JP4452758B2 - スロットマシン - Google Patents
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Description
しかしながら、内部抽選とは別に終了抽選を実行する必要があるため、処理負荷が過大なものとなっていった。また、終了抽選はスロットマシンの内部で決定されてしまうために遊技者が介在する余地がなかった。
また、全ての表示列で図柄の並びが異なると、第2停止で入賞を取りこぼしした場合に特定停止態様を表示する必要があるが、既に停止している第1停止で特定停止態様を構成する図柄が表示されていないと特定停止態様とならない。この場合、第2停止操作以降のことも考慮して、第1停止の段階で入賞図柄と特定停止態様の図柄の両方を表示するのは無理がある。この発明によれば、他の表示列においては所定範囲内に特定賞の図柄を配置したので、他の表示列については、どのようなタイミングで停止操作を実行しても特定賞を構成する図柄を引き込む。一方、特定の表示列において合計数以上となるように特定賞を構成する図柄を配置したので、取りこぼしがある。このため、遊技者は特定表示列のみを停止操作に集中することが可能となる。なお、所定範囲内は例えば、実施形態では図柄を入賞ライン上に引き込める数と同じ4コマである。また、所定の図柄数は例えば6コマとなる。この第2の数は、特定の表示列における入賞ラインが含まれる表示位置の段数(上段・中段・下段)によって異なり、実施形態のように段数が3段であれば、図柄と図柄の間隔は、例えば7コマ以上となるが、2段であれば6コマ以上、1段であれば5コマ以上となる。
さらに、特定の表示列における複数の特定賞を構成する図柄は、互いに引き込まない図柄位置に配置されるので、当選している特定賞が判明しないと、入賞させることができない。これにより、スキルの高い遊技者であっても、必ず入賞して第1の再遊技当選高確率ゲームを継続することを回避できる。
また、この発明によれば、第1の再遊技当選高確率ゲームにおいて、表示列の停止態様が特定停止態様となることを、第1の再遊技当選高確率ゲームを終了して第2の再遊技当選高確率ゲームへ移行させる条件とすることができる。ここで、第2の再遊技当選高確率ゲームは、例えば、実施形態のRT2ゲームが相当する。第2の再遊技当選高確率ゲームのゲーム数を数ゲーム(例えば5ゲーム)以下に設定してもよい。この場合には、特定停止態様の導出を実質的に再遊技当選高確率ゲームの終了条件とすることができる。
「遊技媒体」とは、遊技メダル又は遊技球をいう。
「貯留装置」とは、遊技を行うために投入された遊技媒体を電気的又は磁気的に記憶できる装置をいう。貯留装置には、投入された遊技媒体及び入賞により払い出された配当が貯留される。
「クレジット」とは、貯留装置に電気的又は磁気的に記憶された遊技媒体の情報をいい、その数をクレジット数という。
「リール」とは、周面に複数の図柄を配置した表示列のことをいう。
「可変表示装置」とは、複数の表示列を有し、それぞれを可変表示させることのできる表示装置をいう。表示列がリールの場合はリール可変表示装置といい、表示列が液晶表示器等の画面表示されている場合は画像可変表示装置という。
「ストップボタン」とは、可変表示する各表示列に対応して設けられ、各表示列の可変表示の停止の指示を遊技者が入力するための装置である。
「ベット操作」とは、遊技媒体又はクレジットの投入によって、投入数(ベット数)に応じた入賞ラインを有効化することをいう。ベット操作に応じた制御をベット処理といい、遊技媒体の投入による投入ベット処理、クレジットの投入による貯留ベット処理、及び再遊技賞に入賞した次ゲームで前ゲームと同じ入賞ラインを自動的に有効化する自動ベット処理を含む。
「遊技価値」とは、入賞によって付与する特典であり、他の種類のゲームを開始する条件や配当を付与するものがある。
「役」とは、図柄の組み合わせのうち遊技価値の付与に必要な図柄の組み合わせ(図柄の並び)をいう。例えば、赤7役、7−7−7役などのようにいう。
「賞抽選テーブル」とは、一又は複数の賞若しくはハズレに区分されている数値の幅の集まりをいい、区分に含まれる賞の当選の確率を定めたものをいう。区分には、一つの賞が対応付けられていてもよいし、複数の賞が対応付けられていてもよい。さらに、ハズレに対応付けられた区分がないこともあり得る。
「内部抽選」とは、ハードウェア又はソフトウェアで構成した数列発生装置から発生する複数の数値の中から1つの数値を取得(乱数抽出)し、その数値(取得した乱数値)と賞抽選テーブルに記録されたデータの中で抽選に係る値と比較することで、区分に対応する賞の当選又はハズレを決定することをいう。ひとつの区分に複数の賞が対応付けられている場合に、取得した乱数値が該区分に該当する数値の幅に属したときには、該複数の賞のそれぞれに当選したことになる。
