JP5256178B2 - 鞍乗り型車両のサーボモータ配置構造 - Google Patents

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Description

この発明は、鞍乗り型車両のサーボモータ配置構造に関する。
下記特許文献1には、スクータ型の自動二輪車の排気管に設けた排気バルブ駆動用のサーボモータを、シート下のリアカバー内に配置した構造が開示されている。また、下記特許文献2には、モータサイクル型の自動二輪車のシート下に排気バルブ駆動用のサーボモータを配置した構造が開示されている。このように、自動二輪車のサーボモータは比較的サイズが大きくかつ重量があるため、シート下のスペースに配置することが一般的である。
特開2005−067552号公報 特開2009−012645号公報
しかしながら、シート下にシート調整機構やABSモジュレータのような別の部品が配置される場合、サーボモータの配置スペースが確保できないことがある。この場合、サーボモータを別の場所に配置する必要が生じるが、サーボモータを排気バルブからあまり離して配置すると、周辺部品の配置によってはケーブル配索時の屈曲が多くなり、サーボモータのトルクが不足することが考えられるため、その配置には工夫が必要である。
そこでこの発明は、排気バルブ駆動用のサーボモータを備える鞍乗り型車両のサーボモータ配置構造において、サーボモータをシート下以外の場所にケーブル長やその屈曲を抑えた上で効率よく配置可能とすることを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、
車体フレーム(例えば実施例の車体フレーム5)に支持されるエンジン(例えば実施例のエンジン17)と、前記車体フレーム及びエンジンの少なくとも一方に前端部を揺動可能に枢支されると共に後端部に後輪(例えば実施例の後輪15)を軸支するスイングアーム(例えば実施例のスイングアーム14)と、前記エンジンに接続される排気管(例えば実施例の排気管22)と、前記排気管内に設けられる排気バルブ(例えば実施例の排気バルブ51)と、前記排気バルブを駆動するサーボモータ(例えば実施例のサーボモータ56)と、前記排気バルブとサーボモータとを連結するケーブル(例えば実施例のケーブル59)と、を備える鞍乗り型車両(例えば実施例の自動二輪車1)のサーボモータ配置構造において、
前記排気バルブ及びサーボモータは、側面視で前記スイングアームよりも下方に配置され、前記サーボモータには、ゴム製のサーボモータカバー(例えば実施例のサーボモータカバー69)が取り付けられることを特徴とする。
なお、前記鞍乗り型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含む概念であり、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)のみならず三輪(前一輪、後二輪の他に前二輪、後一輪の車両も含む)又は四輪の車両をも含む概念である。
請求項2に記載した発明は、
前記サーボモータを前記車体フレームに支持するサーボモータステー(例えば実施例のサーボモータステー60)を備え、前記サーボモータステーが、前記車体フレームの下部に前部が締結されるビーム部(例えば実施例のビーム部62)と、前記ビーム部の後部に設けられるサーボモータ取り付け部(例えば実施例のサーボモータ取り付け部63)と、前記サーボモータ取り付け部から前方に延出して前記ビーム部の車体締結部(例えば実施例の車体締結部61)よりも後方にて前記車体フレームの下部に連結される回り止め部(例えば実施例の回り止め部64)と、を有することを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、
前記車体フレームの下部には、メインスタンド(例えば実施例のメインスタンド45)を軸支するメインスタンド枢支部(例えば実施例のメインスタンド枢支部46)が設けられ、前記サーボモータステーの回り止め部は、前記メインスタンド枢支部におけるスタンド揺動軸(例えば実施例のピボットボルト47)に管ブッシュ(例えば実施例の管ブッシュ67f)を介して締結されることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、
前記メインスタンドが左右一対の脚部(例えば実施例の脚部45a,45b)を有し、
前記サーボモータステーのビーム部は、前記左右脚部間を通過して前後に延びると共に、その前部が前記メインスタンド枢支部よりも前方で車幅方向一側に湾曲して前記車体フレームの下面に締結されることを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、
前記サーボモータステーは、鋼板を折り曲げてなるプレート部材(例えば実施例のサーボモータ取り付け部63)を有し、前記プレート部材は、略水平な下側水平板部(例えば実施例の下側水平板部65a)と、前記下側水平板部の一側縁から略垂直に折れ曲がる垂直板部(例えば実施例の後垂直板部65c、垂直板部66c)と、前記垂直板部よりも前方に設けられる管ブッシュ取り付け部(例えば実施例の円管接合部67d、短パイプ67e)と、前記垂直板部の上端縁から略水平に折れ曲がる上側水平板部(例えば実施例の後水平板部65d、上水平板部66f)と、を有し、前記垂直板部が前方に延出して前記回り止め部を形成すると共に、前記上側水平板部に前記サーボモータがラバーマウントされることを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、
