JP5220036B2 - 放電加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被加工物を放電により加工する放電加工装置に関するものであり、特に交互に印加される予備放電パルスと主放電パルスとからなる2種類の放電パルスを組み合わせて加工を行う放電加工装置に関するものである。
放電加工装置は、加工用電極と被加工物との間に電圧を印可してアーク放電を発生させることにより被加工物の加工を行う装置である。放電加工装置としては、加工用電極として金属の細いワイヤを用い、加工液中でワイヤ電極と被加工物との間に発生させたアーク放電を利用して加工するワイヤ放電加工装置等が存在する。
放電加工装置において、アーク放電を発生させるために電極と被加工物との間(以下、「極間」ともいう。)に加工パルスを印加する。この加工パルスは、インピーダンスの高い回路構成にて生成され放電を誘起、検出するための予備放電パルスと、インピーダンスの低い回路構成にて生成され放電を検出後に加工することを主目的として印加される主放電パルスとから構成される場合がある。例えば特許文献1には、予備放電パルスと主放電パルスとを組み合わせて放電加工を行う従来技術が開示されている。
特許文献1では、主放電パルス印加のための主放電電源である第1の直流電源と、予備放電パルス印加のためのそれぞれ予備放電電源である第2および第3の直流電源と、を含む回路において、第1のスイッチと第1の直流電源を直列に接続し、第1の直流電源の正極側を被加工物に、負極側を電極に接続した主放電回路と、第2のスイッチと第2の直流電源を直列に接続し、第2の直流電源の正極側を電極に、負極側を被加工物に接続した負極性の予備放電回路と、第3のスイッチと第3の直流電源を直列に接続し、第3の直流電源の正極側を被加工物に、負極側を電極に接続した正極性の予備放電回路と、を設けたワイヤ加工放電装置が記載されている。そして、正極性および負極性の予備放電回路を交互に閉じると共に、いずれの場合も第1のスイッチをオンすることにより極間を流れる正極性の放電電流に主放電回路による主放電電流を重畳させている。
この従来の放電加工装置では、予備放電パルスは第2の直流電源と第3の直流電源とを交互に使用して発生させ、ワイヤ電極と被加工物とに対して付与される極性が相互に入れ替わるようにしている。これは、加工液に水を用いる場合に電蝕を防止する効果がある。すなわち、直流で加工をする場合、極間電圧の平均値がゼロではなく極性を持つと、加工液を介して電界電流が流れ、被加工物表面が軟質化するが、第2の直流電源と第3の直流電源とを交互に使用することで、極間の平均電圧の絶対値をゼロの近づけることができ、これにより被加工物表面の軟質化を防止することができる。一方、アーク放電はカソードとアノードとで加工特性が異なることが知られている。すなわち、被加工物をカソードとして加工を行うか、またはアノードとして加工を行うかでは、加工特性が異なる。このため、加工に大きく寄与する主放電パルスは、被加工物を正極とし、ワイヤ電極を負極とする「正極性」のもとで発生される。なお、以下では、被加工物が正極、電極が負極になる極性を「正極性」と呼び、被加工物が負極、電極が正極になる極性を「逆極性(または負極性)」と呼ぶことにする。
特許文献1では、第2のスイッチをオンすることにより負極性の予備放電回路に電流が流れ、予備放電パルスが電極間に印加される。続いて、放電を検出した時刻にて第2のスイッチをオフし、第1のスイッチをオンすることで主放電回路に電流が流れ、主放電パルスが電極間に供給される。ここで、主放電パルスのパルス幅を期間t2とする。続いて、主放電パルスを停止することで浮遊リアクトルに流れていた電流を回生すると同時に極間は消沈時間となる休止時間が設けられている。その後、第3のスイッチをオンすることで正極性の予備放電回路に電流が流れ、先とは異なる極性の予備放電パルスが極間に印加される。さらに放電を検出した時刻にて第3のスイッチをオフし、第1のスイッチをt2の期間オンすることで主放電パルスを極間に印加する。そして、このような動作を加工が終了するまで繰り返す。
加工は主に荒加工、中仕上げ加工、仕上げ加工、超仕上げ加工と順々にエネルギーを落として行われることが一般的である。つまり主放電パルスのパルス幅t2は荒加工のときがもっとも広く、中仕上げ、仕上げになると順々に小さくなっていく。あるいはまた、仕上げ加工、超仕上げ加工になると主放電パルスは印加せず予備放電パルスのみで加工が行われる場合もある。
特許3436019号公報
