JP5042765B2 - 計量器 - Google Patents

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Description

本発明は、計量皿に付着又は粘着する性質の被計量物(物品)を計量するために適した計量器に関する。
従来、重量にバラツキのある物品を複数集めて、所定の目標重量だけ袋又は容器詰めするに際しては、複数の計量器を備えた組合せ計量装置が用いられている。前記組合せ計量装置は、物品(被計量物)を所定量ずつ分散して個別に計量器で計量したのち、コンピュータで組合せ計算を行い、前記目標重量に最も近い組合せの被計量物を計量した計量器を選択するものである。
組合せ計量装置は、計量器に対する被計量物の供給及び排出の方法の違いにより、自動式、半自動式、手動式に大別することができる。このうち、手動式の組合せ計量装置では、計量器への被計量物の供給及び排出作業は人手により行われる。
手動式の組合せ計量装置は、例えば、特許文献1に示される構造のものである。特許文献1に記載の秤装置は、複数の計量器(秤量部)と組合せ演算を行う本体部とが一体として形成されている。そして、各計量器は、ロードセルに取り付けられた重点板上に、皿サポート、皿受板、及び計量皿(秤皿)を順に取り付けて構成されている。
実公平3−36894号公報
組合せ計量装置は食品の計量に用いられているが、この場合、乱切りや千切り等のカット野菜、総菜、レトルトパックのペースト状の具材、漬け物、練り物など、計量される被計量物は計量皿に付着又は粘着するものであることが多い。計量される被計量物が計量皿に付着又は粘着するものである場合、計量した被計量物を計量皿からスプーンやヘラ状部材で掻き取って排出せねばならない。特に、計量皿に対する被計量物の供給及び排出を手動により行う組合せ計量装置では、被計量物の排出作業が頻発するために作業効率が低く、時間がかかってしまう。また、計量皿に被計量物が付着して残ると、精確な計量を連続して行うことができなくなる。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたものであって、計量皿に付着又は粘着する被計量物の該計量皿からの排出作業を簡易化できる計量器を提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
本発明の計量器は、被計量物を保持する計量皿と該計量皿に保持されている被計量物の重量を計量する重量検出部とを備えた計量器であって、前記計量皿は、被計量物を保持する収容部を有し該収容部のうち少なくとも該被計量物と接する部分が網で成る皿本体と、前記重量検出部上に設置された受け皿と、前記受け皿に立設され前記皿本体を着脱可能に支持する支持具とを、備え、前記皿本体の収容部は、その凹み方向が反転する凹状の収容部材を有し、前記皿本体は、枠材と該枠材に張られた網で成る面材とで構成された一対の側板と、前記一対の側板間に配置された網で成る底板と、前記一対の側板間に略平行に配置され、前記底板を撓めた状態で該底板の相対する端辺を支承する二本の支承軸とを、備えており、前記収容部が前記一対の側板と前記底板とで構成され、前記凹状の収容部材が前記底板からなる。
本発明は、以下に示すような効果を奏する。
本発明によれば、計量皿の被計量物の収容部が網で成るため、計量皿に被計量物が粘着することを防止でき、計量皿より被計量物を残すことなく取り除くことができる。また、計量皿から被計量物を取り除くために必要となる動作は、皿本体を支持具から外して上下に反転させるという単純なものである。よって、被計量物の計量皿から容器等への移し替え作業を簡易化することができ、作業効率の向上に寄与することができる。
本発明の好ましい実施の形態を図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複説明を省略する。
実施の形態1
本発明の実施の形態1に係る計量器について説明する。図1は実施の形態1に係る計量器の側面図、図2は図1の計量器の平面図、図3は図2におけるX−X矢視断面図、図4は計量皿の使用形態を説明する断面図であり(a)は被計量物を収容した計量皿の様子を示す図,(b)は計量皿を上下反転させた様子を示す図,(c)は底面材が裏返った様子を示す図ある。
[計量器2]
