JP5245740B2 - 露光装置及び露光方法 - Google Patents

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Description

本発明は、露光装置及び露光方法に関する。
半導体素子や液晶表示素子等の電子デバイスをフォトリソグラフィ工程で製造する際に、パターンが形成されたマスクあるいはレチクル(以下、レチクルと称する)のパターン像を投影光学系を介して感光材(レジスト)が塗布された基板上の各投影(ショット)領域に投影する露光装置が使用されている。
露光装置は、マスクを保持してXY平面(投影光学系の光軸に直交する面)内で移動するマスクステージ及びマスクに対してZ方向(投影光学系の光軸に沿う方向)に異なった位置で感光基板を保持してXY平面内で移動する基板ステージを備えている。マスク及び基板はマスクステージ及び基板ステージによって位置決めされた後、例えば同期移動されながら該マスクを介して感光基板を露光する露光処理が行われる。マスク又は感光基板を保持するステージのXY面内における移動は、該ステージの位置を複数のレーザ干渉計により計測し、その計測結果に基づいて制御される。
レーザ干渉計は、光ビーム(レーザ光)を発振するレーザ装置(発光装置)と、光ビームを受光する光センサ(受光装置)とを備えている。レーザ干渉計では、レーザ装置からの光ビームが基準光及び計測光に分岐される。計測光はステージに固定された反射鏡に向けて射出される。反射鏡での反射光は、該基準光と共に該光センサに入射される。光センサでは、該基準光と該反射光との位相差に応じて生じる干渉縞をカウントすることにより、該ステージ(反射鏡)の位置の変化を計測する。
光ビームが通過する光路において圧力、温度、湿度、気体組成等の環境が変化すると、当該光路上の光屈折率が変化する。光路上の光屈折率が変化することにより、レーザ干渉計において当該光路上を通過する光ビームの計測結果に誤差が生じ得る。この誤差を補償するため、例えば特許文献1には、基板ステージにおけるレーザ干渉計の光路上の環境を計測し、当該計測結果に基づいてレーザ干渉計の計測結果を補正する補正装置が提案されている。
近年、基板に形成するパターンが微細化するにつれて、基板ステージの位置制御のみならず、マスクステージの位置制御についてもより精密さが求められるようになってきた。レーザ干渉計を用いてマスクステージの移動を制御する場合、基板ステージと同様の誤差が発生することが考えられる。マスクステージ側の環境については、例えば基板ステージにおけるレーザ干渉計の光路上の環境を計測し、その結果を用いて補正を行うことが考えられる。
特開2002−164273号公報
しかしながら、基板ステージにおけるレーザ干渉計の光路上の環境と、マスクステージにおけるレーザ干渉計の光路上の環境とが異なる場合がある。このため、上記のようにマスクステージの位置制御を行う際に基板ステージの環境についての計測結果を用いてマスクステージ側のレーザ干渉計の補正を行う構成では、正確な位置制御を行うことができない場合がある。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、ステージ装置の位置制御をより精密に行うことが可能な露光装置及び露光方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る露光装置(EX、EX2)は、マスク(M)を用いて基板(P)に露光処理を行う露光装置であって、前記マスクを移動可能に保持するステージ装置(MST、PST)と、前記ステージ装置に光を照射し、前記光の反射光を用いて前記ステージ装置の位置に関する情報を検出する光干渉装置(19A、19B、19C)と、前記光の光路周辺の空間(K1、K2)の光屈折率を検出し、検出結果を用いて前記情報の補正を行う補正装置(80、88、180、188)とを備える。
本発明によれば、光干渉装置がマスク側のステージ装置の位置に関する情報を検出し、補正装置が上記光干渉装置の光路周辺の空間の光屈折率を検出し、当該検出結果を用いて上記情報の補正を行う構成としたので、光干渉装置からの光の光路上の環境に応じて、検出される情報を補正することができる。これにより、光干渉装置の検出精度を高めることができ、より精密にステージ装置の位置制御を行うことができる。
また、本発明に係る露光方法は、マスク(M)を用いて基板(P)に露光処理を行う露光方法であって、前記マスクを移動可能に保持するステージ装置(MST、PST)に光を照射し、前記光の反射光を用いて前記ステージ装置の位置に関する情報を検出する位置検出工程と、前記光の光路周辺の空間(K1、K2)の光屈折率を検出し、検出結果を用いて前記情報の補正を行う補正工程とを備える。
本発明によれば、ステージ装置に照射した光の反射光を用いてマスク側のステージ装置の位置に関する情報を検出すると共に、上記光の光路周辺の空間の光屈折率を検出し、当該検出結果を用いて上記情報の補正を行うこととしたので、より精密にステージ装置の位置制御を行うことができる。ステージ装置の位置に関するより正確な情報を得ることができ、より正確にステージ装置の位置制御を行うことができる。
なお、本発明をわかりやすく説明するために、一実施例を示す図面の符号に対応付けて説明したが、本発明が実施例に限定されるものではないことは言うまでもない。
本発明によれば、マスクステージの位置制御をより精密に行うことが可能となる。
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されない。以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。水平面内の所定方向をX軸方向、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のそれぞれと直交する方向(すなわち鉛直方向)をZ軸方向とする。また、X軸、Y軸、及びZ軸まわりの回転(傾斜)方向をそれぞれ、θX、θY、及びθZ方向とする。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る露光装置EXの一例を示す概略構成図である。図1において、露光装置EXは、マスクMを保持して移動可能なマスクステージ1と、基板Pを保持して移動可能な基板ステージ2と、マスクステージ1に保持されているマスクMを露光光ELで照明する照明光学系ILと、露光光ELで照明されたマスクMのパターンの像を基板ステージ2に保持されている基板Pに投影する投影光学系PLと、露光装置EX全体の動作を制御する制御装置CONTとを備えている。制御装置CONTは、例えばコンピュータシステムを含む。
