JP5206377B2 - 電子部品モジュール - Google Patents

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本発明は電子部品モジュールに関し、詳しくは、弾性表面波デバイスや弾性境界波デバイスなどの弾性波デバイスを含む弾性波モジュールと他の電子部品とが共通基板に搭載され、トランスファーモールド樹脂で覆われた電子部品モジュールに関する。
近年、モバイル機器向けの電子部品モジュールでは、小型・低背化が進んでいる。その中で、分波器(デュプレクサ)など電子部品モジュールに搭載されている弾性波デバイスは、弾性表面波や弾性境界波などの弾性波が伝搬する領域に隣接して振動空間を確保することが必要なため、電子部品モジュールの低背化のネックになってきた。
例えば、図10の断面図に示す電子部品モジュールは、モジュール基板130の接続電極134上に、IC135、抵抗器136、インダクタ137、コンデンサ138、SAW(弾性表面波)デバイス139が実装され、樹脂層140で覆われ、封止されている。SAWデバイス139は、圧電基板131に形成されたIDT電極132の周囲の振動空間133を局所的に封止する構造体を有している。(例えば、特許文献1参照)。
また、特許文献2には、送信フィルタと受信フィルタとを接続するセラミック基板内にインダクタ成分が形成された分波器が提案されている。
特開2002−217673号公報 特開平11−26623号公報
図10の構成において、SAWデバイス139の振動空間133を封止する構造体に樹脂を用い、樹脂層140をトランスファーモールド工程で一括形成する場合、振動空間133が潰れてしまわないように、構造体について、IDT電極132に対向する天板部分を厚くする、あるいは天板部分の周囲の支持層を高くするなどの対応が必要である。天板部分にセラミックなど無機材料を用いれば樹脂材料より薄くできるが、衝撃で割れやすいため、薄くするにしても限界がある。
また、樹脂層140をトランスファーモールドするときの高圧力が、振動空開133を封止する構造体の天板部分に直接作用しないようにするため、構造体とモジュール基板との間の隙間にアンダーフィル樹脂を予め充填しておくことが有効である。しかし、これはコストアップ要因であるとともに、ボイドが発生しやすいため、信頼性面でも好ましくない。
また、図10の構成では、モジュール基板上に弾性波デバイス139と平行にインダクタ137を配置しているため、小型化にも不利な構造である。
特許文献2に開示されたように、送信フィルタと受信フィルタを接続する基板内にインダクタ成分を取り込むと小型化には有利である。しかしながら、セラミック基板を用いているので、薄くすると割れが問題となるため、低背化には限界がある。
本発明は、かかる実情に鑑み、弾性波デバイスと他の電子部品とが同時にトランスファーモールドされた電子部品モジュールについて、小型化、低背化、高信頼性化が可能な電子部品モジュールを提供しようとするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、以下のように構成した電子部品モジュールを提供する。
電子部品モジュールは、弾性波モジュールと、電子部品と、モジュール基板とを備える。前記弾性波モジュールは、(a)弾性波を励振する電極を含む弾性波素子が形成された圧電基板の主面に、前記弾性波素子の周囲を覆い振動空間を形成する構造体が配置された複数の弾性波デバイスと、(b)前記構造体が対向するように複数の前記弾性波デバイスが搭載された共通基板と、(c)前記共通基板上に配置され前記弾性波デバイスを覆う被覆樹脂とを有する。前記電子部品は、半導体デバイス、キャバシタンスデバイス、インダクタンスデバイスのうち少なくとも1つを含む。前記モジュール基板は、前記弾性波モジュール及び前記電子部品が搭載される。前記トランスファーモールド樹脂は、前記モジュール基板上に配置され前記弾性波モジュール及び前記電子部品を覆う。前記弾性波モジュールの前記被覆樹脂は、前記共通基板と前記弾性波デバイスの前記構造体との間に配置される。前記被覆樹脂のガラス転移温度は、前記トランスファーモールド樹脂のガラス転移温度より高い。
