JP2008234847A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】位置合わせが容易な構造を有する複数のプラズマ・チューブ・アレイを含む表示装置を実現する。
【解決手段】表示装置(10)において、その複数のユニットの中の隣接する2つのユニット(300)のうちの一方のユニットに配置された第1グループのガス放電管の端部は、2つのユニットのうちの他方のユニット(302)に配置された第2グループのガス放電管の端部と接触し、第1グループのガス放電管の少なくとも一方の端部(116)は、背面基板側に向かって突出する突出部(118)を有し、背面基板(32)には、直線状の少なくとも1つの嵌合溝または嵌合開孔(322)が形成されており、少なくとも1つの嵌合溝または嵌合開孔に、第1グループのガス放電管の一方の端部(116)の突出部(118)が嵌入されている。
【選択図】図13
【解決手段】表示装置(10)において、その複数のユニットの中の隣接する2つのユニット(300)のうちの一方のユニットに配置された第1グループのガス放電管の端部は、2つのユニットのうちの他方のユニット(302)に配置された第2グループのガス放電管の端部と接触し、第1グループのガス放電管の少なくとも一方の端部(116)は、背面基板側に向かって突出する突出部(118)を有し、背面基板(32)には、直線状の少なくとも1つの嵌合溝または嵌合開孔(322)が形成されており、少なくとも1つの嵌合溝または嵌合開孔に、第1グループのガス放電管の一方の端部(116)の突出部(118)が嵌入されている。
【選択図】図13
Description
本発明は、プラズマ・チューブ・アレイからなる表示装置に関し、特に、組立てにおいて位置合わせが容易なプラズマ・チューブのアレイからなる表示装置に関する。
プラズマ・ディスプレイ・パネル(PDP)は、縦横の多数の小セルの閉じた放電空間内でプラズマ放電を生じさせ、放電プラズマから放出される147nmの紫外光で蛍光体を励起して発光させる。そのセル空間は、重ね合わせた2枚の平板のガラスの間に形成される。一方、例えば特開2003−92085号公報(A)(特許文献1)に記載されているようなプラズマ・チューブ・アレイ(PTA)では、細長いガラス・チューブ内に蛍光体層を形成し、そのチューブ内に多数のセル空間を形成する。そのようなプラズマ・チューブを多数並置したプラズマ・チューブ・アレイを縦横に組み立てることによって、例えば6m×3mの大型の表示画面を形成することができる。
特開2003−92085号公報
特開平8−273555号公報(特許文献2)には、インデックス方式カラー受像管装置が記載されている。そのカラー受像管装置は、複数の電子銃から放出される単電子ビームによりスクリーン部を複数の領域に分割して走査する。その装置において、スクリーン部のインデックス蛍光体層を、3色蛍光体層B、G、Rと平行に設けられた第1のインデックス蛍光体層および3色蛍光体層に対して傾斜して設けられた第2のインデックス蛍光体層で構成し、光電変換部を、第1のインデックス蛍光体層から得られる第1のインデックス信号を選択的に検出する第1の光電変換装置と第2のインデックス蛍光体層から得られる第2のインデックス信号を選択的に検出する第2の光電変換装置とで構成した。それによって、隣接領域間の継目が目立たなくなる。
特開平8−273555号公報
プラズマ・チューブ・アレイを用いると、大型の表示装置を容易に組み立てることができ、しかも曲面の表示面を有する表示装置が容易に実現できる。一方、プラズマ・チューブの大型の表示装置を、前面側と背面側の両支持基板の間に配置された大きいサイズの1つのプラズマ・チューブ・アレイだけで作製するのは、表示装置の製造上実際的でない。表示装置の組立が容易な寸法を有するプラズマ・チューブ・アレイの分割された複数のユニットまたはモジュールを製作し、それらのユニットを隣接配置することによって1つの大型の表示装置を有利に形成することができる。
そのような複数のユニットからなる大型の表示装置において、複数のユニットの間の境界線上に無視できない太い直線状の非発光領域が存在すると、表示画像においてその非発光領域が目立ちまたは目障りであり、表示画像が不自然になる。そのような接続部における非発光領域の形成を防止するために、チューブの端部を薄いガラスチップを用いて封止し、一方と他方のユニット間のプラズマ・チューブの端部相互の当接ラインの位置を、前面側支持基板上の表示電極間の通常の非発光領域である非放電領域のラインに整列させることが考えられる。しかし、1本1本のプラズマ・チューブの端面を、1m×1m以上の大きいサイズの支持基板またはシートにおける隣接する2対の表示電極の間にある1mm以下の非放電領域に整列させることは、実際には非常に困難である。
発明者たちは、各プラズマ・チューブの一端面に、背面側支持基板側に突出する薄い突出部を設け、背面側支持基板にその突出部と嵌合する直線状の凹所を形成し、その凹所に突出部を嵌入させるようにすれば、それよってプラズマ・チューブの長手方向の位置合わせ、特にその端部の位置合わせが、高い精度で容易にできるようになる、と認識した。
本発明の目的は、位置合わせが容易な構造を有するプラズマ・チューブ・アレイを含む表示装置を実現することである。
