JP5088975B2 - ワイヤ放電加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ワイヤ放電加工装置に関し、特にワイヤ電極が断線に至る限界のテンションを演算しつつテンション制御を行うワイヤ放電加工装置に関する。
加工電極とワーク間の間歇放電による放電加工を、板状等のワークに対するワイヤ電極による糸鋸状の切断加工に適用したワイヤ放電加工は広く知られ普及してきており、このワイヤ放電加工においては、極間の状態やワイヤ電極のテンションによって加工途中でワイヤ電極の断線事故を生じさせることがある。
そこで、従来は、特許文献1または特許文献2に示すように、ワイヤ電極の断線を防止すべく、ワイヤ電極のテンション設定値(張力設定値)を適切に設定するとともに、検出されたワイヤ電極のテンション(張力)がテンション設定値(張力設定値)となるようにテンション制御を行いつつワイヤ放電加工を行っていた。
特開2003−266247号公報 特開平10−309631号公報
ところで、従来のテンション制御は、高い加工精度を維持するためテンション設定値を十分に大きな値に設定してワイヤ電極に十分なテンションを付与しつつ、断線を確実に防止するため例えば放電加工の電気的なエネルギー量が十分に小さくなるような加工条件を選択する等して行われることが多かった。
しかしながら、このようにテンション制御を行うと、十分な加工精度が得られ確実な断線の防止が図られる反面、加工速度が遅くなり加工効率の大幅な低下を招くこととなり、加工速度が加工精度や断線防止の過剰スペックの犠牲になっているとの指摘もなされていた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、ワイヤ電極が断線に至る限界のテンションを演算しつつテンション制御を行うことにより、ワイヤ電極の断線を防止しながらも加工効率の向上を図ることができるワイヤ放電加工装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、ワイヤ放電加工装置に係る請求項1の発明は、ワイヤ電極のテンション制御を行いつつ所定の加工条件に基づいて前記ワイヤ電極とワークとの間に形成される極間に所定の電圧を印加し前記ワークの放電加工を行うワイヤ放電加工装置において、予め定められた前記放電加工の電気的なエネルギー量を示すデータを前記放電加工に用いられる前の前記ワイヤ電極の断面積から前記放電加工によるワイヤ電極の断面積の減少量を減じた断面積で除した前記ワイヤ電極の単位断面積当たりの前記放電加工の電気的なエネルギー量と前記ワイヤ電極が断線に至る限界のテンションを示すデータとの相関関係と、前記放電加工中において検出された前記放電加工の電気的なエネルギー量を示すデータと、に基づいて前記放電加工中における前記ワイヤ電極が断線に至る限界のテンションを演算する限界テンション演算手段と、前記限界テンション演算手段により演算された限界のテンションに基づいて前記ワイヤ電極のテンション制御を実行するテンション制御実行手段と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、上記各手段を有することとしたので、ワイヤ電極が断線に至る限界のテンションを演算しつつ該限界のテンションに基づいてテンション制御を行うことができ、ワイヤ電極の断線を防止しながらも加工効率の向上を図ることができる。
前記放電加工によるワイヤ電極の断面積の減少量を、前記ワイヤ電極の単位繰り出し速度当たりの前記放電加工の電気的なエネルギー量と相関づけて表すこととすれば(請求項2)、限界のテンションを更に一層精度よく演算することができる。
更に、前記放電加工の電気的なエネルギー量を示すデータを放電回数で除して、前記相関関係を、前記ワイヤ電極の単位断面積当たりかつ放電1回当たりの前記放電加工の電気的なエネルギー量と、前記限界のテンションを示すデータと、の相関関係とすることとすれば、限界のテンションを更に精度よく演算することができる(請求項)。
更に、前記相関関係を数式で表し、前記数式を、該数式により演算される前記限界のテンションが該限界のテンションを示すデータのうち最も下限側にあるデータを下回るように所定のマージンを含んで生成することとすれば、限界のテンションを確実に安全側で演算することができる(請求項4)。
前記ワークを介して上側および下側に配置され前記ワイヤ電極をガイドするワイヤガイドを内包し前記極間に前記加工液を噴射する噴射ノズルを備え、前記相関関係を、前記噴射ノズルから噴射される加工液の液圧に基づいて設定することとすれば(請求項5)、より詳しくは、前記ワークを介して上側および下側に配置され前記ワイヤ電極をガイドするワイヤガイドを内包し前記極間に前記加工液を噴射する噴射ノズルを備え、前記噴射ノズルから噴射される前記加工液の液圧と所定の閾値との大小関係を判断することにより前記噴射ノズルの前記ワークに対する離間状態を判断する第1の判断手段と、前記第1の判断手段により判断された前記離間状態に基づいて前記マージンを設定するマージン設定手段と、を有することとすれば(請求項6)、ワイヤ電極の断線に影響を及ぼす液圧に応じてつまり噴射ノズルのワークに対する離間状態に応じてマージンが設定され、限界となるテンションを更に確実に安全側で演算することができる。
ここで、前記データ検出手段は、所定のサンプリングタイムの周期で前記データを逐次検出するとともに、前記限界テンション演算手段は、前記データ検出手段により逐次検出されたデータに基づいて前記限界のテンションを逐次演算し、前記限界テンション演算手段により逐次演算される限界のテンションの最新データに基づいて前記テンション制御に用いられるテンション設定値を逐次更新設定しつつ前記テンション制御実行手段に送信するテンション設定値更新設定手段を有することとすれば、最新の限界のテンションに基づいてテンション設定値が逐次更新設定されるので適切なテンション設定値を設定することができる(請求項)。
前記テンション制御実行手段は、前記更新設定の際に予め定められた増減量に基づいて前記テンション設定値を段階的に増減させて前記テンション制御を実行することとすれば、テンション設定値の更新設定を段階的に増減させて行うことができるので該更新設定がテンション制御の外乱となることを確実に防止することができる(請求項)。
