JP5312364B2 - 撓み噛合い式歯車装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撓み噛合い式歯車装置に関する。
従来の撓み噛合い式歯車装置には、特許文献1に示すように、起振体の起振体軸受には玉軸受が用いられている。特許文献1では、起振体軸受の保持器に設けられたポケットが長軸方向の位置にあるとき、ポケットに保持されるボールの中心をほぼ中心とする円弧状の面をポケットに有するようにしている。
特開昭62−72946号公報
しかしながら、特許文献1に示すような従来の撓み噛合い式歯車装置では、玉軸受を用いているので起振体軸受の寿命が短くなる。
起振体軸受の寿命を延ばすためには、玉軸受からころ軸受へ変更することが有効な方法である。しかし、単純にボールに代えてころを用いても、スキューの問題が発生するおそれが残る。スキューが発生することにより、たとえころ軸受を用いても、伝達トルクの低下、起振体軸受の短寿命化などを招いてしまう。
そこで、本発明は、前記問題点を解決するべくなされたもので、伝達トルクを向上させ、且つ起振体軸受の長寿命化が可能な撓み噛合い式歯車装置を提供することを課題とする。
本発明は、起振体と、該起振体の外周に配置され、該起振体の回転により撓み変形される可撓性を有した外歯歯車と、該外歯歯車が内接噛合する剛性を有した内歯歯車と、前記起振体と前記外歯歯車との間に配置される起振体軸受と、を有する撓み噛合い式歯車装置において、前記起振体軸受は、転動体としてのころと、該ころを保持する保持器と、を備え、前記起振体の短軸付近の特定の範囲に、該起振体及び前記外歯歯車から前記ころが受ける荷重を減少させる荷重減少領域が設けられ、該荷重減少領域において、前記起振体軸受の外輪と前記ころとの間、若しくは該起振体と該ころとの間にラジアル隙間が形成されることにより、或いは該荷重減少領域において、前記起振体軸受の外輪と前記ころとの間、若しくは該起振体軸受の内輪と該ころとの間にラジアル隙間が形成されることにより、前記課題を解決したものである。
本発明は、転動体としてボールを用いずにころを起振体軸受に用いている。このため、伝達トルクを向上できると共に、起振体軸受を長寿命化することが可能となる。
そして、ころを用いると発生するおそれのあるスキューに対しては、起振体の短軸付近の特定の範囲における外歯歯車と内歯歯車との関係に着目して防止するようにしている。即ち、当該特定の範囲においては外歯歯車と内歯歯車とは噛合わないため、その範囲(非噛合い範囲)に、起振体及び外歯歯車からころが受ける荷重を減少させる荷重減少領域を設けている。そのおかげで、事実上起振体及び外歯歯車から受けるころへの、起振体の半径方向の荷重をほぼ排除することができ、転動体としてのころはその荷重減少領域で保持器以外からはほぼフリーな状態となり、ほぼ公転のみを行うこととなる。即ち、ころが起振体の外周で公転中にたとえ斜めになったとしても、当該荷重減少領域に移動してきた際には、保持器によりころが整列され、それを解消することが可能となる。
このため、本発明は、転動体としてころを用いても、スキューを原因とする起振体軸受の起振体からのせりだしや、転がり抵抗の増大や、トルクの伝達効率低下や、寿命の低下などを防止することができる。
本発明によれば、伝達トルクを向上させ、且つ起振体軸受の長寿命化が可能となる。
本発明の第1実施形態に係る撓み噛合い式歯車装置の全体構成の一例を示す断面図 同じく起振体を表す図 同じく起振体を表す図 同じく起振体と起振体軸受を組み合わせた概略図 同じく起振体軸受のころと保持器との関係を示す図 同じく内歯歯車と仮想外歯歯車との噛合い概念図 同じく外歯歯車と内歯歯車との噛合い図 本発明の第2実施形態に係る起振体の形状を表す図