樹脂の温度がガラス転移温度を超えると、樹脂は急激に軟化する。上記構成において、弾性波デバイスの構造体と共通基板との間に配置された被覆樹脂のガラス転移温度は、トランスファーモールド樹脂のガラス転移温度よりも高いため、トランスファーモールド樹脂を形成する際に、トランスファーモールド樹脂の温度が被覆樹脂のガラス転移温度を超えないようにして、被覆樹脂によって強度を確保することができる。
そのため、弾性波デバイスの振動空間を形成する構造体について弾性波素子に対向する天板部分の厚みを薄くしても、また、弾性波デバイスが搭載された共通基板を薄くしても、トランスファーモールド樹脂を形成することができ、電子部品モジュールの低背化が可能である。
また、被覆樹脂によってトランスファーモールド樹脂を形成する際の強度を確保することができるので、共通基板がインダクタを含む樹脂基板の場合、共通基板について、トランスファーモールド樹脂のガラス転移温度の制約に関係なく、低誘電率等のインダクタ形成に有利な物性の樹脂を選択できるので、インダクタの小型化が可能であり、ひいては電子部品モジュールの小型化が可能である。
また、被覆樹脂によってトランスファーモールド樹脂を形成する際の強度を確保することができるので、弾性波デバイスの構造体が樹脂の場合、構造体について、トランスファーモールド樹脂のガラス転移温度の制約を受けずに、振動空間の封止に有利な低透湿性や低アウトガスといった物性をもった樹脂材料が選択できる。そのため、信頼性の良好な弾性波デバイスの形成が可能であり、ひいては電子部品モジュールの高信頼性化が可能である。
さらに、弾性波モジュールは、半導体やキャパシタなどの空洞が不要な他の電子部品と同時にトランスファーモールドできるので、電子部品モジュールのモールドコストを低く抑えることができる。また、弾性波デバイスとモジュール基板との間にアンダーフィルを入れる場合と比較して、ボイドが発生しにくいため、電子部品モジュールの低コスト化と、高信頼性確保が可能である。
本発明によれば、弾性波デバイスと他の電子部品とが同時にトランスファーモールドされた電子部品モジュールについて、小型化、低背化、高信頼性化が可能である。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図7を参照しながら説明する。
<実施例1> 本発明の実施例1の電子部品モジュール50について、図1〜図7を参照しながら説明する。
図1は、弾性波デバイス10の断面図である。図2〜図7は、電子部品モジュール50の作製工程を示す断面図である。
図7に示すように、実施例1の電子部品モジュール50は、モジュール基板52上に、半導体デバイスである半導体デバイス42と、インダクタンスデバイスであるチップコイル44と、不図示のキャパシタンスデバイスと、弾性波モジュール40とが搭載され、トランスファーモールド樹脂46で全体が覆われ、封止されている。
弾性波モジュール40は、図4に示すように、共通基板30に、送信用の弾性波デバイス10と受信用の弾性波デバイス10kとが搭載され、被覆樹脂32で覆われ、封止されている。
弾性波デバイス10,10kは基本的な構成は同じである。すなわち、図1に示すように、圧電基板12の一方主面12bに、弾性波を励振するための櫛歯状電極であるIDT(Inter Digital Transducer)電極14とパッド電極15とを含む導電パターンが形成されている。IDT電極14は保護膜16で覆われている。IDT電極14を含む弾性波素子の周囲には、支持層20が形成されている。支持層20には、カバー層22が、支持層20により圧電基板12との間に間隔を設けて配置され、カバー層22は圧電基板12に沿って延在する。支持層20及びカバー層22は、IDT電極14を含む弾性波素子の周囲を覆い振動空間13を形成する構造体である。圧電基板12の一方主面12bのうち、振動空間13に隣接する部分において、弾性波が自由に伝搬するようになっている。
