JP4148904B2 - コンバーチブルカー用のルーフウエザストリップ - Google Patents
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また、フロントガラス周縁フレーム7の上辺部と縦辺部ではそれぞれ取付基部155を保持するためレール状のリテーナー等が取付けられているが、コーナー部では、曲線状かつ、ひねられて形状が変化しているため、1本のリテーナー等を設けることができなかった。
なお、金属や硬質合成樹脂等からなるインサートにおいて、複数箇所に切起こし係止部を設けたため、切起こし係止部の剛性が高く、コーナー部を強く保持されることができる。また、インサートを埋設して成形することにより、インサートと被覆材との結合を強固にすることができるとともに、切起こし係止部において、インサートとフランジ部との間に被覆材を設けることができる。さらに、切起こし係止部とクリップの両方でコーナー部をフロントガラス周縁フレームに取付けることができるため、フロントガラスウエザストリップコーナー部を安定して取付けることができる。
一方の面に切起こし係止部が設けられ、他方の面に上記クリップの脚部を嵌挿する孔を設けたため、フロントガラスウエザストリップ上辺部とフロントガラスウエザストリップ縦辺部のそれぞれの反力に対して、切起こし係止部とクリップがズレを防止することができる。
フロントガラスウエザストリップ縦辺部は、中空状のドアガラスシール部を有するため、ドアガラスが上昇して閉まったときに、ドアガラスのフロント側の側端が中空状のドアガラスシール部と当接して、側端がドアガラスシール部のシール壁に若干包まれるようになり、確実にシールすることができる。
フロントガラスウエザストリップコーナー部は型成形により形成されたため、フロントガラスウエザストリップ上辺部とフロントガラスウエザストリップ縦辺部の形状の変化を、コーナー部で徐々に変化させつつ連続させることができ、コーナー部のシールを確実に行うことができる。
フロントガラスウエザストリップコーナー部は型成形で形成されるが、上辺部と縦辺部を押出成形で成形されているので、コーナー部の型成形部分を小さくすることができる。そのため、フロントガラスウエザストリップ全体を型成形で形成する場合に比べて、成形金型を小さくすることができ、金型コストを低減できるとともに、型成形の速度を早くすることができ、製造コストを低減できる。
取付け後においても、インサートを埋設しているため、コーナー部の剛性が高く、不用意な変形をしないのでシール性が低下することがない。さらに、切起こし係止部とクリップの両方でフロントガラス周縁フレームに取付けるため、フロントガラスウエザストリップのコーナー部を安定して取付けることができる。
フロントガラスウエザストリップ50の詳細は後述する。
可動ルーフ10は、ルーフ本体をなす柔軟性を持ち、折り畳み可能なルーフ幌13とルーフ幌13を支えるためのルーフ幌13の両側端部等に延びる幌骨(金属フレーム)から形成される。
図1は、フロントガラスウエザストリップ50のコーナー付近の斜視図である。フロントガラスウエザストリップ50は、前述の通り、フロントガラスウエザストリップ上辺部51と、フロントガラスウエザストリップ上辺部51の両端からフロントガラス周縁フレーム7の側辺部に沿って下方に延設されるフロントガラスウエザストリップ縦辺部52、52と、フロントガラス周縁フレーム7のコーナー部に取付けられるフロントガラスウエザストリップコーナー部53、53からなる。
可動ルーフ10が展開して、車体の天井を形成すると、可動ルーフ10のフロント側の前端縁と前端部の裏面に、それぞれ第1上辺部可動ルーフシール部51cと第2上辺部可動ルーフシール部51dが当接する。このため、第1上辺部可動ルーフシール部51cと第2上辺部可動ルーフシール部51dにより可動ルーフ10との間は、2重のシールをすることができ、シール性がよい。
ドアガラス3が上昇してドアガラス3が閉まると、ドアガラス3のフロント側の側端は、縦辺部ドアガラスシール部52cに若干包まれるように当接してシールする。縦辺部ドアガラスシール部52cの車室内側の側方には縦辺部カバーリップ52dが延設され、ガーニッシュ等と接して、フロントガラス周縁フレーム7の部分をカバーし、車室内からの美観を向上させている。
コーナー部取付基部53bには、図5に示す、断面が略L字形に形成され、平面視でも略L字形に曲がった板状のインサート58が埋設されている。インサート58には、L字形の一方の平面内において2箇所の切起こし係止部58a,58bが設けられ、L字形の他方の平面の中央にクリップ取付孔58cが設けられている。
この部分において、フロントガラスウエザストリップコーナー部53のフロントガラス周縁フレーム7に取付けるコーナー部取付基部53bは、断面が略L字形をなし、同様に断面が略L字形のインサート58が埋設されている。インサート58には、切起こし係止部58aが設けられている。インサート58は、この実施の形態では金属製に板材が使用されているが、硬質合成樹脂を使用することもできる。切起こし係止部58aは、断面コ字形に設けられ、切起こし係止部58aの周囲は、コーナー部取付基部53bを形成するゴム等の被服部材でカバーされている。この切起こし係止部58aにフロントガラス周縁フレーム7のフランジ部7cが挿入されて、フロントガラスウエザストリップコーナー部53を係止している。