図1に示すように、計量器2には、上部を載台30aとした重量検出部30と、前記重量検出部30の載台30a上に設置されて被計量物を保持する計量皿31とが、備えられている。この計量器2では、重量検出部30にて計量皿31に保持されている被計量物の重量が計量される。
[計量皿31]
先ず、計量皿31の構成について説明する。図2及び図3にも示すように、計量皿31には、重量検出部30の載台30a上に設置された受け皿69と、該受け皿69に立設された支持具72と、該支持具72に着脱可能に支持され、被計量物の収容部を設けた皿本体71とが、備えられている。この皿本体71の収容部は、少なくとも被計量物と接する部分が網で形作られている。
[皿本体71]
次に、皿本体71の構成について詳細に説明する。図1〜図3に示すように、皿本体71は、一対の側板81,81と、この側板81,81間に配置された底板82と、同じく側板81,81間に略平行に配置された二本の支承軸86,87とを備えており、これらの支承軸86,87は、底板82を撓めた状態で該底板82の相対する端辺を支承している。この皿本体71では、一対の側板81,81と底板82とで、被計量物の収容部が形成されている。
側板81は、枠材81a,81bと該枠材81a,81bに張られた網で成る側面材81cとで構成されている。詳細には、側板81は、円弧状の上枠部材81aと、同じく円弧状の下枠部材81bと、上枠部材81aと下枠部材81bとの間に張られた側面材81cとで、外周が略舟形状に形成されている。
側板81の一方の端部には、第一エンド部材83が設けられ、該第一エンド部材83に第一支承軸86の端部が固定されている。また、側板81の他方の端部には、第二エンド部材84が設けられている。第二エンド部材84には、平面視略コ字状のグリップ部84bと、平面視略コ字状の支持部84aとが、一体的に設けられている。この支持部84aの平面視略コ字の開口を閉じるように第二支承軸87が配置されて、該支持部84aに第二支承軸87が支持されている。これらの第一支承軸86と第二支承軸87とは、側板81,81間において略平行に配置されている。
底板82は、網で成る略長方形状の底面材90と、該底面材90の長手方向の相対する端辺に各々固定された底板エンド部材88,89とで構成されている。これらの底板エンド部材88,89には筒部が設けられており、この筒部には第一支承軸86又は第二支承軸87がそれぞれ挿通されている。このように、一方の底板エンド部材88が第一支承軸86に支承され、他方の底板エンド部材89が第二支承軸87に支承されて、第一支承軸86と第二支承軸87との間に底板82が取り付けられる。第一支承軸86と第二支承軸87との間に取り付けられた底板82は、側板81,81と上下方向で重複する範囲で下方に撓んだ状態となるように、第一支承軸86と第二支承軸87との間の距離よりも大きい長手方向の大きさ(長さ)を有する。また、底板82は、短手方向の端辺がいずれも側板81,81に接するような短手方向の大きさ(幅)を有する。
上記構成の皿本体71は、側板81,81と底板82とで形成されている被計量物の収容部において、少なくとも被計量物が接触する部分は網で形作られている。すなわち、皿本体71のうち、被計量物が接する側面材81c,81c及び底面材90として、網が用いられている。
この側面材81c,81c及び底面材90として用いられる網は、煮沸消毒可能な程度の耐高温性、被計量物に含まれる酸や煮沸消毒の高温で反応しない耐食性、及び繰り返し使用できる耐久性を備え、且つ、雑菌等が繁殖しにくいという条件を満たすものがよい。この条件を備える網として、金属製網を採用することが好ましい。この金属製網は、例えば、ステンレス鉄線,ニッケル,モネルメタル,チタニウム,銅,真鍮,アルミニウム,アルミニウム合金線,鉄線,亜鉛めっき鉄線等のうち、計量器2で計量される被計量物に応じて選択されたいずれかの金属線で織られた(又は、編まれた)網とすることができる。但し、上記条件を備える網として、弾性変形可能な程度の厚みを有するパンチングメタルを採用したり、無機繊維製又は有機繊維製の網を採用したりすることもできる。
また、上記構成の皿本体71は、側板81,81と底板82とが別体とされ、側板81は略舟形形状とされ、さらに、底板82は短手方向が自由端であり長手方向端部が支承軸86,87に支承されることで該支承軸86,87が含まれる平面を中心として対称に撓み方向を反転可能とされている。つまり、皿本体71は被計量物を収容する凹部の凹み方向が反転可能に構成されている。この構成により、皿本体71は、例え底面材90として金属製網が用いられていても、収容部の構成部材である底板82をその撓み方向を反転することができる。そして、皿本体71を上下が反転するように裏返せば、撓み方向反転及び裏返しの前後で、皿本体71は略同一形状となり、該皿本体71は表裏両面で使用することができる。