前記限界テンション演算手段により演算された限界のテンションが、加工精度の許容値と対応するように予め定められたテンション制御範囲内にあるか否かを判断する第2の判断手段を有し、該第2の判断手段が、前記演算された限界のテンションが前記テンション制御範囲の下限値よりも小さいと判断する場合は、前記テンション設定値更新設定手段は、前記限界のテンションに代えて前記下限値をテンション設定値として更新設定することとすれば、ワイヤ電極の断線を所要に防止しつつ加工精度を確実に許容範囲内とすることができる(請求項)。
前記第2の判断手段が、前記演算された限界のテンションが前記テンション制御範囲の所定の上限値よりも大きいと判断する場合は、前記テンション設定値更新設定手段は、前記演算された限界のテンションに代えて前記上限値をテンション設定値として更新設定することとすれば、限界のテンションがテンション制御範囲の所定の上限値を超えた領域においてワイヤ電極の断線を更に確実に防止することができる(請求項10
前記第2の判断手段が、前記演算された限界のテンションが前記テンション制御範囲の所定の上限値よりも大きいと判断する場合に、前記限界のテンションに基づいて新たな上限値を演算して該上限値を更新設定する上限値更新設定手段を有することとすれば、限界のテンションがテンション制御範囲の所定の上限値を超えた領域においてワイヤ電極の断線を防止しつつ加工精度を向上させることができる(請求項11)。
更に、前記限界テンション演算手段により演算された限界のテンションが、加工精度の許容範囲と対応するように予め定められたテンション制御範囲内にあるか否かを判断する第2の判断手段と、前記ワイヤ電極の繰り出し速度を所要に変更設定するワイヤ電極繰り出し速度変更手段と、を有し、前記第2の判断手段が、前記演算された限界のテンションが前記テンション制御範囲の下限値よりも小さいと判断する場合は、前記ワイヤ電極繰り出し速度変更手段は、前記相関関係、前記下限値、および前記放電加工の電気的なエネルギー量を示すデータに基づいて前記繰り出し速度を演算して変更設定し、前記第2の判断手段が、前記演算された限界のテンションが前記テンション制御範囲の上限値よりも大きいと判断する場合は、前記ワイヤ電極繰り出し速度変更手段は、前記相関関係、前記上限値、および前記放電加工の電気的なエネルギー量を示すデータに基づいて前記繰り出し速度を演算して変更設定することとすれば、該繰り出し速度の変更設定により限界のテンションを確実にテンション制御範囲内に設定しつつテンション制御を行うことができる(請求項12)。
ここで、前記放電加工の電気的なエネルギー量を示すデータは、加工電流を示すデータとすることとすることができる(請求項13)。すなわち、該加工電流は放電加工の電気的なエネルギー量を適切に代表するので、限界のテンションを精度よく演算することができる。
前記放電加工のベースとなる加工条件と、該ベースとなる加工条件の各構成要素を増減させるための複数の増減係数データ群と、該各増減係数データ群の前記放電加工における電気的なエネルギー量のレベルを示す指標と、を記憶するとともに、前記各増減係数データ群と前記指標とを関連させて記憶する記憶手段を有し、所要に入力された前記指標に基づいて前記記憶手段から前記増減係数データを読み出すとともに、前記ベースとなる加工条件を読み出し、更に前記ベースとなる加工条件の各構成要素に前記増減係数データを乗じて前記ベースとなる加工条件を変更して設定する加工条件設定手段を有することとすることができる。すなわち、本発明により、放電加工の電気的なエネルギー量つまり加工電流に応じて限界のテンションが演算されテンション設定値が設定されるので、従来よりも電気的なエネルギー量を上げた加工条件による放電加工が可能となる場合があるが、このような場合に電気的なエネルギー量に応じて簡易に加工条件の設定を行うことができ、作業性の向上を図ることができる(請求項14)。
本発明によれば、ワイヤ電極の断線を防止しつつ加工効率の向上を図ることができる。
本発明の第1実施形態に係るワイヤ放電加工装置の全体構成の概略を示す正面図である。 第1実施形態に係るワイヤ放電加工装置における数値制御装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るテンション制御装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る限界テンションとワイヤ電極の単位断面積当たり放電1回当たりの平均加工電流との相関関係を示すグラフである。 第1実施形態に係るワイヤ電極の断面積の減少量とワイヤ電極の単位繰り出し速度当たりの平均加工電流との相関関係を示すグラフである。 第1実施形態に係る噴射ノズルの液圧と噴射ノズルのワークに対する離間状態を示す図である。 第1実施形態に係る演算される限界テンションのマージンを説明するためのグラフである。 第1実施形態に係る制御装置によるテンション制御方法を説明するための第1のフローチャートである。 第1実施形態に係る制御装置によるテンション制御方法を説明するための第2のフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るテンション制御装置の構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係るテンション制御範囲を説明するための第1のグラフである。 第2実施形態に係るテンション制御範囲を説明するための第2のグラフである。 第2実施形態に係る制御装置によるテンション制御方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係るテンション制御装置の構成を示すブロック図である。 第3実施形態に係るテンション制御範囲を説明するためのグラフである。 第3実施形態に係る制御装置によるテンション制御方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の第4実施形態に係るテンション制御装置の構成を示すブロック図である。 第4実施形態に係るテンション制御範囲を説明するためのグラフである。 第4実施形態に係る制御装置によるテンション制御方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の第5実施形態に係る数値制御装置の構成を示すブロック図である。 第5実施形態に係るベース加工条件を説明するための図である。 第5実施形態に係る増減係数データ群を説明するための図である。 第5実施形態に係る加工条件の設定方法を説明するための図である。 本発明の第6実施形態に係る数値制御装置の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1実施形態を示すワイヤ放電加工装置の全体構成の概要を示す正面図である。図1を参照してワイヤ放電加工装置1の概要を説明すると、ワイヤ放電加工装置1は、ワイヤ電極貯蔵リール2、供給プーリ3、ブレーキ装置4、引き取り装置5からなるワイヤ電極繰り出し装置6を介してワイヤ電極Eを所定の走行経路上を走行させてワークWに供給しつつ、ブレーキ装置4の繰り出し速度を所要に制御してワイヤ電極Eに所定のテンションを付与するテンション制御を行いながらワイヤ電極EとワークWとの間に形成される極間に電圧を印加して極間制御を行いつつワークWの放電加工を行う構成となっている。このワイヤ放電加工装置1には、ワークWを挟んで上側および下側にワイヤ電極Eをガイドするワイヤガイドを内包する噴射ノズル7,8が配置されており、放電加工中は極間に加工液が連続的に噴射される。
