JP4931864B2 - 発光管アレイおよびそれを用いた表示装置 - Google Patents

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Description

この発明は発光管アレイおよびそれを用いた表示装置に関し、特に細長いプラズマチューブを複数並べて、外部に形成した電極により駆動されるプラズマチューブアレイに関する。
細長いガラスチューブ内に蛍光体層を形成し、放電ガスを封入して両端を封止したものは、発光管又はプラズマチューブと呼ばれる。また、プラズマチューブを多数整列し、前面にプラズマチューブと直交する方向で透光性のある表示電極を形成し、背面にプラズマチューブと並行になるデータ電極を形成した表示パネルが、プラズマチューブアレイ又はPTAと呼ばれている。そして、PTAでは、表示電極とデータ電極に動作電圧を印加すると放電が発生し、放電によって生成された紫外線が蛍光体を励起し、蛍光体から放射された可視光の表示が得られるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
また、PTAは、プラズマチューブを、表示電極の形成された前面基板とアドレス電極の形成された背面基板とでサンドイッチし、粘着テープもしくは接着剤で貼り付けた構造である。そのため、非常に軽く柔軟性のある表示デバイスである。
従って、PTAは、原理的にはプラズマチューブを並べる本数でそのディスプレイサイズを決定することができる。そのため、既存の表示デバイス(PDPやLCD)に比べて大画面では有利な表示デバイスと言える。
このようなPTAにおいては、前面側の表示電極とプラズマチューブとの接触面積を増やして輝度を向上させる技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
また、前面基板として、樹脂フィルムのようなフレキシブルシートを用い、プラズマチューブの断面形状のばらつきの影響を低減し駆動電圧を安定させる技術が知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開2000−315460号公報 特開2003−86142号公報 特開2003−297249号公報
PTAは上述のように発光管を並べる本数によってディスプレイサイズを決めることができる一方で1つの発光管アレイは数千本の発光管から構成されているため、発光管断面の形状やサイズのバラツキがどうしても生じてしまう。
そこで、特許文献1では、図8に示すように、プラズマチューブ(発光管)Tを表示電極Edの形成された前面基板Ffと、アドレス電極Eaの形成された背面基板FrとでサンドイッチしたPTAにおいて、前面基板Ffに薄いフレキシブルシートを使用し、プラズマチューブTの断面形状のバラツキに追随して変形させ、表示電極Edを発光管Tに密着させるようにしている。
しかし、このようにしても、図8に示すようにプラズマチューブTのサイズに応じて表示電極EdのプラズマチューブTへの密着面積には差が存在するので、結果として表示ムラ(輝度ムラ)が発生するという問題がある。
この発明はこのような事情を考慮してなされたもので、プラズマチューブのサイズがばらついても、表示ムラを生じることのないPTAを提供するものである。
この発明は、放電ガスを封入した細長い発光管の複数本を互いに平行に前面基板と背面基板との間に介在させた構成の発光管アレイにおいて、前記前面基板の上には前記発光管と交差する方向に延びて前記各発光管の上面に接触する少なくとも一対の表示電極を有し、前記背面基板の上には前記発光管に並行に延びて各発光管の下面に接触するアドレス電極を有し、かつ前記背面基板は前記発光管の少なくとも1本毎に隣接発光管との間に発光管に沿って延びるスリットまたは溝を備えることを特徴とする発光管アレイを提供するものである。
この発明によれば、背面基板は蛍光管の少なくとも1本毎に隣接発光管との間に発光管に沿って延びるスリット又は溝を備える。
それによって、前面基板では表示電極の発光管への密着面積が一定に保持されるので、発光管アレイの表示ムラ(輝度ムラ)が防止される。