特許文献1において、予備放電パルスの後に印加される主放電パルスは予備放電パルス印加時の極性に依らず同一パルス幅となる期間t2だけオンされている。しかしながら、放電特性はカソードとアノードとで異なるために予備放電パルス印加時の放電もまた放電形態の異なるものと考えてよい。例えば被加工物がカソードとして働くときはカソードスポットを伴う径の細く、電流密度の高い形状、アノードとして働くときには径が広く電流密度の低い形状を伴う。そのため、予備放電パルス印加後の主放電パルスは正極性加工に統一されて入るものの、その初期においては予備放電パルス印加時の放電特性を引きずっていると考えることができる。特に仕上げ加工など主放電パルスの放電電流が小さくなると予備放電電流と加工電流(加工エネルギー)との差も小さくなる。したがって、予備放電時の放電状態の影響はそれだけ大きく残ると考えてよい。このように予備放電時の放電特性の相違が主放電パルス印加時に影響を及ぼす場合には、従来の加工方法を適用すると、最適な加工を行うことができないという問題点がある。
また、電極に付与される極性に依存してアーク放電特性が変化するのみならず、電極の材質に依存して放電開始電圧も変化する。つまり、電極の材質が異なる場合には放電開始電圧もまた異なると考えてよい。放電開始電圧の差は放電が開始するまでの時間の差である放電遅れ時間の差となってあらわれることになる。極間電圧は極間距離を把握するための重要な指標であるが、極間電圧に電極の材質に依存した差が生じると極間距離を精度よく保つことができない。そのためワイヤ断線や加工精度不良といった加工品質の低下につながる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、加工精度等が良質な品質の高い加工を実現するなど最適な加工を行うことが可能な放電加工装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる放電加工装置は、交互に極性を切り替えて出力される予備放電パルスと、この予備放電パルスによる放電を検出した後に続いて出力される主放電パルスとを、加工用電極と被加工物との間に印加して放電加工を行う放電加工装置において、前記予備放電パルスのうち前記被加工物を正極、前記加工用電極を負極として出力された正極性の予備放電パルスに続いて印加される主放電パルスと、前記予備放電パルスのうち前記被加工物を負極、前記加工用電極を正極として出力された逆極性の予備放電パルスに続いて印加される主放電パルスとに対して、前記各主放電パルスの電流波形形状を相互に異なるように設定して出力することを特徴とする。
この発明によれば、極性が交互に切り替わる予備放電パルスと、主放電パルスとの組み合わせにて加工を行う放電加工装置において、予備放電時の極性に応じて続いて印加される主放電パルスの電流波形形状を変化させ、各主放電パルスの電流波形形状を相互に異なるように設定することにより、放電特性に応じた最適な加工を行うことが可能となり、高精度な加工を行うことができる、という効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる放電加工装置の概略構成を示す図である。 図2は、制御部から出力されるスイッチング信号波形の一例ならびに、そのときの極間電圧波形および極間電流波形を示す図である。 図3は、正極性加工および逆極性加工の特徴を比較して示した図表である。 図4は、特許文献1に記載されているワイヤ放電加工装置の回路構成図である。 図5は、特許文献1に記載されているスイッチング信号波形を示す図である。
符号の説明
1 放電加工装置
3 電源部および放電加工部
4 制御部
7 第1の直流電源
8 第2の直流電源
9 第3の直流電源
11 被加工物
12 加工用電極
30 加工パラメータ
31 動作識別処理部
32 上位コントローラ
101 電極
102 被加工物
103 第1のスイッチ
104 第1の直流電源
105 通電チップ
106 サージ電圧吸収回路
107,124,125,126 ダイオード
108 第2のスイッチ
109 第2の直流電源
110,114,122 抵抗
112 コンデンサ
113 インダクタンス
115 制御回路
116,117,123 駆動回路
120 第3のスイッチ
121 第3の直流電源
127,128 信号線
以下に、本発明にかかる放電加工装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態
