JP4148904B2 - コンバーチブルカー用のルーフウエザストリップ - Google Patents

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Description

本発明は、自動車のルーフが折畳まれて車体に収納可能な可動ルーフを有するコンバーチブルカー用のルーフウエザストリップに関するものであり、さらに詳しくは、可動ルーフの前端部及びドアガラスのフロント側端と、フロントガラスの周縁部との間をシールするフロントガラスウエザストリップに関するものである。
自動車のルーフが折畳まれて車体に収納可能な可動ルーフを有するコンバーチブルカーにおいて、可動ルーフが展開して、車体の天井部分まで移動して自動車のルーフを形成したときに、図6に示すように、その可動ルーフ10の前端部とフロントガラス4上辺部の間及び、フロントガラス4側辺部とドアガラス3のフロント側の側端との間をシールすることが必要である。そのため、フロントガラス4が取付けられるフロントガラス周縁フレーム7に、フロントガラスウエザストリップ150が取付けられている(例えば、特許文献1参照)。
この場合に、フロントガラスウエザストリップ150は、フロントガラス4の上辺部と可動ルーフ10の前端部との間をシールするフロントガラスウエザストリップ上辺部151と、フロントガラス4の両方の側辺部とドアガラス3のフロント側の側端の間とをシールするフロントガラスウエザストリップ縦辺部152,152と、フロントガラス4の上辺部と側辺部との間のコーナー部をシールするフロントガラスウエザストリップコーナー部153,153とからなる。そして、フロントガラスウエザストリップ上辺部151とフロントガラスウエザストリップ縦辺部152,152とは、フロントガラスウエザストリップコーナー部153,153により、型成形時に一体的に接合されている。
図7に示すように、フロントガラス周縁フレーム7の上辺部に取付けられるフロントガラスウエザストリップ上辺部151の取付基部155の面と、フロントガラス周縁フレーム7の側辺部に取付けられるフロントガラスウエザストリップ縦辺部152の取付基部155の面は略直角にずらされて形成されている。フロントガラスウエザストリップコーナー部153においては、この取付基部155の面が上辺部から縦辺部にかけて徐々に変化させられている。
また、フロントガラス周縁フレーム7の上辺部と縦辺部ではそれぞれ取付基部155を保持するためレール状のリテーナー等が取付けられているが、コーナー部では、曲線状かつ、ひねられて形状が変化しているため、1本のリテーナー等を設けることができなかった。
そのため、フロントガラスウエザストリップコーナー部153をフロントガラス周縁フレーム7のコーナー部に取付けるときは、上辺部分と縦辺部分とで取付方向が異なり、取付作業が面倒であり、取付後も取付基部155がリテーナーで保持されないため、安定しない場合があった。
特開平8−175289号公報(第1図)
このため、フロントガラスウエザストリップ150のコーナー部の取付けが容易であり、取付後もフロントガラス周縁フレーム7に安定して保持されることができるフロントガラスウエザストリップが必要とされている。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、コンバーチブルカーに使用される、折畳んで車体に収納可能な可動ルーフの前端部及びドアガラスのフロント側端と、フロントガラスの周縁部との間をシールするフロントガラスウエザストリップにおいて、フロントガラスウエザストリップは、フロントガラスを保持するフロントガラス周縁フレームに取付けられ、フロントガラスの上辺部と可動ルーフの前端部との間をシールするフロントガラスウエザストリップ上辺部と、フロントガラスの側辺部とドアガラスのフロント側端の間とをシールするフロントガラスウエザストリップ縦辺部と、フロントガラスの上辺部と側辺部との間のコーナー部をシールするフロントガラスウエザストリップコーナー部とからなり、フロントガラスウエザストリップコーナー部は、フロントガラス周縁フレームのコーナー部にフロントガラスウエザストリップを取付ける取付基部と、取付基部の縦辺部側に一体に形成され、ドアガラスの側端と当接するドアガラスシール部と、取付基部の上辺部側に一体に形成され、可動ルーフの前端部と当接する可動ルーフシール部とを有し、取付基部にフロントガラス周縁フレームのフランジ部の形状に対応したインサートを埋設し、インサートにフロントガラス周縁フレームのフランジ部に係止される切起こし係止部を設けるとともに、取付基部にフロントガラス周縁フレームに取付けるクリップを設けたことを特徴とするコンバーチブルカー用のフロントガラスウエザストリップである。