この発明の発光管アレイ(PTA)の特徴は、放電ガスを封入した細長い発光管の複数本を互いに平行に前面基板と背面基板との間に介在させて発光アレイを構成し、前記前面基板は透光性で前記発光管を支持するに十分な材質と厚さを有し、かつ、前記発光管に直交して接触する少なくとも一対の表示電極を有し、一方、前記背面基板は前記発光管の断面寸法の変化に順応する材質、厚さおよび/又は形状で、かつ、前記発光管に平行に接触するアドレス電極を有してなる点にある。
この発明において、前面および背面基板は同じ材質の樹脂フィルムから形成され、背面基板は厚さが前面基板より薄いことが好ましい。
背面基板の厚さが前面基板よりも薄いということは、一般的に板の曲げ剛性がEt3/{12(1−ν2)}(但し、tは板厚,Eはヤング率,νはポアソン比)で表され、板厚tの3乗に比例することからも、厚さを薄くすることにより曲げ剛性が小さくなり、可撓性および伸張性が増大することを意味する。
可撓性とは、一般には外力が加えられたときの曲げ易さ、捩り易さ、圧縮し易さをいう。
また、伸張性とは、一般には外力が加えられたときに伸びる能力をいい、それは伸び率、つまり、与えられた荷重の下における伸びを原長の百分率として表される。ここでいう可撓性および伸張性とは、基板が外圧によって発光管の断面寸法や形状に沿って変形する度合をいう。
また、この発明は、背面基板は発光管1本以上毎に隣接発光管の間に形成され発光管に沿って延びるスリット又は溝状領域を備える形状を有してもよい。背面基板の備えるスリットとは発光管に沿って延びる細長い切り口であり、連続するものおよび断続するものを含む。連続するスリットの場合には、背面基板はスリットによって個々に分断されることになる。
また、背面基板の備える溝状領域とは、V字溝又はU字溝を有する領域や、他の領域よりも厚さが薄くなっている領域を含む。
背面基板は、このスリット又は溝状領域が存在することによって、分割されるか、又は圧力によって屈曲し、発光管の断面寸法や形状のバラツキに追随し、アドレス電極と共に発光管に密着する。
この発明において、発光管はその長手方向に一定の幅で延びて前面基板と表示電極に接触する扁平部分を備えることが好ましい。
また、この発明は、上記のいずれかに記載の発光管アレイを用いた表示装置を提供するものである。
前面基板および背面基板には、当該分野で公知の各種のものを適用することができる。たとえば、樹脂製のフィルムなどを適用することができる。樹脂製のフィルムとしては、市販のポリカーボネートフィルムや、ポリエチレンテレフタレートフィルム(以下、PETという)等が利用可能である。
また、この発明のPTAは、直径0.5〜5mm程度の細長い発光管を並列に複数本配置して、任意の画像を表示する表示パネルに好適に適用されるが、表示管の大きさについては、特に限定はなく、内部に蛍光体層を設け、かつ放電ガスを封入し、長手方向に平坦部を備えた扁平楕円形断面や矩形断面を有する細長い表示管であればよい。この発明のPTAには、矩形断面を有し、長辺よりむしろ短辺の長さにバラツキを有する発光管が好適に適用される。この発光管の材料について特に限定はない。
表示電極およびアドレス電極は、前面および背面フィルムの発光管対向面に配置されていればよい。また、発光管に外部から電圧を印加して発光管内で放電を発生させることができるものであればよい。これらの電極は、公知の印刷法や蒸着法等で前記フィルムに形成することができる。電極の材料は、当該分野で公知の各種のものを適用することができ、例えばCu,Cr,Al,Au,Ag等を適用することができる。
また、前面および背面基板は接着層によって発光管に接着されるが、その接着層は、前面および背面基板の発光管対向面に設けられていればよい。この接着層としては、当該分野で公知の各種のものを適用することができる。たとえば、樹脂製の接着剤を層状に形成したものを適用することができる。接着層の厚さは特に限定されず、どのような厚さであってもよい。この接着層は、透光性を有する接着剤で形成されることが望ましい。
接着層は、熱可塑性、熱硬化性、感圧性、紫外線硬化型の接着剤などで形成することができる。たとえば、透明接着剤としては、住友3M社製のEXP-90や、高透明接着剤転写テープ♯8141、♯8142、♯8161などを用いることができる。EXP-90は紫外線硬化型の接着剤で、♯8141、♯8142、♯8161はシート状の接着剤であり、どちらも光透過率75%以上の高い透過率を有するものである。
以下、図面に示す実施形態を用いてこの発明を詳述する。
図1は、この発明の実施形態のPTAを示す要部斜視図である。