図1は、本発明の実施の形態にかかる放電加工装置の概略構成を示す図であり、電源部を中心として示した機能ブロック図である。図1において、放電加工装置1は、電源部および放電加工部3と、制御部4と、を備えている。
電源部および放電加工部3は電源部を有しており、この電源部は詳細には予備放電電源5(サブ電源とも呼ぶ。)と主放電電源6(メイン電源とも呼ぶ。)とからなる。そして、予備放電電源5(サブ電源とも呼ぶ。)および主放電電源6は、それぞれ後述する予備放電パルスおよび主放電パルスを、被加工物11と加工用電極である電極12とからなる電極間(すなわち、極間)に印加している。またこれらのタイミングは制御部4において制御されている。
より詳細に説明すると、まず、予備放電電源5は、直流電源である第1の電源7と、直流電源である第2の電源8と、FETなどのスイッチング素子であるSW1,SW2と、ダイオードD1,D2,D3,D4と、電流制限抵抗R1,R2と、を備えて構成される。
第1の電源7の+(プラス)端子はダイオードD1のアノードと接続され、−(マイナス)端子は第2の電源8の+端子と接続される。ダイオードD1のカソードはスイッチング素子SW1のドレインに接続され、スイッチング素子SW1のソースは電流制限抵抗R1と接続される。同様に、電流制限抵抗R2はダイオードD2のアノードと接続され、ダイオードD2のカソードはスイッチング素子SW2のドレインと接続される。また、スイッチング素子SW2のソースは第2の電源8の−端子と接続される。さらに、第2の電源の−端子はダイオードD3のアノードと接続され、ダイオードD3のカソード側は電流制限抵抗R1と接続される。同様に、電流制限抵抗R2とダイオードD4のアノードとが接続され、ダイオードD4のカソードと第1の電源7の+端子とが接続される。
第1の電源7の−端子と第2の電源の+端子とを接続する接続点は、電極12に接続されている。また、電流制限抵抗R1のスイッチング素子SW1と接続されていない側の端部は被加工物11に接続され、さらに、電流制限抵抗R2のダイオードD2と接続されていない側の端部も被加工物11に接続される。
第1の電源7はスイッチング素子SW1を介して被加工物11、電極12に正極性となる予備放電パルスAを印加し、第2の電源8はスイッチング素子SW2を介して被加工物11、電極12に逆極性となる予備放電パルスBを印加する。このとき第1の電源7と第2の電源8とは別電源であることから予備放電パルスAと予備放電パルスBの電圧設定は任意に調整することが可能である。
また、電流制限抵抗R1、電流制限抵抗R2は、それぞれ予備放電パルスA、予備放電パルスBの印加時に電流が流れるものであるから、それぞれを別の値に設計することによりこれらの電流量を調整することもできる。
一方、主放電電源6は、直流電源である第3の電源9と、スイッチング素子SW3、SW4と、ダイオードD5、D6とを備えて構成されている。スイッチング素子SW3のドレインは第3の電源9の+端子と接続される。スイッチング素子SW3のソースはダイオードD5のカソードと接続され、この接続点は被加工物11に接続される。スイッチング素子SW4のソースは第3の電源の−端子と接続されている。スイッチング素子SW4のドレインはダイオードD6のアノードと接続され、この接続点が電極12に接続される。このような構成とすることで主放電電源6からスイッチング素子SW3,SW4のオン−オフにより正極性となる主放電パルスが出力されることになる。
一方、放電加工装置1の外部には、加工パラメータ30および動作識別処理部31を備えた上位コントローラ32が設けられている。加工パラメータ30には、加工動作や加工条件などを示す情報が含まれており、動作識別処理部31は、加工パラメータ30の情報に基づき、放電加工を行う際に必要な制御情報(以下「加工情報」という。)を識別して制御部4に伝達する。ここで、この制御情報とは、例えば、加工速度、面粗さ、電極消耗、真直度等の何れを重視するかといった情報などが含まれている。
制御部4は、動作識別処理部31から出力される加工情報を用いて被加工物11と加工用電極12との間に印加すべき加工パワーを決定するとともに、スイッチング素子SW1〜SW4をスイッチング制御するためのパルス信号におけるパルス幅(パルス印加時間)、パルス休止幅(パルス休止時間)、および相互の組み合わせパターンを決定する。スイッチング素子SW1〜SW4は、制御部4から出力されるスイッチング信号に基づいて制御され、被加工物11と加工用電極12との間には所望の極間電圧、極間電流が任意の波形タイミングで供給される。