本発明の特徴によれば、表示装置は、内部に、蛍光体層が形成されると共に放電ガスが封入され、長手方向に複数の発光点をそれぞれ有する複数のガス放電管が並置され、その複数のガス放電管の表示面側に複数対の表示電極が配置され、その複数のガス放電管の背面側に複数の信号電極が配置された複数のユニットからなり、その複数のユニットは、その複数対の表示電極が内側表面に形成された透明な前面側基板と、その複数の信号電極が内側表面に形成された背面側基板とによって、その前面側基板とその背面基板の間に挟持され、その複数のユニットの中の隣接する2つのユニットのうちの一方のユニットに配置された第1グループのガス放電管の端部は、その2つのユニットのうちの他方のユニットに配置された第2グループのガス放電管の端部と接触する。その第1グループのガス放電管の少なくとも一方の端部は、その背面基板側に向かって突出する突出部を有する。その背面基板には、直線状の少なくとも1つの嵌合溝または嵌合開孔が形成されており、その少なくとも1つの嵌合溝または嵌合開孔に、その第1グループのガス放電管のその一方の端部のその突出部が嵌入されている。
本発明によれば、位置合わせが容易な構造を有する複数のプラズマ・チューブ・アレイを含む表示装置を実現できる。
本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。図面において、同様の構成要素には同じ参照番号が付されている。
図1は、通常のカラー表示装置用のプラズマ・チューブまたはガス放電管11R、11Gおよび11Bのアレイのユニット300の概略的な部分的構造を例示している。図1において、プラズマ・チューブ・アレイ(PTA)のユニット300は、互いに平行に配置された透明な細長いカラー・プラズマ・チューブ11R、11Gおよび11Bのアレイ、透明な前面側の支持シートまたは薄い基板からなる前面側支持基板31、透明なまたは不透明な背面側の支持シートまたは薄い基板からなる背面側支持基板32、複数の表示電極対または主電極対2、および複数の信号電極またはアドレス電極3を含んでいる。図1において、Xは表示電極2のうちの維持電極またはX電極を示し、Yは表示電極2のうちの走査電極またはY電極を示している。R、GおよびBは蛍光体の発光色である赤、緑および青を示している。支持基板31および32は、例えば可撓性のPETフィルム、ガラス等で作られている。
細長いプラズマ・チューブ11R、11Gおよび11Bの細管20は、例えばホウケイ酸ガラス、パイレックス(登録商標)、ソーダガラス、石英ガラスまたはゼロデュアのような透明な絶縁体で作製され、典型的には、管径が2mm以下であり、例えば、管の断面の幅約1mmおよび高さは幅よりも少し小さい扁平型または楕円形であり、長さが300mm以上であり、管壁の厚さ約0.1mmの寸法を有する。
プラズマ・チューブ11R、11Gおよび11Bの内部の背面側には、赤、緑、青(R、G、B)の蛍光体層4がそれぞれ形成され、放電ガスが導入されて、両端が封止されている。プラズマ・チューブ11R、11Gおよび11Bの内面にはMgOからなる電子放出膜5が形成されている。蛍光体層R、G、Bは、典型的には、約10μm〜約50μmの範囲の厚さを有する。
蛍光体層4は支持部材上に形成されていてもよい。そのような支持部材は、プラズマ・チューブ11R、11G、11Bと同様に、例えばホウケイ酸ガラス、パイレックス(登録商標)、石英ガラス、ソーダガラス、鉛ガラスのような絶縁体で形成される。支持部材は、ガラス管の外部で、支持部材上に蛍光体ペーストを塗布し、それを焼成して支持部材上に蛍光体層4を形成した後、その支持部材をガラス管内に挿入して配置することができる。そのような蛍光体ペーストとして、当該分野で公知の各種の蛍光体ペーストを利用することができる。
電子放出膜5は、放電ガスの荷電粒子との衝突により電子を発生する。蛍光体層4は、表示電極対2に電圧を印加することにより励起された管内に封入された放電ガスが脱励起することによって発生する真空紫外光によって励起され、可視光を発生する。
図2Aは、透明な複数の表示電極対2が形成された前面側支持基板31を示している。図2Bは、複数の信号電極3が形成された背面側支持基板32の例を示している。
信号電極3は、背面側支持基板32の前面すなわち内面側に形成され、プラズマ・チューブ11R、11Gおよび11Bの長手方向に沿って設けられている。隣接する信号電極3間のピッチは、プラズマ・チューブ11R、11Gおよび11Bの各々の幅とほぼ同じであり、例えば1mmである。複数の表示電極対2は、周知の形態で前面側支持基板31の背面すなわち内面上に形成され、信号電極3と直角に交差する方向に配置されている。表示電極2の幅は例えば0.75mmであり、各1対の表示電極2の端縁間の距離は例えば0.4mmである。表示電極対2と隣の表示電極対2の間には、非放電領域となる距離または非放電ギャップが確保され、その距離は例えば1.1mmである。
信号電極3と表示電極対2は、PTAユニット300の組み立て時にプラズマ・チューブ11R、11Gおよび11Bの下側の外周面部分と上側の外周面部分にそれぞれ密着するように接触させる。その密着性を良くするために、それぞれの電極とプラズマ・チューブ面との間に接着剤を介在させて接着してもよい。
このPTAユニット300を正面から平面的にみた場合、信号電極3と表示電極対2との交差部が単位発光領域となる。表示は、表示電極対2のいずれか1本を走査電極Yとして用い、その走査電極Yと信号電極3との交差部で選択放電を発生させて発光領域を選択し、その放電により当該領域の管内面に形成された壁電荷を利用して、表示電極対2で表示放電を発生させ、蛍光体層を発光させることによって行う。選択放電は、垂直方向に対向する走査Y電極と信号電極3との間のプラズマ・チューブ11R、11Gおよび11B内で発生される対向放電である。表示放電は、平面上に平行に配置された1対の表示電極間のプラズマ・チューブ11R、11Gおよび11B内で発生される面放電である。