図1において、PTA100は、互いに平行に配置された複数のプラズマチューブ11、透明な前面基板31、透明または不透明な背面基板32、複数の表示電極対P,複数の信号電極つまりアドレス電極3を備える。図1において、各電極対Pは2本の表示電極2からなり、Xは2本の表示電極2のうちの維持電極を示し、Yは2本の表示電極2のうちの走査電極を示している。
プラズマチューブ11の内部の背面側には、赤、緑、青(R、G、B)の蛍光体層41R,41G,41Bがそれぞれ形成され、放電ガスが導入されて、両端が封止されている。
アドレス電極3は、背面基板32の前面すなわち内面上に形成され、プラズマチューブ11の長手方向に沿って設けられている。隣接するアドレス電極3のピッチは、プラズマチューブ11の配列ピッチと同じであり、1〜1.5mmである。複数の表示電極対Pは、前面基板31の背面すなわち内面上に形成され、アドレス電極3と直角に交差する方向に配置されている。XおよびY電極の幅は例えば0.75mmであり、各表示電極対PにおけるX,Y電極の間隔は、例えば0.4mmである。表示電極対Pと隣の表示電極対Pとの間には、帯状の非表示領域つまり非放電ギャップが確保され、その幅Dは例えば1.1mmである。
また、アドレス電極3と表示電極2は、PTA100の組み立て時にプラズマチューブ11の下側の外周面部分と上側の外周面部分にそれぞれ後述のように接着させる。そして、そのために、図1に示すように、前面および背面基板31,32とプラズマチューブ11との間に接着剤層31a,32aをそれぞれ介在させている。
このPTA100を正面から平面的にみた場合、アドレス電極3と表示電極対Pとの交差部が単位発光点となる。表示は、走査電極Yとアドレス電極3との交差部で選択放電を発生させて発光領域を選択し、その放電により当該領域の管内面に形成された壁電荷を利用して、表示電極対Pで表示放電を発生させ、蛍光体層を発光させることによって行う。選択放電は、Y電極とアドレス電極3との間のプラズマチューブ11内で発生される対向放電である。表示放電は、平面上に平行に配置された各対の維持電極Xと走査電極Yとの間のプラズマチューブ11内で発生される面放電である。
つまり、PTA100は、プラズマチューブ11の平坦部に面接触するように配置された複数の表示電極対Pの放電によって、プラズマチューブ11の蛍光体層41G〜41Rを発光させて、一本のプラズマチューブ11内に多数の発光点が得られる構造である。プラズマチューブ11は、断面の長径が2mm以下、短径が1mm以下、肉厚100μm程度、長さ300mm以上のサイズを有する。
プラズマチューブ11はホウケイ酸ガラスで作製されている。プラズマチューブ11は、図1に示すように、表示面側と背面側に平坦部を備えた矩形断面を有し、両方の平坦部が前面フィルム31と平行になるように並列に配置されている。
蛍光体層41R〜41Bは、蛍光体ペーストを塗布し、それを焼成して形成している。蛍光体ペーストは、当該分野で公知の各種のものを利用することができる。
プラズマチューブ11の内壁面には、ある値以上のエネルギを有する放電ガスとの衝突により荷電粒子を発生する電子放出膜を設けていてもよい。蛍光体層41R〜41Bは、表示電極対Pに電圧が印加されると、プラズマチューブ11内に封入された放電ガスが励起されるが、その励起されたガス原子の脱励起過程で発生する紫外光で可視光を発光する。
前面基板31は、プラズマチューブ11の上側の平坦部に当接して、アレイ状に配置された複数のプラズマチューブ11を保持するようになっている。この前面基板31は、透明なフィルムであり、このフィルムとしては、可撓性および伸張性を有する厚さ150μmのPETフィルムを用いる。
表示電極2は、それぞれITOなどの透明電極と、Cu、Crなどの金属からなるバス電極とで形成されている。これらは、当該分野で公知の印刷法や低温スパッタ法などで形成される。
前面基板31のプラズマチューブ11の対向面には、表示電極2と共に接着層31aが形成されている。この接着層31aは、前面基板31がプラズマチューブ11の平坦部に当接した際、表示電極2がその平坦部に対面するように、前面基板31をプラズマチューブ11の平坦部に接着させるようになっている。