更に、ワイヤ放電加工装置1には、数値制御装置20およびテンション制御装置60が備えられており、数値制御装置20により極間制御を行うとともに、テンション制御装置60によりテンション制御が行われる。テンション制御は、予め定められた放電加工においてワイヤ電極Eに供給される放電加工の電気的なエネルギー量を示すデータ、より詳しくは放電加工においてワイヤ電極Eに供給される加工電流を示すデータ(以下、単に加工電流データとする)、更に詳しくは加工電流データの平均値(以下、加工電流データの平均値は平均加工電流データまたは単に平均加工電流とする)とワイヤ電極Eが断線に至る限界のテンション(ワイヤ電極Eが断線に至る限界のテンションは、以下、単に限界テンションとする)を示すデータとの相関関係と、放電加工中において検出された加工電流データと、に基づいて限界テンションを逐次演算しつつ、該逐次演算された限界テンションに基づいてテンション設定値を逐次更新設定して行われる。ワイヤ放電加工装置1には、加工電流データを検出する加工電流検出器9が備えられるとともに、放電回数を検出する放電回数検出器10、噴射ノズル7,8の液圧を検出する液圧検出器11,12、ワイヤ電極Eのテンションを検出するテンション検出器13が備えられている。なお、液圧検出器11,12は噴射ノズル7,8に内包されており、テンション検出器13は、ブレーキ装置4と上側の噴射ノズル7間の走行経路上に備えられている。
図2に示すように、数値制御装置20は、入力手段30、記憶手段40、および処理手段50を有している。
入力手段30は、キーボード、マウス、タッチパネル等で構成され、オペレータが入力手段30を所要に操作することにより処理手段50における各種処理に必要な情報が入力される。本発明においては、入力手段30からは、放電加工およびテンション制御の実行開始に関する所定の情報が入力される。テンション制御の実行開始に関する情報は、数値制御装置20からテンション制御装置60に送信される。
記憶手段40は、放電加工の実行に必要なNCプログラム41および加工条件42を記憶する機能を有している。
処理手段50は、NCプログラム解読手段51、NCデータ設定手段52、加工条件設定手段53、および放電加工実行手段54として機能する。
NCプログラム解読手段51は、入力手段30から入力されたワイヤ放電加工の実行開始に関する情報に基づいて記憶手段40からNCプログラム41および加工条件42を読み出して解読し、NCデータをNCデータ設定手段52に出力するとともに、加工条件42を加工条件設定手段53に出力する機能を有している。
NCデータ設定手段52は、NCデータを所要に設定するとともに、該設定したNCデータを放電加工実行手段54に出力する機能を有している。
加工条件設定手段53は、加工条件42を所要に設定するとともに、該設定した加工条件42を放電加工実行手段54に出力し、更に加工条件42に含まれるワイヤ電極Eの径、ワークWの材質、ワイヤ電極繰り出し装置6によるワイヤ電極Eの繰り出し速度、およびテンション設定値(初期値)をテンション制御の実行開始のための情報とともにテンション制御装置60に出力する機能を有している。
放電加工実行手段54は、NCデータおよび加工条件42に基づいて所定の制御信号を生成し、ワイヤ電極繰り出し装置6、各軸駆動モータ55、電源装置56、加工液供給装置57の動作制御を行い、放電加工を実行する機能を有している。
図3に示すように、テンション制御装置60は、記憶手段70、および処理手段80を有している。
記憶手段70は、テンション制御に必要な各種情報として限界テンションの数式、液圧の第1および第2の閾値、マージン、およびテンション制御の単位増減量を記憶する機能を有している。記憶手段70に記憶されているこれら情報の詳細については以下のように説明される。
限界テンションの数式は、平均加工電流、放電回数、ワイヤ電極Eの断面積を変数とし、予め定められた平均加工電流データと限界テンションを示すデータとの相関関係より詳しくは平均加工電流をワイヤ電極Eの断面積および放電回数で除して表されるワイヤ電極Eの単位断面積当たり放電1回当たりの平均加工電流と限界テンションを示すデータとの相関関係を示すものとして数1の如く表わされる。
[数1]
限界テンション
=f(平均加工電流,放電回数,ワイヤ電極Eの断面積)
=A1×平均加工電流/(放電回数×ワイヤ電極Eの断面積)+B1−M
A1:図4の傾き(比例定数)
B1:図4の切片
M:マージン
ここで、数1の根拠となる限界テンションとワイヤ電極Eの単位断面積当たり放電1回当たりの平均加工電流との相関関係は本発明者により限界テンションはワイヤ電極Eの単位断面積当たり放電1回当たりの平均加工電流が増加するにしたがって減少するとして図4の如く明らかとされている。すなわち、数1は、数1により演算される限界テンションが該限界テンションを示すデータのうち最も下限側にあるデータを更に下回るように、限界テンションを示すデータを代表し、最小二乗法等の近似法で得られた式の式値を示すラインを下限側に所定量シフトさせて所定のマージンM(式値に対するシフト量)を含んで生成される。このようにマージンMを含むことにより、限界テンションは実際に断線に至るテンションよりも小さくなり、限界テンションを確実に安全側で演算することができる。このマージンMは、噴射ノズル7,8から噴射される加工液の液圧に基づいて、より詳しくは噴射ノズル7,8のワークWに対する離間状態に基づいて設定される。
