JP4970576B2 - スロットマシン - Google Patents

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Description

本発明はスロットマシンに関する。
スロットマシンは、一般に、3本のリールと、各リールの前面に設けられた表示窓と、各リールに対応した3個のリールストップボタンと、ゲームを開始するためのスタートレバーとを備える。各リールには複数の図柄が配列されており、1個の図柄が配置される領域はコマと呼ばれる。表示窓には、上段、中段、及び下段といった図柄停止位置に3個の図柄が停止する。そして、各表示窓の図柄停止位置の組が入賞位置となる。一般的に、入賞位置の態様としては、各表示窓の中段、各表示窓の上段、各表示窓の下段、左表示窓の上段・中表示窓の中段・右表示窓の下段、左表示窓の下段・中表示窓の中段・右表示窓の上段といったものがあり、各入賞位置を入賞ラインと呼ぶ。
遊技者がスタートレバーを押し下げると総てのリールが一斉に回転し、遊技者が各リールストップボタンを押し下げたタイミングで各リールは各々停止する。リールが停止した状態で、入賞ライン上に揃う図柄の組合せのうち、遊技価値を付与する図柄の組合せを役と呼ぶ。有効な入賞ライン上に役を構成する図柄の組合せが揃うと入賞となり、遊技者は入賞した役に応じた枚数のメダルを獲得することができる。すなわち、リールが停止した状態が役を構成する図柄の組合せとなる状態(所定の状態)である場合に役に入賞し、入賞した役に応じた遊技価値が付与される。
ここで、入賞は、一般に2つのステップによって決定される。第1ステップは、内部抽選と呼ばれるものである。内部抽選では、スタートレバーの操作タイミングで抽選を実行し、どの賞に当選するかあるいはハズレとなるかを決定し、抽選結果を示す内部抽選情報を生成する。
第2ステップでは、リールストップボタンの操作に応じて、リールの停止位置を制御する。内部抽選情報がハズレを示している場合には、ある役を構成する図柄が有効な入賞ライン上に差し掛かったタイミングで遊技者がリールストップボタンを操作しても、リールの停止位置をずらして、当該役を構成する図柄が有効な入賞ライン上に停止しないようにリールを制御する。また、内部抽選で当選しなかった賞に対応する役についても同様である。このような制御を蹴り飛ばし制御という。一方、内部抽選である賞に当選していれば、リールストップボタンの操作タイミングが若干早くても、賞に応じた役を構成する図柄が入賞ライン上に停止するように引き込み制御がなされる。つまり、遊技者が入賞を獲得するためには、内部抽選によってある賞の当選を得て、かつ、当選した賞の役を有効な入賞ライン上に揃える必要がある。
このようなスロットマシンにおいて3個のリールストップボタンを採用する場合、それらの操作順序は6通りがある。そして、遊技者のリールストップボタンの操作順序が予め定められた押順と一致する場合に内部抽選で当選した賞の入賞を許容し、押順が不一致の場合に内部抽選で当選した賞の入賞を許容しない停止制御を実行するスロットマシンが知られている。
特開2005−192769号公報
ところで、上述したスロットマシンでは、内部抽選と独立した押順抽選を実行していた。このため、構成が複雑となるといった問題があった。
本発明は上述した問題に鑑みてなされたものであり、簡易な構成で押順を決定できるスロットマシンを提供することなどを解決課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るスロットマシンは、遊技媒体の消費により1回のゲームが開始され、所定数の図柄を巡回的に可変表示することが可能な複数の表示列(R1,R2,R3)の全ての可変表示が停止した後に、所定の入賞態様が表示された場合に入賞となり、入賞の種類に応じた遊技価値を付与して1回のゲームが終了するスロットマシン(1)において、前記複数の表示列の各々を構成する図柄は、複数の図柄停止位置のいずれかに停止可能であり、前記複数の表示列ごとの前記図柄停止位置の組みを入賞ラインとしたとき、複数の入賞ラインのいずれかに所定の図柄が揃うことにより前記入賞態様となり、前記ゲームには、通常ゲームと前記通常ゲームより遊技者に有利な特定ゲームとが含まれ、前記入賞の種類には、付与される前記遊技価値として遊技媒体を支払う複数の小役賞と、付与される前記遊技価値として遊技媒体の消費なしに次の1回のゲームを開始させる複数の再遊技賞と、付与される前記遊技価値として前記通常ゲームから前記特定ゲームに移行する特定ゲーム開始賞とが含まれ、前記複数の小役賞には、入賞態様が特定の表示列のみ特定図柄であり、特定の表示列以外の他の表示列では任意の図柄で構成される特定小役賞が含まれ、入賞可能な入賞の種類をあらかじめ決定する事前決定手段(101)と、前記複数の表示列のそれぞれに対応して設けられ、可変表示の停止指示を入力するための複数の停止指示手段(13a,13b,13c)と、前記複数の停止指示手段(13a,13b,13c)のそれぞれの停止指示を受けると、前記事前決定手段(101)で決定された入賞の種類と前記停止指示のタイミングに基づいて、停止指示を受けた停止指示手段に対応する表示列の可変表示を停止させる停止制御手段(101)と、を備え、前記事前決定手段(101)は、前記特定ゲームにおいて、前記1回のゲームで前記複数の再遊技賞のいずれか一つと対応づけた前記特定小役賞を入賞可能に決定する第1決定態様と、前記複数の再遊技賞のいずれも入賞不可能であって前記特定小役賞を入賞可能に決定する第2決定態様とのうち一方を決定し、前記複数の再遊技賞のそれぞれには、互いに相違する前記複数の停止指示手段の入力順が設定され、前記停止制御手段(101)は、前記事前決定手段(101)が前記第1決定態様を決定したゲームおいて、前記複数の停止指示手段の入力順が、前記事前決定手段によって決定された再遊技賞に設定された入力順と一致するとき、前記特定小役賞が複数の入賞ライン上で重複入賞するように制御する一方、前記複数の停止指示手段の入力順が、前記事前決定手段によって決定された再遊技賞に設定された入力順と不一致のとき、前記特定小役賞が一つの入賞ライン上で単独入賞するように制御し、前記事前決定手段が前記第1決定態様を決定したゲームおいて決定された再遊技賞に応じた入力順で前記複数の停止指示手段が操作された場合、前記特定小役賞を構成する図柄が揃う入賞ラインの数を第1ライン数、前記事前決定手段が前記第2決定態様を決定したゲームおいて、前記特定小役賞を構成する図柄が揃う入賞ラインの数を第2ライン数としたとき、前記特定小役賞に入賞した場合、当該特定小役賞を構成する図柄が揃う前記入賞ラインの数が多くなるほど、多数の遊技媒体を支払うように設定し、前記第1ライン数が前記第2ライン数より多くなるように、前記停止制御手段を制御することにより、前記事前決定手段が前記第1決定態様を決定したゲームおいて、前記特定小役賞が入賞したときに付与される遊技媒体の数である第1数を、前記事前決定手段が前記第2決定態様を決定したゲームにおいて前記特定小役賞が入賞したときに支払われる遊技媒体の数である第2数より多くなるように制御する。
この発明によれば、複数の再遊技賞と押順とが対応づけているため、押順抽選が不要であり、事前決定手段が押順抽選の機能を兼用する。また、再遊技賞の数と押順の組合せ数とを対応付けることにより、例えば、3つの表示列を備えたスロットマシンであれば、押順数を2〜5の範囲で任意に設定できる。さらに、押順が一致した場合に払い出す遊技媒体の数は、押順が不一致の場合に払い出す遊技媒体の数より多いので、遊技者は押順を予想しながら停止指示手段を操作するようになるから、ゲームの趣向性を向上させることができる。
本発明において、入賞の種類には、「複数の再遊技賞」が含まれる。「複数の再遊技賞」は、例えば、実施形態の特殊リプレイ賞に相当する。ここで、「複数の再遊技賞が含まれる」の意味は、本発明のスロットマシンの採用する再遊技賞は、「複数の再遊技賞」のみであって、特殊リプレイ賞以外のリプレイ賞を含まないものであってもよいし、「複数の再遊技賞」以外に他の再遊技賞を含み、特殊リプレイ賞と他のリプリレイ賞を備えたものであってもよい。
また、本発明の事前決定手段は、入賞可能な入賞の種類を決定するものであるが、これには、入賞可能な入賞の種類が無い場合、いわゆるハズレを含めて決定することを排除しないものである。
上述したスロットマシンにおいて、前記1回のゲームの状態として、前記事前決定手段(101)により前記第1決定態様が決定され、且つ遊技者に対して前記入力順を報知する第1状態と、前記事前決定手段により前記第1決定態様が決定され、且つ遊技者に対して前記入力順を報知しない第2状態と、前記事前決定手段(101)により前記第2決定態様が決定された第3状態とを含み、前記事前決定手段(101)が前記第1決定態様を決定したゲームおいて、前記複数の停止指示手段の入力順が、前記事前決定手段によって決定された再遊技賞に設定された入力順と不一致である場合に前記特定小役賞が入賞したときに付与される遊技媒体の数を前記第2数としたとき、前記事前決定手段(101)が前記特定小役賞を入賞可能に決定している複数回数の前記特定ゲームを通して前記第1状態と前記第2状態とを切り替えることで、1回当たりのゲームで支払われる平均的な遊技媒体の数を前記第1数と前記第2数との間の数に相当するように設定可能とする管理手段(101)を備える。