この接着層31aには、接着剤や接着テープを利用することができる。前面基板31の場合、前面基板31の全面に接着剤や接着テープを配置するのではなく、表示電極対Pと表示電極対Pとの間(この間は表示電極間で放電が発生しないので、非放電スリットと呼ばれる)に配置してもよい。非放電スリットに接着剤や接着テープを配置する場合、黒色(暗色)のものを用いれば、非放電スリットを暗くすることができ、表示のコントラストの向上を図ることができる。なお、この場合接着剤や接着テープとは別の黒色膜を設けてもよい。
このように、前面基板31の内面に表示電極2を形成し、前面基板31を、ラミネートなどの手法を用いてプラズマチューブ11に接着させて、表示電極2をプラズマチューブ11の平坦部に面接触させる。
背面基板32は、前面基板31(厚さ150μm)よりも薄い厚さ50μmのPETフィルムで作製され、各プラズマチューブ11の背面側の平坦部に当接している。つまり、PTA100はこの背面基板32と前面基板31との間で平行な複数のプラズマチューブ11を挟持する構造となっている。
前面基板31は、目視の関係上透光性を持つ必要があるが、背面基板32は透光性である必要はなく、むしろ暗色にするのが背景コントラストを高める上で好ましい。
背面基板32のプラズマチューブ11の対向面には、複数のアドレス電極3が、プラズマチューブ11に平行に形成されている。このアドレス電極3は、前述のように表示電極対Pの一方の電極との間で選択用の放電を発生させるものである。アドレス電極3は、光を透過する必要のない背面フィルム32上に配置されるため、金属のみで形成される。これらの電極は、当該分野で公知の印刷法や低温スパッタ法などで形成される。
アドレス電極3の形成後に、背面フィルム32のプラズマチューブ11の対向面に、接着層32aが設けられる。この接着層32aには前面基板31用接着層31aと同じ材料を用いることができる。
PTA100は、いずれも可撓性を有する前面基板31と背面基板32とで、プラズマチューブ11をサンドイッチ状に挟んだ構造を有するので、プラズマチューブ11の長手方向又は垂直な方向に湾曲することが可能となる。
図1に示すPTA100を組立てる場合には、まず、表示電極2と接着層31aを表面に有する前面基板31(図1)を、接着層31aを上にして水平面に設置する。次に、その上に複数本のプラズマチューブ11を平行に配置する。次に、その上に、アドレス電極3と接着層32aを表面に有する背面基板32(図1)を、接着層32aを下にしてプラズマチューブ11の上に重ねる。そして、ラミネータを用いて、前面基板31および背面基板32をプラズマチューブ11にラミネートする。
このラミネートの際には、柔軟性のある加圧ローラーを用い、背面基板32に、水平方向にテンションをかけ、加圧ローラーをプラズマチューブ11の長手方向に平行又は直交する方向に移動させ加圧する。そして、加圧ローラーを回転させながら最終端のプラズマチューブ11の位置まで移動させる。
接着層31a,32aに感圧性の接着剤を用いる場合には、常温によるローラーの加圧だけで前面および背面フィルム31a,32aをプラズマチューブ11に貼り付けることができる。熱可塑性の接着剤を用いる場合には、加熱ローラーを用いる。
図2は、このようにして組立てられたPTA100の要部断面図である。
この実施形態では、前述のように前面基板31は厚さ150μmのPETフィルムで製作され、背面基板32は厚さ50μmのPETフィルムで製作されている。つまり、背面基板32は前面基板31に比べて可撓性および伸張性が十分に大きい。
従って、前述のように、ラミネータによって前面基板31および背面基板32をプラズマチューブ11にラミネートすると、図2に示すように前面基板31は平坦な状態を維持し、背面基板32がプラズマチューブ11の断面寸法および形状のバラツキに対応して変形する。これによって、表示電極2のプラズマチューブ11に対する接触面積は、プラズマチューブ11の断面寸法や形状のバラツキに影響されず、一定に保持される。
第1変形例
図3は図1および図2に示す実施形態の第1変形例を示す図2対応図である。この変形例では、背面基板32は、厚さが前面基板31と同じ150μmで、伸び率が前面基板31の5倍の樹脂フィルムを使用している。その他の構成は前述の実施形態と同等である。従って、前述のように、ラミネータによって前面基板31および背面基板32をプラズマチューブ11にラミネートすると、図3に示すように前面基板31は平坦な状態を維持し、背面基板32がプラズマチューブ11の断面寸法と形状のバラツキに対応して変形する。これによって、表示電極2のプラズマチューブ11に対する接触面積は、プラズマチューブ11の断面寸法や形状のバラツキに影響されず、一定に保持される。