基板Pは、デバイスを製造するための基板であって、例えばシリコンウエハのような半導体ウエハ等の基材に感光膜が形成されたものを含む。感光膜は、感光材(フォトレジスト)の膜である。また、基板Pにおいて、感光膜上に保護膜(トップコート膜)のような各種の膜が形成されていてもよい。
マスクMは、基板Pに投影されるデバイスパターンが形成されたレチクルを含む。本実施形態において、マスクMは、例えばガラス板等の透明板にクロム等の遮光膜を用いて所定のパターンが形成された透過型マスクである。この透過型マスクは、遮光膜でパターンが形成されるバイナリーマスクに限られず、例えばハーフトーン型、あるいは空間周波数変調型などの位相シフトマスクも含む。また、本実施形態においては、マスクMとして透過型マスクを用いるが、反射型マスクでもよい。
本実施形態の露光装置EXは、マスクMと基板Pとを所定の走査方向に同期移動しつつ、マスクMを介した露光光ELで基板Pを露光する走査型露光装置(所謂スキャニングステッパ)である。本実施形態においては、基板Pの走査方向(同期移動方向)をY軸方向とし、マスクMの走査方向(同期移動方向)もY軸方向とする。露光装置EXは、基板Pを投影光学系PLの投影領域PRに対してY軸方向に移動するとともに、その基板PのY軸方向への移動と同期して、照明光学系ILの照明領域IRに対してマスクMをY軸方向に移動しつつ、マスクMを露光光ELで照明し、そのマスクMからの露光光ELを、投影光学系PLを介して基板Pに照射する。照明光学系ILの照明領域IRは、照明光学系ILから射出される露光光ELの照射位置を含み、投影光学系PLの投影領域PRは、投影光学系PLから射出される露光光ELの照射位置を含む。
露光装置EXは、例えばクリーンルーム内の床部FL上に設けられた第1コラム6、当該第1コラム6上に設けられた第2コラム7を含むボディ8を備えている。第1コラム6は、複数の第1支柱9と、それら第1支柱9に防振装置10を介して支持された第1プレート11とを有する。第2コラム7は、第1プレート11上に設けられた複数の第2支柱12と、それら第2支柱12に支持された第2プレート13とを有する。
照明光学系ILは、所定の照明領域IRを均一な照度分布の露光光ELで照明する。マスクMは、照明光学系ILの照明領域IR(露光光ELの照射位置)に移動可能である。照明光学系ILは、照明領域IRに配置されたマスクMの少なくとも一部を均一な照度分布の露光光ELで照明する。照明光学系ILから射出される露光光ELとしては、例えば水銀ランプから射出される輝線(g線、h線、i線)及びKrFエキシマレーザ光(波長248nm)等の遠紫外光(DUV光)、ArFエキシマレーザ光(波長193nm)及びF2レーザ光(波長157nm)等の真空紫外光(VUV光)等が用いられる。本実施形態においては、露光光ELとして、紫外光(真空紫外光)であるArFエキシマレーザ光が用いられる。
マスクステージ1は、ガスベアリングにより、第2プレート13の上面(ガイド面)13Gに非接触で支持されている。マスクステージ1は、リニアモータ等のアクチュエータを含むマスクステージ駆動装置15の作動により、照明光学系ILから射出される露光光ELの照射位置(照明光学系ILの照明領域IR)を含む第2プレート13の上面13Gに沿って、X軸、Y軸及びθZ方向の3つの方向に移動可能である。マスクステージ1は、例えば基板Pの露光時、あるいは露光光ELを用いる計測時等に露光光ELが通過する第1開口16を有する。
マスクステージ1は、露光光ELが照射されるマスクMを保持するマスク保持部14を有する。マスク保持部14は、マスクMを着脱可能である。本実施形態において、マスク保持部14は、マスクMの下面(パターン形成面)MbとXY平面とがほぼ平行となるように、マスクMを保持する。マスクステージ1は、ガスベアリングにより、第2プレート13の上面(ガイド面)13Gに非接触で支持されている。本実施形態において、第2プレート13の上面13GとXY平面とはほぼ平行である。マスクステージ1は、リニアモータ等のアクチュエータを含むマスクステージ駆動装置15の作動により、照明光学系ILから射出される露光光ELの照射位置(照明光学系ILの照明領域IR)を含む第2プレート13の上面13Gに沿って、マスクMを保持して移動可能である。
本実施形態においては、マスクステージ1は、マスク保持部14にマスクMを保持した状態で、第2プレート13上で、X軸、Y軸及びθZ方向の3つの方向に移動可能である。マスクステージ1は、例えば基板Pの露光時、あるいは露光光ELを用いる計測時等に露光光ELが通過する第1開口16を有する。第2プレート13は、露光光ELが通過する第2開口17を有する。照明光学系ILから射出され、マスクMを照明した露光光ELは、第1開口16及び第2開口17を通過した後、投影光学系PLに入射する。
また、第2プレート13上には、マスクステージ1のY軸方向の一方の方向(例えば+Y方向)への移動に応じてそのマスクステージ1とは反対の方向(例えば−Y方向)へ移動するカウンタマス18が設けられている。カウンタマス18は、エアパッドを含む自重キャンセル機構により、第2プレート13の上面13Gに非接触で支持されている。本実施形態において、カウンタマス18は、マスクステージ1の周囲に設けられている。
マスクステージ1(マスクM)の位置情報としては、X軸方向に沿った位置(X位置)、Y軸方向に沿った位置(Y位置)、およびZ軸周りの位置(θz)が計測されるが、図1では代表してY位置を計測する干渉計を例示している。また、Z位置、θx、θyに関する位置情報も検出できるようにしてよい。マスクステージ1(マスクM)の位置情報は、干渉計システム19のレーザ干渉計19Aによって計測される。レーザ干渉計19Aは、シングルパス型の干渉計としてもよいしダブルパス型等のマルチパス型としてもよい。レーザ干渉計19Aは、マスクステージ1の反射面1Rに計測光LAを照射する。レーザ干渉計19Aは、マスクステージ1の反射面1Rに照射した計測光LAを用いて、X軸、Y軸及びθZ方向に関するマスクステージ1の位置情報を検出する。本実施形態では、このようなレーザ干渉計19Aが複数設けられた構成になっている。制御装置CONTは、干渉計システム19(レーザ干渉計19A)の検出結果に基づいてマスクステージ駆動装置15を作動し、マスクステージ1に保持されているマスクMの位置制御を行う。レーザ干渉計に代えて或いは加えて、エンコーダシステムを設け、これによってマスクMの位置制御を行うようにしてもよい。エンコーダシステムを用いた位置制御としては、例えば、米国公開2007/0288121号に記載されている構成を採用することができる。