図2は、制御部4から出力されるスイッチング信号波形の一例ならびに、そのときの極間電圧波形および極間電流波形を示す図である。より詳細に説明すると、同図(a)乃至(d)はそれぞれスイッチング素子SW1乃至スイッチング素子SW4に印加されるスイッチング信号を示している。
時刻t0にてスイッチング素子SW1をオンすると第1の電源7→ダイオードD1→スイッチング素子SW1→電流制限抵抗R1→被加工物11→電極12→第1の電源7、の経路で電流が流れ、予備放電パルスが極間に出力される。このときの予備放電パルスは、被加工物11が正極、電極12が負極となる正極性の予備放電パルスであり、後述の逆極性の予備放電パルスと区別して、予備放電パルスAと呼ぶことにする。被加工物11と電極12とが絶縁状態(非放電状態)である場合は、正極性の予備放電パルスAは電圧パルスとなって極間に現われる。時刻t0〜t1間の予備放電パルスAは、その極間電圧の電圧値がV1となるように設定されている。
時刻t1にて放電を検出すると、スイッチング素子SW1をオフすると同時にスイッチング素子SW3、及びスイッチング素子SW4をオンする。なお、放電の検出は例えば電流検出器(図示せず)を電源部および放電加工部3に設け、放電開始に伴う電流を検出することで検出することができる。これにより第3の電源9→スイッチング素子SW3→被加工物11→電極12→スイッチング素子SW4→第3の電源9の経路で電流が流れ、主放電パルスが極間に出力される。なお、予備放電パルスAにより放電が誘起し、予備放電パルスAに続いて印加される主放電パルスを主放電パルスAと呼ぶことにする。主放電パルスAの印加中、時刻t2でスイッチング素子SW3をオフすると浮遊のインダクタンス成分により被加工物11、電極12に流れていた電流は、被加工物11→電極12→スイッチング素子SW4→ダイオードD5→被加工物11の経路で還流する。さらに時刻t3の直前にてスイッチング素子SW4もオフすることで被加工物11→電極12→ダイオードD6→第3の電源9→ダイオードD5→被加工物11、の経路で電流は電源側に回生される。なお、同図中の極間電流波形に示すように、主放電パルスAは期間T1印加されている。
時刻t3から休止期間S1を隔てた時刻t4にてスイッチング素子SW2がオンとなる。これにより第2の電源8→電極12→被加工物11→電流制限抵抗R2→ダイオードD2→スイッチング素子SW2→第2の電源8、の経路で電流が流れ、予備放電パルスBが極間に出力される。被加工物11と電極12とが絶縁状態(非放電状態)である場合は、逆極性の予備放電パルスBは電圧パルスとなって極間に現われる。時刻t4〜t5間の予備放電パルスBは、その極間電圧の電圧値がV2となるように設定されている。なお、V2は前述のV1と独立、すなわち、一般に異なる値に設定することができる。
続いて、時刻t5にて放電を検出すると、スイッチング素子SW2をオフすると同時にスイッチング素子SW3、及びスイッチング素子SW4をオンする。これにより主放電パルスAと同様に極間には電流が流れ始める。なお、予備放電パルスBにより放電が誘起し、この予備放電パルスBに続いて印加される主放電パルスを主放電パルスBと呼ぶことにする。同図中の極間電流波形に示すように、主放電パルスBは期間T2印加されている。
主放電パルスBでは還流期間を設けていない。これにより時刻t6でスイッチング素子SW3、スイッチング素子SW4を同時にオフしている。極間に流れていた電流は、被加工物11→電極12→ダイオードD6→第3の電源9→ダイオード5→被加工物11、の経路で電源側に回生され、時刻t5〜t7間(期間T2)において極間電流波形として略三角波形状を得る。
時刻t7から休止時間S2を隔てた時刻t8において、スイッチング素子SW1をオンとすることで予備放電パルスAが印加され、一連の動作が繰り返されることになる。なお、S2は前述のS1と独立に設定することができる。
上述のごとく、主放電パルスの印加による主放電電流は、電流回生の時間がある分だけ、スイッチング素子SW3,SW4をオフしてもしばらくの間は流れ続けている。これにより休止時間S1、S2は制御タイミングとしては主放電電流停止のためにスイッチング素子SW3,SW4が同時にオフとなる瞬間から次の予備放電パルス印加までの時間となるが、本質的(物理的)には主放電電流が終了してから(すなわち、ゼロになってから)次の予備放電パルスが印加されるまでの時間を指す(同図中、S1,S2の期間を参照)。ここでは主放電パルスAによる主放電電流(主放電電流A)が終了してから予備放電パルスBが印加するまでの時間を休止時間S1、主放電パルスBによる主放電電流(主放電電流B)が終了してから予備放電パルスAが印加するまでの時間を休止時間S2としている。
