JP5008889B2 - ガスバリア性延伸フィルム、並びに該フィルムを用いたガスバリア性包装体 - Google Patents
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Description
なお、本明細書において「A層の内側にB層が積層される」とは、本発明のガスバリア性延伸フィルムを用いて包装体を作製した場合に、A層より内容物に近い位置にB層が配されることを意味し、「A層の外側にB層が積層される」とは、A層より外気(空気中)に近い位置にB層が配されることを意味する。また本明細書において「A層にB層を積層する」とは、主としてA層上にB層を直接配する場合を意味するが、A層とB層との間にさらにC層を介在させることが可能であることを意味する。
先ず、本発明のガスバリア性フィルムの層構成を図面を参酌して説明する。
図1は、本発明の好適なガスバリア性延伸フィルムの断面図(その1)であり、図2は本発明の好適なガスバリア性延伸フィルムの断面図(その2)である。ここで符号1は本発明のガスバリア性延伸フィルム、符号2はポリアミド系樹脂層、符号3は第一ガスバリア性樹脂層、符号4は酸素吸収性樹脂層、符号5は第二ガスバリア性樹脂層、符号6はポリアミド系樹脂層をそれぞれ示す。
なお、本発明のガスバリア性延伸フィルムを構成する各層の厚みについては後述する。
(1)ガスバリア性樹脂層/酸素吸収性樹脂層/ガスバリア性樹脂層/ポリアミド系樹脂層
(2)第一ガスバリア性樹脂層/酸素吸収性樹脂層/ポリアミド系樹脂層/第二ガスバリア性樹脂層
(3)ポリアミド系樹脂層/第一ガスバリア性樹脂層/酸素吸収性樹脂層/第二ガスバリア性樹脂層
(4)第一ポリアミド系樹脂層/第一ガスバリア性樹脂層/酸素吸収性樹脂層/第二ガスバリア性樹脂層/第二ポリアミド系樹脂層
(5)第一ポリアミド系樹脂層/第一ガスバリア性樹脂層/酸素吸収性樹脂層/第二ポリアミド系樹脂層/第二ガスバリア性樹脂層
(6)第一ガスバリア性樹脂/第一ポリアミド系樹脂層/酸素吸収性樹脂層/第二ポリアミド系樹脂層/第二ガスバリア性樹脂層、
(7)第一ポリアミド系樹脂層/第一ガスバリア性樹脂層/第一酸素吸収性樹脂層/第二酸素吸収性樹脂層/第二ガスバリア性樹脂層/第二ポリアミド系樹脂層、
本発明のガスバリア性延伸フィルムにおいて、酸素吸収性樹脂層で用いられる酸素吸収性樹脂は、2種類のガスバリア性樹脂層と組み合わせて使用した場合に、23℃・50%RHで1ml/m2・day・MPa以下の酸素透過率以下を少なくとも60日間持続可能なものであれば特に限定されないが、被酸化性樹脂(S)と遷移金属系触媒(M)とを含む樹脂組成物が好適に用いられる。
本発明の第一ガスバリア性樹脂層及び第二ガスバリア性樹脂層で用いられるガスバリア性樹脂としては、酸素バリア性能を有し、かつ熱成形可能な熱可塑性樹脂が挙げられる。ガスバリア性樹脂の最も適当な例としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物(EVOH)を挙げることができる。
また、EVOHのケン化度は96%以上、好ましくは99モル%以上のものが望ましい。エチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物中のエチレン含有量及びケン化度を上記範囲に保つことにより、本発明のガスバリア性フィルムの良好な酸素バリア性を維持できるとともに、共押出性とフィルムの強度とを良好なものにすることができる。
本発明において、ポリアミド系樹脂層を構成するポリアミド系樹脂は、主として脂肪族ポリアミド樹脂が使用される。脂肪族ポリアミド樹脂にはさらに半芳香族系ポリアミド樹脂を混合させてもいい。本発明における脂肪族ポリアミド樹脂としては、環状ラクタムの開環重合物、アミノカルボン酸の重縮合物、ジカルボン酸とジアミンとの重縮合物などが挙げられる。中でもナイロン−6と称されるε−カプロラクタムの単独重合体やナイロン−66と称されるポリヘキサメチレンアジパミドが、安価に入手でき、かつ延伸操作を円滑に遂行し得るので好ましい。また本発明における半芳香族ポリアミド樹脂としては、MXD6と称されるポリ−m−キシリレンアジパミドや非晶性ポリアミド等が挙げられる。
耐屈曲ピンホール性改良材は単独でも2種類以上を混合して使用してもよい。
本発明のガスバリア性フィルムにおいて、酸素吸収性樹脂層は、第一ガスバリア性樹脂を23℃・50%RHで60日間保存したときの単位面積あたりの酸素透過量より高い酸素吸収能力を有することが必要である。
X×10000×A/10000×d=X×A×d(ml/m2)・・・・・・(式1)