本実施形態では、レーザ干渉計19Aからの計測光LAの光路周辺の空間K1に、補正装置80が設けられている。補正装置80は、上記レーザ干渉計19Aによって得られるマスクステージ1の位置情報を補正する。図2は、補正装置80の構成を示す斜視図である。図1及び図2に示すように、補正装置80は、マスクステージ1の上方(+Z側)に配置されており、例えば照明光学系ILの筐体の下側(−Z側)の面に取り付けられている。補正装置80は、支持部材81と、光学ユニット82と、固定鏡83と、参照鏡84と、防振装置85とを有している。
本実施形態の露光装置EXは、装置上方から装置下方へ向けてダウンフローを発生させるダウンフロー発生装置70を有している。ダウンフロー発生装置70は、照明光学系ILの下方に配置された気体噴出部70aを有している。ダウンフロー発生装置70は、気体噴出部70aまでは+X方向に気体を流通させ、気体噴出部70aにおいて気体の流通方向を−Z方向へ向ける構成になっている。この気体噴出部70aは、平面視でマスクステージ1から外れた位置に配置されている。ダウンフロー発生装置70は、例えば、露光装置EXを収容するチャンバを空調する空調装置(図示せず)の一部を構成するものであり、気体噴出部70aから下方(−Z方向)へ向けて気体が噴出されるように構成されており、当該気体の流れによってダウンフローが発生するようになっている。
支持部材81は、例えば低熱膨張セラミックスなどの熱膨張係数の低い材料から構成されており、補正装置80の各構成要素を一体的に支持している。図3は、補正装置80とダウンフロー発生装置70との位置関係を示す平面図である。図3に示すように、支持部材81は、ダウンフロー発生装置70の気体噴出部70aを迂回するように湾曲した形状になっており、具体的には平面視でコ字状に形成されている。
支持部材81は、ベース基板86及び固定機構87を介して照明光学系ILの筐体に固定されている。固定機構87は、支持部材81の側部に設けられている。具体的には、固定機構87は、支持部材81の+X側の側面81dの2箇所の領域、支持部材81の−X側の側面81eの1箇所の領域に設けられている。図4は、支持部材81の固定部分を示す斜視図である。
支持部材81とベース基板86との間で熱膨張量に差が生じることで支持部材81に変形が起きないように、固定機構87には、変形防止装置としてヒンジ部が設けられている。図4(a)は側面81dに設けられた固定機構87Pの構成を示しており、図4(b)は側面81eに設けられた固定機構87Qの構成を示している。図4(a)に示すように、側面81dに設けられた固定機構87Pは、固定部材87sと、ビス部87a及び87bとを有している。固定部材87sは、ビス部87aによって支持部材81の側面81dに固定されており、ビス部87bによってベース基板86に固定されている。固定部材87sは、溝部87cを有している。溝部87cは、Z方向に固定部材87sを貫通するように形成されている。この溝部87cによって固定部材87sには2箇所の弾性ヒンジ部87d及び87eが形成されることとなる。弾性ヒンジ部87d及び87eにより、支持部材81はX方向及びZ方向の移動が拘束されると共に、Y方向及びθZ方向には移動可能となる。弾性ヒンジ部87dについて、図中破線で示すように、固定部材87sの+Z側の面から−Z方向へ向けて掘り込み部87fが形成されている。この掘り込み部87fにより、弾性ヒンジ部87dにおける剛性は弾性ヒンジ部87eにおける剛性よりも低くなっている。
図4(b)に示すように、側面81eに設けられた固定機構87Qは、固定部材87tと、ビス部87g及び87hとを有している。固定部材87tは、ビス部87gによって支持部材81の側面81eに固定されており、ビス部87hによってベース基板86に固定されている。固定部材87sは、溝部87iを有している。溝部87iは、Z方向に固定部材87tを貫通するように形成されている。この溝部87iによって固定部材87tには2箇所の弾性ヒンジ部87j及び87kが形成されることとなる。弾性ヒンジ部87j及び87kにより、支持部材81はY方向及びZ方向の移動が拘束されると共に、X方向及びθZ方向には移動可能となる。弾性ヒンジ部87dと同様、弾性ヒンジ部87jについても、図中破線で示すように、固定部材87tの+Z側の面から−Z方向へ向けて掘り込み部87lが形成されている。このように、支持部材81は、複数の弾性ヒンジ部87d、87e、87j及び87kによって照明光学系ILの筐体にキネマティックに固定されている。このように形成された弾性ヒンジ部87d及び87eは、熱膨張量の差によって生じる支持部材81の変形を防止するように機能する。なお、ベース基板86を省略し、照明光学系ILあるいは他の露光装置EXの構成部品に前述のヒンジを介して支持部材81を直接取り付けるように構成してもよい。この場合、変形防止装置は、支持部材81と、前述の照明光学系ILあるいは他の露光装置EXの構成部品との熱膨張差によって生じる支持部材81の変形を防止するように機能する。
光学ユニット82は、支持部材81のコ字状の一方の端部81aに配置されており、レーザ光を射出する光源(不図示)と、当該光源より射出されたレーザを測定光と参照光とに分岐する分岐部(不図示)と、測定光と参照光とを干渉させる干渉部(不図示)とを有している。分岐部は、支持部材81のコ字状の他方の端部81bへ向けて測定光が射出されると共に、参照鏡84へ向けて参照光が射出されるように光源からのレーザ光を分岐するようになっている。干渉部で干渉された干渉光は、不図示の光センサなどによって電気信号として読み取られるようになっている。
固定鏡83は、支持部材81のうち端部81bに取り付けられており、光学ユニット82から射出された測定光を反射する。反射された測定光は、光学ユニット82の干渉部へ向けて進行するようになっている。参照鏡84は、例えば光学ユニット82の近傍に設けられており、参照光を干渉部へ向けて反射する。反射された参照光は、干渉部において上記固定鏡83によって反射された測定光と干渉されるようになっている。なお、本実施形態では、シングルパス型の干渉計として説明してあるが、前述のように、マルチパス型の干渉計となるように構成しても構わない。