支持層20及びカバー層22には、支持層20及びカバー層22を貫通するビアホール導体18が形成されている。ビアホール導体18の一端はパッド電極15に接続され、他端にはアンダーバンプメタル23が形成されている。アンダーバンプメタル23上には、弾性波デバイス10を搭載するためのはんだバンプ24が形成されている。
図4に示すように、弾性波デバイス10,10kは、振動空間13,13kが圧電基板12,12kと共通基板30との間に配置されるように、共通基板30に搭載され、被覆樹脂32により全体が覆われ、封止される。これによって、弾性波モジュール40が形成される。被覆樹脂32は、弾性波デバイス10,10kの構造体のカバー層22,22kと共通基板30との間にも配置されている。
図7に示すように、弾性波モジュール40は、他の電子部品42,44とともにモジュール基板52に搭載され、全体がトランスファーモールド樹脂46で覆われ、封止される。
次に、電子部品モジュール50の製造方法について、図1〜図7を参照しながら説明する。
(1)まず、弾性波デバイス10,10kを作製する。
図1に示す送信用の弾性波デバイス10は、次のように作製する。すなわち、圧電基板12の一方主面12b上に、IDT電極14を含む弾性波素子のパターンと、パッド電極15と、IDT電極14とパッド電極15との間を接続する2層配線パターン(図示せず)とを形成する。圧電基板12には、タンタル酸リチウム(LiTaO)、ニオブ酸リチウム(LiNbO)、四ほう酸リチウム(Li)、水晶などを用いる。IDT電極14やパッド電極15の材料には、Al、Cu、Pt、Au、Ta、W、Ni、Tiのなどの金属や、それらの合金を用いる。2層配線パターンの材料には、Cu/Tiを用いる。
次いで、IDT電極14の保護膜16として、SiO膜(厚さ25nm)を形成する。SiO膜はパッド電極15上には形成しない。
次いで、IDT電極14の周囲の振動空間13を局所的に封止する構造体となる支持層20とカバー層22を形成する。支持層20は、感光性ポリイミド(厚さ10μm)を塗布し、パターニングする。このとき、パッド電極15が露出するようにパターニングし、支持層20にビアホール(貫通孔)を形成する。カバー層22は、ポリイミドの支持層20上に、シリカフィラー入りのエポキシ系樹脂フィルム(厚さ10μm)を貼り付けたる。
次いで、カバー層22のフィルムについて支持層20のビアホールに対応する箇所にレーザでビアホール(貫通孔)を形成し、支持層20及びカバー層22のビアホール内に電界メッキでCuを充填してビアホール導体18を形成する。
次いで、ビアホール導体18上に、アンダーバンプメタル23となるNiをメッキした後、Ni膜(厚さ0.3μm)上にはんだ濡れ確保膜であるAu(厚さ0.1μm)をメッキする。
次いで、圧電基板12の他方主面12aを研削して、圧電基板12を厚さ90μmまで薄化する。
次いで、はんだペースト印刷を行い、リフローし、フラックス洗浄することで、はんだバンプ24を形成する。
次いで、圧電基板12、支持層20、カバー層22をダイシングし、個片化することで、送信用の弾性波デバイス10を得る。
同様にして、受信用の弾性波デバイス10kを作製する。
(2)次に、弾性波デバイス10,10kを共通基板30に実装して、弾性波モジュール40を作製する。
すなわち、図2に示すように、送信用の弾性波デバイス10と受信用の弾性波デバイス10kとを、それぞれはんだバンプ24,24kにフラックスを転写して、共通基板30にマウントし、リフローすることにより、実装する。実装後のはんだバンプ24,24kの高さは、20μmである。
共通基板30は、インダクタンス31を内蔵する樹脂基板である。共通基板30の樹脂材料としては、例えばポリフェニレンエーテル樹脂(PPE樹脂)や低誘電率BTレジンを用いるとよい。また、共通基板30は3層配線構造であり、インダクタンス31は樹脂のA層30aと樹脂のB層30bとの間に形成し、共通基板30の全体の厚さは60μmである。
次いで、図4に示すように、共通基板30に搭載された弾性波デバイス10,10kを覆うように、被覆樹脂32を形成する。被覆樹脂32は、弾性波デバイス10,10kの振動空間13,13kを封止するカバー層22,22kと共通基板30との間にも形成する。