表示電極対2と信号電極3は、電圧を印加することによって管内部の放電ガスに放電を発生させることが可能である。図1では、プラズマ・チューブ11R、11Gおよび11Bの電極構造は、1つの発光部位に3つの電極が配置された構成であり、表示電極対2によって表示放電が発生される構造であるが、これに限定されるものではなく、表示電極2と信号電極3の間で表示放電が発生される構造であってもよい。即ち、表示電極対2を1本とし、この表示電極2を走査電極として用いて信号電極3との間に選択放電と表示放電(対向放電)を発生させる形式の電極構造であってもよい。
図3は、PTAユニット300のプラズマ・チューブ・アレイ11の管の長手方向に垂直な断面の構造を示している。PTAユニット300において、プラズマ・チューブ11R、11Gおよび11Bは、その内面に蛍光体層4R、4Gおよび4Bが形成されており、断面幅1.0mm、断面高さ0.7mm、管壁の厚さ0.1mm、および長さ1m〜3mの細管からなる。一実施例として、赤の蛍光体4Rはイットリア系((Y.Ga)BO3:Eu)の材料を含み、緑の蛍光体4Gはジンクシリケート系(Zn2SiO4:Mn)の材料を含み、青の蛍光体4BはBAM系(BaMgAl10O17:Eu)の材料を含む。
図3において、プラズマ・チューブ11R、11Gおよび11Bの底面には、粘着剤層34を介して背面側支持基板32が接着されている。プラズマ・チューブ11R、11Gおよび11Bの底面に、および背面側支持基板32の上面に信号電極3が配置されている。また、信号電極3は、後で説明するように(図8B)、プラズマ・チューブ11R、11Gおよび11Bの底面に直接形成してもよい。
図4は、PTAユニット300、アドレス(A)電極ドライバ装置400、X電極ドライバ装置500およびY電極ドライバ装置600を具える通常のプラズマ・チューブ・アレイ型の表示装置100を示している。PTAユニット300において、n対の表示電極2(X1,Y1)、...、(Xj,Yj)、...(Xn,Yn)の中のX電極は、X電極ドライバ装置500のX電極用の維持電圧パルス回路(SST)50に接続され、その中のY電極はY電極ドライバ装置600の走査パルス回路(SCN)70に接続される。m本の信号電極3A1、...、Ai、...Amは、A電極ドライバ装置400に接続される。X電極ドライバ装置500はさらにリセット回路51を含んでいる。Y電極ドライバ装置600はさらに維持電圧パルス回路60およびリセット回路61を含んでいる。ドライバ制御回路(CTRL)42が、A電極ドライバ装置400、X電極ドライバ装置500およびY電極ドライバ装置600に接続される。
次に、一般的なプラズマ・チューブ・アレイ型のAC型ガス放電表示装置の駆動法の一例について説明する。1つのピクチャ(映像)は典型的には1フレーム期間で構成されており、インターレース型走査では1フレームが2つのフィールドで構成され、プログレッシブ型走査では1フレームが1つのフィールドで構成されている。また、通常のテレビジョン方式による動画表示のためには1秒間に30または60フレームの表示が必要である。そこでこの種ガス放電表示装置10による表示では、2値の発光制御によって階調を持ったカラー再現を行うために、典型的にはそのような1フィールドFをq個のサブフィールドSFの集合に置き換える。しばしば、これらサブフィールドSFに順に20,21,22,...2q−1等の異なる重みを付けて各サブフィールドSFの表示放電の回数を設定する。サブフィールド単位の発光/非発光の組合せでR,GおよびBの各色毎にN(=1+21+22+...+2q−1 )段階の輝度設定を行うことができる。このようなフィールド構成に合わせてフィールド転送周期であるフィールド期間Tfをq個のサブフィールド期間Tsfに分割し、各サブフィールドSFに1つのサブフィールド期間Tsfを割り当てる。さらに、サブフィールド期間Tsfを、初期化のためのリセット期間TR、アドレッシングのためのアドレス期間TA、および維持放電による発光のための表示期間TSに分ける。典型的には、リセット期間TRおよびアドレス期間TAの長さが重みに係わらず一定であるのに対し、表示期間TSにおけるパルス数は重みが大きいほど多く、表示期間TSの長さは重みが大きいほど長い。この場合、サブフィールド期間Tsfの長さも、該当するサブフィールドSFの重みが大きいほど長い。
図5は、通常の表示装置100における、A電極ドライバ装置400、X電極ドライバ装置500およびY電極ドライバ装置600の出力駆動電圧波形の概略的な駆動シーケンスを例示している。なお、図示の波形は一例であり、振幅、極性およびタイミングを様々に変更することができる。
リセット期間TR、アドレス期間TAおよびサステイン期間TSの順序は、q個のサブフィールドSFにおいて同じであり、駆動シーケンスはサブフィールドSF毎に繰り返される。各サブフィールドSFのリセット期間TRにおいては、全ての表示電極Xに対して負極性のパルスPrx1と正極性のパルスPrx2とを順に印加し、全ての表示電極Yに対して正極性のパルスPry1と負極性のパルスPry2とを順に印加する。パルスPrx1,Pry1およびPry2は微小放電が生じる変化率で振幅が漸増するランプ波形または鈍波パルスである。最初に印加されるパルスPrx1およびPry1は、前サブフィールドSFにおける発光/非発光に係わらず全ての放電セルにいったん同一極性の適度の壁電荷を生じさせるために印加される。引き続き適度の壁電荷が存在する放電セルにパルスPrx2およびPry2を印加することにより、この壁電荷を維持パルスでは再放電しないレベル(消去状態)まで減少させるように調整する。セルに加わる駆動電圧は、表示電極XおよびYに印加されるパルスの振幅の差を表す合成電圧である。