光学ユニット82から固定鏡83へ向けて射出される測定光の光路は、上記のダウンフロー発生装置70の気体噴出部70aの下方に配置されている。したがって、光屈折率が検出される空間K1は、ダウンフローが発生している環境になっている。本実施形態では、光学ユニット82からの計測光の光路がレーザ干渉計19Aから射出される計測光の光路よりも上記ダウンフローの上流側に位置するように補正装置80が配置されている。このため、光学ユニット82からの計測光の光路上を通過した気流がレーザ干渉計19Aからの計測光の光路を通過することになる。また、当該測定光の光路長は、マスクステージ1がX軸方向において装置中央に配置される際のレーザ干渉計19Aの光路長と略等しくなっている。なお、補正装置80ではY軸方向の変位(固定鏡83の位置情報)が計測されるように構成されているが、それに限るものではない。X軸方向で計測できるように構成してもよいし、任意の方向としてもよい。また、X軸方向とY軸方向のそれぞれに補正装置を設けて、X軸用の補正装置でX軸の位置情報を求める干渉計の値を補正し、Y軸用の補正装置でY軸の位置情報を求める干渉計の値を補正するようにしてもよい。
防振装置85は、支持部材81の複数箇所に取り付けられている。ここでは、例えば支持部材81の+X側の側面81dに2つ取り付けられている。防振装置85としては、例えばマスダンパなどを用いることができる。支持部材81に防振装置85を取り付けることにより、支持部材81の振動を抑えられるようになっている。支持部材81の振動を効率的に抑えるため、防振装置85は例えば支持部材81の振動の腹の部分に取り付けられていることが好ましい。なお、防振装置85の個数、設置場所等は本実施形態に限定されるものではなく、適宜設定可能である。また、防振装置85を必ずしも設ける必要はなく、省略することも可能である。
投影光学系PLは、所定の投影領域PRに露光光ELを照射する。基板Pは、投影光学系PLの投影領域PR(露光光ELの照射位置)に移動可能である。投影光学系PLは、投影領域PRに配置された基板Pの少なくとも一部に、マスクMのパターンの像を所定の投影倍率で投影する。投影光学系PLの複数の光学素子は、鏡筒20に保持されている。鏡筒20は、フランジ21を有する。フランジ21は、第1プレート11に支持される。
本実施形態の投影光学系PLは、その投影倍率が例えば1/4、1/5、又は1/8等の縮小系である。なお、投影光学系PLは、等倍系及び拡大系のいずれでもよい。本実施形態においては、投影光学系PLの光軸AXは、Z軸と平行である。また、投影光学系PLは、反射光学素子を含まない屈折系、屈折光学素子を含まない反射系、反射光学素子と屈折光学素子とを含む反射屈折系のいずれであってもよい。また、投影光学系PLは、倒立像と正立像とのいずれを形成してもよい。
基板ステージ2は、露光光ELが照射される基板Pを保持する基板保持部22を有する。基板保持部22は、基板Pを着脱可能である。本実施形態において、基板保持部22は、基板Pの露光面(上面)PaとXY平面とがほぼ平行となるように、基板Pを保持する。基板ステージ2は、ガスベアリングなどにより、第3プレート23の上面(ガイド面)23Gに非接触で支持されている。本実施形態において、第3プレート23の上面23GとXY平面とはほぼ平行である。第3プレート23は、床部FLに防振装置24を介して支持されている。基板ステージ2は、リニアモータ等のアクチュエータを含む基板ステージ駆動装置25の作動により、投影光学系PLから射出される露光光ELの照射位置(投影光学系PLの投影領域PR)を含む第3プレート23の上面23Gに沿って、基板Pを保持して移動可能である。本実施形態においては、基板ステージ2は、基板保持部22に基板Pを保持した状態で、第3プレート23上で、X軸、Y軸、Z軸、θX、θY及びθZ方向の6つの方向に移動可能である。
基板ステージ2(基板P)の位置情報としては、X軸方向に沿った位置(X位置)、Y軸方向に沿った位置(Y位置)、Z軸方向に沿った位置(Z位置)、X軸周りの位置(θx)、Y軸周りの位置(θy)、およびZ軸周りの位置(θz)が計測されるが、図1では代表してY位置を計測する干渉計を例示している。つまり、基板ステージ2(基板P)の位置情報は、干渉計システム19のレーザ干渉計19Bによって計測される。また、基板ステージ2に保持されている基板Pの露光面Paの面位置情報(Z軸、θX及びθY方向に関する位置情報)は、不図示のフォーカス・レベリング検出システムによって検出してもよい。制御装置CONTは、干渉計システム19(レーザ干渉計19B)の計測結果及びフォーカス・レベリング検出システムの検出結果に基づいて基板ステージ駆動装置25を作動し、基板ステージ2に保持されている基板Pの位置制御を行う。レーザ干渉計に代えて、或いは加えてエンコーダを設け、これによって基板Pの位置制御を行うようにしてもよい。エンコーダシステムを用いた位置制御としては、例えば、前述の米国公開2007/0288121号に記載されている構成を採用することができる。
本実施形態では、レーザ干渉計19Bによって検出される基板ステージ2の位置情報を補正する第2補正装置88が設けられている。第2補正装置88の構成は、上記補正装置80の構成と同様、支持部材、光学ユニット、固定鏡、参照鏡及び防振装置を有する構成になっており、補正装置80と同一の構成になっている。第2補正装置88は、例えば不図示の支持部材等を介して支持された状態で基板ステージ2上の空間K2に配置されている。第2補正装置88は、図1において、Z軸方向(あるいは投影光学系PLの光軸方向)に関して補正装置80からは離間して配置されている。なお、第2補正装置88の構成については、補正装置80の構成と同一の構成に限られず、例えば光学ユニット、固定鏡及び参照鏡など光学系の配置のみを同一の構成とし、支持部材や防振装置など光学系以外の構成については異なるようにしても構わない。また、光学ユニット、固定鏡及び参照鏡などの光学系の配置については、例えばレーザ干渉計19Aの光学系の構成などに応じて適宜補正装置80とは異なる構成にすることができる。また、第2補正装置88ではY軸方向の変位が計測されるように構成されているが、それに限るものではない。X軸方向で計測できるように構成してもよいし、任意の方向としてもよい。さらに、X軸方向とY軸方向のそれぞれに補正装置を設けて、X軸用の補正装置でX軸の位置情報を求める干渉計の値を補正し、Y軸用の補正装置でY軸の位置情報を求める干渉計の値を補正するようにしてもよい。さらにまた、前述の補正装置80の測定光の光軸と第2補正装置88の測定光の光軸とは、同一方向に揃えてもよいし、異なる方向(例えば、直交方向)に設定してもよい。
次に、本実施形態に係る露光装置EXの動作の一例について説明する。
まず、不図示のマスク搬送装置によってマスクMがマスク保持部14に搬送されて保持されると共に、基板Pが基板保持部22に搬送され保持される。制御装置CONTは、露光装置EXの周囲の環境(温度、湿度及びクリーン度を含む)を調整した状態で、基板Pの露光を開始する。