被覆樹脂32には、ガラス転移温度が、後述するトランスファーモールド樹脂46のガラス転移温度よりも高い樹脂、例えばガラス転移温度(Tg点)が395℃のポリイミド樹脂を用いる。被覆樹脂32は、高Tg−PPE樹脂(Tg点230℃)などでもよい。このとき、弾性波デバイス10,10kの裏面10s,10tを覆う被覆樹脂32は、厚さが1μm以下となるよう制御し、350℃に加熱して被覆樹脂32を硬化させる。
弾性波デバイス10,10kの外側を取り囲む被覆樹脂32は、トランスファーモールド樹脂46の形成時の温度では軟化が起こらないため、弾性波デバイス10,10kの支持層20,20k、カバー層22,22k、共通基板30の樹脂層30a,30bのそれぞれを薄くすることが可能である。
次いで、共通基板30と被覆樹脂32とをダイシングすることにより、図4に示す弾性波モジュール40を得る。
弾性波モジュール40の厚さは、インダクタンスを内蔵した状態で1+90+10+10+20+60=191μmと低背にできる。
(3)次に、弾性波モジュール40を含む電子部品モジュール50を作製する。
すなわち、図5に示すように、モジュール基板52にはんだバンプ43,45,41を形成し、半導体デバイス42、キャパシタンスデバイス(図示せず)、インダクタデバイス44とともに弾性波モジュール40をマウントし、それらを一括でリフロー、フラックス洗浄することにより、モジュール基板52と各電子部品42,44,40との電気的接続を得る。
次いで、図6に示すように、各電子部品42,44,40を覆うトランスファーモールド樹脂46を形成する。このとき、トランスファーモールド樹脂46には、Tg点が180℃のエポキシ系樹脂を用い、トランスファーモールド樹脂46のTg点より若干高い190℃の温度条件でトランスファーモールドを行う。樹脂はTg点を境に大幅に軟化するため、トランスファーモールドの温度条件は、一般的にトランスファーモールドに用いる樹脂のTg点よりも若干高い温度に設定する。
次いで、モジュール基板52及びトランスファーモールド樹脂46をブレード60を用いてダイシングし、分割することで、図7に示す電子部品モジュール50を得る。
以上の工程で作製される電子部品モジュール50は、低背化が可能である。
すなわち、トランスファーモールド樹脂46と被覆樹脂32は、トランスファーモールド樹脂46のガラス転移温度が弾性波モジュール40の被覆樹脂32のガラス転移温度より低くなるように、材料が選択される。そして、トランスファーモールド樹脂46を形成する際に、トランスファーモールド樹脂46の温度が被覆樹脂32のガラス転移温度を超えないようにする。被覆樹脂32の温度がガラス転移温度を超えると、被覆樹脂32は急激に軟化して強度、剛性が低下するが、トランスファーモールド樹脂46を形成する際に被覆樹脂32はガラス転移温度を超えないため、被覆樹脂32は軟化せず、被覆樹脂32によって強度、剛性を確保することができる。そのため、弾性波デバイス10の構造体であるカバー層22を薄くしたり、支持層20を薄くしたり、共通基板30を薄くしたりしても、トランスファーモールド樹脂46を形成することができる。よって、電子部品モジュール50の低背化が可能である。
また、図8に示す比較例1の電子部品モジュール50sのように、弾性波モジュール40sの共通基板30sにセラミックを用いる場合には、セラミックを薄くすると割れが問題となるため、電子部品モジュール50sの低背化には限界がある。これに対して、実施例1の電子部品モジュール50においては、弾性波モジュール40の共通基板30を薄くすることができ、比較例1よりも低背化が可能である。
また、トランスファーモールド樹脂46を形成する際に被覆樹脂32によって強度、剛性を確保することができるので、共通基板30について、トランスファーモールド樹脂46のガラス転移温度の制約に関係なく、インダクタンス31の形成に有利な低誘電率等の物性の樹脂を選択できるので、インダクタンス31の小型化が可能であり、ひいては電子部品モジュール50の小型化が可能である。
