JP3262603B2 - ガラス板等の大型板状物のa型及びl型状保管装置 - Google Patents

ガラス板等の大型板状物のa型及びl型状保管装置

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JP3262603B2
JP3262603B2 JP26000492A JP26000492A JP3262603B2 JP 3262603 B2 JP3262603 B2 JP 3262603B2 JP 26000492 A JP26000492 A JP 26000492A JP 26000492 A JP26000492 A JP 26000492A JP 3262603 B2 JP3262603 B2 JP 3262603B2
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直毅 永倉
憲紀 小林
巳知夫 桑原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ビル用ガラス板など
の大型板状物の、側面視A型及びL型形状などをした保
管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばビル用等のガラス板として、25
00mm×4000mm等の非常に大きなサイズのもの
が使用されることがあるが、このような大型ガラス板
は、各工場で製造されたのち、一旦ガラス加工センター
に運び込まれ、そして、そこを拠点として、原寸加工の
上、各建築現場等に配送されていくという過程を経て流
通されるのが一般的である。このため、ガラス加工セン
ターには、小ロット多品種の多量の大型ガラス板を保管
しておく保管倉庫が備えられている。
【0003】そして、この保管倉庫には、大型ガラス板
の保管作業、取出し作業を容易に行い得るように、ま
た、多量のガラス板を保管し得るように、これを立てか
けた状態にして保管する、いわゆる立てかけタイプの保
管装置が備えられている。
【0004】このような保管装置として、従来より、例
えば、第15図に示されるような保管装置(101 )が使
用されている。この保管装置(101 )は、置き馬などと
も称される多数の単位保管装置(102 )…を前後方向に
並列状態に配置して構成されたものとなされている。各
単位保管装置(102 )は、第14図に示されるように、
側面視二等辺三角形状の骨組み構造をなす立てかけ本体
部(103 )と、該立てかけ本体部(103 )の下端部に前
後方向に突出して設けられた、幅方向に複数個の支承用
兼接地用の足部(104 )(104 )(104 )とを有し、足
部(104 )(104 )(104 )の下面が床面(F)に接地
されるものとなされている。そして、立てかけ本体部
(103 )の前後両立てかけ部(103a)(103a)は、地震
時の保管安定性を考慮して、垂直面に対して7.5°の
比較的緩やかな傾斜面に形成され、震度4までの地震で
は大型ガラス板(G)が倒れてしまうことがないように
されている。
【0005】この保管装置(101 )では、大型ガラス板
(G)は、立てられた状態にされて、いずれかの単位保
管装置(102 )に対し、その下縁を足部(104 )(104
)(104 )の上面に支承せしめると共に、その片面を
立てかけ本体部(103 )に立てかけた状態にすることに
よって、保管状態にされる。
【0006】一方、近時、大型ガラス板(G)の搬送作
業のため、第13図に示されるようなグラブなどとも称
される荷役治具(1)が提案されている。
【0007】この荷役治具(1)は、大型ガラス(G)
の片面に沿って配される平面骨組み構造の治具本体部
(2)を備え、その下端部に左右一対の支承爪(3)
(3)が前方突出状態に設けられると共に、該治具本体
部(2)の上寄りの位置に左右一対の昇降自在のL字状
掛止片(4)(4)が設けられ、かつ、治具本体部
(2)の上縁部中央にクレーンフック(6)を掛ける吊
持用係合片(5)が取り付けられたものとなされてい
る。
【0008】大型ガラス板(G)へのこの荷役治具
(1)の取付けは、治具本体部(2)を大型ガラス板
(G)の片面側に沿わせるように配置して支承爪(3)
(3)を大型ガラス板(G)の下縁の下側に配置し、次
いで、掛止片(4)(4)を昇降させてこれをガラス板
(G)の上縁に掛止するというようにして行われる。あ
るいは、荷役治具(1)を大型板状物(G)に沿って下
降させながらその過程で掛止片(4)(4)を同ガラス
板(G)の上縁に掛止し、次いで、支承爪(3)(3)
をガラス板(G)の下縁の下側にまわり込ませるという
ようにして行われる。
【0009】大型ガラス板(G)の搬送は、この荷役治
具(1)の吊持用係合片(5)に掛けたクレーンフック
(6)を上昇し、全体を吊持状態となして行われる。
【0010】そして、大型ガラス板(G)を保管装置
(101 )に立てかける保管作業や、大型ガラス板(G)
を保管装置(101 )から取り出す取出し作業も、上記の
ような荷役治具(1)を用いて、これに大型ガラス板