「ハズレ」とは、取得した乱数値が賞抽選テーブルのハズレの区分に該当する数値の幅に属した場合、又はどの賞の区分に該当する数値の幅にも属さなかったことをいう。
「図柄」とは、文字、図形、記号、色彩若しくはこれらの結合であって、表示列上に表示されるもの、又は役の構成要素の単位をいう。
「非入賞」とは、ベット操作で有効とされた入賞ライン上に表示された図柄の組み合わせが、あらかじめ定められた役でないと判定されたことをいう。非入賞には、内部抽選でいずれかの賞に当選しても、停止ボタンの操作によって有効な入賞ライン上に役が揃わない場合と、内部抽選でハズレの場合に役が揃わない場合がある。賞に当選しても、有効な入賞ライン上に役が揃わない場合を取りこぼしという。
「当選フラグ」とは、内部抽選の当選又はゲームの状態に基づいて入賞となる図柄の組み合わせを表示する権利を付与したことを記憶するデータをいう。ゲームでセットされた当選フラグは、特定の賞を除き入賞した場合でも取りこぼしの場合でもゲーム終了時にクリアされる。
「停止制御」とは、可変表示している表示列をストップボタンの操作のタイミングに応じて停止させる制御、又は所定時間の経過後自動的に停止させる制御をいう。
「通常ゲーム」とは、内部抽選によって、複数の賞及びハズレのいずれかが抽選される基本的なゲームをいう。小役賞の当選確率は通常ゲームにおける確率が基準となる。
「RBゲーム」とは、RB賞が入賞した次ゲームから所定条件を充足するまで、通常ゲームと比較して、小役賞に係る図柄の組み合わせ(役)の数を増加、又は小役賞の当選確率を変動させて行うゲームをいう。RBゲームを遊技規則で第1種特別役物という。
「CBゲーム」とは、CB賞が入賞した次ゲームで、内部抽選の結果にかかわらず、小役賞に係る当選フラグのセットを行うゲームをいう。
「MBゲーム」とは、MB賞が入賞した次ゲームから所定条件を充足するまで、内部抽選の結果にかかわらず、小役賞に係る当選フラグのセットを行うゲーム、CB賞の当選確率を変動させて行うゲーム、又はCBゲームを連続して開始させて行うゲームをいう。
「RTゲーム」とは、内部抽選において再遊技賞が抽選によって選択される当選確率が通常ゲームと比較して大きいゲームをいう。
<1:スロットマシンの外観構成>
図1は、本発明にかかるスロットマシン1の概観を示す斜視図である。スロットマシン1は、前面が開口した箱状の本体2と本体2の前面に配置した前面扉3から構成されている。本体2と前面扉3とは片側で蝶番により固定され開閉できるようになっている。前面扉3は、遊技者が遊技を行うためのボタン類が配置された操作部OP、リール可変表示装置RLの図柄を視認させるためのリール窓20や遊技を進行するための情報が表示される表示器類が配置されたパネル表示部DP、遊技を進行するための情報が表示される液晶表示器類や電飾装置が配置された演出表示部TP及び受皿部BPから構成されている。
図2は、スロットマシン1のリール可変表示装置RLの構造を示す説明図である。図2(A)は、リール可変表示装置RL全体の構造を示し、リール可変表示装置の内部を表すために右リールR3が取り外された状態を示したものである。図2(B)は、右リールR3の詳細の構造を示す。
図4は、スロットマシン1の電気的構成を示すブロック図である。スロットマシン1は、遊技の主たる制御を行うメイン制御基板100A、液晶表示器30に対して表示制御を行い画像表示する表示制御基板100B、及びパネル表示部DP又は演出表示部TPのLED類や音の演出の制御を行う電飾制御基板100Cを備えている。メイン制御基板100Aは、CPU(central processing unit)101、クロック発生回路a102、クロック発生回路b103、ROM(read-only memory)104、RAM(random-access memory)105、データ送出回路106、入出力ポート107から構成されている。なお、CPU101としてROMやRAMを内蔵しているものを採用することができる。その場合には、外付けのROM104、RAM105は不要となる。
表示制御信号123a〜123cは、それぞれパネル表示部DPに設けられたクレジット数表示器23a、獲得枚数表示器23b、配当数表示器23cに表示するための表示信号であり、入出力ポート107を介してCPU101より駆動される。リール位置検出信号155a〜155cはそれぞれリール可変表示装置RLのそれぞれのリールに対応し、リールが1回転するたびに1回検出する信号であり入出力ポート107を介してCPU101に送られる。リール駆動信号154a〜154cは、それぞれリール可変表示装置RLのそれぞれのリールR1〜R3を駆動するステッピングモータ駆動信号であり、入出力ポート107を介してCPU101より駆動される。
