JP5148725B2 - 液封入式防振装置 - Google Patents
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Description
前記液室形成部材が外周部に前記第2取付具に固定されるリング状の取付部材を有し、
前記第2取付具が、前記液体封入室を内部に持つ筒状部材と、前記アクチュエータを内部に収容する椀状部材とを、両者の開口端部同士でかしめ固定してなり、
前記筒状部材の開口端部が、軸直角方向外方に張り出した第1フランジ部と、前記第1フランジ部の先端から軸方向外方に延出されて前記液室形成部材の取付部材を内側に嵌合保持する嵌合筒部とからなり、
前記椀状部材の開口端部が、軸直角方向外方に張り出した第2フランジ部と、前記第2フランジ部の先端から軸方向外方に延出されたかしめ用筒部とからなり、
前記取付部材の外周面又は前記嵌合筒部の内周面にゴム状弾性体からなるシール材が設けられて、前記取付部材を前記嵌合筒部に対し前記シール材を介して嵌合した状態に圧入し、前記取付部材が嵌合した前記嵌合筒部を前記椀状部材の前記第2フランジ部上に載せて、前記椀状部材に前記アクチュエータを収容しかつ前記可動軸を前記液室形成部材に連結させた状態で、前記かしめ用筒部により前記筒状部材の開口端部を包み込むようにかしめ固定してあり、
前記可動軸が、軸直角方向外方に突出する被ストッパ部を備え、
前記アクチュエータを前記椀状部材内に吊り下げ状態に保持する保持板を有し、前記保持板は、外周端部が前記かしめ用筒部によりかしめ固定されるとともに、中央部に前記可動軸が貫通する開口部を有し、前記可動軸の前記軸方向における変位により前記被ストッパ部が当たることで当該変位を制限するストッパ部が前記開口部に設けられ、
前記被ストッパ部は、前記ストッパ部よりも前記アクチュエータ側に位置する第1被ストッパ部を含み、前記第1被ストッパ部は、前記可動軸の軸心を挟んで対向する部分が軸直角方向外方に突出した形状をなしており、
前記保持板の前記開口部は、前記第1被ストッパ部が挿通可能なように第1軸直角方向に長い開口形状をなし、前記第1軸直角方向に直交する第2軸直角方向において相対向する開口縁部が前記ストッパ部を構成しており、前記第1被ストッパ部を前記開口部に挿通させてから回転させることで前記被ストッパ部と前記ストッパ部とからなるストッパ手段が構成されたものである。
前記液室形成部材が外周部に前記第2取付具に固定されるリング状の取付部材を有し、
前記第2取付具が、前記液体封入室を内部に持つ筒状部材と、前記アクチュエータを内部に収容する椀状部材とを、両者の開口端部同士でかしめ固定してなり、
前記筒状部材の開口端部が、軸直角方向外方に張り出した第1フランジ部と、前記第1フランジ部の先端から軸方向外方に延出されて前記液室形成部材の取付部材を内側に嵌合保持する嵌合筒部とからなり、
前記椀状部材の開口端部が、軸直角方向外方に張り出した第2フランジ部と、前記第2フランジ部の先端から軸方向外方に延出されたかしめ用筒部とからなり、
前記取付部材の外周面又は前記嵌合筒部の内周面にゴム状弾性体からなるシール材が設けられて、前記取付部材を前記嵌合筒部に対し前記シール材を介して嵌合した状態に圧入し、前記取付部材が嵌合した前記嵌合筒部を前記椀状部材の前記第2フランジ部上に載せて、前記椀状部材に前記アクチュエータを収容しかつ前記可動軸を前記液室形成部材に連結させた状態で、前記かしめ用筒部により前記筒状部材の開口端部を包み込むようにかしめ固定してあり、
前記液室形成部材がゴム状弾性膜からなるダイヤフラムであり、前記防振基体と前記ダイヤフラムの間において前記防振基体と前記軸方向に対向した状態にゴム状弾性支持部を介して前記第2取付具側に連結された加振板が設けられ、前記液体封入室が、前記加振板により、前記防振基体が室壁の一部をなす第1液室と、前記ダイヤフラムが室壁の一部をなすとともにオリフィス通路を介して前記第1液室と連通された第2液室と、に仕切り構成され、前記可動軸が、前記ダイヤフラムを貫通した状態で前記ダイヤフラムに結合されるとともに、前記加振板に連結されて前記加振板を前記軸方向に加振駆動するよう構成され、
前記可動軸が、軸直角方向外方に突出する被ストッパ部を備え、
前記アクチュエータを前記椀状部材内に吊り下げ状態に保持する保持板を有し、前記保持板は、外周端部が前記かしめ用筒部によりかしめ固定されるとともに、中央部に前記可動軸が貫通する開口部を有し、前記可動軸の前記軸方向における変位により前記被ストッパ部が当たることで当該変位を制限するストッパ部が前記開口部に設けられ、