図3は、図1のB−B線に沿った断面図であり、フロントガラスウエザストリップ上辺部51と隣接する部分である。
この部分において、フロントガラスウエザストリップ上辺部51のフロントガラス周縁フレーム7に取付けるコーナー部取付基部53bは、上記の縦辺部52と同様に断面が略L字形をなし、断面が略L字形のインサート58が埋設されている。インサート58には、先端が断面コ字形に曲げられた切起こし係止部58bが設けられている。切起こし係止部58bの周囲は、コーナー部取付基部53bを形成するゴム等の被覆部材でカバーされている。この切起こし係止部58bにフロントガラス周縁フレーム7のフランジ部7cが挿入されて、フロントガラスウエザストリップコーナー部53を係止している。
この部分において、フロントガラス周縁フレーム7に取付けるコーナー部取付基部53bは、上記と同様に断面が略L字形をなし、同様に断面が略L字形のインサート58が埋設されている。インサート58には、略L字形の他方の面にクリップ40を挿入するクリップ取付孔58cが設けられている。このクリップ取付孔58cにクリップ40の脚部41を挿入して、コーナー部取付基部53bをフロントガラス周縁フレーム7に取付けている。
いずれの場合も、ソリッド材及びスポンジ材で形成することができるが、少なくともドアガラスシール部と可動ルーフシール部をスポンジ材で形成することが、柔軟性、弾力性の点から好ましい。
7c フランジ部
10 可動ルーフ
40 クリップ
50 フロントガラスウエザストリップ
51 フロントガラスウエザストリップ上辺部
52 フロントガラスウエザストリップ縦辺部
53 フロントガラスウエザストリップコーナー部
53b コーナー部取付基部
58 インサート
58a、58b 切起こし係止部
Claims (5)
- コンバーチブルカーに使用される、折畳んで車体に収納可能な可動ルーフの前端部及びドアガラスのフロント側端と、フロントガラスの周縁部との間をシールするフロントガラスウエザストリップにおいて、
該フロントガラスウエザストリップは、上記フロントガラスを保持するフロントガラス周縁フレームに取付けられ、上記フロントガラスの上辺部と可動ルーフの前端部との間をシールするフロントガラスウエザストリップ上辺部と、上記フロントガラスの側辺部と上記ドアガラスのフロント側端の間とをシールするフロントガラスウエザストリップ縦辺部と、上記フロントガラスの上辺部と側辺部との間のコーナー部をシールするフロントガラスウエザストリップコーナー部とからなり、
該フロントガラスウエザストリップコーナー部は、上記フロントガラス周縁フレームのコーナー部にフロントガラスウエザストリップを取付ける取付基部と、該取付基部の縦辺部側に一体に形成され、上記ドアガラスの側端と当接するドアガラスシール部と、上記取付基部の上辺部側に一体に形成され、上記可動ルーフの前端部と当接する可動ルーフシール部とを有し、
上記取付基部に上記フロントガラス周縁フレームのフランジ部の形状に対応したインサートを埋設し、該インサートに上記フロントガラス周縁フレームのフランジ部に係止される切起こし係止部を設けるとともに、上記取付基部に上記フロントガラス周縁フレームに取付けるクリップを設けたことを特徴とするコンバーチブルカー用のフロントガラスウエザストリップ。 - 上記インサートは、断面略L字形に曲がった2つの面を有し、一方の面に上記切起こし係止部が設けられ、他方の面に上記クリップの脚部を嵌挿する孔を設けた請求項1に記載のコンバーチブルカー用のフロントガラスウエザストリップ。
- 上記フロントガラスウエザストリップ上辺部は、可動ルーフシール部を有し、該可動ルーフシール部は、2本の中空状又はリップ状の可動ルーフシール部を備え、フロントガラスウエザストリップ縦辺部は、中空状のドアガラスシール部を有する請求項1または請求項2のいずれかに記載のコンバーチブルカー用のフロントガラスウエザストリップ。
- 上記フロントガラスウエザストリップ上辺部とフロントガラスウエザストリップ縦辺部は押出成形により形成され、上記フロントガラスウエザストリップコーナー部は型成形により形成され、上記フロントガラスウエザストリップコーナー部を成形するときに上記フロントガラスウエザストリップ上辺部とフロントガラスウエザストリップ縦辺部とを一体的に接合した請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のコンバーチブルカー用のフロントガラスウエザストリップ。
- 上記フロントガラスウエザストリップコーナー部の取付基部の底面に上記フロントガラス周縁フレームに接着する両面接着テープを設けた請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のコンバーチブルカー用のフロントガラスウエザストリップ。
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