JP5042879B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、入力電源側と絶縁された直流安定化電圧・電流を出力するスイッチング電源装置に関し、特にスイッチング素子の損失低減、および小型・低コスト化を図るとともに、安定した起動性を得られるものに関する。
従来、上述のような小型高効率のスイッチング電源として、複合共振型の直列コンバータ回路が知られ、特許文献1など多くの公知技術が示されている。図12にその従来技術による主回路構成を、図13に主な部位の波形を示す。
このスイッチング電源装置では、直流入力電源Eの両端子間に、スイッチング素子Q1とQ2(以下、パワーMOSFETで記述)との直列回路が接続されるとともに、コンデンサC0が接続される。そして、前記パワーMOSFETQ1,Q2の接続点と前記直流入力電源Eの一端との間に、インダクタLと出力トランスTの1次巻線L11とコンデンサC1との直列共振回路を形成し、前記パワーMOSFETQ1またはQ2の何れかと並列にコンデンサC2が接続される(図12では、直流入力電源Eの一端は低圧側に、コンデンサC2はパワーMOSFETQ2に並列に接続した例を示している)。また、パワーMOSFETQ1,Q2には、それぞれ逆並列にダイオードD1,D2が接続される(パワーMOSFETQ1,Q2のボデイダイオードで兼用される場合が多い)。
さらに前記出力トランスTの出力巻線に中間タップを設けて2分割(L21,L22)し、それらの出力を整流するダイオードD3,D4で全波整流回路を形成し、前記中間タップとの間に平滑コンデンサC3および直流負荷Loadが接続される。前記のパワーMOSFETQ1,Q2は、ブロックで示した制御部1によって、複合共振条件を加味して予め設定された周波数で交互にON/OFFされる。したがって、制御部1には、高周波発振機能、2つのパワーMOSFETQ1,Q2を交互に駆動する機能、および2つのパワーMOSFETQ1,Q2を共にOFFするデットタイム期間を設定する機能、必要に応じて入出力電圧や電流、電力を制御する為のフィードフォワードやフィードバック制御機能ならびに出力可変機能などが備えられる。
図13を参照して、Vg1,Vg2は制御部1によって予め設定されたパワーMOSFETQ1,Q2の駆動信号を示す。交互にON/OFFさせるとともに、両方共にOFFするデットタイム期間が設定されている。VQ1,IQ1およびVQ2,IQ2は、パワーMOSFETQ1,Q2のドレイン−ソース間電圧およびドレイン電流を示す。駆動信号Vg1がHighの時、パワーMOSFETQ1にはドレイン電流IQ1が流れ、Lowの時は略直流入力電源Eに等しい電圧VQ1が印加される(パワーMOSFETQ2の場合も同様)。なお、デットタイム期間においては、コンデンサC2とインダクタLおよび出力トランスTの励磁インダクタンスとによる効果から、ドレイン−ソース間電圧VQ1,VQ2は任意の傾斜を持った立上がり、立下り波形となる。また、ドレイン電流IQ1,IQ2は、略インダクタLとコンデンサC1とで設定される直列共振電流波形となり、これらの合成電流がインダクタLと出力トランスTの1次巻線L11とコンデンサC1との直列共振回路の電流となる。VC1はコンデンサC1の電圧波形を表しており、前記の直列共振回路の電流より位相の遅れた波形となる。ID3,ID4は出力整流のダイオードD3,D4の電流波形を示すもので、前記のパワーMOSFETQ1,Q2の駆動周波数と、インダクタLおよびコンデンサC1の直列共振周波数との関係を、「共振周波数>駆動周波数」の条件を満足させることによって、ダイオードD3,D4の一方の電流が流れ終わった後に他方の電流が流れ始めるように設定が可能で、両方のダイオード電流が流れない期間は出力側へ電力が伝達されない。すなわち、前記ダイオードD3,D4に電流が流れない期間では、出力トランスTの2次側は無負荷と考えられ、1次側の直列共振回路にトランスTの1次側励磁インダクタンスLが直列に挿入されて直列共振条件が切り替わる結果、ドレイン電流IQ1およびIQ2の波形にも変曲点が見られる。
このような複合共振型直列コンバータでは、ZVS(ゼロ電圧スイッチング)、すなわちスイッチング素子Q1,Q2の印加電圧が低下した後に電流が流れ始めるような条件設定が可能とされ、スイッチング損失が極めて少ないこと、および2次側整流ダイオードD3,D4のリカバリ損失を回避できることから、高効率で高周波化が可能となる。また、スイッチング時の電圧・電流波形が安定しているとともに、2次側整流ダイオードD3,D4のリンギングも抑制できることから、雑音面でも優れている。
上述の従来技術は、このような数々の特徴を有しながらも、周波数を予め発振器で設定し、2つのスイッチング素子Q1,Q2を駆動する所謂他励式のスイッチング電源装置であり、その場合、高電位側のスイッチング素子Q1,Q2へのレベルシフタが必要で、その周波数追従性や損失の観点から、高周波化に対する技術課題を有し、またコスト面での課題などから、たとえば特許文献2〜4で示すような自励式の検討もなされている。
図14は、電流帰還型の前記自励式複合共振直列コンバータの公知例を示す電気回路図である。主回路構成は概ね図12と同様であるが、この従来技術では、スイッチング素子Q1,Q2(パワーMOSFETにて構成)の駆動は、電流帰還トランスCTの2次巻線l2および3次巻線l3を利用し、抵抗R1〜R3,R4〜R6およびコンデンサC4,C5等により、波形整形しながら、適切なゲート駆動信号としている。電流帰還型の場合は、スイッチング素子としてバイポーラトランジスタが用いられる場合が多いが、動作周波数を高く設定したい場合には、上記のようにパワーMOSFETを用いることもある。このような構成では、正弦波状の共振電流を帰還して、電圧駆動型のパワーMOSFETを駆動するには、ゲート回路に工夫を要し、損失が大きくなる傾向にある。
一方、図15は、電圧帰還型の自励式複合共振直列コンバータの公知例を示す電気回路図である。この従来技術では、スイッチング素子Q1,Q2(パワーMOSFETにて構成)の駆動には、出力トランスT1の補助巻線L13,L12をそれぞれ利用し、抵抗R1〜R3,R4〜R6およびコンデンサC4,C5等により波形整形しながら、適切なゲート駆動信号を得ている。このように出力トランスT1の補助巻線L12,L13から帰還信号を得る場合、矩形波状の帰還電圧が得られることから、電圧駆動型素子であるパワーMOSFETQ1,Q2に適した方法であると言える。
特許第2734296号公報 特許第3371595号公報 特開2002−262568号公報 特開2006−129548号公報
しかしながら、上述の従来技術では、単に出力トランスT1の帰還巻線L13,L12で発振させているので、特にスイッチングOFF動作が緩慢となり、スイッチング損失が大きくなるという問題がある。自励式の場合、スムーズなスイッチングOFF動作が安定性を左右するので、種々の工夫が加えられるが、精度良く安定した動作を得ようとするほど回路構成が大きくなり、他励式に対する優位性が乏しくなる。
本発明の目的は、電圧帰還型の自励式複合共振直列コンバータにおいて、本来の特徴である低損失・低雑音化を維持しながら、他励式に比べて大幅な回路の簡素化、低コスト化を実現することができるスイッチング電源装置を提供することである。
本発明のスイッチング電源装置は、直流入力電源の両端子間に第1および第2のスイッチング素子から成る直列回路が接続され、前記第1および第2のスイッチング素子の接続点と前記直流入力電源の一方の端子との間に、インダクタ、コンデンサおよびトランスの1次巻線から成る直列回路が接続され、起動回路が前記第1および第2のスイッチング素子の何れかに起動パルスを与えることでスイッチングを開始し、そのスイッチングにより得られたトランスの2次側誘起電流をダイオードおよび平滑コンデンサによって整流・平滑化して出力し、前記平滑コンデンサの充電完了によって2次側誘起電流が流れなくなったことを第1および第2の制御回路が前記トランスの一方の補助巻線電圧の低下から検知して前記第1および第2のスイッチング素子の内のONしていた側をOFF駆動するとともに、他方の補助巻線電圧の上昇で前記第1および第2のスイッチング素子の内のOFFしていた側をONさせることでスイッチングが継続するようにした電圧帰還型の自励式複合共振直列コンバータから成るスイッチング電源装置であって、前記平滑コンデンサは、相互に並列で、相対的に小容量の第1のコンデンサと、大容量の第2のコンデンサとに分割され、前記第1のコンデンサと第2のコンデンサとの間に設けられ、前記第1のコンデンサを2次巻線側、前記第2のコンデンサを出力端側として、それらの間を、前記第1のコンデンサの充電量が予め定めるレベル以上となるまで高インピーダンスに保持するインピーダンス回路を含むことを特徴とする。
上記の構成によれば、補助巻線の誘起電圧をスイッチング素子のON/OFF駆動に用いる電圧帰還型の自励式複合共振直列コンバータから成るスイッチング電源装置において、2次側の平滑コンデンサを、相互に並列で、相対的に、小容量で2次巻線側に設けられる第1のコンデンサと、大容量で出力端側に設けられる第2のコンデンサとに分割し、それらの間に、第1のコンデンサの充電量が予め定めるレベル以上となるまで高インピーダンスに保持するインピーダンス回路を設ける。
したがって、起動時に2次側に誘起された電圧により生じる2次電流は前記インピーダンス回路によって負荷側へ急速に流れず、第1のコンデンサを充電するとともに、その充電中に補助巻線を介して1次側に帰還される電圧信号によって、第1および第2のスイッチング素子の内のONしていた側をOFF駆動し、OFFしていた側をON駆動させる。こうして、低損失・低雑音で、さらに他励式に比べて大幅な回路の簡素化、低コスト化を実現することができる電圧帰還型の自励式複合共振直列コンバータにおいて、起動性を改善することができる。
好ましくは、前記インピーダンス回路は、前記第1のコンデンサに並列に設けられるツエナーダイオードと抵抗との直列回路と、前記第1および第2のコンデンサの一方の端子間に介在され、前記ツエナーダイオードと抵抗との接続点の電圧が一定値以上になるとONするスイッチとを備えて構成されることを特徴とする。
また好ましくは、前記インピーダンス回路は、前記第1のコンデンサに並列に設けられる第1および第2のインピーダンス素子の直列回路と、前記第1および第2のコンデンサの一方の端子間に介在され、前記第1および第2のインピーダンス素子による分圧電圧が一定値以上になるとONするスイッチとを備えて構成されることを特徴とする。
さらにまた好ましくは、前記インピーダンス回路は、前記第1のコンデンサに並列に設けられる抵抗とコンデンサとの直列時定数回路と、前記第1および第2のコンデンサの一方の端子間に介在され、前記コンデンサの充電電圧が一定値以上になるとONするスイッチとを備えて構成されることを特徴とする。
また好ましくは、前記スイッチと並列にさらにインピーダンス素子を備え、前記第1および第2のコンデンサ間に、起動直後は該インピーダンス素子が挿入され、前記コンデンサの充電電圧が一定値以上になると前記スイッチで該インピーダンス素子が短絡されることを特徴とする。
さらにまた好ましくは、前記インピーダンス回路は、前記第2のコンデンサに直列に設けられるインピーダンス素子から成ることを特徴とする。
また好ましくは、前記インピーダンス回路は、前記第1のコンデンサに並列に設けられるツエナーダイオードと抵抗との直列回路と、前記第2のコンデンサと直列に介在され、前記ツエナーダイオードと抵抗との接続点の電圧が一定値以上になるとONするスイッチとを備えて構成されることを特徴とする。
また、本発明のスイッチング電源装置は、負荷の異常を検出すると前記スイッチをOFFする異常検出回路をさらに備えることを特徴とする。
上記の構成によれば、上記のように起動時に大容量な第2のコンデンサを切離しておくスイッチを、負荷の異常を検出した際に該負荷を切り離す異常保護スイッチに兼用することができる。
さらにまた、本発明のスイッチング電源装置では、前記インピーダンス回路は、前記第1のコンデンサと第2のコンデンサとを切離すスイッチから成り、前記スイッチに、その制御回路、チョークコイルおよびダイオードをさらに備えて、降圧または昇圧チョッパ回路を構成することを特徴とする。
上記の構成によれば、定電圧や定電流制御の為に2次側の信号を1次側へフィードバックする必要がなくなるとともに、自励式複合共振直列コンバータの動作波形を最適に保つことが可能となる。
また、本発明のスイッチング電源装置は、負荷がLEDであることを特徴とする。
上記の構成によれば、負荷としてLEDを用いると、該LEDの順方向電圧以上の電圧(直列構成の場合はそのn倍)が印加されるまでは電流が流れず、起動時はいわゆる無負荷状態にあるため、電圧帰還型の自励式複合共振直列コンバータの起動性を改善するとともに、LED負荷着脱時などに発生するLEDへのラッシュ電流を抑制する効果がある。
本発明のスイッチング電源装置は、以上のように、補助巻線の誘起電圧をスイッチング素子のON/OFF駆動に用いる電圧帰還型の自励式複合共振直列コンバータから成るスイッチング電源装置において、2次側の平滑コンデンサを、相互に並列で、相対的に、小容量で2次巻線側に設けられる第1のコンデンサと、大容量で出力端側に設けられる第2のコンデンサとに分割し、それらの間に、第1のコンデンサの充電量が予め定めるレベル以上となるまで高インピーダンスに保持するインピーダンス回路を設ける。
それゆえ、起動時に2次側に誘起された電圧により生じる2次電流は前記インピーダンス回路によって負荷側へ急速に流れず、第1のコンデンサを充電するとともに、その充電中に補助巻線を介して1次側に帰還される電圧信号によって、第1および第2のスイッチング素子の内のONしていた側をOFF駆動し、OFFしていた側をON駆動させる。こうして、低損失・低雑音で、さらに他励式に比べて大幅な回路の簡素化、低コスト化を実現することができる電圧帰還型の自励式複合共振直列コンバータにおいて、起動性を改善することができる。
また、本発明のスイッチング電源装置は、以上のように、前記第1および第2のコンデンサの間にインピーダンス回路として設けられるスイッチを、異常検出回路が負荷の異常を検出するとOFFする。
それゆえ、起動時に大容量な第2のコンデンサを切離しておくスイッチを、負荷の異常を検出した際に該負荷を切り離す異常保護スイッチに兼用することができる。
さらにまた、本発明のスイッチング電源装置は、以上のように、前記インピーダンス回路を、前記第1のコンデンサと第2のコンデンサとを切離すスイッチで構成し、前記スイッチに、その制御回路、チョークコイルおよびダイオードをさらに備えて、降圧または昇圧チョッパ回路を構成する。
それゆえ、定電圧や定電流制御の為に2次側の信号を1次側へフィードバックする必要がなくなるとともに、自励式複合共振直列コンバータの動作波形を最適に保つことが可能となる。
また、本発明のスイッチング電源装置は、以上のように、負荷をLEDとする。
それゆえ、LEDの順方向電圧以上の電圧が印加されるまでは電流が流れず、起動時はいわゆる無負荷状態にあるため、電圧帰還型の自励式複合共振直列コンバータの起動性を改善するとともに、LED負荷着脱時などに発生するLEDへのラッシュ電流を抑制する効果がある。
図16は、本発明の前提となる改良された電圧帰還型の自励式複合共振直列コンバータの回路構成を示す図であり、図17はその主な動作波形を示す図である。このスイッチング電源装置は、スイッチング素子Q1,Q2の損失低減、および小型・低コスト化を図り、さらに動作の高周波化を可能とするものである。図16において、直流入力電源Eの両端子間に、スイッチング素子Q1とQ2(以下、パワーMOSFETで記述)との直列回路が接続されるとともに、コンデンサC0が接続される。そして、前記パワーMOSFETQ1,Q2の接続点と前記直流入力電源Eの一端との間に、インダクタLと出力トランスT1の1次巻線L11とコンデンサC1との直列共振回路を形成し、前記パワーMOSFETQ1,Q2の何れかと並列にコンデンサC2が接続される(図16では、直流入力電源Eの一端は低圧側に、コンデンサC2はパワーMOSFETQ2に並列に接続した例を示している)。また、パワーMOSFETQ1,Q2には、それぞれ逆並列にダイオードD1,D2が接続される。なお、コンデンサC2は、パワーMOSFETQ1,Q2の接合容量で代用される場合もあり、ダイオードD1,D2も、前記パワーMOSFETQ1,Q2のボデイダイオードで兼用される場合もある。
さらに前記出力トランスT1の出力巻線に中間タップを設けて2分割(L21,L22)し、それらの出力を整流するダイオードD3,D4で全波整流回路を形成し、前記中間タップとの間に平滑コンデンサC3および直流負荷Loadが接続される。また、前記出力トランスT1に補助巻線L12を設け、1次の主巻線L11と逆極性側をゲート抵抗R12を介してパワーMOSFETQ2のゲートに接続し、補助巻線L12に生じる電圧でパワーMOSFETQ2を駆動できるように構成する。高圧側のパワーMOSFETQ1のゲート駆動回路についても同様に、出力トランスT1に第2の補助巻線L13を設け、1次の主巻線L11と同一極性側をゲート抵抗R11を介して前記パワーMOSFETQ1のゲートに接続し、第2の補助巻線L13に生じる電圧でパワーMOSFETQ1を駆動できるように構成する。こうして、2つの補助巻線L13,L12からの帰還電圧によって、パワーMOSFETQ1,Q2が交互にON/OFFして自励発振する。
さらにまた、各パワーMOSFETQ1,Q2には、そのOFFタイミングを設定するための制御回路Cont1,Cont2が設けられる。これらの制御回路Cont1,Cont2は、前記パワーMOSFETQ1,Q2のゲート−ソース間を短絡し、該パワーMOSFETQ1,Q2をOFFさせるためのスイッチ素子SW1と、ダイオードD5とコンデンサC4とで構成したピークホールド回路と、前記ダイオードD5の逆電圧を検出し、前記スイッチ素子SW1をONさせるための比較器Compと、次のサイクルに備えてコンデンサC4の電荷を放電するための遅延回路2およびスイッチSW2とを備えて構成される。
図17に基づいて回路動作を説明する。図中VQ1,VQ2はパワーMOSFETQ1,Q2のドレイン−ソース間電圧、IQ1,IQ2はパワーMOSFETQ1,Q2のドレイン電流、VC1はコンデンサC1の電圧、ID3,ID4は出力整流ダイオードD3,D4のダイオード電流、VL11は出力トランスT1の1次巻線L11の電圧、VL13は出力トランスT1の補助巻線L13の電圧、cont1,cont2は制御回路Cont1,Cont2内で前記スイッチ素子SW1を駆動するための信号をそれぞれ表しており、何れも図13にて説明した他励式複合共振直列コンバータの動作波形と近似している。
すなわち、2次側の整流ダイオードD3,D4の電流ID3,ID4が途切れるタイミングで発生する補助巻線L13,L12の電圧の降下点を、ダイオードD5とコンデンサC4とで構成したピークホールド回路によって求められる直流電圧と、そのままの巻線電圧とを比較器Compで比較することによって検出し、その時点でスイッチ素子SW1をONしてパワーMOSFETQ1,Q2をターンオフさせる。このことはスイッチングOFFの条件を設定することになり、安定した自励発振を可能にするとともに、ゲート電圧の立下りを急峻にして、パワーMOSFETQ1,Q2のスイッチング損失の低減を可能とする。そのターンオフ後、遅延回路2において所定時間が経過するとスイッチSW2がONされ、コンデンサC4の電荷が放電される。
ここで、前述の図15の構成では、主回路の共振動作に連動してスイッチングを反転させており、帰還巻線L13,L12に共振動作に伴う安定した信号が含まれる場合は特に問題はないが、共振が不安定な場合、異常発振が生じる。これに対して、本願発明の複合共振の場合、主共振を電流共振(直列共振)としてその間はスイッチングOFFさせず、その後のダイオードD3,D4に電流が流れない期間においてスイッチングOFFさせようとするもので、前記共振の不安定さに対する動作の安定を確保することができる。しかしながら、前記ダイオードD3,D4に電流が流れない期間は、インダクタLに蓄積したエネルギでスイッチング素子Q2と並列のコンデンサC2を充電するが、共振としては弱く、一般的にはインダクタLのエネルギが放出された段階での緩慢なスイッチングとなる。これに対して、上記図16の構成では、緩慢なスイッチングOFFを待つのではなく、ダイオードD3,D4に電流が流れない期間に入った直後のタイミングで、比較器Compからスイッチ素子SW1によってスイッチングOFFを行う。これによって、前述のようにスイッチング損失の低減を図っている。
図18は、前記図16の制御回路Cont1,Cont2の具体的な一構成例である制御回路Conta,Contbの回路図である。図18(a)で示す制御回路Contaでは、端子P11−P13;P21−P23間に入力される電圧帰還信号を、抵抗r1,r2で分圧し、その分圧された電圧をコンパレータIC1の−端子へ供給している。またこの分圧電圧で、ダイオードd5およびツエナーダイオードzdを介してコンデンサc2を充電するとともに、その充電電圧を前記コンパレータIC1の+端子に供給している。このような構成によって、帰還電圧が所定値以下に低下した場合、前記分圧点の電位も低下し、端子の電位が端子の電位以下となってコンパレータIC1の出力がハイレベルとなり、これによってスイッチ素子q1がONし、端子P12−P13;P22−P23間を短絡、すなわちパワーMOSFETQ1,Q2をOFFさせることができる。図中、ダイオードd2とコンデンサc1とは、コンパレータIC1の電源を形成し、またダイオードd3,d4および抵抗r3は、コンデンサc2の電荷を引き抜く回路を形成している。このようなダイオードd5およびツエナーダイオードzdによって、前記コンパレータIC1の閾値設定の自由度が高くなっている。
また、図18(b)で示す制御回路Contbでは、前記端子P11−P13;P21−P23間に入力される電圧帰還信号を、抵抗r11とダイオードd11とを介してコンデンサc11に蓄積し、前記帰還電圧がMOSFETq11のゲートスレシホールド電圧以上に低下した場合に前記MOSFETq11をONさせて、該コンデンサc11の電荷を放出させるとともに、その放電電流でpnp型のバイポーラトランジスタから成るスイッチ素子q12をONさせ、端子P12−P13;P22−P23間を短絡、すなわちパワーMOSFETQ1,Q2をOFFさせている。なお、各端子P11〜P13;P21〜P23の対応関係は、図16に示す。
図19は、前述の図16の実際の回路構成を示す図である。図16の構成によって安定した定常動作が可能であるが、図16の構成では、最初に入力電源が供給された場合の起動性に課題を有する。詳しくは、商用電源Vacを整流ブリッジDBとコンデンサC0とで整流・平滑することで前記直流入力電源Eを構成し、パワーMOSFETに並列の起動抵抗R0を介して予めコンデンサC1を充電しておき、抵抗R10とコンデンサC10およびダイアックQ10から成る起動回路(弛張発振回路)IGNが発振し、その出力を前記パワーMOSFETQ2のゲート端子に供給すると、該パワーMOSFETQ2が一瞬ONし、前記コンデンサC1の電荷が出力トランスT1の1次巻線L11を介して放出されるために、出力トランスT1の補助巻線L13にパワーMOSFETQ1をONさせる方向に起電力を生じて、継続した自励発振の動作が開始される。
しかしながら、起動時においては出力側の平滑コンデンサC3に蓄積電荷が存在せず、起動パルスによる出力トランスT1の補助巻線L13,L12の誘起電圧が吸収され易い。すなわち、平滑コンデンサC3が満充電となってからは前記補助巻線L13,L12に電圧が誘起されるが、それまではパワーMOSFETQ1,Q2の駆動信号(電圧パルス)が得られないことになる。また、ゲート回路にコンデンサC4による平滑要素が含まれることでも、誘起電圧を吸収する要因となり、パワーMOSFETQ1,Q2のゲートスレシホールド電圧に達するような帰還信号が得にくい。
このため図20には、1つの試みとして提案された事例(信学技報IEICE Technical Report EE2006−53(2007−01)自励駆動共振形コンバータのディジタル制御について)を示す。この先行技術は、デジタル・シグナル・プロセッサ3によるディジタル制御を用いて、起動状況を確認しながらパルス条件を変化させるもので、複雑な制御を必要とするアナログ制御に対して、容易に解決可能としている。しかしながら、本来、複合共振直列コンバータを自励で構成する主目的の1つは、簡易な構成による小型・低コスト化であり、この観点からすれば、ディジタル化以外の簡易な方法が望まれる。
そこで、図1は、本発明の実施の一形態に係るスイッチング電源装置の電気的構成を示すブロック図である。このスイッチング電源装置は、前述の図16および図19で示すスイッチング電源装置に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付して示す。このスイッチング電源装置でも、直流入力電源Eの両端子間に、スイッチング素子Q1とQ2(以下、パワーMOSFETで記述)との直列回路が接続されるとともに、コンデンサC0が接続される。そして、前記パワーMOSFETQ1,Q2の接続点と前記直流入力電源Eの一端との間に、インダクタLと出力トランスT1の1次巻線L11とコンデンサC1との直列共振回路を接続し、前記パワーMOSFETQ1またはQ2の何れか一方と並列にコンデンサC2が、他方と並列に起動抵抗R0が接続される。(図1では、直流入力電源Eの一端は低圧側に、コンデンサC2はパワーMOSFETQ2に、起動抵抗R0はパワーMOSFETQ1に並列に接続した例を示している)。前述のように、コンデンサC2は、パワーMOSFETQ1,Q2の接合容量で代用される場合もあり、ダイオードD1,D2も、前記パワーMOSFETQ1,Q2のボデイダイオードで兼用される場合もある。
さらに前記出力トランスT1の出力巻線に中間タップを設けて2分割(L21,L22)し、それらの出力を整流するダイオードD3,D4で全波整流回路を形成し、注目すべきは、本実施の形態では、前記中間タップとの間に小容量の第1のコンデンサC31が接続され、さらにインピーダンス回路Zを介して大容量の第2のコンデンサC32および直流負荷Loadが接続されることである。すなわち、前述の図16および図19で示す前提構成において、平滑コンデンサC3がC31とC32とに分割され、それらの間にインピーダンス回路Zが介在される。前記出力トランスT1には補助巻線L13,L12が設けられ、それぞれ前記ゲート抵抗R11,R12および制御回路Cont1,Cont2を介してパワーMOSFETQ1,Q2を駆動する。制御回路Cont1,Cont2および起動回路IGNは、前述の図19で説明したのと同様な回路を構成している。
このように構成されるスイッチング電源装置において、直流入力電源Eから起動抵抗R0を介してコンデンサC2が充電された状態で、起動回路IGNからパワーMOSFETQ2のゲートに起動パルスが供給されると、該パワーMOSFETQ2が一瞬ONし、コンデンサC1の電荷が出力トランスT1の1次巻線L11を介して放電され、該出力トランスT1の各巻線L21,L22;L13,L12に電圧が誘起される。2次巻線L21,L22の誘起電圧は、ダイオードD3またはD4とコンデンサC31とで先ず整流・平滑されるが、本発明では、このコンデンサC31は、上述のような起動性に支障のない程度の容量値とし、その出力側にインピーダンス回路Zを介して本来の第2のコンデンサC32が接続される。そして、起動パルスによって誘起された2次電圧は、インピーダンス回路Zの分だけ第2のコンデンサC32に吸収されにくくなり、補助巻線L13,L12からの帰還信号も発生し易くなる。その結果、パワーMOSFETをONさせ易くなり、電圧帰還型の自励式複合共振直列コンバータにおいて、本来の特徴である低損失・低雑音化を維持しながら、他励式に比べて大幅な回路の簡素化、低コスト化を実現するとともに、起動性を改善することができる。
図2〜図6は、図1で示したインピーダンス回路Zの具体的な一構成例を示す図であり、スイッチQ31(MOSFETで表示)を用いる。図2においては、ツエナーダイオードZDと抵抗R31とによって第1のコンデンサC31の電圧が一定値以上になった後にスイッチQ31をONさせて、第2のコンデンサC32による平滑と負荷Loadへの直流電流出力を行うように構成している。
また、図3は、図2のツエナーダイオードZDに代えて、インピーダンス素子Z1とZ2との分圧電圧でスイッチQ31をONさせるように構成した例である。さらにまた、図4は、抵抗R32とコンデンサC33による直列時定数回路を用い、前記コンデンサC33の充電電圧が一定値以上になることで、起動後は速やかにスイッチQ31をONさせるように構成した例である。また、図5は、スイッチQ31と並列にインピーダンス素子Z1を設けたもので、図1のインピーダンス回路Zを一定時間後に短絡して突入電流を抑制できる構成とした例である。さらに、図6は、異常検出回路11によって負荷Loadの異常を検出した際に、スイッチQ31をOFFとし、該負荷Loadを切り離す異常保護とスイッチQ31を兼用した例である。
これに対して、図7は静電容量の大きい方の第2のコンデンサC32と直列にインピーダンス素子Z1を設けた例であり、図8は前記第2のコンデンサC32と直列にスイッチQ31を設けた例であり、図1〜図6の場合と同様な効果が得られる。
図9は、負荷LoadとしてLEDを用いた場合の全体回路を示す図である。この構成では、出力トランスT1の出力をダイオードD3,D4とコンデンサC31とで整流・平滑化し、その直流出力をLED負荷Loadおよび電流検出抵抗R15の直列回路へ供給するとともに、前記第1のコンデンサC31と並列に、第2のコンデンサC32とスイッチQ31(MOSFETで記載)との直列回路を構成し、基準電圧源Vrefとコンパレータcomp1とによって前記電流検出抵抗R15での電圧降下が一定値以上となった場合に、スイッチQ31をONさせて第2のコンデンサC32によって出力電圧の平滑度を確保するものである。
このような構成では、LEDの順方向電圧Vf以上の電圧(直列構成の場合はそのn倍)が印加されるまでは電流が流れず、起動時はいわゆる無負荷状態にあるため、電圧帰還型の自励式複合共振直列コンバータの起動性を改善するとともに、LED負荷着脱時などに発生するLEDへのラッシュ電流を抑制する効果がある。
これに対して、図10および図11は、前記電圧帰還型の自励式複合共振直列コンバータにおいて、2次側のスイッチQ3を用いて、負荷Loadへの電圧・電流・電力などを出力トランスT1の2次側で制御する例を示すものである。図10は、前記スイッチQ3およびその制御回路cont3、チョークコイルL2、ダイオードDで降圧型チョッパを構成した例であり、図11は同様な素子の配列を変えて昇圧チョッパを構成した例である。このような構成によれば、定電圧や定電流制御の為にトランスT1の2次側の信号を1次側へフィードバックする必要がなくなるとともに、自励式複合共振直列コンバータの動作波形を最適に保つことが可能となる。
ここで、特開2006−333555号公報には、出力トランスの2次側で、整流ダイオードおよび平滑コンデンサの後段に、チョークコイルおよびコンデンサを設けた構成が示されているけれども、スパイクノイズを除去するためのものであり、本発明とは逆に、出力トランス側の平滑コンデンサの容量が大きく、出力端側のコンデンサの容量が小さく、またチョークコイルのインピーダンスも常時小さい。
本発明の実施の一形態に係るスイッチング電源装置の電気的構成を示すブロック図である。 図1で示すスイッチング電源装置のインピーダンス回路の具体的な一構成例を示す図である。 図1で示すスイッチング電源装置のインピーダンス回路の具体的な一構成例を示す図である。 図1で示すスイッチング電源装置のインピーダンス回路の具体的な一構成例を示す図である。 図1で示すスイッチング電源装置のインピーダンス回路の具体的な一構成例を示す図である。 図1で示すスイッチング電源装置のインピーダンス回路の具体的な一構成例を示す図である。 図1で示すスイッチング電源装置のインピーダンス回路の具体的な一構成例を示す図である。 図1で示すスイッチング電源装置のインピーダンス回路の具体的な一構成例を示す図である。 図1に、負荷としてLEDを用いた場合の全体回路を示す図である。 本発明で2次側に介在されることになるスイッチを用いて降圧型チョッパを構成した例を示すブロック図である。 本発明で2次側に介在されることになるスイッチを用いて昇圧型チョッパを構成した例を示すブロック図である。 他励式複合共振直列コンバータの基本構成を示す回路図である。 図12の動作波形図である。 従来の自励(電流帰還)式直列コンバータの例を示す回路図である。 従来の自励(電圧帰還)式直列コンバータの例を示す回路図である。 本発明の前提となる自励(電圧帰還)式直列コンバータの回路図である。 図16の動作波形図である。 制御回路の具体的な回路構成を示す電気回路図である。 起動回路を含めた図16の具体的な回路構成を示す図である。 従来の起動性を改善した自励(電圧帰還)式直列コンバータの回路図である。
符号の説明
11 異常検出回路
C0,C1,C2 コンデンサ
C31 第1のコンデンサ
C32 第2のコンデンサ
C33 コンデンサ
Comp 比較器
comp1 コンパレータ
Cont1,Cont2,Cont3;Conta,Contb 制御回路
D1,D2,D3,D4,D20 ダイオード
E 直流入力電源
IGN 起動回路
L インダクタ
L2 チョークコイル
L11 1次巻線
L12,L13 補助巻線
L21,L22 2次巻線
Load 直流負荷
Q1,Q2 スイッチング素子(パワーMOSFET)
Q31 スイッチ
R0 起動抵抗
R11,R12ゲート抵抗
R15 電流検出抵抗
T1 出力トランス