数1に含まれるワイヤ電極Eの断面積は、数2の如く、放電加工に用いられる前のワイヤ電極Eの断面積(以下、放電加工に用いられる前のワイヤ電極Eの断面積は、初期ワイヤ電極断面積とする)から放電加工によるワイヤ電極Eの断面積の減少量を減じて演算され、更に放電加工によるワイヤ電極Eの断面積の減少量は数3の如く求められる。すなわち、数3は平均加工電流およびワイヤ電極Eの繰り出し速度を変数とし、放電加工によるワイヤ電極Eの断面積の減少量は、平均加工電流データをワイヤ電極Eの繰り出し速度で除したものつまりワイヤ電極Eの単位繰り出し速度当たりの平均加工電流と相関づけて表される。このワイヤ電極Eの断面積の減少量とワイヤ電極Eの単位繰り出し速度当たりの平均加工電流との相関を示すデータは本発明者によりワイヤ電極Eの断面積の減少量はワイヤ電極Eの単位繰り出し速度当たりの平均加工電流が増加するにしたがって増加するとして図5の如く明らかとされている。なお、これら限界テンションを演算するための数式は、ワークWの材質ごとに、かつ、ワイヤ電極Eの径ごとに設定されている。
[数2]
ワイヤ電極Eの断面積
=初期ワイヤ電極断面積−放電加工によるワイヤ電極Eの断面積の減少量
[数3]
放電加工によるワイヤ電極Eの断面積の減少量
=f(平均加工電流,ワイヤ電極Eの繰り出し速度)
=A2×平均加工電流/ワイヤ電極Eの繰り出し速度−B2
A2:図5の傾き(比例定数)
B2:図5の切片
液圧の第1および第2の閾値は、液圧検出器11,12により検出された液圧データに基づいて噴射ノズル7,8のワークWに対する離間状態を判断するための指標である。
すなわち、図6(a)に示すように、噴射ノズル7,8の液圧が第1の閾値(例えば加工条件設定手段53により設定された液圧に対し90%)以上であるときは、噴射ノズル7,8はワークWに対し密着した状態と判断され、極間への加工液の供給が良好でワイヤ電極Eの断線に関し安全な状態と判断される。
一方、図6(b)、(c)に示すように、液圧が第1の閾値(同90%)から第2の閾値(同50%)の範囲にあるときは、噴射ノズル7,8がワークWに対し所定に浮いた状態と判断され、極間への加工液の供給が不十分な準危険状態と判断される。なお、この準危険状態は、噴射ノズル7,8の一方のみが所定に浮いた片浮きの状態(図6(b))と、噴射ノズル7,8のいずれも所定に浮いた両浮きの状態(図6(c))とがある。
更に、図6(d)に示すように、液圧が第2の閾値(同50%)より小さいときは、作業者の操作ミスや加工液供給装置57のトラブル等により加工液の供給が極めて不十分な危険状態と判断される。
マージンは、噴射ノズル7,8から噴射される加工液の液圧に基づいてすなわち噴射ノズル7,8のワークWに対する離間状態に基づいて設定されている。つまり、図7に示すように、マージンは、噴射ノズル7,8がワークWに密着する安全状態では、数1乃至数3により演算される限界テンションが該限界テンションを示すデータのうち下限側にあるデータを僅かに下回るように数4の如くマージンMをXの如く設定する。また、噴射ノズル7,8が所定に浮いた準危険状態では数5の如くマージンMをXよりもα大きく設定し、更に危険状態では数6の如くマージンMをXよりもα+β大きく設定する。つまり、マージンは限界テンションと液圧との相関関係を示している。
[数4]
M=X
[数5]
M=X+α
[数6]
M=X+α+β
テンション制御の単位増減量は、テンション制御におけるテンション設定値の増減単位である。つまり、本発明においてはテンション設定値は逐次演算され更新設定されるので放電加工中におけるテンションの増減が大きくなり、テンション制御の外乱となり得る。そこで、所定の増減単位量をもって段階的にテンションを変化させつつテンション制御を行うこととしている。なお、増減単位量のうち増加単位量は相対的に小さく減少単位量は相対的に大きく設定される。
処理手段80は、ワイヤ電極及びワーク情報取得手段81、テンション設定値取得手段82、加工電流データ平均化手段83、第1の判断手段84、マージン設定手段85、限界テンション演算手段86、テンション設定値更新設定手段87、およびテンション制御実行手段88として機能し、数値制御装置20から入力されるテンション制御の実行開始に関する情報に基づいてテンション制御に関する各種処理を行う。
ワイヤ電極及びワーク情報取得手段81は、数値制御装置20の加工条件設定手段53からワイヤ電極Eの径、ワークWの材質、およびワイヤ電極Eの繰り出し速度を所要に取得するとともに、該取得したワイヤ電極Eの径、ワークWの材質、およびワイヤ電極Eの繰り出し速度を限界テンション演算手段86に出力する機能を有している。
テンション設定値取得手段82は、加工条件設定手段53からテンション設定値を所要に取得するとともに、該取得したテンション設定値をテンション設定値更新設定手段87に出力する機能を有している。
加工電流データ平均化手段83は、加工電流検出器9から所定のサンプリングタイムの周期で検出された加工電流データを入力するとともに、該入力した加工電流データを一定の周期(サンプリングタイムの周期よりも長い周期)で平均化して平均加工電流データを生成し、更に生成した平均加工電流データを限界テンション演算手段86に出力する機能を有している。
第1の判断手段84は、記憶手段70から液圧の第1の閾値および第2の閾値を読み出すとともに、液圧検出器11,12により検出された液圧データを入力し、第1および第2の閾値と液圧データとの大小関係を判断することにより上述した噴射ノズル7,8のワークWに対する離間状態を判断する機能を有している。
マージン設定手段85は、第1の判断手段84により判断された噴射ノズル7,8の離間状態に基づいて記憶手段70から数4乃至数6の如く示される所定のマージンを読み出すとともに、該読み出したマージンを所要に設定しつつ限界テンション演算手段86に出力する機能を有している。
限界テンション演算手段86は、ワイヤ電極及びワーク情報取得手段81により取得されたワイヤ電極Eの径およびワークWの材質に基づいて記憶手段70から対応する限界テンションの数式を読み出すとともに、該数式とワイヤ電極及びワーク情報取得手段81により取得されたワイヤ電極Eの繰り出し速度、加工電流データ平均化手段83により平均化された平均加工電流データ、マージン設定手段85により設定されたマージンM、および放電回数検出器10により検出された放電回数に基づいて限界テンションを演算するとともに、該演算した限界テンションをテンション設定値更新設定手段87に出力する機能を有している。
テンション設定値更新設定手段87は、テンション設定値取得手段82により取得されたテンション設定値をテンション制御の初期値として設定するとともに、限界テンション演算手段86により演算された限界テンションに基づいて、テンション設定値を逐次更新設定し、該更新設定したテンション設定値をテンション制御実行手段88に出力する。つまり、テンション設定値更新設定手段87は、逐次演算される限界テンションの最新データに基づいてテンション設定値を逐次更新設定する機能を有している。