この発明によれば、管理手段は報知を実行する第1状態と報知を実行しない第2状態とを切り替えるので、1回のゲームでの特定小役の平均的な払出し数を第1数から第2数の範囲で設定可能となる。例えば、第1決定態様を連続的に進行可能なBB2ゲーム(2種BB)において、遊技者への獲得メダルの枚数を調整することが可能となる。
遊技媒体の消費により1回のゲームが開始され、所定数の図柄を巡回的に可変表示することが可能な複数の表示列の全ての可変表示が停止した後に、所定の入賞態様が表示された場合に入賞となり、入賞の種類に応じた遊技価値を付与して1回のゲームが終了するスロットマシンにおいて、前記複数の表示列の各々を構成する図柄は、複数の図柄停止位置のいずれかに停止可能であり、前記複数の表示列ごとの前記図柄停止位置の組みを入賞ラインとしたとき、複数の入賞ラインのいずれかに所定の図柄が揃うことにより前記入賞態様となり、前記ゲームには、通常ゲームと前記通常ゲームより遊技者に有利な特定ゲームとが含まれ、前記入賞の種類には、付与される前記遊技価値として遊技媒体を支払う複数の小役賞と、付与される前記遊技価値として遊技媒体の消費なしに次の1回のゲームを開始させる複数の再遊技賞と、付与される前記遊技価値として前記通常ゲームから前記特定ゲームに移行する特定ゲーム開始賞とが含まれ、前記複数の小役賞には、入賞態様が特定の表示列のみ特定図柄であり、特定の表示列以外の他の表示列では任意の図柄で構成される特定小役賞が含まれ、入賞可能な入賞の種類をあらかじめ決定する事前決定手段と、前記複数の表示列のそれぞれに対応して設けられ、可変表示の停止指示を入力するための複数の停止指示手段と、前記複数の停止指示手段のそれぞれの停止指示を受けると、前記事前決定手段で決定された入賞の種類と前記停止指示のタイミングに基づいて、停止指示を受けた停止指示手段に対応する表示列の可変表示を停止させる停止制御手段と、を備え、 前記事前決定手段は、前記特定ゲームにおいて、前記1回のゲームで前記複数の再遊技賞のいずれか一つと前記特定小役賞とを入賞可能に決定する第1決定態様と、前記複数の再遊技賞のいずれも入賞不可能であって前記特定小役賞を入賞可能に決定する第2決定態様とのうち一方を決定し、前記複数の再遊技賞のそれぞれには、互いに相違する前記複数の停止指示手段の入力順が設定され、前記1回のゲームの状態として、前記事前決定手段により前記第1決定態様が決定され、且つ遊技者に対して前記入力順を報知する第1状態と、前記事前決定手段により前記第1決定態様が決定され、且つ遊技者に対して前記入力順を報知しない第2状態と、前記事前決定手段により前記第2決定態様が決定された第3状態とを含み、前記停止制御手段(101)は、前記事前決定手段が前記第1決定態様を決定したゲームおいて、前記複数の停止指示手段の入力順が、前記事前決定手段によって決定された再遊技賞に設定された入力順と一致するとき、前記特定小役賞が複数の入賞ライン上で重複入賞するように制御する一方、前記複数の停止指示手段の入力順が、前記事前決定手段によって決定された再遊技賞に設定された入力順と不一致である場合に、当該再遊技賞を入賞するように制御し、前記事前決定手段が前記第1決定態様を決定したゲームおいて決定された再遊技賞に応じた入力順で前記複数の停止指示手段が操作された場合、前記特定小役賞を構成する図柄が揃う入賞ラインの数を第1ライン数、前記事前決定手段が前記第2決定態様を決定したゲームおいて、前記特定小役賞を構成する図柄が揃う入賞ラインの数を第2ライン数としたとき、前記特定小役賞に入賞した場合、当該特定小役賞を構成する図柄が揃う前記入賞ラインの数が多くなるほど、多数の遊技媒体を支払うように設定し、前記第1ライン数が前記第2ライン数より多くなるように、前記停止制御手段を制御することにより、前記事前決定手段が前記第1決定態様を決定したゲームおいて、前記特定小役賞が入賞したときに付与される遊技媒体の数である第1数を、前記事前決定手段が前記第2決定態様を決定したゲームにおいて前記特定小役賞が入賞したときに支払われる遊技媒体の数である第2数より多くなるように制御し、さらに、前記事前決定手段が前記特定小役賞を入賞可能に決定している複数回数の前記特定ゲームを通して前記第1状態と前記第2状態とを切り替えることで、1回当たりのゲームで支払われる平均的な遊技媒体の数を前記第1数と前記第2数との間の数に設定可能とする管理手段(101)を備える。
この発明によれば、管理手段は報知を実行する第1状態と報知を実行しない第2状態とを切り替えるので、1回のゲームでの特定小役の平均的な払出し数を第1数から0の範囲で設定可能となる。例えば、第1決定態様を連続的に進行可能なBB2ゲーム(2種BB)において、遊技者が獲得する遊技媒体数を調整することが可能となる。
上述したスロットマシンにおいて、前記事前決定手段が決定する入賞可能な入賞の種類には、付与される前記遊技価値として次のゲームから所定の終了条件を充足するまでボーナスゲームに移行させるボーナス賞を入賞可能に決定する第3決定態様が含まれ、前記事前決定手段(101)は、前記複数の再遊技賞のそれぞれの決定率が低い状態と、当該低い状態より決定率が高い状態とに変更可能とし、前記管理手段(101)は、前記ボーナス賞が決定された時点での前記決定率の状態を前記ボーナスゲームにおいても継続させることで、前記ボーナスゲームにおける前記第1状態と前記第2状態とを合わせた状態の発生数と、前記第3状態の発生数と、の多寡の関係が相反する2つのボーナスゲームを発生させることを可能とする。
この発明によれば、いわゆるRTを採用したスロットマシンにおいて、ボーナスゲームでもRTを継続させることによって、ボーナス賞へ入賞したゲームの状態に応じて2つのボーナスゲームにおける遊技媒体の獲得数に差をつけることが可能となる。
上述したスロットマシンにおいて、前記複数の表示列(R1,R2,R3)の各々を構成する図柄は、複数の図柄停止位置(U1〜U3,M1〜M3,D1〜D3)のいずれかに停止可能であり、前記複数の表示列(R1,R2,R3)ごとの前記図柄停止位置の組みを入賞ラインとしたとき、複数の入賞ラインのいずれかに所定の図柄が揃うことにより前記入賞態様となり、前記事前決定手段(101)が前記第1決定態様を決定したゲームおいて決定された再遊技賞に応じた入力順で前記複数の停止指示手段が操作された場合、前記特定小役賞を構成する図柄が揃う入賞ラインの数を第1ライン数、前記事前決定手段(101)が前記第2決定態様を決定したゲームおいて、前記特定小役賞を構成する図柄が揃う入賞ラインの数を第2ライン数としたとき、前記小役賞に入賞した場合、当該小役賞を構成する図柄が揃う前記入賞ラインの数が多くなるほど、多数の遊技媒体を支払うように設定し(S110)、前記第1ライン数が前記第2ライン数より多くなるように、前記停止制御手段(101)を制御する管理手段を備える。
この発明によれば、第1決定態様で特定小役賞に入賞した場合の入賞ラインの数が、第2決定態様で特定小役賞に入賞した場合の入賞ラインの数より多くなるように停止制御を実行するので、配当数の切り換えを別途実行しなくても、払い出す遊技媒体の数を変更することが可能となる。
より具体的には、前記特定の表示列における前記複数の図柄停止位置は、第1図柄停止位置(M2)と第2図柄停止位置(U2)とを含み、前記第1図柄停止位置(M2)を含む入賞ライン(L1,L4,L5)の数である前記第1ライン数は、前記第2図柄停止位置(U2)を含む入賞ライン(L4)の数である前記第2ライン数より多く、前記停止制御手段(101)は、前記事前決定手段(101)が前記第1決定態様を決定したゲームおいて決定された再遊技賞に応じた入力順で前記複数の停止指示手段(13a,13b,13c)が操作された場合、前記第1図柄停止位置(M2)に前記特定図柄を停止させるように制御し、前記事前決定手段(101)が前記第2決定態様を決定したゲームおいて、前記第2図柄停止位置(U1)に前記特定図柄を停止させるように制御する。
なお、本明細書中の「BB1ゲーム」「BB2ゲーム」は、それぞれ、遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則(昭和六十年二月十二日国家公安委員会規則第四号)の別表第二(技術上の規格における用語の意味)(以下、この規則を「遊技規則」という。)における「第一種特別役物に係る役物連続作動装置の作動している遊技」および「第二種特別役物に係る役物連続作動装置の作動している遊技」に対応する用語である。