請求項1の本発明では、フロントガラスウエザストリップは、フロントガラスを保持するフロントガラス周縁フレームに取付けられ、フロントガラスの上辺部と可動ルーフの前端部との間をシールするフロントガラスウエザストリップ上辺部と、フロントガラスの側辺部と上記ドアガラスのフロント側端の間とをシールするフロントガラスウエザストリップ縦辺部と、フロントガラスの上辺部と側辺部との間のコーナー部をシールするフロントガラスウエザストリップコーナー部とからなる。そのため、フロントガラスウエザストリップによりフロントガラスの上辺部と両側の側辺部を連続した1本のウエザストリップで安定して確実にシールすることができる。
可動ルーフが展開して、車体の天井を形成したときに、可動ルーフの前端部とフロントガラスの上辺部との間をフロントガラス周縁フレームの上辺部のフランジ部に取付けられたフロントガラスウエザストリップ上辺部でシールすることができる。また、ドアガラスを上昇させて閉じたときに、フロントピラーを構成するフロントガラス周縁フレームの縦辺部のリテーナーに取付けられたフロントガラスウエザストリップ縦辺部でシールすることができる。
フロントガラスウエザストリップコーナー部は、フロントガラス周縁フレームのコーナー部にフロントガラスウエザストリップを取付ける取付基部と、取付基部の縦辺部側に一体に形成され、ドアガラスの側端と当接するドアガラスシール部と、取付基部の上辺部側に一体に形成され、上記可動ルーフの前端部と当接する可動ルーフシール部とを有する。このために、フロントガラス周縁フレームのコーナー部に取付基部を取付けると、ドアガラスシール部と可動ルーフシール部が、それぞれドアガラスの先端と可動ルーフの前端に当接するように配置することができる。
取付基部にフロントガラス周縁フレームのフランジ部の形状に対応したインサートを埋設し、インサートにフロントガラス周縁フレームのフランジ部に係止される切起こし係止部を設けるとともに、取付基部にフロントガラス周縁フレームに取付けるクリップを設けたため、フロントガラスウエザストリップをフロントガラス周縁フレームに取り付けるときに、切起こし係止部をフロントガラス周縁フレームのフランジ部に係止して、位置決めしておき、取付基部にクリップを挿入してコーナー部をフロントガラス周縁フレームに止めることができ、取付けが容易である。
取付け後においても、インサートを埋設しているため、コーナー部の剛性が高く、変形し難い。しかも、インサートの切起こし係止部がフロントガラス周縁フレームのフランジ部に係止されているため、フロントガラスウエザストリップ上辺部やフロントガラスウエザストリップ縦辺部に可動ルーフの前端部やドアガラスのフロント側の側端が当接することにより生じる引張力に対しても、コーナー部が変形したり、位置ズレしたりするようなことなく、シール性が低下することがない。
なお、金属や硬質合成樹脂等からなるインサートにおいて、複数箇所に切起こし係止部を設けたため、切起こし係止部の剛性が高く、コーナー部を強く保持されることができる。また、インサートを埋設して成形することにより、インサートと被覆材との結合を強固にすることができるとともに、切起こし係止部において、インサートとフランジ部との間に被覆材を設けることができる。さらに、切起こし係止部とクリップの両方でコーナー部をフロントガラス周縁フレームに取付けることができるため、フロントガラスウエザストリップコーナー部を安定して取付けることができる。
請求項2の本発明は、インサートは、断面略L字形に曲がった2つの面を有し、一方の面に切起こし係止部が設けられ、他方の面にクリップの脚部を嵌挿する孔を設けた、コンバーチブルカー用のフロントガラスウエザストリップである。
請求項2の本発明では、インサートは、断面略L字形に曲がった2つの面を有している。そのため、フロントガラスウエザストリップ上辺部の取付け面とフロントガラスウエザストリップ縦辺部の取付け面の両方に対応した面をフロントガラスウエザストリップコーナー部に設けることができ、コーナー部を確実にフロントガラス周縁フレームに取付けることができる。