また予備放電パルスAを発生させるための第1の電源7と予備放電パルスBを発生させるための第2の電源8は独立であり、したがって、予備放電パルスAは電圧値V1に、予備放電パルスBは電圧値V2に設定されている。
なお、本実施の形態では主放電パルスAを還流波形、主放電パルスBを三角波形としたがこの形状および電流ピーク値は任意であり、一例である。
ここで予備放電パルスA、予備放電パルスB、主放電パルスA、主放電パルスB、及び休止時間S1、S2が持つ意味について説明する。
図3は、正極性加工および逆極性加工の特徴を比較して示した図表である。同図において、“○”の意味は“△”よりも優れていることを意味し、逆に“△”の意味は“○”よりも劣っていることを意味している。同図から分かるように、加工速度、電極消耗(ワイヤ断線)、あるいは真直度を重視した加工を行うには正極性加工を行うことが好ましい条件となり、一方、面粗さを重視した加工を行うには逆極性加工を行うことが好ましい条件となる。通常の主放電電源は高速性を追求しているため正極性で加工が行われる。予備放電電源もまた高速性のためには正極性のみで加工を行うことが望ましいが、加工液に水を用いる場合には単極性のみで加工すると電触が起きることが知られている。そこで、加工に補助的な役割をもつ予備放電電源を用いて極間の平均電圧が0Vになるように交流波形を印加し、調整するのが一般的である。
正極性と逆極性とで加工特性が異なるのはアノードとカソードとで放電の広がり方が違うためと考えられている。すなわち電流密度の差が異なることが加工状態の差を生んでいるといえる。主放電パルスは予備放電パルスよりも一般的に電流値が大きく、加工に与える影響は大きい。すなわち加工全体としては正極性加工の効果が主としてあらわれることになる。しかし、主放電パルスの加工エネルギー(電荷量、電流ピーク値、印加電圧、電流パルス幅などで決定される)が小さい加工(例えば仕上げ加工や細線加工)の場合は予備放電電流の影響は相対的に大きくなる。つまり、加工速度、真直性、電極消耗(ワイヤ断線)、面粗さといった上記の加工特性は予備放電パルスの印加状況に応じて変化し、正極性の場合は上述のごとく加工速度、電極消耗(ワイヤ断線)、真直度の優位に働くし、逆極性の場合は面粗さ向上に優位に働く。
さらにまた、正極性である主放電パルスの電流もその直前の予備放電パルスの特性により影響を受ける。例えば予備放電パルスが正極性であり、主放電パルスも正極性となる、主放電パルスAの場合は、予備放電により決定される電極表面の形状(電流密度)がそのまま主放電パルスへとつながるため、いわば予備放電自体が主放電パルス同様の特性と扱ってよいといえる。しかし、予備放電パルスが逆極性、主放電パルスが正極性となる主放電パルスBの場合は、逆極性のときの電極表面の形状から正極性のときの電極表面の形状へと移り変わっていくため、主放電パルスBの印加初期は予備放電パルスBの逆極性の特性を引きずっていると考えてよい。
さらに放電は、一回一回は独立ではあるものの、その前の放電の影響を受けやすい。逆極性である予備放電パルスBの印加前に正極性の予備放電パルスA及び主放電パルスAが印加されていると、その後の休止時間S1が十分でない場合は同一箇所で放電が誘発されやすく、さらにまた正極性のときの電極表面の形状を引きずるため本来の逆極性の特質を生かすことができない。
これらのことから正極性、逆極性の特性を十分に加工に生かすためには、単に主放電パルスを正極性とするだけでなく、(1)予備放電パルス自体の放電特性を十分に生かし、(2)予備放電パルスの後に印加される主放電パルスも予備放電パルスの特性に応じて変化させ、(3)主放電パルスの後に印加される予備放電パルスの特性を生かすために主放電パルスと予備放電パルスとの間の休止時間を適正にする、ことが望ましいといえる。
<正極性加工の能力を十分に生かす場合>