本発明にかかるスロットマシン1の概観を示す斜視図である。 入賞ラインと図柄停止位置との関係を示す平面図である リール帯に印刷された図柄の配置を示す説明図である。 スロットマシン1の電気的構成を示すブロック図である。 スロットマシン1における賞と役を説明するための説明図である。 入賞ラインと重複入賞及び単一入賞の関係を示す説明図である。 1ゲームの流れの内容を示すフローチャートである。 各賞の抽選確率の一例を示す説明図である。 当選フラグと押順の関係を示す説明図である。 変形例における各賞の抽選確率の一例を示す説明図である。
<A.実施形態>
<1:スロットマシンの外観構成>
図1は、本発明にかかるスロットマシン1の概観を示す斜視図である。スロットマシン1は、前面が開口した箱状の本体2と本体2の前面に配置した前面扉3から構成されている。本体2と前面扉3とは片側で蝶番により開閉できるようになっている。前面扉3は、遊技者が遊技を行うためのボタン類が配置された操作部OP、リール可変表示装置RLの図柄を視認させるためのリール窓20や遊技を進行するための情報が表示される表示器類が配置されたパネル表示部DP、遊技を進行するための情報が表示される液晶表示器類や電飾装置が配置された演出表示部TP及び受皿部BPから構成されている。
操作部OPには、メダル投入口10、ベットボタン11、スタートレバー12、左ストップボタン13a、中ストップボタン13b、右ストップボタン13c、精算ボタン14、貸出ボタン15、返却ボタン16及び度数表示器17が設けられている。操作部OPの上面右側にメダル投入口10が配置され、上面左側にベットボタン11が配置されている。スロットマシン1の遊技は、メダル投入操作かベットボタン操作により開始できる。ベットボタン11の下部位置の前面側には、リールR1〜R3の回転を行うためのスタートレバー12が配置され、その右側には左リールR1の回転を停止させるための左ストップボタン13a、中リールR2の回転を停止させるための中ストップボタン13b及び右リールR3の回転を停止させるための右ストップボタン13cが配置され、遊技の基本操作順序となる、ベットボタン操作→スタートレバー操作→左ストップボタン操作→中ストップボタン操作→右ストップボタン操作の一連の流れの操作を行い易いようになっている。スタートレバー12の左側には、貯留装置に記憶されたクレジットを精算してメダル受皿40にメダルを払い出すための精算ボタン14が配置されている。この精算ボタン14は遊技をやめる場合に使用されるものであり、操作の頻度が低いことや遊技中に誤って操作しないよう、上記一連の操作の流れから外れる位置に配置してある。さらに操作部OPには、プリペイカード式メダル貸機がスロットマシン1に接続されている場合に使用される貸出ボタン15、プリペイカードを返却するための返却ボタン16及びプリペイカードの貸出可能な度数表示が行われる度数表示器17が設けられている。なお、このように、スロットマシン1にプリペイカード式メダル貸機が接続されている場合には、スロットマシン1のこれらのボタン15、16の操作によるプリペイカード式メダル貸機の作動及び度数表示器17による度数表示は、プリペイカード式メダル貸機の制御によって行われる。
パネル表示部DPには、リール窓20、入賞ラインL1〜L5、入賞ライン表示器21、遊技ガイド表示器22並びにクレジット数表示器23a、配当数表示器23c及び獲得枚数表示器23bから構成される遊技価値情報表示部23が設けられている。リール窓20は、1つのリールにつき3個の連続した図柄をのぞむ透明アクリル板からなり、遊技者は3つのリールで9個分の図柄を、リール窓20を通して目視することができる。さらにリール窓20上には、水平ラインの入賞ラインL1〜L3と斜めラインの入賞ラインL4、L5が通っている。このリール窓20の左側には、入賞ラインL1〜L5の各々に対応した入賞ライン表示器21が設けられており、遊技メダルが1枚投入されると入賞ラインL1に対応した入賞ライン表示器21が点灯し、遊技メダルが2枚投入されると入賞ラインL1に加えて入賞ラインL2及びL3に対応した入賞ライン表示器21が点灯し、遊技メダルが3枚投入されると入賞ラインL1〜L3に加えて入賞ラインL4及びL5に対応した入賞ライン表示器21が点灯するようになっている。
また、遊技の結果、所定の図柄の組み合わせが成立した場合には、成立した入賞ラインに対応した入賞ライン表示器21を点滅させ、遊技者に知らせるようになっている。また、リール窓20の右側には、入賞した場合に点灯する表示器やゲーム状態に応じて点灯するLEDなどの複数のLEDが配置された遊技ガイド表示器22が設けられている。さらにリール窓20の下側には、貯留装置に蓄えられたクレジット数を表示するクレジット数表示器23a、入賞した場合に付与された配当数を表示する配当数表示器23c、及び所定ゲーム中に付与された配当数を累積して獲得枚数の表示を行う獲得枚数表示器23bから構成される遊技価値情報表示部23を有している。
演出表示部TPには、遊技の進行状態を画像で表示する液晶表示器30、ゲーム状態に応じて色彩や点灯パターンを変化させてゲーム状態を表示する電飾LED31及びゲーム状態に応じて変化させるBGMやボタン操作に応じた操作音、ガイド音声を出力するスピーカ32が設けられている。
受皿部BPには、メダル払出装置が駆動されてメダル払出口40aから排出された遊技メダルを貯めるメダル受皿40が設けられており、メダル受皿40の左側には灰皿41が設けられている。
図2は、リール窓20を詳細に説明する図である。9個分の図柄が表示される位置を、それぞれ左リールR1の上段を図柄停止位置(U1)、左リールR1の中段を図柄停止位置(M1)、左リールR1の下段を図柄停止位置(D1)、中リールR2の上段を図柄停止位置(U2)、中リールR2の中段を図柄停止位置(M2)、中リールR2の下段を図柄停止位置(D2)、右リールR3の上段を図柄停止位置(U3)、右リールR3の中段を図柄停止位置(M3)、右リールR3の下段を図柄停止位置(D3)という。さらにリール窓20上には、水平ラインの入賞ラインL1(M1−M2−M3)、L2(U1−U2−U3)及びL3(D1−D2−D3)と斜めラインの入賞ラインL4(U1−M2−D3)及びL5(D1−M2−U3)が通っている。入賞ラインL1〜L5は、各リールR1〜R3に図柄を停止させる図柄停止位置の組ということができる。
図3は、各リールR1〜R3に対応したリール帯に印刷された図柄の配置を示す説明図である。各リールR1〜R3には21個の図柄が等間隔で配置して印刷されている。400ステップのパルスの供給で1回転するステッピングモータ54a〜54c(図3参照)を使用しているので、21個の図柄を配置すると図柄の間隔は19ステップとなる。また、リール位置検出信号155a〜155cを検知してから10ステップ進めたときに、図柄番号PN=1がリール窓20の中央の入賞ラインL1上に位置するようにしているので、リール位置検出信号155a〜155cを検知してから29ステップ進めれば図柄番号PN=2が入賞ラインL1上に位置し、48ステップ進めれば図柄番号PN=3が入賞ラインL1上に位置し、390ステップ進めれば図柄番号PN=21が入賞ラインL1上に位置するようになる。390ステップより先に進めると、再びリール位置検出信号155a〜155cが検知される。これによりリール位置検出信号155a〜155cが検知されたタイミングを基点にして、進めるステップ数により所定の図柄を入賞ラインL1上に位置させることができる。
左リールR1の図柄番号PN=7、中リールR2の図柄番号PN=3、右リールR3における図柄番号PN=3の図柄は数字の7を白色で塗り潰した白7図柄であり、左リールR1の図柄番号PN=16、中リールR2の図柄番号PN=16、右リールR3における図柄番号PN=16の図柄は数字の7を赤色で塗り潰した赤7図柄である。
また、左リールR1の図柄番号PN=17、中リールR2の図柄番号PN=17、右リールにおける図柄番号PN=15の図柄はチェリー図柄(特定図柄)であり、左リールR1の図柄番号PN=21、中リールR2の図柄番号PN=19、右リールR3における図柄番号PN=18の図柄はプラム図柄であり、左リールR1の図柄番号PN=20、中リールR2の図柄番号PN=18、右リールにおける図柄番号PN=17の図柄はベル図柄であり、左リールR1の図柄番号PN=13、中リールR2の図柄番号PN=12、右リールにおける図柄番号PN=20の図柄はスイカ図柄であり、左リールR1の図柄番号PN=19の図柄はオレンジ図柄である。
<2:スロットマシンの電気的構成>
