JP5057265B2 - 表面変性分散性カーボンブラック - Google Patents

表面変性分散性カーボンブラック Download PDF

Info

Publication number
JP5057265B2
JP5057265B2 JP2006063667A JP2006063667A JP5057265B2 JP 5057265 B2 JP5057265 B2 JP 5057265B2 JP 2006063667 A JP2006063667 A JP 2006063667A JP 2006063667 A JP2006063667 A JP 2006063667A JP 5057265 B2 JP5057265 B2 JP 5057265B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbon black
modified
group
polymer
bonded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006063667A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007238785A (ja
Inventor
智明 桐野
寧 関山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Carbon Co Ltd
Original Assignee
Tokai Carbon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Carbon Co Ltd filed Critical Tokai Carbon Co Ltd
Priority to JP2006063667A priority Critical patent/JP5057265B2/ja
Publication of JP2007238785A publication Critical patent/JP2007238785A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5057265B2 publication Critical patent/JP5057265B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
  • Optical Filters (AREA)

Description

本発明は、例えばシリコーンオイルなどの非極性溶媒あるいはイソパラフィン系炭化水素などの低極性溶媒、更に樹脂などに対し優れた分散性を示す表面変性分散性カーボンブラックに関する。
カーボンブラックは古くから黒色の着色顔料として使用されており、近年ではインクジェットプリンタ用などの黒色着色材として、表面を改質することにより極性溶媒である水への分散性を向上させたカーボンブラック顔料が開発されている。
また、非極性溶媒や低極性溶媒への分散性の改善、向上に対する要望も強く、例えば、インク、塗料などの組成物、カラーフィルター用ブラックマトリックス、ディスプレイデバイスなどに使用される分散性カーボンブラックの開発が望まれている。
例えば、特許文献1にはインキ、複写機用トナー、塗料、樹脂着色剤などに用いられる各種媒体中への分散性に優れたカーボンブラックグラフトポリマーとして、シリコーン成分を含有する重合体部分とカーボンブラック部分を含み、シリコーンオイル中に分散させたときの破壊電圧が0.5kV/mm以上であるカーボンブラックグラフトポリマーが提案されている。これは、カーボンブラックグラフトポリマーの重合体部分にシリコーン成分のポリマー鎖を含有させることにより、極性の低い溶媒中でも十分な分散性を付与することができるとするものである。