また、トランスファーモールド樹脂46を形成する際に、弾性波デバイス10,10kは被覆樹脂32によって強度、剛性を確保することができるので、弾性波デバイス10,10kの構造体を形成する支持層20,20kやカバー層22,22kには、トランスファーモールド樹脂のガラス転移温度の制約を受けずに、振動空間13,13kの封止に有利な低透湿性や低アウトガスといった物性をもった樹脂材料を選択できる。そのため、信頼性の良好な弾性波デバイス10,10kの形成が可能であり、ひいては電子部品モジュール50の高信頼性化が可能である。
さらに、弾性波モジュール40は、半導体デバイス42やチップコイル44などの空洞が不要な他の電子部品と同時にトランスファーモールドできるので、電子部品モジュール50のモールドコストを低く抑えることができる。
また、電子部品モジュール50は、図8の断面図に示す比較例2の電子部品モジュール50tのように弾性波モジュール40tとモジュール基板52tとの間にアンダーフィル樹脂48を配置する場合と比べると、ボイドが発生しにくいため、電子部品モジュール50の低コスト化と、高信頼性確保が可能である。
<まとめ> 弾性波が伝搬する領域に隣接する振動空間を局所的に封止する樹脂系の構造体を持った弾性波デバイスを、インダクタ成分を内蔵する樹脂系基板の共通基板に実装し、振動空間を封止する構造体とインダクタ成分を内蔵する共通基板との間に、トランスファーモールド樹脂よりもTg点(ガラス転移点)の高い材料を配置することによって、小型・低背・高信頼性で、かつ半導体部品など空洞が不要な他の電子部品と同時にトランスファーモールドできる弾性波デバイスを内蔵した電子部品モジュールを作製できる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、種々変更を加えて実施することが可能である。
弾性波デバイスの断面図である。(実施例1) 電子部品の製造工程を示す断面図である。(実施例1) 電子部品の製造工程を示す断面図である。(実施例1) 電子部品の製造工程を示す断面図である。(実施例1) 電子部品の製造工程を示す断面図である。(実施例1) 電子部品の製造工程を示す断面図である。(実施例1) 電子部品の製造工程を示す断面図である。(実施例1) 電子部品の断面図である。(比較例1) 電子部品の断面図である。(比較例2) 電子部品の断面図である。(従来例)
符号の説明
10,10k 弾性波デバイス
12,12k 圧電基板
13,13k 振動空間
14 弾性波励振電極(IDT電極)
18 ビアホール導体
20,20k 支持層(構造体)
22,22k カバー層(構造体)
30 共通基板
32 被覆樹脂
40 弾性波モジュール
42 半導体デバイス(半導体デバイス)
44 チップコイル(インダクタンスデバイス)
46 トランスファーモールド樹脂
50 電子部品モジュール
52 モジュール基板

Claims (1)

  1. 弾性波を励振する電極を含む弾性波素子が形成された圧電基板の主面に、前記弾性波素子の周囲を覆い振動空間を形成する構造体が配置された複数の弾性波デバイスと、前記構造体が対向するように複数の前記弾性波デバイスが搭載された共通基板と、前記共通基板上に配置され前記弾性波デバイスを覆う被覆樹脂とを有する弾性波モジュールと、
    半導体デバイス、キャバシタンスデバイス、インダクタンスデバイスのうち少なくとも1つを含む電子部品と、
    前記弾性波モジュール及び前記電子部品が搭載されたモジュール基板と、
    前記モジュール基板上に配置され前記弾性波モジュール及び前記電子部品を覆うトランスファーモールド樹脂と、
    を備え、
    前記弾性波モジュールの前記被覆樹脂は、前記共通基板と前記弾性波デバイスの前記構造体との間に配置され、
    前記被覆樹脂のガラス転移温度は、前記トランスファーモールド樹脂のガラス転移温度より高いことを特徴とする電子部品モジュール。
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JP2010273200A (ja) 圧電部品の製造方法及びこれにより製造した圧電部品

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