前記下側水平板部には、前記サーボモータのカプラ(例えば実施例のカプラ56f)に設けられたカプラ止め部材(例えば実施例のクリップ56g)を係止するカプラ係止孔(例えば実施例のクリップ孔56h)が設けられることを特徴とする。
請求項7に記載した発明は、
前記サーボモータステーには、キャニスター取り付け部(例えば実施例のキャニスター支持プレート68a)がさらに設けられることを特徴とする。
請求項8に記載した発明は、
前記車体フレームには、前記サーボモータの側方を覆うようにウェイト(例えば実施例のウェイト70)が設けられることを特徴とする。
請求項9に記載した発明は、
前記サーボモータは、車体下面視で車体中心線(例えば実施例の車体中心線CL)に対して一側に偏倚して設けられ、前記排気バルブは、車体下面視で車体中心線に対して他側に偏倚して設けられることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、排気バルブ及びサーボモータをスイングアーム下のデッドスペースに配置しつつ、排気バルブとサーボモータとを連結するケーブルの長さやその屈曲を抑えることができる。また、スイングアーム下に配置されるサーボモータに対する路面からの跳ね上げ等による外乱の影響を抑えることができる。
請求項2に記載した発明によれば、スイングアームの下方にサーボモータを配置する際、車体フレームに特に支持部が無ければサーボモータを片持ち梁状に支持しなければならないが、車体フレームへの取り付け位置が前後方向で異なるビーム部と回り止め部とを有するサーボモータステーを用いることで、サーボモータを車体フレームに安定して確実に支持することができる。
請求項3に記載した発明によれば、車体フレームに別途取り付け部を設けなくとも、回り止め部をメインスタンド枢支部に連結できる。また、路面の凹凸等によりサーボモータステーが上下に振動しても、回り止め部が管ブッシュを介して弾性支持されることで、メインスタンド枢支部に伝わる振動を緩和でき、回り止め部の枢支状態をより確実に維持できる。
請求項4に記載した発明によれば、メインスタンドの起立状態及び格納状態の何れにおいても、その左右脚部をビーム部が避けるようにして、サーボモータステーを車体フレームに取り付けることができる。
請求項5に記載した発明によれば、板状部材を折り曲げて回り止め部とサーボモータ用のラバーマウント部とを形成することで、簡素な構成で低コストなサーボモータステーを提供できる。また、回り止め部が板状であるため嵩張らず、サーボモータステーをコンパクトにできる。
請求項6に記載した発明によれば、下側水平板部が板状部材であるため、カプラ係止孔を容易に設けることができる。
請求項7に記載した発明によれば、スイングアーム下のデッドスペースにてサーボモータステーにキャニスターをも支持することができる。
請求項8に記載した発明によれば、強度剛性に優れるウェイトをサーボモータの側方を覆うカバーとしても兼用できる。
請求項9に記載した発明によれば、サーボモータが排気管から離間することとなり、サーボモータへ排気管の熱が影響することを防ぐことができる。

この発明の実施例における自動二輪車の左側面図である。 上記自動二輪車のピボットブラケット周辺の左側面図である。 上記ピボットブラケット近傍の排気デバイス周辺の左側面図である。 上記排気デバイス周辺の下面図である。 上記排気デバイス周辺の後面図である。 上記排気デバイスのサーボモータステーの上面図である。 上記サーボモータステーの左側面図である。 上記サーボモータステーにキャニスターを支持した例を示す図4に相当する下面図である。 上記自動二輪車の車体下部左側のウェイト周辺の斜視図である。 上記ウェイトの左側面図である。 上記ウェイトの要部の上面図である。 上記ウェイトの要部の前面図である。 図10のZ矢視図である。 上記ウェイト周辺の左側面図である。 図14のA−A断面図である。 上記自動二輪車のフロントフェンダの下面図である。 上記フロントフェンダの内側の斜視図である。
以下、この発明の実施例について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ車両における向きと同一とする。また、図中矢印FRは車両前方を、矢印LHは車両左方を、矢印UPは車両上方をそれぞれ示す。
図1に示すように、自動二輪車(鞍乗り型車両)1の前輪2は左右一対のフロントフォーク3の下端部に軸支され、該各フロントフォーク3の上部はステアリングステム4を介して車体フレーム5前端部のヘッドパイプ6に操舵可能に枢支される。ステアリングステム4のトップブリッジ4a上にはバーハンドル7が取り付けられる。
図4を併せて参照し、自動二輪車1の後輪15はスイングアーム14の後端部に軸支され、該スイングアーム14の前端部は車体フレーム5後部のピボットフレーム9等に上下揺動可能に枢支される。スイングアーム14前部と車体フレーム5後部との間にはリアクッション16が配設される。
車体フレーム5は複数種の鋼材(又は鋳造成形品)を溶接等により一体に接合してなり、ヘッドパイプ6から一本のメインフレーム8を後方に延ばしてピボットフレーム9に至る所謂モノバックボーン型とされる。
メインフレーム8は、車体フレーム5の内側に搭載したエンジン(内燃機関)17の上方を通過するように後方に延出しつつ下方に湾曲し、車体前後中間部にて上下に延びるピボットフレーム9の上端に至ってこれに接続される。メインフレーム8及びピボットフレーム9は、ヘッドパイプ6と同様に車幅方向(左右方向)中央に配置される。なお、図中線CLは車体左右中心線を示す。
ピボットフレーム9の左右両側には、これを左右から挟み込むように左右一対のピボットブラケット12が取り付けられる。メインフレーム8の後部上側には、シートレール13及びそのサポートパイプ13aの前端が取り付けられる。