アドレス期間TAにおいては、発光させる放電セルのみに放電維持に必要な壁電荷を形成する。全ての表示電極X1〜Xnおよび全ての表示電極Y1〜Ynを所定電位にバイアスした状態で、行選択期間(1行分のスキャン時間)毎に選択行に対応した表示電極Yjに負極性のスキャン・パルスVyjを印加する。この行選択と同時にアドレス放電を生じさせるべき選択セルに対応したアドレス電極Aiのみにアドレス・パルスVaを印加する。つまり、選択行jのm列分のサブフィールドデータDsfに基づいてアドレス電極A1〜Amの電位を走査ライン毎に2値制御する。これによって、選択セルでは表示電極Yjとアドレス電極Aiとの間で放電管内にアドレス放電が生じる。そのアドレス放電によって書き込まれた表示データが放電管のセル内壁に壁電荷の形で記憶され、その後のサステイン・パルスの印加により表示電極X−Y間の面放電が生じる。
サステイン期間TSにおいては、最初に先のアドレス放電で生じた壁電荷と加算されて維持放電を発生する極性(図の例では正極性)のサステイン・パルスPsを印加する。その後、表示電極Xと表示電極Yとに対して交互にサステイン・パルスPsを印加する。サステイン・パルスPsの振幅は維持電圧Vsである。サステイン・パルスPsの印加によって、所定の壁電荷が残存する放電セルにおいて面放電が生じる。サステイン・パルスPsの印加回数は、上述したようにサブフィールドSFの重みに対応する。なお、サステイン期間TS全体にわたって不要な対向放電を防止するために、アドレス電極Aをサステイン・パルスPsと同極性の電圧Vasにバイアスする。
図6は、本発明の実施形態による、表示装置102における2つのPTAユニット300および302の配置を示している。PTAユニット300と302は、PTAユニット300の垂直方向に配置されたプラズマ・チューブ110の下端部または下端面とPTAユニット302の垂直方向に配置された対応するプラズマ・チューブ112の上端部または下端面とが互いに接触するように配置される。
図7は、本発明の別の実施形態による、表示装置106における2つのPTAユニット318および320の配置を示している。PTAユニット318と320も、PTAユニット318の垂直方向に配置されたプラズマ・チューブ110の下端部または下端面とPTAユニット302の垂直方向に配置された対応するプラズマ・チューブ112の上端部または下端面とが互いに接触するように配置される。
PTAユニット318の1つのグループのプラズマ・チューブ110は、最も大きく上向きに移動させた複数のサブグループのプラズマ・チューブ110Uと、少し上向きに移動させた複数のサブグループのプラズマ・チューブ110Mと、残りの複数のサブグループのプラズマ・チューブ110Dとからなる。PTAユニット312の別のグループのプラズマ・チューブ112は、最も大きく上向きに移動させた複数のサブグループのプラズマ・チューブ112Uと、少し上向きに移動させた複数のサブグループのプラズマ・チューブ112Mと、残りの複数のサブグループのプラズマ・チューブ112Dとからなる。
サブグループのプラズマ・チューブ110Uおよび112Uは、サブグループのプラズマ・チューブ110Dおよび112Dに対して垂直方向に所定数n0のピクセルまたは表示電極対ピッチ分の距離、例えばn0=4〜6ピクセルだけずれている。サブグループのプラズマ・チューブ110Mおよび112Mは、サブグループのプラズマ・チューブ110Dおよび112Dに対して垂直方向に所定数n’0のピクセルまたは表示電極対ピッチ分の距離、例えばn’0=2〜3ピクセルだけずれている。各サブグループは、1ピクセルを構成する水平方向の3原色R、G、Bの3の整数倍の本数(例えば、3、6、9)の隣接のチューブ110または112で構成されている。
或る1つのサブグループのプラズマ・チューブ110U、110M、110D、112U、112Mまたは112Dの本数は、水平方向の別の位置にある別の1つのサブグループのプラズマ・チューブ110U、110M、110D、112U、112Mまたは112Dの本数と異なってもよい。PTAユニット310の前面側支持基板31は、プラズマ・チューブ110Mおよび110Dの下端部分の所定数のピクセル分の追加されたX電極およびY電極を有する。
このように、サブグループのプラズマ・チューブ110Uおよび112Uと、サブグループのプラズマ・チューブ110Mおよび112Mと、サブグループのプラズマ・チューブ110Dおよび112Dとを管の長手方向にずらして配置することによって、PTAユニット310および312のプラズマ・チューブ110および112の継ぎ目がより多くの水平ラインに分散配置されることによって、継ぎ目のラインがより目立たなくなるという利点がある。
図8Aおよび8Bは、本発明の実施形態による、プラズマ・チューブ11の一端部における封止部の構成を示している。各プラズマ・チューブ11の一端部は、接着部117によって、背面側支持基板32の方向に突出する板状の封止材116が接着されており、それによって封止されている。図8Bに示されているように、各プラズマ・チューブ11の外壁の背面(図3の底面)および封止材116には、薄く長手方向に細長い信号電極3が形成されている。
図9は、本発明の実施形態による、プラズマ・チューブ11の一端部における封止部の別の構成を示している。プラズマ・チューブ11の一端部は、背面側支持基板32の方向に突出する突出部118を有する封止材116が直接形成されており、それによって封止されている。プラズマ・チューブ11の外壁の背面および封止材116には、図8Aの場合と同様に長手方向に細長い信号電極3が形成されている。
封止材116の厚さは約0.1〜0.3mmであり、より好ましくは0.15〜0.25mmであり、典型的には0.2mmである。前面側支持基板31と背面側支持基板32の間の空間の厚さに対応するプラズマ・チューブ11の幅または外径(表示面に垂直な方向の幅または外径)が0.5〜1mmの場合、封止材116の突出部118の長さまたは突出部118の先端縁の管からの距離は、背面基板32の厚さ(1〜2mm)と同程度かまたはそれより短い0.5〜2.5mmであり、背面側支持基板32が非貫通の溝322を有する場合はその溝322の深さより短く、背面側支持基板32が貫通する開孔322を有する場合は背面側支持基板32の厚さより僅かに長いかまたはそれより短い。
図10は、図6の表示装置102において、垂直方向に隣接する(上下)2つのプラズマ・チューブ・アレイ11を背面側支持基板32に配置する方法を示している。背面側支持基板32は、少なくとも1つの嵌合溝または嵌合スリットまたは嵌合開孔322を有する。その嵌合溝322は、プラズマ・チューブの長手方向に垂直な方向に、即ち前面側支持基板31における表示電極対(X,Y)2相互間の細長いスリット状の非放電領域または非発光領域(逆スリット)と実質的に平行に延びる。嵌合溝または嵌合スリットまたは嵌合開孔322の開口幅は、0.5〜0.8mmの範囲の値であり、好ましくは0.6〜0.7mmの範囲の値である。封止材116の厚さは、前面側支持基板31の非放電領域の幅より小さく、非放電領域の幅の2分の1以下であることが好ましい。
2つのうちの上側の一方のプラズマ・チューブ・アレイ11は、矢印で示されているように、その下端部の封止材116の突出部118を嵌合溝または嵌合スリットまたは細長い嵌合開孔322に挿入することによって、背面側支持基板32に垂直方向に高い精度で正確に固定される。2つのうちの下側の他方のプラズマ・チューブ・アレイ11は、矢印で示されているように、その上端部の封止材116の突出部118を嵌合溝322に挿入し、その際、上側のプラズマ・チューブ・アレイ11の封止材116の下端面に下側のプラズマ・チューブ・アレイ11の封止材116の上端面を当接または接触し、それによって背面側支持基板32に垂直方向に高い精度で正確に固定される。代替構成として、嵌合開孔322の代わりに、PTAユニット毎の個々の背面側支持基板32の直線状の端縁に封止材116の突出部118を係止させ、そのようにして作製された2つのユニットの封止材116の端面を突き合わせることによって、1つの表示装置を組み立ててもよい。
図10Aおよび10Bは、図6の表示装置102において、垂直方向に隣接する(上下)2つのプラズマ・チューブ・アレイ11を背面側支持基板32に配置するさらに別の方法を示している。この場合、背面側支持基板32における嵌合溝またはスリット322の幅を、下側のプラズマ・チューブ・アレイ11の封止材116の厚さと略同じかまたは僅かに大きくなるように設定し、上側のプラズマ・チューブ・アレイ11の封止材116’には突出部を設けない。まず、図10Aに示されているように、その下側のプラズマ・チューブ・アレイ11の封止材116の突出部118を背面側支持基板32の嵌合スリット322に挿入する。その後、図10Bに示されているように、上側のプラズマ・チューブ・アレイ11の封止材116’の端面を、下側のプラズマ・チューブ・アレイ11の封止材116の端面上に、接触または当接させて整列させて固定させる。
図11は、図6の表示装置102または図7の表示装置106に使用可能な、管長手方向に直交する方向に延びる互いに平行な複数の嵌合溝または嵌合スリットまたは嵌合開孔322を含む背面側支持基板32の構成を示している。図11の背面側支持基板32を用いることによって、図7の表示装置106を容易に組み立てることができる。図11において、破線で囲まれた部分は、嵌合溝または嵌合スリットまたは細長い嵌合開孔322における、封止材116の突出部118の嵌入位置を例示している。
図12A〜12Eは、図8Aおよび8Bまたは図9に示されたプラズマ・チューブ11の封止材116の相異なる形状を示している。
図12Aに示されているように、封止材116aは、突出部118においてそれぞれ概ね直角の頂角を有する2つの隅部を持っていてもよい。図12Bに示されているように、封止材116bは、突出部118においていずれか一方が概ね直角の頂角を有し他方が切欠き部を有する2つの隅部を持っていてもよい。図12Cに示されているように、封止材116cは、突出部118においてそれぞれが切欠き部を有する2つの隅部を持っていてもよい。突出部118の1つまたは2つの隅部(コーナ)に切欠き部を形成することによって、その隅部を鋭角の頂点を持たない形状に形成し、1つのPTAユニットにおいて、互いに隣接するプラズマ・チューブ11の封止材116の間で互いに干渉することがなくなり、表示装置300および306の組立が容易になる。突出部118の隅部に直線状の切欠き部を形成する代わりに、図12Dおよび12Eに示されているように、封止材116dおよび11eの突出部118の1つまたは2つの隅部を曲線状に丸めてもよい。また、挿入をより容易にするために、突出部11の先端の平面部を0.1mm程度の幅で面取りすることも有効である。