(G)を保持せしめた状態にして行われている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の保管装置(101 )では、例えば、大型ガラ
ス板(G)の取出し作業において、該大型ガラス板
(G)に上記のような荷役治具(1)を取り付けるの
に、荷役治具(1)を、第15図に示されるように相隣
接する立てかけ本体部(103 )(103 )間に配し、そこ
からこれを下方に移行せしめていくことによって同治具
(1)の支承爪(3)(3)をガラス板(G)の下縁よ
りも下方に位置せしめ、そして、該支承爪(3)(3)
を足部(104 )(104 )(104 )間におけるガラス板
(G)と倉庫床面(F)との間の隙間に挿入する必要が
ある。そのため、保管装置(101 )には、単位荷役装置
(102 )…の配列方向において、ガラス板(G)の保管
スペースが確保される他に余分に、荷役治具(1)の下
端支承爪(3)(3)を、装置(101 )の足部(104 )
上に満載状態に大型ガラス板(G)を支承せしめた状態
においても、上下に自由に移行させうるようにするため
の比較的大きな間隔の治具(1)操作用の前後方向の
きスペースを確保しておくことが必要となって、保管装
置(101 )の設置に広いスペースが必要となり、また、
大型ガラス板(G)が収容効率良く保管されないという
問題を生じていた。
【0012】また、上記のような保管装置(101 )は、
大型ガラス板(G)を立てかけ本体部(103 )…に立て
かけるだけのものであり、そのため、上記のように、地
震時の保管安定性を考慮して立てかけ本体部(103 )の
立てかけ部(103a)(103a)の傾斜角度を上記のような
緩やかな角度に設定する必要があり、それに起因して、
単位保管装置(102 )の立てかけ本体部(103 )…の前
後方向の占有幅が大きなものとなって、上記と同様に、
保管装置(101 )の設置に広いスペースが必要となり、
また、大型ガラス板(G)が収容効率良く保管されない
という問題を生じていた。
【0013】この発明は、上記のような従来の問題点に
鑑み、装置をスペース的に有利に設置することができ、
多品種の大型ガラス板等の大型板状物を収容効率良く保
管することができる、ガラス板等の大型板状物の保管装
置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的において、
明は、ガラス板等の大型板状物が立てかけられる立てか
け本体部と、該立てかけ本体部の下端部に突出状態に設
けられ、立てかけられた大型板状物の下縁を支承する下
縁支承部と、下縁支承部の下部に設けられ、大型板状物
荷役用の治具の下端支承爪が側方から出入れされる治具
爪通し部と、が備えられてなることを特徴とする、ガラ
ス板等の大型板状物の保管装置を要旨とする
【0015】
【作用】発明では、立てかけ本体部に立てかけられて
いる大型板状物を取り出す場合には、荷役治具を、その
支承爪を保管装置の治具爪通し部内に突出せしめた状態
に保持しつつ、立てかけ本体部の側方から内方に向けて
移行させていく。これにより、荷役治具は、立てかけ本
体部に非常に近接した状態を保持しつつ内方に移行され
ていく。そして、荷役治具が大型板状物に沿って配置さ
れた状態となったところで、該荷役治具を上昇せしめ
る。すると、支承爪の上面に大型板状物の下縁が支承さ
れ、大型板状物は荷役治具に保持されて、保管装置から
取り出されていく。
【0016】また、立てかけ本体部に大型板状物を立て
かける保管作業を行う場合には、大型板状物を保持した
荷役治具を立てかけ本体部に沿って下降していく。する
と、その過程で、大型板状物の下縁が装置の下縁支承部
の上面に支承され、治具の支承爪は装置の支承爪通し部
内に導入される。しかるのち、該治具を、その支承爪を
通し部内に突出せしめた状態に保持しつつ、側方に移行
せしめていけば、該治具が取り出される。これにより、
治具は、立てかけ本体部に非常に近接した状態において
取り出される。
【0017】従って、大型板状物の取り出し・保管作業
のいずれにおいても、保管装置に対する荷役治具の出入
れを、治具爪通し部を利用することによって、荷役治具
を立てかけ本体部に常時非常に近接せしめた状態で行う
ことができ、そのため、立てかけ本体部の立てかけ側に
おける荷役治具の出入れ操作用スペースを大幅に狭める
ことができ、保管装置が倉庫等にスペース的に有利に設
置され、大型板状物が収容効率良く保管される
【0018】
【実施例】次に、この発明を、複数枚の大型ガラス板を
積層してユニット化した大型板状物の保管装置に適用し
た実施例について説明する。
【0019】なお、本発明の保管装置は、大型ガラス板
の保管に好適に使用されるものではあるが、これに限定
されるものではなく、その他、大型合成樹脂板等の各種
大型板状物の保管に広く用いられうるものであることは
いうまでもない。
【0020】第1実施例にかかるA型状保管装置(11)
は、第1図ないし第6図、特に第2図に示されるよう
に、多数個の単位保管装置(12)…を並列状態に配列し
て構成されたものである。なお、単位保管装置(12)1
個にて保管装置が構成される場合もある。
【0021】第1図に示される単位保管装置(12)にお
いて、(13)は立てかけ本体部、(14)(14)(14)、
(14)(14)(14)は下縁支承部、(15)(15)は治具
爪通し部、(16)(16)は側縁掛止タイプの傾倒阻止係
合手段である。
【0022】立てかけ本体部(13)は、前後に、傾斜状
の立てかけ部(13a )(13a )を有して側面視二等辺三
角形のA型状をなしている。立てかけ部(13a )(13a
)の傾斜角度は、垂直面に対して2°の厳しい角度に
設定されている。
【0023】この立てかけ本体部(13)の各立てかけ部
(13a )(13a )は、各3本の立てかけ用縦骨材(17)
(17)(17)、(17)(17)(17)を上記の傾斜角度に
傾斜させ左右方向に所定間隔おきに配して構成されてい
る。立てかけ本体部(13)は、前後の対応する縦骨材
(17)(17)、(17)(17)、(17)(17)がその上端
頂部において連結され、かつその下端部が、前後方向に
延びる接地用足部(18)(18)(18)の両端上面に連結
され、そして、上下に配された横骨材(19)(20)(2
0)にて全体が一体化された骨組み構造に形成されてい
る。
【0024】下縁支承部(14)(14)(14)、(14)
(14)(14)は、立てかけ本体部(13)の立てかけ部
(13a )(13a )に立てかけられる大型板状物(G)の
下縁を支承するもので、立てかけ本体部(13)の接地用
足部(18)(18)(18)から上方に所定間隔隔てた位置
において、各縦骨材(17)(17)(17)、(17)(17)
(17)の外面側に突出状態に設けられている。
【0025】荷役治具支承爪通し部(15)(15)は、下
縁支承部(14)(14)(14)、(14)(14)(14)を、
上記のように、接地用足部(18)(18)(18)から所定
距離上方に離間させて設けたことにより、これら両者間
に形成された、左右方向に延びるスペースによって構成
されている。荷役治具(1)は、第3図及び第4図に示
されるように、その下端支承爪(3)(3)をこの通し
部(15)に突出せしめた状態となすことにより、立てか
け部(13a )に非常に近接せしめた状態で左右方向に障
害なく移行されうる。
【0026】この治具支承爪通し部(15)(15)には、
第1図に示されるように、支承爪案内用の主ガイド(2
2)が配設されている。この主ガイド(22)には、その
側面に、左右方向に延びる主ガイド溝(22a )が形成さ
れていて、この主ガイド溝(22a )内に荷役治具(1)
の下端支承爪(3)(3)が突出されることにより、該
支承爪(3)(3)が、接地用足部(18)や下縁支承部
(14)等に干渉することなくスムーズに通し部(15)内
を案内されていくようにされている。
【0027】この主ガイド(22)は、左右の縦骨材(1
7)(17)との間に一定の間隙スペースを残す態様にお
いて延ばされ、該間隙スペースが、荷役治具(1)の両
支承爪(3)(3)の昇降を許容する支承爪昇降通し部
(24)(24)となされている。
【0028】また、治具爪通し部(15)の左右方向一端
部には、位置決め用ストッパー(25)が設けられ、他端
側から移行されてくる荷役治具(1)の一側がこれに当
接されることにより、同治具(1)が大型板状物(G)
の保持支承のための所定の適正な配置状態に自動設定さ
れるようにされている。
【0029】更に、治具爪通し部(15)の他端側には、
延長ガイド(26)が側方突出状態に設けられている。そ
して、この延長ガイド(26)には、その側面部に、前記
主ガイド(22)の主ガイド溝(22a )と同軸配置の延長
ガイド溝(26a )が形成されており、荷役治具(1)の
支承爪(3)(3)をたてかけ本体部(13)の側方位置
においてこの延長ガイド溝(26a )に通すことにより、
主ガイド(22)の主ガイド溝(22a )への支承爪(3)
(3)の送込みを作業上容易にかつスムーズに行い得る
ようにされている。
【0030】傾倒阻止係合手段(16)(16)は、立てか
け部(13a )(13a )に立てかけられる大型板状物
(G)を傾倒阻止するもので、立てかけ本体部(13)の
高さ方向中間位置において、該立てかけ本体部(13)に
組み込まれた状態に前後対称的に配設されている。
【0031】各傾倒阻止係合手段(16)は、外端部に第
6図に示されるようなJ字状の掛止部(28a )を有する
左右の掛止ロッド(28)(28)を備えている。そして、
この掛止ロッド(28)(28)は、その掛止部(28a )
(28a )が立てかけ本体部(13)の側方に突出された状
態において、その長さ方向中間部の前後2箇所が立てか
け本体部(13)の骨組み構造中に設けられたスラストベ
アリング(29)(29)、(29)(29)に支持され、それ
によって、側方に向け進退自在に保持されている。ま
た、各ロッド(28)の中間部における横断面外周形状は
四角形等の異形に形成されると共に、各ベアリング(2
9)のロッド通し孔も横断面内周形状がこれに対応する
四角形等の異形に形成され、これにより、ロッド(28)
の端部に形成されているJ字状掛止部(28a )が略水平
外向き状態に保持されるものとなされている。
【0032】このような構成によって、掛止ロッド(2
8)を側方から立てかけ本体部(13)側に移行させてい
くことにより、該ロッド(28)のJ字状掛止部(28a )
が、立てかけ本体部(13)に立てかれられた大型板状物
(G)の高さ方向中間部側縁に嵌合され、それによっ
て、大型板状物(G)が反立てかけ方向への傾倒を阻止
された状態に保持される。
【0033】そして、左右の掛止ロッド(28)(28)が
連動して進退動作を行うように、両ロッド(28)(28)
間には、連動機構(30)が介在配置されている。この連
動機構(50)は、第5図に示されるように、前後の中央
縦骨材(17)(17)間にわたされた枢支ピン(31)に第
1リンク(32)がその中央部において回転自在に枢支さ
れると共に、該第1リンク(32)の両端部に第2リンク
(33)(33)の一端部が枢着ピン(34)(34)にて枢着
され、更に、各第2リンク(33)(33)の他端部に各掛
止ロッド(28)(28)の内端部が枢着ピン(35)にて枢
着されてなるリンク機構によるものである。このような
連動機構(30)の採用により、一方の掛止ロッド(28)
を左右方向に移動させると、他方の掛止ロッド(28)が
対応して左右方向に連動移動され、両ロッド(28)(2
8)のJ字状掛止部(28a )(28a)による大型板状物
(G)の両側縁の掛止が、一方の掛止ロッド(28)のみ
の操作により同時遂行される。
【0034】かかる掛止式傾倒阻止係合手段(16)は、
上記のように前後対称にもう一方の立てかけ部(13a )
側に対しても備えられており、各傾倒阻止係合手段(1
6)(16)は互いに独立して作動されるものとなされて
いる。
【0035】なお、上記単位保持装置(11)において、
縦骨材(17)の外面部、下縁支承部(14)の上面、そし
て、掛止ロッド(28)の掛止部(28)の内面などには、
緩衝材(38)…が取り付けられ、大型板状物(G)が、
その保管中等において傷付けられたり、破損されたりし
ないようにされている。
【0036】保管装置(11)は、第2図に示されるよう
に、この単位保管装置(12)が複数個、並列状態に前後
方向に配列されて形成されている。この配列状態におい
て、隣り合う単位保管装置(12)(12)における対向す
る下縁支承部(14)(14)間の間隔スペースは、該スペ
ースを通じて荷役治具(1)の治具本体部(2)を側方
から通しうる程度の非常に狭い間隔スペースに設計され
ている。
【0037】この保管装置(11)において、大型板状物
(G)の保管作業は、次のように行われる。即ち、第1
3図に示されるように大型板状物(G)を保持した荷役
治具(1)をクレーンにて吊持し、これを保管装置(1
1)のいずれかの単位保持装置(12)(12)間に吊持搬
送し、そこから下降していき、治具支承爪(3)(3)
を左右の昇降通し部(24)(24)を通じて立てかけ本体
部(13)の下縁支承部(14)の下方に移行させる。これ
により、大型板状物(G)の下縁が下縁支承部(14)
(14)(14)の上面にて支承され、治具支承爪(3)
(3)は下縁支承部(14)(14)(14)下部の支承爪通
し部(15)内に配置される。そして、荷役治具(1)の
上端掛止片(4)(4)を上方に移行して掛止解除して
大型板状物(G)を立てかけ本体部(13)に立てかけた
状態において、荷役治具(1)を、その支承爪(3)
(3)を通し部(15)内に突出せしめた状態を保持しつ
つ、側方に移行させていく。これにより、荷役治具
(1)は保管装置(11)の側方に取り出される。そし
て、左右いずれか一方の掛止ロッド(28)を内方に向け
て移行操作し、左右のロッド(28)(28)のJ状掛止部
(28a )(28a )を大型板状物(G)の両側縁に掛止す
る。以上により、大型板状物(G)の保管作業が完了す
る。
【0038】一方、大型板状物(G)の取出し作業は、
次のようにして行われる。即ち、左右いずれか一方の掛
止ロッド(28)を外方に向けて移行させることにより、
大型板状物(G)の両側縁の掛止状態を解除する。そし
て、第4図に示されるように、立てかけ本体部(13)の
側方位置に荷役治具(1)を配し、その支承爪(3)を
延長ガイド(26)のガイド溝(26a )に通し、そのま
ま、該荷役治具(1)を立て掛け本体部(13)側に移行
させていき、支承爪(3)(3)を、延長ガイド(26)
から主ガイド(22)の主ガイド溝(22a )内、即ち支承
爪通し部(15)内に移して、皿に移行させていく。この
移行過程で、荷役治具(1)がストッパー(25)に当接
され、同荷役治具(1)は、立てかけ本体部(13)に対
し、適正な配置状態に自動的に位置決めされる。その状
態で、荷役治具(1)をクレーンにて上昇させていく
と、支承爪(3)(3)は左右の昇降通し部(24)(2
4)を通過して、大型板状物(G)の下縁を支承するよ
うになる。そして、荷役治具(1)の上端掛止片(4)
(4)を昇降せしめてこれを大型板状物(G)の上縁に
掛止し、荷役治具(1)を更に上昇させていけば、大型
板状物(G)は保管装置(11)から取り出される。
【0039】上述のように、上記第1実施例にかかる保