なお、車体フレーム5は例えば、ヘッドパイプ6周辺を形成するフロントピースと、メインフレーム8を形成するセンタピースと、ピボットフレーム9周辺を形成するリアピースとをアルミ鋳造により別個に形成し、これら一体に溶接結合してなる。また、車体フレーム5の一部をなす左右ピボットブラケット12も前記各ピースと同様にアルミ鋳造成形品とされ、ピボットフレーム9にボルト等により一体に締結固定される。
図2〜4を参照し、ピボットフレーム9の上下中間部前側には、スイングアーム14のピボット軸12dを挿通するピボット部(不図示)が設けられ、該ピボット部の車幅方向外側には、スイングアーム14の左右アーム14a,14bの前端部にそれぞれ個別に設けた左右アームピボット部14dがそれぞれ隣接配置される。
左右アームピボット部14dの車幅方向外側には、左右ピボットブラケット12に設けた外ピボット部12cがそれぞれ隣接配置される。そして、左右方向に沿うピボット軸12dを各ピボット部に挿通し連結することで、スイングアーム14の前端部が車体フレーム5に上下揺動可能に枢支される。なお、図中符号14cはスイングアーム14の左右アーム14a,14bの前部間を連結するクロスメンバを示す。
図1を参照し、エンジン17はクランク回転軸線を車幅方向に沿わせた並列四気筒エンジンであり、そのクランクケース18上に斜め前上方に向けてシリンダ19を立設した基本構成を有する。シリンダ19の後部には四つのスロットルボディ21が気筒毎に接続され、シリンダ19の前部には同じく四つの排気管22が気筒毎に接続される。
各スロットルボディ21は、その後方に配されたエアクリーナケース25にそれぞれ接続される。なお、図中符号26はエアクリーナケース25の左側部に沿うように配されて車両後方に向けて開口する吸気ダクトを示す。
図4を併せて参照し、各排気管22は、エンジン17の前方で適宜湾曲してクランクケース18の下方に至り、該クランクケース18の下方両側にて左右二本ずつ集合して予備集合管22aとなった後、クランクケース18の下方右側の後方で一本に集合して集合管22bとなる。集合管22bは、後輪15右側に配されたサイレンサ23の前端接続管23aに接続される。なお、前端接続管23aは排気管22の一部をなす。
集合管22bの前部は右ピボットブラケット12の下方を通過し、この集合管22bの前部に排気触媒22cが内蔵される。
図1を参照し、ヘッドパイプ6の直ぐ後方からは、左右一対のエンジンハンガ11が互いに離間するように傾斜して下方に延出する。左右エンジンハンガ11の直ぐ前方には、これに沿うように前傾したラジエータ24が配設される。なお、ラジエータ24のリザーブタンク24aはピボットフレーム9の後方に配置される(図3,4参照)。
エンジン17は、シリンダ19の前部がエンジンハンガ11の下部に固定した支持プレート11aに支持され、クランクケース18の後部の上下がピボットフレーム9の上下に固定した上下支持ブラケット12a,12bにそれぞれ支持されることで、車体フレーム5に支持される。
エンジン17の回転駆動力は、不図示のクラッチ機構及び変速機を介してクランクケース18の後部左側のドライブスプロケット29aに出力され、ドライブチェーン29b及びドリブンスプロケット29cを介して後輪15に伝達される。
エンジン17の上方には、メインフレーム8を跨ぐように燃料タンク31が配設される。燃料タンク31の後方には、運転者用のシート32a及び後部同乗者用のタンデムシート32bが前後に並ぶように配設される。シート32aの下方には運転者用のステップ32cが配置され、タンデムシート32bの下方には後部同乗者用のタンデムステップ32dが配置される。
図2を併せて参照し、ピボットブラケット12の後部には、各ステップ32c,32dを前後に支持するステップブラケット33の前端部が取り付けられる。ステップブラケット33は、例えばアルミニウム合金材料を用いた鋳造成形により一体成形され、ピボットブラケット12の後方にて後上がりに傾斜するように設けられる。
ステップブラケット33の前部33aは、側面視で前方に開放する略V字状をなし、その上下前端部がピボットブラケット12の後縁部の上下に、車幅方向外側から挿通したボルトにより締結固定される。ステップブラケット33の前部33a下側には、運転者用のステップ32cを傾動可能に支持する前ステップ支持部33bが一体に設けられ、ステップブラケット33の前部33a上側には、ステップ32cに載せた足の踵周辺に車幅方向内側から当接する前ヒールプレート33cが一体形成される。
ステップブラケット33の後部33dは、前部33aの後端から後上がりに傾斜して延び、その後端部には、後部同乗者用のタンデムステップ32dを傾動可能に支持する後ステップ支持部33eが一体に設けられると共に、タンデムステップ32dに載せた足の踵周辺に車幅方向内側から当接する後ヒールプレート33fが一体に設けられる。
左ステップ32cの前方には、クランクケース18後部内の変速機のシフト操作を行うシフトペダル27が配設される。シフトペダル27は、その後端部(先端部)外側に左ステップ32cに乗せた運転者の左足で操作可能なペダル本体27aを有し、前端部(基端部)がピボットブラケット12の下部42b前側に延設されたペダル支持部27bに回動可能に支持される。
クランクケース18の後部左側にはシフトスピンドル27cが突出し、該シフトスピンドル27cにシフトレバー27dの前端部(基端部)が嵌合固定される。シフトレバー27dの後端部(先端部)にはシフトロッド27eの上端部が回動可能に連結され、該シフトロッド27eの下端部がシフトペダル27の前後中間部に回動可能に連結される。これにより、シフトペダル27とシフトスピンドル27cとが連係されて前記シフト操作が可能となる。
図2,5を参照し、車体下部左側には、車体を左側に傾斜した起立状態で支持するサイドスタンド41が設けられる。