図13は、背面側支持基板32aを有する表示装置102の管長手方向の部分断面図であり、プラズマ・チューブ・アレイ300の各チューブ11の下端面とプラズマ・チューブ・アレイ302の各チューブ11の上端面との間の接触部分を示している。この場合、背面側支持基板32aの前面または内面に、管長手方向の中央に細長い嵌合溝322aが図の面に垂直な方向に形成されている。プラズマ・チューブ・アレイ300の各チューブ11の下端面とプラズマ・チューブ・アレイ302の各チューブ11の上端面とが、その嵌合溝322aに嵌入され、互いに接触している。プラズマ・チューブ・アレイ300の下端面とプラズマ・チューブ・アレイ300の下端面とは、前面側支持基板31における表示電極対2の間の通常の非放電領域に位置する。それによって、表示装置102においてその非発光領域が不必要に太くなることがなく、表示画像が不自然になることもない。
図14は、背面側支持基板32bを有する表示装置102の管長手方向の部分断面図であり、プラズマ・チューブ・アレイ300の各チューブ11の下端面とプラズマ・チューブ・アレイ302の各チューブ11の上端面との間の接触部分を示している。この場合、背面側支持基板32bの前面または内面に、管長手方向の中央に細長い嵌合開孔322bが図の面に垂直な方向に形成されている。プラズマ・チューブ・アレイ300の各チューブ11の下端面とプラズマ・チューブ・アレイ302の各チューブ11の上端面とが、その嵌合開孔322bに嵌入され、互いに接触している。プラズマ・チューブ・アレイ300の下端面とプラズマ・チューブ・アレイ300の下端面とは、前面側支持基板31における表示電極対2の間の通常の非放電領域に位置する。
図15Aは、複数のプラズマ・チューブ11の一端部を個々に封止材116によって封止した状態を示している。この場合、1つのPTAユニットにおける隣接する複数のプラズマ・チューブ11の端部または封止材116の長手方向のそれぞれの位置が、嵌合溝または嵌合孔322内で幾分か不揃いになる傾向がある。
図15Bおよび15Cは、複数のプラズマ・チューブ11の一端部をグループ毎に封止材116によって封止した状態を示している。この場合、隣接する複数のプラズマ・チューブ11の端部または封止材116の長手方向の位置が、嵌合溝または嵌合孔322内で揃って、位置の精度が高くなる。封止単位とする1つのグループにおけるプラズマ・チューブ11の数は、3原色R、G、Bのプラズマ・チューブからなる3の倍数(例えば、3、6、9、12)であることが好ましい。
図16A〜16Dは、ガラスチップ1174を用いたプラズマ・チューブ11の端部の1つの封止方法を示している。
図16Aにおいて、ホットプレート120の上に、1本以上のプラズマ・チューブ11の一方の端面(の断面)のPTAユニット厚さ方向の幅より長い幅を有する薄いガラスチップ1174を配置し、その上に双方の一辺を揃えてプラズマ・チューブ11の端面(の断面)の幅と概ね同じ幅を有する低融点のシート状のガラス薄片1172を配置する。図16Bにおいて、ホットプレート120を加熱し、その伝導熱によって低融点ガラス薄片1172およびガラスチップ1174を加熱し、低融点ガラス薄片1172を溶融状態にする。図16Cにおいて、ガラスチップ1174上の低融点ガラス薄片1172にプラズマ・チューブ11の一端面を接触させ、それによってプラズマ・チューブ11の一端面にガラスチップ1174を接着する。その後、図16Dにおいて、ホットプレート120を冷却してプラズマ・チューブ11を持ち上げると、図8Aおよび8Bにおける封止材116が接着されたプラズマ・チューブ11ができる。
図17A〜17Dは、溶融状態の低融点ガラス118に浸けること(ディップ法)によるプラズマ・チューブ11の端部の別の封止方法を示している。
図17Aにおいて、ホットプレート120の上にガラス保持台122が配置されており、ガラス保持台122の上に1本以上のプラズマ・チューブ11の一方の端面(の断面)のPTAユニット厚さ方向の幅より長い幅を有する低融点のガラス薄片または粉体118を配置する。図17Bにおいて、ホットプレート120を加熱し、その伝導熱によってガラス薄片118を加熱し、ガラス薄片118を溶融状態にする。図17Cにおいて、ガラス薄片118にプラズマ・チューブ11の一端面を接触させ、プラズマ・チューブ11内部の空気を吸引する。それによって、プラズマ・チューブ11の一端面から僅かな量の溶融状態のガラスが入る。その後、図17Dにおいて、プラズマ・チューブ11を持ち上げると、プラズマ・チューブ11の一端面にガラス薄片118の一部が付着する。それを冷却すると、図9における封止材116が接着されたプラズマ・チューブ11ができる。
3つ以上のPTAユニットを垂直方向に連結させて表示装置を組み立てる場合には、垂直方向の内側のPTAユニットの各プラズマ・チューブ11の両端部を、封止材116を用いて封止してもよいことは明らかである。
以上説明した実施形態は典型例として挙げたに過ぎず、その各実施形態の構成要素を組み合わせること、その変形およびバリエーションは当業者にとって明らかであり、当業者であれば本発明の原理および請求の範囲に記載した発明の範囲を逸脱することなく、実施形態の種々の変形を行えることは明らかである。
以上の実施例を含む実施形態に関して、さらに以下の付記を開示する。
(付記1) 内部に、蛍光体層が形成されると共に放電ガスが封入され、長手方向に複数の発光点をそれぞれ有する複数のガス放電管が並置され、前記複数のガス放電管の表示面側に複数対の表示電極が配置され、前記複数のガス放電管の背面側に複数の信号電極が配置された複数のユニットからなる表示装置であって、
前記複数のユニットは、前記複数対の表示電極が内側表面に形成された透明な前面側基板と、前記複数の信号電極が内側表面に形成された背面側基板とによって、前記前面側基板と前記背面基板の間に挟持され、