前記可動軸が、前記ダイヤフラムに対する結合部である軸部材を備え、前記軸部材に、前記ダイヤフラムが一体に成形されるとともに、前記被ストッパ部が設けられ、前記保持板が、前記ダイヤフラムを前記椀状部材内の前記アクチュエータの収容空間から区画するように設けられたものである。
図1は自動車のエンジンマウントとして組付けられる第1実施形態に係る能動型液封入式防振装置の断面図である。この液封入式防振装置は、エンジン側に取り付けられる上側の第1取付具10と、車体側のフレームに取り付けられる有底筒状をなす下側の第2取付具12と、両取付具10,12を連結するゴム状弾性体からなる防振基体14と、該防振基体14が室壁の一部をなす第1液室16と、第1液室16の室壁の別の一部をなす加振板18と、該加振板18を加振駆動して第1液室16の圧力を制御するアクチュエータ20と、室壁の一部がゴム膜からなるダイヤフラム22で形成された第2液室24と、第1液室16と第2液室24を連通させるオリフィス通路26と、を備えて構成されている。
図6は第2実施形態に係る能動型液封入式防振装置の断面図である。第2実施形態は、ダイヤフラム22の取付部材40の形状が第1実施形態とは異なる。
図7は第3実施形態に係る能動型液封入式防振装置の断面図である。第3実施形態は、可動軸48の軸方向Xにおける変位を制限するストッパ手段88を設けた点で第1実施形態とは異なる。
上記実施形態では、シール材76をダイヤフラム22の取付部材40の外周面に固設したが、シール材は、嵌合筒部70の内周面に固設してもよい。その場合、防振基体14の加硫成形時に、嵌合筒部70の内周面にシール材を加硫接着させることができる。
Claims (6)
- 第1取付具と、
筒状をなす第2取付具と、
前記第1取付具と前記第2取付具を連結するゴム状弾性体からなる防振基体と、
前記第2取付具の軸方向において前記防振基体と対向した状態に前記第2取付具に取り付けられて前記第2取付具の内側に前記防振基体との間で液体封入室を形成する液室形成部材と、
前記液室形成部材を挟んで前記液体封入室と反対側に配されて可動軸が前記液室形成部材に連結されたアクチュエータと、
を備え、
前記液室形成部材が外周部に前記第2取付具に固定されるリング状の取付部材を有し、
前記第2取付具が、前記液体封入室を内部に持つ筒状部材と、前記アクチュエータを内部に収容する椀状部材とを、両者の開口端部同士でかしめ固定してなり、
前記筒状部材の開口端部が、軸直角方向外方に張り出した第1フランジ部と、前記第1フランジ部の先端から軸方向外方に延出されて前記液室形成部材の取付部材を内側に嵌合保持する嵌合筒部とからなり、
前記椀状部材の開口端部が、軸直角方向外方に張り出した第2フランジ部と、前記第2フランジ部の先端から軸方向外方に延出されたかしめ用筒部とからなり、
前記取付部材の外周面又は前記嵌合筒部の内周面にゴム状弾性体からなるシール材が設けられて、前記取付部材を前記嵌合筒部に対し前記シール材を介して嵌合した状態に圧入し、前記取付部材が嵌合した前記嵌合筒部を前記椀状部材の前記第2フランジ部上に載せて、前記椀状部材に前記アクチュエータを収容しかつ前記可動軸を前記液室形成部材に連結させた状態で、前記かしめ用筒部により前記筒状部材の開口端部を包み込むようにかしめ固定してあり、
前記可動軸が、軸直角方向外方に突出する被ストッパ部を備え、
前記アクチュエータを前記椀状部材内に吊り下げ状態に保持する保持板を有し、前記保持板は、外周端部が前記かしめ用筒部によりかしめ固定されるとともに、中央部に前記可動軸が貫通する開口部を有し、前記可動軸の前記軸方向における変位により前記被ストッパ部が当たることで当該変位を制限するストッパ部が前記開口部に設けられ、
前記被ストッパ部は、前記ストッパ部よりも前記アクチュエータ側に位置する第1被ストッパ部を含み、前記第1被ストッパ部は、前記可動軸の軸心を挟んで対向する部分が軸直角方向外方に突出した形状をなしており、
前記保持板の前記開口部は、前記第1被ストッパ部が挿通可能なように第1軸直角方向に長い開口形状をなし、前記第1軸直角方向に直交する第2軸直角方向において相対向する開口縁部が前記ストッパ部を構成しており、前記第1被ストッパ部を前記開口部に挿通させてから回転させることで前記被ストッパ部と前記ストッパ部とからなるストッパ手段が構成された