サイドスタンド41は、左ピボットブラケット12の下端部に前後一対のボルト43で締結固定された板状のサイドスタンドブラケット42の下部42bに、左右方向に対し手車幅方向外側ほど上方に位置するように傾斜したピボットボルト44を介して回動(格納)可能に支持される。なお、図2のサイドスタンド41はその先端側を後方に跳ね上げた格納状態を示す。
サイドスタンド41の基端部の外側には、その格納又は起立状態を検出するロータリスイッチ41aがピボットボルト44と同軸に設けられる。サイドスタンド41の先端外側からは操作ロッド41bが延出し、サイドスタンド41の基端外側にはリターンスプリング41cが配される。
サイドスタンドブラケット42は厚板鋼板からなり、その上部42aが左右方向と直交する板状をなして左ピボットブラケット12の下端部に車幅方向外側から締結される車体固定部とされ、この車体固定部の下端から下方かつ車幅方向外側へ斜めに延出する下部42bがスタンド支持部とされる。サイドスタンドブラケット42の下部42bは、その厚さ方向でサイドスタンド41の二股状の基端部内に挟み込まれ、この状態でこれらを前記ピボットボルト44が貫通して回動可能に連結する。
図2,4を参照し、車体下部には、車体を直立状態で支持するメインスタンド(センタースタンド)45が設けられる。
メインスタンド45は、左右一対の脚部45a,45bと、該左右脚部45a,45bの中間部間を連結するクロスメンバ45cとを主になる。左右脚部45a,45bの基端部は、ピボットフレーム9の下端に形成されたメインスタンド枢支部46の両端部に、左右方向に沿うピボットボルト47により回動可能に連結され、もってメインスタンド45がメインスタンド枢支部46に回動(格納)可能に支持される。なお、図2のメインスタンド45はその先端側を後方に跳ね上げた格納状態を示す。また、図4の符号45a’,45b’は、メインスタンド45の起立状態(車体支持状態)における左右脚部を示す。
左右脚部45a,45bは、その先端側間の間隔を広げるように設けられる。左脚部45aの先端部外側からはスタンド操作アーム45dが延出し、左脚部45aの基端外側にはスタンドリターンスプリング45eが配される。
図1を参照し、車体前部には、ヘッドパイプ6周りをその前方から両側方に渡って覆うフロントカウル34が設けられる。フロントカウル34の前端部にはヘッドライト35が配設され、フロントカウル34の下部両側にはそれぞれフロントウインカ36が配設され、フロントカウル34の上部内側にはメータユニット37が配設され、フロントカウル34の上部両側にはそれぞれバックミラー38が配設される。なお、図中符号34aはウインドスクリーンを、符号85は前輪2の上部を覆うフロントフェンダをそれぞれ示す。
ここで、図3〜5を参照し、自動二輪車1は、排気管22(集合管22b、この実施例では前端接続管23a)内の流路面積を変化させる排気デバイス50を備える。
排気デバイス50は、排気管22内(前端接続管23a内)に内蔵される排気バルブ51と、該排気バルブ51駆動用のアクチュエータ55とを主になる。
排気バルブ51は、前端接続管23aを径方向で貫通する回動軸52を有するバタフライバルブとされる。回動軸52は車幅方向内側が上方に位置するように傾斜し、この回動軸52の車幅方向内側端には、前端接続管23aの車幅方向内側に隣接配置された従動プーリ53が固設される。従動プーリ53は、前端接続管23aの車幅方向内側に一体的に設けられたハウジング54により覆われる。従動プーリ53には、アクチュエータ55から延びる二本の駆動ケーブル(以下、端にケーブルという)59の一端が接続される。
アクチュエータ55は、車体側面視でスイングアーム14前部の下方に位置し、かつ車体下面視では車体中心線CLに対して左側に偏倚して設けられる。より詳細には、アクチュエータ55は、車体下面視において、左右方向では車体中心線CLとスイングアーム14の右アーム14bとの間に位置し、前後方向ではスイングアーム14のクロスメンバ14cとピボットフレーム9との間に位置する。一方、排気バルブ51(前端接続管23a、集合管22b)は、車体下面視で車体中心線CLに対して右側に偏倚して設けられる。
アクチュエータ55は、略垂直に配された駆動軸57を有するサーボモータ56と、駆動軸57の上端に固設される駆動プーリ58とを主になる。駆動プーリ58には前記各ケーブル59の他端が接続され、これら各ケーブル59を介してサーボモータ56の駆動力が排気バルブ51に伝達されてこれを正逆回転させる。
各ケーブル59は、車体左側に偏倚したアクチュエータ55上端の駆動プーリ58から後方に延びた後、スイングアーム14のクロスメンバ14cの下方にて適宜屈曲しつつ右方に延び、車体右側の排気管22の車幅方向内側に配された従動プーリ53に前方かつ車幅方向内側から連結される。
そして、アクチュエータ55(サーボモータ56)は、サーボモータステー60を介して車体フレーム5の下部左側に支持される。
図6,7を併せて参照し、サーボモータステー60は複数の鋼材を溶接等により一体に接合してなり、左ピボットブラケット12の下面に締結される車体締結部(以下、単に締結部という)61からその前方かつ車幅方向内側を迂回するように後方へ延びるビーム部62と、該ビーム部62の後部に設けられるサーボモータ取り付け部(以下、単にモータ取り付け部という)63と、該モータ取り付け部63から前方に延びてピボットフレーム9下端のメインスタンド枢支部46の左端に連結される回り止め部64とを主になる。
ビーム部62は丸形鋼管に曲げ加工等を施してなる。ビーム部62の前部の車幅方向外側は、内パイプを内蔵した二重管構造とされ、当該部位が上下に圧潰されて平坦状かつ略水平の締結部61が形成される。