以下、図面を参照して、本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係る撓み噛合い式歯車装置の全体構成の一例を示す断面図、図2、3は同じく起振体を表す図、図4は同じく起振体と起振体軸受を組み合わせた概略図、図5は同じく起振体軸受のころと保持器との関係を示す図、図6は同じく内歯歯車と仮想外歯歯車との噛合い概念図、図7は同じく外歯歯車と内歯歯車との噛合い図、図8は本発明の第2実施形態に係る起振体の形状を表す図、である。
最初に、本実施形態の全体構成について、主に図1と図2を用いて概略的に説明する。
撓み噛合い式歯車装置100は、起振体104と、起振体104の外周に配置され、起振体104の回転により撓み変形される可撓性を有した外歯歯車120A、120Bと、外歯歯車120A、120Bがそれぞれ内接噛合する剛性を有した減速用内歯歯車130A、出力用内歯歯車130Bと、起振体104と外歯歯車120A、120Bとの間に配置される起振体軸受110A、110Bと、を有する。
以下、各構成要素について詳細に説明を行う。
起振体104は、図2(A)、図2(B)に示す如く、柱形状であり、中央に図示しない入力軸が挿入される入力軸孔106が形成されている。入力軸が挿入され回転した際に、起振体104が入力軸と一体で回転するように、入力軸孔106にはキー溝108が設けられている。
起振体104は、図2、3に示す如く、2つの円弧部(第1円弧部FA、第2円弧部SA)を繋ぎ合わせた形状で構成される。第1円弧部FAは、曲率半径R1であり、外歯歯車120Aと減速用内歯歯車130Aとを噛合させるための円弧部分(噛合い範囲とも称する)を構成している。第2円弧部SAは、曲率半径R2であり、外歯歯車120Aと減速用内歯歯車130Aとが噛合しない範囲の円弧部分(非噛合い範囲とも称する)を構成している。第1円弧部FAの長さは角度θで定められる。
このとき、図3に示す如く、起振体104の長軸方向Xの半径をRとするならば、偏心量をLとして、第1円弧部FAの曲率半径R1は式(1)で表される。
R1=R−L (1)
又、図3に示す如く、第1円弧部FAと第2円弧部SAとの繋ぎ部分Aで接線Tが共通とされている。このため、起振体104の曲率半径R2は、角度θにおける第1円弧部FAと第2円弧部SAとの繋ぎ部分Aから点Bまでを曲率半径R1と共通に有し、更に点Bから延長したY軸(起振体104の短軸方向)との交点Cまでの長さで規定される。即ち、第2円弧部SAの曲率半径R2は式(2)で表される。
R2=R−L+L/cosθ (2)
ここで、曲率半径R1の第1円弧部FAによって撓み変形された外歯歯車120Aの曲率半径を、仮想外歯歯車120Cの曲率半径とする。仮想外歯歯車120Cは、外歯歯車120Aと減速用内歯歯車130Aとを理想的に噛合させるために、図6に示す基本形状が真円で且つ剛性を有する歯車として仮に想定する歯車である。このような仮想外歯歯車120Cを想定することで、起振体104の角度θと偏心量Lとを容易に定めることができる。
起振体軸受110Aは、起振体104の外側(外周)と外歯歯車120Aの内側との間に配置される軸受であり、図1に示す如く、内輪112と、保持器114A、転動体としてのころ116Aと、外輪118Aと、から構成される。内輪112の内側は起振体104と当接して、内輪112は起振体104と一体で回転する。
保持器114Aは、図4に示す如く、ポケット114AAと柱114ABとが設けられた真円形状の部材である。ポケット114AAは、内輪112の外周に沿ってころ116Aを回転可能に保持するために周方向に一定間隔に設けられた孔である。柱114ABは、そのポケット114AAを周方向で区切り、保持器114Aを真円形状としている。ころ116Aは、円柱形状(ニードルを含む)である。このため、転動体が球である場合に比べて、ころ116Aが内輪112及び外輪118Aと接触する部分を増加させている。つまり、ころ116Aを用いることにより、起振体軸受110Aの伝達トルクを増大させ、かつ長寿命化させることができる。