制御装置CONTは、マスクステージ駆動装置15及び基板ステージ駆動装置25を作動させ、基板Pを投影光学系PLの投影領域PRに対してY軸方向に移動させる。制御装置CONTは、基板PのY軸方向への移動と同期するように照明光学系ILの照明領域IRに対してマスクMをY軸方向に移動させる。照明光学系ILから射出された露光光ELでマスクMが照明され、マスクM及び投影光学系PLを介した露光光ELで基板Pが露光される。これにより、マスクMのパターンの像が投影光学系PLを介して基板Pに投影される。
マスクステージ1及び基板ステージ2を移動させる際、制御装置CONTは、レーザ干渉計19A及びレーザ干渉計19Bを用いてマスクステージ1及び基板ステージ2の位置情報を検出し(位置検出工程、第2位置検出工程)、当該検出した位置情報に基づいてマスクステージ1及び基板ステージ2の位置をそれぞれ制御する。このとき、制御装置CONTは、ダウンフロー発生装置70の気体噴出部70aから気体を噴出させ、マスクステージ1上の空間K1において−Z方向の気流(ダウンフロー)を発生させておく。
マスクステージ1及び基板ステージ2の移動に際し、制御装置CONTは、補正装置80、88を用いて上記位置情報の補正を行う。位置情報の補正を行う動作について、補正装置80を例に挙げて説明する。制御装置CONTは、補正装置80の光学ユニット82から空間K1へ計測光L1を照射させると共に、参照鏡84へ参照光を照射させる。当該空間K1へ射出された計測光L1は固定鏡83で反射され(反射光L2)、参照光は参照鏡84で反射され、これら2つの反射光は干渉部で干渉する。制御装置CONTは、計測光及び参照光の干渉光の位相差に基づいてマスクステージ1上の空間K1の光屈折率を検出する。以上の動作は補正装置80についての動作であるが、補正装置88についても同様の動作を行わせることによって、空間K2の光屈折率を検出する。
次に、制御装置CONTは、光屈折率の基準値と実際の検出値とを比較して誤差量を算出し、レーザ干渉計19Aからの計測光の光路長と光学ユニット82からの計測光の光路長との比に応じて補正量を求める。上記光屈折率の基準値については、環境条件を厳密に管理した状態の環境下における光屈折率の基準値を制御装置CONTに予め記憶させておくようにする。制御装置CONTは、求めた補正量に基づいて、レーザ干渉計19A及び19Bによる位置情報の値を補正する(補正工程、第2補正工程)。
補正装置80及び補正装置88の検出値に対しては、例えば平均化フィルタなどの周波数フィルタ処理を行うことが好ましい。移動するマスクステージ1及び基板ステージ2の移動方向の前方と後方とでは圧力等の環境が異なるため、制御装置CONTは、マスクステージ1及び基板ステージ2の移動方向、移動速度及び位置のうち少なくとも1つに応じて補正量を調整することが好ましい。また、補正装置80の動作中、支持部材81に取り付けられた防振装置85によって補正装置80の振動が抑えられることになる。補正装置88についても同様である。
本実施形態では、ダウンフローを発生させることにより、光学ユニット82からの計測光の光路上を通過した気流がレーザ干渉計19Aからの計測光の光路を通過することになる。このため、ダウンフローが2つの光路を通過する時間差を予め測定等によって求めておき、補正装置80による計測時に対して当該時間差に相当する時間が経過した後のレーザ干渉計19Aの検出結果について上記補正量を反映させるようにすることが好ましい。ダウンフローを利用することにより、補正装置80による計測時の光屈折率とレーザ干渉計19Aによる計測時の光屈折率とがより近づくこととなり、補正の精度が向上することとなる。
このように、本実施形態によれば、レーザ干渉計19Aがマスクステージ1の位置情報を検出し、補正装置80がレーザ干渉計19Aの光路周辺の空間K1の光屈折率を検出し、当該検出結果を用いて位置情報の補正を行う構成としたので、レーザ干渉計19Aからの光の光路上の環境に応じて、検出される位置情報を補正することができる。これにより、レーザ干渉計19Aの検出精度を高めることができ、より精密にステージ装置の位置制御を行うことができる。
また、本実施形態では、基板ステージ2の位置情報を検出する場合について、第2補正装置88によって補正を行う構成としたので、基板ステージ2についてもマスクステージ1と同様に精密に位置制御を行うことができる。これにより、マスクステージ1及び基板ステージ2の両方のステージ装置ついて精密に位置制御を行うことができる。さらに、レーザ干渉計19Aで検出される位置情報を補正装置80で補正する際に、第2補正装置88の検出結果も考慮して補正装置80が補正を行うように構成してもよい。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を説明する。第1実施形態と同様、以下の図(図5〜図7)では、各部材を認識可能な大きさとするため、縮尺を適宜変更している。また、第1実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態に係る露光装置EX2は、床部FL上にペデスタル107を介して載置されている。露光装置EX2は、照明光学系ILと、マスクステージ装置MSTと、投影光学系PLと、基板ステージ装置PSTと、本体コラムCLとを有している。また不図示であるが、露光装置EX2を統括的に制御する制御装置等も有している。
本実施形態では、投影光学系PLが吊り下げ支持された構成になっている。具体的に説明すると、投影光学系PLの一構成要素である鏡筒117の下端側(露光光EL(図5では不図示))の下流側)は、例えば平面視円形で平板状のメトロロジーフレーム115に固定されている。メトロロジーフレーム115は、フレーム部材118Aに3ヶ所(図5では、二箇所のみ図示)で吊り下げて支持されている。フレーム部材118Aは、本体コラムCLの支持部141を貫通し、当該支持部141上に設けられた防振装置118Bに接続されている。すなわち、投影光学系PLは、防振装置118B及びフレーム部材118Aを介して支持部141から吊り下げ支持されている。このメトロロジーフレーム115には、基板ステージ2についてのレーザ干渉計19B、第2補正装置188、不図示のアライメントシステムなども設けられている。
一方、マスクステージ1側については、レーザ干渉計19A及び補正装置180が固定部材150を介してマスク定盤133上に一体的に取り付けられている。固定部材150は、例えば(低熱膨張)セラミックスなどの材料から構成された土台部分である。マスク定盤133の下面側には、投影光学系PLの位置情報を検出するレーザ干渉計19Cが支持部材を介して取り付けられている。マスク定盤133とコラム132の支持部135との間には、ダウンフロー発生装置170の気体噴出部170aが配置されている。気体噴出部170aは、平面視でマスクステージ1の移動領域内に配置されている。