ビーム部62は、締結部61から前方かつ車幅方向内側に斜めに延びる前外延出部62aと、該前外延出部62aの車幅方向内側端から後方かつ車幅方向内側に斜めに延びる前内延出部62bと、該前内延出部62bの車幅方向内側端から車体中心線CLに沿うように後方に延びる中間延出部62cと、該中間延出部62cの後端から後方かつ車幅方向外側に斜めに延びる後延出部62dとを有する。
前外延出部62aは、略水平な前内延出部62b及び中間延出部62cの前部に対して締結部61を上方に変位させるように、車幅方向外側ほど上方に位置するように傾斜して設けられる。また、中間延出部62cの後部は、前記略水平な前部に対して後延出部62dを上方に変位させるように、側面視で緩やかなクランク状に屈曲して設けられる。なお、後延出部62dは略水平に設けられる。
モータ取り付け部63は鋼板に曲げ加工等を施してなる。モータ取り付け部63は、ビーム部62の中間延出部62cの後部及び後延出部62dに渡る下端縁から車幅方向外側へ略水平に延びる平板状の下側水平板部65aと、該下側水平板部65aの後部の車幅方向外側端から車幅方向外側へ延びる後延長部65bと、該後延長部65bの車幅方向外側端から上方へ略垂直に延びる後垂直板部65cと、該後垂直板部65cの上端から車幅方向内側へ略水平に延びる後水平板部65dとを有する。
また、モータ取り付け部63は、下側水平板部65aの前後中間部の車幅方向外側端から車幅方向外側へ延びる中間延長部66bと、該中間延長部66bの車幅方向外側端から上方へ略垂直に延びる垂直板部66cと、該垂直板部66cの上端から車幅方向外側へ略水平に延びる中段水平板部66dと、該中段水平板部66dの車幅方向外側端から上方へ略垂直に延びる上垂直板部66eと、該上垂直板部66eの上端から車幅方向内側へ略水平に延びる上水平板部66fとを有する。
中間延長部66bは車幅方向外側ほど上方に位置するように傾斜する。垂直板部66cは中間延長部66bに対して前方に向けて前後幅を増加させる。上垂直板部66eは側面視で上側ほど後方に位置するように傾斜して延びる。上水平板部66fの上面にはウェルドナット66gが接合され、後水平板部65dにはその上方に突出する係止ピン65eの下端が接合される。上水平板部66f及び後水平板部65dは、その前後幅を互いに略同一とし、かつウェルドナット66g及び係止ピン65eの中心位置を前後方向で互いに略同一とし、さらにウェルドナット66gに対して係止ピン65eを車幅方向内側に変位させるように設けられる。
また、垂直板部66cの前方には前延長部67bが、中段水平板部66dの前方には上延長部67cがそれぞれ設けられる。前延長部67bの前端には、側面視半円弧状の円管接合部67dが設けられ、該円管接合部67dの内周には、車幅方向に沿う円筒状の短パイプ67eの外周が接合される。この短パイプ67e内には、同じく車幅方向に沿う円筒状の管ブッシュ(ゴムブッシュ)67fが嵌合保持される。これら前延長部67b、上延長部67c、円管接合部67d、短パイプ67e及び管ブッシュ67fにより、前記回り止め部64が構成される。管ブッシュ67fは、その中心位置が側面視で締結部61よりも上方に位置し、かつ下面視で締結部61よりも後方かつ車幅方向内側に位置する。
図3〜5を参照し、アクチュエータ55(サーボモータ56)の後面側の下端部及び上下中間部には、それぞれ後方に突出する略水平な厚板状の下被支持部56a及び中間被支持部56cが設けられる。下被支持部56aは後水平板部65dの係止ピン65eがゴムブッシュ56bを介して下方から貫通し、もって下被支持部56aが後水平板部65d上に弾性支持される。一方、中間被支持部56cは上水平板部66fのウェルドナット66gに螺着されるボルトがゴムブッシュ56dを介して下方から貫通し、もって中間被支持部56cが上水平板部66f下に弾性支持される。このようにして、アクチュエータ55がモータ取り付け部63にラバーマウントされる。
回り止め部64の前端部(管ブッシュ67f)は、ピボットフレーム9下端のメインスタンド枢支部46の左端に隣接し、この管ブッシュ67fをメインスタンド45のピボットボルト47により貫通支持することで、回り止め部64の前端部がピボットフレーム9の下端部に弾性支持される。
このような取り付け状態において、サーボモータ56は、ピボットフレーム9の下部左側と後面視で重なるように配置され、かつ側面視で排気管22とスイングアーム14との間に位置するように配置される。
サーボモータ56は、前部を車体フレーム5に締結固定された片持ち梁状のビーム部62を主に車体フレーム5に支持されるが、ビーム部62の後部が板状部材を屈曲成形してなるモータ取り付け部63及び回り止め部64を介して車体フレーム5に弾性支持されることで、サーボモータステー60の回り止めがなされると共に、サーボモータステー60後部(サーボモータ56周辺)の振動が抑えられる。また、サーボモータ56がサーボモータステー60にラバーマウントされることで、サーボモータ56のサーボモータステー60に対する振動も抑えられる。
サーボモータステー60のビーム部62は、メインスタンド45の左右脚部45a,45b間を通過するように配置される。これにより、サーボモータ56及びサーボモータステー60がメインスタンド45の回動を邪魔することなく、該メインスタンド45よりも上方かつ左右脚部45a,45b間のデッドスペースにサーボモータ56が配置される。