外輪118Aは、ころ116Aの外側に配置される。外輪118Aは、その外側に配置される外歯歯車120Aと共に起振体104の回転により撓み変形する。
ここで、外輪118Aの外径(直径)Dooを変化させずに、その内径(直径)Doiのみを通常よりも大きくする(即ち、外輪118Aの半径方向の厚みToを薄くする)。すると、起振体104に起振体軸受110Aを装着した際(起振体104の外周に起振体軸受110Aを配置した際)には、起振体104の短軸付近の特定の範囲である非噛合い範囲SAに、起振体104及び外歯歯車120Aからころ116Aが受ける荷重を減少させる荷重減少領域LAを設けることができる。具体的には、図4に示す如く、その非噛合い範囲SAにおいて、ころ116Aと外輪118Aの内周面(外輪軌道面と称する)118AAとの間にラジアル隙間Grを設けることで、ころ116Aが受ける起振体104の半径方向の荷重を排除することができる。即ち、ここでの「荷重を減少させる」とは、起振体104及び外歯歯車120Aからころ116Aが受ける起振体104の半径方向の荷重を排除する(若しくはなくす)ことである。そして、荷重減少領域LAとは、非噛合い範囲SAにあって、ころ116Aに対して起振体104の半径方向の荷重を排除している角度を含む角度範囲をいうものである。本実施形態では、図4に示す如く、荷重減少領域LAは、非噛合い範囲SAと同程度又は非噛合い範囲SAより狭い角度範囲とされる。
ここで、図5で示されるころ116Aと保持器114Aの運動について説明する。噛合い端部の位置P1から非噛合い範囲SA内に入ったころ116Aは、ラジアル隙間Grが形成された領域(荷重減少領域LA)で直ちに失速してフリーな状態となる。そして、短軸方向Yの位置P2付近ではころ116Aは保持器114Aの柱114ABに周方向に押されて整列させられる。そして、ころ116Aは整列された状態で、噛合い端部の位置P3で噛合い範囲FAに入り、自ら自転と公転を行う。
外歯歯車120Aは、図1に示す如く、減速用内歯歯車130Aと内接噛合する。外歯歯車120Aは、基部材122と、外歯124Aとから構成される。基部材122は、外歯124Aを支持する可撓性を有した筒状部材であり、起振体軸受110Aの外側に配置されている。外歯124Aは、円筒形状のピンで構成されて、リング部材126Aで基部材122に保持されている。
外歯歯車120Bは、図1に示す如く、出力用内歯歯車130Bと内接噛合する。そして、外歯歯車120Bは、外歯歯車120Aと同様に、基部材122と、外歯124Bとから構成される。外歯124Bは、外歯124Aと同数で、同一の円筒形状のピンで構成されて、リング部材126Bで基部材122に保持されている。ここで、基部材122は、外歯124Aと共に外歯124Bを共通に支持する。このため、起振体104の偏心量Lは、同位相で外歯124Aと外歯124Bに伝えられる。
減速用内歯歯車130Aは、図1に示す如く、剛性を有した部材で形成されている。減速用内歯歯車130Aは、外歯歯車120Aの外歯124Aの歯数よりもi(iは2以上)多い歯数を備える。減速用内歯歯車130Aには、図示しないケーシングがボルト孔132Aを介して固定される。そして、減速用内歯歯車130Aは、外歯歯車120Aと噛合することによって、起振体104の回転を減速する。
一方、出力用内歯歯車130Bも、減速用内歯歯車130Aと同様に、剛性を有した部材で形成されている。出力用内歯歯車130Bは、外歯歯車120Bの外歯124Bの歯数と同一の内歯128Bの歯数を備える。なお、出力用内歯歯車130Bには、図示しない出力軸がボルト孔132Bを介して取り付けられて、外歯歯車120Bの自転と同一の回転が外部に出力される。