図6及び図7は、本実施形態に係る補正装置180の構成を示す図である。図6は補正装置180の構成を示す斜視図であり、固定部材150に取り付けられた状態を示している。図7は補正装置180の構成を示す平面図である。
図6及び図7に示すように、補正装置180は、支持部材181と、光学ユニット182と、固定鏡183と、参照鏡184と、防振装置185とを有している。支持部材181は、例えばセラミックスなどの熱膨張係数の低い材料から構成されており、補正装置180の各構成要素を一体的に支持している。本実施形態では、固定鏡183として、例えば平面ミラーを用いている。防振装置185は、第1実施形態における防振装置85と同様に構成することができ、その個数、設置場所等も本実施形態に限定されるものではなく、適宜設定可能である。また、防振装置185を必ず設ける必要はなく、省略することも可能である。
図7に示すように、支持部材181は、平面視で矩形枠状に形成されている。当該支持部材181は、ダウンフロー発生装置170の気体噴出部170aに平面視で重なる部分に開口部181aを有しており、支持部材181の枠部分が気体噴出部170aを囲うように配置されている。このように配置されることにより、支持部材181によって気体噴出部170aから噴出される気体を整流することができるようになっている。支持部材181は、上記の固定部材150を介してマスク定盤133に固定されている。具体的には、マスク定盤133には固定部材150取り付け用の板状部材133aが設けられており、固定部材150は当該板状部材133aに取り付けられている。この構成により、補正装置180及びレーザ干渉計19Aは、固定部材150及び板状部材133aを介してマスク定盤133に一体的に取り付けられた構成になっている。なお、板状部材133aは必ずしも必要ではなく、適宜省略する構成しても構わない。
このように、本実施形態によれば、投影光学系PLを吊り下げ支持する構成の露光装置EX2において、ダウンフロー発生装置170の気体噴出部170aが平面視でマスクステージ1の移動領域に重なる位置に配置されている場合であっても補正装置180を配置させることができると共に、当該補正装置180によってレーザ干渉計19Aが検出した位置情報を補正することができる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。
例えば、上記第1実施形態においては、補正装置80及び第2補正装置88が互いの検出結果を別個に補正を行う構成としたが、これに限られることは無く、例えば第2補正装置88の検出結果を用いて補正装置80がレーザ干渉計19Aの位置情報を補正する構成であっても構わない。
また、上記第2実施形態においては、補正装置180の補正対象について、マスクステージ1の位置情報を検出するレーザ干渉計19Aの検出結果を補正する構成としたが、これに限られることは無く、例えば補正装置180が投影光学系PLの位置情報を検出するレーザ干渉計19Cの検出結果についても補正する構成としても構わない。この場合、補正装置180がより精密な補正を行うことができるように、光学ユニット182からの計測光がマスクステージ1側へ進行するのみならず投影光学系PL側へも進行させ、当該投影光学系PLの近傍で光を反射させる構成とすることが好ましい。また、補正装置180がレーザ干渉計19A及びレーザ干渉計19Cの両方の検出結果を補正するか否かに関わらず、例えば固定部材150を介して補正装置180、レーザ干渉計19A及びレーザ干渉計19Cが一体的に形成される構成とすることができる。
また、上記各実施形態の補正装置の構成に加えて、当該補正装置に温度センサを設けるようにし、温度センサの検出結果に応じて周辺の空調温度の管理を行うようにしても構わない。
なお、上記各実施形態の基板(物体)としては、半導体デバイス製造用の半導体ウエハのみならず、ディスプレイデバイス用のガラス基板や、薄膜磁気ヘッド用のセラミックウエハ、あるいは露光装置で用いられるマスクまたはレチクルの原版(合成石英、シリコンウエハ)等が適用される。
露光装置としては、レチクルRとウエハWとを同期移動してレチクルRのパターンを走査露光するステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光装置(スキャニングステッパ)の他に、レチクルRとウエハWとを静止した状態でレチクルRのパターンを一括露光し、ウエハWを順次ステップ移動させるステップ・アンド・リピート方式の投影露光装置(ステッパ)にも適用することができる。また、本発明はウエハW上で少なくとも2つのパターンを部分的に重ねて転写するステップ・アンド・スティッチ方式の露光装置にも適用できる。
露光装置の種類としては、ウエハWに半導体素子パターンを露光する半導体素子製造用の露光装置に限られず、液晶表示素子製造用又はディスプレイ製造用の露光装置や、薄膜磁気ヘッド、撮像素子(CCD)あるいはレチクル又はマスクなどを製造するための露光装置などにも広く適用できる。
また、本発明が適用される露光装置の光源には、KrFエキシマレーザ(248nm)、ArFエキシマレーザ(193nm)、F2レーザ(157nm)等のみならず、g線(436nm)及びi線(365nm)を用いることができる。さらに、投影光学系の倍率は縮小系のみならず等倍および拡大系のいずれでもよい。また、上記実施形態では、反射屈折型の投影光学系を例示したが、これに限定されるものではなく、投影光学系の光軸(レチクル中心)と投影領域の中心とが異なる位置に設定される屈折型の投影光学系にも適用可能である。
また、本発明は、投影光学系と基板との間に局所的に液体を満たし、該液体を介して基板を露光する、所謂液浸露光装置に適用したが、液浸露光装置については、国際公開第99/49504号パンフレットに開示されている。さらに、本発明は、特開平6−124873号公報、特開平10−303114号公報、米国特許第5,825,043号などに開示されているような露光対象の基板の表面全体が液体中に浸かっている状態で露光を行う液浸露光装置にも適用可能である。
また、本発明は、基板ステージ(ウエハステージ)が複数設けられるツインステージ型の露光装置にも適用できる。ツインステージ型の露光装置の構造及び露光動作は、例えば特開平10−163099号公報及び特開平10−214783号公報(対応米国特許6,341,007号、6,400,441号、6,549,269号及び6,590,634号)、特表2000−505958号(対応米国特許5,969,441号)或いは米国特許6,208,407号に開示されている。更に、本発明を本願出願人が先に出願した特願2004−168481号のウエハステージに適用してもよい。