一方の面に切起こし係止部が設けられ、他方の面に上記クリップの脚部を嵌挿する孔を設けたため、フロントガラスウエザストリップ上辺部とフロントガラスウエザストリップ縦辺部のそれぞれの反力に対して、切起こし係止部とクリップがズレを防止することができる。
請求項3の本発明は、フロントガラスウエザストリップ上辺部は、可動ルーフシール部を有し、可動ルーフシール部は、2本の中空状又はリップ状の可動ルーフシール部を備え、フロントガラスウエザストリップ縦辺部は、中空状のドアガラスシール部を有する、コンバーチブルカー用のフロントガラスウエザストリップである。
請求項3の本発明では、フロントガラスウエザストリップ上辺部は、2本の中空状又はリップ状の可動ルーフシール部を有するため、可動ルーフが展開して車体の天井を形成したときに、可動ルーフの前端部がフロントガラスウエザストリップ上辺部に当接し、2本の可動ルーフシール部が可動ルーフの前端縁及び前端部の裏面にそれぞれ当接する。そのため、可動ルーフの前端部を2重のシールをすることができ、シール性を向上させることができる。
フロントガラスウエザストリップ縦辺部は、中空状のドアガラスシール部を有するため、ドアガラスが上昇して閉まったときに、ドアガラスのフロント側の側端が中空状のドアガラスシール部と当接して、側端がドアガラスシール部のシール壁に若干包まれるようになり、確実にシールすることができる。
請求項4の本発明は、フロントガラスウエザストリップ上辺部とフロントガラスウエザストリップ縦辺部は押出成形により形成され、フロントガラスウエザストリップコーナー部は型成形により形成され、フロントガラスウエザストリップコーナー部を成形するときにフロントガラスウエザストリップ上辺部とフロントガラスウエザストリップ縦辺部とを一体的に接合した、コンバーチブルカー用のフロントガラスウエザストリップである。
請求項4の本発明では、フロントガラスウエザストリップ上辺部とフロントガラスウエザストリップ縦辺部は押出成形により形成されたため、フロントガラス周縁フレームの上辺部と縦辺部のそれぞれの形状に適合した長尺状の製品を安価に成形することができる。
フロントガラスウエザストリップコーナー部は型成形により形成されたため、フロントガラスウエザストリップ上辺部とフロントガラスウエザストリップ縦辺部の形状の変化を、コーナー部で徐々に変化させつつ連続させることができ、コーナー部のシールを確実に行うことができる。
フロントガラスウエザストリップコーナー部は型成形で形成されるが、上辺部と縦辺部を押出成形で成形されているので、コーナー部の型成形部分を小さくすることができる。そのため、フロントガラスウエザストリップ全体を型成形で形成する場合に比べて、成形金型を小さくすることができ、金型コストを低減できるとともに、型成形の速度を早くすることができ、製造コストを低減できる。
フロントガラスウエザストリップコーナー部を成形するときにフロントガラスウエザストリップ上辺部とフロントガラスウエザストリップ縦辺部とを一体的に接合したため、フロントガラスウエザストリップコーナー部の成形と同時に成形時に加硫接着により、フロントガラスウエザストリップ上辺部とフロントガラスウエザストリップ縦辺部とを接合することができ、製造が容易である。
請求項5の本発明は、フロントガラスウエザストリップコーナー部の取付基部の底面にフロントガラス周縁フレームに接着する両面接着テープを設けた、コンバーチブルカー用のフロントガラスウエザストリップである。
請求項5の本発明では、フロントガラスウエザストリップコーナー部の取付基部の底面にフロントガラス周縁フレームに接着する両面接着テープを設けたため、フロントガラスウエザストリップコーナー部の取付基部を、インサートの切起こし係止部とクリップとを併せて、両面接着テープでフロントガラス周縁フレームに取付けることができる。そのため、取付基部が安定して、可動ルーフや、ドアガラスの当接によってもフロントガラスウエザストリップがズレたり、シワが寄ったりすることがなく、シール性が向上する。
本発明は、フロントガラスウエザストリップのコーナー部の取付基部に、フロントガラス周縁フレームのフランジ部の形状に対応したインサートを埋設し、インサートにフロントガラス周縁フレームのフランジ部に係止される切起こし係止部を設けるとともに、取付基部にフロントガラス周縁フレームに挿入されるクリップを設けたため、フロントガラスウエザストリップをフロントガラス周縁フレームに取付けるときに、切起こし係止部をフロントガラス周縁フレームのフランジ部に係止して、位置決めして、クリップを挿入して上記コーナー部の取付基部を止めることができ、取付けが容易である。