液封入式防振装置。 - 前記第1被ストッパ部が軸方向視で長方形状をなし、前記保持板の前記開口部が軸方向視で前記第1軸直角方向に長い長方形状に開口している、請求項1記載の液封入式防振装置。
- 前記被ストッパ部が、前記第1被ストッパ部と、該第1被ストッパ部に対して前記軸方向に離間して設けられた第2被ストッパ部とからなり、前記ストッパ部が前記第1被ストッパ部と前記第2被ストッパ部との間に配された、請求項1又は2記載の液封入式防振装置。
- 前記液室形成部材がゴム状弾性膜からなるダイヤフラムであり、前記防振基体と前記ダイヤフラムの間において前記防振基体と前記軸方向に対向した状態にゴム状弾性支持部を介して前記第2取付具側に連結された加振板が設けられ、前記液体封入室が、前記加振板により、前記防振基体が室壁の一部をなす第1液室と、前記ダイヤフラムが室壁の一部をなすとともにオリフィス通路を介して前記第1液室と連通された第2液室と、に仕切り構成され、前記可動軸が、前記ダイヤフラムを貫通した状態で前記ダイヤフラムに結合されるとともに、前記加振板に連結されて前記加振板を前記軸方向に加振駆動するよう構成された請求項1〜3のいずれか1項に記載の液封入式防振装置。
- 第1取付具と、
筒状をなす第2取付具と、
前記第1取付具と前記第2取付具を連結するゴム状弾性体からなる防振基体と、
前記第2取付具の軸方向において前記防振基体と対向した状態に前記第2取付具に取り付けられて前記第2取付具の内側に前記防振基体との間で液体封入室を形成する液室形成部材と、
前記液室形成部材を挟んで前記液体封入室と反対側に配されて可動軸が前記液室形成部材に連結されたアクチュエータと、
を備え、
前記液室形成部材が外周部に前記第2取付具に固定されるリング状の取付部材を有し、
前記第2取付具が、前記液体封入室を内部に持つ筒状部材と、前記アクチュエータを内部に収容する椀状部材とを、両者の開口端部同士でかしめ固定してなり、
前記筒状部材の開口端部が、軸直角方向外方に張り出した第1フランジ部と、前記第1フランジ部の先端から軸方向外方に延出されて前記液室形成部材の取付部材を内側に嵌合保持する嵌合筒部とからなり、
前記椀状部材の開口端部が、軸直角方向外方に張り出した第2フランジ部と、前記第2フランジ部の先端から軸方向外方に延出されたかしめ用筒部とからなり、
前記取付部材の外周面又は前記嵌合筒部の内周面にゴム状弾性体からなるシール材が設けられて、前記取付部材を前記嵌合筒部に対し前記シール材を介して嵌合した状態に圧入し、前記取付部材が嵌合した前記嵌合筒部を前記椀状部材の前記第2フランジ部上に載せて、前記椀状部材に前記アクチュエータを収容しかつ前記可動軸を前記液室形成部材に連結させた状態で、前記かしめ用筒部により前記筒状部材の開口端部を包み込むようにかしめ固定してあり、
前記液室形成部材がゴム状弾性膜からなるダイヤフラムであり、前記防振基体と前記ダイヤフラムの間において前記防振基体と前記軸方向に対向した状態にゴム状弾性支持部を介して前記第2取付具側に連結された加振板が設けられ、前記液体封入室が、前記加振板により、前記防振基体が室壁の一部をなす第1液室と、前記ダイヤフラムが室壁の一部をなすとともにオリフィス通路を介して前記第1液室と連通された第2液室と、に仕切り構成され、前記可動軸が、前記ダイヤフラムを貫通した状態で前記ダイヤフラムに結合されるとともに、前記加振板に連結されて前記加振板を前記軸方向に加振駆動するよう構成され、
前記可動軸が、軸直角方向外方に突出する被ストッパ部を備え、
前記アクチュエータを前記椀状部材内に吊り下げ状態に保持する保持板を有し、前記保持板は、外周端部が前記かしめ用筒部によりかしめ固定されるとともに、中央部に前記可動軸が貫通する開口部を有し、前記可動軸の前記軸方向における変位により前記被ストッパ部が当たることで当該変位を制限するストッパ部が前記開口部に設けられ、
前記可動軸が、前記ダイヤフラムに対する結合部である軸部材を備え、前記軸部材に、前記ダイヤフラムが一体に成形されるとともに、前記被ストッパ部が設けられ、
前記保持板が、前記ダイヤフラムを前記椀状部材内の前記アクチュエータの収容空間から区画するように設けられた
液封入式防振装置。 - 前記被ストッパ部が前記軸方向に離間して一対設けられ、前記ストッパ部が前記一対の被ストッパ部の間に配された、請求項5記載の液封入式防振装置。
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