第2変形例
図4は図1および図2に示す実施形態の第2変形例を示す図2対応図である。この変形例では、背面基板32は、前面基板31と同じ厚さ150μmのPETフィルムである。背面基板32は、各隣接発光管の間でプラズマチューブ11に沿って細長く延びる境界領域51に、連続的なスリットを備える。つまり、背面基板32はプラズマチューブ11の1本毎に独立した基板に分割される。その他の構成は図1および図2に示す実施形態と同等である。
従って、前面基板31および背面基板32をプラズマチューブ11にラミネートすると、図4に示すように前面基板31は平坦な状態を維持し、背面基板32が分断されてプラズマチューブ11の断面寸法と形状のバラツキに対応する。これによって、表示電極2のプラズマチューブ11に対する接触面積は、プラズマチューブ11の断面寸法や形状のバラツキに影響されず、一定に保持される。
第3変形例
図5は図1および図2に示す実施形態の第3変形例を示す図2対応図である。この変形例では、背面基板32は、厚さが前面基板31と同じ150μmである。背面基板32は、隣接発光管の間でプラズマチューブ11に沿って細長く延びる境界領域51に、プラズマチューブ11の2本毎に連続的なスリットを備える。つまり、背面基板32はプラズマチューブ11の2本毎に独立した基板に分割される。その他の構成は図1と図2に示す実施形態と同等である。
従って、前面基板31および背面基板32をプラズマチューブ11にラミネートすると、図5に示すように前面基板31は平坦な状態を維持し、背面基板32がプラズマチューブ11の断面寸法と形状のバラツキに対応して変形する。これによって、表示電極2のプラズマチューブ11に対する接触面積は、プラズマチューブ11の断面寸法や形状のバラツキに影響されず、一定に保持される。
第4変形例
図6は図1および図2に示す実施形態の第4変形例を示す図2対応図である。この変形例では、背面基板32は、厚さが前面基板31と同じ150μmである。背面基板32は、隣接発光管の間でプラズマチューブ11に沿って細長く延びる境界領域51に、プラズマチューブ11の1本毎に長手方向に断続する2本の並列スリットを備える。その他の構成は図1と図2に示す実施形態と同等である。
従って、前面基板31および背面基板32をプラズマチューブ11にラミネートすると、図6に示すように前面基板31は平坦な状態を維持し、背面基板32が境界領域51で屈曲しプラズマチューブ11の断面寸法と形状のバラツキに対応して変形する。これによって、表示電極2のプラズマチューブ11に対する接触面積は、プラズマチューブ11の断面寸法や形状のバラツキに影響されず、一定に保持される。
第5変形例
図7は図1および図2に示す実施形態の第5変形例を示す図2対応図である。この変形例では、背面基板32は、厚さが前面基板31と同じ150μmである。背面基板32は、隣接発光管の間でプラズマチューブ11に沿って細長く延びる境界領域51に、プラズマチューブ11の1本毎に方形断面の溝を備える。つまり、境界領域51はその溝によって厚さが他の領域の約半分になっている。その他の構成は図1と図2に示す実施形態と同等である。
従って、前面基板31および背面基板32をプラズマチューブ11にラミネートすると、図7に示すように前面基板31は平坦な状態を維持し、背面基板32が境界領域51で屈曲しプラズマチューブ11の断面寸法と形状のバラツキに対応して変形する。これによって、表示電極2のプラズマチューブ11に対する接触面積は、プラズマチューブ11の断面寸法や形状のバラツキに影響されず、一定に保持される。
図9はPTA100を用いた表示装置のブロック図である。図9に示すように、維持電極X1〜Xnには第1駆動回路101から駆動電圧が印加される。走査電極Y1〜Ynには第2駆動回路102から駆動電圧が印加される。そして、アドレス電極A1〜Amには第3駆動回路103からアドレス電圧が印加されるようになっている。