図4は、スロットマシン1の電気的構成を示すブロック図である。スロットマシン1は、遊技の主たる制御を行うメイン制御基板100A、液晶表示器30に対して表示制御を行い画像表示する表示制御基板100B、及びパネル表示部DP又は演出表示部TPのLED類や音の演出の制御を行う電飾制御基板100Cを備えている。メイン制御基板100Aは、CPU(central processing unit)101、クロック発生回路a102、クロック発生回路b103、ROM(read-only memory)104、RAM(random-access memory)105、データ送出回路106、入出力ポート107から構成されている。なお、CPU101としてROMやRAMを内蔵しているものを採用することができる。その場合には、外付けのROM104、RAM105は不要となる。
CPU101は、ROM104に格納されたプログラムを、クロック発生回路a102で発生したCLK信号のタイミングに基づいて読み出し、プログラムを逐次実行する。また、ROM104には、停止データテーブル及び停止リンクテーブルが記憶されている。これらのテーブルはリールR1〜R3の停止制御に用いられる。
CPU101は、電源が投入されるとあらかじめ定められたアドレスからメインプログラムを実行し、クロック発生回路a102の周期とは異なるクロック発生回路b103で発生したINTR信号のタイミングで、あらかじめ定められたアドレスから始まる割込みプログラムを実行する。ここで、INTR信号のタイミングは、例えば、2ミリ秒である。CPU101はプログラムの実行に応じて、各種フラグや各種カウンタ又は各種遊技情報をRAM105に保存する。外部から供給される電源が遮断した場合でも、RAM105は電池により記憶情報が保持されており、その後電源が復帰した場合には、電源断発生の直前の状態から再開する。CPU101は、入出力ポート107を介して各種ボタン、センサの状態を読み取り、各種モータ、LEDを駆動する。
ベット操作指示信号111a〜111c、開始操作指示信号112、停止操作指示信号113a〜113c及び精算操作指示信号114は、それぞれ操作部OPに設けられたベットボタン11、スタートレバー12、ストップボタン13a〜13c、精算ボタン14が遊技者に操作されたことに応じて検知される信号であり、入出力ポート107を介してCPU101に送られる。
表示制御信号123a〜123cは、それぞれパネル表示部DPに設けられたクレジット数表示器23a、獲得枚数表示器23b、配当数表示器23cに表示するための表示信号であり、入出力ポート107を介してCPU101より駆動される。リール位置検出信号155a〜155cはそれぞれリール可変表示装置RLのそれぞれのリールに対応し、リールが1回転するたびに1回検出する信号であり入出力ポート107を介してCPU101に送られる。リール駆動信号154a〜154cは、それぞれリール可変表示装置RLのそれぞれのリールR1〜R3を駆動するステッピングモータ駆動信号であり、入出力ポート107を介してCPU101より駆動される。
メダル投入信号160は、投入された遊技メダルをメダル投入口10から通ずる前面扉3の内部に設けられたメダル検出装置に設けられたメダルを検出するセンサの信号であり、入出力ポート107を介してCPU101に送られる。また、メダルブロック信号161はメダル検出装置に設けられたソレノイドを駆動する信号であり入出力ポート107を介してCPU101より駆動される。メダル払出信号162はメダル払出装置のメダル放出部に設けられたメダルを検出するセンサ信号であり、入出力ポート107を介してCPU101に送られる。また、払出駆動信号163はメダル払出装置に設けられたモータを駆動する信号であり、入出力ポート107を介してCPU101より駆動される。
CPU101は、データ送出回路106を介して表示制御基板100B及び電飾制御基板100Cへ各種コマンドを出力する。電飾制御基板100Cは、メイン制御基板100Aより各種コマンドを受信し、入賞ライン表示器21、遊技ガイド表示器22、電飾LED31による電飾装置の点灯制御、リール可変表示装置RLに設けられたバックライト装置53a〜53cの点灯制御及びBGMなどのサウンドをスピーカ32から出力する。
表示制御基板100Bは、CPU(central processing unit)191、クロック発生回路c192、クロック発生回路d193、ROM(read-only memory)194、RAM(random-access memory)195、データ入力回路196及びグラフィックLSIとその周辺回路からなる表示回路197を備えている。このCPU191は、ROM194に格納されたプログラムを、クロック発生回路c192で発生したCLK信号のタイミングに基づいて読み出し、プログラムを逐次実行する。CPU191は、電源が投入されるとあらかじめ定められたアドレスからメインプログラムを実行し、クロック発生回路c192の周期とは異なるクロック発生回路d193で発生したINTR1信号のタイミングで、あらかじめ定められたアドレスから始まる割込みプログラムを実行する。ここで、INTR1信号のタイミングは、例えば、2ミリ秒とする。CPU191のストローブ信号は、プログラムの実行に応じて、各種フラグや各種カウンタ又は各種遊技情報をRAM195に保存する。
また、メイン制御基板100Aのデータ送出回路からのデータ送出タイミングに同期して送出されるストローブ信号に基づいてINTR2信号を発生させ、このINTR2信号のタイミングで、あらかじめ定められたアドレスから始まる割込みプログラムを実行する。
<3:スロットマシンの遊技>
<3−1:スロットマシンの遊技方法>
(1)投入ベット処理
スロットマシン1での遊技は、まずメダル投入口10に遊技メダルを投入すること(投入操作)で始まる。この投入操作により、遊技メダルの1枚目の投入で入賞ラインを1本(L1)選択して有効化し、2枚目の投入で入賞ラインをさらに2本(L2、L3)選択して有効化し、3枚目の投入で入賞ラインをさらに2本(L4、L5)選択して有効化する。
(2)投入クレジット処理
遊技メダルをさらに投入すると、貯留装置にクレジットとして遊技メダル50枚分まで貯留を行う。50枚を超えた50枚目より後に投入された遊技メダルはメダル受皿40に戻す。
(3)貯留ベット処理
遊技を開始するには、投入ベット操作のほか貯留装置に貯留されたクレジットをベットボタン11の押下により入賞ラインを有効にする入賞ライン賭けがされる。
(4)配当クレジット処理
その後、スタートレバー12の押下により3つのリールR1〜R3の回転が開始され、ストップボタン13a〜13cの押下によりリールR1〜R3が停止する。リールR1〜R3が停止したときに、あらかじめ定められた図柄組み合わせが有効化された入賞ライン上に揃うと入賞となり図柄組み合わせ(役)によって定められた配当数に基づいて配当が付与され、まず配当が貯留装置にクレジットとして貯留される。
(5)配当払出処理
クレジット数が上限である50枚に到達した場合は、メダル払出装置を駆動して50枚を超えた分の遊技メダルをメダル受皿40に払い出す。
(6)自動ベット処理
また、再遊技賞の入賞となった場合は、前ゲームと同じ賭け数が自動的にベットされる。
(7)返却払出処理
精算ボタン14の押下により、メダル払出装置を駆動して入賞ライン賭けされた分の遊技メダルをメダル受皿40に払い出す。
(8)精算払出処理
さらに貯留装置に貯留されたクレジット数の遊技メダルを、メダル払出装置を駆動してメダル受皿40に払い出す。
(9)貸出クレジット処理
また、スロットマシン1がメダル貸機等の遊技媒体貸機に接続されている場合には、貸出ボタン15の押下により貸出処理が行われ、貸出分を貯留装置にクレジットとして貯留する。
(10)貸出払出処理
又は、貸出分の遊技メダルを、メダル払出装置を駆動してメダル受皿40に払い出す。
<3−2:スロットマシンの賞と役>
図5はスロットマシン1における賞と役を説明するための説明図であり、賞の種類とその役(図柄の組み合わせ)の構成を示す。スロットマシン1ではあらかじめ定められた図柄組み合わせが有効化された入賞ライン上に揃うと入賞となり、役によって定められた配当数に基づいて15枚のメダルを最大とした配当が付与される小役賞や通常ゲームから他の種類のゲームを開始させる賞がある。
他の種類のゲームを開始させる賞として、BB1ゲーム(特別ゲーム)を開始する「赤7−赤7−赤7」の図柄の組み合わせ(BB1役ともいう)からなるBB1賞、BB2ゲーム(特定ゲーム)を開始する「白7−白7−白7」の図柄の組み合わせ(BB2役ともいう)からなるBB2賞がある。
配当を付与する小役賞として、8枚のメダルを配当とする「スイカ−スイカ−スイカ」の図柄の組み合わせ(スイカ役ともいう)からなる小役A賞、4枚のメダルを配当とする「ベル−ベル−ベル」の図柄の組み合わせ(ベル役ともいう)からなる小役B賞、5枚のメダルを配当とする「ANY−チェリー−ANY」の図柄の組み合わせ(チェリー役ともいう)からなる小役C賞(特定小役賞)がある。ANYは、いかなる図柄でも良い。即ち、小役C賞は中リールR1の上段・中段・下段のいずれかの図柄停止位置にチェリー図柄(特定図柄)が停止し、リールR1及びR2の図柄停止位置にはいずれの図柄が停止しても入賞となる。