逆極性として働くのは予備放電パルスBのみであり、予備放電パルスA、主放電パルスA、主放電パルスBは正極性であるから、予備放電パルスB及びその前後のパラメータを変化させることで正極性加工の能力を十分に生かすことができる。(1)予備放電パルスBにより放電する放電電流と予備放電パルスAにより放電する放電電流とでは、予備放電パルスBにより放電する放電電流を小さくするように設計する。例えば、電流制限抵抗R2を電流制限抵抗R1より大きくしてもよいし、第1の電源7の電源電圧V1を第2の電源8の電源電圧V2より高く設定しても良い。ただし、電源電圧を高くする場合は後述の放電開始電圧の影響も考慮する必要がある。(2)主放電パルスBの放電初期は逆極性の影響を受けやすい。そのため正極性の特性を生かすためには主放電パルスAよりも電流ピーク値を大きく、電荷量を大きくするなど放電エネルギーを大きく設定することが望ましい。すなわち、主放電パルスAと主放電パルスBとに対して、例えば主放電パルスBの電流ピーク値をより大きくし、電流波形形状を相互に異なるものとしている。あるいは、投入エネルギーは主放電パルスAの印加により稼げるとすれば、逆極性の影響を受けている主放電パルスBは極端にエネルギーを小さくしてしまってもよい。ただし、これは加工材質やワイヤ径、板厚など加工環境に依存するためどのように設計するかは一義的には決められない。(3)休止時間S1を小さくすることで正極性加工の主放電パルスAの影響を予備放電パルスBに及ぼすことができる。つまり逆極性の特性を小さくすることができる。なお、休止時間の定量的な長さもまた加工環境に応じて変化するため一義的に決められるものではないが、少なくとも休止時間S2よりも休止時間S1の方が短く設定することが望ましい。
<逆極性加工の能力を十分に生かす場合>
上記とは逆に予備放電パルスA及びその後の主放電パルスAの寄与が大きくなるようにパラメータを変化させることで逆極性加工の能力を十分に生かすことができる。(1)予備放電パルスBにより放電する放電電流は予備放電パルスAにより放電する放電電流よりも大きく設計する。例えば、電流制限抵抗R2を電流制限抵抗R1より小さくしてもよいし、第1の電源7の電源電圧V1を第2の電源8の電源電圧V2より低く設定しても良い。ただし、前述と同様に後述の放電開始電圧の影響を受けることも考慮する必要がある。(2)主放電パルスBの放電初期は逆極性の影響を受けていることから主放電パルスBの電流ピーク値を低くすることが望ましい。さらに、加工エネルギーを確保したい場合には還流波形を用いることで放電初期の逆極性の電極表面の形状に近い状況のまま加工エネルギーを増やすことも可能となる。(3)正極性加工とは逆に休止時間S1は休止時間S2よりも長く設定することが望ましい。これにより、正極性の主放電パルスが逆極性の予備放電パルスBに及ぼす影響を抑制することができる。
ただし、上記制御は一例であり、休止時間や加工材質に応じてそれぞれの特性も異なることから、どのような制御を行うことが望ましいかは場合による。
本実施の形態によれば、正極性、逆極性の2つの予備放電パルスを交互に切り替えて放電加工を行う場合において、各予備放電パルスに続いて印加する主放電パルスのそれぞれの印加形態を異ならせることで、より良い加工を行うことができる。すなわち、予備放電パルスの極性に応じて主放電パルスの電流波形形状を変化させ、それらを相互に異なるように設定することで、放電特性に合わせて加工電流形状を最適化し、高精度な加工を行うことができる。上述のように、電流波形形状を予備放電パルスの極性に応じて変化させるには、例えば電荷量を変化させ放電特性に応じて投入エネルギーを変化させる場合や、電流ピーク値を変化させる場合などがある。
また、予備放電電流自体の大きさを異ならせることで正極性、逆極性の特性をより顕著に反映させ、最適な加工を行うことができる。
さらにまた、主放電パルスをオフした後から予備放電パルス印加までの休止時間を適正にすることで予備放電パルスが持つ正極性、逆極性のそれぞれの特性をよりよく引き出すことができる。すなわち、休止時間S1とS2とを相互に異なる値に設定するなど、放電特性に応じて休止時間を設定することにより高精度な加工を行うことができる。
なお、放電特性に応じて変化させる上記パラメータはそれぞれ独立であり、必ずしもすべてを満たすように組み合わせる必要は無い。例えば、電流制限抵抗R2を電流制限抵抗R1より小さく(逆極性の影響が大きい)設定しつつも休止時間S1を休止時間S2よりも短く(正極性の影響が大きい)設定しても良い。
次に放電開始電圧の特性について述べる。
予備放電パルスの本来の目的は放電を誘起することにある。正極性、逆極性の特性とは加工中、すなわち放電開始後に流れる放電電流の特性であり、放電のきっかけとなる絶縁破壊の現象とは異なる。放電開始の瞬間もまたカソードとアノードとで特性が異なることから最適値が存在することになる。放電ギャップはワイヤや加工の挙動により変化し、数十ms〜数百msのオーダで変動するが、数μs〜数十μsのオーダで印加される放電間隔から鑑みればほとんど変動していないと考えてよい。このとき材質により放電開始電圧が異なるときには、予備放電パルスAと予備放電パルスBの電圧V1、V2がそれぞれ同じであれば放電開始までの時間(放電遅れ時間)が異なることになる。
