JP2011245956A - シートスライド装置 - Google Patents

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JP2011245956A JP2010120239A JP2010120239A JP2011245956A JP 2011245956 A JP2011245956 A JP 2011245956A JP 2010120239 A JP2010120239 A JP 2010120239A JP 2010120239 A JP2010120239 A JP 2010120239A JP 2011245956 A JP2011245956 A JP 2011245956A
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英司 吉田
Kensuke Miyoshi
健介 三好
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Abstract

【課題】ロック時の打音の発生を抑制し得るシートスライド装置を提供する。
【解決手段】傾動部材60は、アッパーレール20に傾動可能に支持されて、この傾動に応じてロックスプリング28による付勢力に抗してロック部材50を変位可能に構成されている。この傾動部材60は、その傾動方向に沿う面に、アッパーレール20の側壁22に対して常時摩擦接触するスプリング64が設けられている。傾動部材60が傾動する場合には、スプリング64の突起64bが常時アッパーレール20に摩擦接触し、傾動部材60の傾動に対してこの傾動を妨げる摩擦力が当該傾動部材60に対して常時作用する。
【選択図】図6

Description

本発明は、車両用のシートを前後に調整するためのシートスライド装置に関するものである。
従来、車両用のシートを前後に調整するためのシートスライド装置として、下記特許文献1に示すシートスライド装置が知られている。このシートスライド装置は、車体床面に固定配置されるロアレールとこのロアレールに対して摺動自在に嵌挿されるシートクッションの下面に固定されるアッパーレールとからなるスライドレールを備えている。そして、このスライドレールにロック機構を設け、揺動レバーに操作に応じて、ロック機構をロック状態とすることで所定のスライド位置でシート位置が固定保持され、ロック機構をロック解除状態とすることでシート位置が調整可能となる。
具体的には、揺動レバーに操作力が掛けられていない場合には、遥動レバーがバネの付勢力によって回動し、遥動レバーの係合部がロックホルダーの上面に当接して、ロックプレートの係合部とは非接触状態となる。このとき、ロックプレートがバネの付勢力によってロック方向に回動して、ロック爪がロック孔に係合されることで、ロック機構がロック状態となる。一方、遥動レバーに操作力が掛けられた場合、揺動レバーの係合部がロックプレートの係合部を下方に押し下げ、ロックプレートが解除方向に回動することで、ロック機構がロック解除状態となる。
特開2005− 67557号公報
ところで、ロックプレートはバネの付勢力によってロック方向に常に付勢されているので、ロック解除後に再びロック状態にするために揺動レバーの操作力を解除すると、ロック爪やその近傍部位がロック穴が形成される***部等に衝突するように押し付けられて、大きな打音が生じてしまう。このような大きな打音が生じると、乗員の操作感を損なうだけでなく他の乗員にも不快感を与えてしまうという問題がある。また、上記打音の発生を抑制するために、単に付勢力を弱めたバネをロックプレートに対して採用すると、この付勢力に抗する方向(ロック解除方向)にロックプレートが回動しやすくなり、衝突時等にロックが外れやすくなるという別の問題が発生してしまう。