取付け後においても、インサートを埋設しているため、コーナー部の剛性が高く、不用意な変形をしないのでシール性が低下することがない。さらに、切起こし係止部とクリップの両方でフロントガラス周縁フレームに取付けるため、フロントガラスウエザストリップのコーナー部を安定して取付けることができる。
本発明の実施の形態を図1〜図6に基づき説明する。図6は、コンバーチブルカーの外観を示す模式的な斜視図である。可動ルーフ10は、展開したときは、車体の天井部分を覆い、フロント側の先端(前端部)は、フロントガラス4の上辺部に設けられたフロントガラスウエザストリップ50に当接している。フロントガラスウエザストリップ50は、フロントガラス4を保持するフロントガラス周縁フレーム7に取付けられる。
そして、フロントガラスウエザストリップ50は、フロントガラス4の上辺部と可動ルーフ10の前端部との間をシールするフロントガラスウエザストリップ上辺部51と、フロントガラス4の両方の側辺部とドアガラス3のフロント側の側端との間をシールするフロントガラスウエザストリップ縦辺部52、52と、フロントガラス4の上辺部と側辺部との間のコーナー部をシールするフロントガラスウエザストリップコーナー部53、53とから構成される。
フロントガラスウエザストリップ50の詳細は後述する。
可動ルーフ10の車体側部に沿った両方の側部は、可動ルーフ10とドアガラス3との間をシールするルーフウエザストリップ20が設けられている。このルーフウエザストリップ20は、可動ルーフ10が折畳まれて、車体の後部に収納されることが可能となるように、可動ルーフ10の折畳みに対応して、長手方向に複数に分割されている。
可動ルーフ10は、ルーフ本体をなす柔軟性を持ち、折り畳み可能なルーフ幌13とルーフ幌13を支えるためのルーフ幌13の両側端部等に延びる幌骨(金属フレーム)から形成される。
可動ルーフ10がその収容された車体後部から展開して、車体の天井部を完全に形成すると、分割されたそれぞれのルーフウエザストリップ20の長手方向の端部31は、互いに当接して、可動ルーフ10の側部に沿って1本の連続したルーフウエザストリップ20になる。このようにして、可動ルーフ10の側部はシールされる。なお、このルーフウエザストリップ20は、幌骨に取付けられている。
可動ルーフ10が収納されるときは、リンク機構及び駆動機構(図示せず)により、ルーフ幌13は折畳まれて後方に移動して、車体の後部に設けられたスペースに収納され、幌骨もルーフ幌13に対応して折畳まれて、同様に車体後部のスペースに収納される。幌骨16が折畳まれるときに、ルーフウエザストリップ20もそれに対応して折畳まれて、幌骨16と共に収納される。
可動ルーフ10が展開して天井を形成するときは、逆に幌骨が、フロントガラスの上辺部側に向かって伸びて、ルーフ幌13が同様にフロントガラスの上辺部に向かって伸びる。このとき、ルーフウエザストリップ20の前端は、上述のように、フロントガラスウエザストリップ50の上辺部51と縦辺部52の間のフロントガラスウエザストリップコーナー部53に当接する。
次にフロントガラスウエザストリップ50の詳細について説明する。
図1は、フロントガラスウエザストリップ50のコーナー付近の斜視図である。フロントガラスウエザストリップ50は、前述の通り、フロントガラスウエザストリップ上辺部51と、フロントガラスウエザストリップ上辺部51の両端からフロントガラス周縁フレーム7の側辺部に沿って下方に延設されるフロントガラスウエザストリップ縦辺部52、52と、フロントガラス周縁フレーム7のコーナー部に取付けられるフロントガラスウエザストリップコーナー部53、53からなる。
フロントガラスウエザストリップ上辺部51は、フロントガラス周縁フレーム7の上辺部のフランジ部に取付けられる上辺部取付基部51bと、可動ルーフ10の前端部と当接してシールする中空状の第1上辺部可動ルーフシール部51cと、中空状の第2上辺部可動ルーフシール部51dからなる。上辺部取付基部51bは、図1に示すように、フロントガラス周縁フレーム7に設けられたフランジ部に挿入されて取付けられるように内部に芯金が埋設された断面略U字形のトリムを形成している。
