタ部と隣接して並ぶように配置される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  3. 前記AD変換器に基準電圧を供給する基準電圧線は、
    前記AD変換器内の構成要素のそれぞれに対応した複数の分岐基準電圧線に分岐し、
    前記複数の分岐基準電圧線は、
    それぞれ対応する前記複数のAD変換器内の構成要素に接続される、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光電変換装置。
  4. 前記基準電圧線は、
    前記第1の方向に伸びるように配置され、
    前記分岐基準電圧線が前記基準電圧線から分岐する分岐点は、
    前記第1の方向に並ぶように配置され、
    前記分岐基準電圧線は、
    前記画素アレイの第2の方向に伸びるように配置され、
    前記複数のAD変換器は、
    前記第2の方向に並ぶように配置され、
    前記AD変換器内で前記複数の遅延検出部が前記分岐基準電圧線に接続される接続点と、該AD変換器内で前記カウンタ部が前記分岐基準電圧線に接続される接続点とが、前記第1の方向に、この順番で並ぶように配置される、
    ことを特徴とする請求項3に記載の光電変換装置。
  5. 前記AD変換器に基準電圧を供給する基準電圧線は、
    前記AD変換器内の前記パルス遅延回路のそれぞれに対応した第1の基準電圧線と、
    前記AD変換器内の前記エンコーダのそれぞれに対応した第2の基準電圧線と、
    に分岐し、
    前記第1の基準電圧線は、
    前記AD変換器内の前記パルス遅延回路に接続され、
    前記第2の基準電圧線は、
    前記AD変換器内の前記エンコーダに接続される、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光電変換装置。
  6. 前記第1の基準電圧線は、
    前記AD変換器内の前記パルス遅延回路の構成要素のそれぞれに対応した複数の第1の分岐基準電圧線に分岐し、
    前記第1の分岐基準電圧線は、
    それぞれ対応する前記複数のAD変換器内の前記パルス遅延回路の構成要素に接続され、
    前記第2の基準電圧線は、
    前記AD変換器内の前記エンコーダの構成要素のそれぞれに対応した複数の第2の分岐基準電圧線に分岐し、
    前記第2の分岐基準電圧線は、
    それぞれ対応する前記複数のAD変換器内の前記エンコーダの構成要素に接続され、
    前記第1の基準電圧線は、
    前記第1の方向に伸びるように配置され、
    前記第2の基準電圧線は、
    前記第1の方向に伸びるように配置され、
    前記第1の分岐基準電圧線は、
    前記第1の方向に伸びるように配置され、
    前記第2の分岐基準電圧線は、
    前記画素アレイの第2の方向に伸びるように配置され、
    前記複数のAD変換器は、
    前記第2の方向に並ぶように配置され、
    前記AD変換器内で前記複数の遅延検出部が前記第1の分岐基準電圧線または前記第2の分岐基準電圧線に接続される接続点と、該AD変換器内で前記カウンタ部が前記第2の分岐基準電圧線に接続される接続点とが、前記第1の方向に、この順番で並ぶように配置される、
    ことを特徴とする請求項5に記載の光電変換装置。
  7. 前記AD変換器に基準電圧を供給する基準電圧線は、
    前記AD変換器内の前記パルス遅延回路に対応した第1の基準電圧線と、
    前記AD変換器内の前記エンコーダに対応した第2の基準電圧線と、
    であり、
    前記第1の基準電圧線は、
    前記複数のAD変換器内の前記パルス遅延回路のそれぞれに対応した複数の第1の分岐基準電圧線に分岐し、
    前記第2の基準電圧線は、
    前記AD変換器内の前記エンコーダの構成要素のそれぞれに対応した複数の第2の分岐基準電圧線に分岐し、
    前記第1の分岐基準電圧線は、
    それぞれ対応する前記AD変換器内の前記パルス遅延回路にのみ接続され、
    前記第2の分岐基準電圧線は、
    それぞれ対応する前記複数のAD変換器内の前記エンコーダの構成要素に接続される、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光電変換装置。
  8. 前記第1の基準電圧線は、
    前記画素アレイの第2の方向に伸びるように配置され、
    前記第2の基準電圧線は、
    前記第1の方向に伸びるように配置され、
    前記第1の分岐基準電圧線が前記第1の基準電圧線から分岐する分岐点は、
    前記第2の方向に並ぶように配置され、
    前記第2の分岐基準電圧線が前記第2の基準電圧線から分岐する分岐点は、
    前記第1の方向に並ぶように配置され、
    前記第1の分岐基準電圧線は、
    前記第1の方向に伸びるように配置され、
    前記第2の分岐基準電圧線は、
    前記第2の方向に伸びるように配置され、
    前記複数のAD変換器は、
    前記第2の方向に並ぶように配置され、
    前記AD変換器内で前記複数の遅延検出部が前記第1の分岐基準電圧線または前記第2の分岐基準電圧線に接続される接続点と、該AD変換器内で前記カウンタ部が前記第2の分岐基準電圧線に接続される接続点とが、前記第1の方向に、この順番で並ぶように配置される、
    ことを特徴とする請求項7に記載の光電変換装置。
  9. 前記第1の方向は、
    前記画素アレイの列方向であり、
    前記第2の方向は、
    前記画素アレイの行方向であり、
    前記AD変換器は、
    前記画素アレイの列方向に応じた数のAD変換器を備える、
    ことを特徴とする請求項4、請求項6、および請求項8のいずれか1の項に記載の光電変換装置。
JP2009221774A 2009-09-28 2009-09-28 光電変換装置 Expired - Fee Related JP5378132B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009221774A JP5378132B2 (ja) 2009-09-28 2009-09-28 光電変換装置
US12/892,090 US8441563B2 (en) 2009-09-28 2010-09-28 Photoelectric conversion device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009221774A JP5378132B2 (ja) 2009-09-28 2009-09-28 光電変換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011071783A JP2011071783A (ja) 2011-04-07
JP5378132B2 true JP5378132B2 (ja) 2013-12-25