管装置(11)は、大型板状物(G)の下縁を支承する下
縁支承部(14)(14)(14)の下部に、荷役治具(1)
の支承爪(3)(3)が側方から出入される支承爪通し
部(15)が設けられたものとなされているから、大型板
状物(G)の保管作業及び取出し作業において、保管装
置(11)に対する荷役治具(1)の出入れを、治具支承
爪(3)(3)を治具爪通し部(15)内に突出せしめた
状態で左右方向に移行させるようにすることによって行
うことができ、それによって、該荷役治具(1)を立て
かけ本体部(13)に常時非常に近接せしめた状態でこの
荷役治具(1)の出入れを遂行しうる。そのため、立て
かけ本体部(13)の立てかけ側における荷役治具(1)
の出入れ操作用スペースを大幅に狭めることができ、そ
れによって、保管装置(11)を倉庫等にスペース的に有
利に設置することができ、大型板状物(G)を収容効率
良く保管することができる。
【0040】しかも、第2図に示されるように、多数の
単位保管装置(12)…を配列して構成した保管装置(1
1)においては、上記のように、大型板状物(G)の保
管作業及び取出し作業において荷役治具(1)の出入れ
を荷役治具(1)を立てかけ本体部(13)に常時非常に
近接せしめた状態で行うことができることにより、単位
保管装置(12)…、ひいては立て掛け本体部(13)…の
配列ピッチを小さくできて、限られたスペースに、単位
保管装置(12)…ひいては立て掛け本体部(13)…をよ
り多く配列していくことができ、それによって、大型板
状物(G)の収容効率を向上することができる。
【0041】加えて、支承爪通し部(15)内には主ガイ
ド(22)が設けられ、荷役治具(1)の支承爪(3)
(3)が、通し部(15)内を、主ガイド(22)のガイド
溝(22a )にて案内されながら通されるものとなされて
いるから、通し部(15)内での支承爪(3)(3)の移
行が引っ掛かり等のないスムーズなものとなり、荷役治
具(1)の出入れ作業をスムーズに行うことができる。
【0042】しかも、延長ガイド(26)が側方に突出し
て備えられているから、主ガイド(22)のガイド溝(22
a )内への治具支承爪(3)(3)の送込みを作業上容
易にかつスムーズに行うことができる。
【0043】また、上記実施例保管装置(11)には、掛
止ロッド(28)による掛止タイプの傾倒阻止係合手段
(16)が備えられ、そのJ字状掛止部(28a )にて、立
てかけ状態の大型板状物(G)の高さ方向中間部の側縁
を掛止するものとなされているから、大型板状物(G)
を、反立てかけ方向への不本意な傾倒を生じさせること
なく、安定良く保管することができる。従って、立てか
け本体部(13)の立てかけ部(13a )の傾斜角度を上記
のように厳しい傾斜角度に設計しても地震等による大型
板状物(G)の不本意な倒れを生じるおそれがなく、こ
れにより、立てかけ本体部(13)の前後方向の占有幅を
小さく設計し得て、保管装置(11)を倉庫等にスペース
的に有利に設置することができ、また、大型板状物
(G)を収容効率良く保管することができる。
【0044】しかも、上記のように多数の単位保管装置
(12)…を配列して構成された保管装置(11)において
は、上記のように立てかけ本体部(13)…の前後方向の
占有幅を小さく設計し得ることにより、単位保管装置
(12)…、ひいては立て掛け本体部(13)…の配列ピッ
チを小さくできて、限られたスペースに、単位保管装置
(12)…ひいては立て掛け本体部(13)…をより多く配
列していくことができ、それによって、大型板状物
(G)の収容効率を向上することができる。
【0045】加えて、左右に掛止ロッド(28)(28)が
備えられ、立てかけられた大型板状物(G)の両側縁を
掛止するものとなされているから、大型板状物(G)の
傾倒阻止状態を非常に安定したものにすることができ
る。
【0046】更に、掛止ロッド(28)は、その掛止部
(28a )が側方に突出された状態において設けられたも
のであることにより、その操作を、作業者が立てかけ本
体部(13)の側部に位置して行うことができ、傾倒阻止
機構(16)の操作を容易に行うことができる。
【0047】しかも、左右の掛止ロッド(28)(28)
は、連動機構(30)によって連結されたものとなされて
いるから、一方の掛止ロッド(28)の操作により、他方
の掛止ロッド(28)を対応動作させることができ、掛止
操作及び掛止解除操作を能率的に行うことができる。
【0048】第7図ないし第10図に示される第2実施
例にかかるL型状保管装置(51)も、上記第1実施例と
同様に、特に第8図に示されるように、単位保管部(5
2)…を前後方向に並列状態に配列して構成されたもの
となされている。
【0049】この単位保管部(52)は、第7図に示され
るように、立てかけ本体部(53)と、下縁支承部(54)
(54)(54)と、荷役治具支承爪通し部(55)と、外面
抑えタイプの傾倒阻止係合手段(56)とを備えている。
【0050】立てかけ本体部(53)は、その片面側にの
み立てかけ部(53a )を有し、この立てかけ部(53a )
は、傾斜なく垂直に立てられたものとなされている。
【0051】この立てかけ本体部(53)の立てかけ部
(53a )は、垂直状態に立てた3本の立てかけ用縦骨材
(57)(57)(57)を左右方向に所定間隔おきに配して
構成されている。立てかけ本体部(53)は、これらの縦
骨材(57)(57)(57)が、その上端頂部において横骨
部材(58)にて連結され、かつ各縦骨材(57)(57)
(57)の下端部に、前後方向に延びる接地用足部(59)
(59)(59)が取り付けられるなどして、全体が一体化
されたL型状の骨組み構造に形成されている。
【0052】下縁支承部(54)(54)(54)は、立てか
け本体部(53)の立てかけ部(53a)に立てかけられる
大型板状物(G)の下縁を支承すべく、立てかけ本体部
(53)の接地用足部(59)(59)(59)から上方に所定
間隔隔てた位置において、各縦骨材(57)(57)(57)
の外面部に前方突出状態に設けられている。
【0053】また、該下縁支承部(54)(54)(54)の
上側に隣接して、立てかけ本体部(53)の縦骨材(57)
(57)(57)の前面部には、傾斜立てかけ用の当接片
(60)(60)(60)が設けられ、大型板状物(G)の下
縁部内面側が該当接片(60)(60)(60)に当接される
ことにより、該大型板状物(G)が立てかけ本体部(5
3)に対し若干の傾斜をもって立てかけられるようにな
されている。
【0054】荷役治具支承爪通し部(55)は、下縁支承
部(54)(54)(54)を、上記のように、接地用足部
(59)(59)(59)から所定距離上方に離間して設けた
ことにより、これら両者間に形成された、左右方向に延
びるスペースによって構成されている。荷役治具(1)
は、第9図及び第10図に示されるように、その下端支
承爪(3)(3)をこの通し部(55)に突出せしめた状
態となすことにより、立てかけ部(53a )に非常に近接
せしめた状態で左右方向へ障害なく自由に移行されう
る。
【0055】この治具支承爪通し部(55)には、上記第
1実施例保管装置(11)の場合と同様に、第7図に示さ
れるように、支承爪案内用の主ガイド(62)が設けられ
ている。この主ガイド(62)の側面に形成された左右方
向に延びる主ガイド溝(62a)内に荷役治具(1)の下
端支承爪(3)(3)が突出されることにより、該支承
爪(3)(3)は、接地用足部(59)や下縁支承部(5
4)等に干渉することなくスムーズに通し部(55)内を
案内されていく。
【0056】また、この主ガイド(52)も、左右の縦骨
材(58)(58)との間に一定の間隙スペースを残す態様
において延ばされ、該間隙スペースが、荷役治具(1)
の両支承爪(3)(3)の昇降を許容する支承爪昇降通
し部(64)(64)に形成されている。
【0057】また同様に、治具支承爪通し部(55)の左
右方向一端部には、位置決め用ストッパー(65)が設け
られ、他端側から移行されてくる荷役治具(1)の一側
が当接されることにより、同治具(1)が所定の適正な
配置位置に自動設定されるものとなされている。
【0058】更に、治具爪通し部(55)の他端側には、
同様に、延長ガイド(66)が側方突出状態に設けられ、
その側面部に形成された延長ガイド溝(66a )に荷役治
具(1)の支承爪(3)(3)を通していくことによ
り、主ガイド(62)の主ガイド溝(62a )への支承爪
(3)(3)の送込みを作業上容易に行い得るようにさ
れている。
【0059】傾倒阻止係合手段(56)は、立てかけ本体
部(53)の高さ方向中間位置に設けられ、第8図に示さ
れるように、その単位保管部(52)の後方に隣接して配
置される単位保管部(52)の立て掛け本体部(53)に立
てかけられる大型板状物(G)の外面部を抑えることに
より、反立てかけ方向へのその大型板状物(G)の傾倒
を阻止するものである。
【0060】この傾倒阻止係合手段(56)は、回転バー
(68)を具備し、該回転バー(68)が、その先端部、中
間部、基端側の長さ方向3箇所において、3本の縦骨材
(57)(57)(57)に、その高さ方向中間位置におい
て、回転自在に枢支されている。また、回転バー(68)
の基端部は、側部の縦骨材(57)の外方に突出され、該
突出基端部が屈折されて操作ハンドル(68a )に形成さ
れている。そして、この回転バー(68)には、縦骨材
(57)(57)(57)間の位置に対応して、左右のコ字状
の係合抑え片(69)(69)が一体的に取り付けられてい
る。
【0061】このような構成により、回転バー(68)を
ハンドル(68a )の操作で回転することにより、該係合
抑え片(69)(69)が、立てかけ本体部(53)の後方に
突出され、後方に隣接配置される単位保管部(52)の立
てかけ本体部(53)に立てかけられる大型板状物(G)
の外面部に当接係合し、該大型板状物(G)の反立てか
け方向への傾倒が阻止される。
【0062】上記構成の保管装置(51)において、大型
板状物(G)の保管作業、及び取出し作業は、第13図
に示されるような荷役治具(1)を用いて、上記第1実
施例の場合と同様に、治具支承爪通し部(55)を利用し
て行われる。
【0063】また、立てかけ本体部(53)に立てかけら
れた大型板状物(G)の傾倒阻止は、第8図に示される
ように、その単位保管部(52)の前方に隣接して設置さ
れている単位保管部(52)の傾倒阻止係合手段(56)に
おけるハンドル(58a )により回転バー(68)を回転せ
しめ、コ字状抑え片(69)(69)を、その大型板状物
(G)の外面部側に向けた状態にすることにより行われ
る。これにより、この大型板状物(G)は、コ字状抑え
片(69)(69)にて反てかけ方向への傾倒が阻止された
状態に保持される。一方、その状態から、そのハンドル
(58a )を回転操作して、コ字状抑え片(69)(69)を
大型板状物(G)の外面部側から離して垂下せしめた状
態にすることにより、大型板状物(G)は、取出しでき
る状態となる。
【0064】上述のように、上記第2実施例にかかる保
管装置(51)は、大型板状物(G)の下縁を支承する下
縁支承部(54)(54)(54)の下部に、荷役治具(1)
の支承爪(3)(3)が側方から出入れされる支承爪通
し部(55)が設けられたものとなされているから、上記
第1実施例の場合と同様に、大型板状物(G)の保管作
業及び取出し作業において、保管装置(51)に対する荷
役治具(1)の出入れを、治具支承爪(3)(3)を治
具爪通し部(55)内に突出せしめた状態で左右方向に移
行させるようにすることによって行うことができ、それ
によって、該荷役治具(1)を立てかけ本体部(53)に
常時非常に近接せしめた状態でこの荷役治具(1)の出
入れを遂行しうる。そのため、立てかけ本体部(53)の
立てかけ側における荷役治具(1)の出入れ操作用スペ
ースを大幅に狭めることができ、それによって、保管装
置(51)を倉庫等にスペース的に有利に設置することが
でき、また、大型板状物(G)を収容効率良く保管する
ことができる。
【0065】しかも、第8図に示されるように、多数の
単位保管部(52)…を配列して構成した保管装置(51)
においては、上記のように、大型板状物(G)の保管作
業及び取出し作業において荷役治具(1)の出入れを荷
役治具(1)を立てかけ本体部(53)に常時非常に近接
せしめた状態で行うことができることにより、単位保管
部(52)…、ひいては立て掛け本体部(53)…の配列ピ
ッチを小さくできて、限られたスペースに、単位保管部
(52)…ひいては立て掛け本体部(53)…をより多く配
列していくことができ、それによって、大型板状物
(G)の収容効率を向上することができる。
【0066】更に、上記第1実施例の場合と同様に、荷
役治具(1)の支承爪(3)(3)を、通し部(55)内
で、主ガイド(62)のガイド溝(62a )内で案内するも
のとなされているから、通し部(55)内での荷役治具支
承爪(3)(3)の移行が引っ掛かり等のないものとな
り、荷役治具(1)の出入れ作業をスムーズに行うこと
ができる。加えて、延長ガイド(66)の具備により、主
ガイド(62)への荷役治具(1)の支承爪(3)(3)
の送込みを作業上容易に行うことができる。
【0067】また、上記第2実施例保管装置(51)は、
コ字状抑え片(69)(69)が取り付けられた回転バー
(68)による傾倒阻止係合手段(56)が備えられ、コ字
状抑え片(69)(69)にて、立てかけ状態の大型板状物
(G)の高さ方向中間外面を抑えるようになされている
から、大型板状物(G)を、反立てかけ方向への不本意
な倒れを生じさせることなく、安定良く保管することが
できる。従って、立てかけ本体部(53)の立てかけ部
(53a )を上記のように垂直状態に設定しても地震等に
よる反立てかけ方向への不本意な倒れを生じるおそれが
なく、これにより、立てかけ本体部(53)の前後方向の
占有幅を小さく設計し得て、保管装置(51)を倉庫等に
スペース的に有利に設置することができ、また、大型板
状物(G)を収容効率良く保管することができる。
【0068】しかも、上記のように多数の単位保管部
(52)…を配列して構成された保管装置(51)において
は、上記のように立てかけ本体部(53)…の前後方向の
占有幅を小さく設計し得ることにより、単位保管部(5
2)…、ひいては立て掛け本体部(53)…の配列ピッチ
を小さくできて、限られたスペースに、単位保管部(5
2)…ひいては立て掛け本体部(53)…をより多く配列
していくことができ、それによって、大型板状物(G)
の収容効率を向上することができる。
【0069】加えて、立てかけられた大型板状物(G)
の外面部を左右一対のコ字状抑え片(69)(69)にて抑
えるものとなされているから、大型板状物(G)の抑え
状態を非常に安定したものにすることができる。更に、
回転バー(68)の操作は、立てかけ本体部(53)の側部
に突出する操作ハンドル(68a )によって行うことがで
き、作業者は、この傾倒阻止機構(56)の操作を容易に
行うことができる。しかも、両コ字状抑え片(69)(6
9)は、一本の回転バー(68)に取り付けられ、連動し
て動作されるものとなされているから、一つのハンドル
(68a )の操作だけで、両コ字状抑え片(69)(69)の
操作が可能で、操作を能率的に遂行することができる。
【0070】第11図及び第12図に示される第3実施
例にかかる保管装置(81)は、上記第2実施例にかかる
保管装置の変更例にかかるもので、外面抑えタイプの傾
倒阻止係合手段(56)に加え、大型板状物(G)の側縁
を掛止する側縁掛止タイプの傾倒阻止係合手段(83)が
追加して備えられたものとなされている。
【0071】即ち、各単位保管部(52)に、端部にJ字
状の掛止部(84a )が形成された掛止ロッド(84)が備
えられ、該掛止ロッド(84)の長さ方向中間部が、側部
と中央の2つの縦骨材(57)(57)の高さ方向中間部
に、回転自在でかつスラスト移動自在に支持され、J字
状の掛止部(84a )が側方に突出されたものとなされて
いる。
【0072】この保管装置(81)では、第12図に示さ
れるように、単位保管部(52)の立てかけ本体部(53)
に立てかけられた内外2つの大型板状部(G)(G)に
対し、掛止タイプの傾倒阻止係合手段(83)の掛止ロッ
ド(84)のJ字状掛止部(84a )を、内側に位置して立
てかけられている大型板状物(G)の側縁に掛止せしめ
ると共に、外側に位置して立てかけられている大型板状
物(G)については、前方に隣接配置されている立てか
け本体部(53)の外面抑えタイプの傾倒阻止係合手段
(56)のコ字状抑え片(69)(69)にて、その大型板状
物(G)の外面部を抑え、これにより、内外各大型板状
物(G)(G)が個別に傾倒阻止状態に保持される。
【0073】このような構成となすことにより、1つの
立てかけ本体部(53)に複数個の大型板状物(G)
(G)を立てかけるタイプの保管装置(11)において、
1つの大型板状物(G)しか立てかけない場合でも、該
大型板状物(G)を掛止タイプの傾倒阻止係合手段(8
3)により、これを傾倒阻止状態に保持することがで
き、大型板状物の保管を便利に行うことができるという
メリットがある。
【0074】
【発明の効果】上述の次第で、発明の保管装置は、下
縁支承部の下部に、大型板状物の荷役治具の下端爪部を
側方から出し入れする治具爪通し部が設けられたものと
なされているから、大型板状物の保管作業及び取出し作
業において、保管装置に対する荷役治具の出入れを、治
具支承爪を治具爪通し部に突出せしめた状態で左右方向
に移行させるようにすることによって、該荷役治具を立
てかけ本体部に常時非常に近接せしめた状態にして行う
ことができ、そのため、立てかけ本体部の立てかけ側に
おける荷役治具の出入れ操作用スペースを大幅に狭める
ことができ、それによって、保管装置を倉庫等にスペー
ス的に有利に設置することができ、また、大型板状物を
収容効率良く保管することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例にかかる保管装置の単位保管装置を
示す斜視図である。
【図2】同実施例にかかる保管装置の側面図である。
【図3】同実施例にかかる保管装置の支承爪通し部を示
す拡大側面図である。
【図4】同実施例にかかる保管装置の正面図である。
【図5】同実施例にかかる保管装置の掛止部材の連動機
構を示す正面図である。
【図6】図(イ)は同実施例にかかる保管装置の掛止部
材の掛止部を示す正面図、図(ロ)は同側面図である。
【図7】第2実施例にかかる保管装置の単位保管装置を
示す斜視図である。
【図8】同実施例にかかる保管装置の側面図である。
【図9】同実施例にかかる保管装置の支承爪通し部を示
す拡大側面図である。
【図10】同実施例にかかる保管装置の正面図である。
【図11】第3実施例にかかる保管装置の単位保管装置
を示す斜視図である。
【図12】同実施例にかかる保管装置の側面図である。
【図13】荷役治具の斜視図である。
【図14】従来例にかかる保管装置の単位保管装置を示
す斜視図である。
【図15】同従来例にかかる保管装置の側面図である。
【符号の説明】
1…荷役治具 3…支承爪 11、51、81…保管装置 13、53…立てかけ本体部 14、54…下縁支承部 15、55…支承爪通し部 16、56、83…傾倒阻止係合手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 憲紀 大阪府堺市鳳南町三丁二百番地 大阪エ コン建鉄株式会社内 (72)発明者 桑原 巳知夫 大阪府堺市鳳南町三丁二百番地 大阪エ コン建鉄株式会社内 (56)参考文献 実開 昭52−54376(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 85/48 B65D 61/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス板等の大型板状物が立てかけられ
    る立てかけ本体部と、 該立てかけ本体部の下端部に突出状態に設けられ、立て
    かけられた大型板状物の下縁を支承する下縁支承部と、 下縁支承部の下部に設けられ、大型板状物荷役用の治具
    の下端支承爪が側方から出入れされる治具爪通し部と、 が備えられてなることを特徴とする、ガラス板等の大型
    板状物の保管装置
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