テンション制御実行手段88は、テンション制御の単位増減量に基づきつつ、テンション検出器13により検出されたテンションとテンション設定値更新設定手段87により更新設定されたテンション設定値との差が解消されるように、制御信号を生成して出力しブレーキ装置4の動作制御を行うことにより、ワイヤ電極Eのテンションを段階的に増減させつつテンション制御を実行する機能を有している。
次に数値制御装置20およびテンション制御装置60による放電加工中のテンション制御の動作フローを図8および図9のフローチャートに基づいて詳細に説明する。
まず、ステップS100において、オペレータが数値制御装置20の入力手段30を所要に操作して放電加工の実行開始およびテンション制御の実行開始のための所定の情報を入力する。
次いで、ステップS200において、NCプログラム解読手段51が記憶手段40からNCプログラム41および加工条件42を読み出して解読し、NCデータをNCデータ設定手段52に、加工条件42を加工条件設定手段53にそれぞれ出力する。続いて、NCデータ設定手段52はNCデータを、加工条件設定手段53は加工条件42を、それぞれ所要に設定し、放電加工実行手段54に出力する。また、加工条件設定手段53は、加工条件に含まれるワイヤ電極Eの繰り出し速度およびテンション設定値(テンション設定値の初期値)とテンション制御の実行開始のための情報をテンション制御装置60に出力する。
そして、ステップS300において、放電加工実行手段54がNCデータおよび加工条件に基づいて所定の制御信号を生成して放電加工を実行する。
続いて、ステップS400において、テンション制御装置60が放電加工中において逐次演算された限界テンションに基づいてテンション設定値を逐次更新設定しつつテンション制御を実行する。このステップS400のテンション制御は、ステップS600において数値制御装置20が放電加工の終了を判断するまで行う。
このステップS400におけるテンション制御の動作フローを図9に基づいて更に詳しく説明すると次のようになる。
すなわち、ステップS410において、ワイヤ電極及びワーク情報取得手段81が数値制御装置20の加工条件設定手段53からワイヤ電極Eの径、ワークWの材質、およびワイヤ電極Eの繰り出し速度を取得するとともに、テンション設定値取得手段82がテンション設定値(テンション設定値の初期値)を取得する。
次いで、ステップS420において、加工電流検出器9、放電回数検出器10、液圧検出器11,12、テンション検出器13がそれぞれ加工電流データ、液圧データ、放電回数データ、ワイヤ電極Eのテンションデータを検出する。なお、加工電流データは加工電流データ平均化手段83により平均化されて平均加工電流として限界テンション演算手段86に出力される。
次に、ステップS430において、第1の判断手段84が液圧の第1および第2の閾値と液圧データとの大小関係を判断することにより噴射ノズル7,8のワークWに対する離間状態を判断する。
すなわち、ステップS430において、液圧が第1の閾値以上であると判断したときは(液圧が90%〜100%の範囲と判断したときは)、安全状態と判断し、ステップS440において、マージン設定手段85がマージンMをXとして設定する。
一方、ステップS430において、液圧が第1の閾値(90%)より小さいと判断し、更にステップS450において、液圧が第2の閾値(50%)以上であると判断したときは(液圧が50%〜90%の範囲と判断したときは)、準危険状態と判断し、ステップS460において、マージン設定手段85がマージンMをX+αとして設定する。
更に、ステップS450において、液圧が第2の閾値より小さいと判断したときは(液圧が0〜50%の範囲と判断したときは)、危険状態と判断し、ステップS470において、マージン設定手段85がマージンMをX+α+βとして設定する。
そして、ステップS480において、限界テンション演算手段86がステップS410で取得されたワイヤ電極Eの径およびワークWの材質に基づいて記憶手段70から対応する数式を読み出すとともに、更にステップS410で取得されたワイヤ電極Eの繰り出し速度、ステップS420で検出された放電回数、演算された平均加工電流、ステップS440、ステップ460、ステップ470で演算されたマージンMに基づいて数1乃至数3の如く限界テンションを演算する。
続いて、ステップS490において、テンション設定値更新設定手段87がステップS480で演算された限界テンションをテンション設定値として逐次更新設定する。
次いで、ステップS500において、テンション制御実行手段88がステップS420で検出されたワイヤ電極Eのテンション、ステップ490で更新設定されたテンション設定値、記憶手段70に記憶されたテンション制御の単位増減量に基づいてテンション制御の制御量を段階的に増減させながらテンション制御を行う。
以上説明したように、本発明によれば、予め定められた平均加工電流と限界テンションとの相関関係より詳しくはワイヤ電極Eの単位断面積当たりかつ放電1回当たりの平均加工電流と限界テンションを示すデータとの相関関係を示す数式と、放電加工中における平均加工電流と、に基づいて、限界テンションを演算しつつ該限界テンションに基づいてテンション制御を行うこととしたので、平均加工電流に対応して限界テンションを精度よく演算することができ、ワイヤ電極Eの断線を防止しながらも放電加工の電気的なエネルギー量を無用に小さく設定することなく放電加工を行うことができる。これにより、加工効率の飛躍的な向上を図ることができる。なお、加工電流データは、放電加工の電気的なエネルギー量を適切に代表する。
また、限界テンションの演算に用いられるワイヤ電極Eの断面積を、放電加工前のワイヤ電極Eの断面積から放電加工によるワイヤ電極Eの断面積の減少量を減じて演算することとし、更に放電加工によるワイヤ電極Eの断面積の減少量を、平均加工電流をワイヤ電極Eの繰り出し速度で除したものと相関づけた数式として表すこととしたので、限界テンションを一層精度よく演算することができる。
更に、限界テンションの数式を、該数式により演算される限界テンションが該限界テンションを示すデータのうち最も下限側にあるデータを更に下回るように、限界テンションを示すデータを代表する式の式値を示すラインを下限側に所定量シフトさせて所定のマージンMを含むように生成するとともに、マージンMをワークWに対する離間状態に応じて設定することとしたので、限界テンションを確実に安全側で演算することができる。