図10は、表示画像の1フレームの構成を示す。1フレームは奇数フィールドと偶数フィールドとに2分割され、いずれのフィールドも複数のサブフィールドSF1〜SFnを備える。奇数フィールドでは図2に示すPTA100の奇数の表示行において、後述のリセット、アドレス、および表示などの動作が行われるように各電極に第1,第2,第3駆動回路101,102,103から電圧が印加される。また、偶数フィールドではPTA100の偶数の表示行においてリセット、アドレスおよび表示などの動作が行われるように、各電極に第1,第2,第3駆動回路101,102,103から電圧が印加される。
そのために、サブフィールドSF1〜SFnは、図10に示すように、それぞれのサブフィールド画面を構成する全ての表示セルの電荷を一様化させるリセット期間RPと、単位発光領域を選択するために所定の単位発光領域、つまり表示セルにアドレス放電を発生させて壁電荷を蓄積するアドレス期間APと、蓄積された壁電荷を利用して表示セルにおける放電を維持して表示する表示(サステイン)期間SPとからなる。
リセット期間RPにおけるリセット動作では、対応する維持・走査電極XY間にリセットパルスを印加し、各表示セルに壁電荷を消去させる放電を発生させる。アドレス期間APにおけるアドレス動作では、スキャンパルスを対応する走査電極Yに順次印加すると共に、このスキャンパルスに同期させて発光させるべき表示セルに対応したアドレス電極Aにアドレスパルスを印加して、両電極間の交点で定まるアドレスの表示セルにアドレス放電を発生させ、壁電荷を形成する。サステイン期間SPにおける表示動作では、サステインパルス(維持電圧)を対をなす維持・電極X,Yに印加して前記壁電荷の形成された単位発光領域の表示セルに維持放電を発生させる。
階調表示は、表示データに応じてサブフレームの表示動作期間SPの長さ(放電回数)を変えることで行っている。例えば、8つのサブフレームにおける放電回数を、1:2:4:8:16:32:64:128の比率にすることで、単位発光領域毎の階調は256段階となり、この単位発光領域が3つ集まることで1画素となるため、1677万(=256*256*256)色のフルカラー表示が可能となる。
以上説明した実施形態および各変形例における数値は、いずれも最良と思われる一例であり、実施状況に応じて適宜変更可能であることは、いうまでもない。
この発明の実施形態のPTAを示す要部斜視図である。 この発明の実施形態のPTAを示す要部断面図である。 この発明の実施形態のPTAの第1変形例を示す図2対応図である。 この発明の実施形態のPTAの第2変形例を示す図2対応図である。 この発明の実施形態のPTAの第3変形例を示す図2対応図である。 この発明の実施形態のPTAの第4変形例を示す図2対応図である。 この発明の実施形態のPTAの第5変形例を示す図2対応図である。 従来例を示すPTAの要部断面図である。 この発明のPTAを用いた表示装置のブロック図である。 図9に示す表示装置の表示画像の1フレームを示す構成図である。
符号の説明
2 表示電極
3 アドレス電極
11 プラズマチューブ
31 前面基板
31a 接着層
32 背面基板
32a 接着層
41R 蛍光体層
41G 蛍光体層
41B 蛍光体層
51 境界領域
100 PTA
P 表示電極対
X 維持電極
Y 走査電極

Claims (4)

  1. 放電ガスを封入した細長い発光管の複数本を互いに平行に前面基板と背面基板との間に介在させた構成の発光管アレイにおいて、前記前面基板の上には前記発光管と交差する方向に延びて前記各発光管の上面に接触する少なくとも一対の表示電極を有し、前記背面基板の上には前記発光管に並行に延びて各発光管の下面に接触するアドレス電極を有し、かつ前記背面基板は前記発光管の少なくとも1本毎に隣接発光管との間に発光管に沿って延びるスリットまたは溝を備えることを特徴とする発光管アレイ。
  2. 前記発光管はその長手方向に一定の幅で延びて前面基板および表示電極に接触する扁平部分を備えることを特徴とする請求項1に記載の発光管アレイ。
  3. 前記背面基板は、前記発光管の少なくとも1本毎に隣接発光管との間に発光管に沿って延びるスリットを備え、かつ前記背面基板は前記スリットによりそれぞれが少なくとも1本の発光管に対応した複数個の独立した基板に分割されていることを特徴とする請求項1または2に記載の発光管アレイ。
  4. 請求項1〜のいずれか1つに記載の発光管アレイを用いた表示装置。
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