[受け皿69]
続いて、受け皿69の構成について説明する。受け皿69は、重量検出部30の載台30aの上面と周囲の上縁部とをすっぽりと覆う蓋形状を有している。これにより、受け皿69は載台30aに対して着脱可能であるが計量動作では相対移動しない。また、受け皿69の上面69aは略平面状であって、この上面69aに支持具72が立設され、また、皿本体71から液だれなどで被計量物の一部が落下した場合に該被計量物を上面69aにて受けることができる。
[支持具72]
続いて、支持具72の構成について説明する。支持具72は、皿本体71を載台30a上で振れることなく安定した状態で支持するものである。支持具72は受け皿69に固定されており、受け皿69ごと計量器2から取り外すことができる。なお、支持具72は、皿本体71を受け皿69上で振れることなく安定した状態で、且つ、着脱可能に支持できるものであればよく、その形態は本実施例に限定されない。
支持具72は、皿本体71の第一支承軸86で接して該皿本体71を支持する第一支持柱91と、第二エンド部材84のグリップ部84bで接して皿本体71を支持する第二支持柱92との、二つの支持柱で構成されている。つまり、皿本体71は第一支持柱91と第二支持柱92とに渡された状態で支持される。
第一支持柱91は、柱部91aと、軸受部91bとが、一体的に形成されたものである。第一支持柱91の軸受部91bは断面略円弧状の窪みを有し、この窪みに皿本体71の第一支承軸86が嵌り込むことにより、皿本体71の略垂直方向及び略水平方向への移動を規制することができる。
また、第二支持柱92は、柱部92aと、略U字状の受け部92bとで、『指叉』状に形成されたものである。第二支持柱92の受け部92bに、皿本体71の第二エンド部材84のグリップ部84bを載せることにより、皿本体71の略垂直方向と略水平方向との移動を規制することができる。
上記構成の支持具72に皿本体71を支持させる際には、皿本体71を支持具72の上方から降下させて、皿本体71の第一支承軸86を第一支持柱91に載せるとともに、皿本体71の第二エンド部材84のグリップ部84bを第二支持柱92の受け部92bに載せる。また、支持具72から皿本体71を離脱させる際には、皿本体71を上昇させる。このように、皿本体71を上下方向に移動させることにより、支持具72から着脱させることができるので、皿本体71の支持具72に対する着脱作業は極めて簡易である。
[計量器2の使用手順]
続いて、上記構成の計量器2の使用手順を説明する。
はじめに、計量皿31に被計量物を供給する。図4(a)に示すように、皿本体71では、一対の側板81,81と、この側板81,81間で下方へ撓んだ底板82とで形成されている収容部に、被計量物が収容される。皿本体71のうち被計量物と接する部分(側面材81c,81c,底面材90)は、全て網で成る。従って、従来の平らな計量皿と比較して、皿本体71と被計量物との接触面積が小さくなるとともに、皿本体71と被計量物との密着性が低くなるので、皿本体71に被計量物が粘着しにくい。
次に、計量皿31上の被計量物を計量する。計量皿31上の被計量物は、計量器2の重量検出部30にてその重量が計量される。
最後に、計量皿31から被計量物を排出する。皿本体71を上方へ移動させて、支持具から離脱させたのち、図4(b)に示すように、容器99の上で皿本体71を上下反転するように裏返せば、図4(c)に示すように、皿本体71から被計量物が自重落下して容器99に収容される。前述の通り、皿本体71の収容部は網で成ることから、該皿本体71に被計量物が付着することを防止でき、該皿本体71から被計量物を容易に乖離させて、残らず取り除くことができる。また、計量皿31から被計量物を取り除くために必要となる動作は、皿本体71を裏返すという単純なものである。よって、計量皿から容器等への被計量物の移し替え作業を簡易化することができ、作業効率の向上に寄与することができる。計量器2にて計量される被計量物は、付着性や粘性を有するものであると、特に、本実施の形態1に係る計量皿31の効果を発揮できる。