アクチュエータ55は、ゴム等の弾性部材からなるサーボモータカバー(以下、単にモータカバーという)69が着脱可能に装着される。モータカバー69は、サーボモータ56の各被支持部56a,56c等を除く大部分の外面を所定の締め代をもって覆うと共に、駆動プーリ58を所定の隙間を有して回動可能に覆う。このモータカバー69により、車体下部に配されたアクチュエータ55への外乱の影響が軽減される。なお、アクチュエータ55の車幅方向外側には、左ピボットプレートの下端部周辺に支持されたウェイト70が配置され、該ウェイト70により車幅方向外側から覆われることでも、アクチュエータ55への外乱の影響が軽減される。
なお、ビーム部62の後端部には、サーボモータ56から延びる各ケーブル59を保持するべくワイヤ状の鋼材を屈曲成形してなるケーブルホルダ67gの前端部が接合される。また、サーボモータ56から延びる電力供給ハーネス56e先端のカプラ56fの下面にはクリップ56gが設けられ、このクリップ56gを係合させるクリップ孔56hがモータ取り付け部63の下側水平板部65aの前部に形成される。
図8は、この実施例の変形例として、サーボモータステー60の後部にサーボモータ56と併せてキャニスター68を支持した例を示す。
キャニスター68は、燃料タンク31内で蒸発した燃料ガスを捕集する蒸発燃料処理装置であり、燃料タンク31内で蒸発した燃料を吸着する一方、エンジン17の運転時にはその吸気経路に前記吸着した燃料を供給してシリンダ19内で燃焼させる。キャニスター68は略円筒状の外観を有し、ビーム部62の後延出部62dに沿うように隣接配置される。
後延出部62dの右方には、車体中心線CLを跨ぐようにキャニスター支持プレート68aが接合され、該キャニスター支持プレート68a上にキャニスター68が支持される。なお、図中符号68bは吸気経路に対する燃料供給ホース(パージホース)を、符号68cはキャニスター68内の燃料吸着部と大気とを連通する開放ホースを、符号68dはドレンホースを、符号68eは燃料タンク31からの蒸発燃料導入ホース(チャージホース)をそれぞれ示す。
図2,9を参照し、サーボモータ56の車幅方向外側には、左右方向と略直交する板状のウェイト70が配設される。
ウェイト70は、前記サイドスタンドブラケット42と共に左ピボットブラケット12の下端部に締結固定されるもので、前記ボルト43用の挿通孔71bを有する車体取り付け部71と、該車体取り付け部の前後にそれぞれ延出する前側オーバーハング部72及び後側オーバーハング部73を有する。
図10〜13を併せて参照し、ウェイト70は、その前後端に渡るメインプレート部材74と、該メインプレート部材74の後部(後側オーバーハング部73)の車幅方向外側に一体に接合されるサブプレート部材75とを主になる。
メインプレート部材74は厚板鋼板を屈曲成形してなり、左右方向と略直交する縦壁74aと、該縦壁74aの前部下縁から車幅方向内側へ略水平に延びる横壁74bとを有する。縦壁74aの前後中間部(ウェイト70の前後中間部)は前記車体取り付け部71とされる。なお、車体取り付け部71の下縁部にはサイドスタンドブラケット42のスプリング係止ピン42cを避けるための下凹部71aが形成される。また、車体取り付け部71の上縁部は左ピボットブラケット12の下端形状に沿うように凹状に形成される。
車体取り付け部71の下部前方には前延長部76が連設され、該前延長部76の下縁からは上面視で略台形状の前記横壁74bが車幅方向内側へ略水平に延びる。一方、車体取り付け部71の後方には後延長部77が連設されると共に、該後延長部77の上方には側面視で略方形状の上延長部78が連設される。これら上延長部78及び後延長部77の車幅方向外側には、これらに跨るようにサブプレート部材75が接合される。なお、上延長部78及び後延長部77並びにサブプレート部材75には、後上がりの上下屈曲線79を形成するべく上部を車幅方向外側に変位させるように緩やかなクランク状に屈曲成形される。
前側オーバーハング部72は、前ラバー部材81を介して左ピボットブラケット12の下端部に車幅方向内側から当接することで、該左ピボットブラケット12に弾性支持される。一方、後側オーバーハング部73は、後ラバー部材82を介して左ステップブラケット33に車幅方向内側から当接することで、該左ステップブラケット33に弾性支持される。
横壁74bの上面には、上面視で前方かつ車幅方向外側に凸の浅いV字状をなす前支持ブラケット74cが接合され、この前支持ブラケット74cの車幅方向と略直交する側壁部には、前ラバー部材81を取り付けるための前取り付け孔81aが形成される。一方、上延長部78の上部後側には、後ラバー部材82を取り付けるための後取り付け孔82aが形成される。
そして、図14,15に示すように、車体取り付け部71を左ピボットブラケット12の下端部とサイドスタンドブラケット42の上部42aとの間に挟み込んだ状態で、サイドスタンドブラケット42と共に左ピボットブラケット12の下端部に共締めし、前ラバー部材81を左ピボットブラケット12の下端前側に形成された前クッション押圧部81bに車幅方向内側から圧接させると共に、後ラバー部材82を左ステップブラケット33の前部33a下側の後クッション押圧部82bに車幅方向内側から圧接させることで、ウェイト70が車体下部左側に支持される。
これにより、車体取り付け部71の前後に延びる前後オーバーハング部72,73を有するウェイト70において、車体への固定部の数を増やすことなくかつ重量を確保した上で、前後オーバーハング部72,73の振動を効果的に抑えることができる。
サブプレートの上縁は、その直ぐ上方に位置する左ステップブラケット33の前部33aの下縁に沿うように凹状に形成され、ウェイト70周辺の側面視での一体的な外観の形成及び重量の確保に寄与している。