表示制御基板100Bは、CPU(central processing unit)191、クロック発生回路c192、クロック発生回路d193、ROM(read-only memory)194、RAM(random-access memory)195、データ入力回路196及びグラフィックLSIとその周辺回路からなる表示回路197を備えている。このCPU191は、ROM194に格納されたプログラムを、クロック発生回路c192で発生したCLK信号のタイミングに基づいて読み出し、プログラムを逐次実行する。CPU191は、電源が投入されるとあらかじめ定められたアドレスからメインプログラムを実行し、クロック発生回路c192の周期とは異なるクロック発生回路d193で発生したINTR1信号のタイミングで、あらかじめ定められたアドレスから始まる割込みプログラムを実行する。ここで、INTR1信号の間隔は、例えば、2ミリ秒とする。CPU191は、プログラムの実行に応じて、各種フラグや各種カウンタ又は各種遊技情報をRAM195に保存する。
また、メイン制御基板100Aのデータ送出回路からのデータ送出タイミングに同期して送出されるストローブ信号に基づいてINTR2信号を発生させ、このINTR2信号のタイミングで、あらかじめ定められたアドレスから始まる割込みプログラムを実行する。
<4−1:スロットマシンの遊技方法>
図5は、本発明の一実施形態にかかるスロットマシン1の遊技方法のうち遊技メダルの流れを示す説明図である。
(1)投入ベット処理
スロットマシン1での遊技は、遊技者が遊技メダルをメダル投入口10に投入(投入操作)することで始まる。この投入操作により、遊技メダルの1枚目の投入で入賞ラインを1本(L1)選択して有効化され、2枚目の投入で入賞ラインをさらに2本(L2、L3)選択して有効化され、3枚目の投入で入賞ラインをさらに2本(L4、L5)選択して有効化される(投入ベット操作)。
(2)投入クレジット処理
遊技者が遊技メダルをさらに投入すると、クレジットとして遊技メダルを50枚分まで貯留装置に貯留される。貯留された遊技メダル枚数が50枚に到達した後に、遊技者がさらに遊技メダルを投入した場合は、遊技メダルはメダル受皿40に戻される。
(3)貯留ベット処理
遊技を開始するには、投入操作のほか貯留装置に貯留されたクレジットを、遊技者がベットボタン11を押下することにより入賞ラインが有効化される(貯留ベット操作)。この貯留ベット操作と投入ベット操作を合わせて単にベット操作と言う。
遊技者がスタートレバー12を押下することにより3つのリールR1〜R3の回転が開始され、遊技者がストップボタン13a〜13cを押下することにより、各ストップボタンに対応したリールR1〜R3が停止される。全てのリールR1〜R3が停止されたときに、あらかじめ定められた図柄組み合わせが有効化された入賞ライン上に揃うと入賞となり、図柄組み合わせ(役)ごとに定められた遊技価値が付与される。遊技価値として遊技メダルが配当として付与される場合は、遊技メダルは、まず貯留装置にクレジットとして貯留される。
(5)配当払出処理
配当を付与する過程で、貯留された遊技メダル枚数が50枚に到達した場合は、メダル払出装置の駆動によって残りの遊技メダルがメダル受皿40に払い出される。
(6)自動ベット処理
遊技の結果、再遊技賞の入賞となった場合は前ゲームと同じ遊技メダルの数が自動的にベットされる。
ベット操作により入賞ラインが有効化された後であって、遊技者がスタートレバー12を押下する前に、遊技者が精算ボタン14を押下することにより、メダル払出装置の駆動によって入賞ラインを有効化した分の遊技メダルがメダル受皿40に払い出される。
(8)精算払出処理
貯留装置に遊技メダルがクレジットとして貯留されている場合であって、遊技者がスタートレバー12を押下する前に、遊技者が精算ボタン14を押下することにより、メダル払出装置の駆動によって貯留した分の遊技メダルがメダル受皿40に払い出される。なお、精算ボタン14を受付したときに、入賞ラインを有効化した分の遊技メダルと貯留した分の遊技メダルがある場合には、返却払出処理と精算払出処理を合わせて処理をする。
(9)貸出クレジット処理
スロットマシン1がメダル貸機等の遊技媒体貸機に接続されている場合には、遊技者が貸出ボタン15を押下した場合に、貸出分の遊技メダルが貯留装置にクレジットとして貯留される。
(10)貸出払出処理
スロットマシン1がメダル貸機等の遊技媒体貸機に接続されている場合には、遊技者が貸出ボタン15を押下した場合に、メダル払出装置の駆動によって貸出分の遊技メダルがメダル受皿40に払い出されるようにしてもよい。
す。
図6はスロットマシン1における賞と役を説明するための説明図であり、図6(A)は、賞の種類とその役(図柄の組み合わせ)の構成を示す。スロットマシン1ではあらかじめ定められた図柄組み合わせが有効化された入賞ライン上に揃うと入賞となり、役ごとに定められた配当数に基づいて15枚のメダルを最大とした配当が付与される小役賞、通常ゲームから他の種類のゲームを開始させる開始賞及び次ゲームをベット操作なしでゲームを開始する遊技価値を付与する再遊技賞がある。
BB1賞は、BB1ゲームを開始する開始賞であり、役として「赤7−赤7−赤7」の図柄の組み合わせ(「赤7役」ともいう)で構成される。BB2賞は、BB2ゲームを開始する開始賞であり、役として「白7−白7−白7」の図柄の組み合わせ(「白7役」ともいう)で構成される。RB賞は、RBゲームを開始する開始賞であり、役として「BAR−BAR−BAR」の図柄の組み合わせ(「BAR役」ともいう)で構成される。また、BB1ゲームとBB2ゲームとは、小役賞の内部抽選の当選確率が互いに相違するゲームとしてもよいし、終了条件となるメダルの獲得枚数が互いに相違するゲームとしてもよいし、全く同一のゲームとしてもよい。以下、BB1及びBB2を区別する必要がない場合には、まとめて単にBBという。
小役A賞(第1特定賞)は、10枚のメダルを配当とする小役賞であり、役として「スイカ−スイカ−スイカ」の図柄の組み合わせ(「スイカ役」ともいう)で構成される。小役B賞(第2特定賞)は、15枚のメダルを配当とする小役賞であり、役として「ベル−ベル−ベル」の図柄の組み合わせ(「ベル役」ともいう)で構成される。小役C賞は、2枚のメダルを配当とする小役賞であり、役として「チェリー−ANY−ANY」の図柄の組み合わせ(「チェリー役」ともいう)で構成される。ANYはいかなる図柄でも良いことを示す。この「チェリー役」は、左リールR1の「チェリー」図柄のみが入賞ライン上に揃うだけで入賞となるもので、「チェリー」図柄が左リールR1の中段表示位置(M1)に表示された場合は、入賞ラインL1上で入賞となり2枚のメダルの配当を得るが、左リールR1の上段表示位置に表示された場合は、入賞ラインL2とL4の2つの入賞ライン上で入賞となる。このよう同時に複数の入賞ライン上で役が揃い入賞となることを重複入賞といい、重複した役に応じた配当数を15枚を上限として合わせた分の配当を得ることができ、この場合4枚のメダルの配当を得ることができる。
再遊技賞は、次ゲームをベット操作なしでゲームを開始する遊技価値を付与する賞であり、役として「プラム−プラム−プラム」の図柄の組み合わせ(「プラム役」ともいう)で構成される。
「プラム」図柄及び「ベル」図柄は、図3の図柄の配列に示すように、どのリールにおいても、同一リール上で、ある「プラム」図柄と次の「プラム」図柄までの図柄の間隔、ある「ベル」図柄と次の「ベル」図柄までの図柄の間隔がどちらも4図柄(4コマ)以内に配置されている。このスロットマシン1では、後述するリール停止制御により、賞を構成する図柄を入賞ライン上に最大で4コマで引き込んで停止させることを可能としている。したがって、「プラム」図柄及び「ベル」図柄を、4コマ以内の間隔になるよう図柄を配置することによって、遊技者がどのようなタイミングでリールストップボタン13a、13b、13cを操作したとしても、入賞ライン上に当該図柄を引き込んで停止させることが可能となる。このような「プラム」図柄及び「ベル」図柄を100%引き込み可能図柄という。賞を構成する図柄の組み合わせを、全てこの100%引き込み可能図柄とした「ベル役」や「プラム役」は、それらの賞のみが当選しているゲームでは、遊技者がどのようなタイミングでリールストップボタン13a、13b、13cを操作したとしても必ず入賞する。このような役で構成される賞を100%入賞が可能な賞という。
図6(B)は、スロットマシン1における上記役を構成しない図柄の組み合せ(ハズレ出目ともいう)のうち特定な出目(特定停止態様)の構成を示す。スロットマシン1では、RTゲームとしてRT1ゲームとRT2ゲームが含まれる。後述するようにRT1ゲームは、BBゲームの終了が開始条件となり、RT2ゲームが開始されるか、あるいは、所定数(この例では、500)のゲームが経過すると終了する。一方、RT2ゲームはRT開始出目が導出されると、次の1ゲームのみ実行される。より具体的には、通常ゲーム中又はRT1ゲーム中の小役A賞が当選したゲームで、入賞となる「スイカ役」が入賞ライン上に揃い、且つ、「プラム−プラム−ベル」の特定の出目(RT開始出目ともいう)が入賞ライン上に揃った場合、並びに、通常ゲーム中又はRT1ゲーム中の小役B賞が当選したゲームで、入賞となる「ベル役」が入賞ライン上に揃い、且つ、「プラム−プラム−スイカ」の特定の出目(RT開始出目)が入賞ライン上に揃った場合、次のゲームから複数の賞のうち再遊技賞の当選確率を変動させたRT2ゲームを1ゲームのみ付与する。RT1ゲーム中にいずれかのRT開始出目が表示された場合、当ゲームでRT1ゲームを終了し、次ゲームからRT2ゲームに移行する。特定賞としての小役A賞及び小役B賞は、どちらも賞を構成する図柄が100%引き込み可能図柄であり、100%入賞が可能な賞である。そこで小役A賞又は小役B賞が当選したゲームにおいて、RT開始出目を表示するか否かを切り替える方法として、複数の入賞ラインにおいて、特定の入賞ラインに入賞態様が表示された場合にRT開始出目が表示され、複数の入賞ラインのうち、特定の入賞ラインを除いた入賞ラインに入賞態様が表示された場合にRT開始出目が表示されないようにする。さらに、停止操作順序に対応づけて入賞態様を表示すべき入賞ラインを特定する。この結果、停止操作順序に応じて、入賞態様とRT開始出目が表示される入賞ラインか、入賞態様のみが表示される入賞ラインが特定される。
図7は、スロットマシン1で行われるゲームの種類を示す説明図である。図7(A)は、スロットマシン1で行われる複数のゲームの間の遷移を示す。
(1)BBゲームの開始と終了
通常ゲームを実行中に内部抽選でBB賞に当選し、入賞ライン上にBB役が成立して入賞すると次ゲームからBBゲームを開始する。BBゲーム中における獲得枚数が規定枚数を超える場合にBBゲームを終了する。なお、BBゲーム終了後、次ゲームから500ゲームを上限としたRT1ゲームを開始する。
(2)BB内部中ゲーム
通常ゲームを実行中に内部抽選でBB賞に当選しても入賞ライン上にBB役が成立しないと、次ゲーム以降もBB役が成立して入賞するまで、BB賞の当選フラグを持ち越したBB内部中ゲームとなる。BB内部中ゲームを実行中に入賞ライン上にBB役が成立して入賞すると次ゲームからBBゲームが開始する。
(3)RBゲームの開始と終了
通常ゲームを実行中に内部抽選でRB賞に当選し、入賞ライン上にRB役が成立して入賞すると次ゲームからRBゲームが開始する。RBゲームは最大12ゲーム行われ、RBゲームを実行中に8回入賞すると、RBゲームを終了する。
(4)RB内部中ゲーム
通常ゲームを実行中に内部抽選でRB賞に当選しても入賞ライン上にRB役が成立しないと、次ゲーム以降もRB役が成立して入賞するまで、RB賞の当選フラグを持ち越したRB内部中ゲームとなる。RB内部中ゲームを実行中に入賞ライン上にRB役が成立して入賞すると次ゲームからRBゲームが開始する。
(5)RT1ゲーム
BBゲーム(特別ゲーム)が終了した場合、次ゲームから500ゲームを上限としたRT1ゲームを開始する。RT1ゲーム中の小役A賞又は小役B賞が当選したゲームでRT開始出目が入賞ライン上に揃うと、当ゲームでRT1ゲームを終了する。特別ゲームとしてBBゲームだけでなくRBゲームやMBゲームも例示できる。このRT1ゲームのゲーム数は、BB賞の当選確率(BB1賞の当選確率とBB2賞の当選確率との合成確率)の逆数よりも大きい数に設定することが好ましい。このようにすることにより、RT1ゲーム中にRT開始出目が揃わなければ、次のBBゲームまでRT1ゲームを継続することができるからである。本実施形態では、BB1賞とBB2賞の当選確率をともに「25/16384」としているので、合成確率の逆数はおよそ「328」となるから、ゲーム数を「500」と設定した。
(6)RT2ゲーム
図7(B)に示すように、通常ゲーム中又はRT1ゲーム中の小役A賞又は小役B賞が当選したゲームでRT開始出目が入賞ライン上に揃うと、次ゲームから1ゲームのみのRT2ゲームを開始する。1ゲームのみのRT2ゲームの次のゲームは通常ゲームに戻る。このRT2ゲームのゲーム数は、特定賞の当選確率(スイカ賞の当選確率とベル賞の当選確率との合成確率)の逆数よりも小さい数に設定することが好ましい。このようにすることにより、RT2ゲームが連続的に開始されることを防止することができる。本実施形態では、スイカ賞とベル賞の当選確率をともに「600/16384」としているので、合成確率の逆数はおよそ「14」となるから、ゲーム数を「1」と設定した。
図7(C)は、スロットマシン1で行われるBBゲームの変形例である。通常ゲーム中に内部抽選でBB賞に当選し、入賞ライン上にBB役が成立して入賞すると次ゲームからBBゲームを開始し、まずはBB通常ゲームを開始する。BB通常ゲームは通常ゲームと比較してRB賞の当選確率が変動するゲームである。BB通常ゲーム中に内部抽選でRB賞に当選し、入賞ライン上にRB役が成立して入賞すると次ゲームからRBゲーム(BB中RBゲーム)を開始し、RBゲーム中に8回入賞するとRBゲームを終了する。BBゲーム中における獲得枚数が規定枚数に到達するか次の配当付与で規定枚数を超える場合にBBゲームを終了する。
次に、スロットマシン1の全体動作の詳細を説明する。CPU101は、電源投入後初期化処理を行い、図8に示すフローチャートの処理を実行する。
図8は、1ゲームの流れの内容を示すフローチャートである。まずCPU101は、メダル投入信号160又はベット操作指示信号111a〜111cに基づいてメダル投入による投入ベット操作、又はベットボタン11の押下による貯留ベット操作が行われたか否かを判定し、いずれかの信号を検出するまで待機する(S100)。CPU101は、いずれかの信号を検知した場合は次に進み、開始操作指示信号112に基づいてスタートレバー操作が行われたか否かを判定し、信号を検出するまで待機する(S101)。CPU101は、信号を検出した場合は、ベット操作を禁止する(S102)。具体的には、メダルブロック信号161によりメダルセレクタ装置のソレノイドをOFFにし、メダルセレクタ装置の通過経路を切替えて、遊技メダルがメダル投入口10から投入された場合でもメダル受皿40に排出する。また、ベット操作指示信号111a〜111cも受け付けないようにする。
図9は、ステップS104の賞抽選テーブル決定処理で選択される賞抽選テーブルを用いた内部抽選の一例を示す説明図である。通常ゲーム中は、小役C賞、小役B賞、小役A賞、RB賞、BB2賞、BB1賞、再遊技賞又はハズレのいずれかを内部抽選で決定するための当選確率をそれぞれ「210/16384」、「600/16384」、「600/16384」、「50/16384」、「25/16384」、「25/16384」、「2250/16384」、「12624/16384」と設定し、その当選確率を示すデータを記憶した賞抽選テーブルTBL11を使用して内部抽選を行い、当選した賞の当選フラグをセットする。
図11は、ステップS105の当選フラグセット処理の内容を示すフローチャートである。この当選フラグセット処理では、取得した乱数値とステップS104で決定したゲームの種類に応じた賞抽選テーブルから、そのゲームに有効な当選フラグをセットすることであり、同じ乱数値でもゲームの種類により賞抽選テーブルが異なればセットする当選フラグも異なり、同じ賞抽選テーブルでも乱数値が異なればセットする当選フラグも異なる。また、前ゲームから持ち越した当選フラグがある場合には、持ち越した当選フラグと当ゲームで取得した乱数値からセットする当選フラグとを合わせて、当選フラグをセットする。
図12は、ステップS106の停止リンクテーブル選択処理の内容を示すフローチャートである。この停止リンクテーブル選択処理では、ステップS105で設定した当選フラグから、停止制御で使用する賞ごとに設定した停止リンクテーブルTBL21〜TBL29を選択し、停止操作順序に従って表示位置を特定する停止データテーブルを順次選択しながら停止表示を行う。図13は、停止リンクテーブルのデータ構造を示す説明図である。停止リンクテーブルは内部抽選の抽選対象となる賞ごとに分類されており、同図(A)は再遊技用の停止リンクテーブルTBL21を示し、同図(B)は小役A用の停止リンクテーブルTBL24を示し、同図(C)は小役B用の停止リンクテーブルTBL23を示し、同図(D)は、BB1用の停止リンクテーブルTBL27を示す。そして、各停止リンクテーブルTBL21〜TBL29は、最初に停止操作されたリールにより、(a)第1停止操作が左リールR1、(b)第1停止操作が中リールR2、(c)第1停止操作が右リールR3、の3つに区分され、更に、賞を構成する図柄を上段・中段・下段の表示位置のいずれに表示するかで区分されている。
図16〜図17は、ステップS109のリール停止処理の内容を示すフローチャートである。このリール停止処理は、停止データテーブル群の停止データにしたがってリールを停止する操作用停止制御処理、基準時点から自動停止時間が経過してから最後に停止するリールが自動停止するまでの間に停止操作がなされなければ自動停止するように当該リールを制御する自動停止処理と、基準時点から自動停止時間が経過してから最後に停止するリールが自動停止するまでの間に停止操作がなされれば操作用停止制御処理によって当該リールが停止されるように停止制御を管理する停止制御管理処理を含む。以下、具体的に述べる。
ここで、複数の停止操作順序のうち「順押し」は小役B賞の特定停止操作順序であり、「変則押し」は小役A賞の特定停止操作順序であり、これらは小役A用停止リンクテーブルTBL24及び小役B用停止リンクテーブルTBL23によって間接的に定められている。この場合、小役A賞と小役B賞の各々に対応して互いに異なる停止操作順序が特定停止操作順序として定められている。
第1の機能は、リールストップボタン13a〜13cの停止操作順序が内部抽選で当選した小役A賞又は小役B賞に対応した特定停止操作順序か否かを判定するものである。
第2の機能は、小役A賞又は小役B賞に対応した特定停止操作順序に複数の入賞ラインの一部を予め対応付け、内部抽選で当選した小役A賞又は小役B賞に対応した特定停止操作順序に対応する入賞ラインを特定するものである。
第3の機能は、停止操作順序が内部抽選で当選した小役A賞又は小役B賞に対応した特定停止操作順序であると判定された場合、小役A賞又は小役B賞の図柄を特定された入賞ライン上に引き込むように停止データテーブルを選択する一方、特定停止操作順序以外の停止操作順序であると判定された場合、小役A賞又は小役B賞の図柄を特定された入賞ライン上に引き込み、且つ、RT開始出目となるように停止データテーブルを選択するものである。
図22〜図23は、ステップS110の入賞判定処理の内容を示すフローチャートである。この入賞判定処理では、リール停止後に有効化された入賞ライン上に並んだ図柄の組み合わせをチェックし、役が成立したか否か判定する。役が成立し入賞したと判定した場合は、開始賞であれば他の種類のゲームを開始する処理を行い、小役賞であれば配当の付与を行う。RT開始出目となる役が成立したと判定した場合は、RTゲームを開始する処理を行う。
図24〜図25は、ステップS111のゲーム終了判定処理の内容を示すフローチャートである。このゲーム終了判定処理では、終了条件が設定されたゲームにおいて終了条件を充足したか否かの判定を行う。
図26は、ステップS112の当選フラグクリア処理の内容を示すフローチャートである。この当選フラグクリア処理では、1ゲーム中に内部抽選等によってセットされた当選フラグを、当選フラグの種類とゲームの結果に基づいて1ゲームの終了時にクリアする、又はクリアしないで次ゲームに持ち越しすることを行う。
本発明の第2実施形態に係るスロットマシン1bについて説明する。スロットマシン1bは上述のスロットマシン1と同様の構成を有する。よって、以降の説明では、スロットマシン1の説明で用いた各部の名称および符号をそのまま用いる。スロットマシン1bがスロットマシン1と異なる点は次の2点である。
(α)特定賞として小役A賞(第1特定賞)及び小役B賞(第2特定賞)に代えて、小役D賞(第1特定賞)及び小役E賞(第2特定賞)を設けた点
(β)RT開始出目が表示される条件が、特定賞の当選ゲームでの停止操作順序の一致した場合に代えて、特定賞の入賞を取りこぼした場合とする点
以降の説明では、これらの点に関連してスロットマシン1bがスロットマシン1と異なる点について説明する。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に述べる各種の変形が可能である。
(1)上述した実施形態では、BB1ゲーム及びBB2ゲームの終了後にRT1ゲームが開始するものとして例示したが、図31に示すように、一方のBBゲーム(BB1ゲーム)が終了してもRT1ゲームに移行せずに通常ゲームに戻り、他方のBBゲーム(BB2ゲーム)が終了した場合にRT1ゲームへ移行するようにしてもよい。この場合、BB2ゲームを本来の遊技者に有利なボーナスゲームとすることもできるが、BB2ゲームの終了条件とする獲得枚数を15枚と設定する。したがって、BB2ゲームが開始されても1〜2ゲームで終了し、RT1ゲームに移行する。したがってBB2ゲームを開始するBB2賞は、BB2ゲームでの出玉が少ないことから小役賞と同程度に高確率にできる。つまり、内部抽選でBB2賞を含んで抽選を実行することは、RT1ゲームの開始を抽選で決定するものとして機能する。一方、RT1ゲームを終了させる機能となる特定賞である小役D賞と小役E賞の配当数を例えば投入枚数と同じ3枚のように低く設定することにより出玉の影響を与えないため、小役D賞及び小役E賞の確率を高く設定することができる。したがって、小役D賞と小役E賞の当選報知をコントロールすることにより、報知内容にしたがって容易にRT1ゲームを継続できるモードや、遊技者の勘に任せてRT1ゲームを継続できるか否かを楽しむモードを搭載した遊技性の高いスロットマシンを提供できる。さらに、この当選報知をコントロールすることにより、出玉率の制御を行うようにしてもよい。具体的には出玉率が一定の数値を下回った場合に当選報知の頻度を高め、出玉率が一定の数値を上回った場合に当選報知の頻度を低めるようにする。
13a、13b、13c リールストップボタン
12 スタートレバー
101 CPU
L1〜L5 入賞ライン
R1 左リール
R2 中リール
R3 右リール
Claims (5)
- 各々に複数種類の図柄が配置され可変表示が可能な複数の表示列と、前記可変表示を開始させる指示を遊技者が入力するための開始操作手段と、前記複数の表示列に対応して設けられ前記可変表示を停止させる指示を遊技者が入力するための複数の停止操作手段とを備え、前記複数の表示列の各々について図柄が表示される位置として複数の表示位置があり、複数の入賞ラインの各々は前記複数の表示列ごとに特定した一つの表示位置の組であり、ゲームの結果として遊技者に付与される遊技価値として複数の賞があり、前記複数の表示列の可変表示が停止した状態における前記入賞ライン上の停止態様が所定の態様の場合に賞に入賞し、入賞した賞に応じて予め定められた遊技価値を付与し、前記複数の賞には付与される遊技価値として遊技媒体の払い出しを伴う小役賞と、付与される遊技価値として前記遊技媒体の支払いなしに次のゲームを開始する条件を付与する再遊技賞と、付与される遊技価値としてゲームの種類を所定のゲームに移行させる開始賞とが含まれ、前記開始賞には特別ゲームを開始する特別ゲーム開始賞が含まれ、通常ゲーム、第1の再遊技当選高確率ゲーム、及び前記特別ゲームを含む複数種類のゲームを実行可能なスロットマシンであって、
抽選を実行して抽選結果を示す抽選情報を生成し、前記通常ゲーム、及び前記第1の再遊技当選高確率ゲームの抽選対象には、前記複数の賞の一部であって入賞となる停止態様が互いに相違する複数の特定賞、前記特別ゲーム開始賞及び前記再遊技賞を含み、且つ、前記第1の再遊技当選高確率ゲームでは前記再遊技賞が抽選で選択される当選確率が前記通常ゲームより高くなるように設定する抽選手段と、
前記入賞ラインから所定範囲内にある図柄を当該入賞ラインに引き込むように前記複数の表示列の可変表示を停止させる位置を制御可能な停止制御手段と、
前記第1の再遊技当選高確率ゲームにおいて、前記複数の表示列の停止態様が特定停止態様である場合、当ゲームで前記第1の再遊技当選高確率ゲームを終了させ、前記複数の表示列の停止態様が前記特定停止態様でない場合、前記第1の再遊技当選高確率ゲームを継続させるゲーム管理手段とを備え、
前記所定範囲の図柄数を第1の数とし、前記複数の入賞ライン上に位置する表示位置の数を第2の数としたとき、複数の特定賞の各々において当該特定賞を構成する図柄と図柄の間隔のうち少なくとも一つの間隔を、前記第1の数と前記第2の数の合計数以上となるように配置し、
前記停止制御手段は、
前記抽選情報が前記複数の特定賞のうちいずれかの当選を示す前記通常ゲーム及び前記第1の再遊技当選高確率ゲームにおいて、
前記入賞ラインから前記所定範囲内に前記抽選情報の示す特定賞を構成する図柄が位置する場合、当該図柄を当該入賞ライン上に引き込むように前記複数の表示列の各々を制御し、
前記入賞ラインから前記所定範囲内に前記抽選情報の示す特定賞を構成する図柄が位置しない場合、前記特定停止態様となるように前記複数の表示列の各々を制御し、
前記特定停止態様は、前記入賞ライン上の図柄の組からなり、前記特定賞を構成する図柄の組と前記特定停止態様を構成する図柄の組は、前記複数の表示列のうち特定の表示列の図柄について相違し、前記複数の表示列のうち前記特定の表示列を除く他の表示列の図柄については一致し、
前記特定の表示列において、前記各特定賞を構成する図柄と図柄の間隔のうち少なくとも一つの間隔を、前記合計数以上となるように配置し、
前記他の表示列において、前記特定停止態様を構成する図柄と図柄の間隔を前記所定範囲内となるように配置し、
前記特定の表示列において、前記所定範囲内で移動させて入賞ライン上に賞を構成する図柄を停止することが可能な前記表示列上の図柄の範囲を入賞範囲としたとき、各特定賞に応じた入賞範囲が重複せず、
前記複数種類のゲームは第2の再遊技当選高確率ゲームを含み、
前記抽選手段は、前記第2の再遊技当選高確率ゲームの抽選対象には、複数の前記小役賞、前記特別ゲーム開始賞及び前記再遊技賞を含み、且つ、前記第2の再遊技当選高確率ゲームにおける前記再遊技賞が抽選で選択される当選確率を前記通常ゲームにおける前記再遊技賞が抽選で選択される当選確率より高く設定し、
前記ゲーム管理手段は、前記第1の再遊技当選高確率ゲームにおいて、前記複数の表示列の停止態様が特定停止態様である場合、当ゲームで前記第1の再遊技当選高確率ゲームを終了させ、次ゲームからのゲームの種類を前記第2の再遊技当選高確率ゲームに移行させ、前記複数の表示列の停止態様が前記特定停止態様でない場合、前記第1の再遊技当選高確率ゲームを継続させる
ことを特徴とするスロットマシン。 - 前記特定の表示列において、前記特定停止態様を構成する図柄と図柄の間隔を前記所定範囲内となるように配置することを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。
- 所定の条件を充足するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段によって前記所定の条件を充足すると判定され、且つ前記抽選情報が複数の特定賞の一部又は全部のいずれかの当選を示すゲームにおいて、当選した前記特定賞を報知する報知手段と、
を備えることを特徴とする請求項1乃至2のうちいずれか1項に記載のスロットマシン。 - 前記ゲーム管理手段は、前記第1の再遊技当選高確率ゲームに移行したゲームから第1のゲーム数を経過するまでのゲームを前記第1の再遊技当選高確率ゲームとして管理し、前記第1の再遊技当選高確率ゲームが終了するとゲームの種類を通常ゲームに移行させ、前記第1のゲーム数を、前記特別ゲーム開始賞が抽選で選択される当選確率の逆数よりも大きく設定することを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載のスロットマシン。
- 前記ゲーム管理手段は、前記第2の再遊技当選高確率ゲームに移行したゲームから第2のゲーム数を経過するまでのゲームを前記第2の再遊技当選高確率ゲームとして管理し、前記第2の再遊技当選高確率ゲームが終了するとゲームの種類を通常ゲームに移行させ、前記第2のゲーム数を、前記小役賞に含まれる各賞が抽選で選択される当選確率の合計である合成確率の逆数よりも小さく設定することを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載のスロットマシン。
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