例えばワイヤ電極が放電しやすい物質であり、カソードとして働く正極性の場合(予備放電パルスA)について図2をもとに説明する。V1=V2とすれば、予備放電パルスAを印加し、放電を検出して停止するまでの時間(t1−t0)は予備放電パルスBの印加時間(t5−t4)に比べて短くなりやすい。逆に言えば予備放電パルスBの印加時間が不必要に長くなっていることになる。これは、放電周波数の低下につながるため、加工速度が低下していることになる。加工効率を適正に保つ場合には放電遅れ時間が予備放電パルスBも予備放電パルスAもおよそ一定であることが望ましく、この分だけ印加電圧を異ならせる必要がある。上記の場合であれば、予備放電パルスBの放電遅れ時間を短くするべくV2>V1となるように設定すればよい。
このように同一放電確率となる放電電圧を選定することで加工ギャップが安定し、放電効率は向上し、加工速度の向上が図れる。
なお、V1とV2との関係は材質により異なるため一概には言えないが、工作物に対してワイヤ電極は比較的自由に選定できることからワイヤ電極を放電特性のよい(放電開始電圧の低い)材質を選び、上述のごとくV2>V1と設計するほうがよいといえる。放電開始電圧の低い材質とは例えばZnなどである。
<従来の技術の問題点>
図4は、特許文献1に記載されているワイヤ放電加工装置の回路構成図であり、図5は、特許文献1に記載されているスイッチング信号波形を示す図である。図4に示すように、従来のワイヤ放電加工装置は、電極101、被加工物102、第1のスイッチ103、第1の直流電源104、通電チップ105、サージ電圧吸収回路106、ダイオード107、第2のスイッチ108、第2の直流電源109、抵抗110、コンデンサ112、インダクタンス113、抵抗114、制御回路115、駆動回路116、117、第3のスイッチ120、第3の直流電源121、抵抗122、駆動回路123、ダイオード124、125、126、および信号線127、128、を備えている。
図4において、第2の直流電源109および第3の直流電源121は予備放電パルス印加の為の予備放電電源であり、第1の直流電源104は主放電パルス印加のための主放電電源である。この従来のワイヤ放電加工装置では、加工液に水を用いているために電蝕防止として第2の直流電源109と第3の直流電源121とを交互に印加して加工極性を替えて予備放電パルスを発生させる。一方、加工に大きく寄与する主放電パルスは被加工物102を正極とし、電極101を負極とする正極性加工のもとで発生させる。
図5において、スイッチ108をオンすることにより第2の直流電源109−電極101−被加工物102−ダイオード125−スイッチ108−第2の直流電源109のループで電流が流れ、予備放電パルスが電極間に印加される。放電を検出した期間t1後にてスイッチ108をオフし、スイッチ103をオンすることで第1の電源104−被加工物102−電極101−ダイオード124−スイッチ103−第1の電源104のループで主放電パルスが供給される(期間t2)。続いて、期間t3では主放電パルスを停止することで浮遊リアクトルに流れていた電流を回生すると同時に極間は消沈時間となる休止時間が設けられている。その後、スイッチ120をオンすることで第3の直流電源121−被加工物102−電極101−ダイオード126−スイッチ120−第3に直流電源121のループで電流が流れ、先とは異なる極性の予備放電パルスが極性に印加される。さらに放電を検出した期間t1後にてスイッチ120をオンし、スイッチ103をt2の期間オンすることで主放電パルスを極間に印加する。
特許文献1においては、予備放電パルスの後に印加される主放電パルスは極性に寄らず同一パルス幅となる期間t2だけオンされている。しかしながら、放電特性はカソードとアノードとで異なるために予備放電パルス印加時の放電もまた放電形態の異なるものと考えてよい。例えばカソードとして働くときはカソードスポットを伴う径の細く、電流密度の高い形状、アノードとして働くときには径が広く電流密度の低い形状を伴う。予備放電パルス印加後の主放電パルスは正極性加工に統一されて入るものの、その初期においては予備放電パルス印加時の放電特性を引きずっていると考えることができる。特に仕上げ加工など主放電パルスの放電電流が小さくなると予備放電電流と加工電流(加工エネルギー)の差も小さくなる。予備放電時の放電状態の影響はそれだけ大きく残ると考えてよい。従来の放電加工装置では、予備放電時の極性によらずに主放電パルスを同じように印加しているので、正極性加工または逆極性加工の能力を十分に生かした高精度の加工を行うことが困難であるという問題点が存在する。本実施の形態は、このような従来の技術の問題点を解消するものである。