図16,17に示すように、フロントフェンダ85は、左右フロントフォーク3のボトムケース(アウタチューブ)上端の前後にそれぞれ前後ボルトBにより締結固定される。そして、フロントフェンダ85の内側には、左右フロントフォーク3の後部間に渡ってこれらを連結する補強ステー87が設けられる。補強ステー87は、合成樹脂製のフロントフェンダ85に対して鉄鋼製とされ、左右フロントフォーク3間に渡る帯状をなし、前輪2のトレッド面に沿うように(フロントフェンダ85の内周面に沿うように)湾曲成形される。補強ステー87の左右端部は左右方向と略直交する板状をなし、該左右端部にそれぞれ左右ナット部材88のカラー部88aが挿通される。このカラー部88a内に車幅方向外側から後ボルトを螺着し締め込むことで、補強ステー87が左右フロントフォーク3間を連結した状態でこれらにフロントフェンダ85と共に固定される。
以上説明したように、上記実施例における鞍乗り型車両のサーボモータ配置構造は、車体フレーム5に支持されるエンジン17と、前記車体フレーム5及びエンジン17の少なくとも一方に前端部を揺動可能に枢支されると共に後端部に後輪15を軸支するスイングアーム14と、前記エンジン17に接続される排気管22と、前記排気管22内に設けられる排気バルブ51と、前記排気バルブ51を駆動するサーボモータ56と、前記排気バルブ51とサーボモータ56とを連結するケーブル59と、を備える自動二輪車1に適用されるものにおいて、前記排気バルブ51及びサーボモータ56は、側面視で前記スイングアーム14よりも下方に配置されるものである。
この構成によれば、排気バルブ51及びサーボモータ56をスイングアーム14下のデッドスペースに配置しつつ、排気バルブ51とサーボモータ56とを連結するケーブル59の長さやその屈曲を抑えることができる。
また、上記サーボモータ配置構造は、前記サーボモータ56を前記車体フレーム5に支持するサーボモータステー60を備え、前記サーボモータステー60が、前記車体フレーム5の下部に前部が締結されるビーム部62と、前記ビーム部62の後部に設けられるサーボモータ取り付け部63と、前記サーボモータ取り付け部63から前方に延出して前記ビーム部62の車体締結部61よりも後方にて前記車体フレーム5の下部に連結される回り止め部64と、を有するものである。
この構成によれば、スイングアーム14の下方にサーボモータ56を配置する際、車体フレーム5に特に支持部が無ければサーボモータ56を片持ち梁状に支持しなければならないが、車体フレーム5への取り付け位置が前後方向で異なるビーム部62と回り止め部64とを有するサーボモータステー60を用いることで、サーボモータ56を車体フレーム5に安定して確実に支持することができる。
また、上記サーボモータ配置構造は、前記車体フレーム5の下部には、メインスタンド45を軸支するメインスタンド枢支部46が設けられ、前記サーボモータステー60の回り止め部64は、前記メインスタンド枢支部46におけるスタンド揺動軸(ピボットボルト47)に管ブッシュ67fを介して締結されるものである。
この構成によれば、車体フレーム5に別途取り付け部を設けなくとも、回り止め部64をメインスタンド枢支部46に連結できる。また、路面の凹凸等によりサーボモータステー60が上下に振動しても、回り止め部64が管ブッシュ67fを介して弾性支持されることで、メインスタンド枢支部46に伝わる振動を緩和でき、回り止め部64の枢支状態をより確実に維持できる。
また、上記サーボモータ配置構造は、前記メインスタンド45が左右一対の脚部45a,45bを有し、前記サーボモータステー60のビーム部62は、前記左右脚部45a,45b間を通過して前後に延びると共に、その前部が前記メインスタンド枢支部46よりも前方で車幅方向一側に湾曲して前記車体フレーム5の下面に締結されるものである。
この構成によれば、メインスタンド45の起立状態及び格納状態の何れにおいても、その左右脚部45a,45bをビーム部62が避けるようにして、サーボモータステー60を車体フレーム5に取り付けることができる。
また、上記サーボモータ配置構造は、前記サーボモータステー60は、鋼板を折り曲げてなるプレート部材(サーボモータ取り付け部63)を有し、前記プレート部材は、略水平な下側水平板部65aと、前記下側水平板部65aの一側縁から略垂直に折れ曲がる垂直板部65c,66cと、前記垂直板部65c,66cよりも前方に設けられる管ブッシュ取り付け部(円管接合部67d、短パイプ67e)と、前記垂直板部65c,66cの上端縁から略水平に折れ曲がる水平板部65d,66fと、を有し、前記垂直板部65c,66cの一部(66c)が前方に延出して前記回り止め部64を形成すると共に、前記水平板部65d,66fに前記サーボモータ56がラバーマウントされるものである。
この構成によれば、板状部材を折り曲げて回り止め部64とサーボモータ56用のラバーマウント部(水平板部65d,66f)とを形成することで、簡素な構成で低コストなサーボモータステー60を提供できる。また、回り止め部64が板状であるため嵩張らず、サーボモータステー60をコンパクトにできる。
また、上記サーボモータ配置構造は、前記下側水平板部65aには、前記サーボモータ56のカプラ56fに設けられたカプラ止め部材(クリップ56g)を係止するカプラ係止孔(クリップ孔56h)が設けられるものである。
この構成によれば、下側水平板部65aが板状部材であるため、カプラ係止孔を容易に設けることができる。
また、上記サーボモータ配置構造は、前記サーボモータステー60には、キャニスター支持プレート68aがさらに設けられるものである。
この構成によれば、スイングアーム14下のデッドスペースにてサーボモータステー60にキャニスター68をも支持することができる。
また、上記サーボモータ配置構造は、前記サーボモータ56には、ゴム製のサーボモータカバー69が取り付けられるものである。
この構成によれば、スイングアーム14下に配置されるサーボモータ56に対する路面からの跳ね上げ等による外乱の影響を抑えることができる。