このチェリー役は、中リールR2のチェリー図柄が入賞ライン上に揃うだけで入賞となる。図6に示すようにチェリー図柄が中リールR2の上段(入賞ラインL2位置)に表示された場合は、1本の入賞ラインL2に入賞となるが、中リールR2の中段に表示された場合は、3本の入賞ラインL1、L4およびL5に入賞となる。同時に複数の入賞ラインで入賞となることを重複入賞といい、この場合15枚の配当を得ることができる。
また、次ゲームをベット操作なし(遊技メダルの投入なし)でゲームをする再遊技賞がある。この例の再遊技賞は、「プラム−プラム−プラム」の図柄の組み合わせ(プラム役ともいう)からなる再遊技B1賞、「プラム−プラム−ベル」の図柄の組み合わせからなる再遊技B1賞、「プラム−プラム−チェリー」の図柄の組み合わせからなる再遊技B2賞、「プラム−ベル−プラム」の図柄の組み合わせからなる再遊技B3賞、「プラム−ベル−ベル」の図柄の組み合わせからなる再遊技B4賞、「プラム−ベル−チェリー」の図柄の組み合わせからなる再遊技B5賞がある。
<4:スロットマシンの動作>
<4−1:1ゲームの流れ>
図7は、1ゲームの流れの内容を示すフローチャートである。まずCPU101は、メダル投入信号160又はベット操作指示信号111a〜111cに基づいてメダル投入による投入ベット操作又はベットボタン11の押下による貯留ベット操作が行われたか否かを判定し、いずれかの信号を検出するまで待機する(S100)。信号を検知した場合は次に進み、開始操作指示信号112に基づいてスタートレバー操作が行われたか否かを判定し、信号を検出するまで待機する(S101)。信号を検出した場合は、ベット操作を禁止する(S102)。具体的には、メダルブロック信号161によりメダルセレクタ装置のソレノイドをOFFにし、メダルセレクタ装置の通過経路を切替えて、遊技メダルがメダル投入口10から投入された場合でもメダル受皿40に排出する。また、ベット操作指示信号111a〜111cも受け付けないようにする。
次にCPU101は、0000Hから3FFFHの範囲で10ナノ秒毎に順次インクリメントし、約1.6ミリ秒で1巡回するするカウンタ回路から入出力ポート107を介してカウンタ値を取得し乱数値とする(S103)。次に各ゲーム種別フラグを参照して、当ゲームの種類に応じた賞抽選テーブルを選択する(S104)。選択された賞抽選テーブルを使用して、取得した乱数値が賞抽選テーブル上の賞ごとに設定されたどの数値の範囲に属するかの判定を行い、その賞の当選フラグをセットする(S105)。次にステップS105で設定された当選フラグに基づき停止制御で参照する停止リンクテーブルを選択する(S106)。
停止リンクテーブルは、どの停止データテーブルを使用して停止制御を実行するかを指定する。具体的には、内部抽選の抽選対象となる賞、停止操作の順序、賞を構成する図柄を上段・中段・下段といった図柄停止位置のいずれに停止させるか、入賞ラインの種別によって分類され、これらの要素と停止データテーブルとを対応づけて記憶している。
BB2ゲームでは、内部抽選の結果とは無関係に小役賞の当選フラグをセットする。BB2ゲームにおいて、特殊リプレイ賞に対応する再遊技B1賞、再遊技B2賞、再遊技B3賞、再遊技B4賞、及び再遊技B5賞のいずれかに当選した場合には、当選した再遊技賞に対応するストップボタンの押順を考慮して停止データテーブルが選択されるようになっている。この点の詳細については後述する。
この実施形態では1ゲームの最小消費時間を4.1秒としているため、1ゲームの経過時間を示す2ミリ秒毎に0までカウントダウンするタイマ値を参照して、タイマ値が0まで到達するまで待機する(S107)。1ゲームの経過時間を計測する基点としてリールの回転開始とするためタイマ値が0に到達した場合には、タイマ値を4.1秒に相当する初期値(2050)をセットし、3つのリールを駆動するためリール駆動信号154a〜154cにパルスを供給して、ステッピングモータを同時又は順次回転させる(S108)。具体的には、リール駆動信号154a〜154cは複数の巻線相を励磁するための複数本の駆動信号ラインを備え、各駆動信号ラインにパルス信号を所定の位相パターンで供給することによりリールは回転する。また、ステップS101でスタートレバーが操作されても、前のゲームのリールの回転開始から4.1秒経過していないと、直ちにリールR1〜R3は回転しないで待機状態になり、待機状態になったことをランプや音で遊技者に知らせる。
次にCPU101は、10ステップの加速期間を経て3つのリールR1〜R3を全て一定回転速度に到達させた後、3つのリールR1〜R3が一定回転速度に到達したことを検出し、この検出時点を基準時点とし、この基準時点から自動停止時間が経過するまでの残り時間の計測を開始するとともにストップボタン13a〜13cの受け付けができることを知らせるためにストップボタンに内蔵したLEDを点灯させる。具体的には、ステッピングモータの駆動信号ラインに供給するリール駆動信号154a〜154cのパルス幅が一定となったことを検出し、この検出時点を基準時点とし、2ミリ秒毎に0までカウントダウンするタイマ値の初期値として予め定められた自動停止時間(例えば30秒)を示す値をセットする。また、このとき各リールに対応するストップボタンに内蔵されているLEDを点灯させる。
なお、3つのリールR1〜R3が一定回転速度に到達したことを検出する方法としては、他に、回転開始から所定ステップ数経過後、又は回転開始から所定時間経過(所定割込み回数発生)後に、ステッピングモータに対して一定間隔のパルスを出力したことをもって一定回転速度に達したと見なす方法や、回転開始から所定ステップ数経過後、又は回転開始から所定時間経過(所定割込み回数発生)後に、さらに、所定時間が経過したこと、所定ステップ数が経過したこと、ステッピングモータが1回転したこと、又はインデックスを検知したことをもって一定回転速度に達していると見なす方法などがある。つまり、本実施形態では一定回転速度に到達したことを検出した時点を基準時点としているが、一定回転速度に到達したと見なした時点を基準時点としてもよい。
そして、CPU101は、3つのリールR1〜R3を停止させるリール停止処理を行う(S109)。リール停止処理では、停止操作指示信号113a〜113cを検出し、停止操作図柄位置を特定する。また、CPU101は、ストップボタンの操作があった場合には、ステップS106で選択した停止リンクテーブルに基づき、停止データテーブルを特定する。停止操作図柄位置は、リールR1〜R3の回転位相を示す情報であり、この例では、中段に位置する図柄の図柄番号PNとして与えられる。停止データテーブルには、停止操作図柄位置と停止図柄との関係が記憶されている。この例では、停止図柄位置と進みコマ数とが対応づけられて記憶されている。CPU101は、停止データテーブルを参照して、停止操作図柄位置に対応する進みコマ数を読み出し、読み出した進みコマ数から停止させる図柄番号PNを決定し、全ての巻線相を同時に励磁する全相励磁によってブレーキ力を与えて、全相励磁を開始してから15ステップ相当分の惰性で回転して停止させるリール停止処理をそれぞれのリールに対して行う。また、基準時点から自動停止時間が経過すると(残り時間がなくなると)、停止操作が行われなかったリールを自動的に停止させる。
次にCPU101は、全てのリールが停止した場合、有効な入賞ライン上に役が成立して入賞したかを判定し(S110)、入賞している場合には役毎に設定した遊技価値を付与する。上述したようにチェリー賞については重複入賞がある。すなわち、チェリー図柄が中リールR2の上段に表示された場合は、1本の入賞ラインL2に入賞となる単一入賞であるが、中リールR2の中段に表示された場合は、3本の入賞ラインL1、L4およびL5に重複入賞し、15枚のメダルを払い出す。CPU101は、入賞ラインの数が増えるほど、払い出すメダル数を増加させるように払い出し数を管理する手段として機能する。
次にゲーム終了判定処理を行い(S111)、続いて当選フラグクリア処理を行う(S112)。ここでは、そのゲームで成立した当選フラグがフラグの持ち越しできる開始賞であれば、入賞した場合にだけ当選フラグをクリアし、入賞せずに取りこぼした場合には当選フラグをクリアせずそのままとする。一方そのゲームで成立した当選フラグがフラグの持ち越しできない開始賞又は小役賞であれば、入賞又は取りこぼしを問わずその当選フラグをクリアする。続いてステップS102で行ったベット操作の禁止を解除し(S113)、遊技メダルの投入又はベットボタン11の入力の受け付けを行えるようにし、次のゲームの開始に備えるため、ステップS100へ戻る。
<4−2:賞抽選テーブル決定処理>