また、特許文献2にはセグメント(A)及びセグメント(A)と異なる鎖構造のセグメント(B)とからなり、セグメント(A)がカーボンブラック表面の官能基と反応性を有する基(1)を有する重合体を、カーボンブラック表面の官能基との反応により得られるカーボンブラックグラフトポリマーであって、セグメント(A)、(B)が目的媒体のマトリックスと反応性を有する基(2)を有する反応性カーボンブラックグラフトポリマーが提案されている。
特開平8−337624号公報 特開平9−272706号公報
しかし、エポキシ基を反応性基として用いることから、三員環開環のために触媒を使用するため分散体中に触媒が残留するという問題がある。また、イソシアネート基とイソシアネート基とを反応性ポリマーを介して結合するグラフトカーボンブラックは具体的には開示されていない。
そこで、本発明者らは非極性溶媒や低極性溶媒、更に樹脂中で良好な分散性を示すカーボンブラックの表面変性について研究を行った結果、カーボンブラックの表面を側鎖の長い櫛型構造を有するポリマーと反応させた表面変性カーボンブラックは、これらの溶媒中で優れた分散性を示すことを見出した。
すなわち、本発明の目的はトリイソシアネート化合物を介してカーボンブラック表面の官能基と片末端ジオール変性ポリマーとを結合して、非極性溶媒、低極性溶媒、樹脂中で優れた分散性を示すカーボンブラックを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明による表面変性分散性カーボンブラックは、後処理されたカーボンブラックの表面に生成された官能基(以下、表面官能基ともいう)が、末端に3つのイソシアネート基を有するトリイソシアネート化合物の1つの末端イソシアネート基結合し、トリイソシアネート化合物の他の2つの末端イソシアネート基が片末端に2つのヒドロキシル基を有する片末端ジオール変性ポリマー(以下、単に、片末端ジオール変性ポリマー)のヒドロキシル基と結合してなることを特徴とする
本発明によれば、トリイソシアネート化合物の3末端イソシアネート基をカーボンブラックの表面官能基および片末端ジオール変性ポリマーのヒドロキシル基と結合させた、トリイソシアネート化合物を中間物質として介在させてカーボンブラックを表面変性したものであり、シリコーンオイルなどの非極性溶媒、イソパラフィン系炭化水素溶媒や樹脂媒体などの低極性溶媒に対して優れた分散性を有している。
したがって、本発明の表面変性分散性カーボンブラックは、液晶表示用ブラックマトリックスあるいは電子ペーパー用の表示媒体などとして使用する黒色顔料として極めて有用である。
本発明で用いるカーボンブラックの種類には特に制限はなく、ファーネスブラック、サーマルブラック、チャンネルブラックなどいずれも使用することができるが、好ましくは電子顕微鏡観察により測定される一次粒子径が0.01〜0.3μmのカーボンブラックが用いられる。一次粒子径が0.01μm未満のカーボンブラックでは粒子間に作用する凝集力が大きいために凝集し易くなり、一方、0.3μmを越える場合には表面変性した状態での自重が大きくなり、溶媒中で沈降し易くなるからである。
本発明の表面変性分散性カーボンブラックは、カーボンブラックの表面官能基と、末端に3つのイソシアネート基を有するトリイソシアネート化合物の1つの末端イソシアネート基がウレタン結合し、トリイソシアネート化合物の他の2つの末端イソシアネート基が片末端ジオール変性ポリマーのヒドロキシル基とウレタン結合した構造からなるものである。
カーボンブラックには、その生成プロセスや酸化などの後処理により種々の表面官能基が存在し、官能基の種類や官能基量は例えば下記の方法で制御することができる。
(1)ヒドロキシル基、カルボキシル基、キノン基は、オゾン、酸素、NOX 、SOX などのガス雰囲気にカーボンブラックを曝す方法、低温酸素プラズマで処理する方法、オゾン水、過酸化水素水、ペルオキソ2酸あるいはその塩類、次亜ハロゲン酸塩、重クロム酸塩、過マンガン酸塩、硝酸などの酸化剤水溶液に入れて撹拌混合する方法、などの気相酸化処理や液相酸化処理する方法。