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、ロック時の打音の発生を抑制し得るシートスライド装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲に記載の請求項1のシートスライド装置では、車体に固定されるロアレール部材と、シートに固定されるとともに前記ロアレール部材に対し相対移動可能に設けられるアッパーレール部材と、前記アッパーレール部材に変位可能に支持されて、この変位に応じて前記ロアレール部材に形成される被係合部に対して係合部にて係合することで前記ロアレール部材および前記アッパーレール部材を相対移動不能にロックするロック部材と、前記係合部および前記被係合部が係合する方向に前記ロック部材を付勢する付勢部材と、前記アッパーレール部材に傾動可能に支持されて、この傾動に応じて前記付勢部材による付勢力に抗して前記ロック部材を変位可能な傾動部材と、前記傾動部材を傾動させることで前記係合部および前記被係合部を係脱させる操作部材と、を備えるシートスライド装置であって、前記傾動部材は、傾動方向に沿う面に、前記アッパーレールに対して常時摩擦接触する接触部が設けられることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のシートスライド装置において、前記接触部は、前記傾動部材に対して当該傾動部材よりも弾性変形しやすい弾性部材からなることを特徴とする。
請求項1の発明では、傾動部材は、アッパーレール部材に傾動可能に支持されて、この傾動に応じて付勢部材による付勢力に抗してロック部材を変位可能に構成されている。この傾動部材には、その傾動方向に沿う面に、アッパーレール部材に対して常時摩擦接触する接触部が設けられている。
このため、操作部材の操作に応じて傾動部材が傾動する場合には、接触部が常時アッパーレール部材に摩擦接触するので、傾動部材の傾動に対してこの傾動を妨げる摩擦力が常時作用することとなる。これにより、ロック部材の係合部がロアレール部材の被係合部に係合するように傾動部材が傾動する場合には、上記摩擦力が付勢部材による付勢力に抗するように作用するので、係合部を被係合部に係合させるための力が小さくなり、ロック時の打音の発生を抑制することができる。特に、付勢部材の付勢力を弱くする必要もなく、傾動部材の傾動には常に上記摩擦力が作用するので、ロック状態の係合部が被係合部から外れやすくなることもない。
請求項2の発明では、接触部は、傾動部材に対して当該傾動部材よりも弾性変形しやすい弾性部材からなるため、傾動部材に対してその傾動が妨げられる摩擦力を容易に調整できるだけでなく確実に作用させることができる。
本発明のシートスライド装置が設置される車両用シートの構成概要を示す側面図である。 図1のシートスライド装置の一部分解斜視図である。 図3(A)は、図1のシートスライド装置10の部分断面図であり、図3(B)は、図3(A)に示す3B−3B線相当の切断面による断面図である。 図3(A)に示す4−4線相当の切断面による断面図である。 スプリングの詳細形状を説明するための図であり、図5(A)は正面図であり、図5(B)は側面図である。 傾動部材およびスプリングのアッパーレールに対する摩擦接触状態を説明するための説明図である。 図7(A)は、ロック状態を示す断面図であり、図7(B)は、ロック解除状態を示す断面図である。
以下、本発明に係るシートスライド装置10の一実施形態について図を参照して説明する。図1は、本発明のシートスライド装置10が設置される車両用シートSの構成概要を示す側面図である。図2は、図1のシートスライド装置10の一部分解斜視図である。図3(A)は、図1のシートスライド装置10の部分断面図であり、図3(B)は、図3(A)に示す3B−3B線相当の切断面による断面図である。図4は、図3に示す4−4線相当の切断面による断面図である。
図1〜図3に示すように、シートスライド装置10は、車両用シートSを車体Bに対して前後摺動可能に支持するもので、主に、車両用シートSに固定されるアッパーレール20と、車体Bに固定されるロアレール30と、ロック部材50と、傾動部材60と、をそれぞれ一対備えるとともに(図1および図2には一方のみを記載する)、上記一対の傾動部材60を傾動させるための操作レバー70とを備えている。
図4に示すように、アッパーレール20は、車体Bに略水平であって車両用シートSが図略のブラケット等を介して取り付けられる上壁21と、この上壁21の両端からそれぞれ垂設される側壁22と、両側壁22の下端からそれぞれ上方に屈曲して折れ曲がっている連結部23と、リテーナ40の第1スチールボール41をロアレール30との間の空間に保持する傾斜部24を備えている。また、一方の側壁22およびこの側壁22に連結する連結部23には、ロック状態におけるロック部材50のロック爪51に接触しないように少なくとも6カ所の切欠部25が設けられている。
図4に示すように、ロアレール30は、車体Bに略水平で前記アッパーレール20の上壁21に対向し前後フット31を介して車体Bに固定される底壁32と、この底壁32の両端からそれぞれ上方に延出する第1側部33と、両第1側部33の上端からそれぞれ中央に向かい底壁32と略平行に設けられる鍔部34と、両鍔部34の端末から底壁32に向かい第1側部33と略平行にそれぞれ延出する第2側部35とを備えている。アッパーレール20の各切欠部25に対応する第2側部35には、切欠部25と同様に形成される6カ所以上の切欠き36が長手方向にそれぞれ等間隔に形成されている。なお、切欠き36は、特許請求の範囲に記載の「被係合部」の一例に相当し得る。
アッパーレール20およびロアレール30は、アッパーレール20の上壁21がロアレール30の底壁32と対向し、ロアレール30の第1側部33と第2側部35の間の空間にアッパーレール20の傾斜部24が入り込むように配置されている。そして、ロアレール30の第1側部33から鍔部34との間のコーナー部分とアッパーレール20の傾斜部24の間にはリテーナ40の第1スチールボール41が配置され、ロアレール30の底壁32と第1側部33との間のコーナー部分とアッパーレールの連結部23の間にはリテーナ40の第2スチールボール42が配置されている。リテーナ40に保持される第1スチールボール41および第2スチールボール42により、アッパーレール20およびロアレール30は、車両前後方向に相対的に摺動できるようになっている。
ロック部材50は、アッパーレール20とロアレール30とを相対移動不能に固定(ロック)するためのロック機構である。このロック部材50は、アッパーレール20の上壁21にリベット26a等により固定されるブラケット26に対してピン27を中心に回動(変位)可能に支持されており、この回動に応じてロアレール30の各切欠き36の一部に対して係脱するロック爪51が形成されている。また、ロック部材50は、ピン27に設けられたロックスプリング28により、ロック爪51がアッパーレール20の切欠部25に挿入する方向(以下、ロック回動方向ともいう)に常時付勢されている。なお、ロック部材50は、特許請求の範囲に記載の「ロック部材」の一例に相当し、ロック爪51は、特許請求の範囲に記載の「係合部」の一例に相当し得る。また、ロックスプリング28は、特許請求の範囲に記載の「付勢部材」の一例に相当し得る。
傾動部材60は、操作レバー70の操作に応じてロック部材50を回動(変位)させる機能を有するもので、アッパーレール20の上壁21に固定されるプレート29のピン29aを中心に傾動可能に支持されている。この傾動部材60は、上方向に開口するように断面略U字状に形成される本体部61と、ロック部材50を押圧するための押圧片62と、操作レバー70が連結される連結部63とを備えている。
本体部61の両側壁61a,61bには、ピン29aが貫通する貫通穴61cがそれぞれ形成されている。また、押圧片62は、ロック解除傾動方向(図3(A)にて時計方向)へ傾動する時に、下側端部にてロック部材50の上面を下方へ押圧するように、本体部61の一方の側壁61aから長手方向(ロック部材50に向かう方向)に延出して形成されている。
図5は、スプリング64の詳細形状を説明するための図であり、図5(A)は正面図であり、図5(B)は側面図である。図6は、傾動部材60およびスプリング64のアッパーレール20に対する摩擦接触状態を説明するための説明図である。なお、図6では、摩擦接触状態を説明するために、便宜上、アッパーレール20に対する傾動部材60の傾斜度合い等を誇張して上方から示している。
本体部61の他方の側壁61bのうち貫通穴61cよりも押圧片62側の部位には、傾動部材60よりも弾性変形しやすい板状の弾性部材、例えばSK材を湾曲させて形成されたスプリング64が取り付けられている。このスプリング64は、図5(A)に示すように、略逆U字状に形成されており、一方の側壁の中央部を内方に切り起こすように爪部64aが設けられている。当該スプリング64は、その爪部64aを側壁61bの穴部(図示略)に係合させるように側壁61bに対して上方から被せることで、本体部61に対して嵌合されることとなる。
図5(B)に示すように、スプリング64には、他方の側壁(本体部61の外側に相当する部位)であって当該傾動部材60の傾動方向に沿う面に、外方へ突出する突起64bが設けられている。この突起64bは、図6に示すように、傾動部材60をアッパーレール20にて傾動可能に支持するとき、アッパーレール20の他方の側壁22に常に接触するように形成されている。
このように、スプリング64が突起64bにて他方の側壁22に常に接触するので、傾動部材60は、図6に示すように、ピン29aを基準として他方の側壁61bが他方の側壁22から離間し一方の側壁61aが一方の側壁22に近接するように、傾いた状態で支持されることとなる。このため、押圧片62の先端部は、一方の側壁22に対して接触して押圧することとなる。これにより、傾動部材60が傾動する場合には、スプリング64の突起64bおよび押圧片62の先端部(図6の波線楕円部参照)に、その傾動を妨げる摩擦力が常に作用することとなる。なお、突起64bの突出形状は、上述のように作用する摩擦力がロックスプリング28によるロック回動方向への付勢力よりも小さくなるように設定されている。また、傾動部材60および突起64bは、特許請求の範囲に記載の「接触部」の一例に相当し得る。
操作レバー70は、上記一対の傾動部材60をそれぞれ傾動させることで、ロック部材50のロック爪51およびロアレール30の各切欠き36を係脱させて、ロック部材50によるアッパーレール20およびロアレール30のロック状態とそのロック状態を解除するロック解除状態とを切り替える機能を有するものである。この操作レバー70は、アッパーレール20の外方に配置される把持部71と、この把持部71の両端から互いに平行に略へ字状にそれぞれ延出する連結部72と、両連結部72にそれぞれ連結される支持部73とを備えている。操作レバー70は、支持部73に形成される略U字状の係合部73aを傾動部材60の連結部63に係合することで、傾動部材60に連結される。なお、操作レバー70は、特許請求の範囲に記載の「操作部材」の一例に相当し得る。
図7(A)は、ロック状態を示す断面図であり、図7(B)は、ロック解除状態を示す断面図である。
以上のように構成されるシートスライド装置10において、操作レバー70の把持部71が操作されない状態では、ロック部材50は、ロックスプリング28の付勢力によりピン27を中心にロック回動方向に付勢されて、ロック爪51がロアレール30の各切欠き36の一部に係合したロック状態を維持する。これにより、アッパーレール20とロアレール30とが相対移動不能にロックされる(図7(A)参照)。
このようなロック部材50によるロック状態において、操作レバー70の把持部71が上方向に移動するように操作されると、支持部73が上方向に移動する。これにより、支持部73に連結する連結部63が上方に移動するように傾動部材60がピン29aを中心にロック解除傾動方向に傾動する。そして、このように傾動する傾動部材60の押圧片62によりロック部材50が下方向に押圧されると、当該ロック部材50がピン27を中心にロック解除回動方向(図7にて反時計方向)へ回動する。これにより、ロック爪51と各切欠き36との係合が解除されて、アッパーレール20とロアレール30とが相対移動可能なロック解除状態になる。このとき、上述したように、スプリング64および押圧片62は、それぞれアッパーレール20の側壁22に接触しているので、傾動部材60に対してその傾動を妨げる摩擦力が常に作用している。
そして、アッパーレール20とロアレール30との相対位置を調整した後に操作レバー70の把持部71を元の位置に戻すように下方へ移動させると、操作レバー70により傾動部材60をロック解除傾動方向に傾動させていた力が解除される。これにより、ロック部材50は、ロックスプリング28による付勢力によりロック回動方向(図7にて時計方向)へ回動する。このとき、押圧片62がロック回動方向へ回動するロック部材50により上方向に押圧されることで傾動部材60がロック傾動方向(図3(A)にて反時計方向)に傾動するとともに、この傾動を妨げる摩擦力が当該傾動部材60に作用する。
この結果、ロック部材50には、ロックスプリング28による付勢力と、傾動部材60による摩擦力とが作用することとなる。上述したように上記摩擦力は、ロックスプリング28による付勢力よりも小さいため、ロック爪51がロック回動方向へ回動してロアレール30の各切欠き36の一部に係合し、再びロック状態となる(図7(A)参照)。このとき、ロック爪51を各切欠き36に係合させるための力は、上記摩擦力が生じない場合と比較して小さくなるので、ロック爪51やその近傍部位が各切欠き36近傍の第2側部35等に押し付けられる力が小さくなり、ロック時における打音の発生を抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態に係るシートスライド装置10では、傾動部材60は、アッパーレール20に傾動可能に支持されて、この傾動に応じてロックスプリング28による付勢力に抗してロック部材50を変位可能に構成されている。この傾動部材60には、その傾動方向に沿う面に、アッパーレール20の側壁22に対して常時摩擦接触するスプリング64が設けられている。
このため、操作レバー70の操作に応じて傾動部材60が傾動する場合には、スプリング64の突起64bが常時アッパーレール20に摩擦接触するので、傾動部材60の傾動に対してこの傾動を妨げる摩擦力が常時作用することとなる。これにより、ロック部材50のロック爪51がロアレール30の切欠き36に係合するように傾動部材60が傾動する場合には、上記摩擦力がロックスプリング28による付勢力に抗するように作用するので、ロック爪51を切欠き36に係合させるための力が小さくなり、ロック時の打音の発生を抑制することができる。特に、ロックスプリング28の付勢力を弱くする必要もなく、傾動部材60の傾動には常に上記摩擦力が作用するので、ロック状態のロック爪51が切欠き36から外れやすくなることもない。
また、本実施形態に係るシートスライド装置10では、スプリング64は、傾動部材60に対して当該傾動部材60よりも弾性変形しやすい弾性部材からなるため、傾動部材60に対してその傾動が妨げられる摩擦力を容易に調整できるだけでなく確実に作用させることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体化してもよい。
(1)スプリング64は、傾動部材60と一体成形されてもよい。また、傾動部材60における本体部61の他方の側壁61bが弾性変形しやすい部材から構成される場合等には、この側壁61bに突起64bを直接形成してもよい。
(2)スプリング64は、本体部61の他方の側壁61bに取り付けられることに限らず、アッパーレール20の側壁22に常に接触して摩擦力を発生可能であれば、本体部61の一方の側壁61aや連結部63等に設けてもよいし、操作レバー70やロック部材50に設けてもよい。
10…シートスライド装置
20…アッパーレール(アッパーレール部材)
28…ロックスプリング(付勢部材)
30…ロアレール(ロアレール部材)
36…切欠き(被係合部)
50…ロック部材
51…ロック爪(係合部)
60…傾動部材
61…本体部
62…押圧片
64…スプリング(接触部)
64b…突起(接触部)
70…操作レバー(操作部材)

Claims (2)

  1. 車体に固定されるロアレール部材と、
    シートに固定されるとともに前記ロアレール部材に対し相対移動可能に設けられるアッパーレール部材と、
    前記アッパーレール部材に変位可能に支持されて、この変位に応じて前記ロアレール部材に形成される被係合部に対して係合部にて係合することで前記ロアレール部材および前記アッパーレール部材を相対移動不能にロックするロック部材と、
    前記係合部および前記被係合部が係合する方向に前記ロック部材を付勢する付勢部材と、
    前記アッパーレール部材に傾動可能に支持されて、この傾動に応じて前記付勢部材による付勢力に抗して前記ロック部材を変位可能な傾動部材と、
    前記傾動部材を傾動させることで前記係合部および前記被係合部を係脱させる操作部材と、
    を備えるシートスライド装置であって、
    前記傾動部材は、傾動方向に沿う面に、前記アッパーレールに対して常時摩擦接触する接触部が設けられることを特徴とするシートスライド装置。
  2. 前記接触部は、前記傾動部材に対して当該傾動部材よりも弾性変形しやすい弾性部材からなることを特徴とする請求項1に記載のシートスライド装置。
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