また、逐次演算される限界テンションの最新データに基づいてテンション制御に用いられるテンション設定値を逐次更新設定することとしたので、適切にテンション設定値を設定しつつテンション制御を行うことができる。
更に、テンション設定値を更新設定する際に、予め定められた増減量に基づいて段階的に増減させることとしたので、該更新設定がテンション制御の外乱となることを確実に防止することができる。
次に本発明の第2実施形態について図10乃至図13に基づいて説明する。本発明の第2実施形態は上述した第1実施形態のテンション制御において所定のテンション制御範囲を設定した構成を示しており、図10に示すように、テンション制御装置60の記憶手段70には、更にテンション制御範囲の下限値が記憶されている。
すなわち、テンション制御範囲の下限値は、要求される加工精度の許容限界値と対応するように予め定められるとともに、図11の如く加工精度の急激な低下を与えるテンションに対しても所要の余裕Δtを見込んで設定されるものである。テンション制御はこの下限値を下回る範囲では行われない。つまり、図12に示すように、本第2実施形態のテンション制御は限界テンションをテンション設定値としつつも、限界テンションが下限値を下回る場合には、この下限値をテンション設定値として行われる。これにより、ワイヤ電極Eの断線を所要に防止しつつ加工精度を確実に許容範囲内とすることができる。
なお、テンション制御範囲の上限値は、加工条件42に含まれるテンション設定値つまりテンション設定値取得手段82により取得された放電加工におけるテンション設定値の初期値であり、従来よりテンション制御に用いられているテンション設定値、より詳しくは高い加工精度を維持すべく十分に大きな値に設定されたテンション設定値であって、ワイヤ電極Eの断線を確実に防止すべく放電加工の電気的なエネルギー量が十分に小さい加工条件とすることを前提に設定されたテンション設定値である。図12に示すように、本第2実施形態のテンション制御はこの上限値を上回る範囲では行われない。すなわち、演算された限界テンションが上限値を上回る場合に、テンション設定値を限界テンションから所定量下げて上限値で設定することで、限界のテンションがテンション制御範囲の上限値を超えた領域においてワイヤ電極Eの断線を更に確実に防止することができる。夜間等の無人運転時に確実に断線を防止すべく、本発明の限界テンションを用いたテンション制御の採用に際し、従来より用いられているテンション設定値をテンション制御範囲の上限値とする要求も多い。
ここで、処理手段80は第2の判断手段89を有しており、第2の判断手段89は、限界テンションがテンション制御範囲にあるか否かを判断する機能を有している。すなわち、図10に戻り、第2の判断手段89は、記憶手段70からテンション制御範囲の下限値を読み出すとともに、テンション設定値取得手段82により取得されたテンション設定値の初期値をテンション制御範囲の上限値とする。そして、第2の判断手段89は、限界テンション演算手段86により演算された限界テンションが、テンション制御範囲内にあるか否かを判断し、この判断結果をテンション設定値更新設定手段90に出力する。
つまり、本第2実施形態のテンション設定値更新設定手段90は、第2の判断手段89の判断結果に基づいて、テンション設定値を更新設定し、該更新設定したテンション設定値をテンション制御実行手段88に出力する。
より詳しくは、図13のフローチャート(図9の第1実施形態のフローチャートに対し変更されるステップを示すフローチャート、より詳しくは図9のステップS490に代わるステップを示すフローチャート)に示すように、ステップS481において、第2の判断手段89が限界テンションがテンション制御範囲内にあると判断したときは、ステップS490Aにおいて、テンション設定値更新設定手段90が上述した第1実施形態におけるステップS480で演算された限界テンションをテンション設定値として更新設定する。
一方、ステップS481において、限界テンションがテンション制御範囲にないと判断され、更にステップS482において、限界テンションが上限値よりも大きいと判断さたときは、ステップS490Bにおいてテンション設定値更新設定手段90は上限値をテンション設定値として更新設定する。更に、ステップS482において、限界テンションがテンション制御範囲になく上限値以下と判断されたときは、すなわち限界テンションが下限値よりも小さいと判断されたときは、ステップS490Cにおいて、テンション設定値更新設定手段90が下限値をテンション設定値として更新設定する。
次に本発明の第3実施形態について図14乃至図16に基づいて説明する(図16は、図13の第2実施形態のフローチャートに対し追加されるステップを示すフローチャート、より詳しくは図13のステップS482からステップS490Bの間に挿入されるステップを示すフローチャート)。本発明の第3実施形態は上述した第2実施形態に対しテンション制御装置60において上限値更新設定手段91を追加した構成を示している。
すなわち、上限値更新設定手段91は、第2の判断手段89が演算された限界テンションがテンション制御範囲の上限値よりも大きいと判断する場合に、数7の如く限界テンションに基づいて新たな上限値を演算して該上限値を更新設定する機能を有している。
つまり、上限値更新設定手段91により更新設定された上限値は第2の判断手段89に出力され、以後この更新設定された上限値に基づいてテンション制御が行われる。これにより、限界のテンションがテンション制御範囲の上限値を超えた領域においてワイヤ電極Eの断線を防止しつつ加工精度を向上させることができる。夜間等の無人運転時において、ワイヤ電極Eの断線を防止しつつも更なる加工精度の向上を図るべく、限界テンションに基づいてテンション制御範囲の上限値を更新設定するテンション制御方法の要求も多い。
なお、数7の係数Fは通常1以下に設定されるが、Fを1に設定することにより、限界テンションが上限値を超えた場合は限界テンションがそのまま上限値として設定される。
[数7]
更新設定される上限設定値=F×(限界テンション−更新設定される前の上限設定値)+更新設定される前の上限設定値
E:係数
次に本発明の第4実施形態について図17乃至図19に基づいて説明する(図19は、図13の第2実施形態のフローチャートに対し追加されるステップを示すフローチャート、より詳しくは図13のステップS482からステップS490B乃至ステップS490Cの間に挿入されるステップを示すフローチャート)。本発明の第4実施形態は上述した第2実施形態に対しテンション制御装置60においてワイヤ電極繰り出し速度変更手段92を追加した構成を示している。