但し、Xは酸素吸収性樹脂の酸素吸収容量(ml/g)、Aは酸素吸収性樹脂層(a)の厚み(μm)、dは酸素吸収性樹脂の密度(g/cm3)である。
(Y/10)×0.21×60(ml/m2)・・・・・・(式2)
X×A×d>(Y/10)×0.21×60・・・・・・(式3)
本発明のガスバリア性延伸フィルムの突き刺し強度は、196N/mm以上、好ましくは200N/mm以上、さらに好ましくは250N/mm以上であり、500N/mm以下、好ましくは480N/mm以下、さらに好ましくは450N/mm以下であることが必要である。突き刺し強度が196N/mm以下の場合は、包装材として使用する際に、内容物や外部の突起などでピンホールが発生しやすく、一方、500N/mm以上にしようとすると、延伸倍率を過度に上げる必要があり、その結果、安定してフィルムが得られなくなるので好ましくない。突き刺し強度は、試験片を23℃・50%RH条件下で24時間調湿し、同条件下で、先端直径0.5mmの針が、50mm/minの速度で試験片を突き抜けた時の最大荷重を測定し、試験片厚み(mm)で除した数値から算出することができる。
本発明のガスバリア性延伸フィルムは、公知の一般的な方法により製造することができる。例えば、ガスバリア性樹脂、酸素吸収性樹脂、ポリアミド樹脂等を原料として用いて、実質的に無定型で配向していない積層フィルム(以下「積層未延伸フィルム」という)を、通常、共押出法で製造するのがよい。この積層未延伸フィルムの製造は、例えば、上記原料を3〜5台の押出機により溶融し、フラットダイ又は環状ダイから押出した後、急冷することによりフラット状、または環状の積層未延伸フィルムとする共押出法を採用するのがよい。
本発明のガスバリア性延伸フィルムは、ヒートシール可能な熱可塑性樹脂を一般的な方法でラミネート後、周囲をヒートシールして袋形状、あるいはカップ等の立体容器の蓋材の形で用いられる。
ナイロン6ペレットとステアリン酸コバルトを95:5の割合で含む樹脂混合物を窒素雰囲気下で二軸押出機を用いて押出した。押出されたストランドを水浴で急冷し、次いでペレット化し、乾燥してコバルトマスターバッチを得た。
次に、ナイロン6ペレットを窒素雰囲気下で二軸押出機を用いて押出しながら、ポリブタジエン(エポキシ官能化ポリブタジエン−Elf−Atochem社製 Poly BD600/PolyBD605E)を質量比で5%となるようにナイロン6中に加えた。押出されたストランドを水浴で急冷し、次いでペレット化し、乾燥して酸素吸収ベース樹脂を得た。
酸素吸収性樹脂ペレットとコバルトマスターバッチを重量比47:1でコバルトの濃度が100ppmとなるようにペレットを乾燥混合して、単軸押出機にて押出し、キャストロールで冷却後、50μmのフィルムとして巻き取った。このフィルムを5g精秤し、アルミ箔ラミPPフィルム内に水分を数滴加えた脱脂綿及び空気400mlと共に密封した。密封した袋を40℃で保管し、1ヶ月後の酸素濃度を測定した。酸素濃度は、袋に貼り付けたラバーを通してミクロシリンジを突き刺し、PBI社製酸素分析計Dansensor CheckMateで測定した。この濃度から吸収された酸素量を計算し、シート重量で除して酸素吸収容量9.3ml/gを算出した。
試験片を23℃・50%RH条件下で24時間調湿し、同条件下で、先端直径0.5mmの針が、50mm/minの速度で試験片を突き抜けた時の最大荷重を測定し、試験片厚み(mm)で除した数値を突き刺し強度とした。コンバーティングの基材用フィルムとしては突き刺し強度196N/mm(20kgf/mm)以上であることが条件となる。
モダンコントロール社製のOXY−TRAN100型酸素透過率測定装置を使用し、23℃50%RHで測定し、酸素透過率とした。なお、第一ガスバリア性樹脂層の酸素透過率は、単体の二軸延伸フィルム(倍率MD/TD=3/3、厚み20μm)を作製し、その酸素透過率を上記条件下で測定して、厚み換算した。
外層から順に、ナイロン6(三菱エンジニアリングプラスチックス社製ノバミッド1020)/エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH:クラレ社製エバールL101B エチレン含有量27モル%タイプ)/(酸素吸収ベース樹脂+コバルトマスターバッチ(コバルト含有量100ppm)混合樹脂(酸素吸収性樹脂組成物I)/エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH:クラレ社製エバールL101B エチレン含有量27モル%タイプ)/ナイロン6(三菱エンジニアリングプラスチックス社ノバミッド1020)を共押出し、30℃のキャストロールに密着急冷し、第1層が約40μmのナイロン6、第2層が約20μmのEVOH、第3層が約30μmの酸素吸収性樹脂、第4層が約20μmのEVOH、そして第5層が約40μmのナイロン6の各々よりなる3種5層の未延伸積層フィルムを得た。