前記複数のユニットの中の隣接する2つのユニットのうちの一方のユニットに配置された第1グループのガス放電管の端部は、前記2つのユニットのうちの他方のユニットに配置された第2グループのガス放電管の端部と接触し、
前記第1グループのガス放電管の少なくとも一方の端部は、前記背面基板側に向かって突出する突出部を有し、
前記背面基板には、直線状の少なくとも1つの嵌合溝または嵌合開孔が形成されており、前記少なくとも1つの嵌合溝または嵌合開孔に、前記第1グループのガス放電管の前記一方の端部の前記突出部が嵌入されていること、
を特徴とする、表示装置。
(付記2) 前記背面側基板の前記少なくとも1つの嵌合溝または嵌合開孔が、前記前面側基板における前記複数対の表示電極のうちの隣接する2対の表示電極の間の非放電領域の背部に位置することを特徴とする、付記1に記載の表示装置。
(付記3) 前記前面側基板の前記少なくとも1つの嵌合溝または嵌合開孔が、前記非放電領域の前記長手方向の内側に位置することを特徴とする、付記1または2に記載の表示装置。
(付記4) 前記複数のガス放電管における前記一方の端部は前記突出部を有する薄い板状の部材によって封止されていることを特徴とする、付記1乃至3のいずれかに記載の表示装置。
(付記5) 前記第1グループのガス放電管の中の隣接する3原色用の少なくとも3つのガス放電管は1つの前記薄い板状の部材によって封止されていることを特徴とする、付記4に記載の表示装置。
(付記6) 前記薄い板状の部材の少なくとも1つの隅部は、鋭角の頂点を持たない形状を有することを特徴とする、付記4または5に記載の表示装置。
(付記7) 前記第1グループのガス放電管は第1の複数のサブグループに分けられ、前記第2グループのガス放電管は前記第1の複数のサブグループに対応する第2の複数のサブグループに分けられており、
前記第1の複数のサブグループの中の或るサブグループのガス放電管の端部と、前記第2の複数のサブグループの中のそれに対応するサブグループのガス放電管の端部との間の長手方向の接触位置が、前記第1の複数のサブグループの中の別のサブグループのガス放電管の端部と、前記第2の複数のサブグループの中のそれに対応する別のサブグループのガス放電管の端部との間の長手方向の接触位置に対して所定の距離だけ離れていることを特徴とする、付記1乃至6のいずれかに記載の表示装置。
(付記8) 前記第2グループのガス放電管は前記第1グループのガス放電管の前記一方の端部と接触する一方の端部を有し、前記第2グループのガス放電管の前記一方の端部は前記背面基板側に向かって突出する突出部を有し、
前記背面基板の前記少なくとも1つの嵌合溝または嵌合開孔に、さらに前記第2グループのガス放電管の前記一方の端部の前記突出部が嵌入されていることを特徴とする、付記1乃至7のいずれかに記載の表示装置。
(付記9) 前記第1グループのガス放電管の各々とその前記薄い板状の部材には、前記複数の信号電極の中の1本の信号電極が形成され、前記第2グループのガス放電管の各々とその前記薄い板状の部材には、前記複数の信号電極の中の1本の信号電極が形成され、
前記第1グループのガス放電管の信号電極と前記第2グループのガス放電管の信号電極とが、前記薄い板状の部材の位置から延長された電極線の接続によって、電気的に互いに接続されていることを特徴とする、付記8に記載の表示装置。
(付記10) 前記薄い板状の部材がガラスチップからなるものであることを特徴とする 、付記4乃至9のいずれかに記載の表示装置。
(付記11) 前記薄い板状の部材が、加熱された溶融状態のガラスに前記ガス放電管の一方の端部を浸けることによって前記ガス放電管の一方の端部を封止しその後で前記ガス放電管を冷却することによって形成されたものであることを特徴とする、付記4乃至9のいずれかに記載の表示装置。
(付記1) 内部に、蛍光体層が形成されると共に放電ガスが封入され、長手方向に複数の発光点をそれぞれ有する複数のガス放電管が並置され、前記複数のガス放電管の表示面側に複数対の表示電極が配置され、前記複数のガス放電管の背面側に複数の信号電極が配置された複数のユニットからなる表示装置であって、
前記複数のユニットは、前記複数対の表示電極が内側表面に形成された透明な前面側基板と、前記複数の信号電極が内側表面に形成された背面側基板とによって、前記前面側基板と前記背面基板の間に挟持され、
前記複数のユニットの中の隣接する2つのユニットのうちの一方のユニットに配置された第1グループのガス放電管の端部は、前記2つのユニットのうちの他方のユニットに配置された第2グループのガス放電管の端部と接触し、
前記第1グループのガス放電管の少なくとも一方の端部は、前記背面基板側に向かって突出する突出部を有し、
前記背面基板には、直線状の少なくとも1つの嵌合溝または嵌合開孔が形成されており、前記少なくとも1つの嵌合溝または嵌合開孔に、前記第1グループのガス放電管の前記一方の端部の前記突出部が嵌入されていること、
を特徴とする、表示装置。
(付記2) 前記背面側基板の前記少なくとも1つの嵌合溝または嵌合開孔が、前記前面側基板における前記複数対の表示電極のうちの隣接する2対の表示電極の間の非放電領域の背部に位置することを特徴とする、付記1に記載の表示装置。
(付記3) 前記前面側基板の前記少なくとも1つの嵌合溝または嵌合開孔が、前記非放電領域の前記長手方向の内側に位置することを特徴とする、付記1または2に記載の表示装置。
(付記4) 前記複数のガス放電管における前記一方の端部は前記突出部を有する薄い板状の部材によって封止されていることを特徴とする、付記1乃至3のいずれかに記載の表示装置。