すなわち、ワイヤ電極繰り出し速度変更手段92は、第2の判断手段89が、演算された限界テンションがテンション制御範囲の下限値よりも小さいと判断する場合は、数1乃至数3、テンション制御範囲の下限値、および平均加工電流に基づいてワイヤ電極Eの繰り出し速度を演算して変更設定し、第2の判断手段89が、演算された限界テンションがテンション制御範囲の上限値よりも大きいと判断する場合は、数1乃至数3、テンション制御範囲の上限値、および平均加工電流に基づいてワイヤ電極Eの繰り出し速度を演算して変更設定する機能を有している。より詳しくは、ワイヤ電極繰り出し速度変更手段92は、第2の判断手段89が演算された限界テンションがテンション制御範囲の下限値よりも小さいと判断する場合は、下限値を限界テンションとしつつ平均加工電流を数1乃至数3に代入して下限値を満たすワイヤ電極Eの繰り出し速度を演算し、限界テンションがテンション制御範囲の上限値よりも大きいと判断する場合は、上限値を限界テンションとしつつ平均加工電流を数1乃至数3に代入して上限値を満たすワイヤ電極Eの繰り出し速度を演算して変更設定する。
ワイヤ電極繰り出し速度変更設定手段92により変更設定されたワイヤ電極Eの繰り出し速度は数値制御装置20の放電加工実行手段54に出力され、変更設定されたワイヤ電極Eの繰り出し速度となるようにワイヤ電極Eの繰り出し装置6に所定の制御信号が出力される。
これにより、限界テンションを確実にテンション制御範囲内に設定しつつテンション制御を行うことができる。すなわち、限界テンションがテンション制御範囲の下限値よりも小さい場合には、ワイヤ電極Eの繰り出し速度が増加するように変更設定されて該変更設定後の限界テンションが増加して下限値に設定され、ワイヤ電極Eの断線を防止しつつ加工精度を確実に許容範囲内とすることができる。また、限界テンションがテンション制御範囲の上限値よりも大きい場合には、限界テンションを減少させて上限値に設定されるようにワイヤ電極Eの繰り出し速度が減少する方向に変更設定され、ワイヤ電極Eの断線を防止するとともに、ワイヤ電極Eの使用量を少なくすることができる。
次に本発明の第5実施形態について図20乃至図23に基づいて説明する。本発明の第5実施形態は上述した第1実施形態乃至第4実施形態に対し加工条件の電気的なエネルギー量を適宜変化させて設定可能とする構成を追加した実施形態を示している。
すなわち、図20に示すように、数値制御装置20の記憶手段40には、放電加工のベースとなるベース加工条件43(図21)と、該ベース加工条件43の各構成要素を増減させるための複数の増減係数データ群44(図22)と、EPAレベル値と呼ばれる各増減係数データ群44の放電加工における電気的なエネルギー量のレベルを示す指標(図22)と、が記憶されるとともに、各増減係数データ群44とEPAレベル値とは関連させて記憶されている。
つまり、本第5実施形態においては、オペレータが入力手段30よりEPAレベル値を入力することにより、加工条件設定手段58が記憶手段40からベース加工条件43とEPAレベル値に対応した増減係数データ群44を読み出す。そして、図23に示すように、加工条件設定手段58は、ベース加工条件43の各構成要素に対応する増減係数データを乗じてベース加工条件43を適宜変更して加工条件を設定する。なお、本第5実施形態の増減係数データは百分率で表されている。
すなわち、本発明により、放電加工の電気的なエネルギー量つまり平均加工電流に応じて限界テンションが演算されテンション設定値が設定されるので、従来よりも電気的なエネルギー量を上げた加工条件による放電加工が可能となる場合があるが、このような場合に電気的なエネルギー量に応じて簡易に加工条件の設定を行うことができ、作業性の向上を図ることができる。
次に本発明の第6実施形態について図24に基づいて説明する。本発明の第6実施形態は加工中に変化するワークWの板厚に対応した加工条件に基づく放電加工に第1実施形態乃至第5実施形態に係る本発明のテンション制御を適用した場合の構成を示している。
すなわち、図24に示すように、放電加工中において加工部分のワークWの板厚を逐次検出する板厚検出器14を備えるとともに、該板厚検出器14により検出された板厚データを数値制御装置20の加工条件設定手段59に出力する。すなわち、記憶手段40に記憶された加工条件45は板厚データと関連して記憶されており、加工条件設定手段59は、放電加工中に検出された板厚データに対応する加工条件45を記憶手段40から読み出して設定し放電加工を実行しつつ本発明のテンション制御を行う。
つまり、かかる板厚に対応した加工と本発明のテンション制御を組み合わせることにより、加工中に変化するワークWの板厚に対応した加工条件としつつ限界テンションに基づくテンション制御も行われるので、ワイヤ電極Eの断線を更に一層防止しながらも加工効率を向上させることができる。なお、本第6実施形態の加工に用いられる板厚データは検出値に代えて放電加工の実施に際しCAD装置等で生成されるワークWの3次元加工形状データを用いて設定することとしてもよい。
本発明は、ワイヤ放電加工装置に利用できる。具体的にはワイヤ電極の断線を防止する場合に役立つ。
E:ワイヤ電極
W:ワーク
1:ワイヤ放電加工装置
2:ワイヤ電極貯蔵リール
3:供給プーリ
4:ブレーキ装置
5:引き取り装置
6:ワイヤ電極繰り出し装置
7,8:噴射ノズル
9:加工電流検出器
10:放電回数検出器
11,12:液圧検出器
13:テンション検出器
14:板厚検出器
20:数値制御装置
30:入力手段
40:記憶手段
41:NCプログラム
42:加工条件
43:ベース加工条件
44:増減係数データ群
45:加工条件
50:処理手段
51:NCプログラム解読手段
52:NCデータ設定手段
53:加工条件設定手段
54:放電加工実行手段
55:各軸モータ
56:電源装置
57:加工液供給装置
58:加工条件設定手段
59:加工条件設定手段
60:テンション制御装置
70:記憶手段
80:処理手段
81:ワイヤ電極およびワーク情報取得手段
82:テンション設定値取得手段
83:加工電流データ平均化手段
84:第1の判断手段
85:マージン設定手段
86:限界テンション演算手段
87:テンション設定値更新設定手段
88:テンション制御実行手段
89:第2の判断手段
90:テンション設定値更新設定手段
91:上限値更新設定手段
92:ワイヤ電極繰り出し速度変更手段

Claims (14)

  1. ワイヤ電極のテンション制御を行いつつ所定の加工条件に基づいて前記ワイヤ電極とワークとの間に形成される極間に所定の電圧を印加し前記ワークの放電加工を行うワイヤ放電加工装置において、