また、本発明が適用される露光装置は、本願特許請求の範囲に挙げられた各構成要素を含む各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、光学的精度を保つように、組み立てることで製造される。これら各種精度を確保するために、この組み立ての前後には、各種光学系については光学的精度を達成するための調整、各種機械系については機械的精度を達成するための調整、各種電気系については電気的精度を達成するための調整が行われる。各種サブシステムから露光装置への組み立て工程は、各種サブシステム相互の、機械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管接続等が含まれる。この各種サブシステムから露光装置への組み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立て工程があることはいうまでもない。各種サブシステムの露光装置への組み立て工程が終了したら、総合調整が行われ、露光装置全体としての各種精度が確保される。なお、露光装置の製造は温度およびクリーン度等が管理されたクリーンルームで行うことが望ましい。
次に、本発明の実施形態による露光装置及び露光方法をリソグラフィ工程で使用したマイクロデバイスの製造方法の実施形態について説明する。図8は、マイクロデバイス(ICやLSI等の半導体チップ、液晶パネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)の製造例のフローチャートを示す図である。
まず、ステップS10(設計ステップ)において、マイクロデバイスの機能・性能設計(例えば、半導体デバイスの回路設計等)を行い、その機能を実現するためのパターン設計を行う。引き続き、ステップS11(マスク製作ステップ)において、設計した回路パターンを形成したマスク(レチクル)を製作する。一方、ステップS12(ウエハ製造ステップ)において、シリコン等の材料を用いてウエハを製造する。
次に、ステップS13(ウエハ処理ステップ)において、ステップS10〜ステップS12で用意したマスクとウエハを使用して、後述するように、リソグラフィ技術等によってウエハ上に実際の回路等を形成する。次いで、ステップS14(デバイス組立ステップ)において、ステップS13で処理されたウエハを用いてデバイス組立を行う。このステップS14には、ダイシング工程、ボンティング工程、及びパッケージング工程(チップ封入)等の工程が必要に応じて含まれる。最後に、ステップS15(検査ステップ)において、ステップS14で作製されたマイクロデバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行う。こうした工程を経た後にマイクロデバイスが完成し、これが出荷される。
図9は、半導体デバイスの場合におけるステップS13の詳細工程の一例を示す図である。
ステップS21(酸化ステップ)おいては、ウエハの表面を酸化させる。ステップS22(CVDステップ)においては、ウエハ表面に絶縁膜を形成する。ステップS23(電極形成ステップ)においては、ウエハ上に電極を蒸着によって形成する。ステップS24(イオン打込みステップ)においては、ウエハにイオンを打ち込む。以上のステップS21〜ステップS24のそれぞれは、ウエハ処理の各段階の前処理工程を構成しており、各段階において必要な処理に応じて選択されて実行される。
ウエハプロセスの各段階において、上述の前処理工程が終了すると、以下のようにして後処理工程が実行される。この後処理工程では、まず、ステップS25(レジスト形成ステップ)において、ウエハに感光剤を塗布する。引き続き、ステップS26(露光ステップ)において、上で説明したリソグラフィシステム(露光装置)及び露光方法によってマスクの回路パターンをウエハに転写する。次に、ステップS27(現像ステップ)においては露光されたウエハを現像し、ステップS28(エッチングステップ)において、レジストが残存している部分以外の部分の露出部材をエッチングにより取り去る。そして、ステップS29(レジスト除去ステップ)において、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらの前処理工程と後処理工程とを繰り返し行うことによって、ウエハ上に多重に回路パターンが形成される。
また、半導体素子等のマイクロデバイスだけではなく、光露光装置、EUV露光装置、X線露光装置、及び電子線露光装置等で使用されるレチクル又はマスクを製造するために、マザーレチクルからガラス基板やシリコンウエハ等ヘ回路パターンを転写する露光装置にも本発明を適用できる。ここで、DUV(深紫外)やVUV(真空紫外)光等を用いる露光装置では、一般的に透過型レチクルが用いられ、レチクル基板としては石英ガラス、フッ素がドープされた石英ガラス、蛍石、フッ化マグネシウム、又は水晶等が用いられる。また、プロキシミティ方式のX線露光装置や電子線露光装置等では、透過型マスク(ステンシルマスク、メンブレンマスク)が用いられ、マスク基板としてはシリコンウエハ等が用いられる。なお、このような露光装置は、WO99/34255号、WO99/50712号、WO99/66370号、特開平11−194479号、特開2000−12453号、特開2000−29202号等に開示されている。
本発明の第1実施形態に係る露光装置の構成を示す図。 本実施形態に係る露光装置の一部の構成を示す図。 本実施形態に係る露光装置の一部の構成を示す図。 本実施形態に係る露光装置の一部の構成を示す図。 本発明の第2実施形態に係る露光装置の構成を示す図。 本実施形態に係る露光装置の一部の構成を示す図。 本実施形態に係る露光装置の一部の構成を示す図。 マイクロデバイスの製造工程の一例を示すフローチャートである。 図8におけるステップS13の詳細工程の一例を示す図である。
符号の説明
EX、EX2…露光装置 CONT…制御装置 K1、K2…空間 MST…マスクステージ装置 PST…基板ステージ装置 1…マスクステージ 2…基板ステージ 19A、19B…レーザ干渉計 70、170…ダウンフロー発生装置 70a、170a…気体噴出部 80、88、180、188…補正装置

Claims (25)

  1. マスクを用いて基板に露光処理を行う露光装置であって、
    前記マスクを移動可能に保持する第1ステージ装置と、
    前記第1ステージ装置に光を照射し、前記光の反射光を用いて前記第1ステージ装置の位置に関する情報を検出する光干渉装置と、
    前記第1ステージ装置の上方に配置され、前記光の光路周辺の空間のうち前記光路の上方の空間の光屈折率を検出し、検出結果及び周波数フィルタ処理を用いて、前記第1ステージ装置の移動方向、移動速度及び位置のうち少なくとも1つに応じて前記情報の補正を行う補正装置と
    前記基板を移動可能に保持する第2ステージ装置と、
    前記第2ステージ装置に第2光を照射し、前記第2光の反射光を用いて前記第2ステージ装置の位置に関する第2情報を検出する第2光干渉装置と、
    前記第2光の光路周辺の第2空間の光屈折率を検出し、検出結果を用いて前記第2情報の補正を行う第2補正装置と
    を備え
    前記補正装置は、前記第2補正装置の検出結果を用いて前記情報の補正を行う
    露光装置。
  2. 前記補正装置は、前記空間に計測光を照射し、前記計測光を参照光と干渉させることによって前記光屈折率を検出する請求項1に記載の露光装置。
  3. 前記補正装置は、前記計測光を反射する固定鏡と、前記参照光を反射する参照鏡と、前記固定鏡及び前記参照鏡を支持する支持部材とを有し、
    前記支持部材は、防振装置を有する請求項に記載の露光装置。
  4. 前記防振装置は、前記支持部材の振動の腹に配置されている請求項に記載の露光装置。
  5. 前記第1ステージの上方からダウンフローを発生させる発生装置を更に備え、
    前記補正装置は、前記光干渉装置よりも前記ダウンフローの上流側に配置されている請求項1から請求項のうちいずれか一項に記載の露光装置。
  6. 前記補正装置は、前記計測光を反射する固定鏡と、前記参照光を反射する参照鏡と、前記固定鏡及び前記参照鏡を支持する支持部材とを有し、
    前記支持部材は、前記発生装置の形状に対応して形成されている請求項に記載の露光装置。
  7. 前記発生装置は、平面視で前記第1ステージ装置から外れた位置に配置され、
    前記支持部材は、前記発生装置を迂回するように湾曲している請求項に記載の露光装置。
  8. 前記露光処理に用いられる露光光を照明する照明装置を更に備え、
    前記支持部材は、前記照明装置に固定されている請求項に記載の露光装置。
  9. 前記支持部材は、複数のヒンジ部材によってキネマティックに固定されている請求項に記載の露光装置。
  10. 前記発生装置は、平面視で前記第1ステージ装置に重なる位置に配置され、
    前記支持部材は、平面視で前記発生装置に重なる領域に開口部を有するように枠状に形成されている請求項に記載の露光装置。
  11. 前記第1ステージ装置を案内するベース部材を更に備え、
    前記支持部材は、前記ベース部材に固定されている請求項10に記載の露光装置。
  12. 前記光干渉装置及び前記補正装置は、前記ベース部材上に固定された板状部材に一体的に取り付けられている請求項11に記載の露光装置。
  13. 前記露光処理に用いられる露光光を前記基板に投影する投影光学装置を更に備え、
    前記光干渉装置は、前記第1ステージ装置及び前記投影光学装置の両方に対して前記光を照射可能に設けられており、
    前記補正装置は、前記第1ステージ装置及び前記投影光学装置の両方に対して前記測定光を照射可能に設けられている請求項12に記載の露光装置。
  14. マスクを用いて基板に露光処理を行う露光方法であって、
    前記マスクを移動可能に保持するステージ装置に光を照射し、前記光の反射光を用いて前記第1ステージ装置の位置に関する情報を検出する位置検出工程と、
    前記光の光路周辺の空間のうち前記光路の上方の空間の光屈折率を検出し、検出結果及び周波数フィルタ処理を用いて、前記第1ステージ装置の移動方向、移動速度及び位置のうち少なくとも1つに応じて、前記情報の補正を行う補正工程と
    前記基板を移動可能に保持する第2ステージ装置に第2光を照射し、前記第2光の反射光を用いて前記第2ステージ装置の位置に関する第2情報を検出する第2位置検出工程と、
    を備え
    前記補正工程は、前記第2補正工程での検出結果を用いて前記情報の補正を行うことを含む
    露光方法。
  15. 前記補正工程では、前記空間に計測光を照射し、前記計測光を参照光と干渉させることによって前記光屈折率を検出する請求項14に記載の露光方法。
  16. 前記補正工程は、前記計測光を反射する固定鏡と、前記参照光を反射する参照鏡と、前記固定鏡及び前記参照鏡を支持する支持部材を防振する防振工程を含む請求項15に記載の露光方法。
  17. 前記防振工程では、前記支持部材の振動の腹において前記支持部材を防振する請求項16に記載の露光方法。
  18. 前記第1ステージの上方からダウンフローを発生させる発生工程を更に備え、
    前記補正工程では、前記光干渉装置よりも前記ダウンフローの上流側で前記情報の補正を行う請求項14から請求項17のうちいずれか一項に記載の露光方法。
  19. 前記補正工程は、前記計測光を反射する固定鏡と、前記参照光を反射する参照鏡と、前記固定鏡及び前記参照鏡を支持する支持部材を防振する防振工程を含み、
    前記発生工程は、前記ダウンフローの発生装置を用いて行われ、
    前記支持部材は、前記発生装置の形状に対応して形成されている請求項18に記載の露光方法。
  20. 前記発生装置は、平面視で前記ステージ装置から外れた位置に配置され、
    前記支持部材は、前記発生装置を迂回するように湾曲している請求項19に記載の露光方法。
  21. 前記露光処理に用いられる露光光を照明する照明装置を更に備え、
    前記支持部材は、前記照明装置に固定されている請求項20に記載の露光方法。
  22. 前記支持部材は、複数のヒンジ部材によってキネマティックに固定されている請求項21に記載の露光方法。
  23. 前記発生装置は、平面視で前記第1ステージ装置に重なる位置に配置され、
    前記支持部材は、平面視で前記発生装置に重なる領域に開口部を有するように枠状に形成されている請求項19に記載の露光方法。
  24. 前記ステージ装置を案内するベース部材を更に備え、
    前記支持部材は、前記ベース部材に固定されている請求項23に記載の露光方法。
  25. 前記露光処理に用いられる露光光を投影させる投影光学装置を更に備え、
    前記位置検出工程では、前記第1ステージ装置及び前記投影光学装置の両方に対して前記光を照射し、
    前記補正工程では、前記第1ステージ装置及び前記投影光学装置の両方に対して前記光を照射する請求項24に記載の露光方法。
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