(付記5) 前記第1グループのガス放電管の中の隣接する3原色用の少なくとも3つのガス放電管は1つの前記薄い板状の部材によって封止されていることを特徴とする、付記4に記載の表示装置。
(付記6) 前記薄い板状の部材の少なくとも1つの隅部は、鋭角の頂点を持たない形状を有することを特徴とする、付記4または5に記載の表示装置。
(付記7) 前記第1グループのガス放電管は第1の複数のサブグループに分けられ、前記第2グループのガス放電管は前記第1の複数のサブグループに対応する第2の複数のサブグループに分けられており、
前記第1の複数のサブグループの中の或るサブグループのガス放電管の端部と、前記第2の複数のサブグループの中のそれに対応するサブグループのガス放電管の端部との間の長手方向の接触位置が、前記第1の複数のサブグループの中の別のサブグループのガス放電管の端部と、前記第2の複数のサブグループの中のそれに対応する別のサブグループのガス放電管の端部との間の長手方向の接触位置に対して所定の距離だけ離れていることを特徴とする、付記1乃至6のいずれかに記載の表示装置。
(付記8) 前記第2グループのガス放電管は前記第1グループのガス放電管の前記一方の端部と接触する一方の端部を有し、前記第2グループのガス放電管の前記一方の端部は前記背面基板側に向かって突出する突出部を有し、
前記背面基板の前記少なくとも1つの嵌合溝または嵌合開孔に、さらに前記第2グループのガス放電管の前記一方の端部の前記突出部が嵌入されていることを特徴とする、付記1乃至7のいずれかに記載の表示装置。
(付記9) 前記第1グループのガス放電管の各々とその前記薄い板状の部材には、前記複数の信号電極の中の1本の信号電極が形成され、前記第2グループのガス放電管の各々とその前記薄い板状の部材には、前記複数の信号電極の中の1本の信号電極が形成され、
前記第1グループのガス放電管の信号電極と前記第2グループのガス放電管の信号電極とが、前記薄い板状の部材の位置から延長された電極線の接続によって、電気的に互いに接続されていることを特徴とする、付記8に記載の表示装置。
(付記10) 前記薄い板状の部材がガラスチップからなるものであることを特徴とする 、付記4乃至9のいずれかに記載の表示装置。
(付記11) 前記薄い板状の部材が、加熱された溶融状態のガラスに前記ガス放電管の一方の端部を浸けることによって前記ガス放電管の一方の端部を封止しその後で前記ガス放電管を冷却することによって形成されたものであることを特徴とする、付記4乃至9のいずれかに記載の表示装置。
102 表示装置
300、302 PTAユニット
31 前面側支持基板
32 背面側支持基板
2 表示電極
3 信号電極
11 プラズマ・チューブ
116 板状の封止材
118 突出部118
322 嵌合溝または嵌合スリットまたは細長い嵌合開孔
300、302 PTAユニット
31 前面側支持基板
32 背面側支持基板
2 表示電極
3 信号電極
11 プラズマ・チューブ
116 板状の封止材
118 突出部118
322 嵌合溝または嵌合スリットまたは細長い嵌合開孔
Claims (5)
- 内部に、蛍光体層が形成されると共に放電ガスが封入され、長手方向に複数の発光点をそれぞれ有する複数のガス放電管が並置され、前記複数のガス放電管の表示面側に複数対の表示電極が配置され、前記複数のガス放電管の背面側に複数の信号電極が配置された複数のユニットからなる表示装置であって、
前記複数のユニットは、前記複数対の表示電極が内側表面に形成された透明な前面側基板と、前記複数の信号電極が内側表面に形成された背面側基板とによって、前記前面側基板と前記背面基板の間に挟持され、
前記複数のユニットの中の隣接する2つのユニットのうちの一方のユニットに配置された第1グループのガス放電管の端部は、前記2つのユニットのうちの他方のユニットに配置された第2グループのガス放電管の端部と接触し、
前記第1グループのガス放電管の少なくとも一方の端部は、前記背面基板側に向かって突出する突出部を有し、
前記背面基板には、直線状の少なくとも1つの嵌合溝または嵌合開孔が形成されており、前記少なくとも1つの嵌合溝または嵌合開孔に、前記第1グループのガス放電管の前記一方の端部の前記突出部が嵌入されていること、
を特徴とする、表示装置。 - 前記背面側基板の前記少なくとも1つの嵌合溝または嵌合開孔が、前記前面側基板における前記複数対の表示電極のうちの隣接する2対の表示電極の間の非放電領域の背部に位置することを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
- 前記複数のガス放電管における前記一方の端部は前記突出部を有する薄い板状の部材によって封止されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の表示装置。
- 前記薄い板状の部材の少なくとも1つの隅部は、鋭角の頂点を持たない形状を有することを特徴とする、請求項3に記載の表示装置。
- 前記第2グループのガス放電管は前記第1グループのガス放電管の前記一方の端部と接触する一方の端部を有し、前記第2グループのガス放電管の前記一方の端部は前記背面基板側に向かって突出する突出部を有し、
前記背面基板の前記少なくとも1つの嵌合溝または嵌合開孔に、さらに前記第2グループのガス放電管の前記一方の端部の前記突出部が嵌入されていることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記載の表示装置。
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