ここで、噛合する歯形を決めるために、図6に示す仮想外歯歯車120Cを定める。外歯歯車120Aの外歯124Aの歯数(100)に対して減速用内歯歯車130Aの内歯128Aの歯数(102)を2歯多くする。即ち歯数差i=2である。そこで、減速用内歯歯車130Aの歯数(102)よりも、例えば4歯少ない(j=4、j>i)仮想外歯歯車120Cを想定して、その歯形を基準とする。本実施形態では、外歯歯車120Aは外歯124Aとして円筒形状のピンを使用するので、その歯形は円弧歯形となる。即ち、仮想外歯歯車120Cの基準となる歯形は、外歯124Aによる円弧歯形となる。このため、外歯124Aと内歯128Aとの完全な理論噛合を実現するために、トロコイド歯形を内歯128Aとして決定する。
仮想外歯歯車120Cを決定すると、起振体104の外周の形状を求めることができる。なお、外歯124Bと噛合する内歯128Bの歯形にはトロコイド歯形を適用してもよいし、他の歯形を適用してもよい。
次に、撓み噛合い式歯車装置100の動作について、主に図1を用いて説明する。
図示しない入力軸の回転により、起振体104が回転すると、その回転状態に応じて、起振体軸受110Aを介して、外歯歯車120Aが撓み変形する。なお、このとき、外歯歯車120Bも、起振体軸受110Bを介して、外歯歯車120Aと同位相で撓み変形する。
外歯歯車120A、120Bの撓み変形は、起振体104の長軸方向Xの曲率半径R1の形状に応じてなされる。即ち、図4に示す起振体104の外周の曲率半径R1の第1円弧部FAの部分における位置では、曲率が一定であるので、撓み応力は一定となる。第1円弧部FAと第2円弧部SAの繋ぎ部分Aにおける位置では、接線Tが同一なので、繋ぎ部分での急激な撓み変形が防止されている。同時に、繋ぎ部分Aにおいて、ころ116A、116Bの急激な位置変動はないので、ころ116A、116Bの滑りが少なく、トルクの伝達ロスが少ない。
外歯歯車120A、120Bが起振体104で撓み変形されることにより、第1円弧部(噛合い範囲)FAの部分で、起振体軸受110A、110Bの内輪112の外周面(内輪軌道面)ところ116A、116Bとの接触により、内輪112を介して起振体104からころ116A、116Bに半径方向外側への撓み荷重が伝えられる。同時にころ116A、116Bと起振体軸受110A、110Bの外輪118A、118Bの内周面(外輪軌道面)118AA、118BAとの接触により、ころ116A、116Bから起振体軸受110A、110Bの外輪118A、118Bに半径方向外側への撓み荷重が伝えられる。外輪118Aに伝えられた撓み荷重により、外歯124Aが半径方向外側に移動(ΔQo)して、減速用内歯歯車130Aの内歯128Aに噛合する。同様に、外輪118Bに伝えられた撓み荷重により、外歯124Bが出力用内歯歯車130Bの内歯128Bに噛合する。ここで、図7(A)に減速用内歯歯車130Aと外歯歯車120Aとが噛合する様子、図7(B)に出力用内歯歯車130Bと外歯歯車120Bとが噛合する様子、をそれぞれ示す。噛合する際に、外歯124A、124Bは回転可能なピンなので、噛合による伝達トルクのロスを低減している。又、内歯128Aの歯形は、外歯124Aと完全に理論噛合するように形成されているので、複数の歯で同時に噛合する。このため、歯面にかかる面圧が分散されて、大きなトルクを伝達することができる。
又、ころ116A、116Bは円柱形状であるので、耐荷重が大きく、起振体軸受110A、110Bを長寿命化及び伝達トルクを向上させることができる。同時に、円柱形状のころ116A、116Bは、外歯歯車120A、120Bの基部材122を軸方向Oに平行に撓み変形させる。このため、外歯124A、124Bと内歯128A、128Bの寿命を延ばすと共に、高いトルク伝達を維持させる。