可動ルーフ10が展開して、車体の天井を形成すると、可動ルーフ10のフロント側の前端縁と前端部の裏面に、それぞれ第1上辺部可動ルーフシール部51cと第2上辺部可動ルーフシール部51dが当接する。このため、第1上辺部可動ルーフシール部51cと第2上辺部可動ルーフシール部51dにより可動ルーフ10との間は、2重のシールをすることができ、シール性がよい。
フロントガラスウエザストリップ縦辺部52は、フロントガラス周縁フレーム7の側辺部のリテーナーに取付けられる縦辺部取付基部52bと、ドアガラス3と当接してシールする中空状の縦辺部ドアガラスシール部52cからなる。
ドアガラス3が上昇してドアガラス3が閉まると、ドアガラス3のフロント側の側端は、縦辺部ドアガラスシール部52cに若干包まれるように当接してシールする。縦辺部ドアガラスシール部52cの車室内側の側方には縦辺部カバーリップ52dが延設され、ガーニッシュ等と接して、フロントガラス周縁フレーム7の部分をカバーし、車室内からの美観を向上させている。
フロントガラスウエザストリップコーナー部53は、フロントガラスウエザストリップ上辺部51と隣接する部分は、その断面形状がフロントガラスウエザストリップ上辺部51と略同じであり、フロントガラスウエザストリップ縦辺部52と隣接する部分は、その断面形状がフロントガラスウエザストリップ縦辺部52と略同じである。そして、フロントガラス周縁フレーム7のコーナー部に対応して曲線状に形成され、両側の断面形状がコーナー部の中心方向に向けて変化し、連続的に一体化されている。
フロントガラスウエザストリップコーナー部53は、図2〜図4に示すように、フロントガラス周縁フレーム7のコーナー部に取付けられるコーナー部取付基部53bと、ドアガラス3の先端が当接するコーナー部ドアガラスシール部53cと、可動ルーフ10の前端部が当接するコーナー部可動ルーフシール部53dからなる。
コーナー部取付基部53bには、図5に示す、断面が略L字形に形成され、平面視でも略L字形に曲がった板状のインサート58が埋設されている。インサート58には、L字形の一方の平面内において2箇所の切起こし係止部58a,58bが設けられ、L字形の他方の平面の中央にクリップ取付孔58cが設けられている。
図2は、図1のA−A線に沿った断面図であり、フロントガラスウエザストリップ縦辺部52と隣接する部分である。
この部分において、フロントガラスウエザストリップコーナー部53のフロントガラス周縁フレーム7に取付けるコーナー部取付基部53bは、断面が略L字形をなし、同様に断面が略L字形のインサート58が埋設されている。インサート58には、切起こし係止部58aが設けられている。インサート58は、この実施の形態では金属製に板材が使用されているが、硬質合成樹脂を使用することもできる。切起こし係止部58aは、断面コ字形に設けられ、切起こし係止部58aの周囲は、コーナー部取付基部53bを形成するゴム等の被服部材でカバーされている。この切起こし係止部58aにフロントガラス周縁フレーム7のフランジ部7cが挿入されて、フロントガラスウエザストリップコーナー部53を係止している。
コーナー部取付基部53bの裏面には、両面接着テープ53fが貼着されている。フロントガラスウエザストリップコーナー部取付基部53bをインサート58の切起こし係止部58a、58bとクリップ40とを併せて、両面接着テープ53fでフロントガラス周縁フレーム7に取付けたため、コーナー部取付基部53bが安定して、可動ルーフ10や、ドアガラス3の当接によってもフロントガラスウエザストリップ50がズレたり、シワが寄ったりすることがなく、シール性が向上する。
コーナー部取付基部53bの両側端からコーナー部ドアガラスシール部53cが中空状に形成されている。このコーナー部ドアガラスシール部53cの中空部は、フロントガラスウエザストリップ縦辺部52のドアガラスシール部52cと連続している。ドアガラス3が上昇して閉まると、ドアガラス3の先端がコーナー部ドアガラスシール部53cとフロントガラスウエザストリップ縦辺部52のドアガラスシール部52cに当接してシールする。
可動ルーフ10が展開して、その前端部がフロントガラスウエザストリップ上辺部51の第1上辺部可動ルーフシール部51c、第2上辺部可動ルーフシール部51dとフロントガラスウエザストリップコーナー部53のコーナー部可動ルーフシール部53dに当接すると、フロントガラスウエザストリップコーナー部53では、可動ルーフ10の側部のルーフウエザストリップ20の前端が当接する。
