JP4952512B2 - 搬送台車 - Google Patents

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Description

本発明は工場等で製品等が収納された搬送物を所定の位置から他の位置まで搬送する搬送台車に係るもので、特に高い位置の搬送物を搬入し、低い位置へ搬出する搬送台車に好適である。
従来、図7(a)に示すように完成品置場(シュート)のローラーコンベア1に載置された製品等が収納された搬送物2を倉庫のローラーコンベア3に移動して搬送する場合、作業者Aが完成品置場のローラーコンベア1から搬送物2を取って持ち、倉庫の方へ歩いて運び、倉庫のローラコンベア3の上に載置して搬送物2の搬送を行っている。そして搬送物2の重量は5〜10Kg程度、一日の搬送回数はほぼ340回程度を要している。
また、完成品置場のローラーコンベア1の高さH1(740mm程度)は倉庫のローラコンベア3の高さH2(530mm程度)より高くなっており、作業者2の搬送範囲も図7(b)に示すように完成品置場と倉庫との距離Lは6mほどあり、また、倉庫の間口M(幅)は18mほどあり、作業者Aは重量のある搬送物2を、高さの異なる2位置間で相当の距離を持って搬送している。そのため作業者に多大な負荷がかかっている。
また、従来より搬送物の搬送に搬送台車が使用されているが、従来の搬送台車を高さの異なる2位置間の搬送に使用した場合、搬送物を作業者が搬送台車に載せたり、搬送台車から降ろしたりしなければならず、やはり従来の搬送台車を使用しても作業者に相当の負荷がかかるという問題がある。
下記特許文献1に記載の搬送台車においても上述した同様の問題がある。
特開2004−224229号公報
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、移動可能な搬送台車基台と搬送物を載置すると共に前記搬送物が滑動する滑道具を有する荷台との間に前記荷台を上下方向に移動させながら前後部方向に移動させると共に前記荷台を前部側方向に移動させた際に前記荷台を前部側が低くなるように傾斜させる荷台揺動手段を設けることにより、一方の位置から低い他方の位置への搬送物の搬送を作業者が直接持ち運びすることなく可能にして作業者の搬送作業の負荷を大幅に低減できる搬送台車を提供することにある。
請求項1に係る発明では、移動可能な搬送台車基台と、搬送物を載置すると共に前記搬送物が滑動する滑動具を有する荷台と、前記搬送台車基台と前記荷台との間に設けられ、前記荷台を上下方向に移動させながら前後部に移動させると共に前記荷台を前部側に移動させた際に前記荷台を前部側が低くなるように傾斜させる荷台揺動手段と、前記搬送台車基台に設けられ、前記荷台を後部側に移動させた際に前記荷台揺動手段を所定の位置に停止させる荷台後部側位置停止手段と、前記搬送台車基台に設けられ、前記荷台を前部側に移動させた際に前記荷台揺動手段を所定の位置に停止させる荷台前部側位置停止手段とを備え、前記搬送台車基台の前部側には前記搬送台車基台の位置を定め停止させる搬送台車基台位置停止手段が設けられ、前記搬送台車基台位置停止手段は前記搬送台車基台に取付けられ前部側に直線状に伸長すると共に後部側へ折れ曲がる伸長折曲金具と、前記伸長折曲金具の先端にほぼ垂直状態になるように固定されたバンパーを有し、前記荷台の後部側への移動に伴って作動する収納手段により前記搬送台車基台と前記荷台との間に収納されることを特徴とする。
上記構成によれば、前記荷台揺動手段により前記荷台の高さを搬送物の搬入高さ及び搬出高さに設定できると共に前記荷台を前部側方向に低く傾斜させることができ、前記搬送台車基台位置停止手段を所定の機材に当接させるだけで前記搬送台車基台を所定の位置に停止させることができるので、目視等による停止位置の確認を要せず、従って作業者の搬送作業の負荷を軽減することができる。
また、搬送物の搬入が容易となり、且つ搬送物の搬出も自重滑動させることができ作業者の搬送物の搬送作業の負荷を大幅に低減できる。また、前記荷台後部側位置停止手段と荷台前部側位置停止手段とを備えているから、搬送物が載置された前記荷台を所定の位置に確実に停止させることができる。
また、前記搬送台車基台と機材との距離が正確に定まるので、前記荷台を前部側へ揺動移動させた際、前記荷台の前部が倉庫の機材等に乗り上げるのを防止できる。
加えて、搬送物を排出する倉庫等の機材に前記バンパーを当接させて前記荷台の前部側の位置、高さを設定でき、従って、搬送物の倉庫等への搬出を可能にする。
また、前記バンパー、伸長折曲金具は前記搬送台車基台と前記荷台との間に収納されるから他の機材等への当たりや引っ掛りがない。
請求項2に係る発明では、前記収納手段は一端が前記前記伸長折曲金具の先端に揺動自在に接続され他端が前記荷台の後部側近傍に伸びる操作レバーと、前記操作レバーの後部側近傍に前記操作レバーから突出た係止レバーと、前記荷台の側面からほぼ水平方向に突出ており前記荷台の後部側への移動に伴って前記係止レバーと係合し前記操作レバーを後部側へ移動させる係止ピンとを備えていることを特徴とする。
上記構成によれば、前記荷台の後部側への移動に伴って前記係止ピンと前記係止レバーとの係合により前記操作レバーを後部側へ自動的に移動させているから、作業者の収納作業を廃止でき搬送作業を軽減できる。
請求項3に係る発明では、前記荷台揺動手段は前記搬送台車基台と前記荷台とに揺動自在に取付けられた同じ長さL1の一対の前部側ロッド及び一対の後部側ロッドを有し、前記荷台側の前部側ロッドと後部側ロッドとの荷台側ロッド間長さL2を前記搬送台車基台側の前部側ロッドと後部側ロッドとの搬送台車基台側ロッド間長さL3より僅かに長く設定されていることを特徴とする。
上記構成によれば、前記荷台の上下方向移動に伴う前後部方向移動の揺動及び前記荷台の前部側方向への傾斜を確実に行うことができる。
請求項4に係る発明では、前記前部側ロッドには、前記荷台が前記荷台後部側位置停止手段により所定の位置に停止すると前記荷台に載置された搬送物が前部側へ移動するのを阻止する搬送物移動停止手段が設けられていることを特徴とする。
上記構成によれば、前記搬送物移動停止手段によって前記荷台の搬送物の移動落下を確実に防ぐことができる。
請求項5に係る発明では、前記搬送台車基台には当該搬送台車基台の後部側に当該搬送台車基台の移動をロックさせる停止ロック装置が取付けられていることを特徴とする。
上記構成によれば、停止ロック装置を設けているから、搬送物を前記荷台に搬入する際の前記搬送台車基台の移動を防止でき、安全確実に搬送物の前記荷台への搬入ができる。
請求項6に係る発明では、前記停止ロック装置は足踏みで作動することを特徴とする。
上記構成によれば、前記停止ロック装置を足踏みで作動させているから、作業者の搬送作業における動きを極めて簡素にすることができる。
請求項7に係る発明では、前記滑動具はローラーコンベアーであることを特徴とする。
上記構成によれば、ローラーコンベアーを使用しているから、搬送物の搬入、搬出時の移動を確実、スムースに行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図に基づき説明する。図1、図2は本発明になる搬送台車の基本構造を示すもので、図2は図1の後部側から見た側面図である。説明文中「前部側」、「後部側」及び「上方向」、「下方向」の記載は図中に図示する方向を示す。
本発明搬送台車の基本構造は移動可能な搬送台車基台10、搬送物2が載置される荷台20、搬送台車基台10と荷台20との間に取付けられた荷台揺動手段30を備えている。
搬送台車基台10は金属パイプ材よりなる4本(2本は図面の垂直方向にあるため図示されない)の支柱11及び同材の横棒12で矩形状に組立てられている。支柱11の下部にはロック付きキャスター13がそれぞれ取付けられている。また、搬送台車基台10の後部側の2本の取付け棒14bの方中央部には足踏みで操作する足踏みペダル14a付きの停止ロック装置14が取付けられており、ペダル14aを踏むと停止ロック装置14が上下方向に伸びて地面に当接し搬送台車基台10の後部側を持ち上げ搬送台車基台10の移動をロックする。なお、当該停止ロック装置14は通常使用されているものである。
荷台20も金属パイプ材よりなる横棒21で矩形状に組立てられおり、後部側には同材の把手棒22が横棒21に直角に取付けられている。把手棒22には把手23が水平に取付けられている。また、荷台20の上面の両側には滑動具としてのローラーコンベアー24が一対取付けられており、載置される搬送物2の滑動を良好にする。
荷台揺動手段30は一対の前部側ロッド31と一対の後部側ロッド32を有し、両ロッド31、32の長さは同じであり、搬送台車基台10と荷台20にそれぞれヒンジ33を介して揺動自在に取付けられている。各ロッド31、32の長さL1を本例では247mmに設定している。なお、ロッド31、32の長さL1とは両端のヒンジ33間の長さである。
また、荷台20側の前部側ロッド31と後部側ロッド32との荷台側ロッド間長さL2は搬送台車基台10側の前部側ロッド31と後部側ロッド32との搬送台車基台側ロッド間長さL3より僅かに長く設定されている。本例では荷台側ロッド間長さL2を370mm、搬送台車基台側ロッド間長さL3を357mmに設定している。なお、荷台側ロッド間長さL2、搬送台車基台側ロッド間長さL3とはヒンジ33間の長さである。
荷台20側ロッド間長さL2を搬送台車基台10側ロッド間長さL3より僅かに長く設定することにより、前部側ロッド31と搬送台車基台10の横棒12とのなす角度Xが後部側ロッド32と横棒12とのなす角度Yより小さい状態をなす。なお、角度X、角度Yは図示するように前部側の角度を言う。
荷台20側ロッド間長さL2を搬送台車基台10側ロッド間長さL3より僅かに長く設定することにより、両ロッド31、32の揺動により荷台20は前部側へ揺動移動すると図1の点線で示すように荷台20はその前部側が低くい傾斜状態を呈する。この傾斜状態は荷台20側ロッド間長さL2と搬送台車基台10側ロッド間長さL3との比が大きくなるに連れ、或は荷台20の前部側への移動を多くすると、角度差(Y−X)が次第に大きくなり荷台20は次第に前部側への傾斜度合いが増す(急傾斜状態)。本発明では荷台20を前部側方向へ傾斜させることにより、搬送物2の搬出時ローラーコンベアー24を介しその自重を利用して行っている。
また、搬送台車基台10の後部側には荷台20を後部側へ揺動移動させた際(図1の実線で示す状態)、荷台揺動手段30の後部側ロッド32を所定位置に停止させる荷台後部側停止手段15が設けられている。具体的には図2に示すように両支柱11、11を接続している横棒15である。この荷台後部側停止手段15によって荷台20は水平状態もしくはやや後部側が前部側より下がった状態を呈する。従って、荷台20の搬送物2は安定状態に載置される。
また、搬送台車基台10の前部側には荷台20を前部側へ揺動移動させた際(図1の点線で示す状態)、荷台揺動手段30の前部側ロッド31を所定位置に停止させる荷台前部側停止手段16が設けられている。具体的には荷台後部側停止手段15と同様両支柱11、11を接続している横棒16である。この荷台前部側停止手段16によって荷台20は前部側へ低く傾斜した状態を保ち所定の高さ、すなわち倉庫のローラーコンベアー3の高さH2を維持する。従って、荷台20の搬送物2はローラーコンベアー24を介して前部側へ滑動する状態になる。なお、荷台前部側停止手段16としての横棒16が前部側の一対の支柱11、1より少なくとも支柱11、11の幅(径)分だけ内側(後部側)に位置して固定されている。これは後述するように伸長折曲金具52のヒンジ51が支柱11、11のほぼ中心に位置し、伸長折曲金具52がヒンジ51で折れ曲がった際、伸長折曲金具52が横棒16に当接しないようにするためである。
図3(a)、(b)により上記構成になる本発明搬送台車による搬送物2の搬入、搬出を説明する。
まず、図3(a)に示すように搬送台車基台10の前部側のキャスター13を完成品置場のローラーコンベアー1の支柱に当接させて位置を定める。位置が定まると停止ロック装置14のペダル14aを作業者が踏み、搬送台車基台10の後部側のキャスター13を浮き上がらせ搬送台車基台10の位置をロックする。この時、荷台20は実線で示す後部側に揺動した位置を呈する。
次に荷台20の把手23を前部側へ押すと荷台揺動手段30の前部側ロッド31、後部側ロッド32が前部側へ揺動移動し、荷台20の前部が完成品置場のローラーコンベアー1に当接する。この場合完成品置場のローラーコンベアー1の高さと荷台20のローラーコンベアー24の高さが同じになるように前部側ロッド31、後部側ロッド32の長さが設定されている。また、この状態では荷台20は極僅かに前部側に傾斜した状態を呈しているが搬送物2の完成品置場のローラーコンベアー1から荷台20のローラーコンベアー24への搬入にはほとんど支障を来たさない。また、本例では完成品置場のローラーコンベアー1の高さが倉庫のローラーコンベア3の高さより高いので、荷台20の前部側への移動距離は小さくてよく、キャスター13が最も前部側に位置するためキャスター13を完成品置場のローラーコンベアー1に当接して搬入時の搬送台車基台10の位置を定める。従って、搬入時は前部側ロッド31は荷台前部側停止手段16(横棒16)に当接しない。
搬送物2が荷台20のローラーコンベアー24上に載置されると把手23を後部側に引き、前部側ロッド31、後部側ロッド32を後部側へ揺動させ後部側ロッド32を荷台後部側停止手段15に当接して荷台20の後部側の位置を定める。
次に図3(b)に示すように搬送台車基台10を倉庫のローラーコンベアー3の近傍の所定の位置に止め停止ロック装置14で搬送台車基台10を停止ロックする。荷台20の把手23を前部側へ押出すと荷台揺動手段30の前部側ロッド31、後部側ロッド32が前部側へ揺動移動し、荷台20は点線で示すように前部側へ低く傾斜し、荷台20の前部が倉庫のローラーコンベアー3に当接する。この場合、倉庫のローラーコンベアー3の高さH2が完成品置場のローラーコンベアー1の高さに比べて低い(本例では高さの差は210mm程度)ので荷台20の前部側への傾斜はかなり生じる。そのため荷台20のローラーコンベアー24上の搬送物2はローラーコンベアー24を介して自重により滑動し、倉庫のローラーコンベアー3上に移動し載置される。
このように本発明においては、荷台揺動手段30により荷台20の高さを搬送物2の搬入高さ及び搬出高さに設定して荷台20を前部側方向に低く傾斜させることができ、従って、搬送物2の搬入が容易となり、且つ搬送物の搬出も自重滑動させることができ作業者の搬送物の搬送作業の負荷を大幅に低減できる。また、荷台後部側位置停止手段15及び荷台前部側位置停止手段16を備えているから搬送物2が載置された荷台20を所定の位置(搬送物の搬入位置及び搬出位置)に停止維持させることができる。
次に図4(a)、(b)により本発明における搬送物移動停止手段40を説明する。前部側ロッド31にこの前部側ロッド31に対して所定の角度Zで前部側及び上方向へ伸びる停止棒41が固定されている。この搬送物移動停止手段40の停止棒41は図4(b)に示すように前部側ロッド31、後部側ロッド32を後部側へ揺動させ後部側ロッド32を荷台後部側停止手段15に当接して荷台20の後部側の位置を定めた状態で荷台20の面に対してほぼ直交する状態を呈する。従って、本発明の搬送台車をその荷台20に搬送物2を載置した状態で移動しても搬送物2が荷台20から移動し落下するのを防止できる。なお、停止棒41が荷台20内に揺動する領域には停止棒41と当接する部材は設けられていない。また、本例では停止棒41の前部側ロッド31に対する取付け角度Zは40〜45°である。
図3(b)に示す状態では搬送台車基台10の停止位置は床に前部側のキャスター13の停止線を画く等して定めることができるが、搬送台車基台10の停止位置を正確かつ迅速に設定するために本例では搬送台車基台位置停止手段とその収納手段が設けられている。以下図5、図6、図7により構成、作用を説明する。図5(a)、(b)、(c)は搬送台車基台位置停止手段50をセットする状態を示し、図6(a)、(b)、(c)は搬送台車基台位置停止手段50を搬送台車基台10と荷台20との間に収納手段60により収納する状態を示す。図7は搬送台車基台位置停止手段50及び収納手段60の一部を示す前部側斜視図である。
図5、図7において、搬送台車基台10の前部側の一対の横棒12には接続横棒12aが固定され、この接続横棒12aに直線状に前部側へ水平方向に伸長すると共にヒンジ51により90°以上折れ曲がる一対の伸長折曲金具52が取付けられ、その先端は金具接続横棒52aで接続固定されている。金具接続横棒52aには水平方向直線状態の伸長折曲金具52とほぼ直交(垂直)して上方に伸びるパイプ材のバンパー53が固定されている。また、一対の横棒12には接続補助棒12bが水平に固定されおり、伸長折曲金具52が直線状伸長状態になった時の伸長折曲金具52の支え補助をする。従って、接続補助棒12bは伸長折曲金具52の厚み分だけ横棒12の水平位置より低い位置に固定されている。また、一対のヒンジ51は伸長折曲金具52において支柱12の近傍に位置している。
バンパー53は水平方向に伸び(図5では図面と直交方向に伸びている)金具接続横棒52aと共に四角状(パイプ材で四角状に組立てられた矩形状)になっており、バンパー53の当接領域(面積)を広くしている。この伸長折曲金具52(金具接続横棒52aも含む)とバンパー53で搬送台車基台位置停止手段50を構成している。
なお、バンパー53は伸長折曲金具52の位置状態(例えば水平方向より上方向に少し傾斜した状態)に係わらず常に上方垂直(鉛直)状態になるように伸長折曲金具52の固定されていることが望ましい。また、バンパー53の上方垂直方向の高さ、水平方向(図5においては図面と直交する方向)の幅は使用する状況の応じて適宜その寸法を設定すればよい。また、バンパー53には当接力が作用するため伸長折曲金具52とは強固に固定することが望ましい。伸長折曲金具52は直線状に前部側へ水平方向に伸長して位置状態が定まる構造が最も望ましい。これはバンパー53に作用する当接力が水平方向であるため、この水平方向当接力を伸長折曲金具52が上下方向に作用されることなく受け止めることができるためである。
次に、収納手段60の構成を説明する。伸長折曲金具52の先端とバンパー52とを接続する金具接続横棒52aに荷台20の後部側近傍に伸びる操作レバー61が揺動自在に接続されている。操作レバー61は伸長折曲金具52、バンパー53に対して所定の間隔(図5においては図面の直交方向の間隔)を持って接続されている。
操作レバー61の後部側近傍には操作レバー61から斜め外側下方へ突出た係止レバー62が設けてある。これは係止レバー62は垂直下方に突出ていないので、その先端の位置は垂直下方に突出した場合より高い位置を保ち、後述する係止ピン25が後部側から前部側へ移動する際、係止ピン25が係止レバー62の先端部に接触しても係止レバー62が押上げられ易いようにしているためである。
また、荷台20の側面には水平方向へ突出た断面円形の棒状係止ピン25が設けられており、係止ピン25の長さは操作レバー61の位置より外側方向に充分長くしてあり、係止ピン25が係止レバー62と確実に係合する長さになっている。なお、操作レバー61には荷台20に保持するための操作レバー保持部63が設けてある。
上記操作レバー61、係止レバー62及び係止ピン25により搬送台車基台位置停止手段50を搬送台車基台10と荷台20との間に収納する収納手段60を構成している。
以下、収納手段60の作用を説明する。先ず、図5(a)に示すように荷台20が後部側に位置した状態で倉庫の近傍に本発明搬送台車が移動してくる。この時、停止ロック装置14はロックが外れた状態になっている。
次に、図5(b)に示すように操作レバー61の操作レバー保持部63を荷台20から外して操作レバー61を前部側へ移動させる。操作レバー61の前部側への移動により搬送台車基台位置停止手段50の伸長折曲金具52とバンパー53がその自重により前部側へ揺動移動し伸長折曲金具52は水平状態、バンパー53はほぼ垂直状態を呈する。これにより搬送台車基台位置停止手段50が設定され倉庫のローラーコンベアー3に当接して搬送台車基台10の位置を設定できる。その後、停止ロック装置14を操作して搬送台車基台10をロックする。
このように搬送台車基台10の前部側に搬送台車基台位置停止手段50を設けることにより、搬送台車基台位置停止手段50を所定の機材本例では倉庫のローラーコンベアー3に当接させるだけで搬送台車基台10を所定の位置に停止させることができるので、目視等による停止位置の確認を要せず、従って作業者の搬送作業の負荷を軽減することができる。また、搬送台車基台位置停止手段50を設けることにより、搬送台車基台10の前部側とローラーコンベアー3との距離を正確にとることができるので、荷台20を前部側へ揺動移動させた際、荷台20の前部が倉庫のローラーコンベアー3に乗り上げるのを防止できる。また、操作レバー61を前部側へ移動させると重心が前部側に移動して伸長折曲金具52とバンパー53は自重で図示するよな水平、垂直状態になる。従って、操作レバー61を前部側へ長く移動させる必要はない。
次に、図5(b)に示す状態から、作業者が搬送台車基台10の例えば取り付け棒14bに片足を掛け踏み押さえながら荷台20を前部側へ移動させる。この時、係止ピン25は係止レバー62の先端部に軽く接触するが、係止ピン25は係止レバー62を軽く擦るながら前部側へ移動する。次に、図5(c)示すように荷台20を前部側へ移動させると上述したように荷台20は前部側へ低く傾斜し、その先端すなわち荷台20のローラーコンベアー24の先端が倉庫のローラーコンベアー3の高さと一致し、荷台20の搬送物2が倉庫のローラーコンベアー3上に移動載置される。この荷台20の前部側への移動により、係止ピン25も一緒に移動するが図示するように係止ピン25は操作レバー61の後部側に位置している。すなわち、係止ピン25は操作レバー61を通過しない。以上が搬送台車基台位置停止手段50をセットする作動である。
次に、図6(a)、(b)、(c)では搬送台車基台位置停止手段50を搬送台車基台10と荷台20との間に収納手段60により収納する作用を説明する。
先ず、図6(a)に示すように、停止ロック装置14のロックを外し作業者が搬送台車基台10の例えば取付け棒14bに片足を掛け踏み押さえながら荷台20を後部側へ移動させる。荷台20の後部側への移動により係止ピン25も一緒に後部側へ移動し始める。停止ロック装置14のロックを外すと倉庫のローラーコンベアー3とバンパー53との当接力が緩み、荷台20の移動が容易になる。また、停止ロック装置14のロックを外した後、搬送台車基台10を少し後部側へ移動させ、バンパー53をローラーコンベアー3から離し、ローラーコンベアー3とバンパー53とを当接力を完全に無くした後荷台20を後部側へ移動させてもよい。
次に、図6(b)に示すように、荷台20の移動と共に係止ピン25は操作レバー61を前部側から後部側へ通過し、係止レバー63に係合する。係止ピン25が操作レバー61を通過する際上述したように操作レバー61と極軽微な接触があるが擦って通過する。更に、荷台20を後部側へ移動させると係止ピン25も後部側へ移動し、係合している係止レバー62を移動させる。すなわち操作レバー61を後部側へ移動させようとする。操作レバー61の後部側への移動力により、操作レバー61と先端で揺動自在に接続されている搬送台車基台位置停止手段50としての伸長折曲金具52がヒンジ51の作用により後部側へ90°以上折れ曲る。これにより伸長折曲金具52と固定されているバンパー53は更に後部側に揺動しながら移動する。そしてさらに荷台20を後部側へ移動させると係止ピン25も係止レバー62を外方へ押上げて後部側へ移動する。
このようにして搬送台車基台位置停止手段50(伸長折曲金具52、バンパー53)は搬送台車基台10と荷台20との間に収納される。従って、他の機材等への当たりや引っ掛りを防止できる。なお、この時伸長折曲金具52が折れ曲がり更にバンパー53が伸長折曲金具52に対してほぼ垂直に固定されているので、伸長折曲金具52とバンパー53は図5(c)に示すように後部側へ且つ上方向に大きく折れ曲り、前述したように荷台前部側位置停止手段16としての横棒16に当接することはない。
なお、係止ピン25と係止レバー63との係合により操作レバー61が後部側へ移動し始めると伸長折曲金具52とバンパー53も後部側へ揺動移動し、伸長折曲金具52とバンパー53との自重により伸長折曲金具52とバンパー53が後部側への揺動を続けるため、操作レバー61も自動的に後部側へ移動する。そのため作業者は操作レバー61を後部側へ移動(引く)させることなく、荷台20のみを後部側へ移動させるだけで操作レバー61は一緒に元の位置に戻る。従って、作業者の搬送作業における操作レバー61の戻し操作を省くことができ、搬送作業を軽減できる。以上が搬送台車基台位置停止手段50を搬送台車基台10と荷台20との間に収納手段60により収納する作用である。
本発明になる搬送台車の実施形態を示す正面図である。 図1の後部側から見た側面図である。 (a)、(b)はそれぞれ本発明になる搬送台車の作用説明に供する図である。 (a)、(b)はそれぞれ本発明搬送台車における搬送物移動停止手段40の構成及び作用説明に供する図である。 (a)、(b)、(c)はそれぞれ本発明搬送台車における荷台前部側位置停止手段50をセットする状態の説明に供する図である。 (a)、(b)、(c)はそれぞれ本発明搬送台車における搬送台車基台位置停止手段50を搬送台車基台10と荷台20との間に収納手段60により収納する状態の説明に供する図である。 本発明搬送台車における搬送台車基台位置停止手段50及び収納手段60の一部を示す前部側斜視図である。 (a)、(b)はそれぞれ従来の搬送物搬送状態の説明に供する図である。
符号の説明
2 搬送物
10 搬送台車基台
11 支柱
12 横棒
14 停止ロック装置
14b 取付け棒
15 荷台後部側位置停止手段
16 荷台前部側位置停止手段
20 荷台
24 滑動具をなすローラーコンベアー
25 係止ピン
30 荷台揺動手段
31 前部側ロッド
32 後部側ロッド
40 搬送物移動停止手段
41 停止棒
50 搬送台車基台位置停止手段
51 ヒンジ
52 伸長折曲金具
53 バンパー
60 収納手段
61 操作レバー
62 係止レバー
L1 前部側ロッド及び後部側ロッドの長さ
L2 荷台側ロッド間長さ
L3 搬送台車基台側ロッド間長さ

Claims (7)

  1. 移動可能な搬送台車基台と、
    搬送物を載置すると共に前記搬送物が滑動する滑動具を有する荷台と、
    前記搬送台車基台と前記荷台との間に設けられ、前記荷台を上下方向に移動させながら前後部に移動させると共に前記荷台を前部側に移動させた際に前記荷台を前部側が低くなるように傾斜させる荷台揺動手段と、
    前記搬送台車基台に設けられ、前記荷台を後部側に移動させた際に前記荷台揺動手段を所定の位置に停止させる荷台後部側位置停止手段と、
    前記搬送台車基台に設けられ、前記荷台を前部側に移動させた際に前記荷台揺動手段を所定の位置に停止させる荷台前部側位置停止手段とを備え、
    前記搬送台車基台の前部側には前記搬送台車基台の位置を定め停止させる搬送台車基台位置停止手段が設けられ、
    前記搬送台車基台位置停止手段は前記搬送台車基台に取付けられ前部側に直線状に伸長すると共に後部側へ折れ曲がる伸長折曲金具と、前記伸長折曲金具の先端にほぼ垂直状態になるように固定されたバンパーを有し、前記荷台の後部側への移動に伴って作動する収納手段により前記搬送台車基台と前記荷台との間に収納されることを特徴とする搬送台車。
  2. 前記収納手段は一端が前記前記伸長折曲金具の先端に揺動自在に接続され他端が前記荷台の後部側近傍に伸びる操作レバーと、前記操作レバーの後部側近傍に前記操作レバーから突出た係止レバーと、前記荷台の側面からほぼ水平方向に突出ており前記荷台の後部側への移動に伴って前記係止レバーと係合し前記操作レバーを後部側へ移動させる係止ピンとを備えていることを特徴とする請求項1記載の搬送台車。
  3. 前記荷台揺動手段は前記搬送台車基台と前記荷台とに揺動自在に取付けられた同じ長さL1の一対の前部側ロッド及び一対の後部側ロッドを有し、前記荷台側の前部側ロッドと後部側ロッドとの荷台側ロッド間長さL2を前記搬送台車基台側の前部側ロッドと後部側ロッドとの搬送台車基台側ロッド間長さL3より僅かに長く設定されていることを特徴とする請求項1又は2記載の搬送台車。
  4. 前記前部側ロッドには、前記荷台が前記荷台後部側位置停止手段により所定の位置に停止すると前記荷台に載置された搬送物が前部側へ移動するのを阻止する搬送物移動停止手段が設けられていることを特徴とする請求項記載の搬送台車。
  5. 前記搬送台車基台には当該搬送台車基台の後部側に当該搬送台車基台の移動をロックさせる停止ロック装置が取付けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の搬送台車。
  6. 前記停止ロック装置は足踏みで作動することを特徴する請求項記載の搬送台車。
  7. 前記滑動具はローラーコンベアーであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の搬送台車。
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