なお、皿本体71を裏返した瞬間は、図4(b)に示すように、底板82は上方へ撓んだ状態であるが、やがて、底板82の自重により、図4(c)に示すように、底板82は下方へ撓んだ状態へ変形する。つまり、底板82は表が凹部の内面となるように変形するのである。このように底板82が裏返ると、該底板82はこれまでとは反対側に反るので、皿本体71に収容されている被計量物が残ることなく取り出され易い状態となる。なお、皿本体71の次使用時には、皿本体71を再び上下に反転させる必要はなく、底板82が裏返った状態で使用することができる。
実施の形態2
続いて、実施の形態2として、実施の形態1に示した計量器2を複数備えた、手動式の組合せ計量装置1について説明する。手動式の組合せ計量装置1では、組合せに参加する計量器2の被計量物を容器へ排出する作業が数多く繰り返されることから、計量皿31上の被計量物を排出する作業の効率性が特に求められる。よって、収容部が網で成る計量皿31を備えた計量器2を手動式の組合せ計量装置1に備えることによって、作業効率の飛躍的改善が期待される。
[組合せ計量装置1の構成]
まず、組合せ計量装置1のハードウエアの構成について説明する。図5は本発明の実施の形態2に係る組合せ計量装置の平面図、図6は組合せ計量装置の正面図、図7は組合せ計量装置の側面図、図8は組合せ計量装置が備える計量器及び計量器台の構成を示す側面一部断面図である。
図5〜図8に示すように、組合せ計量装置1には、被計量物を計量する複数の計量器2,2,,,と、前記各計量器2が接続されるとともに該計量器2,2,,,を二列に並べて保持する計量器台3と、組合せ演算を実行する指示計ユニット60とが、備えられている。計量器台3と指示計ユニット60とで組合せ計量装置1の本体部が構成され、該本体部にて、計量器2,2,,,にて計量された被計量物の計量値に基づいて組合せ演算を行うことにより、前記計量値の合計が組合せ目標重量に対する許容範囲内にある計量器2,2,,,の組合せが求められる。
[指示計ユニット60]
指示計ユニット60には、計量器台3から受けた重量信号(計量値)に基づいて組合せ演算を実行する演算制御部61と、組合せ演算の結果を表示するための表示部63と、作業者が指示計ユニット60に対する指示を入力するための入力部64等が備えられている。
[計量器台3]
計量器台3は、一対のエンドフレーム3a,3aと、該エンドフレーム3a,3aに架設された連結桿3b,3bと、エンドフレーム3a,3aの略中央部同士に架設されたボックス状の表示部3cとで構成されている。
計量器台3の表示部3cの天面26には、各計量器2,2,,,の保持位置に対応する表示灯25が設けられている。この表示灯25を指示計ユニット60の指示に従って点灯又は点滅させることにて、被計量物を追加供給して増量すべき計量器2、被計量物を一部取り出して減量すべき計量器2、又は、組合せに参加する計量器2,2,,,等を作業者に知らせることができる。
[計量器2]
図3及び図8に示すように、計量器2は、重量検出部30と計量皿31とで構成されている。重量検出部30の外形状は、螺子等の結合手段により一体的に結合された上部筐体6と下部筐体7とで形成されている。この上部筐体6には重量センサであるロードセル5等が、また、下部筐体7にはA/D変換回路9を具備するA/D基盤等がそれぞれ格納されている。
上記構成の重量検出部30の天面は載台30aである。この載台30a上に計量皿31が設置されている。この計量皿31の構成は、実施の形態1で説明したものと同一であるので、詳細な説明を省略する。
下部筐体7の一方(図3における右側)の側面には、計量器2を取り扱うときに使用する取っ手13が設けられている。そして、取っ手13の下方には、計量器2の安定した計量動作を確保するために、筐体6,7の内部と外部とを通気させる通気機構14が設けられている。
また、下部筐体7の他方(図3における左側)の側面には、計量器台3から計量器2へ電源を供給するための非接触電源部11が設けられている。この非接触電源部11には、計量器2と計量器台3とが接続状態にあるとき、計量器台3の表示部3cに設けられている非接触電源部21から電力が供給される。
また、下部筐体7の非接触電源部11の近傍には、赤外線通信部12が設けられている。この赤外線通信部12は、計量器2と計量器台3とが接続状態にあるとき、計量器台3の表示部3cに設けられている赤外線通信部22と赤外線通信を行うものである。計量器台3の表示部3cには通信部24が設けられ、該通信部24と指示計ユニット60との間で無線通信が実行される。
[計量器2と計量器台3との接続状態又は離脱状態]
ここで、計量器2と計量器台3との接続状態又は離脱状態、並びにその検出方法について説明する。
図8に示すように、計量器2の下部に形成されている係合ピン18が、計量器台3の表示部3cに形成された係合フック23に嵌ることによって、係合ピン18が係合フック23に係止される。また、計量器2の取っ手13が、計量器台3の連結桿3bに形成された係止片27に係合することによって、取っ手13が係止片27に係止される。このようにして、計量器2と計量器台3とが接続状態となる。
図9に示すように、計量器2と計量器台3との接続状態を検出するために、計量器2には磁石42が設けられており、計量器台3の連結桿3bには、磁石42の変位に基づく磁界の強弱を判別するホール素子52が設けられている。このホール素子52にて計量器2の磁石42が計量器台3の表示部3cに接近したと判別された場合に、計量器2と計量器台3との接続状態が検出される。
一方、作業者が計量器2の取っ手13を把持して計量器2を上方へ持ち上げたのち、これを計量器台3の外方へ引っ張り出すことにより、計量器台3の表示部3cに設けられている係合フック23から計量器2が離れ、該計量器2は計量器台3から離脱状態となる。
計量器台3の表示部3cには、コイルが設けられており、このコイルに流れる電流又は電圧を測定し、その測定値に基づいて計量器2と計量器台3とが離脱状態になったことが検出される。離脱状態が検出されたときには、表示部3cの非接触電源部21は、計量器2の非接触電源部11への電力の供給を停止する。
[組合せ計量装置1の制御系統の構成]
組合せ計量装置1の制御系統の構成について説明する。図9は組合せ計量装置の制御系統の一例を示すブロック図である。
組合せ計量装置1が備える各計量器2には、CPU等から成る演算制御部40と、ロードセル5と、該ロードセル5により得られたアナログ重量信号をデジタル重量信号へ変換するA/D変換回路9と、RAM及びROM等から成るメモリ41と、赤外線通信部12、非接触電源部11及び磁石42とが備えられている。メモリ41には、スパン調整に関する情報及び風袋の重量値に関する情報など、計量の設定に係る設定情報が記憶されている。
計量器台3には、CPU等から成る演算制御部50と、赤外線通信部22、非接触電源部21、ホール素子52、RAM及びROM等から成るメモリ53及び表示灯25とが備えられており、これらの構成要素は、計量器台3に装着できる計量器2の数だけ備えられている。また、計量器台3には、外部電源68から供給される電力を変換及び調整するためのスイッチング素子を具備するスイッチング電源51が備えられており、このスイッチング電源51から各演算制御部50へ電力が供給される。さらに、前記計量器台3には、指示計ユニット60と無線通信するための通信部24が備えられている。
指示計ユニット60には、CPU等から成る演算制御部61と、表示部63と、入力部64と、計量器台3と無線通信するための通信部62と、外部電源68から供給される電力を変換及び調整するスイッチング電源65と、RAM及びROM等から成るメモリ66とが備えられている。前記メモリ66には、組合せ条件を決定するためのプログラム、組合せ演算を行うためのプログラム、及び各種のデータ等が記憶されている。
[組合せ計量装置1の計量動作]
続いて、上記構成の組合せ計量装置1の計量動作について説明する。なお、各計量器2は、計量器台3と接続状態にあり、非接触電源部11より電力の供給を受け、無線通信により計量器台3と通信可能な状態となっているものとする。
作業者により指示計ユニット60の入力部64が操作されて、組合せ条件を決定するためのパラメータなどが入力されると、指示計ユニット60の演算制御部61は、これらのパラメータ等の情報を取得して、必要に応じて表示部63に表示する。
次に、作業者により、被計量物が各計量器2の計量皿31に載置される。このとき、被計量物は、皿本体71の収容部に投入される。すべての計量皿31に計量物が載せられたのち、作業者により指示計ユニット60の入力部64が操作されて、組合せ演算開始の指示が入力される。入力部64を介して作業者からの組合せ演算開始の指示を受けた指示計ユニット60の演算制御部61は、計量動作開始を指示する命令を、通信部62を介して計量器台3へ出力する。
一方、各計量器2において、ロードセル5は計量皿31に載置された被計量物の重量値を測定し、その測定した重量値をアナログ重量信号としてA/D変換回路9へ出力する。アナログ重量信号を受けたA/D変換回路9は、これをデジタル重量信号に変換し、演算制御部40へ出力する。演算制御部40は、受け取ったデジタル信号を赤外線通信部12を介して、計量器台3へ送信する。
計量動作開始を指示する命令を指示計ユニット60から受けた計量器台3の各演算制御部50は、赤外線通信部22を介して計量器2からデジタル重量信号を受信する。このようにして各演算制御部50で受信されたデジタル重量信号は、どの計量器2に係るデジタル信号であるかを示すための識別情報等とともに、通信部24を介して指示計ユニット60へ送信される。
指示計ユニット60の演算制御部61は、通信部62を介して計量器台3から計量器2の数に応じたデジタル信号を受信する。そして、演算制御部61は、受信したデジタル重量信号とメモリ66に記憶されているプログラムとを用いて、組合せ演算を実行し、計量値の合計が組合せ目標重量に対する許容範囲内にある最適組合せに参加する計量器2,2,,,を決定する。最適組合せが演算制御部61によって選択されると、該演算制御部61は通信部62を介して、その最適組合せを示す組合せ情報を計量器台3へ送信する。計量器台3の演算制御部50では、最適組合せを示す組合せ情報を表示灯25で表示する。
そして、作業者は、計量器台3の表示灯25に示された最適組合せ情報を視認し、この最適組合せに参加する計量器2,2,,,を計量器台3から離脱させ、皿本体71の上下を反転させて、当該計量器2,2,,,の計量皿31,31,,,に保持されている被計量物を排出して、一つの容器に移し取る作業を行う。これにより、前記容器には、組合せ計量装置1にて設定された組合せ目標重量に対する許容範囲内にある重量の被計量物が収容されることとなる。
本発明の計量器及び組合せ計量装置は、計量皿への付着性を有する食品などを被計量物とする計量器及び組合せ計量装置に有用である。
実施の形態1に係る計量器の側面図である。 図1の計量器の平面図である。 図2におけるX−X矢視断面図である。 計量皿の使用形態を説明する断面図であり(a)は被計量物を収容した計量皿の様子を示す図,(b)は計量皿を上下反転させた様子を示す図,(c)は底面材が裏返った様子を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る組合せ計量装置の平面図である。 組合せ計量装置の正面図である。 組合せ計量装置の側面図である。 組合せ計量装置が備える計量器及び計量器台の構成を示す側面一部断面図である。 組合せ計量装置の制御系統の一例を示すブロック図である。
符号の説明
1 組合せ計量装置
2 計量器
3 計量器台
6 上部筐体
7 下部筐体
13 取っ手
30 重量検出部
31 計量皿
69 受け皿
71 皿本体
72 支持具
81 側板
81a 上枠部材
81b 下枠部材
81c 側面材
82 底板
83 第一エンド部材
84 第二エンド部材
86 第一支承軸
87 第二支承軸
88,89 底板エンド部材
90 底面材
91 第一支持柱
92 第二支持柱

Claims (1)

  1. 被計量物を保持する計量皿と該計量皿に保持されている被計量物の重量を計量する重量検出部とを備えた計量器であって、
    前記計量皿は、
    被計量物を保持する収容部を有し該収容部のうち少なくとも該被計量物と接する部分が網で成る皿本体と、
    前記重量検出部上に設置された受け皿と、
    前記受け皿に立設され前記皿本体を着脱可能に支持する支持具とを、備え
    前記皿本体の収容部は、
    その凹み方向が反転する凹状の収容部材を有し、
    前記皿本体は、
    枠材と該枠材に張られた網で成る面材とで構成された一対の側板と、
    前記一対の側板間に配置された網で成る底板と、
    前記一対の側板間に略平行に配置され、前記底板を撓めた状態で該底板の相対する端辺を支承する二本の支承軸とを、備えており、
    前記収容部が前記一対の側板と前記底板とで構成され、前記凹状の収容部材が前記底板からなる、
    計量器。
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