図8は、ステップS104の賞抽選テーブル決定処理で選択される賞抽選テーブルを使用した抽選の一例を示す説明図である。通常ゲーム中は、小役A賞、小役B賞、小役C賞、BB1賞、BB2賞、再遊技A賞、再遊技B1賞、再遊技B2賞、再遊技B3賞、再遊技B4賞、再遊技B5賞、又はハズレのいずれかを抽選で決定するための抽選確率をそれぞれ「300/16384」、「400/16384」、「500/16384」、「50/16384」、「50/16384」、「2250/16384」、「0/16384」、「0/16384」、「0/16384」、「0/16384」、「0/16384」、「12834/16384」と設定し、その抽選確率を示すデータが記憶された賞抽選テーブルTBL11を使用して抽選を行い、当選した賞の当選フラグをセットする。
賞抽選テーブルTBL11には、通常ゲームで用いる抽選区分データが記憶されている。例えば、賞抽選テーブルTBL11には、小役A賞の抽選区分データ「300」が記憶され、小役B賞の抽選区分データ「400」などが記憶されている。そして、取得した乱数値が0〜299の範囲に属している場合は小役A賞に当選したことになり、取得した乱数値が300〜699の範囲に属している場合は小役B賞に当選したことになる。また、抽選テーブルTBL12及びTBL13には、BB1ゲーム及びBB2ゲームで各々用いられる。
抽選テーブルTBL12はBB1ゲームで用いられる。抽選テーブルTBL12は、小役A賞、小役B賞、小役C賞、BB1賞、BB2賞、再遊技A賞、再遊技B1賞、再遊技B2賞、再遊技B3賞、再遊技B4賞、再遊技B5賞、又はハズレの抽選確率をそれぞれ「3000/16384」、「4000/16384」、「7134/16384」、「0/16384」、「0/16384」、「2250/16384」、「0/16384」、「0/16384」、「0/16384」、「0/16384」、「0/16384」、「12634/16384」と設定する。
抽選テーブルTBL13はBB2ゲームで用いられる。抽選テーブルTBL12は、BB1賞、BB2賞、再遊技A賞、再遊技B1賞、再遊技B2賞、再遊技B3賞、再遊技B4賞、再遊技B5賞、又はハズレの抽選確率をそれぞれ「0/16384」、「0/16384」、「50/16384」、「450/16384」、「450/16384」、「450/16384」、「450/16384」、「450/16384」、「14084/16384」と設定する。但し、BB2ゲームでは、小役A賞、小役B賞及び小役C賞については、抽選結果にかかわらず、これらの小役賞の当選フラグが強制的にセットされる。
<4−3:BB2ゲームにおける小役C賞の入賞態様と配当の関係>
図9にBB2ゲームにおける小役C賞の入賞態様と配当の関係を示す。BB2ゲームでは、当選した賞の他に、特定小役賞たるチェリー賞を含む全ての小役賞について当選フラグをセットする内部抽選を実行する。したがって、内部抽選で再遊技B1賞〜再遊技B5賞のいずれかに当選すると、CPU101は、当選した再遊技賞の他に、特定小役賞たるチェリー賞を含む全ての小役賞について当選フラグをセットする。この場合、CPU101は、入賞可能な賞の種類を決定するが、その態様として、再遊技B1賞〜再遊技B5賞(複数の再遊技賞)のいずれかとチェリー賞とを入賞可能に決定する第1決定態様を含むことになる。
CPU101が、入賞可能な入賞の種類を第1決定態様と決定した場合、CPU101は、ストップボタンの押順に応じてどの入賞ラインにどの図柄を引き込むかを特定する。3つのリールR1〜R3を備えたスロットマシン1では6通りの押順がある。但し、チェリー賞の場合、中リールR2の停止制御の結果によって、入賞の可否が決定される。最初に中リールR2を停止操作した場合、第1停止操作でチェリー賞に入賞するか否かが定まるので、第2停止操作で左リールR1又は右リールR3を停止させても入賞に影響を及ぼさない。従って、チェリー賞への入賞の観点からは押順は5通りとなる。
本実施形態では、第1決定態様において、再遊技賞の種類と押順を対応づけている。すなわち、再遊技B1賞は「左→中→右」の押順に対応し、再遊技B2賞は「左→右→中」の押順に対応し、再遊技B3賞は「中→左→右」及び「中→右→左」の押順に対応し、再遊技B4賞は「右→左→中」の押順に対応し、再遊技B5賞は「右→中→左」の押順に対応する。すなわち、再遊技B1賞〜再遊技B5賞(複数の再遊技賞)のそれぞれには、互いに相違する複数のストップボタン13a〜13cの入力順が設定されている。
そして、押順が一致した場合には、中リールR2の停止制御において、チェリー図柄を中段の図柄停止位置M2に引き込む停止制御を実行する。すなわち、再遊技B1賞〜再遊技B5賞の図柄よりもチェリー賞の図柄を優先して引き込む停止制御を実行する。BB2ゲームにおいて、左リールR1の最大引き込みコマ数は1コマである一方、中リールR2及び右リールR3の最大引き込みコマ数は4コマである。図3に示すように中リールR2においては、チェリー図柄が4コマの範囲内に配置されているから、どのようなタイミングでストップボタン13bを操作してもチェリー図柄を図柄停止位置M2に引き込むことが可能である。図6に示すように図柄停止位置M2は3本の入賞ラインL1、L4.及びL5上に位置するので、重複入賞となり、15(=5×3)枚の配当が遊技者に付与される。また、再遊技B1賞〜再遊技B5賞には、非入賞となるように停止制御が実行される。一方、押順が不一致だった場合には、中リールR2の停止制御において、チェリー図柄を上段の図柄停止位置U2に引き込む停止制御を実行する。この場合には、図6に示すように図柄停止位置U2は1本の入賞ラインL4上に位置するので、単一入賞となり、5枚の配当が遊技者に付与される。
次に、BB2ゲームの内部抽選においてハズレであった場合、CPU101は、内部抽選の結果と無関係に特定小役賞たるチェリー賞を含む全ての小役賞について当選フラグをセットする。この場合、CPU101は、入賞可能な賞の種類を決定するが、その態様として、再遊技B1賞〜再遊技B5賞(複数の再遊技賞)のいずれも入賞不可能であってチェリー賞を入賞可能に決定する第2決定態様を含むことになる。
ここで、第1決定態様を決定したゲームおいて、入賞可能な賞として決定した再遊技賞に応じた入力順でストップボタン13a〜13cが操作されてチェリー賞が入賞したときに遊技者に付与するメダル数を第1数、第2決定態様を決定したゲームにおいて、チェリー賞が入賞したときに遊技者に付与するメダル数を第2数としたとき、CPU101は、第1数(15枚)が、第2数(5枚)よりも多くなるように配当を制御している。
より具体的には、CPU101(管理手段)は、重複入賞を許容して、小役賞に入賞した場合、当該小役賞を構成する図柄が揃う入賞ラインの数が多くなるほど、多数のメダルを支払うように設定する。また、第1決定態様を決定したゲームおいて、入賞可能な賞として決定した再遊技賞に応じた入力順でストップボタン13a〜13cが操作された場合、チェリー賞を構成する図柄が揃う入賞ラインの数を第1ライン数、第2決定態様を決定したゲームおいて、チェリー賞を構成する図柄が揃う入賞ラインの数を第2ライン数としたとき、第1ライン数が第2ライン数より多くなるように、停止制御を実行する。
このようにBB2ゲームでは、遊技者の勘が当たれば高い配当を得られるゲームを提供できるので、趣向性が向上する。このためには、押順が抽選により決定される必要があるが、再遊技B1賞〜再遊技B5賞(複数の再遊技賞)と押順とを対応づけているため、内部抽選と独立した押順抽選が不要となる。さらに、第1決定態様では多くのメダルを獲得する可能性がある一方、第2決定態様では配当数が少ない。このように一つのチェリー賞で実質的に獲得できるメダル枚数として、複数の態様を設けることが可能となる。
また、BB2ゲームにおいて、CPU101は、押順を遊技者に報知してもよい。報知の態様としては、液晶表示器30に次に停止させるリールの種別を表示させたり、スピーカ32から次に停止させるリールの種別を音声で報知すればよい。報知は、内部抽選で再遊技B1賞〜再遊技B5賞に当選した全てのゲームで実行してもよいし、あるいは一部のゲームで実行してもよい。
BB2ゲームでは、一回のゲームの状態として、CPU101が入賞可能な入賞の種類を第1決定態様と決定した場合に、遊技者に対して入力順を報知する第1状態と、CPU101が入賞可能な入賞の種類を第1決定態様と決定した場合に、遊技者に対して入力順を報知しない第2状態と、CPU101が入賞可能な入賞の種類を第2決定態様と決定する第3状態とが含まれることになる。
この場合、CPU101(管理手段)は、BB2ゲーム中に第1状態と第2状態とを切り替えることで、1回当たりのゲームで支払われる平均的なメダルの数を15枚(第1数)と5枚(第2数)との間の数に設定することができる。これにより、BB2ゲームにおいて、遊技者への獲得メダルの枚数を調整することが可能となる。