    予め定められた前記放電加工の電気的なエネルギー量を示すデータを前記放電加工に用いられる前の前記ワイヤ電極の断面積から前記放電加工によるワイヤ電極の断面積の減少量を減じた断面積で除した前記ワイヤ電極の単位断面積当たりの前記放電加工の電気的なエネルギー量と前記ワイヤ電極が断線に至る限界のテンションを示すデータとの相関関係と、前記放電加工中において検出された前記放電加工の電気的なエネルギー量を示すデータと、に基づいて前記放電加工中における前記ワイヤ電極が断線に至る限界のテンションを演算する限界テンション演算手段と、
    前記限界テンション演算手段により演算された限界のテンションに基づいて前記ワイヤ電極のテンション制御を実行するテンション制御実行手段と、
    を有することを特徴とするワイヤ放電加工装置。
  2. 前記放電加工によるワイヤ電極の断面積の減少量を、前記ワイヤ電極の単位繰り出し速度当たりの前記放電加工の電気的なエネルギー量と相関づけて表すことを特徴とする請求項1に記載のワイヤ放電加工装置。
  3. 更に、前記放電加工の電気的なエネルギー量を示すデータを放電回数で除して、前記相関関係を、前記ワイヤ電極の単位断面積当たりかつ放電1回当たりの前記放電加工の電気的なエネルギー量と、前記限界のテンションを示すデータと、の相関関係とすることを特徴とする請求項に記載のワイヤ放電加工装置。
  4. 前記相関関係を数式で表し、前記数式を、該数式により演算される前記限界のテンションが該限界のテンションを示すデータのうち最も下限側にあるデータを下回るように所定のマージンを含んで生成することを特徴とする請求項3に記載のワイヤ放電加工装置。
  5. 前記ワークを介して上側および下側に配置され前記ワイヤ電極をガイドするワイヤガイドを内包し前記極間に前記加工液を噴射する噴射ノズルを備え、
    前記相関関係を、前記噴射ノズルから噴射される加工液の液圧に基づいて設定することを特徴とする請求項4に記載のワイヤ放電加工装置。
  6. 前記ワークを介して上側および下側に配置され前記ワイヤ電極をガイドするワイヤガイドを内包し前記極間に前記加工液を噴射する噴射ノズルを備え、
    前記噴射ノズルから噴射される前記加工液の液圧と所定の閾値との大小関係を判断することにより前記噴射ノズルの前記ワークに対する離間状態を判断する第1の判断手段と、
    前記第1の判断手段により判断された前記離間状態に基づいて前記マージンを設定するマージン設定手段と、を有することを特徴とする請求項5に記載のワイヤ放電加工装置。
  7. 前記データ検出手段は、所定のサンプリングタイムの周期で前記データを逐次検出するとともに、前記限界テンション演算手段は、前記データ検出手段により逐次検出されたデータに基づいて前記限界のテンションを逐次演算し、
    前記限界テンション演算手段により逐次演算される限界のテンションの最新データに基づいて前記テンション制御に用いられるテンション設定値を逐次更新設定しつつ前記テンション制御実行手段に送信するテンション設定値更新設定手段を有することを特徴とする請求項に記載のワイヤ放電加工装置。
  8. 前記テンション制御実行手段は、前記更新設定の際に予め定められた増減量に基づいて前記テンション設定値を段階的に増減させて前記テンション制御を実行することを特徴とする請求項に記載のワイヤ放電加工装置。
  9. 前記限界テンション演算手段により演算された限界のテンションが、加工精度の許容値と対応するように予め定められたテンション制御範囲内にあるか否かを判断する第2の判断手段を有し、
    該第2の判断手段が、前記演算された限界のテンションが前記テンション制御範囲の下限値よりも小さいと判断する場合は、前記テンション設定値更新設定手段は、前記限界のテンションに代えて前記下限値をテンション設定値として更新設定することを特徴とする請求項に記載のワイヤ放電加工装置。
  10. 前記第2の判断手段が、前記演算された限界のテンションが前記テンション制御範囲の所定の上限値よりも大きいと判断する場合は、前記テンション設定値更新設定手段は、前記演算された限界のテンションに代えて前記上限値をテンション設定値として更新設定することを特徴とする請求項に記載のワイヤ放電加工装置。
  11. 前記第2の判断手段が、前記演算された限界のテンションが前記テンション制御範囲の所定の上限値よりも大きいと判断する場合に、前記限界のテンションに基づいて新たな上限値を演算して該上限値を更新設定する上限値更新設定手段を有することを特徴とする請求項10に記載のワイヤ放電加工装置。
  12. 前記限界テンション演算手段により演算された限界のテンションが、加工精度の許容範囲と対応するように予め定められたテンション制御範囲内にあるか否かを判断する第2の判断手段と、
    前記ワイヤ電極の繰り出し速度を所要に変更設定するワイヤ電極繰り出し速度変更手段と、を有し、
    前記第2の判断手段が、前記演算された限界のテンションが前記テンション制御範囲の下限値よりも小さいと判断する場合は、前記ワイヤ電極繰り出し速度変更手段は、前記相関関係、前記下限値、および前記放電加工の電気的なエネルギー量を示すデータに基づいて前記繰り出し速度を演算して変更設定し、
    前記第2の判断手段が、前記演算された限界のテンションが前記テンション制御範囲の上限値よりも大きいと判断する場合は、前記ワイヤ電極繰り出し速度変更手段は、前記相関関係、前記上限値、および前記放電加工の電気的なエネルギー量を示すデータに基づいて前記繰り出し速度を演算して変更設定することを特徴とする請求項11に記載のワイヤ放電加工装置。
  13. 前記放電加工の電気的なエネルギー量を示すデータは、加工電流を示すデータとすることを特徴とする請求項11または請求項12に記載のワイヤ放電加工装置。
  14. 前記放電加工のベースとなる加工条件と、該ベースとなる加工条件の各構成要素を増減させるための複数の増減係数データ群と、該各増減係数データ群の前記放電加工における電気的なエネルギー量のレベルを示す指標と、を記憶するとともに、前記各増減係数データ群と前記指標とを関連させて記憶する記憶手段を有し、所要に入力された前記指標に基づいて前記記憶手段から前記増減係数データを読み出すとともに、前記ベースとなる加工条件を読み出し、更に前記ベースとなる加工条件の各構成要素に前記増減係数データを乗じて前記ベースとなる加工条件を変更して設定する加工条件設定手段を有することを特徴とする請求項13に記載のワイヤ放電加工装置。
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