JP3260445B2 - ガラス板等の大型板状物の荷役用保持具 - Google Patents

ガラス板等の大型板状物の荷役用保持具

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JP3260445B2 JP27052692A JP27052692A JP3260445B2 JP 3260445 B2 JP3260445 B2 JP 3260445B2 JP 27052692 A JP27052692 A JP 27052692A JP 27052692 A JP27052692 A JP 27052692A JP 3260445 B2 JP3260445 B2 JP 3260445B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガラス板等の大型板
状物の荷役用保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばビル用等のガラス板として、25
00mm×4000mm等の非常に大きなサイズのもの
が使用されることがあるが、このような大型ガラス板
は、各工場で製造されたのち、一旦ガラス加工センター
に運び込まれ、そして、そこを拠点として原寸加工のう
え各建築現場等に配送されていくという過程を経て流通
されるのが一般的である。このため、ガラス加工センタ
ーには、小ロット多品種の多量の大型ガラス板を保管し
ておく保管倉庫が備えられている。
【0003】そして、この保管倉庫には、大型ガラス板
の保管作業、取出し作業を容易に行い得るように、ま
た、多数のガラス板を保管し得るように、これを立てか
けた状態にして保管する、いわゆる立てかけタイプの保
管装置が備えられている。
【0004】このような保管装置として、例えば、第8
図に示されるような保管装置(101)が使用されてい
る。この保管装置(101 )は、置き馬などとも称される
多数の単位保管装置(102 )…を前後方向に並列状態に
配置して構成されたものとなされている。各単位保管装
置(102 )は、側面視二等辺三角形状の骨組み構造をな
す所定幅を有する立てかけ本体部(103 )と、該立てか
け本体部(103 )の下端部に前後方向に突出して設けら
れた、幅方向に複数個の支承用兼接地用の足部(104 )
とを有し、足部(104 )の下面が床面(F)に接地され
るものとなされている。
【0005】この保管装置(101 )では、大型ガラス板
(G)は、立てられた状態にされて、いずれかの単位保
管装置(102 )に対し、その下縁を足部(104 )の上面
に支承せしめると共に、その片面を立てかけ本体部(10
3 )に立てかけた状態にすることによって、保管状態に
される。
【0006】そして、この保管装置(101 )に大型ガラ
ス板(G)を保管のため立てかけ、あるいは保管されて
いる大型ガラス板(G)を取り出す等の荷役作業におい
て、従来、第9図に示されるような荷役用保持具(110
)が用いられていた。
【0007】この荷役用保持具(110 )は、長さ方向中
央部に吊持用係合部(111 )が設けられた左右方向に延
びる水平バー(112 )と、該バー(112 )の両端部のそ
れぞれに垂下状態に取り付けられたループ状の吊持用ワ
イヤー(113 )(113 )と、各ワイヤー(113 )(113
)に側方突出状態に設けられた防護用ネット(114 )
(114 )とによって構成されているものである。
【0008】上記保管装置(101 )からの大型ガラス板
(G)の取出し作業においては、この荷役用保持具(11
0 )をクレーンにて吊持しつつ、単位保管装置(102 )
…間に搬送し、そして、両吊持用ワイヤー(113 )(11
3 )を、そのループ内に大型ガラス板(G)の側部を通
した状態に、セットし、その状態で、クレーンにて荷役
用保持具(110 )を上昇させていく。これにより、大型
ガラス板(G)は、左右の吊持用ワイヤー(113 )(11
3 )に吊持され、クレーン操作により保管装置(101 )
から取り出される。
【0009】また、上記保管装置(101 )への大型ガラ
ス板(G)の保管作業においては、大型ガラス板(G)
を保持した荷役用保持具(110 )をクレーンにて単位保
管装置(102 )…間に搬送し、下降させて大型ガラス板
(G)の下縁を保管装置足部(104 )の上面に支承せし