(2)アミノ基は、硝酸/硫酸混合系で酸化してニトロ基を生成させ、ホルムアルデヒドなどの還元剤で還元する方法。
(3)スルホン基は、濃硫酸でスルホン化する方法。
(4)エポキシ基は、ヒドロキシル基、カルボキシル基にエポキシ基を有するハロゲン化物を反応させる方法。
これらの官能基を、末端に3つのイソシアネート基を有するトリイソシアネート化合物と反応させて、官能基を1つの末端イソシアネート基と結合させる。例えばヒドロキシル基とはウレタン結合(OHOCN)により、アミノ基とは尿素結合(NHCONH)により結合する。なお、官能基の生成は、例えば酸化処理する場合はpHが5以下となるまで処理することが好ましく、pH5以下のカーボンブラックであれば、酸化処理などを施すことなく、そのまま使用することもできる。
トリイソシアネート化合物としては、イソシアヌレート構造、ビウレット構造、アダクト構造など、3末端全てにイソシアネート基を有するものであれば特に制限なく使用することができ、例えば、イソシアヌレート構造を有するものとして三井武田ケミカル(株)製D−177N、D−170N、D−170HN、D−172Nなどが例示される。
この反応を、カーボンブラック粒子表面の官能基としてヒドロキシル基に、末端に3つのイソシアネート基を有するトリイソシアネートとしてイソシアヌレート構造をもつヘキサンイソシアネート化合物(トリイソシアネートヘキサメチレンイソシアヌレート三井武田ケミカル(株)製D−177N)を反応させて、1つの末端イソシアネート基がカーボンブラック粒子表面のヒドロキシル基と結合した場合の反応式を化1に示した。
Figure 0005057265
カーボンブラックは必要により適宜酸化処理を施して表面官能基量、特にヒドロキシル基やカルボキシル基などの水素含有官能基量を調整し、エステルやケトンなどの非反応性の溶媒に入れ、末端に3つのイソシアネート基を有するトリイソシアネート化合物を加えて攪拌脱泡機で攪拌混合し、更に三本ロールミルなどを用いて十分に混練して、トリイソシアネート化合物の1つの末端イソシアネート基をカーボンブラックの表面官能基と結合させる。
本発明の表面変性分散性カーボンブラックは、トリイソシアネートの1つの末端イソシアネート基がカーボンブラック粒子表面の官能基と結合し、残りの他の2つの末端イソシアネート基が片末端ジオール変性ポリマーのヒドロキシル基と結合して表面変性したものである。
片末端ジオール変性ポリマーとしては側鎖の長い櫛型構造のポリマーが好ましく、例えばその主骨格はポリ2-エチルヘキシルアクリレート、ポリオクチルアクリレートなどのポリマーを例示することができ、プロペン1,2-ジオールポリ(2-エチルヘキシルカルボニルエテン)スルフィド(綜研化学(株)製UT−1001)を使用した場合を化2に例示した。
Figure 0005057265
化2のように、本発明の表面変性分散性カーボンブラックは、カーボンブラックの表面官能基(ヒドロキシル基)とトリイソシアネート化合物の1つの末端イソシアネート基が結合し、他の2つの末端イソシアネート基が片末端ジオール変性ポリマーのヒドロキシル基と結合して表面改質されたものであり、トリイソシアネート化合物を中間物質として介在させることによりカーボンブラックと片末端ジオール変性ポリマーとを結合させたものである。
このように表面変性されたカーボンブラックは、シリコーンオイルなどの非極性溶媒イソパラフィン系炭化水素などの低極性溶媒に対し優れた分散性を有し、また樹脂に対しても優れた分散性を示す。
この表面変性分散性カーボンブラックは、カーボンブラックをエステルやケトンなどの非反応性の溶媒に入れ、末端に3つのイソシアネート基を有するトリイソシアネート化合物を加えて攪拌脱泡機で攪拌混合し、更に三本ロールミルなどを用いて十分に混練してトリイソシアネート化合物の1つの末端イソシアネート基をカーボンブラックの表面官能基と結合させる。