以上のように、本発明にかかる放電加工装置は、高速、低消耗、高面精度、高真直精度など、必要に応じて最適な方法を選ぶことにより高精度で高機能な加工を行うことができる発明として有用である。

Claims (4)

  1. 交互に極性を切り替えて出力される予備放電パルスと、この予備放電パルスによる放電を検出した後に続いて出力される主放電パルスとを、加工用電極と被加工物との間に印加して放電加工を行う放電加工装置において、
    前記被加工物を正極、前記加工用電極を負極として出力された正極性の第1の予備放電パルスに続いて印加され前記被加工物を正極、前記加工用電極を負極として出力される正極性の第1の主放電パルスと、
    この第1の主放電パルスの印加後に前記被加工物を負極、前記加工用電極を正極として出力された逆極性の第2の予備放電パルスに続いて印加され前記被加工物を正極、前記加工用電極を負極として出力される正極性の第2の主放電パルスとに対して、
    前記第2の主放電パルスにより出力される電荷量を前記第1の主放電パルスにより出力される電荷量よりも大きくし、または、前記第2の主放電パルスにより出力される電荷量を前記第1の主放電パルスにより出力される電荷量よりも小さくしたことを特徴とする放電加工装置。
  2. 交互に極性を切り替えて出力される予備放電パルスと、この予備放電パルスによる放電を検出した後に続いて出力される主放電パルスとを、加工用電極と被加工物との間に印加して放電加工を行う放電加工装置において、
    前記被加工物を正極、前記加工用電極を負極として出力された正極性の第1の予備放電パルスに続いて印加され前記被加工物を正極、前記加工用電極を負極として出力される正極性の第1の主放電パルスと、
    この第1の主放電パルスの印加後に前記被加工物を負極、前記加工用電極を正極として出力された逆極性の第2の予備放電パルスに続いて印加され前記被加工物を正極、前記加工用電極を負極として出力される正極性の第2の主放電パルスとに対して、
    前記第2の主放電パルスの電流ピーク値を前記第1の主放電パルスの電流ピーク値よりも大きくし、または、前記第2の主放電パルスの電流ピーク値を前記第1の主放電パルスの電流ピーク値よりも小さくしたことを特徴とする放電加工装置。
  3. 交互に極性を切り替えて出力される予備放電パルスと、この予備放電パルスによる放電を検出した後に続いて出力される主放電パルスとを、加工用電極と被加工物との間に印加して放電加工を行う放電加工装置において、
    前記主放電パルスの印加後に休止時間を設けて加工を行う場合に、
    前記被加工物を正極、前記加工用電極を負極として出力された正極性の予備放電パルスの印加後に設けられた休止時間と、
    前記被加工物を負極、前記加工用電極を正極として出力された逆極性の予備放電パルスの印加後に設けられた休止時間とを、
    相互に異なるように設定したことを特徴とする放電加工装置。
  4. 交互に極性を切り替えて出力される予備放電パルスと、この予備放電パルスによる放電を検出した後に続いて出力される主放電パルスとを、加工用電極と被加工物との間に印加して放電加工を行う放電加工装置において、
    前記被加工物を正極、前記加工用電極を負極として出力された正極性の第1の予備放電パルスに続いて印加され前記被加工物を正極、前記加工用電極を負極として出力される正極性の第1の主放電パルスと、
    この第1の主放電パルスの印加後に前記被加工物を負極、前記加工用電極を正極として出力された逆極性の第2の予備放電パルスに続いて印加され前記被加工物を正極、前記加工用電極を負極として出力される正極性の第2の主放電パルスとに対して、
    前記第2の予備放電パルスによる放電電流を前記第1の予備放電パルスによる放電電流よりも小さくし、または、前記第2の予備放電パルスによる放電電流を前記第1の予備放電パルスによる放電電流よりも大きくしたことを特徴とする放電加工装置。
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