また、上記サーボモータ配置構造は、前記車体フレーム5には、前記サーボモータ56の側方を覆うようにウェイト70が設けられるものである。
この構成によれば、強度剛性に優れるウェイト70をサーボモータ56の側方を覆うカバーとしても兼用できる。
また、上記サーボモータ配置構造は、前記サーボモータ56は、車体下面視で車体中心線CLに対して一側に偏倚して設けられ、前記排気バルブ51は、車体下面視で車体中心線CLに対して他側に偏倚して設けられるものである。
この構成によれば、サーボモータ56が排気管22(集合管22b)から離間することとなり、サーボモータ56へ排気管22の熱が影響することを防ぐことができる。
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、例えば、自動二輪車に限らず三輪又は四輪の鞍乗り型車両にも適用可能であり、かつ当該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
5 車体フレーム
14 スイングアーム
15 後輪
17 エンジン
22 排気管
45 メインスタンド
45a,45b 左右脚部
46 メインスタンド枢支部
47 ピボットボルト(スタンド揺動軸)
51 排気バルブ
56 サーボモータ
56f カプラ
56g クリップ(カプラ止め部材)
56h クリップ孔(カプラ係止孔)
59 ケーブル
60 サーボモータステー
61 車体締結部
62 ビーム部
63 サーボモータ取り付け部(プレート部材)
64 回り止め部
65a 下側水平板部
65c 後垂直板部(垂直板部)
65d 後水平板部(上側水平板部)
66c 垂直板部
66f 上水平板部(上側水平板部)
67d 円管接合部(管ブッシュ取り付け部)
67e 短パイプ(管ブッシュ取り付け部)
67f 管ブッシュ
68a キャニスター支持プレート(キャニスター取り付け部)
69 サーボモータカバー
70 ウェイト
CL 車体中心線

Claims (9)

  1. 車体フレームに支持されるエンジンと、前記車体フレーム及びエンジンの少なくとも一方に前端部を揺動可能に枢支されると共に後端部に後輪を軸支するスイングアームと、前記エンジンに接続される排気管と、前記排気管内に設けられる排気バルブと、前記排気バルブを駆動するサーボモータと、前記排気バルブとサーボモータとを連結するケーブルと、を備える鞍乗り型車両のサーボモータ配置構造において、
    前記排気バルブ及びサーボモータは、側面視で前記スイングアームよりも下方に配置され、前記サーボモータには、ゴム製のサーボモータカバーが取り付けられることを特徴とする鞍乗り型車両のサーボモータ配置構造。
  2. 前記サーボモータを前記車体フレームに支持するサーボモータステーを備え、前記サーボモータステーが、前記車体フレームの下部に前部が締結されるビーム部と、前記ビーム部の後部に設けられるサーボモータ取り付け部と、前記サーボモータ取り付け部から前方に延出して前記ビーム部の車体締結部よりも後方にて前記車体フレームの下部に連結される回り止め部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両のサーボモータ配置構造。
  3. 前記車体フレームの下部には、メインスタンドを軸支するメインスタンド枢支部が設けられ、前記サーボモータステーの回り止め部は、前記メインスタンド枢支部におけるスタンド揺動軸に管ブッシュを介して締結されることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両のサーボモータ配置構造。
  4. 前記メインスタンドが左右一対の脚部を有し、前記サーボモータステーのビーム部は、前記左右脚部間を通過して前後に延びると共に、その前部が前記メインスタンド枢支部よりも前方で車幅方向一側に湾曲して前記車体フレームの下面に締結されることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗り型車両のサーボモータ配置構造。
  5. 前記サーボモータステーは、鋼板を折り曲げてなるプレート部材を有し、前記プレート部材は、略水平な下側水平板部と、前記下側水平板部の一側縁から略垂直に折れ曲がる垂直板部と、前記垂直板部よりも前方に設けられる管ブッシュ取り付け部と、前記垂直板部の上端縁から略水平に折れ曲がる上側水平板部と、を有し、前記垂直板部が前方に延出して前記回り止め部を形成すると共に、前記上側水平板部に前記サーボモータがラバーマウントされることを特徴とする請求項2から4の何れか1項に記載の鞍乗り型車両のサーボモータ配置構造。
  6. 前記下側水平板部には、前記サーボモータのカプラに設けられたカプラ止め部材を係止するカプラ係止孔が設けられることを特徴とする請求項5に記載の鞍乗り型車両のサーボモータ配置構造。
  7. 前記サーボモータステーには、キャニスター取り付け部がさらに設けられることを特徴とする請求項2から6の何れか1項に記載の鞍乗り型車両のサーボモータ配置構造。
  8. 前記車体フレームには、前記サーボモータの側方を覆うようにウェイトが設けられることを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の鞍乗り型車両のサーボモータ配置構造。
  9. 前記サーボモータは、車体下面視で車体中心線に対して一側に偏倚して設けられ、前記排気バルブは、車体下面視で車体中心線に対して他側に偏倚して設けられることを特徴とする請求項1から8の何れか1項に記載の鞍乗り型車両のサーボモータ配置構造。
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