Family

ID=44016612

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009221774A Expired - Fee Related JP5378132B2 (ja) 2009-09-28 2009-09-28 光電変換装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8441563B2 (ja)
JP (1) JP5378132B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5094498B2 (ja) 2008-03-27 2012-12-12 キヤノン株式会社 固体撮像装置及び撮像システム
JP5393360B2 (ja) * 2009-09-09 2014-01-22 オリンパス株式会社 光電変換装置
JP5753154B2 (ja) * 2012-12-27 2015-07-22 オリンパス株式会社 参照信号生成回路、ad変換回路、および撮像装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0360073A (ja) 1989-07-27 1991-03-15 Nec Corp 光半導体装置
JPH0595099A (ja) * 1991-10-01 1993-04-16 Fuji Electric Co Ltd イメージセンサ組み込み集積回路装置
JP3064644B2 (ja) * 1992-03-16 2000-07-12 株式会社デンソー A/d変換回路
JP2001324390A (ja) 2000-05-17 2001-11-22 Denso Corp 熱型赤外線イメージセンサ
US7315270B2 (en) * 2005-03-04 2008-01-01 The Regents Of The University Of Colorado Differential delay-line analog-to-digital converter
JP4232755B2 (ja) * 2005-04-05 2009-03-04 株式会社デンソー イメージセンサ及びイメージセンサの制御方法
JP4702179B2 (ja) * 2006-05-22 2011-06-15 株式会社デンソー A/d変換回路
JP2008060269A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Canon Inc 光電変換装置及び撮像装置
US7671317B2 (en) * 2007-07-25 2010-03-02 Panasonic Corporation Physical quantity detecting apparatus and method for driving the same
JP2009200546A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Sony Corp 固体撮像装置
JP5133751B2 (ja) * 2008-03-26 2013-01-30 オリンパス株式会社 固体撮像装置
JP2011146859A (ja) * 2010-01-13 2011-07-28 Olympus Corp 固体撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011071783A (ja) 2011-04-07
US8441563B2 (en) 2013-05-14
US20110233381A1 (en) 2011-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4449565B2 (ja) 物理量分布検知の半導体装置
US20180295304A1 (en) Solid-state imaging device, ad converter, and electronic apparatus
US7859447B2 (en) Image processing method, semiconductor device for detecting physical quantity distribution, and electronic apparatus
JP5619434B2 (ja) 固体撮像装置および撮像装置
JP5636694B2 (ja) 電子機器、ad変換装置、ad変換方法
US8451355B2 (en) Image sensor, electronic apparatus, and driving method of electronic apparatus
CN109996016B (zh) 成像器件和电子设备
JP6377947B2 (ja) 固体撮像素子および電子機器
KR20070091553A (ko) 고체 촬상 장치, 고체 촬상 장치 구동 방법, 및 카메라
JP2009194656A (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法及び撮像システム
JP2008252605A (ja) 固体撮像装置、固体撮像装置の信号処理方法および撮像装置
KR101461624B1 (ko) 데이터의 고속 리드아웃을 위한 이미지 센서
WO2010079808A1 (ja) 光電変換装置
JP2012147164A (ja) 固体撮像装置
JP2020162111A (ja) イメージ処理システム、イメージセンサ、イメージセンサの駆動方法
JP5378132B2 (ja) 光電変換装置
KR20110005770A (ko) 고체 촬상 장치 및 x선 검사 시스템
JP2014220644A (ja) 固体撮像装置
JP6230260B2 (ja) 撮像装置、撮像システム、撮像装置の駆動方法
WO2016190116A1 (ja) 固体撮像装置、固体撮像装置の駆動方法、及び、電子機器
JP5393360B2 (ja) 光電変換装置
JP4470839B2 (ja) 半導体装置
JP2006093816A (ja) 固体撮像装置
EP1845713B1 (en) Solid-state image pickup device
JP5365223B2 (ja) 撮像装置、撮像装置の信号処理方法およびイメージセンサチップ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120806

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130404

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20130404

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130625

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130819

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20130819

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130910

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130925

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5378132

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees