JP2002101662A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP2002101662A
JP2002101662A JP2000292439A JP2000292439A JP2002101662A JP 2002101662 A JP2002101662 A JP 2002101662A JP 2000292439 A JP2000292439 A JP 2000292439A JP 2000292439 A JP2000292439 A JP 2000292439A JP 2002101662 A JP2002101662 A JP 2002101662A
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voltage
switching
supply device
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Masayasu Tomiyama
正康 富山
Akihiro Shibata
章弘 柴田
Kazuma Yamamoto
和馬 山本
Yasuhiro Nakada
康裕 中田
浩 ▲高▼澤
Hiroshi Takazawa
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の2次側巻線を有する1つのトランスに
より複数の電圧を生成するスイッチング電源装置におい
て、効率良く安価に電圧供給を遮断できるようにする。 【解決手段】 最大電圧の出力を遮断する素子としてP
チャネルMOSFETを使用し、制御回路駆動用及び最
大電圧以外の電圧の出力を遮断する素子としてNチャネ
ルMOSFETを使用し、前記PチャネルMOSFET
のドレインは負荷側及び前記NチャネルMOSFETの
ゲートに接続し、前記NチャネルMOSFETのソース
は負荷側に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源装置に関し、
特に複数の電圧を出力可能な電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】[第1の従来技術]従来、画像記録装置
に搭載された電源装置は、複数の電圧を出力可能に構成
されている。すなわち、この種の電源装置は、例えば、
CPU等で構成された制御回路等を駆動するための3.
3V等の低電圧、レーザやモータ等の各種ドライバ等を
駆動するための5V等の中電圧と、モータやソレノイド
等の消費電力量が大きい負荷を駆動する24V等の高電
圧を出力するように構成されている。
【0003】画像記録装置は、画像記録を行っていると
きは上記全ての出力電圧により負荷が駆動されている
が、画像記録を行っていないときは5V等の中電圧で駆
動される各種ドライバ、24V等の大電圧で駆動される
モータ、ソレノイド等は駆動されていない。
【0004】しかしながら、これらの負荷は、駆動され
ていなくても周辺の負荷回路等も含め若干の電力を消費
する。従って、昨今の電気機器に対する省エネルギー化
の要請から、画像記録を行っていないときは、5V等の
中電圧、24V等の大電圧の供給を遮断することが考え
られている。
【0005】図18は、従来の電圧供給遮断機能を有す
る電源回路を示しており、この電源装置は、フライバッ
ク方式のスイッチング電源装置であり、3.3V、5
V、24Vの3つの電圧を出力可能となっている。
【0006】図18において、T301は絶縁トランス
であり、NチャネルMOSFETQ301により断続的
に電流が供給される。このMOSFETQ301が図示
しない電源制御回路によりオン/オフ駆動されることに
より、出力電圧が所定の値(ここでは3.3V、5V、
24V)になるように制御される。
【0007】絶縁トランスT301は、3つの電圧を出
力することができ、それぞれ整流素子D301とコンデ
ンサC301、整流素子D302とコンデンサC30
2、整流素子D303とコンデンサC303により整流
平滑され、24V、5V、3.3Vの出力電圧が得られ
る。
【0008】24Vの負荷遮断回路は、PチャネルMO
SFETQ302、抵抗R301、R302、トランジ
スタQ304により構成され、5Vの負荷遮断回路は、
PチャネルMOSFETQ303、抵抗R303、R3
04、トランジスタQ305により構成されている。ト
ランジスタQ304、Q305のベースには、図示省略
した3.3Vで動作する制御回路によって制御される負
荷遮断信号が入力され、この負荷遮断信号がHighで
あれば、トランジスタQ304、Q305はONとなっ
てMOSFETQ302、Q303は導通し、負荷に2
4V、5Vの電圧が供給される。一方、負荷遮断信号が
Lowであれば、トランジスタQ304、Q305はO
FFとなってMOSFETQ302、Q303は遮断さ
れ、24V、5Vの電圧供給が遮断される。
【0009】[第2の従来技術]図19は、従来の2コ
ンバータ電源装置の回路図であり、24V出力用のコン
バータがメイン電源、3.3V出力用のコンバータがサ
ブ電源を構成している。これらメイン電源、サブ電源
は、共にPWM方式にて出力電圧の制御を行うフライバ
ック方式の電源となっている。
【0010】24V出力用のメイン電源において、AC
入力部からの入力電圧はダイオードブリッジ301で全
波整流され、平滑コンデンサ302で平滑される。30
3は電源制御用ICであり、電源制御用IC用のスター
ト抵抗304、305により起動される。電源起動後、
電源制御用IC303は、FET306のON/OFF
制御を行う。FET306がONの時、トランス307
の1次巻線307aに励磁電流が流れ、磁束を生じさせ
ることでトランス307にエネルギーを蓄積する。
【0011】補助巻線307bは1次巻線307aと同
極性であるので、このときに生じた電圧をダイオード3
08、コンデンサ309により整流・平滑した電圧が電
源電圧として供給される。2次側のダイオード310は
トランス307の2次巻線307sの極性が逆であるた
めに、2次側へのエネルギーの伝達は行われない。
【0012】FET306がOFFすると、2次巻線3
07sの電圧が反転するため、ダイオード310がON
し、コンデンサ311に電流が供給されることで2次側
にエネルギーが取り出される。
【0013】312はシャントレギュレータであり、フ
ィードバック抵抗313、314により分圧された電圧
とシャントレギュレータ312のリファレンス電圧とが
等しくなるように、カソードからアノードヘ電流を流
す。315は電流制限抵抗、316はフォトカプラであ
る。シャントレギュレータ312のカソードからアノー
ドへ電流が流れることで、フォトカプラ316の発光部
に電流が流れると受光部はONし、電源制御用IC30
3のフォードバック端子(FB)より電流が流出する。
この電流に応じて電源制御用IC303はFET306
のONデューティを制御し、出力電圧を安定化する。メ
イン電源のAC入力部とダイオードブリッジ301との
間には、リレー317が配置されている。
【0014】3.3V用のサブ電源もメイン電源と同様
の動作原理であるため、ここでは説明を省略する。
【0015】CPU318は3.3V出力用のサブ電源
から電源を供給されており、抵抗319、320により
分圧された電圧が、トランジスタ321のベースに印加
されている。トランジスタ321のコレクタは、リレー
317の一端に接続されている。リレー317のもうー
端は、サブ電源の3.3V出力に接続されている。
【0016】CPU318の出力がHighのときは、
トランジスタ321のベースには抵抗319、320に
分圧された電圧が印加され、電流が供給されることでト
ランジスタ321はONし、リレー317は導通し、メ
イン電線は動作することになる。
【0017】一方、CPU318の出力がLowのとき
は、トランジスタ321のべースには電流が供給されな
いため、トランジスタ321はONせず、リレー317
は遮断されるため、メイン電源は動作を停止する。
【0018】[第3の従来技術]複数の出力電圧を備え
た電源装置は、第1の従来技術で説明したように、駆動
されていない負荷も若干の電力を消費する。
【0019】また、複数の出力を1つの絶縁トランスで
出力する形態を取る場合、巻線の仕様、電源の方式にも
依存するが、24Vなどの大電圧と3.3Vなどの低電
圧の出力の負荷バランスによっては、例えば、24Vな
どの大電圧の出力段にダミー電流を流すためのダミー抵
抗を設け、必要最小限の負荷電流をダミー抵抗により消
費させないと所望の出力電圧のクロスレギュレーション
を満足させることができない場合が多々ある。
【0020】これらの状態は、装置の節電モード時に消
費電力がアップする要因となるものである。そこで、近
年の電気機器に対する省エネルギー化の要請から、画像
記録を行っていないときには、5Vなどの中電圧、24
Vなどの大電圧、およびダミー抵抗を含めて出力を遮断
する図20のような電源装置が考えられている。
【0021】図20の電源装置は、フライバック方式の
スイッチング電源装置であり、3.3V、5V、24V
の3つの電圧を出力可能となっている。
【0022】図20において、T401は絶縁トランス
であり、NチャネルMOSFETQ401をスイッチ素
子として、このスイッチ素子のオン・オフの時比率を制
御することによって電力の流れを調整する電源方式であ
る。
【0023】スイッチ素子Q401のオン時には、絶縁
トランスT401の1次側(S1)に電流が流れ、絶縁
トランスT401にエネルギーが蓄積される。次に、こ
のスイッチ素子Q401がオフになると、絶縁トランス
T401の1次側(S1)は電流が流れなくなる。この
時、2次側(S2、S3、S4)は負荷側へエネルギー
を放出する。スイッチ素子Q401は、図示省略した電
源制御回路によって駆動されており、出力電圧が所定の
値(ここでは、3.3V、5V、24V)になるように
制御されている。
【0024】絶縁トランスT401は、3つの電圧を出
力することができ、それぞれ整流素子D401とコンデ
ンサC401、整流素子D402とコンデンサC40
2、整流素子D403とコンデンサC403により整流
平滑され、24V、5V、3.3Vの出力電圧が得られ
る。
【0025】24Vの負荷遮断回路は、PチャネルMO
SFETQ402、抵抗R401、R402、トランジ
スタQ404により構成され、5Vの負荷遮断回路は、
PチャネルMOSFETQ403、抵抗R403、R4
04、トランジスタQ405により構成されている。な
お、24Vの出力段には、ダミー抵抗R405が設けら
れている。
【0026】トランジスタQ404、Q405のベース
には、図示省略した3.3Vで動作する制御回路によっ
て制御される負荷遮断信号が入力され、この負荷遮断信
号がHighであれば、トランジスタQ404、Q40
5はONとなってPチャネルMOSFETQ402、Q
403は導通し、負荷に24V、5Vの電圧が供給され
る。一方、負荷遮断信号がLowであれば、トランジス
タQ404、Q405はOFFとなってPチャネルMO
SFETQ402、Q403は遮断され、24V、5V
の電圧供給が遮断される。
【0027】[第4の従来例]従来、機器の待機モード
時の省電力を図るため、図22に示したような複数のス
イッチングレギュレータを備えた電源装置が知られてい
る。
【0028】図22に示した電源装置は、機器の待機時
にIC131のCPUを動作させるための出力3.3V
の第1のスイッチングレギュレータと、機器の動作時に
のみ必要とされる負荷を駆動する出力24Vの第2のス
イッチングレギュレータとを有している。
【0029】第1のスイッチングレギュレータは、一般
的なRCC方式のフライバック電源であり、絶縁トラン
スT111をスイッチング素子であるFETQ111に
より駆動する。出力電圧は、抵抗R115,R116に
より分圧され、エラーアンプA111で比較、フォトカ
プラPC111で1次側にフィードバックされて、3.
3Vに安定化される。
【0030】第2のスイッチングレギュレータは、電源
制御ICであるIC121を用いたPWM方式のフライ
バック電源である。T121が絶縁トランス、Q121
がスイッチング素子FETであり、出力電圧はR12
5,R126により分圧され、エラーアンプA121で
比較、フォトカプラPC121で1次側にフィードバッ
クされて、24Vに安定化される。
【0031】IC121を駆動するための電源として
は、絶縁トランスT121の補助巻線をダイオードD1
21、コンデンサC121により整流平滑したものが供
されており、本スイッチングレギュレータの動作開始時
には、抵抗R121を介して商用電源より電源が供給さ
れる。
【0032】機器の動作時と待機時の第2のスイッチン
グレギュレータの動作の是非は、IC131内のCPU
により決定され、SLEEP信号によりフォトカプラP
C131により補助電源から電源制御IC121への電
源の接続の有無により切り替えられる。すなわち、SL
EEP信号がHighであれば、フォトカプラPC13
1のフォトトランジスタはONとなり、電源制御IC1
21への電源供給が行われ、第2のスイッチングレギュ
レータは動作する。SLEEP信号がLowであれば、
フォトカプラPC131のフォトトランジスタはOFF
となり、電源制御IC121への電源供給が遮断され、
第2のスイッチングレギュレータは停止する。
【0033】[第5の従来例]複数の出力電圧を備えた
電源装置は、第1,第3の従来技術で説明したように、
駆動されていない負荷も若干の電力を消費する。
【0034】また、複数の出力を1つの絶縁トランスで
出力する形態を取る場合、巻線の仕様、電源の方式にも
抜存するが、24Vなどの大電圧と3.3Vなどの低電
圧の出力の負荷バランスによっては、例えば、24Vな
どの大電圧の出力段にダミー電流を流すためのダミー抵
抗を設け、必要最小限の負荷電流をダミー抵抗により消
費させないと所望の出力電圧のクロスレギュレーション
を満足させることができない場合が多々ある。
【0035】これらの状態は、装置の節電モード時に消
費電力がアップする要因となるものである。そこで、近
年の電気機器に対する省エネルギー化の要請から、画像
記録を行っていないときには、5Vなどの中電圧、24
Vなどの大電圧、およびダミー抵抗を含めて出力を遮断
する図23のような電源装置が考えられている。
【0036】図23の電源装置は、フライバック方式の
スイッチング電源装置であり、3.3V、5V、24V
の3つの電圧を出力可能となっている。
【0037】図23において、T301は絶縁トランス
であり、NチャネルMOSFETQ301をスイッチ素
子として、このスイッチ素子のオン・オフの時比率を制
御することによって電力の流れを調整する電源方式であ
る。
【0038】スイッチ素子Q301のオン時には、絶縁
トランスT301の1次側(S1)に電流が流れ、絶縁
トランスT301にエネルギーが蓄積される。次に、こ
のスイッチ素子Q301がオフになると、絶縁トランス
T301の1次側(S1)は電流が流れなくなる。この
時、2次側(S2、S3、S4)は負荷側へエネルギー
を放出する。スイッチ素子Q301は、図示省略した電
源制御回路によって駆動されており、出力電圧が所定の
値(ここでは、3.3V、5V、24V)になるように
制御されている。
【0039】絶縁トランスT301は、3つの電圧を出
力することができ、それぞれ整流素子D301とコンデ
ンサC301、整流素子D302とコンデンサC30
2、整流素子D303とコンデンサC303により整流
平滑され、24V、5V、3.3Vの出力電圧が得られ
る。
【0040】24Vの負荷遮断回路は、PチャネルMO
SFETQ302、抵抗R301、R302、トランジ
スタQ304により構成され、5Vの負荷遮断回路は、
PチャネルMOSFETQ303、抵抗R303、R3
04、トランジスタQ305により構成されている。な
お、24Vと5Vの出力段には、夫々、ダミー抵抗R3
10,R320が設けられている。
【0041】トランジスタQ304、Q305のベース
には、図示省略した3.3Vで動作する制御回路によっ
て制御される負荷遮断信号が入力され、この負荷遮断信
号がHighであれば、トランジスタQ304、Q30
5はONとなってPチャネルMOSFETQ302、Q
303は導通し、負荷に24V、5Vの電圧が供給され
る。一方、負荷遮断信号がLowであれば、トランジス
タQ304、Q305はOFFとなってPチャネルMO
SFETQ302、Q303は遮断され、24V、5V
の電圧供給が遮断される。
【0042】[第6の従来例]プリンタでは、エンジン
駆動用の24V等の電源電圧と、エンジン制御用の3.
3等の電源電圧が必要であるため、2つのコンバータを
有する電源装置(以下、複合電源装置と呼ぶ)を搭載し
たものが知られている。
【0043】図24は、従来の複合電源装置の回路図で
あり、3.3V電源(メイン電源)と24V電源(サブ
電源)を有している。
【0044】図24において、1はAC電源であり、ダ
イオードブリッジ2で全波整流し、平滑コンデンサ3で
平滑される。4はメイン電源制御用ICであり、3.3
Vの電源電圧を作るための制御1Cであり、ICスター
ト用抵抗5,6により起動される。
【0045】メイン電源制御用IC4は、起動される
と、FET7をON/OFF制御する。FET7がON
の時、メイン巻線10に電圧が印加され、メイントラン
スに電力が蓄えられる。そして、FET7がOFFにな
ったとき、メイントランスに蓄えられたエネルギーを補
助巻線12、2次巻線11を介して放出する。メイント
ランスの補助巻線12から放出されたエネルギーは、ダ
イオード9、コンデンサ8で平滑され、メイン電源起動
後のメイン電源制御IC4用の補助電源として利用され
る。また、メイントランスの2次巻線11より放出され
たエネルギーは、ダイオード16、コンデンサ17、コ
イル18、コンデンサ19で平滑される。
【0046】34はシャントレギュレータであり、3.
3V電圧をフィードバック抵抗31、32で分圧された
値とシャントレギュレータ34のリファレンス電圧が等
しくなるようにカソードからアノードヘ電流を流す。
【0047】33は電流制限抵抗、14はフォトカプラ
である。フォトカプラ14の発光部に電流が流れると受
光部はオンし電源制御用IC4のF.B部より電流が流
出する。この電流に応じて電源制御用IC4は、デユー
ティを制御し電源を安定化する。
【0048】また、20は3.3Vの電流を検知する検
出抵抗でありこの検出抵抗20で発生する起電圧を抵抗
21〜24で分圧し、コンパレータ25で比較し、検出
抵抗20での起電庄が一定以上であるときは、トランジ
スタ28を導通させてフォトカプラ29を発光させる。
すると、電源制御用IC4のSD端子の電圧が上昇し、
電源制御用1C4の発振を停止させる。
【0049】24V電源(サブ電源)もメイン電源とほ
ぼ同様に構成されているが、サブ電源IC104は、メ
イン電源の補助電源部より電源供給を受けているため、
サブトランス110には補助巻線は設けられていない。
【0050】また、200はエンジンコントローラであ
り、メイン電源により駆動され、この複合電源装置を搭
載したプリンタなどの制御を行うとともに、スタンバイ
状態が長く続いた場合には、フォトカプラ201を停止
させ、サブ電源への補助電源の供給を停止することによ
って、サブ電源を停止状態にする。
【0051】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1の
従来例では、CPU等の制御回路等に供給する3.3V
等の低電圧にて、負荷への5V等の中電圧、24V等の
高電圧の供給を遮断するため、NチャネルMOSFET
のゲートを駆動することができず、PチャネルMOSF
ETを用いなければならなかった。
【0052】一般に、PチャネルMOSFETはオン抵
抗が高いため負荷導通時の損失が大きくなり、発熱、効
率の低下、出力電圧の精度の低下といった問題が生じ
る。
【0053】また、P地ャネルMOSFETは、値段も
高いため、コスト的にも不利である。
【0054】第2の従来例では、リレーを用いる必要が
あり、また、AC入力部が2系統必要になるため、装置
を小型化することが困難であった。
【0055】第3の従来例では、複数の出力電圧のうち
節電モード時には不必要な出力電圧を、2次側のダミー
抵抗を含む全ての負荷の前段においてON/OFFする
切替手段を設け、装置の節電モード時にOFFされてい
た出力電圧が装置の動作時にONされたとき、負荷の遮
断時にトランスT401に蓄構されていたエネルギーが
遮断回路の導通と同時に制御回路側へ電圧・電流として
放出され始めるときには、出力電圧に対する制御回路お
よびダミー抵抗は未だ遮断された状態にあり、図21に
示したように、出力電圧制御回路からのフィードバック
動作、或いはダミー抵抗によるエネルギーの消費により
制御電圧が正常になるまでの間に、目標電圧よりも上昇
した電圧が発生していることがある。
【0056】この目標電圧よりも大きな電圧を2次側の
制御回路部品へそのまま印加することは、制御回路部品
の信頼性を損なうだけでなく、制御回路部品を損傷する
可能性もある。これに対応するために、従来は耐電圧性
の高い高価な部品を使用していたため、コスト高となっ
ていた。
【0057】第4の従来例では、広範囲に渡る商用電源
電圧に対応することができなかった。例えば、日本、北
米、メキシコの商用電源電圧は、夫々、100V、12
0V、127Vであり、商用電源電圧の変動を考慮する
と、約90Vから140Vまで対応する必要がある。し
かし、第4の従来例では、図22に示す抵抗R121,
R128の分圧により動作開始時の電源制御ICの駆動
電圧が決められているため、約90Vから140Vまで
の商用電源電圧に対応することができなかった。
【0058】第5の従来例では、第3の従来例と同様の
問題が生じていた。
【0059】第6の従来例では、素子点数が多く、コス
トアップを招くと共に小型化することが困難であった。
【0060】本発明は、このような背景の下になされた
もので、その第1の課題は、複数の2次側巻線を有する
1つのトランスにより複数の電圧を生成するスイッチン
グ電源装置において、効率良く安価に電圧供給を遮断で
きるようにすることにある。
【0061】また、第2の課題は、商用電源から直流電
圧を生成するための複数のコンバータからなる多出力電
源装置において、装置の小型化を図れるようにすること
にある。
【0062】また、第3の課題は、複数の2次側巻線を
有する1つのトランスにより複数の電圧を生成するスイ
ッチング電源装置において、電圧供給の遮断が解除され
た時の出力電圧の瞬時的な上昇を抑制できるようにする
ことにある。
【0063】また、第4の課題は、商用電源から直流電
圧を生成するための複数のコンバータからなる多出力電
源装置において、複数の商用電源電圧に対応できるよう
にすることにある。
【0064】
【課題を解決するための手段】上記第1の課題を解決す
るため、本発明は、複数の2次側巻線を有する1つのト
ランスにより複数の電圧を生成するスイッチング電源装
置において、最大電圧の出力を遮断する素子としてPチ
ャネルMOSFETを使用し、制御回路駆動用及び最大
電圧以外の電圧の出力を遮断する素子としてNチャネル
MOSFETを使用し、前記PチャネルMOSFETの
ドレインは負荷側及び前記NチャネルMOSFETのゲ
ートに接続し、前記NチャネルMOSFETのソースは
負荷側に接続している。
【0065】上記第2の課題を解決するため、本発明
は、商用電源から直流電圧を生成するための複数のコン
バータからなる多出力電源装置において、前記多出力電
源は、待機時に動作を停止する第1のスイッチング電源
と待機時に動作を停止しない第2のスイッチング電源と
を有し、前記第2のスイッチング電源の変圧器は1次巻
線と所望の出力電圧を得るための2次巻線と補助巻線と
を有し、前記第1、第2のスイッチング電源の各スイッ
チング素子を駆動制御する各駆動制御回路に対して前記
補助巻線の電圧を供給している。
【0066】上記第3の課題を解決するため、本発明
は、商用電源から直流電圧を生成するスイッチング電源
装置において、前記複数の電圧の負荷への出力を個別に
遮断するスイッチング素子を含む遮断回路を有し、前記
遮断回路のスイッチング素子の後段にはフィルタが設け
られている。
【0067】上記第4の課題を解決するため、本発明
は、商用電源から直流電圧を生成するための複数のスイ
ッチングレギュレータからなる多出力電源装置におい
て、前記多出力電源は、待機時に動作を停止する第1の
スイッチングレギュレータと待機時に動作を停止しない
第2のスイッチングレギュレータとを有し、前記第2の
スイッチングレギュレータの変圧器の入力側には1次巻
線の他にツェナダイオードを含む整流平滑回路が付加さ
れた補助巻線を有し、前記第1のスイッチングレギュレ
ータの各スイッチング素子を駆動制御する駆動制御回路
に対して前記補助巻線及び整流平滑回路からの電圧を供
給している。
【0068】上記第4の課題を解決するため、本発明
は、商用電源から直流電圧を生成するための複数のスイ
ッチングレギュレータからなる多出力電源装置におい
て、前記多出力電源は、待機時に動作を停止する第1の
スイッチングレギュレータと待機時に動作を停止しない
第2のスイッチングレギュレータとを有し、前記第1の
スイッチングレギュレータの変圧器の入力側には1次巻
線の他にツェナダイオードを含む整流平滑回路が付加さ
れた補助巻線を有し、前記第1、第2のスイッチングレ
ギュレータの各スイッチング素子を駆動制御する各駆動
制御回路に対して前記補助巻線及び整流平滑回路からの
電圧を供給している。
【0069】上記第3の課題を解決するため、本発明
は、複数の2次側巻線を有する1つのトランスにより複
数の電圧を生成するスイッチング電源装置において、前
記複数の電圧の負荷への出力を個別に遮断するスイッチ
ング素子を含む遮断回路を有し、前記遮断回路のスイッ
チング素子の制御入力とアース間には容量性素子が付加
されている。
【0070】上記第2の課題を解決するため、本発明
は、商用電源から直流電圧を生成するための複数のコン
バータからなる多出力電源装置において、前記多出力電
源は、待機時に動作を停止する第1のスイッチング電源
と待機時に動作を停止しない第2のスイッチング電源と
を有し、前記第2のスイッチング電源は、当該第2のス
イッチング電源により生成され、前記第1、第2のスイ
ッチング電源の各スイッチング素子を夫々駆動制御する
各駆動制御回路を駆動するための補助電源と、前記第1
のスイッチング電源に異常が発生した場合に、前記各駆
動制御回路への前記補助電源の供給を停止する停止回路
とを有している。
【0071】上記第2の課題を解決するため、本発明
は、商用電源から直流電圧を生成するための複数のコン
バータからなる多出力電源装置において、前記多出力電
源は、待機時に動作を停止する第1のスイッチング電源
と待機時に動作を停止しない第2のスイッチング電源と
を有し、前記第2のスイッチング電源は、当該第2のス
イッチング電源により生成され、前記第1、第2のスイ
ッチング電源の各スイッチング素子を夫々駆動制御する
各駆動制御回路を駆動するための補助電源と、前記第1
のスイッチング電源に異常が発生した場合に、前記第1
のスイッチング電源のスイッチング素子を駆動制御する
駆動制御回路への前記補助電源の供給を停止する停止回
路とを有している。
【0072】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0073】[第1の実施形態]図1は本発明の第1の
実施形態に係る電源装置の回路図であり、本電源装置
は、フライバック方式のスイッチング電源装置により構
成されている。
【0074】図1において、T101は絶縁トランスで
あり、NチャネルMOSFETQ101により断続的に
電流が流れる。NチャネルMOSFETQ101は図示
しない電源制御回路により駆動されており、出力電圧が
所定の値(ここではは3・3V、5V、24V)になる
ように制御されている。
【0075】絶縁トランスT101の右側は出力側であ
り、出力は3つある。それぞれ整流素子D101、コン
デンサC101、整流素子D102、コンデンサC10
2、整流素子D103、コンデンサC103により整流
平滑され、所定の出力電圧を得る。
【0076】負荷遮断回路は、PチャネルMOSFET
Q102、NチャネルMOSFETQ103、抵抗R1
01、R102、トランジスタQ104により構成され
ている。NチャネルMOSFETQ103のゲートはP
チャネルMOSFETQ102のドレインと接続され、
トランジスタQ104のベースには負荷遮断信号が接続
されており、図示しないが3.3Vで動作する制御回路
によって制御される。
【0077】負荷遮断信号がHighであれば、トラン
ジスタQ104はONとなり、PチャネルMOSFET
Q102は導通するとともに、NチャネルMOSFET
Q103のゲートに電圧が供給されるため、Nチャネル
MOSFETQ103も導通し、負荷に電力が供給され
る。
【0078】負荷遮断信号がLowであれば、トランジ
スタQ104はOFFとなり、PチャネルMOSFET
Q102は遮断されるとともに、PチャネルMOSFE
TQ102のドレインに電圧が供給されないので、Nチ
ャネルMOSFETQ103もOFFとなり、5V、2
4Vの負荷への電力が遮断される。
【0079】なお、本実形態においては、フライバック
方式のスイッチング電源について説明したが、フォワー
ド方式その他の方式のスイッチング電源においても同様
の構成を用いることができる。
【0080】このように、本実施形態では、最も出力電
圧の高い負荷の遮断用にのみPチャネルMOSFETを
用い、制御回路に電源を供給する負荷以外の遮断にはN
チャネルMOSFETを用い、NチャネルMOSFET
のゲートの駆動はPチャネルMOSFETのドレイン出
力により行っているので、発熱、効率の低下、出力電圧
の精度の低下といった従来の問題点を解消できるばかり
でなく、低コストの負荷遮断回路を実現することができ
る。
【0081】[第1の実施形態の変形例]図2は第1の
実施形態の変形例を示す回路図であり、分圧抵抗R20
3,R204を設けた点に特徴がある。
【0082】図2において、T201は絶縁トランスで
あり、NチャネルMOSFETQ201により断続的に
電流が流れる。NチャネルMOSFETQ201は図示
しない電源制御回路により駆動されており、出力電圧が
所定の値(ここではは3・3V、5V、24V)になる
ように制御されている。
【0083】絶縁トランスT201の右側は出力側であ
り、出力は3つある。それぞれ整流素子D201、コン
デンサC201、整流素子D202、コンデンサC20
2、整流素子D203、コンデンサC203により整流
平滑され、所定の出力電圧を得る。
【0084】負荷遮断回路は、PチャネルMOSFET
Q202、NチャネルMOSFETQ203、抵抗R2
01、R202、トランジスタQ204により構成され
ている。NチャネルMOSFETQ203のゲートはP
チャネルMOSFETQ202のドレインと接続され、
トランジスタQ204のベースには負荷遮断信号が接続
されており、図示しないが3.3Vで動作する制御回路
によって制御される。
【0085】負荷遮断信号がHighであれば、トラン
ジスタQ204はONとなり、PチャネルMOSFET
Q202は導通するとともに、NチャネルMOSFET
Q203のドレイン端子電圧を抵抗R203、R204
によって分圧した電圧により、NチャネルMOSFET
Q203も導通し、負荷に電力が供給される。
【0086】負荷遮断信号がLowであれば、トランジ
スタQ204はOFFとなり、PチャネルMOSFET
Q202は遮断されるとともに、PチャネルMOSFE
TQ202のドレインに電圧が供給されないので、Nチ
ャネルMOSFETQ203もOFFとなり、5V、2
4Vの負荷への電力が遮断される。
【0087】なお、本変形例においては、フライバック
方式のスイッチング電源について説明したが、フォワー
ド方式その他の方式のスイッチング電源においても同様
の構成を用いることができる。
【0088】このように、本変形例では、最も出力電圧
の高い負荷の遮断用にのみPチャネルMOSFETを用
い、制御回路に電源を供給する負荷以外の遮断にはNチ
ャネルMOSFETを用い、NチャネルMOSFETの
ゲートの駆動はPチャネルMOSFETのドレイン出力
を抵抗分圧した電圧により行っているので、第1の実施
形態の上記効果に加え、PチャネルMOSFETにて遮
断する最も出力電圧の高い出力とNチャネルMOSFE
Tにて遮断する出力電圧との差が大きく、NチャネルM
OSFETのゲート耐圧を越えてしまう場合に、ゲート
の耐圧以下でNチャネルMOSFETを駆動することが
可能となる。
【0089】[第2の実施形態]図3は本発明の第2の
実施形態を適用した2コンバータ電源の回路図であり、
+24V出力用の電源がメイン電源、+3.3V出力用
の電源がサブ電源を示している。なお、メイン電源、サ
ブ電源ともPWM方式にて出力電圧の制御を行うフライ
バック方式の電源により構成されている。
【0090】3.3V出力用のサブ電源において、AC
入力部からの入力電圧はダイオードブリッジ101で全
波整流され、平滑コンデンサ102で平滑される。10
3は電源制御用ICであり、ICスター卜抵抗104、
105により起動される。
【0091】電源起動後、電源制御IC103は、FE
T106のON/OFF制御を行う。FET106がO
Nの時、トランス107の1次巻線107aに励磁電流
が流れ、磁束を生じさせることでトランス107にエネ
ルギーを蓄積する。補助巻線107bは1次巻線7aと
同極性であるので、このときに生じた電圧をダイオード
108、コンデンサ109により整流・平滑した電圧が
電源電圧として供給される。
【0092】2次側のダイオード110はトランス10
7の2次巻線107sの極性が逆であるために、2次側
へのエネルギーの伝達は行われない。FET106がO
FFすると、2次巻線107sの電圧が反転するため、
ダイオ叫ド110がONし、コンデンサ111に電流が
供給されることで2次側にエネルギーが取り出される。
【0093】112はシャントレギュレータであり、フ
ィードバック抵抗113、114により分圧された電圧
とシャントレギュレータ112のリファレンス電圧とが
等しくなるようにカソードからアノードヘ電流を流す。
115は電流制限抵抗、116はフォトカプラである。
【0094】シャントレギュレータ112のカソードか
らアノードにかけて電流が流れることで、フォトカプラ
116の発光部に電流が流れると受光部はONし、電源
制御IC103のフォードバック端子(FB)より電流
が流出する。この電流に応じて電源制御用IC103は
FET106のONデューティを制御し、出力電圧を安
定化する。
【0095】一方、24V出力用のメイン電源のトラン
ス117には補助巻線がなく、電源制御IC118への
電源の供給はサブ電源の補助巻線107bからトランジ
スタ119、抵抗120、ツェナダイオード121、コ
ンデンサ122で横成された定電圧回路を介した後、フ
ォトカプラ123を介して行われている。
【0096】定電圧回路の動作であるが、抵抗120を
介してトランジスタ119のべースに接続されたツェナ
ダイオード121の定電圧作用によりトランジスタ11
9のベースには常に定電流が流れるため、トランジスタ
119のコレクタ端子の電圧が変動してもトランジスタ
119には常に一定のコレクタ電流が流れ、そのコレク
タ電流でコンデンサ122の充電を行うため、常に定電
圧が出力される。
【0097】CPU124は3.3V出力用のサブ電源
から電源を供給されており、フォトカプラ123のダイ
オード側の一端に接続された端子をLowにすること
で、フォトカプラ124のダイオード側に電流が流れ、
フォトカプラ123のトランジスタ側が導通し、電源制
御IC118に定電圧回路で生成した定電圧が供給さ
れ、メイン電源が動作する。
【0098】また、端子をHighにすることで、フォ
トカプラ123のトランジスタ側が遮断され、電源制御
IC118への電源の供給が遮断され、メイン電源が停
止する。抵抗125はフォトカプラ123のダイオード
に流れる電流を制限する役割を果たしている。
【0099】本来施例では定電圧回路をトランジスタ、
ツェナダイオード、抵抗、コンデンサで構成したが、そ
の他の構成であってもよい。また、メイン電源、サブ電
源の方式はフライバック方式に限らず、フォワード方式
その他の方式であってもよい。
【0100】このように、第2の実施形態では、複数の
コンバータを有し、待機動作時にサブ電源のみ動作する
場合のメイン電源のON/OFF制御に関して、サブ電
源の補助巻線電圧をメイン電源の制御部に供給すること
で、AC入力部を複数持つ必要がなく、メイン電源のO
N/OFFにリレー等の大型の素子を用いなくて済むた
め、部品点数の削減、装置の小型化を図ることが可能と
なる。
【0101】また、補助巻線が1次巻線と同極性のとき
にAC入力電圧の変動により補助巻線電圧が変動してし
まうのを定電圧回路を設けることで電圧の安定化を図る
ことができ、メイン電源制御素子の耐圧がサブ電源制御
素子に比べて低い場合などに、メイン電源の電源制御素
子等への過大な電圧の印加を避けることが可能となる。
【0102】[第2の実施形態の変形例]図4は本発明
の第2の実施例の変形例を示す2コンバータ電源の回路
図であり、+24V出力用の電源がメイン電源、+3.
3V出力用の電源がサブ電源を示している。なお、メイ
ン電源、サブ電源ともPWM方式にて出力電圧の制御を
行うフライバック方式の電源により構成されている。
【0103】3.3V出力用の電源においてAC入力部
からの入力電圧はダイオードブリッジ201で全波整流
され、平滑コンデンサ202で平滑される。203は電
源制御用ICであり、電源制御用IC203はスタート
抵抗204、205により起動される。電源起動後、電
源制御IC203はFET206のON/OFF制御を
行う。FET206がONの時、トランス207の1次
巻線207aに励磁電流が流れ、磁束を生じさせること
でトランス207にエネルギーを蓄積する。このとき2
次側のダイオード210は、トランス207の2次巻線
207sの極性が逆であるために、2次側へのエネルギ
ーの伝達は行われない。補助巻線207bは2次巻線2
07sと同極性であるので、2次巻線207sに生じた
電圧の巻数に比例した分の電圧が生じ、発生した電圧を
ダイオード208、コンデンサ209により整流・平滑
した電圧が電源電圧として供給される。
【0104】FET206がOFFすると2次巻線20
7sの電圧が反転するため、ダイオード210がON
し、コンデンサ211に電流が供給されることで2次側
にエネルギーが取り出される。
【0105】212はシャントレギュレータであり、フ
ィードバック抵抗213、214により分圧された電圧
とシャントレギュレータ212のリファレンス電圧とが
等しくなるようにカソードからアノードヘ電流を流す。
215は電流制限抵抗、216はフォトカプラである。
【0106】シャントレギュレータ212のカソードか
らアノードにかけて電流が流れることでフォトカプラ2
16の発光部に電流が流れると受光部はONし、電源制
御IC203のフォードバック端子(FB)より電流が
流出する。この電流に応じて電源制御用IC203はF
ET206のONデューテイを制御し、出力電圧を安定
化する。
【0107】一方、24V出力用のメイン電源のトラン
ス217には補助巻線がなく、電源制御IC218への
電源の供給はサブ電源の補助巻線207bからフォトカ
プラ219を介して行われている。CPU220は3.
3V出力用のサブ電源から電源を供給されており、フォ
トカプラ219のダイオード側の一端に接続された端子
をLowにすることで、フォトカプラ219のダイオー
ド側に電流が流れ、フォトカプラ219のトランジスタ
側が導通し、電源制御IC218に補助巻線207bか
らの電圧が供給され、メイン電源が動作する。
【0108】また、端子をHighにすることでフォト
カプラ219のトランジスタ側が遮断され、電源制御I
C218への電源の供給が遮断され、メイン電源が停止
する。抵抗221はフォトカプラ219のダイオードに
流れる電流を制限する役割を果たしている。
【0109】なお、本変形例では、メイン電源、サブ電
源の方式はフライバック方式として説明したが、フォワ
ード方式その他の電源方式であってもよい。
【0110】このように、補助巻線を2次巻線と同極性
にすることにより、2次巻線はフィードバック回路によ
り定電圧化が図られているので、巻数比に比例した定電
圧が補助巻線に発生するため、定電圧回路を削除でき、
部品点数の削減を図ることが可能となる。
【0111】[第3の実施形態]図5は、本発明の第3
の実施形態に係る電源装置の回路図であり、本電源装置
は、フライバック方式のスイッチング電源により構成さ
れている。
【0112】図5において、T401は絶縁トランスで
あり、NチャネルMOSFETQ401により断絶的に
電流が流れる。NチャネルMOSFETQ401は、図
示しない電源制御回路によりON/OFF駆動されてお
り、出力電圧が所定の値(本実施形態では、3.3V、
5V、24V)になるように制御されている。
【0113】トランスT401より右側は出力側(2次
側)であり、本実施形態では、出力電圧は3種類ある。
それぞれ整流素子D401、コンデンサC401、整流
素子D402、コンデンサC402、整流素子D40
3、コンデンサC403により整流平滑され、所定の出
力電圧を得る。
【0114】負荷遮断回路は、PチャネルMOSFET
Q402、Q403、抵抗R401〜R404、トラン
ジスタQ404、Q405によって構成されている。ト
ランジスタQ402、Q403のベース端子には、負荷
遮断信号が接続されており、図示しない装置制御用CP
Uなど3.3Vの電圧で動作する制御回路によって制御
が行われている。
【0115】負荷遮断信号がLowレベルであれば、ト
ランジスタQ404、Q405がOFF状態となり、P
チャネルMOSFETQ402、Q403が遮断される
ことにより、5V、24Vの負荷への電力供給を遮断し
ている。
【0116】一方、負荷遮断信号がHighレベルであ
れば、トランジスタQ404、Q405がON状態とな
り、PチャネルMOSFETQ402、Q403が導通
することにより、5V、24V負荷に電力の供給を行
う。
【0117】このPチャネルMOSFETQ402、Q
403の導通直後の電力供給時の出力電圧波形の様子
は、図6に示してある。
【0118】負荷遮断信号がHighレベルになり遮断
状態が解除されると、負荷の遮断状態のときに2次側巻
線S2、S3とコンデンサC201、C202に蓄えら
れていたエネルギーが2次側の制御回路および負荷へ伝
達される。
【0119】これは、通常動作では、図示しない2次側
の定電圧制御回路の動作により出力電圧を目標値へ調整
したり、節電モード時などの軽負荷時にはダミー電流を
ダミー抵抗405に流してエネルギーを放出させて目標
電圧へ調整したりしているが、それらの回路動作による
フィードバックにより出力電圧が目標電圧となるまでの
期間は、負荷遮断状態のときにトランスT401の2次
巻線S2、S3とダイオードD401、D402およぴ
コンデンサC401、C402の回路で充電動作のみが
働いてしまうため、結果として巻線電圧すなわち目標電
圧よりも高い電圧の状態にまで上昇してしまう。この高
い電圧が2次側の制御回路および負荷へ印加されること
になる。
【0120】しかし、ダミー抵抗を含む2次側の負荷の
前段にコイル1101、1102、コンデンサC10
1、C102を配置した構成にすることにより、それら
がフィルタとして動作し、前述の目標電圧が高い状態か
ら目標電圧まで移行する期間の変化に追従できない回路
となり、2次側の制御回路および負荷への過大電圧の印
加を抑制する。
【0121】[第4の実施形態]図7は、第4の実施形
態に係る電源装置の回路図である。図7の上側のスイッ
チングレギュレータは、一般的なRCC方式のフライバ
ック型スイッチングレギュレータにより構成されてお
り、機器動作時、待機時ともに動作し、機器制御用IC
131に3.3Vの電圧を供給する。
【0122】図7の下側のスイッチングレギュレータ
は、電源制御IC121を用いたPWM型スイッチング
レギュレータにより構成されている。動作は、従来例で
示した図22とほぼ同じであるが、電源制御IC121
へ電源を供給するための回路構成が異なっている。本ス
イッチングレギュレータは、IC131からのSLEE
P信号により動作の是非を制御できる。機器動作時は、
本スイッチングレギュレータも動作し、機器待機時に
は、本スイッチングレギュレータが停止するよう、フォ
トカプラPC131を介して電源制御IC121への電
源の供給を制御する。
【0123】電源制御IC121は、駆動電圧範囲が9
Vから20Vであり、起動時に必要とされる駆動電圧は
15V以上であるとする。ツェナダイオードZD121
のツェナ電圧が18Vであれば機器が待機時であり、フ
ォトカプラPC131のフォトトランジスタがOFFし
ていれば本スイッチングレギュレータは動作を停止して
おり、IC121には18Vの電位が発生している。
【0124】ここで、機器が動作を開始し始めるとき、
IC131によりSLEEPが解除され、フォトカプラ
PC131のフォトトランジスタはONする。それによ
り、電源制御IC121には、最初、このIC121に
発生している電位18Vが供給される。IC121が動
作し始めると、IC121が電力を消費するため、コン
デンサC121の電位は低下するが、トランスT121
の補助巻線より電力が供給され始めることにより8V以
下に下がること無く上昇を始め、その後、所定の電圧に
収束する。
【0125】この収束する電圧は8Vから18Vの間に
なるよう補助巻線の巻数は設定されている。従って、本
スイッチングレギュレータは動作を継続し、ツェナダイ
オードZD121に電流が流入することもない。
【0126】なお、図8に示したように、図7のフォト
カプラPC131の代わりにフォトカプラPC231と
トランジスタQ222をダーリントン接続したものを使
用することも可能である。このような構成は、特に、フ
ォトカプラの電流伝達率が不足する場合、或いは電源制
御ICの駆動電流が大きくフォトカプラの許容電流を超
えてしまう場合に有用である。
【0127】また、図9に示したように、図7における
起動抵抗R121を抵抗R321に置き換え、整流後か
ら電源制御ICの動作開始電流を得ていたものを整流前
から得るようにすることも可能である。この場合は、起
動抵抗の損失が減り効率が上昇するという利点がある反
面、端子雑音が増大してしまうという欠点がある。
【0128】[第4の実施形態の変形例]図10は、第
4の実施形態の変形例に係る電源装置の回路図であり、
上側のスイッチングレギュレータは、電源制御IC42
1を用いたPWM方式のフライバックスイッチングレギ
ュレータとなっている。トランスT411の補助巻線に
接続されているダイオードD423より左側の素子は、
下側のスイッチングレギュレータの電源制御IC121
の駆動用電源を構成している。
【0129】下側のスイッチングレギュレータは、電源
制御IC121を用いたPWM方式のフライバックスイ
ッチングレギュレータとなっている。上記のように、電
源制御IC121の駆動電圧は、上側のスイッチングレ
ギュレータのトランスT411の補助巻線をダイオード
D423、コンデンサC425で平滑・整流することに
より得られる。この駆動電圧が8Vから18Vになるよ
うに、トランスT411の補助巻線の巻数が決定されて
いる。
【0130】なお、電源制御IC121の駆動電圧は、
図7の電源装置と同様にして得られる。また、ツェナダ
イオードZD421のツェナ電圧は、18Vであるとす
る。
【0131】機器が待機している場合には、IC131
からのSLEEP信号はLowとなり、フォトカプラP
C431のフォトトランジスタはOFFとなるので、電
源制御IC121には駆動電源が供給されず、下側のス
イッチングレギュレータは停止している。このとき、コ
ンデンサC425の電圧は、ツェナダイオードZD42
1のツェナ電圧で決定される18Vに固定される。
【0132】機器が動作を開始し始めるとき、IC13
1はフォトカプラPC431のフォトトランジスタをO
Nし、IC121には、最初に18Vが駆動電圧として
与えられている。そして、IC121に印加される電圧
は、IC121の消費電流に応じて電圧は低下し、トラ
ンスT411の補助巻線をダイオードD423,コンデ
ンサC425で平滑整流して得られる電圧となる。この
電圧は8Vから18Vの間になるよう設定されているた
め、本スイッチングレギュレータの動作は継続し、かつ
ツェナダイオードZD421への電流の流入はない。
【0133】なお、図示はしないが、本方式は、フォト
カプラPC431にトランジスタを図8のようにダーリ
ントン接続して追加した形でも実現できる。また、起動
抵抗R421を商用電源整流後ではなく整流前に接続し
ても実現することができる。
【0134】[第4の実施形態の他の変形例]図11
は、第4の実施形態の変形例に係る電源装置の回路図で
あり、上側のスイッチングレギュレータは、電源制御I
C421を用いたPWM方式のフライバックスイッチン
グレギュレータとなっている。 下側のスイッチングレ
ギュレータは、電源制御IC121を用いたPWM方式
のフライバックスイッチングレギュレータとなってい
る。
【0135】トランスT411の補助巻線に接続されて
いるダイオードD523とコンデンサC525で構成さ
れた整流平滑回路は、電源制御IC421の駆動電源で
あると共に、電源制御IC121の駆動電源でもある。
また、ツェナダイオードZD521、コンデンサC52
7は、動作開始時の電源供給を担い、ダイオードD52
6は、コンデンサC527からコンデンサ525への逆
流防止の役割を果たす。
【0136】なお、ツェナダイオードZD521のツェ
ナ電圧は、18Vであるとする。
【0137】また、トランスT411の補助巻線をダイ
オードD523、コンデンサC525で平滑・整流する
ことにより得られる電源制御IC421、IC121の
駆動電圧が8Vから18Vになるように、トランスT4
11の補助巻線の巻数が決定されている。
【0138】機器が待機している場合には、IC131
からのSLEEP信号はLowとなり、フォトカプラP
C431のフォトトランジスタはOFFとなるので、電
源制御IC121には駆動電源が供給されず、下側のス
イッチングレギュレータは停止している。このとき、コ
ンデンサC527の電圧は、ツェナダイオードZD52
1のツェナ電圧で決定される18Vに固定される。
【0139】機器が動作を開始し始めるとき、IC13
1はフォトカプラPC431のフォトトランジスタをO
Nし、IC121には、最初に18Vが駆動電圧として
与えられている。そして、IC121に印加される電圧
は、IC121の消費電流に応じて電圧は低下し、トラ
ンスT411の補助巻線をダイオードD523,コンデ
ンサC525で平滑整流して得られる電圧となる。この
電圧は8Vから18Vの間になるよう設定されているた
め、本スイッチングレギュレータの動作は継続し、かつ
ツェナダイオードZD521への電流の流入はない。
【0140】このような構成により、抵抗R421によ
り充電されるコンデンサC527を比較的大きな容量を
必要とする平滑用のものから、起動時の電流を供給する
働きのみ担う容量の小さなコンデンサにすることができ
るので、コンデンサの電圧が起動開始可能になるまでの
時間の短縮化を図り、或いは起動抵抗の抵抗値を大きく
することによって効率を向上させることが可能となる。
【0141】なお、図示はしないが、本方式はフォトカ
プラPC431にトランジスタを図2のようにダーリン
トン接続して追加した形でも実現できる。また、起動抵
抗R421を商用電源整流後ではなく軽流前に接続して
も実現することができる。
【0142】[第5の実施形態]図12は、第5の実施
形態に係る電源装置の回路図であり、本電源装置は、フ
ライバック方式のスイッチング電源により構成されてい
る。
【0143】図12において、T101は絶縁トランス
であり、NチャネルMOSFETQ101により断続的
に電流が流れる。NチャネルMOSFETQ101は図
示しない電源制御回路により駆動されており、出力電圧
が所定の値(ここではは3.3V、5V、24V)にな
るように制御されている。
【0144】絶縁トランスT101より右側は、出力側
(2次側)であり、本案施形態において出力電圧は3系
統ある。それぞれ整流素子D101、コンデンサC10
1、整流素子D102、コンデンサC102、整流素子
D103、コンデンサC103により整流平滑され、所
定の出力電圧を得る。
【0145】負荷遮断回路は、PチャネルMOSFET
Q102、抵抗R101〜R102、トランジスタQ1
04によって構成されている。トランジスタQ104の
ベース端子には、負荷遮断信号が接続されており、図示
しない装置制御用CPUなど3.3Vの電圧で動作する
制御回路によって制御が行われている。
【0146】負荷遮断信号がLowレベルであれば、ト
ランジスタQ104がOFF状態となり、PチャネルM
OSFETQ102が遮断されることにより、24V用
の負荷への電力供給を遮断している。
【0147】一方、負荷遮断信号がHighレベルであ
れば、トランジスタQ104がON状態となり、Pチャ
ネルMOSFETQ102が導通することにより、5
V、24V用の負荷に電力の供給を行う。
【0148】また、負荷遮断回路が動作し、24Vの負
荷への電力供給を遮断している状態において、制御回路
等で使用している低電圧の3.3Vの負荷電流が増大し
ていくと、絶縁トランスT101の構造上、これに伴っ
て、24Vの巻線電圧すなわち目標電圧よりも高い電圧
の状態にまで上昇してしまう。この状態のまま、負荷遮
断信号がHighレベルになると、ダミー抵抗R110
が機能するまでの間、瞬時的でも、高い電圧が2次側の
制御回路および負荷へ印加されることになる(図13参
照)。
【0149】しかしながら、PチャネルMOSFETQ
102のゲートにコンデンサC110を接続することに
より、PチャネルMOSFETQ102のゲー卜の電圧
の立上りが緩やかになり、24V負荷への過大電圧の印
加を抑制することが可絶となる(図14参照)。
【0150】なお、本実施形態は、フライバック方式の
スイッチング電源に適用したが、フオワード方式、その
他の方式のスイッチング電源に適用することも可能であ
る。
【0151】[第5の実施形態の変形例]図15は、第
5の実施形態の変形例に係る電源装置の回路図であり、
図12の第5の実施形態との相違点は、5V出力にも負
荷遮断回路を設けた点にある。
【0152】すなわち、図15において、負荷遮断回路
は、PチャネルMOSFETQ102,Q201、抵抗
R101〜R102,R201〜202、トランジスタ
Q104,Q202によって構成されている。トランジ
スタQ104,Q202のベース端子には、負荷遮断信
号が接続されており、図示しない装置制御用CPUなど
3.3Vの電圧で動作する制御回路によって制御が行わ
れている。
【0153】負荷遮断信号がLowレベルであれば、ト
ランジスタQ104,Q202がOFF状態となり、P
チャネルMOSFETQ102,Q201が遮断される
ことにより、24V,5V用の負荷への電力供給を遮断
している。
【0154】一方、負荷遮断信号がHighレベルであ
れば、トランジスタQ104,Q202がON状態とな
り、PチャネルMOSFETQ102,Q201が導通
することにより、5V、24V用の負荷に電力の供給を
行う。
【0155】また、負荷遮断回路が動作し、24V,5
Vの負荷への電力供給を遮断している状態において、制
御回路等で使用している低電圧の3.3Vの負荷電流が
増大していくと、絶縁トランスT101の構造上、これ
に伴って、24V,5Vの巻線電圧すなわち目標電圧よ
りも高い電圧の状態にまで上昇してしまう。この状態の
まま、負荷遮断信号がHighレベルになると、ダミー
抵抗R110,R210が機能するまでの間、瞬時的で
も、高い電圧が2次側の制御回路および負荷へ印加され
ることになる(図13参照)。
【0156】しかしながら、PチャネルMOSFETQ
102,Q201のゲートにコンデンサC110,C2
10を接続することにより、PチャネルMOSFETQ
102,Q201のゲー卜の電圧の立上りが緩やかにな
り、24V負荷,5V負荷への過大電圧の印加を抑制す
ることが可絶となる(図14参照)。
【0157】なお、本実施形態は、フライバック方式の
スイッチング電源に適用したが、フオワード方式、その
他の方式のスイッチング電源に適用することも可能であ
る。
【0158】このように、第4の実施形態では、複数の
出力電圧を1つのトランスにより負荷に供給するスイッ
チング電源において、スイッチング素子であるFETの
ゲー卜とアースとの間に容量性素子を接続することによ
り、負荷遮断回路がOFFされた時に生じる瞬時的な出
力電圧のオーバシュートが無くなり、制御用ICなどへ
の過大な電圧を与えることを回避することが可能とな
る。
【0159】[第6の実施形態]図16は、本発明の第
6の実施形態に係る電源装置の回路図である。本電源装
置は、図24に示した第6の従来例とほぼ同様に構成さ
れているが、24V出力を専ら遮断する回路(図24の
トランジスタ129等)を削除し、1つの遮断回路によ
り、24V出力と3.3V出力の双方を遮断している点
で相違している。
【0160】24V電源が過電流の際には、従来と同様
にして、抵抗120に起電庄が発生し、その起電圧をコ
ンパレータ125が検知する。そして、コンパレータ1
25は、3.3V電源停止のためのトランジスタ29を
導通させ、フォトカプラ15を発光させる。すると、I
C4のSD端子の電圧が上昇し、1C4の発振を停止さ
せる。1C4が停止すると、補助巻線12から24V電
源へ供給していた補助電源の供給も停止するため、1C
104も同様に停止し、24V出力を停止することがで
きる。
【0161】なお、本実施形態では、フライバック方式
の電源装置に適用しているが、フライバック方式以外の
フォワード電源装置、共振電源装置、シリーズドロッ
パ、リンギングチョークコンバータ等の電源装置に適用
することも可能である。
【0162】また、過電流保護機能の例で説明してきた
が、過電圧保護機能、加熱保護機能などについても同様
に実現することができる。
【0163】[第6の実施形態の変形例]図17は、本
発明の第6の実施形態の変形例に係る電源装置の回路図
である。第6の実施形態では24V電源が異常なときに
は3.3V電源も停止させていたが、本変形例では、2
4V電源のみを停止させるようにしている。
【0164】図17において、200はエンジンコント
ローラであり、3.3Vで動作している。24V電源が
過電流の場合は、抵抗120に起電圧が発生する。エン
ジンコントローラ200は、この起電圧をA/D入力端
子を介して検知し、24V電源遮断のフォトカプラ20
1を使用してサブ電源(24V電源)へ補助電源を供給
することを停止する。
【0165】同時に、エンジンコントローラ200は、
オぺレーションパネルヘ24V電源の異常を表示させ、
ユーザがその旨を認識できるようにする。
【0166】なお、本変形例では、エンジンコントロー
ラ200のA/D入力端子を用いて24V電源の異常を
検知をしていたが、第6の実施形態と同様に、コンパレ
ータを用いてもよい。
【0167】なお、上記第1〜第6の各実施形態に係る
電源装置は、複写機等の画像形成装置に搭載される電源
装置であることを前提としていたが、他の機器に搭載す
ることも可能である。
【0168】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の2次側巻線を有する1つのトランスにより複数の
電圧を生成するスイッチング電源装置において、効率良
く安価に電圧供給を遮断することが可能となる。
【0169】また、本発明によれば、商用電源から直流
電圧を生成するための複数のコンバータからなる多出力
電源装置において、装置の小型化を図ることが可能とな
る。
【0170】また、本発明によれば、複数の2次側巻線
を有する1つのトランスにより複数の電圧を生成するス
イッチング電源装置において、電圧供給の遮断が解除さ
れた時の出力電圧の瞬時的な上昇を抑制することが可能
となる。
【0171】また、本発明によれば、商用電源から直流
電圧を生成するための複数のコンバータからなる多出力
電源装置において、複数の商用電源電圧に対応すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る電源装置の回路
図である。
【図2】本発明の第1の実施形態の変形例に係る電源装
置の回路図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る電源装置の回路
図である。
【図4】本発明の第2の実施形態の変形例に係る電源装
置の回路図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係る電源装置の回路
図である。
【図6】本発明の第3の実施形態に係る電源装置の遮断
回路の出力電圧波形を示す図である。
【図7】本発明の第4の実施形態に係る電源装置の回路
図である。
【図8】図7の回路の信号伝達系の変形例を示す回路図
である。
【図9】図7の回路の電源制御ICの動作開始電流の取
得源の変形例を示す回路図である。
【図10】本発明の第4の実施形態の変形例に係る電源
装置の回路図である。
【図11】本発明の第4の実施形態の他の変形例に係る
電源装置の回路図である。
【図12】本発明の第5の実施形態に係る電源装置の回
路図である。
【図13】本発明の第5の実施形態に係る電源装置の遮
断回路において、高電圧印加防止機能を備えない場合の
出力電圧波形を示す図である。
【図14】本発明の第5の実施形態に係る電源装置の遮
断回路において、高電圧印加防止機能を備えない場合の
出力電圧波形を示す図である。
【図15】本発明の第5の実施形態の変形例に係る電源
装置の回路図である。
【図16】本発明の第6の実施形態に係る電源装置の回
路図である。
【図17】本発明の第6の実施形態の変形例に係る電源
装置の回路図である。
【図18】第1の従来例に係る電源装置の回路図であ
る。
【図19】第2の従来例に係る電源装置の回路図であ
る。
【図20】第3の従来例に係る電源装置の回路図であ
る。
【図21】第3の従来例の問題点を説明するための波形
図である。
【図22】第4の従来例に係る電源装置の回路図であ
る。
【図23】第5の従来例に係る電源装置の回路図であ
る。
【図24】第6の従来例に係る電源装置の回路図であ
る。
【符号の説明】
T101、T201…トランス Q102、Q202…PチャネルMOSFET Q103、Q203…NチャネルMOSFET R203、R204…分圧抵抗 217…電源トランス 118、218…メイン電源制御用IC 103、203…サブ電源制御用IC 107b、207b…補助巻線 121…ツェナダイオード 123、219…フォトカプラ L101、L102…コイル C101、C102…コンデンサ T401…絶縁トランス Q402、Q403…PチャネルMOSFET C121、C523、C526…コンデンサ D121、D523、D526…ダイオード ZD121、ZD523、ZD526…ツェナダイオー
ド IC121…電源制御IC Q111、Q121…FET C110、C210…コンデンサ 1…AC電源 4…メイン電源制御用IC 12…補助巻線、 104…サブ電源制御用IC 201…フォトカプラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 和馬 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 中田 康裕 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 ▲高▼澤 浩 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5H730 AA14 AA15 BB43 BB55 BB57 BB81 CC01 DD04 EE02 EE07 EE51 EE73 FD01 FD31 FF09 FF19 FG05 VV01 XX03 XX15 XX23 XX35 XX44

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の2次側巻線を有する1つのトラン
    スにより複数の電圧を生成するスイッチング電源装置に
    おいて、 最大電圧の出力を遮断する素子としてPチャネルMOS
    FETを使用し、制御回路駆動用及び最大電圧以外の電
    圧の出力を遮断する素子としてNチャネルMOSFET
    を使用し、前記PチャネルMOSFETのドレインは負
    荷側及び前記NチャネルMOSFETのゲートに接続
    し、前記NチャネルMOSFETのソースは負荷側に接
    続したことを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 前記PチャネルMOSFETのゲート
    は、前記制御回路により制御されることを特徴とする請
    求項1記載の電源装置。
  3. 【請求項3】 前記NチャネルMOSFETのゲート
    は、分圧抵抗を介して前記PチャネルMOSFETのド
    レインと接続されていることを特徴とする請求項1又は
    2記載の電源装置。
  4. 【請求項4】 商用電源から直流電圧を生成するための
    複数のコンバータからなる多出力電源装置において、 前記多出力電源は、待機時に動作を停止する第1のスイ
    ッチング電源と待機時に動作を停止しない第2のスイッ
    チング電源とを有し、前記第2のスイッチング電源の変
    圧器は1次巻線と所望の出力電圧を得るための2次巻線
    と補助巻線とを有し、前記第1、第2のスイッチング電
    源の各スイッチング素子を駆動制御する各駆動制御回路
    に対して前記補助巻線の電圧を供給することを特徴とす
    る電源装置。
  5. 【請求項5】 前記第2のスイッチング電源の変圧器の
    補助巻線は、該変圧器の1次巻線と同極性であり、該補
    助巻線の電圧は、低電圧回路及び開閉器を介して前記第
    1のスイッチング電源のスイッチング素子を駆動制御す
    る駆動制御回路に供給され、該開閉器の開閉動作により
    前記第1のスイッチング電源の起動、停止を行うことを
    特徴とする請求項4記載の電源装置。
  6. 【請求項6】 前記第2のスイッチング電源の変圧器の
    補助巻線は、該変圧器の1次巻線と逆極性であり、該補
    助巻線の電圧は、開閉器を介して前記第1のスイッチン
    グ電源のスイッチング素子を駆動制御する駆動制御回路
    に供給され、該開閉器の開閉動作により前記第1のスイ
    ッチング電源の起動、停止を行うことを特徴とする請求
    項4記載の電源装置。
  7. 【請求項7】 複数の2次側巻線を有する1つのトラン
    スにより複数の電圧を生成するスイッチング電源装置に
    おいて、 前記複数の電圧の負荷への出力を個別に遮断するスイッ
    チング素子を含む遮断回路を有し、前記遮断回路のスイ
    ッチング素子の後段にはフィルタが設けられたことを特
    徴とする電源装置。
  8. 【請求項8】 前記フィルタは、コイルとコンデンサに
    より構成されたことを特徴とする請求項7記載の電源装
    置。
  9. 【請求項9】 前記遮断回路は、ダミー電流を流すため
    のダミー抵抗を含むことを特徴とする請求項7又は8記
    載の電源装置。
  10. 【請求項10】 商用電源から直流電圧を生成するため
    の複数のスイッチングレギュレータからなる多出力電源
    装置において、 前記多出力電源は、待機時に動作を停止する第1のスイ
    ッチングレギュレータと待機時に動作を停止しない第2
    のスイッチングレギュレータとを有し、前記第2のスイ
    ッチングレギュレータの変圧器の入力側には1次巻線の
    他にツェナダイオードを含む整流平滑回路が付加された
    補助巻線を有し、前記第1のスイッチングレギュレータ
    の各スイッチング素子を駆動制御する駆動制御回路に対
    して前記補助巻線及び整流平滑回路からの電圧を供給す
    ることを特徴とする電源装置。
  11. 【請求項11】 商用電源から直流電圧を生成するため
    の複数のスイッチングレギュレータからなる多出力電源
    装置において、 前記多出力電源は、待機時に動作を停止する第1のスイ
    ッチングレギュレータと待機時に動作を停止しない第2
    のスイッチングレギュレータとを有し、前記第1のスイ
    ッチングレギュレータの変圧器の入力側には1次巻線の
    他にツェナダイオードを含む整流平滑回路が付加された
    補助巻線を有し、前記第1、第2のスイッチングレギュ
    レータの各スイッチング素子を駆動制御する各駆動制御
    回路に対して前記補助巻線及び整流平滑回路からの電圧
    を供給することを特徴とする電源装置。
  12. 【請求項12】 前記ツェナダイオードのツェナ電圧
    は、前記整流平滑回路の出力電圧よりも高い電圧である
    ことを特徴とする請求項10又は11記載の電源装置。
  13. 【請求項13】 前記整流平滑回路は、ダイオードとコ
    ンデンサからなる整流平滑回路を2組有することを特徴
    とする請求項10〜12の何れかに記載の電源装置。
  14. 【請求項14】 複数の2次側巻線を有する1つのトラ
    ンスにより複数の電圧を生成するスイッチング電源装置
    において、 前記複数の電圧の負荷への出力を個別に遮断するスイッ
    チング素子を含む遮断回路を有し、前記遮断回路のスイ
    ッチング素子の制御入力とアース間には容量性素子が付
    加されたことを特徴とする電源装置。
  15. 【請求項15】 前記遮断回路のスイッチング素子は、
    負荷側にドレインが接続されたPチャネルMOSFET
    により構成されたことを特徴とする請求項14記載の電
    源装置。
  16. 【請求項16】 前記遮断回路は、ダミー電流を流すた
    めの抵抗素子を含むことを特徴とする請求項14又は1
    5記載の電源装置。
  17. 【請求項17】 商用電源から直流電圧を生成するため
    の複数のコンバータからなる多出力電源装置において、 前記多出力電源は、待機時に動作を停止する第1のスイ
    ッチング電源と待機時に動作を停止しない第2のスイッ
    チング電源とを有し、前記第2のスイッチング電源は、
    当該第2のスイッチング電源により生成され、前記第
    1、第2のスイッチング電源の各スイッチング素子を夫
    々駆動制御する各駆動制御回路を駆動するための補助電
    源と、前記第1のスイッチング電源に異常が発生した場
    合に、前記各駆動制御回路への前記補助電源の供給を停
    止する停止回路とを有することを特徴とする電源装置。
  18. 【請求項18】 商用電源から直流電圧を生成するため
    の複数のコンバータからなる多出力電源装置において、 前記多出力電源は、待機時に動作を停止する第1のスイ
    ッチング電源と待機時に動作を停止しない第2のスイッ
    チング電源とを有し、前記第2のスイッチング電源は、
    当該第2のスイッチング電源により生成され、前記第
    1、第2のスイッチング電源の各スイッチング素子を夫
    々駆動制御する各駆動制御回路を駆動するための補助電
    源と、前記第1のスイッチング電源に異常が発生した場
    合に、前記第1のスイッチング電源のスイッチング素子
    を駆動制御する駆動制御回路への前記補助電源の供給を
    停止する停止回路とを有することを特徴とする電源装
    置。
  19. 【請求項19】 前記補助電源は、前記第2のスイッチ
    ング電源のトランスの入力側に形成された補助巻線を含
    むことを特徴とする請求項17又は18記載の電源装
    置。
  20. 【請求項20】 電源装置は、画像形成装置に搭載され
    ていることを特徴とする請求項1〜19の何れかに記載
    の電源装置。
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