<B.変形例>
本発明は上述した実施形態に限定されるのではなく、例えば、以下に述べる各種の変形が可能である。
(1)上述した実施形態では、第1決定態様において押順が不一致であった場合、中リールR2において図柄停止位置U2にチェリー図柄を引き込むことによりチェリー賞に単一入賞させた。本発明はこれに限定されるものではなく、押順が不一致の場合、当選している再遊技賞を引き込む停止制御を実行してもよい。
押順が一致するか不一致となるかは、第1停止操作又は第2停止操作で決定される。一致又は不一致が確定しない状態では、CPU101は当選している再遊技賞を構成する図柄を特定の入賞ラインに引き込むように制御する。
BB2ゲームでは、左リールR1については、1コマ引き込みを行うが、再遊技B1賞〜再遊技B5賞を構成する左リールR1の図柄は、プラム図柄で共通である。このため、上段、中段、及び下段の図柄停止位置U1、M1、及びD1のうち2箇所にプラム図柄を引き込むことができる。また、中リールR2及び右リールR3では、4コマ範囲内にプラム図柄及びチェリー図柄が配置されている。中リールR2及び右リールR3は、4コマ引き込みであるので、どのようなタイミングでストップボタン13b及び13cを操作しても、任意の図柄停止位置に停止させることができる。
この変形例においても、BB2ゲームでは、一回のゲームの状態として、CPU101が入賞可能な入賞の種類を第1決定態様と決定した場合に、遊技者に対して入力順を報知する第1状態と、CPU101が入賞可能な入賞の種類を第1決定態様と決定した場合に、遊技者に対して入力順を報知しない第2状態と、CPU101が入賞可能な入賞の種類を第2決定態様と決定する第3状態とが含まれることになる。
この場合、CPU101(管理手段)は、BB2ゲーム中に第1状態と第2状態とを切り替えることで、1回当たりのゲームで支払われる平均的なメダルの数を15枚(第1数)以下とすることができる。これにより、BB2ゲームにおいて、遊技者への獲得メダルの枚数を調整することが可能となる。
すなわち、第1決定態様において押順が一致しない場合には、再遊技賞を引き込むので、押順報知の頻度を変更することによって、1回のゲームでのチェリー賞の平均的な払出し数を15枚から0枚の範囲で設定可能となる。これにより、所定回数で終了するBB2ゲームおける遊技者の獲得メダルの枚数を調整することが可能となる。
なお、BB2ゲームの終了条件が、所定の払出枚数で規定されている場合には、押順不一致で再遊技賞が入賞しても払出枚数に影響を与えないので、押順報知の頻度を少なくすると、メダルの増加速度が緩やかになる。これは、押順一致によりチェリー賞に入賞し、所定の払出枚数に到達しなければBB2ゲームは終了しないからである。
ただし、BB2ゲーム中の終了条件が所定の払出枚数で規定されている場合でも、CPU101が、ある賞に当選又は入賞したときにBB2ゲームを途中で終了させる場合には、押順報知の頻度によって、BB2ゲームおける遊技者の獲得メダルの枚数を調整することが可能となる。
(2)上述した実施形態においては、通常ゲーム中の再遊技賞の抽選確率は一定であったが、所定の条件が充足された場合に、再遊技B1賞〜再遊技B5賞の抽選確率を高確率に遷移させる再遊技高確率モード(以下、RTと称する)を採用してもよい。
この場合、通常ゲームでBB2賞に当選したゲームがRTであれば、BB2ゲームにおいてもRTとして、再遊技B1賞〜再遊技B5賞の抽選確率を高確率に維持する。ここで、RTにおける再遊技B1賞〜再遊技B5賞の抽選確率は、RTでない通常のBB2ゲームにおける再遊技B1賞〜再遊技B5賞の抽選確率よりも高確率に設定する。
例えば、図10に示すように通常ゲーム(RT)における再遊技B1賞〜再遊技B5賞の抽選確率を「2000/16384」とすれば、BB2ゲーム(RT)における再遊技B1賞〜再遊技B5賞の抽選確率は「2000/16384」となり、BB2ゲーム(非RT)における再遊技B1賞〜再遊技B5賞の抽選確率「450/16384」を上回る。
BB2ゲーム中がRTとなると、第1状態または第2状態が高頻度で発生する。したがって、非RTのBB2ゲームと比較して多くのメダル数を獲得できる。
この場合、CPU101は、入賞可能な入賞の種類としてBB2賞を含んで内部抽選を実行し、再遊技B1賞〜再遊技B5賞(複数の再遊技賞)の各抽選確率(決定率)が低い状態と、当該低い状態より抽選確率が高い状態とに変更可能とする。そして、BB2賞が当選(決定)した時点での抽選確率の状態をBB2ゲームにおいても継続させることで、CPU101(管理手段)は、BB2ゲームにおける第1状態と第2状態とを合わせた状態の発生数と、第2決定態様が決定される第3状態の発生数と、の多寡の関係が相反する2つのBB2ゲームを発生させることを可能としている。
この変形例によれば、BB2賞に当選するゲームの状態に応じて、メダルの獲得数が異なる2種類のBB2ゲームを実行することができる。この場合、上述した変形例(1)と同様に押順報知を実行することが好ましい。
(3)上述した実施形態では、CPU101は、重複入賞させるか単一入賞させるかによって、同じ賞が入賞した場合の配当を切り替えた。すなわち、中リールR2における複数の図柄停止位置は、中段の図柄停止位置M2と上段の図柄停止位置U2とを含む。図柄停止位置M2を含む入賞ラインの数である第1ライン数は「3」であり、上段の図柄停止位置U2を含む入賞ラインの数である第2ライン数「1」より多い。そして、CPU101は、第1決定態様を決定したゲームおいて決定された再遊技賞に応じた入力順でストップボタン13a〜13cが操作された場合、図柄停止位置M2にチェリー図柄を停止させる。一方、第2決定態様を決定したゲームおいて、CPU101は図柄停止位置U2にチェリー図柄を停止させるように制御した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、単一入賞を許容し重複入賞を許容しない、あるいは、重複入賞しても単一入賞と同じ配当とする場合にも適用することができる。この場合には、特定小役賞に入賞した場合に、当該特定小役賞と組みとなる再遊技賞に対応づけられた押順と停止操作の押順が一致した場合には、特定小役賞の払い出し枚数を、不一致の場合の払い出し枚数と比較して多く設定すればよい。
(4)上述した実施形態及び変形例では、停止テーブル及び停止リンクテーブルを用いたテーブル制御を停止制御の一例として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、いわゆるコントロール制御を用いて停止制御を実行してもよい。また、テーブル制御とコントロール制御とを組み合わせて停止制御を実行してもよい。要は、特定小役賞たるチェリー賞を構成するチェリー図柄を重複入賞となる図柄停止位置に引き込むか、単一入賞となる図柄停止位置に引き込むかを切り替えることが可能であれば、どのような停止制御を実行してもよい。
(5)上述した実施形態及び変形例では、内部抽選の結果によらずにチェリー賞(特定小役賞)を含む全ての小役賞について当選フラグがセットされるBB2ゲームを一例として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、再遊技B1賞〜再遊技B5賞のいずれかとチェリー賞とが同時に当選するように設定された抽選区分を備える内部抽選を実行するようにしてもよい。
(6)上述した実施形態及び変形例では、直線型の5本の入賞ラインを例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数の表示列ごとの図柄停止位置の任意の組みを採用し得る。また、入賞ラインの数は、第2ライン数と当該第2ライン数より多い第1ライン数の合計となる3以上であれば任意である。
1 スロットマシン
11 ベットボタン
12 スタートレバー
101 CPU
L1〜L5 入賞ライン

Claims (4)

  1. 遊技媒体の消費により1回のゲームが開始され、所定数の図柄を巡回的に可変表示することが可能な複数の表示列の全ての可変表示が停止した後に、所定の入賞態様が表示された場合に入賞となり、入賞の種類に応じた遊技価値を付与して1回のゲームが終了するスロットマシンにおいて、
    前記複数の表示列の各々を構成する図柄は、複数の図柄停止位置のいずれかに停止可能であり、前記複数の表示列ごとの前記図柄停止位置の組みを入賞ラインとしたとき、複数の入賞ラインのいずれかに所定の図柄が揃うことにより前記入賞態様となり、
    前記ゲームには、通常ゲームと前記通常ゲームより遊技者に有利な特定ゲームとが含まれ、
    前記入賞の種類には、付与される前記遊技価値として遊技媒体を支払う複数の小役賞と、付与される前記遊技価値として遊技媒体の消費なしに次の1回のゲームを開始させる複数の再遊技賞と、付与される前記遊技価値として前記通常ゲームから前記特定ゲームに移行する特定ゲーム開始賞とが含まれ、