なお、このEVOH27モル%タイプの厚み2μmのフィルムの60日間の空気中標準状態(23℃・50%RH)での酸素透過量は13ml/m2となるので、酸素吸収容量32ml/m2の方が大きい。該フィルムの評価結果を表1に示す。
実施例1において、EVOHを日本合成化学社ソアノールDC3203(エチレン含有量32モル%タイプ)に変更し、厚み構成を表1に示すように変更した以外は、実施例1と同様の方法により延伸フィルムを作製し、得られた延伸フィルムの測定と評価を行った。その結果を表1に示す。
なお、このEVOH32モル%タイプの厚み2μmのフィルムの60日間の空気中標準状態(23℃・50%RH)での酸素透過量は25ml/m2となるので、酸素吸収容量53ml/m2の方が大きい。
実施例2において、厚み構成を表1に示すように変更した以外は実施例2と同様の方法により延伸フィルムを作製し、得られた延伸フィルムの測定と評価を行った。その結果を表1に示す。
(実施例5)
実施例1において、厚み構成を表1に示すように変更した以外は実施例1と同様の方法により延伸フィルムを作製し、得られた延伸フィルムの測定と評価を行った。その結果を表1に示す。
実施例1において、酸素吸収樹脂組成物として、Honeywell社製Aegis HFX(非結晶性NY系酸素吸収材)を使用した以外は実施例1と同様の方法により延伸フィルムを作製し、得られた延伸フィルムの測定と評価を行った。その結果を表1に示す。
なお、Honeywell社製Aegis HFXの酸素吸収容量は10ml/gであった。
実施例1において第2層と第4層のEVOHをクラレ社製エバールE101B(エチレン44モル%タイプ)とし、その厚みを3μmに変えた以外は実施例1と同様の方法で延伸フィルムを作製し、得られたフィルムの測定と評価を行った。その結果を表1に示す。
なお、このEVOH(クラレ社製エチレン含有量44モル%タイプ)二軸延伸フィルムの厚み3μmのフィルムの酸素透過率は23℃・50%RH条件下で49ml/ m2・day・MPa(4.9ml/m2・day・atm)であった。
実施例1において第2層と第4層のEVOHを三菱ガス化学社製MX−ナイロン(MXD6)とし、その厚みを5μmに変えた以外は実施例1と同様の方法で延伸にフィルムを作製し、得られた延伸フィルムの測定と評価を行った。その結果を表1に示す。
なお、このポリアミド系二軸延伸フィルムの厚み5μmのフィルムの酸素透過率は23℃・50%RH条件下で76ml/ m2・day・MPa(7.6cc/m2・day・atm)であった。
外層から順に、ナイロン6(三菱エンジニアリングプラスチックス社ノバミッド1020)/エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH):日本合成化学(株)社製ソアノールDC3203:エチレン含有量32モル%タイプ)/酸素吸収ベース樹脂+コバルトマスターバッチ(コバルト含有量100ppm)混合樹脂(酸素吸収性樹脂組成物I)/エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH):日本合成化学(株)社製ソアノールDC3203:エチレン含有量32モル%タイプ)/ナイロン6(三菱エンジニアリングプラスチックス社ノバミッド1020)を共押出し、キャストロールで冷却後、第1層が約56μmのナイロン6、第2層が約25μmのEVOH、第3層が約62μmの酸素吸収樹脂、第4層が約25μmのEVOH、そして第5層が約56μmのナイロン6の各々よりなる3種5層の未延伸積層フィルムを得た。
外層から順に、ナイロン6(三菱エンジニアリングプラスチックス社ノバミッド1020)/エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH):日本合成化学(株)社製ソアノールDC3203:エチレン含有量32モル%タイプ)/酸素吸収ベース樹脂+コバルトマスターバッチ(コバルト含有量100ppm)混合樹脂(酸素吸収性樹脂組成物I)/エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH):日本合成化学(株)社製ソアノールDC3203 :エチレン含有量32モル%タイプ)/ナイロン6(三菱エンジニアリングプラスチックス社ノバミッド1020)を共押出し、キャストロールで冷却後、第1層が約26μmのナイロン6、第2層が約12μmのEVOH、第3層が約29μmの酸素吸収性樹脂、第4層が約12μmのEVOH、そして第5層が約26μmのナイロン6の各々よりなる3種5層の未延伸積層フィルムを得た。