図3は、図1のB−B線に沿った断面図であり、フロントガラスウエザストリップ上辺部51と隣接する部分である。
この部分において、フロントガラスウエザストリップ上辺部51のフロントガラス周縁フレーム7に取付けるコーナー部取付基部53bは、上記の縦辺部52と同様に断面が略L字形をなし、断面が略L字形のインサート58が埋設されている。インサート58には、先端が断面コ字形に曲げられた切起こし係止部58bが設けられている。切起こし係止部58bの周囲は、コーナー部取付基部53bを形成するゴム等の被覆部材でカバーされている。この切起こし係止部58bにフロントガラス周縁フレーム7のフランジ部7cが挿入されて、フロントガラスウエザストリップコーナー部53を係止している。
コーナー部取付基部53bの断面L字形の2つの面に中空状の2本のコーナー部可動ルーフシール部53d、53dがそれぞれ形成されている。可動ルーフ10が展開したときに、その前端縁および前端部の裏面にこの2本のコーナー部可動ルーフシール部53d、53dがそれぞれ当接して、可動ルーフ10とフロントガラス4の上辺部との間をシールすることができる。2本のコーナー部可動ルーフシール部53d、53dは、フロントガラスウエザストリップ上辺部51の2本の第1上辺部可動ルーフシール部51cと第2上辺部可動ルーフシール部51dのそれぞれの中空シール部と連続している。図2に示す部分と同様に、コーナー部取付基部53bの裏面には両面接着テープ53fが貼着されている。
図4は、図1のC−C線に沿った断面図であり、フロントガラスウエザストリップコーナー部53の略中央部である。
この部分において、フロントガラス周縁フレーム7に取付けるコーナー部取付基部53bは、上記と同様に断面が略L字形をなし、同様に断面が略L字形のインサート58が埋設されている。インサート58には、略L字形の他方の面にクリップ40を挿入するクリップ取付孔58cが設けられている。このクリップ取付孔58cにクリップ40の脚部41を挿入して、コーナー部取付基部53bをフロントガラス周縁フレーム7に取付けている。
コーナー部取付基部53bの断面L字形の両端から中空状のコーナー部可動ルーフシール部53dが形成されている。可動ルーフ10が展開したときに、その前端縁及び前端部の裏面にこのコーナー部可動ルーフシール部53dが当接して、可動ルーフ10とフロントガラス4の上辺部との間をシールしている。この部分においては、コーナー部可動ルーフシール部53dは、内部に仕切り壁を有する1つの中空状のシール部となっており、フロントガラスウエザストリップ上辺部51の2本の第1上辺部可動ルーフシール部51cと第2上辺部可動ルーフシール部51dのそれぞれの中空シール部と連続している。なお、図2に示す部分と同様に、コーナー部取付基部53bの裏面には両面接着テープ53fが貼着されている。
フロントガラス周縁フレーム7にフロントガラスウエザストリップコーナー部53を取り付けるときは、切起こし係止部58a、58bをフロントガラス周縁フレーム7のフランジ部7cに係止して、仮止めと位置決めして、次に、クリップ40の脚部41をフロントガラス周縁フレーム7の別の面に設けた孔に挿入して止める。このため、フロントガラスウエザストリップコーナー部53を2方向から安定して取り付けることができ、取付けが容易である。
この切起こし係止部58a、58bとクリップ40は、フロントガラス周縁フレーム7のL字形の別の面に取り付けられるため、取付け後もフロントガラスウエザストリップコーナー部53を安定して取付けることができる。また、インサート58によりコーナー部の剛性が高く、変形し難いため、フロントガラスウエザストリップ上辺部51やフロントガラスウエザストリップ縦辺部52に可動ルーフ10とドアガラス3が当接して生じる引張力に対しても、移動することなく、シール性が低下することがない。
このフロントガラスウエザストリップ50は、押出成形により成形されるフロントガラスウエザストリップ上辺部51とフロントガラスウエザストリップ縦辺部52も、型成形により成形されるフロントガラスウエザストリップコーナー部53も、ゴム、熱可塑性エラストマー、軟質合成樹脂等で形成することができる。ゴムの場合は、EPDM、熱可塑性エラストマーの場合は、オレフィン系熱可塑性エラストマーが耐候性、リサイクル、コスト等の点から好ましい。