Vref 基準電圧源
Z インピーダンス回路
Z1,Z2 インピーダンス素子
ZD ツエナーダイオード

Claims (10)

  1. 直流入力電源の両端子間に第1および第2のスイッチング素子から成る直列回路が接続され、前記第1および第2のスイッチング素子の接続点と前記直流入力電源の一方の端子との間に、インダクタ、コンデンサおよびトランスの1次巻線から成る直列回路が接続され、起動回路が前記第1および第2のスイッチング素子の何れかに起動パルスを与えることでスイッチングを開始し、そのスイッチングにより得られたトランスの2次側誘起電流をダイオードおよび平滑コンデンサによって整流・平滑化して出力し、前記平滑コンデンサの充電完了によって2次側誘起電流が流れなくなったことを第1および第2の制御回路が前記トランスの一方の補助巻線電圧の低下から検知して前記第1および第2のスイッチング素子の内のONしていた側をOFF駆動するとともに、他方の補助巻線電圧の上昇で前記第1および第2のスイッチング素子の内のOFFしていた側をONさせることでスイッチングが継続するようにした電圧帰還型の自励式複合共振直列コンバータから成るスイッチング電源装置であって、
    前記平滑コンデンサは、相互に並列で、相対的に小容量の第1のコンデンサと、大容量の第2のコンデンサとに分割され、
    前記第1のコンデンサと第2のコンデンサとの間に設けられ、前記第1のコンデンサを2次巻線側、前記第2のコンデンサを出力端側として、それらの間を、前記第1のコンデンサの充電量が予め定めるレベル以上となるまで高インピーダンスに保持するインピーダンス回路を含むことを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 前記インピーダンス回路は、前記第1のコンデンサに並列に設けられるツエナーダイオードと抵抗との直列回路と、前記第1および第2のコンデンサの一方の端子間に介在され、前記ツエナーダイオードと抵抗との接続点の電圧が一定値以上になるとONするスイッチとを備えて構成されることを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源装置。
  3. 前記インピーダンス回路は、前記第1のコンデンサに並列に設けられる第1および第2のインピーダンス素子の直列回路と、前記第1および第2のコンデンサの一方の端子間に介在され、前記第1および第2のインピーダンス素子による分圧電圧が一定値以上になるとONするスイッチとを備えて構成されることを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源装置。
  4. 前記インピーダンス回路は、前記第1のコンデンサに並列に設けられる抵抗とコンデンサとの直列時定数回路と、前記第1および第2のコンデンサの一方の端子間に介在され、前記コンデンサの充電電圧が一定値以上になるとONするスイッチとを備えて構成されることを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源装置。
  5. 前記スイッチと並列にさらにインピーダンス素子を備え、前記第1および第2のコンデンサ間に、起動直後は該インピーダンス素子が挿入され、前記コンデンサの充電電圧が一定値以上になると前記スイッチで該インピーダンス素子が短絡されることを特徴とする請求項4記載のスイッチング電源装置。
  6. 前記インピーダンス回路は、前記第2のコンデンサに直列に設けられるインピーダンス素子から成ることを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源装置。
  7. 前記インピーダンス回路は、前記第1のコンデンサに並列に設けられるツエナーダイオードと抵抗との直列回路と、前記第2のコンデンサと直列に介在され、前記ツエナーダイオードと抵抗との接続点の電圧が一定値以上になるとONするスイッチとを備えて構成されることを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源装置。
  8. 負荷の異常を検出すると前記スイッチをOFFする異常検出回路をさらに備えることを特徴とする請求項2〜のいずれか1項に記載のスイッチング電源装置。
  9. 前記インピーダンス回路は、前記第1のコンデンサと第2のコンデンサとを切離すスイッチから成り、前記スイッチに、その制御回路、チョークコイルおよびダイオードをさらに備えて、降圧または昇圧チョッパ回路を構成することを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源装置。
  10. 負荷がLEDであることを特徴とする請求1〜9のいずれか1項に記載のスイッチング電源装置。
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