更に、外歯124A、124Bは、軸方向Oにおいて、減速用内歯歯車130Aの噛合する部分と出力用内歯歯車130Bの噛合する部分に分割したものである。このため、外歯歯車120Aと減速用内歯歯車130Aとが噛合する際に、外歯124Bに影響されることなく、軸方向Oにおいて外歯124Aと内歯128Aとが本来噛合すべき噛合面積で噛合する。同様に、外歯歯車120Bと出力用内歯歯車130Bとが噛合する際に、外歯124Aに影響されることなく、軸方向Oにおいて外歯124Bと内歯128Bとが本来噛合すべき噛合面積で噛合する。つまり、外歯124A、124Bを分割しておくことで、回転精度を保つことができ、伝達トルクの低下を防ぐことができる。
撓み変形により、第2円弧部(非噛合い範囲)SAにある起振体104の短軸方向Yの位置では、起振体軸受110A、110Bが半径方向の内側(ΔQi)に撓み変形される。このとき、外輪118A、118Bの内径Doiを大きくしていることから、外輪118A、118Bの内周面(外輪軌道面)118AA、118BAところ116A、116Bとの間にラジアル隙間Grが形成されて、非接触となる。即ち、短軸付近の特定の範囲(非噛合い範囲SA)内であって、ラジアル隙間Grが形成されている領域(荷重減少領域LA)では、ころ116A、116Bに起振体104の半径方向の荷重がかからず、ほぼフリーな状態となる。このため、噛合い範囲FAでころ116A、116Bが傾いた状態となっても、非噛合い範囲SAにおける荷重減少領域LAでは、ころ116A、116Bの傾いた状態を保持しようとする起振体104の半径方向の力がなくなる。そのため、保持器114A、114Bに周方向に押されることで、ころ116A、116Bが傾きのない状態に戻る(整列される)。
外歯歯車120Aと減速用内歯歯車130Aとの噛合位置は、起振体104の長軸方向Xの移動に伴い、回転移動する。ここで、起振体104が1回転すると、外歯歯車120Aは減速用内歯歯車130Aとの歯数差だけ、回転位相が遅れる。つまり、減速用内歯歯車130Aによる減速比は((外歯歯車120Aの歯数−減速用内歯歯車130Aの歯数)/外歯歯車120Aの歯数)で求めることができる。具体的な数値による減速比は((100−102)/100=−1/50)となる。ここで、「−」は入出力が逆回転の関係となることを示している。
外歯歯車120Bと出力用内歯歯車130Bとは共に歯数が同一であるので、外歯歯車120Bと出力用内歯歯車130Bとは互いに噛合する部分が移動することなく、同一の歯同士で、噛合することとなる。このため、出力用内歯歯車130Bから外歯歯車120Bの自転と同一の回転が出力される。結果として、出力用内歯歯車130Bからは起振体104の回転を(−1/50)に減速した出力を取り出すことができる。
本実施形態に係る撓み噛合い式歯車装置100を試作した結果を説明する。試作では、起振体軸受110A、110Bの外輪118A、118Bの外径Doo=49.41mmのときの外輪118A、118Bの内径Doiを、通常よりも大きな値(47mm→47.01mm)とした。装着すると、短軸方向Yの位置において(片側)ラジアル隙間Gr(6.5μm以上)を設けることができた。このため、転がり抵抗Rtを通常よりも低くすることが確認できた(76.8mNm→36.4mNm)。即ち、本実施形態で示すように、外輪118A、118Bの外径Dooをそのままとして、内径Doiを拡大させることで、ころ116Aの転がり抵抗Rtを効果的に低減できる。つまり、ころ116A、116Bにかかる半径方向の荷重を排除できることから、ころ116A、116Bのスキュー防止を効果的に実現することが可能である。
本実施形態では、転動体としてボールを用いずにころ116A、116Bを起振体軸受110A、110Bに用いている。このため、伝達トルクを向上できると共に、起振体軸受110A、110Bを長寿命化することが可能となる。