次いで、片末端ジオール変性ポリマーを加えて撹拌脱泡機で撹拌脱泡した後、三本ロールミルなどにより混合物を十分に混練する。その後、混練物に溶媒を加えて希釈したのち超音波ホモジナイザー、高圧ホモジナイザー、プロセスホモジナイザー、ボールミル、ビーズミルなどで混合分散させ、25〜100℃の温度で適宜時間熱処理して、トリイソシアネート化合物の未反応の2つの末端イソシアネート基と片末端ジオール変性ポリマーのヒドロキシル基とをウレタン結合させることにより表面変性される。
この際、付加反応促進触媒や脱水縮合剤を少量添加することが好ましく、ウレタン反応が進行し易くなる。付加反応促進触媒、脱水縮合剤としてはジブチルチンジラウレート、濃硫酸、N,N'- ジシクロヘキシルカルボジイミド、N,N'- ジイソプロピルカルボジイミド、N-エチル-(3-ジメチルアミプロピル) カルボジイミド、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール、ジエチルホスホロシアニデート、1-エトキシカルボニル-2- エトキシ-1,2- ジヒドロキノン、イソブチルクロロホルメート、トリチルクロライド、ピバロイルオキシメチルクロライド、塩化ハフニウムなどが例示でき、その他 -N=N-結合を有する化合物や無水物も同様の効果が得られる。
以下、本発明の実施例を比較例と対比して具体的に説明する。
実施例1
東海カーボン(株)製カーボンブラックTB#7550Fを2Nの過硫酸ナトリウム水溶液中にて酸化し、乾燥、粉砕、分級する事で粒子表面に酸性官能基を持つ酸化カーボンブラック粉体(ヒドロキシル基0.74μeq/m、カルボキシル基4.8μeq/m)を得た。
この酸化カーボンブラック25.0gにイソパラフィン系炭化水素溶媒(エクソンモービル社製アイソパーG)を35.9g添加して湿潤にし、次いでトリイソシアネート化合物であるトリイソシアネートヘキサメチレンイソシアヌレート(三井武田ケミカル(株)製D−177N)を4.725g、片末端ジオール変性ポリマーとしてプロペン1,2-ジオールポリ(2-エチルヘキシルカルボニルエテン)スルフィド(綜研化学(株)製UT−1001:分子量3500)を17.5g添加して混合し、攪拌脱泡機((株)シンキー製あわとり錬太郎)を用いて攪拌2分、脱泡2分行い前混練を実施した。この前混練物を更に三本ロール((株)井上製作所製S−4 3/4×11)にて30分混練し、キシダ化学(株)製ジブチルチンジラウレート0.47225gを10wt%の濃度にて溶解させたイソパラフィン系炭化水素溶媒(アイソパーG)を添加し、更に30分三本ロールにて混練した。この際、イソパラフィン系炭化水素溶媒が少量ずつ気散していってしまうため、適宜イソパラフィン系炭化水素溶媒を添加した。
上記混練物にイソパラフィン系炭化水素溶媒を加えて全量を250gとし、超音波ホモジナイザー((株)日本精機製作所製Ultrasonic Generator)を用いて10分間処理し、機械的分散を行った。その後、高圧ホモジナイザー((株)東海製ナノマイザーTL−1500)を用いて、50MPaから150MPa掛けて更に機械的分散を行った。
上記分散体を1リットルセパラブルフラスコにて70℃6時間十分攪拌しながら加熱処理した。
加熱処理終了後、再びイソパラフィン系炭化水素溶媒を加えて全量を250gとして、10wt%イソパラフィン系炭化水素溶媒に自己分散した表面変性カーボンブラック分散体1を得た。
実施例2
実施例1と同じカーボンブラックを用いてオゾンにより気相酸化して、pH2.5の酸化カーボンブラック(ヒドロキシル基1.0μeq/m、カルボキシル基3.2μeq/m)を作製した。
この酸化カーボンブラックを用いて、実施例1と同じ方法により、表面変性カーボンブラック分散体2を得た。
実施例3
カーボンブラックにチャンネルブラック(Degussa社製Special Black4(pH2.3):ヒドロキシル基0.16μeq/m、カルボキシル基4.2μeq/m)を用いた他は、実施例1と同じ方法により、表面変性カーボンブラック分散体3を得た。
実施例4
分散させる溶媒として、イソパラフィン系炭化水素溶媒の代わりにPGMEA(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)を使用する以外は実施例1と同じ方法により、表面変性カーボンブラック分散体4を得た。
実施例5
実施例4と同様、イソパラフィン系炭化水素溶媒の代わりにPGMEAを使用して、未反応イソシアネート基を捕捉除去するために、70℃保持工程中に、脂肪族系エステルアルコール(四日市合成(株)製ワイジノールEHP01)、をカーボンブラックに対して20wt%となる5.0g添加する以外は、実施例1と同じ方法により、表面変性カーボンブラック分散体5を得た。
実施例6
分散させる溶媒として、イソパラフィン系炭化水素溶媒の代わりにシリコーンオイル(信越化学工業(株)製KF96L−1cs)を使用し、反応性ポリマーとして片末端ジオール変性ポリマーの代わりに片末端ジオール変性シリコーンポリマー((株)チッソ製FM−DA21:分子量5000)16.25g使用する以外は実施例1と同じ方法により、表面変性カーボンブラック分散体6を得た。
実施例7
実施例4と同様、分散させる溶媒としてPGMEAを使用する以外は実施例1と同じ方法により、表面変性カーボンブラック分散体を得て、樹脂としてメタクリル酸樹脂を31.3g、光重合開始剤としてイルガキュア−907(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ製)を4.7g添加して混合する事で樹脂組成物1を作製した。
実施例8
実施例1において、酸化処理を施さないカーボンブラック(東海カーボン(株)製TB#7550F、pH6〜7(ヒドロキシル基0.13μeq/m、カルボキシル基0.37μeq/m))を用いた他は、実施例1と同じ方法により、表面変性カーボンブラック分散体7を得た。
比較例1
実施例1において、トリイソシアネート化合物を使用しない他は、実施例1と同じ方法により、表面変性カーボンブラック分散体8を得た。
比較例2
実施例7において、酸化処理を施さない東海カーボン(株)製カーボンブラックTB#7550Fを用いた他は、実施例7と同じ方法により、樹脂組成物2を作製した。
これらの分散体1〜8について、ヘテロダインレーザードップラー方式粒度分布測定装置(Honeywell社製9340−UPA150)を用いて分散体中のカーボンブラック凝集体の平均粒子径を測定し、また振動式粘度計(山一電機(株)製VM−100A−L)により分散体の粘度を測定した。測定結果の経時変化を表1に示した。また、樹脂組成物1、2について、硬質ガラス上に滴下して、バーコーター(日本シーダースサービス社製Rod.No.6)を用いて、厚さ13.7μmの膜を作製し、硬化させ、外観を評価し、膜厚、マクベス黒色度計(マクベス社製TR−927)で黒色度を測定し、超絶縁計(東亜DKK(株)製SM−8220)で表面抵抗を測定して表2に示した。
Figure 0005057265
Figure 0005057265
分散体1〜7は分散体8に比べて分散性に優れており、また分散体3は分散体1、2、4、5に比べてカーボンブラック粒径が大きいために分散性は若干劣るものであった。但し、分散体3も分散体7も使用出来ない範囲ではなく、フィルター処理などを多く行う事で十分使用する事が出来る。また、分散体4と5では殆ど物性に差異が見られないため、未反応のイソシアネート基をアルコールでターミネートする事で、分散性及び保存安定性が劇的に向上する事は無かった。また、樹脂組成物1は分散性に優れていたが、樹脂組成物2はカーボンブラックの凝集沈殿が見られ、黒色度及び表面抵抗も樹脂組成物1の方が大きく優れていた。

Claims (1)

  1. 後処理されたカーボンブラックの表面に生成された官能基末端に3つのイソシアネート基を有するトリイソシアネート化合物の1つの末端イソシアネート基結合し、トリイソシアネート化合物の他の2つの末端イソシアネート基が片末端に2つのヒドロキシル基を有する片末端ジオール変性ポリマーのヒドロキシル基と結合してなることを特徴とする表面変性分散性カーボンブラック。
JP2006063667A 2006-03-09 2006-03-09 表面変性分散性カーボンブラック Expired - Fee Related JP5057265B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006063667A JP5057265B2 (ja) 2006-03-09 2006-03-09 表面変性分散性カーボンブラック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006063667A JP5057265B2 (ja) 2006-03-09 2006-03-09 表面変性分散性カーボンブラック

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007238785A JP2007238785A (ja) 2007-09-20
JP5057265B2 true JP5057265B2 (ja) 2012-10-24

Family

ID=38584635

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006063667A Expired - Fee Related JP5057265B2 (ja) 2006-03-09 2006-03-09 表面変性分散性カーボンブラック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5057265B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8129448B2 (en) * 2008-12-18 2012-03-06 Cabot Corporation Method of preparing polymer modified pigments

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4221693A (en) * 1979-03-02 1980-09-09 Getson John C Composition free of surface cure inhibition and method for preparing the same
JPH064807B2 (ja) * 1987-09-22 1994-01-19 株式会社日本触媒 カーボンブラック分散液
JPH01182368A (ja) * 1988-01-14 1989-07-20 Shiseido Co Ltd 疎水性粉体およびこれを含有する化粧料
JPH06293863A (ja) * 1993-04-08 1994-10-21 Citizen Watch Co Ltd 無機充填材の表面処理方法、無機充填材、および複合材料
JPH07224292A (ja) * 1993-12-15 1995-08-22 Nippon Shokubai Co Ltd 電気粘性流体組成物
JP3515841B2 (ja) * 1995-05-11 2004-04-05 御国色素株式会社 液晶パネル用組成物
JP3450541B2 (ja) * 1995-08-24 2003-09-29 花王株式会社 化粧料用粉体及びこれを含有する化粧料
JPH09118821A (ja) * 1995-10-26 1997-05-06 Sumitomo Bakelite Co Ltd 熱硬化性樹脂複合材料の製造方法及び熱硬化性樹脂複合材料
JPH09151316A (ja) * 1995-11-29 1997-06-10 Sumitomo Bakelite Co Ltd 熱可塑性樹脂複合材料の製造方法及び熱可塑性樹脂複合材料
JP2006188615A (ja) * 2005-01-07 2006-07-20 Fuji Shikiso Kk 顔料油性分散液組成物およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007238785A (ja) 2007-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5057262B2 (ja) 表面改質カーボンブラックの製造方法
KR101344666B1 (ko) 표면 변성 분산성 카본 블랙
KR101842727B1 (ko) 폴리우레탄 수지 부착 안료, 안료 분산 조성물 및 잉크젯 잉크 조성물
JP5585957B2 (ja) ポリウレタン樹脂付加顔料、ポリウレタン樹脂付加顔料の製造方法、顔料分散組成物およびインクジェットインク組成物
JP5488900B2 (ja) 顔料分散組成物およびインクジェットインキ組成物
KR101877083B1 (ko) 안료 분산 조성물의 제조 방법
JP5678389B2 (ja) ポリウレタン樹脂付加顔料の水性分散体の製造方法、ポリウレタン樹脂付加顔料の水性分散体およびインク組成物
JP5120747B2 (ja) 表面改質カーボンブラックとその製造方法およびその分散体
US11879032B2 (en) Reaction products containing urethane groups and urea groups
JP2013511598A (ja) 架橋着色剤分散物の製造方法
WO2016104505A1 (ja) 顔料を含有する改質ポリマー粒子の製造方法
JP2007297436A (ja) 表面変性カーボンブラックとその分散体および製造方法
JP5057265B2 (ja) 表面変性分散性カーボンブラック
WO2013009343A1 (en) Ink jet ink comprising encapsulated pigment dispersions with minimal free polymer
JP2007269947A (ja) 表面改質カーボンブラックおよびその製造方法
JP2007291194A (ja) 表面改質カーボンブラック、その分散体及びその製造方法
JP5187679B2 (ja) 親水性樹脂分散型カーボンブラックおよびその水性分散体の製造方法
JP2013512325A (ja) 粒状固体の分散物の調製方法
TWI398493B (zh) Surface denaturation disperse carbon black
JP5057266B2 (ja) 電子ペーパー用表面改質カーボンブラックとその製造方法
JPH10204341A (ja) 塗料組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110906

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120710

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120720

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150810

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees