JP4897418B2 - シートスライド装置 - Google Patents

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Description

この発明は車両のシートスライド装置に係り、2ドア車等のドアを開けて乗員が後席へ乗り降りする際に、前席シートのシートバックを前倒ししたことに連動してレールロック機構のロックが解除され、シート全体が前進するようにしたウォークイン機構を搭載したものに関する。
シートスライド装置には、2ドア車等の後席へ乗員が乗り降りする都度に、前席乗員が設定していた車体前後方向でのシートの位置が変動しないように、既に設定した位置を機構的に記憶させるメモリー機構を備えたものがある。メモリー機構を備えたシートスライド装置としては、例えば特許文献1に開示されたものがある。
このシートスライド装置は、ロックオン・オフの規制をする構造を採用し、ロックレバーをロック解除位置に保持するためのオープン部材やキープ部材、そしてシートの位置を記憶させるメモリー機構としてメモリー部材や係止部材を設けている。
特開2004−249862
ところが、これらのメモリー機構を設けるために大きなスペースを占有することになり、従来は、これらのメモリー機構をロアレールの側部や上部に設けている。そのため、アッパレールやロアレールの周囲にメモリー機構を配置するためのスペースが必要となり、メモリー機構を採用できるレイアウトが限定される。特に、最近はロアレールをフロアに埋設したり、シートクッションとフロアとの間隔を小さくする構成が採用され、そのような場合には使用できないという不都合がある。
そこで、本発明は、このような課題を解決したシートスライド装置を提供することを目的とする。
本発明は、車体の床面に固定されたロアレールと、該ロアレールにスライド自在に装着されシートが結合されたアッパレールと、該アッパレールの内部に回動自在に設けられロアレールに対してアッパレールをロックするロックアームと、該ロックアームをロックする方向へ付勢するアーム付勢手段と、該ロックアームと一体に形成され該ロックアームを前記アーム付勢手段の付勢力に抗してロック解除する方向へ回動させるためのロック解除部と、前記ロアレールの内部底面に結合されたメモリー用レールと、該メモリー用レールに沿って移動自在に設けられたメモリーベースと、該メモリーベースに設けられ前記メモリー用レールに係脱する係合体と、該係合体を係合する方向へ付勢する係合体付勢手段と、前記アッパレールに上部が回動自在に支持され下部が前記アッパレールの開口部を介して前記アッパレールの内部に臨む係脱レバーと、該係脱レバーの下端部に形成され前記メモリーベースと係合すると同時に前記係合体付勢手段の付勢力に抗して前記係合体を前記メモリー用レールから離脱させる係脱部と、前記係脱レバーの下端部であって前記係脱部より車体前方に形成されて前記メモリーベースに当接可能なベース当接部と、前記開口部を介して前記アッパレールの内部へ導入され中間部が前記アッパレールに回動自在に支持され上端部がウォークインケーブルを介してシートバックに連結され下端部には前記ロック解除部を押圧する押圧部が形成されたロック解除レバーと、前記係脱部が前記メモリーベースに係合する係合位置と離脱した離脱位置との間で回動する前記係脱レバーを前記離脱位置へ向かって付勢し、前記係脱レバーを前記係合位置でロックするロック位置とウォークインケーブルが引かれてロック解除したロック解除位置との間で回動する前記ロック解除レバーを前記ロック位置へ向かって付勢するレバー付勢手段を設けたことを特徴とする。
この発明によれば、シートバックを前倒しすると、ウォークインケーブルが引かれる。このため、ロック解除レバーがロック解除位置へ回動し、またロック解除レバーが回動することによりその下端の押圧部がロックアームのロック解除部を押圧するので、ロックアームがアーム付勢手段の付勢力に抗して回動し、ロアレールに対するアッパレールのロックが解除される。従って、ロアレールに対してアッパレールが開放される。前記のようにロック解除レバーがロック解除位置へ回動すると、レバー付勢手段により付勢される係脱レバーが離脱位置へ回動し、係脱部がメモリーベースから離脱する。このため、係合体が開放され、開放された係合体が係合体付勢手段の付勢力によりメモリー用レールに係合し、メモリーベースの位置がメモリーオンされる。前記のようにアッパレールのロックが解除されており、かつ係脱部がメモリーベースから離脱しているので、アッパレールはフリー状態となり、アッパレールは例えばウォークイン用ばね等の作用によりシートと共に車体前方へスライドする。
ここで、係脱レバーが離脱位置を占めるときは、ロック解除レバーは離脱位置を占める係脱レバーに係合してロック解除位置を保持するため、シートバックを起こしてウォークインケーブルの引っ張りが作用しなくなった状態でも、ロック解除レバーはロック解除位置を維持し、係脱レバーは離脱位置を維持する。
前倒ししたシートバックを起こしてシートと共にアッパレールを車体後方へスライドさせると、係脱レバーのベース当接部がメモリーベースに当接して係脱レバーが係合位置へ向かって回動させられる。そして、係脱レバーの係脱部がメモリーベースと係合する。このとき、係脱部が係合体付勢手段の付勢力に抗して係合体をメモリー用レールから離脱させ、メモリーベースの位置がメモリーオフされる。前記のようにシートバックを起こしたことによって、ロック解除レバーはウォークインケーブルの引っ張りから解放されレバー付勢手段の作用によりロック位置へ向かって付勢されているが、係脱部がメモリーベースに係合する前の状態では、ロック解除レバーは係脱レバーに引っ掛かって、ロック解除位置を維持している。そして、係脱部がメモリーベースと係合する係合位置まで係脱レバーが回動すると、係脱レバーに対するロック解除レバーの係合が外れるため、ロック解除レバーはレバー付勢手段の作用によりロック位置へ移動する。ロック解除レバーがロック位置へ移動すると、係脱レバーが離脱位置へ回動できなくなる。また、ロック解除レバーのロック位置への回動と同時に、その下端の押圧部がロックアームのロック解除部を開放することから、アッパレールは再びロックされる。
シートを動かさない状態ではアッパレールはシートロック機構によりロックされ、係脱レバーはメモリーベースに係合した状態でロック解除レバーと相互に係合しており、このときメモリーベースはメモリーレールから離脱している。シートバックを倒してロック解除レバーをロック解除位置へ回動させると、前記の作用につながる。シートバックを起こして前記のようにロック解除レバーがロック位置へ戻ると、アッパレールが再びロックされ、かつ係脱レバーもロックされることになる。
本発明によるシートスライド装置によれば、メモリー機構を構成するメモリー用レールとメモリーベースとをレールの内部に設置するため、ロアレールの外部に大きなスペースを必要としない。そのため、幅方向のスペースが狭いレイアウトにおいてもロック復帰位置記憶(フルメモリー)機構を搭載できる。しかも、アッパレールをロックするレールロック機構と共にシート位置を記憶するメモリー機構をレールの内部に設けるので、メモリー機構に異物が干渉して誤作動を生じる虞がない。
以下、本発明による車両のシートスライド装置の実施の形態を説明する。
図1に示すように、シートスライド装置は、車両のフロアに固定されるロアレール1と、シート下面の左右位置に取り付けられるアッパレール2とを備え、ロアレール1に対してアッパレール2が、リテーナ3に保持されたガイドボール4,5を介して長さ方向へスライド自在となっている。ロアレール1の両端の図示しない取付孔に図示しないボルトが挿通され、該ボルトを介してロアレール1が車両のフロアに固定されている。一方、アッパレール2には、ボルト7を介してシートが取り付けられている。
図6に示すように、ロアレール1の断面形状は、上部が開口する略コ字形状の基本断面部の上端に内側へ屈曲した下向屈曲部1aが夫々延設して形成され、アッパレール2の断面形状は、同様に下部が開口する略コ字形状の基本断面部の下端に外側へ屈曲した上向屈曲部2aが夫々延設して形成されている。
アッパレール2は、上向屈曲部2aと該上向屈曲部2aと対向するアッパ側壁部2bとの間に、ロアレール1の下向屈曲部1aを挟み込むようにして組み付けられている。図1のように、ロアレール1の前後の端であって上面両側には、アッパレール2の移動範囲を設定するストッパ部1bがロアレール1の一部を下方へ折り曲げることにより形成され、アッパレール2にはストッパ部1bに当接する2つの段部2gが、上向屈曲部2aの一部を高くすることにより形成されている。また、アッパレール2の上向屈曲部2aの長さ方向での4箇所には、リテーナ3がアッパレール2から外れるのを防止する外れ止め部2hが形成されている。
このように構成されたロアレール1とアッパレール2との間のレールの内部には、ロアレール1に対してアッパレール2を固定するためのレールロック機構6が設けられている。該レールロック機構6は、軸受ブラケット12と、該軸受ブラケット12に回動自在に支持されたロックアーム8と、図6に示すようにアッパレール2に形成された夫々4つのロック孔9,10と、図1,図6に示すようにロアレール1に形成された複数のロック孔14と、ロック爪8bがロック孔9,10,14と係合する方向へロックアーム8を付勢する板ばね11とより構成されている。
前記ロックアーム8と前記軸受ブラケット12とについて説明する。図1のように、アッパレール2の側面の前後位置にアッパ側壁部2bから上壁部2cにわたって一対のスリット2dが形成されている。一方、ロックアーム8および軸受ブラケット12がアッパレール2の内部に設けられている。ロックアーム8は略コの字形状に形成され、相互に平行に対向する一対のアーム部8eの端部を中心としてロックアーム8が回動自在に支持されている。即ち、夫々のアーム部8eの同一直線上に位置する端部には一対の軸孔8aが形成される一方、略コの字形状の軸受ブラケット12の両端には一対の軸受部12aと該軸受部12aから対向する方向へ突出する回動軸12bが一体に形成され、該回動軸12bが前記軸孔8aに嵌挿されている。そして、図7に示すように、夫々の軸孔8aに回動軸12bを嵌挿した状態で、ロックアーム8のアーム部8eの端部および軸受ブラケット12の軸受部12aが、アッパレール2の内側から外側へ向かってスリット2dの内部に挿入されている。
図1に示すように、前記ロックアーム8の一対のアーム8eを連結する部分であって軸孔8aから所定半径だけ離れた円の円周上には、長さ方向に沿って4つのロック爪8bとロック解除部30とが形成されている。このロック解除部30は、後述する板ばね11の付勢力に抗してロック解除する方向へロックアーム8を回動させるために設けたものであり、図6に示すようにロック解除部30はロック爪8bとは反対方向へ屈曲させて略4分の1の円弧の形状に形成されている。また、アッパレール2の外部から操作してロックアーム8を回動させてロック解除するため、一対のアーム8eの一方を延長させるようにして入力アーム部8cが一体成形されている。該入力アーム部8cは、図7に示すように、一対のスリット2dのうちの一方から上方へ突出している。
前記軸受ブラケット12は、略L字形の一対の軸受ブラケット片12c,12dを組み合わせて構成されており、一対の軸受ブラケット片12c,12dは、一方の軸受ブラケット片12cの厚さ方向に板厚分だけオフセット形成された接合部に凸部12eを形成し、該凸部12eを他方の軸受ブラケット片12dに形成された凹部12fに嵌合してスポット溶接等することにより一体化されている。そして、一対の取付孔12gおよびアッパレール2の上壁部2cに形成した取付孔2eに挿通された2本のリベット13を介して軸受ブラケット12がアッパレール2の内部の天井面に結合されている。
このようにしてアッパレール2の内部に回動自在に取り付けられたロックアーム8をロック方向へ回動付勢するため、アーム付勢手段として板ばね11が設けられている。この板ばね11は、ロックアーム8のロック爪8bの先端を、アッパレール2の一方のアッパ側壁部2bへ向かって常時付勢している。
ロック孔9,10はロックアーム8を設けたアッパレール2のアッパ側壁部2bと上向屈曲部2aとに形成されるので、ロック爪8bと対応する位置に長手方向に夫々4つずつ形成されている。また、ロック孔14はロアレール1の下向屈曲部1aに長さ方向に沿って多数形成されている。これらのロック孔9,ロック孔14,ロック孔10は、ロック時にロック爪8bが挿入係合されるので、高さ位置は略同じであり、ピッチはロック爪8bどうしのピッチと同じに設定されている。
一方、図1,図7に示すように、アッパレール2の上壁部2cの上面には、アッパレール2の取付孔2fに挿通した図示しないリベットと前記ボルト7のうちの1本とをブラケット16の2つの孔16aに挿通させてL字形断面のブラケット16の水平部が取り付けられており、該ブラケット16の鉛直部には車体左右方向に沿う図示しない水平軸を介してハンドルホルダー29が上下方向に揺動自在に軸支されている。このハンドルホルダー29は左右のシートスライド装置のアッパレール2の横に夫々揺動自在に軸支されており、該ハンドルホルダー29の孔29bおよび切欠部29cには、略U字形の図示しない操作レバーの左右の両端が挿入されて装着されている。したがって、略U字形の操作レバーの前部を引き上げることにより、左右のハンドルホルダー29の後端部に位置する押圧部29aが下がり、左右の入力アーム部8cが同時に下方へ押圧される。このため、板ばね11の付勢力に抗してロックアーム8が図6において反時計方向へ回動し、ロック爪8bがロック孔9,14,10から抜けてロック解除される。
シートを車体前方へスライドさせるウォークインの際に、シートの位置つまりはアッパレール2の位置を記憶しておくメモリー機構34が設けられている。即ち、以下のようになっている。ロアレール1の内部には該ロアレール1の長さ方向に沿ってメモリー用レール31が配置され、該メモリー用レール31はロアレール1の内部底面に結合されている。図2に示すように、メモリー用レール31には一定のピッチで爪部31aが形成され、該爪部31aどうしの間に係合部31bが形成されている。爪部31aは相互に対向する位置に設けられ、夫々の爪部31aは断面コの字形状に曲げられている。このメモリー用レール31には、メモリー用レール31に沿ってスライド自在なメモリーベース32が設けられている。メモリーベース32は図3に示すように上から見るとコ字形状をしたブロックであり、メモリー用レール31の爪部31aの先端によってガイドされる溝32aが両側面に形成されている。メモリーベース32には、回動プレート32bが水平軸32cを介して揺動自在に設けられ、該回動プレート32bの先端部の両側には係合体32dが突出形成されている。該回動プレート32bを回動させて係合体32dを下動させ前記メモリー用レール31の係合部31bに係合させるため、回動プレート32bを回転付勢する係合体付勢手段としての係合体用ばね(図示せず)が設けられている。また、メモリーベース32の車体前方の片側には、上方へ突出するストッパ部32gが形成されている。
図5に示すように、前記レールロック機構6の車体後部側には、前記メモリー機構34を構成するその他の部品が配置されている。アッパレール2の上面には、取付孔2eに挿通された2つのリベット13を介して、メモリーブラケット36の水平部36aが結合されている。図5に示すように、2つのリベット13のうちの1つは、前記軸受ブラケット片12cの取付を兼用している。メモリーブラケット36は、図5,図6に示すように、水平部36aの一方側が上方へ伸びて上鉛直部36bを構成しており、他方側がアッパレール2の上面に形成した開口部2iからアッパレール2の内部へ向かって下方へ伸びて下鉛直部36cを構成している。そして、図4,図5に示すように、水平部36aにも開口部36dが形成されている。図5に示すように、上鉛直部36bには略C字形の係脱レバー37の上端部が支持軸37aを介して回動自在に支持されている。
該係脱レバー37の下端部は二股に分かれて一方には係脱部37bが形成されている。図6に示すように、該係脱部37bは係脱レバー37自体に対してレールの側方へ向かってセットオフされている。この係脱部37bは、係脱部37bが上方へ移動することにより、前記メモリーベース32から離脱する。このとき、前記メモリーベース32の回動プレート32bは開放され、開放された回動プレート32bが係合体用ばねの付勢力により回動して係合体32dがメモリー用レール31の係合部31bに係合し、メモリーベース32の位置をメモリーオンする。一方、係脱部37bが下方へ移動することにより、メモリーベース32と係合する。このとき、係脱部37bの押圧力によりメモリーベース32の回動プレート32bが係合体用ばねの付勢力に抗して回動され、係合体32dがメモリー用レール31の係合部31bから離脱し、メモリーベース32の位置がメモリーオフされる。
係脱レバー37の下端部の二股に分かれた他方にはベース当接部37cが形成されている。ベース当接部37cは前記係脱部37bより車体前方に形成されており、アッパレール2が車体後方へ移動する際にベース当接部37cがメモリーベース32のストッパ部32gに当接して係脱レバー37が回動すると、係脱部37bがメモリーベース32に係合する。
一方、下鉛直部36cには、前記支持軸37aの真下の位置に、ロック解除レバー38の中間部が支持軸38aを介して回動自在に支持されている。ロック解除レバー38の上端部は、図5に示すようにウォークインケーブル39を介してシートバックに連結され、ロック解除レバー38の下端部には、ウォークインケーブル39が引かれると前記レールロック機構6のロックアーム8に形成された前記ロック解除部30を上方へ押圧する押圧部38bが形成されている。該押圧部38bは、図1に示すように一部をL字状に曲げて水平部を形成したものである。
前記ロック解除レバー38の上端部にはストッパピン38cが設けられている。図6に示すようにストッパピン38cは前記係脱レバー37へ向かって水平方向へ突出しており、該ストッパピン38cの突出している方向とは反対方向に連結部38dが設けられ、該連結部38dに前記ウォークインケーブル39が連結されている。一方、図5に示すように係脱レバー37の上部には、ピン当接部37dが形成されている。ピン当接部37dの外周面は、係脱レバー37が下方へ下がって係合位置(K)を占める状態において支持軸38aを中心とする円弧形状に形成され、ピン当接部37dの端面37eは支持軸37aを中心とする円弧形状に形成されている。ピン当接部37dと端面37eとの交わる点を係脱レバー37が回動する位置を示す際の基準位置Pとする。また、ストッパピン38cの移動を止めるために、ストッパ部37fが形成されている。
ピン当接部37dは係脱レバー37の上部に形成されており、係脱レバー37の下部の係脱部37bが下がって前記メモリーベース32に係合した係合位置(K)では、ストッパピン38cが左上のロック位置(A)を占めているとストッパピン38cに当接して係脱レバー24が反時計方向へ回動しないようにロックする一方、シートバックの前倒しによりウォークインケーブル39に引かれてストッパピン38cが右下へ移動してロック解除位置(B)を占めると、前記係脱レバー37の下部の係脱部37bの上動が許容され、係脱部37bは前記メモリーベース32から離脱して上方の離脱位置(R)へ回動する。
係脱レバー37の下半分とロック解除レバー38の下半分とは、メモリーブラケット36に形成された前記開口部36dと、アッパレール2に形成された前記開口部2iとを介してアッパレール2の内部へ回動自在に入り込んでいる。メモリーベース32から係脱部37bが離脱するように、係脱レバー37を上方の離脱位置(R)へ付勢しかつストッパピン38cが左上のロック位置(A)へ向かうようにロック解除レバー38を付勢するレバー付勢手段としてレバーばね40が設けられている。レバーばね40は、図6に示すように係脱レバー37とロック解除レバー38との間に配置されており、図5における係脱レバー37の中間部の左側に形成されたばね掛け部37gと、ロック解除レバー38の中間部右側に形成されたばね掛け部38eとを連結するようにして設けられている。
次に、シートスライド装置の作用を、レールロック機構6の作用とメモリー機構34の作用とに分けて説明する。
まず、レールロック機構6の作用を説明する。
シートが任意のスライド位置でロックされているときには、図6に示すようにロックアーム8が板ばね11の付勢力を受けて時計方向へ向かって回動変位した状態を占めており、このとき、ロックアーム8のロック爪8bは、アッパレール2のロック孔9、ロアレール1のロック孔14、アッパレール2のロック孔10の三者に挿通されている。
この状態からシートを前後方向での異なる位置に変更する場合には、図示しない操作レバーの前部を上方へ引き上げて回動操作する。すると、ハンドルホルダー29の後端部に位置する押圧部29aが入力アーム部8cを下方へ押圧し、図6においてロックアーム8が板ばね11の付勢力に抗して反時計方向へ回動し、これによってロックアーム8のロック爪8bがロック孔10,14,9の三者から引き抜かれてロック解除状態になり、アッパレール2およびシートの自由なスライドが可能になる。
この状態においてシートのスライド位置を任意位置に変更し、その後に操作レバーを開放する。すると、ロックアーム8が板ばね11の付勢力によって元の状態に復帰し、図6に示すようにロック爪8bが再びロック孔10,14,9の三者に挿通されてロック状態になり、シートが固定される。
次に、メモリー機構34の作用を図8,図9に基づいて説明する。
メモリー機構34を説明する前に、係脱レバー37の係脱部37bとメモリーベース32とメモリー用レール31との関係を説明する。前記係脱部37bがメモリーベース32に係合すると、係脱部37bが回動プレート32bを下方へ押圧して回動させるため、係脱部37bの下端がメモリーベース32の上面の位置よりも低くなり、メモリーベース32は係脱部37bと一体となってメモリー用レール31上を移動する。一方、回動プレート32bは係合体用ばねの付勢力に抗して回動されるため、係合体32dが上動してメモリー用レール31の係合部31bから離れ、メモリーベース32がメモリー用レールから分離する。逆に、係脱部37bがメモリーベース32から離脱すると、係合体用ばねの付勢力により回動プレート32bが回動して係合体32dが下動して係合部31bと係合し、メモリーベース32はメモリー用レール31に固定される。つまり、メモリーベース32は、係脱部37bとメモリー用レール31とのどちらか一方と係合することになる。
図8,図9に示すように、ロック解除レバー38が支持軸38aを中心として図中の時計方向へ回動すると、上部のストッパピン38cは、左上のロック位置(A)から右下のロック解除位置(B)へ移動する。これにより、係脱レバー37が支持軸37aを中心として回動することが可能となり、係脱レバー37の右半分は上または下へ移動し、基準位置Pは上方の離脱位置(R)または下方の係合位置(K)を占める。そして、係脱レバー37が上方の離脱位置(R)を占めるときは、ロック解除レバー38は離脱位置(R)を占める係脱レバー37に係合してロック解除位置(B)を保持するため、シートバックを起こしてウォークインケーブル39の引っ張りが作用しなくなった状態でも、ロック解除レバー38はロック解除位置(B)を維持し、係脱レバー37は離脱位置(R)を維持する。
例えば2ドア車において、乗員が後部座席へ乗降できるように、図示しないシートバックを前倒しすると、ウォークインケーブル39が引かれる。このため、図8(a)のように左上のロック位置(A)を占めていたロック解除レバー38のストッパピン38cが支持軸38aを中心として時計方向へ回動して図8(b)の右下のロック解除位置(B)へ移動し、ロック解除レバー38の左下端の押圧部38bがロックアーム8のロック解除部30を上へ向かって押圧する。このため、ロックアーム8が板ばね11の付勢力に抗して回動し、ロアレール1に対するアッパレール2のロックが解除される。従って、ロアレール1に対してアッパレール2が開放される。また、図8(b)のようにロック解除レバー38が回動してストッパピン38cが右下のロック解除位置(B)を占めると、ストッパピン38cが係脱レバー37のピン当接部37dの位置から外れるので、図8(c)のようにレバーばね40の付勢力により反時計方向へ付勢される係脱レバー37の基準位置Pが上方の離脱位置(R)へ向かって回動し、係脱レバー37の支持軸37aよりも右側の部分が上昇して下部の係脱部37bがメモリーベース32から離脱する。このため、メモリーベース32の回動プレート32bが開放され、回動プレート32bは係合体用ばねの付勢力により回動し、係合体32dが下動してメモリー用レール31の係合部31bに係合し、メモリーベース32の位置がメモリーオンされる。前記のようにアッパレール2のロックが解除されており、かつ係脱部37bがメモリーベース32から離脱しているので、アッパレール2はフリー状態となり、図8(d)のようにアッパレール2は例えばウォークイン用ばね等の作用によりシートと共に車体前方へスライドする。
乗員が後部座席へ乗降したあと、前倒ししたシートバックを起こしても、ストッパピン38cが端面37eに係合しているので、ロック解除レバー38は、ロック解除位置(B)を維持している。そして、シートと共にアッパレール2を車体後方へスライドさせると、図9(a)のように係脱レバー37のベース当接部37cがメモリーベース32のストッパ部32aに当接し、図9(b)のように係脱レバー37が時計方向へ回動させられる。そして、図9(c)のように係脱レバー37の基準位置Pが下方の係合位置(K)へ移動し、係脱部37bがメモリーベース32と係合する。このとき、係脱部37bが回動プレート32bを係合体用ばねの付勢力に抗して下方へ押圧すると同時に、係合体32dが上動してメモリー用レール31の係合部31bから離脱し、メモリーベース32がメモリー用レール31から分離して、メモリーベース32の位置がメモリーオフされる。そして、図9(d)のように係脱部37bがメモリーベース32と係合するまで係脱レバー37が時計方向へ回動すると、ピン当接部37dが下がり、ストッパピン38cがピン当接部37dの端面37eから外れるため、ストッパピン38cはレバーばね40の作用により左上のロック位置(A)へ移動し、ストッパ部37fに当って停止する。なお、ストッパピンが左上のロック位置(A)へ移動すると、ピン当接部37dの上動がストッパピン38cの存在により阻止され、係脱レバー37が上方の離脱位置(R)へ回動できなくなる。また、ストッパピン38cの左上のロック位置(A)への移動と同時に、ロック解除レバー38の全体が反時計方向へ回動し、その下端の押圧部38bがロックアーム8のロック解除部30を開放することから、ロック解除部30の下方への回動が許容され、ロックアーム8が板ばね11の付勢力により回動することから、アッパレール2は再びロックされる。
シートを動かす前の状態ではアッパレール2はシートロック機構6によりロックされ、かつ係脱レバー37はメモリーベース32に係合した状態でロック解除レバー38によりロックされており、このときメモリーベース32はメモリー用レール31とは分離している。シートバックを倒してロック解除レバー38を右下のロック解除位置(B)へ回動させかつ押圧部38bがロック解除部30を押圧すると、前記の作用につながる。シートバックを起こして前記のようにロック解除レバー38が左上のロック位置(A)へ戻ると、係脱レバー37がロックされ、かつ押圧部38bがロック解除部30を開放し、アッパレール2が再びロックされることになる。
シートスライド装置の通常の前後位置調整を行う場合は、レールロック機構6の操作ハンドルを操作してロックアーム8を回動させることによりアッパレールを開放し、シートと共にアッパレール2を適宜に前後移動させると、係脱レバー37の係脱部37bが回動プレート32bを押圧してメモリーベース32の上面よりも下の位置に入り込むため、メモリーベース32は係脱レバー37の係脱部37bに押されてアッパレール2と一体に移動する。したがって、メモリーベース32は係脱レバー37およびメモリーブラケット21を介してアッパレール2に連結され、メモリーベース32はアッパレール2と一体となってメモリー用レール31の長手方向へ移動し、任意の位置に移動しても新しいポジションを設定することができる。
なお、本実施の形態ではロックアームの回動軸がアッパレールのスリットの内部に位置する構成のものを示したが、回動軸の位置がアッパレールの内部に位置するものであってもよい。ロックアームに形成されたロック解除部がアッパレールの内部に位置するロック解除レバーの押圧部によって押圧できればよいからである。
シートスライド装置の分解斜視図(実施の形態)。 メモリー用レールの斜視図(実施の形態)。 メモリーベースの斜視図(実施の形態)。 シートスライド装置の一部を示す平面図(実施の形態)。 シートスライド装置の一部を示す正面断面図(実施の形態)。 図5のA−A矢視図(実施の形態)。 シートスライド装置の一部を示す斜視図(実施の形態)。 シートバックを前倒ししてシートが前へ移動するまでの作用説明図(実施の形態)。 シートを起こしてシートを後へ戻すまでの作用説明図(実施の形態)。
符号の説明
1…ロアレール
2…アッパレール
2i…開口部
8…ロックアーム
11…板ばね(アーム付勢手段)
30…ロック解除部
31…メモリー用レール
31b…係合部
32…メモリーベース
32d…係合体
35…メモリーブラケット(ブラケット)
37…係脱レバー
37b…係脱部
37c…ベース当接部
38…ロック解除レバー
38b…押圧部
38c…ストッパピン
39…ウォークインケーブル
40…レバーばね(レバー付勢手段)

Claims (1)

  1. 車体の床面に固定されたロアレールと、該ロアレールにスライド自在に装着されシートが結合されたアッパレールと、該アッパレールの内部に回動自在に設けられロアレールに対してアッパレールをロックするロックアームと、該ロックアームをロックする方向へ付勢するアーム付勢手段と、該ロックアームと一体に形成され該ロックアームを前記アーム付勢手段の付勢力に抗してロック解除する方向へ回動させるためのロック解除部と、
    前記ロアレールの内部底面に結合されたメモリー用レールと、該メモリー用レールに沿って移動自在に設けられたメモリーベースと、該メモリーベースに設けられ前記メモリー用レールに係脱する係合体と、該係合体を係合する方向へ付勢する係合体付勢手段と、
    前記アッパレールに上部が回動自在に支持され下部が前記アッパレールの開口部を介して前記アッパレールの内部に臨む係脱レバーと、該係脱レバーの下端部に形成され前記メモリーベースと係合すると同時に前記係合体付勢手段の付勢力に抗して前記係合体を前記メモリー用レールから離脱させる係脱部と、前記係脱レバーの下端部であって前記係脱部より車体前方に形成されて前記メモリーベースに当接可能なベース当接部と、
    前記開口部を介して前記アッパレールの内部へ導入され中間部が前記アッパレールに回動自在に支持され上端部がウォークインケーブルを介してシートバックに連結され下端部には前記ロック解除部を押圧する押圧部が形成されたロック解除レバーと、
    前記係脱部が前記メモリーベースに係合する係合位置と離脱した離脱位置との間で回動する前記係脱レバーを前記離脱位置へ向かって付勢し、前記係脱レバーを前記係合位置でロックするロック位置とウォークインケーブルが引かれてロック解除したロック解除位置との間で回動する前記ロック解除レバーを前記ロック位置へ向かって付勢するレバー付勢手段を設けたことを特徴とするシートスライド装置。
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