実施例2において内側のガスバリア層をなくした以外は実施例2と同様の方法で延伸フィルムを作製し、得られたフィルムの測定と評価を行った。その結果を表1に示す。フィルム製造中に酸素吸収層の酸素吸収能力が飽和してしまっていることがわかる。
(比較例6)
外層から順に、ナイロン6(三菱エンジニアリングプラスチックス社ノバミッド1020)/エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH):日本合成化学(株)社製ソアノールDC3203:エチレン含有量32モル%タイプ)/酸素吸収ベース樹脂+コバルトマスターバッチ(コバルト含有量100ppm)混合樹脂(酸素吸収性樹脂組成物I)/エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH):日本合成化学(株)社製ソアノールDC3203:エチレン含有量32モルタイプ)/ナイロン6(三菱エンジニアリングプラスチックス社ノバミッド1020)を共押出し、キャストロールで冷却後、第1層が約4.5μmのナイロン6、第2層が約2μmのEVOH、第3層が約5μmの酸素吸収樹脂、第4層が約2μmのEVOH、そして第5層が約4.5μmのナイロン6の各々よりなる3種5層の未延伸積層フィルムを作製し、得られた未延伸積層フィルムの測定と測定を行った。その結果を表1に示す。
なお、このEVOH(日本合成化学(株)社製 エチレン含有量32モル%タイプ)未延伸フィルムの厚み2μmのフィルムの酸素透過率は23℃・50%RH条件下で35ml/ m2・day・MPa(3.5ml/m2・day・atm)であった。
これより、本発明によれば高ガスバリア性能を持続でき、フィルム強度のあるガスバリア性延伸フィルムを提供できることが分かる。
2 ポリアミド系樹脂層
3 第一ガスバリア性樹脂層
4 酸素吸収性樹脂層
5 第二ガスバリア性樹脂層
6 ポリアミド系樹脂層
Claims (7)
- ポリアミド系樹脂層、第一ガスバリア性樹脂層、酸素吸収性樹脂層、及び第二ガスバリア性樹脂層の少なくとも4層を、酸素吸収性樹脂層の両側に第一ガスバリア性樹脂層及び第二ガスバリア性樹脂層が配される構成で有し、第一ガスバリア性樹脂層及び/又は第二ガスバリア性樹脂層を構成するガスバリア性樹脂が、エチレン含有量32モル%以下のエチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物であり、前記第一ガスバリア性樹脂層の酸素透過率が23℃・50%RHの条件下で30ml/m2・day・atm(3cc/m2・day・atm)以下であり、且つ、前記酸素吸収性樹脂層が被酸化性樹脂と遷移金属系触媒とを含む樹脂組成物である積層フィルムを直交する2軸方向に2.5倍以上4.5倍以下の倍率で延伸したフィルムであって、突き刺し強度が196N/mm(20Kgf/mm)以上500N/mm以下であり、かつ23℃・50%RHでの酸素透過率が1ml/m2・day・MPa(0.1cc/m2・day・atm)以下である状態を少なくとも60日間維持できる、酸素吸収性樹脂層の厚みが1〜10μmであり、第一ガスバリア性樹脂層及び第二ガスバリア性樹脂層の厚みが各々1〜10μmであり、かつ、全体の厚みが40μm以下であることを特徴とするガスバリア性延伸フィルム。
- 第一ガスバリア性樹脂層の酸素透過率が、23℃・50%RHで30ml/m2・day・MPa(3cc/m2・day・atm)以下であり、かつ23℃・50%RHで60日間保管したときの酸素吸収性樹脂層の単位面積あたりの酸素吸収量が、前記条件下で保管したときの第一ガスバリア性樹脂層の単位面積あたりの酸素透過量より大きい請求項1に記載のガスバリア性延伸フィルム。
- 酸素吸収性樹脂層を構成する酸素吸収性樹脂が、ポリアミド樹脂を主成分とし、被酸化性樹脂及び遷移金属系触媒を含有する樹脂組成物である請求項1又は2に記載のガスバリア性延伸フィルム。
- ポリアミド系樹脂層を構成するポリアミド系樹脂が、脂肪族ポリアミド樹脂を主成分とする樹脂組成物である請求項1〜3のいずれかに記載のガスバリア性延伸フィルム。
- ポリアミド系樹脂層、第一ガスバリア性層、酸素吸収性樹脂層、及び第二ガスバリア性樹脂層の少なくとも4層を有する積層フィルムが共押出法により成形される請求項1〜4のいずれかに記載のガスバリア性延伸フィルム。
- 請求項1〜5のいずれかに記載のガスバリア性延伸フィルムを用いたガスバリア性包装材。
- 請求項1〜5のいずれかに記載のガスバリア性延伸フィルムを用いたガスバリア性包装体。
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