    前記複数の小役賞には、入賞態様が特定の表示列のみ特定図柄であり、特定の表示列以外の他の表示列では任意の図柄で構成される特定小役賞が含まれ、
    入賞可能な入賞の種類をあらかじめ決定する事前決定手段と、
    前記複数の表示列のそれぞれに対応して設けられ、可変表示の停止指示を入力するための複数の停止指示手段と、
    前記複数の停止指示手段のそれぞれの停止指示を受けると、前記事前決定手段で決定された入賞の種類と前記停止指示のタイミングに基づいて、停止指示を受けた停止指示手段に対応する表示列の可変表示を停止させる停止制御手段と、を備え、
    前記事前決定手段は、前記特定ゲームにおいて、前記1回のゲームで前記複数の再遊技賞のいずれか一つと対応づけた前記特定小役賞を入賞可能に決定する第1決定態様と、前記複数の再遊技賞のいずれも入賞不可能であって前記特定小役賞を入賞可能に決定する第2決定態様とのうち一方を決定し、
    前記複数の再遊技賞のそれぞれには、互いに相違する前記複数の停止指示手段の入力順が設定され、
    前記停止制御手段は、前記事前決定手段が前記第1決定態様を決定したゲームおいて、前記複数の停止指示手段の入力順が、前記事前決定手段によって決定された再遊技賞に設定された入力順と一致するとき、前記特定小役賞が複数の入賞ライン上で重複入賞するように制御する一方、前記複数の停止指示手段の入力順が、前記事前決定手段によって決定された再遊技賞に設定された入力順と不一致のとき、前記特定小役賞が一つの入賞ライン上で単独入賞するように制御し、
    前記事前決定手段が前記第1決定態様を決定したゲームおいて決定された再遊技賞に応じた入力順で前記複数の停止指示手段が操作された場合、前記特定小役賞を構成する図柄が揃う入賞ラインの数を第1ライン数、前記事前決定手段が前記第2決定態様を決定したゲームおいて、前記特定小役賞を構成する図柄が揃う入賞ラインの数を第2ライン数としたとき、
    前記特定小役賞に入賞した場合、当該特定小役賞を構成する図柄が揃う前記入賞ラインの数が多くなるほど、多数の遊技媒体を支払うように設定し、前記第1ライン数が前記第2ライン数より多くなるように、前記停止制御手段を制御することにより、前記事前決定手段が前記第1決定態様を決定したゲームおいて、前記特定小役賞が入賞したときに付与される遊技媒体の数である第1数を、前記事前決定手段が前記第2決定態様を決定したゲームにおいて前記特定小役賞が入賞したときに支払われる遊技媒体の数である第2数より多くなるように制御する、
    スロットマシン。
  2. 前記1回のゲームの状態として、
    前記事前決定手段により前記第1決定態様が決定され、且つ遊技者に対して前記入力順を報知する第1状態と、
    前記事前決定手段により前記第1決定態様が決定され、且つ遊技者に対して前記入力順を報知しない第2状態と、
    前記事前決定手段により前記第2決定態様が決定された第3状態とを含み、
    前記事前決定手段が前記第1決定態様を決定したゲームおいて、前記複数の停止指示手段の入力順が、前記事前決定手段によって決定された再遊技賞に設定された入力順と不一致である場合に前記特定小役賞が入賞したときに付与される遊技媒体の数を前記第2数としたとき、
    前記事前決定手段が前記特定小役賞を入賞可能に決定している複数回数の前記特定ゲームを通して前記第1状態と前記第2状態とを切り替えることで、1回当たりのゲームで支払われる平均的な遊技媒体の数を前記第1数と前記第2数との間の数に相当するように設定可能とする管理手段を備える、
    請求項1に記載のスロットマシン。
  3. 遊技媒体の消費により1回のゲームが開始され、所定数の図柄を巡回的に可変表示することが可能な複数の表示列の全ての可変表示が停止した後に、所定の入賞態様が表示された場合に入賞となり、入賞の種類に応じた遊技価値を付与して1回のゲームが終了するスロットマシンにおいて、
    前記複数の表示列の各々を構成する図柄は、複数の図柄停止位置のいずれかに停止可能であり、前記複数の表示列ごとの前記図柄停止位置の組みを入賞ラインとしたとき、複数の入賞ラインのいずれかに所定の図柄が揃うことにより前記入賞態様となり、
    前記ゲームには、通常ゲームと前記通常ゲームより遊技者に有利な特定ゲームとが含まれ、
    前記入賞の種類には、付与される前記遊技価値として遊技媒体を支払う複数の小役賞と、付与される前記遊技価値として遊技媒体の消費なしに次の1回のゲームを開始させる複数の再遊技賞と、付与される前記遊技価値として前記通常ゲームから前記特定ゲームに移行する特定ゲーム開始賞とが含まれ、
    前記複数の小役賞には、入賞態様が特定の表示列のみ特定図柄であり、特定の表示列以外の他の表示列では任意の図柄で構成される特定小役賞が含まれ、
    入賞可能な入賞の種類をあらかじめ決定する事前決定手段と、
    前記複数の表示列のそれぞれに対応して設けられ、可変表示の停止指示を入力するための複数の停止指示手段と、
    前記複数の停止指示手段のそれぞれの停止指示を受けると、前記事前決定手段で決定された入賞の種類と前記停止指示のタイミングに基づいて、停止指示を受けた停止指示手段に対応する表示列の可変表示を停止させる停止制御手段と、を備え、
    前記事前決定手段は、前記特定ゲームにおいて、前記1回のゲームで前記複数の再遊技賞のいずれか一つと前記特定小役賞とを入賞可能に決定する第1決定態様と、前記複数の再遊技賞のいずれも入賞不可能であって前記特定小役賞を入賞可能に決定する第2決定態様とのうち一方を決定し、
    前記複数の再遊技賞のそれぞれには、互いに相違する前記複数の停止指示手段の入力順が設定され、
    前記1回のゲームの状態として、
    前記事前決定手段により前記第1決定態様が決定され、且つ遊技者に対して前記入力順を報知する第1状態と、
    前記事前決定手段により前記第1決定態様が決定され、且つ遊技者に対して前記入力順を報知しない第2状態と、
    前記事前決定手段により前記第2決定態様が決定された第3状態とを含み、
    前記停止制御手段は、前記事前決定手段が前記第1決定態様を決定したゲームおいて、前記複数の停止指示手段の入力順が、前記事前決定手段によって決定された再遊技賞に設定された入力順と一致するとき、前記特定小役賞が複数の入賞ライン上で重複入賞するように制御する一方、前記複数の停止指示手段の入力順が、前記事前決定手段によって決定された再遊技賞に設定された入力順と不一致である場合に、当該再遊技賞を入賞するように制御し、
    前記事前決定手段が前記第1決定態様を決定したゲームおいて決定された再遊技賞に応じた入力順で前記複数の停止指示手段が操作された場合、前記特定小役賞を構成する図柄が揃う入賞ラインの数を第1ライン数、前記事前決定手段が前記第2決定態様を決定したゲームおいて、前記特定小役賞を構成する図柄が揃う入賞ラインの数を第2ライン数としたとき、
    前記特定小役賞に入賞した場合、当該特定小役賞を構成する図柄が揃う前記入賞ラインの数が多くなるほど、多数の遊技媒体を支払うように設定し、前記第1ライン数が前記第2ライン数より多くなるように、前記停止制御手段を制御することにより、前記事前決定手段が前記第1決定態様を決定したゲームおいて、前記特定小役賞が入賞したときに付与される遊技媒体の数である第1数を、前記事前決定手段が前記第2決定態様を決定したゲームにおいて前記特定小役賞が入賞したときに支払われる遊技媒体の数である第2数より多くなるように制御し、
    さらに、前記事前決定手段が前記特定小役賞を入賞可能に決定している複数回数の前記特定ゲームを通して前記第1状態と前記第2状態とを切り替えることで、1回当たりのゲームで支払われる平均的な遊技媒体の数を前記第1数と前記第2数との間の数に設定可能とする管理手段を備える
    ロットマシン。
  4. 前記事前決定手段が決定する入賞可能な入賞の種類には、付与される前記遊技価値として次のゲームから所定の終了条件を充足するまでボーナスゲームに移行させるボーナス賞を入賞可能に決定する第3決定態様が含まれ、
    前記事前決定手段は、前記複数の再遊技賞のそれぞれの決定率が低い状態と、当該低い状態より決定率が高い状態とに変更可能とし、
    前記管理手段は、前記ボーナス賞が決定された時点での前記決定率の状態を前記ボーナスゲームにおいても継続させることで、前記ボーナスゲームにおける前記第1状態と前記第2状態とを合わせた状態の発生数と、前記第3状態の発生数と、の多寡の関係が相反する2つのボーナスゲームを発生させることを可能とする、
    請求項2又は3に記載のスロットマシン。
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