そして、非噛合い範囲SAで、起振体104の短軸方向Yを含むように、起振体104及び外歯歯車120A、120Bからころ116A、116Bが受ける荷重を減少させる荷重減少領域LAを設けている。具体的には、その荷重減少領域LAにおいて、ころ116A、116Bと起振体軸受110A、110Bの外輪軌道面118AA、118BAとの間にラジアル隙間Grを設けている。ラジアル隙間Grは、起振体104を変形することなく設けられているので、起振体104の剛性を低下させていない。そして、事実上起振体104及び外歯歯車120A、120Bから受けるころ116A、116Bへの起振体104の半径方向の荷重をほぼ排除している。このため、ころ116A、116Bはその荷重減少領域LAで保持器114A、114B以外からはほぼフリーな状態となり、ほぼ公転のみ行うこととなる。即ち、ころ116A、116Bが起振体104の外周で公転中にたとえ斜めになったとしても、荷重減少領域LAに移動してきた際には、保持器114A、114Bに周方向に押されることにより、ころ116A、116Bが整列され、その斜めになった状態を解消することができる。
このため、本発明は、転動体としてころ116A、116Bを用いても、スキューを原因とする起振体軸受110A、110Bの起振体104からのせりだしや、転がり抵抗の増大や、トルクの伝達効率低下や、寿命の低下などを防止することができる。即ち、本発明によれば、伝達トルクを向上させ、且つ起振体軸受110A、110Bの長寿命化が可能となる。
本発明について第1実施形態を挙げて説明したが、本発明は第1実施形態に限定されるものではない。即ち本発明の要旨を逸脱しない範囲においての改良並びに設計の変更が可能なことは言うまでも無い。
例えば、第1実施形態においては、起振体104の形状は、2つの円弧を組み合わせた形状であったが、本発明はこれに限定されない。例えば、図8に示す第2実施形態で示す如く、噛合い範囲を規定する第1円弧部FAの部分だけを起振体304に形成して、非噛合い範囲については噛合い端部間、若しくはそれよりも狭い範囲で直線的(直線に近い曲線等を含む)に成形することで、荷重減少領域LAを設けてもよい。その場合には、起振体304の外周面304Aに起振体軸受の内輪軌道面を直接形成することができる。すると、荷重減少領域LAにおけるラジアル隙間Grをころと起振体軸受の内輪軌道面との間、即ち、ころと起振体304との間に設けることができ、第1実施形態と同様な効果を奏することができる。その際には、第1実施形態で示した起振体の場合に比べて、内輪を不要とすることができ、更に外輪を薄くすることがないので、内歯と外歯との噛合い範囲FAにおける理論噛合いをより完全にすることができる。
なお、起振体304に対して、内輪を備える起振体軸受を用いていてもよい。その場合には、荷重減少領域LAにおけるラジアル隙間Grは起振体軸受の内輪と起振体304の外周面304Aとの間、即ち、この場合もころと起振体304との間に設けられる。この場合にも、起振体304からころにかかる半径方向の荷重を相応に排除できるので、第1実施形態と同様な効果を相応に奏することができる。
又、第1実施形態で示す起振体104の形状の場合に、起振体軸受の内輪の内径を変えずに外径を小さくすることで、ころと起振体軸受の内輪との間に荷重減少領域LAにおけるラジアル隙間Grを設けてもよい。
又、上記実施形態においては、荷重減少領域LAは短軸方向Yを含んでいたが、本発明はこれに限定されずに、例えば短軸方向Yを含まず、その両側を荷重減少領域LAとしてもよい。
又、第1実施形態においては、外歯124A、124Bを円筒形状のピンで構成したが、本発明はこれに限定されない。例えば、基部材122上に直接外歯124A、124Bを形成しても構わない。即ち、外歯は、円弧歯形である必要はなく、トロコイド歯形を用いてもよいし、その他の歯形を用いてもよい。その際においても、内歯として外歯に対応した歯形を用いることができる。
又、第1実施形態では、出力用内歯歯車130Bから減速された出力を取り出していたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、出力用内歯歯車を用いずに、いわゆるカップ型の撓み変形する外歯歯車を用いて、当該外歯歯車からその自転成分のみを取り出す撓み噛合い式歯車装置に適用しても構わない。この場合には、外歯歯車の撓み変形が軸方向にも生ずるが、その点を考慮して、軸受にテーパのついたころを採用してもよいし、外歯歯車や起振体軸受の軸方向形状に撓み変形分の傾斜を予め持たせておいてもよい。
又、第1実施形態においては内歯歯車130Aの内歯128Aの歯数と外歯歯車120Aの外歯124Aの歯数の差iを2に設定していたが、本発明ではこの歯数差iが2に限定されるものではない。例えば2以上の偶数2iであれば適宜の数で良い。又、仮想外歯歯車120Cの歯数も、外歯歯車120Aの外歯124Aの実際の歯数よりも少なければ適宜の数で良いし、必ずしも仮想外歯歯車120Cを想定する必要はない。
100…撓み噛合い式歯車装置
104、304…起振体
110A、110B…起振体軸受
112…内輪
114A、114B…保持器
114AA、114BA…保持器のポケット
114AB、114BB…保持器の柱
116A、116B…ころ
118A、118B…外輪
118AA、118BA…外輪軌道面
120A、120B…外歯歯車
122…基部材
124A、124B…外歯
126A、126B…リング部材
128A、128B…内歯
130A…減速用内歯歯車(内歯歯車)
130B…出力用内歯歯車
132A、132B…ボルト孔
304A…起振体の外周面
O…軸方向
X…起振体の長軸方向
Y…起振体の短軸方向
FA…第1円弧部(噛合い範囲)
SA…第2円弧部(非噛合い範囲)
LA…荷重減少領域
Gr…ラジアル隙間
R…起振体の長軸半径
R1…起振体の第1円弧部の曲率半径
R2…起振体の第2円弧部の曲率半径

Claims (2)

  1. 起振体と、該起振体の外周に配置され、該起振体の回転により撓み変形される可撓性を有した外歯歯車と、該外歯歯車が内接噛合する剛性を有した内歯歯車と、前記起振体と前記外歯歯車との間に配置される起振体軸受と、を有する撓み噛合い式歯車装置において、
    前記起振体軸受は、転動体としてのころと、該ころを保持する保持器と、を備え、
    前記起振体の短軸付近の特定の範囲に、該起振体及び前記外歯歯車から前記ころが受ける荷重を減少させる荷重減少領域が設けられ、
    荷重減少領域において、前記起振体軸受の外輪と前記ころとの間、若しくは該起振体と該ころとの間にラジアル隙間が形成される
    ことを特徴とする撓み噛合い式歯車装置。
  2. 起振体と、該起振体の外周に配置され、該起振体の回転により撓み変形される可撓性を有した外歯歯車と、該外歯歯車が内接噛合する剛性を有した内歯歯車と、前記起振体と前記外歯歯車との間に配置される起振体軸受と、を有する撓み噛合い式歯車装置において、
    前記起振体軸受は、転動体としてのころと、該ころを保持する保持器と、を備え、
    前記起振体の短軸付近の特定の範囲に、該起振体及び前記外歯歯車から前記ころが受ける荷重を減少させる荷重減少領域が設けられ、
    荷重減少領域において、前記起振体軸受の外輪と前記ころとの間、若しくは該起振体軸受の内輪と該ころとの間にラジアル隙間が形成される
    ことを特徴とする撓み噛合い式歯車装置。
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