めた状態となし、そして、両吊持用ワイヤー(113 )
(113 )を大型ガラス板(G)から外し、クレーンにて
保持具(110 )を単位保管装置(102 )…間から搬送し
ていく。これにより、大型ガラス板(G)が保管装置
(101 )に保管される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような荷役用保持具(110 )では、大型ガラス板(G)
への同保持具(110 )の取付け作業において、左右の吊
持用ワイヤー(113 )(113 )を大型ガラス板(G)の
両側にそれぞれにセッティングしなければならず、一人
の作業者では、保管装置(101 )の一方の側で一方のワ
イヤー(113 )のセッティング作業を行ったのち、今度
は保管装置(101 )の他方の側に行き、そして、もう一
方のワイヤー(113 )のセッティング作業を行わなけれ
ばならず、従って通常はこの作業を二人の作業者で行う
場合も多く、保持具(110 )の取付け作業に多くの手間
を要し、荷役作業を能率的に遂行し得ないという問題が
あった。このことは、大型ガラス板(G)からの保持具
(110 )の取外し作業においても同様である。
【0011】この発明は、上記のような従来の問題点に
鑑み、ガラス板等の大型板状物への取付け、取外し作業
を能率的に遂行することができ、ひいては、大型板状物
の荷役作業の能率向上を図ることができる、大型板状物
の荷役用保持具を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的において、この
発明は、立てられた状態のガラス板等の大型板状物の片
面側に沿って配置される保持具本体と、該保持具本体の
下縁部に前方突出状態に設けられ、大型板状物の下縁を
支承する支承爪と、保持具本体の上縁側に昇降自在に設
けられ、大型板状物の上縁に掛止される掛止片と、該掛
止片を、高さ方向に保持位置変更可能に、かつ各保持位
置において上下方向に所定範囲の遊びを有し、その遊び
の範囲内においてのみ昇降する態様において、位置保持
するロック機構と、が具備されてなることを特徴とす
る、ガラス板等の大型板状物の荷役用保持具を要旨とす
る。
【0013】
【作用】上記保持具では、大型板状物への取付けは、保
管装置等に立てられた状態に保管されている大型板状物
の片面側に保持具本体を上方から沿わせるようにしてい
って、まず、掛止片を大型板状物の上縁に掛止する。し
かるのち、保持具本体の下部側を大型板状物側に近づけ
ていき、支承爪を大型板状物の下縁下方に挿入してい
く。これにより、大型板状物はその下縁を支承爪に支承
され、上縁を掛止片に掛止された状態となり、保持具は
大型板状物を保持した状態に取り付けられる。あとは、
該保持具をクレーン等で吊持し、搬送していけばよい。
【0014】また、大型板状物からの取外しは、まず、
保持具本体をその下部側において大型板状物から離して
いき、支承爪を大型板状物の下縁下方から抜き出す。し
かるのち、保持具本体を上方に移行させていれば、掛止
片が大型板状物の上縁から離脱され、これにより、保持
具は大型板状物から取り外される。
【0015】
【実施例】次に、この発明を、複数枚の大型ガラス板を
積層してユニット化した大型板状物の荷役用保持具に適
用した実施例について説明する。
【0016】なお、本発明の保持具は、大型ガラス板の
荷役に好適に使用されるものではあるが、これに限定さ
れるものではなく、その他、大型合成樹脂板等の各種大
型板状物の荷役に広く用いられうるものであることはい
うまでもない。
【0017】一実施例にかかる第1図に示される荷役用
保持具(1)において、(2)は保持具本体、(3)
(3)は支承爪、(4)(4)は掛止片、(5)(5)
はロック機構である。なお、(6)は吊持用係合部であ
る。
【0018】保持具本体(2)は、大型板状物(G)の
片面に沿って配置されるもので、所定の間隔をおいた左
右の縦骨材(10)(10)と、その上下の端部同士を連結
する横骨材(11)(11)と、その他の補強用骨材(12)
…とからなる平面方形骨組み構造に形成されている。
【0019】支承爪(3)(3)は、大型板状物(G)
の下縁を支承するもので、保持具本体(2)の左右各縦
骨材(10)(10)の下端部に前方突出状態に設けられて
いる。
【0020】掛止片(4)(4)は、大型板状物(G)
の上縁に掛止されて該大型板状物(G)を支承爪(3)
(3)との協働により保持するもので、第1図及び第2
図に示されるようにL字状に形成されている。そして、
掛止片(4)(4)は、左右の縦骨材(10)(10)のそ
れぞれに摺動体(13)(13)が上下方向に摺動自在に取
り付けられ、これらの各摺動体(13)(13)のそれぞれ
に、下向き前方突出状態に取り付けられている。
【0021】ロック機構(5)(5)は、各掛止片
(4)(4)を個別に所定の高さ位置に位置保持するも
ので、保持具本体(2)の左右両側にそれぞれ配設され
ている。いずれのロック機構(5)(5)も同様の構成
を有しているので、一方のロック機構(5)について説
明すると、第1図及び第2図に示されるように、このロ
ック機構(5)において、(15)(15)(15)は位置決
め用金具、(16)はレバーである。
【0022】位置決め用金具(15)(15)(15)は、L
字状をした金具で、複数個用意され、保持具本体(2)
の縦骨材(10)の後面に、互いに高さ位置を異ならせ
て、上向き後方突出状態に取り付けられている。各位置
決め用金具(15)(15)(15)の高さ方向における取付
け位置は、サイズの異なる複数種類の各大型板状物
(G)の高さに応じてそれぞれ決められている。
【0023】レバー(16)は、縦長細身のU字状の部材
で、その上端部が、掛止片(4)の摺動体(13)に枢支
されて、その下端側が前後方向に自由に回動しうるもの
となされている。そして、このレバー(16)の下端部寄
りの位置には、一対の水平なセット棒(18)(18)が上
下方向に所定間隔をおいてレバー(16)の左右の辺部に
わたされる態様において設けられている。セット棒(1
8)(18)間の間隔距離は、両セット棒(18)(18)間
に位置決め用金具(15)が突出して配置された状態で、
レバー(16)に上下方向の遊びを生じうるようなものに
設定されている。
【0024】これにより、レバー(16)を回動操作し
て、セット棒(18)(18)間にいずれかの位置決め用金
具(15)を通した状態にすると、摺動体(13)と掛止片
(4)とが所定の高さ位置において位置保持されると共
に、その位置保持状態においてレバー(16)ひいては掛
止片(4)が上下方向に遊びを行いうるものとなる。ま
た、レバー(16)を回動操作してセット棒(18)(18)
間に他の位置決め用金具(15)を通した状態にすること
によって、摺動体(13)と掛止片(4)とが前とは異な
った所定の高さ位置において位置保持される。
【0025】左右の掛止片(4)(4)の高さ位置は、
各ロック機構(5)(5)のレバー(16)(16)を操作
することにより、対応した同じ高さ位置に位置設定され
る。
【0026】なお、保持具本体(2)の背面には、適
宜、本体操作用の取手(19)(19)が取り付けられてい
る。また、支承爪(3)(3)の上面、掛止片(4)
(4)の内面等には、緩衝材(38)…が取り付けられ、
大型板状物(G)が、その保持状態において傷付けられ
たり、破損したりしないようにされている。
【0027】上記構成の荷役用保持具(1)では、例え
ば、第3図に示される保管装置(25)に立てかけ状態に
保管された大型板状物(G)の取出し作業を行う場合に
は、まず、左右の掛止片(4)(4)の高さ位置を大型
板状物(G)のサイズに適合した高さ位置に設定するた
め、それに応じた高さ位置に設けられている左右の位置
決め用金具(15)(15)を選択し、左右のレバー(16)
(16)を回動操作して、セット棒(18)(18)間に該位
置決め用金具(15)を通した状態にする。
【0028】しかるのち、クレーンフック(9)を吊持
用係合部(6)に係合せしめた状態で保持具(1)を吊
持し、これを、第3図に示されるように、大型板状物
(G)の外面側に搬送する。搬送の際の吊持高さは、掛
止片(4)(4)の少し下方に大型板状物(G)の上縁
が位置するようなものであればよく、従って、保持具
(1)の取付け作業に上方の広い空間スペースを要さな
い。そして、保持具(1)を大型板状物(G)の外面側
で沿わせおろしていくようにして、左右の掛止片(4)
(4)を、第4図に示されるように、大型板状物(G)
の上縁に掛止する。この掛止操作は、作業者が保管装置
(25)の一側に位置して手で保持具本体(2)を案内し
ていくことによって容易に行いうる。そして、その状態
においてそのまま、今度は、保持具本体(2)を案内し
ながら、その下部側を大型板状物(G)側に近付けてい
き、左右の支承爪(3)(3)を大型板状物(G)の下
縁下方に挿入する。その挿入操作も、上記作業者が掛止
操作を行った位置にて保持具本体(2)を大型板状物
(G)側に寄せていくようにするだけで遂行される。し
かも、掛止片(4)(4)はロック機構(5)(5)の
作用により上下方向に遊びを有するものとなされている
から、支承爪(3)(3)をスムーズに大型板状物
(G)の下縁下方に挿入していくことができる。これに
より、保持具(1)は、容易に、大型板状物(G)を保
持した状態に取り付けられる。
【0029】この取付け状態において、左右の掛止片
(4)(4)は、各ロック機構(5)(5)により、所
定の高さ位置に位置保持されているから、高さ方向への
遊びを超えた不本意な移動が規制され、大型板状物
(G)はしっかりと保持具(1)に保持される。
【0030】そして、クレーンフック(9)を上昇さ
せ、大型板状物(G)を保持した保持具(1)を吊持搬
送していくことにより、大型板状物(G)が保管装置
(25)から取り出される。
【0031】なお、大型板状物(G)を保管装置(25)
に立てかけて保管する作業においては、大型板状物
(G)を保持した保持具(1)をクレーンにて保管装置
(25)に搬送し、保管装置(25)の一側に位置した作業
者が、保持具(1)を案内しながら、大型板状物(G)
の下縁を保管装置(25)の下縁支承部(26)の上面に支
承せしめ、大型板状物(G)を立てかけ本体部(27)に
立てかける。そして、同じ作業者がその位置で、保持具
本体(2)を立てかけ本体部(27)から離していくよう
に操作して左右の支承爪(3)(3)を大型板状物
(G)の下縁下方位置から抜き出し、しかるのち、その
状態でそのまま、クレーンフック(9)にて保持具本体
(2)を上昇させ、左右の掛止片(4)(4)を大型板
状物(G)の上縁から離脱させる。これにより、保持具
(1)が大型板状物(G)から取り外され、大型板状物
(G)の保管作業が完了する。この保管作業において
も、取出し作業と同様に、作業者はその作業を上方の広
い空間スペースを要さずにスムーズに能率的に遂行して
いくことができる。
【0032】また、上記のサイズと異なったサイズの大
型板状物(G)の荷役を行う場合には、各ロック機構
(5)(5)において、そのサイズに応じた位置の位置
決め用金具(15)を選択し、レバー(16)を回動操作し
て、該金具(15)をセット棒(18)(18)間に通した状
態にする。これにより、左右の掛止片(4)(4)の高
さ位置がその大型板状物(G)のサイズの適合したもの
に修正される。
【0033】他の実施例にかかる第5図に示される荷役
用保持具(1)は、基本的には、上記一実施例と同様の
構成を有するものとなされているが、ただ、第6図及び
第7図に示されるように、大型板状物(G)を保管する
保管装置(30)が、大型板状物(G)を立てた状態で、
その幅方向の中間領域を前後方向から支えて保管する態
様のものであるため、保持具本体(2)として、保管装
置(30)よりも幅広の間隔をおいて配された左右の縦骨
材(10)(10)を有する門型フレーム構造が採用された
ものとなされている。
【0034】この実施例にかかる保持具(1)では、こ
れの大型板状物(G)への取付けは、まず、第6図及び
第7図に示されるように、掛止片(4)(4)を保管装
置(30)の両側部外方位置において大型板状物(G)の
上縁に掛止し、しかるのち、支承爪(3)(3)を該大
型板状物(G)の下縁下方に挿入するようにする。保持
具本体(2)が門型フレーム構造に形成されているた
め、保管装置(30)と干渉することなく、容易にこれを
大型板状物(G)に取り付けることができる。保持具
(1)の取外し作業も同様に保管装置(30)と干渉する
ことになく容易に遂行することができる。
【0035】
【発明の効果】上述の次第で、この発明の荷役用保持具
は、上記のような構成を有するものであるから、保持具
の取付け作業は、保持具本体を支えつつ、まず、立てら
れた状態の大型板状物の片面に上方から沿わせていって
掛止片を大型板状物の上縁に掛止し、しかるのちその状
態から保持具本体を大型板状物側に近づけていって支承
爪を大型板状物の下縁下方に挿入するというようにして
行われ、これにより、大型板状物は保持具に保持された
状態となる。また、この保持状態から保持具本体をその
下部側において大型板状物から離していって支承爪を大
型板状物の下縁下方から抜き出し、そして、保持具本体
を上方に移行していれば、掛止片が大型板状物の上縁か
ら離脱され、保持具は大型板状物から取り外される。従
って、大型板状物への保持具の取付け、取外し作業を作
業者が余り動き回ることなく保持具本体を支えて案内す
ることによって容易にかつ能率的に遂行しえ、ひいては
大型板状物の荷役作業の能率向上を図ることができる。
【0036】しかも、上記取付け、取外し作業におい
て、掛止片は、ロック機構の作用により、所定の高さ位
置に位置保持された状態で上下方向に遊びを有するもの
となされているから、掛止片を大型板状物の上縁に掛止
した状態で、支承爪を大型板状物の下縁下方に容易に挿
入していくことができると共に、同下縁下方から容易に
抜出することができ、保持具の取付け、取外し作業をス
ムーズに、更に能率よく遂行することができる。
【0037】加えて、掛止片は、所定の高さ位置におい
て、このような遊びの範囲内においてのみ若干昇降され
る態様において位置保持されるものとなされていること
により、保持具の取付け作業においては、掛止片を大型
板状物の上縁に掛止した状態で略そのまま支承爪を大型
板状物の下縁下方に挿入すれば取付け作業が完了し、ま
た、取外し作業においても、支承爪を大型板状物の下縁
下方から抜き出した状態で、保持具本体を若干だけ上
昇させれば掛止片が大型板状物の上縁が離脱されて取外
し作業が完了される。このように、保持具の取付け、取
外し作業において、保持具の上昇操作、下降操作をわず
かで済ませることができ、保持具の取扱いが容易となっ
て更に一層荷役作業の能率向上を図ることができる。
【0038】また、ロック機構は、掛止片を高さ方向に
保持位置変更可能に位置保持するものとなされているか
ら、サイズの異なる複数種類の大型板状物の荷役を、本
保持具を用いて遂行していくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例にかかる荷役用保持具の全体斜視図で
ある。
【図2】ロック機構を示す保持部の側面図である。
【図3】大型板状物への保持具の取付け過程を示す斜視
図である。
【図4】大型板状物への保持具の取付け過程を示す斜視
図である。
【図5】他の実施例にかかる荷役用保持具の全体斜視図
である。
【図6】大型板状物への保持具の取付け過程を示す斜視
図である。
【図7】大型板状物への保持具の取付け過程を示す斜視
図である。
【図8】保管装置の側面図である。
【図9】従来の荷役用保持具の斜視図である。
【符号の説明】
1…荷役用保持具 2…保持具本体 3…支承爪 4…掛止片 5…ロック機構 G…大型板状物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 憲紀 大阪府堺市鳳南町三丁二百番地 大阪エ コン建鉄株式会社内 (72)発明者 桑原 巳知夫 大阪府堺市鳳南町三丁二百番地 大阪エ コン建鉄株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−89535(JP,A) 特開 昭55−48073(JP,A) 実開 昭54−159661(JP,U) 実開 昭55−82232(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 85/48 B65D 19/44 B65D 61/00 B65D 85/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立てられた状態のガラス板等の大型板状
    物の片面側に沿って配置される保持具本体と、 該保持具本体の下縁部に前方突出状態に設けられ、大型
    板状物の下縁を支承する支承爪と、 保持具本体の上縁側に昇降自在に設けられ、大型板状物
    の上縁に掛止される掛止片と、 該掛止片を、高さ方向に保持位置変更可能に、かつ各保
    持位置において上下方向に所定範囲の遊びを有し、その
    遊びの範囲内においてのみ昇降する態様において、位置
    保持するロック機構と、 が具備されてなることを特徴とする、ガラス板等の大型
    板状物の荷役用保持具。
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