いずれの場合も、ソリッド材及びスポンジ材で形成することができるが、少なくともドアガラスシール部と可動ルーフシール部をスポンジ材で形成することが、柔軟性、弾力性の点から好ましい。
本発明の実施の形態における、フロントガラスウエザストリップのフロントガラスウエザストリップコーナー部付近の部分斜視図である。 図1におけるA―A線に沿った断面図である。 図1におけるB―B線に沿った断面図である。 図1におけるC―C線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態におけるインサートの平面図である。 コンバーチブルカーの外観を示す模式的な斜視図である。 従来技術における、フロントガラスウエザストリップの斜視図である。
符号の説明
3 ドアガラス
7c フランジ部
10 可動ルーフ
40 クリップ
50 フロントガラスウエザストリップ
51 フロントガラスウエザストリップ上辺部
52 フロントガラスウエザストリップ縦辺部
53 フロントガラスウエザストリップコーナー部
53b コーナー部取付基部
58 インサート
58a、58b 切起こし係止部

Claims (5)

  1. コンバーチブルカーに使用される、折畳んで車体に収納可能な可動ルーフの前端部及びドアガラスのフロント側端と、フロントガラスの周縁部との間をシールするフロントガラスウエザストリップにおいて、
    該フロントガラスウエザストリップは、上記フロントガラスを保持するフロントガラス周縁フレームに取付けられ、上記フロントガラスの上辺部と可動ルーフの前端部との間をシールするフロントガラスウエザストリップ上辺部と、上記フロントガラスの側辺部と上記ドアガラスのフロント側端の間とをシールするフロントガラスウエザストリップ縦辺部と、上記フロントガラスの上辺部と側辺部との間のコーナー部をシールするフロントガラスウエザストリップコーナー部とからなり、
    該フロントガラスウエザストリップコーナー部は、上記フロントガラス周縁フレームのコーナー部にフロントガラスウエザストリップを取付ける取付基部と、該取付基部の縦辺部側に一体に形成され、上記ドアガラスの側端と当接するドアガラスシール部と、上記取付基部の上辺部側に一体に形成され、上記可動ルーフの前端部と当接する可動ルーフシール部とを有し、
    上記取付基部に上記フロントガラス周縁フレームのフランジ部の形状に対応したインサートを埋設し、該インサートに上記フロントガラス周縁フレームのフランジ部に係止される切起こし係止部を設けるとともに、上記取付基部に上記フロントガラス周縁フレームに取付けるクリップを設けたことを特徴とするコンバーチブルカー用のフロントガラスウエザストリップ。
  2. 上記インサートは、断面略L字形に曲がった2つの面を有し、一方の面に上記切起こし係止部が設けられ、他方の面に上記クリップの脚部を嵌挿する孔を設けた請求項1に記載のコンバーチブルカー用のフロントガラスウエザストリップ。
  3. 上記フロントガラスウエザストリップ上辺部は、可動ルーフシール部を有し、該可動ルーフシール部は、2本の中空状又はリップ状の可動ルーフシール部を備え、フロントガラスウエザストリップ縦辺部は、中空状のドアガラスシール部を有する請求項1または請求項2のいずれかに記載のコンバーチブルカー用のフロントガラスウエザストリップ。
  4. 上記フロントガラスウエザストリップ上辺部とフロントガラスウエザストリップ縦辺部は押出成形により形成され、上記フロントガラスウエザストリップコーナー部は型成形により形成され、上記フロントガラスウエザストリップコーナー部を成形するときに上記フロントガラスウエザストリップ上辺部とフロントガラスウエザストリップ縦辺部とを一体的に接合した請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のコンバーチブルカー用のフロントガラスウエザストリップ。
  5. 上記フロントガラスウエザストリップコーナー部の取付基部の底面に上記フロントガラス周縁フレームに接着する両面接着テープを設けた請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のコンバーチブルカー用のフロントガラスウエザストリップ。
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