JP4870046B2 - 板ガラスの貼合方法およびその装置 - Google Patents

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Description

本発明は、板ガラスの片面に機能性シートや別の板ガラスなどの貼合対象を貼合するための板ガラスの貼合方法と、板ガラスの貼合装置に関する。以下、本発明においては貼合対象が貼合される板ガラスをベースガラスという。
この種の貼合装置として、例えば特許文献1の貼合装置が公知である。そこでは、ベースガラスの片面にゴム状弾性を有する接着剤層を形成したのち、ポリカーボネイト板を貼合する。詳しくは、表裏が剥離フィルムで覆われている接着剤シートを予め用意し、片側の剥離フィルムを剥離しながら接着剤シートをベースガラスの片面に接着して接着剤層を形成する。次に、ベースガラスを接着剤層が上面になる状態で台板上に載置し、ポリカーボネイト板を、その接着始端が接着剤層に接触し、接着終端が接着剤層から浮き離れる状態で斜めに支持し、ポリカーボネイト板をローラーでベースガラスに押し付けながら、ローラーを接着終端へ向かって移行させることにより、ポリカーボネイト板をベースガラスに貼合し、貼合面に気泡が形成されるのを防止している。
同様の貼合装置は特許文献2にも開示されている。そこでは、ベースガラスに貼合対象である薄板ガラスを紫外線硬化樹脂を介して接着固定するが、薄板ガラスを貼合治具で真空吸着して下突湾曲状に保持して貼合する点が先の貼合装置と異なる。貼合治具で下突湾曲状に保持された薄板ガラスは、接着始端から接着終端へ向かって貼合治具を加圧ローラーでベースガラスに押し付けることにより接着固定される。
特許文献3にも貼合対象である板ガラスを真空吸着して斜めに保持する貼合装置が開示してある。そこでは、コンベアベルトと、コンベアベルトの内面に配置される吸着チャンバーとの共同作用によって、板ガラスを斜めに吸着保持している。
特開2001−30420号公報(段落番号0021、図2) 特開2000−53453号公報(段落番号0019〜0024、図1) 特開平2−9733号公報(第3頁右下欄、第2図)
特許文献1〜3の貼合装置によれば、理論上、ベースガラスと貼合対象との間に気泡が形成される余地はないはずであるが、実際には貼合後のガラス積層体の不良率が高く生産性に問題がある。貼合対象にもよるが、貼合不良となったガラス積層体は貼合対象を剥離したのち、ベースガラスのみが再利用され、貼合対象は廃棄される。例えば、液晶基板やプラズマディスプレイ基板の外面に偏光シートや反射防止フィルなどの機能性シートを貼合する場合には、貼合不良となった機能性シートは剥離したのち廃棄される。因みに、この種の機能性シートは高価であるため、廃棄処分される機能性シートの全体コストは年間で相当な額に達し、ガラス積層体の製造コストを削減するうえで大きな障害になっている。
従来の貼合装置は、いずれも貼合対象の接着始端が接着剤層に接触し、接着終端が接着剤層から浮き離れる状態で斜めに、あるいは湾曲した姿勢で支持し、接着始端から接着終端へ向かって貼合対象をベースガラスに対してローラーで押し付けて貼合する。換言すると、ベースガラスと貼合対象との位置合わせは、接着始端で両者の端縁を揃えているに過ぎない。そのため、貼合し終わった状態におけるベースガラスと貼合対象との接着終端が大きく位置ずれすることがあり、この種の貼合不良もガラス積層品の生産性を低下させる要因のひとつになっている。
本発明の目的は、気泡の発生を伴うことなく貼合対象とベースガラスを確実に貼合し、しかも、貼合対象とベースガラスとを高精度に位置決めした状態で貼合して、全体としてガラス積層品の生産性を向上し、その生産コストを削減できる板ガラスの貼合方法とその装置を提供することにある。
本発明における板ガラスの貼合方法は、調整テーブル2に設けた複数組の吸着体3でベースガラスGを吸着固定し、固定台1の外側方の待機位置において貼合対象Fを可動テーブル4に吸着固定する工程と、可動テーブル4を待機位置から貼合位置へ変位操作して、貼合対象FをベースガラスGに対して上下隙間Eを介して正対させる工程と、固定台1に設けたずれ検知装置20で貼合対象FとベースガラスGの位置ずれを光学的に検知し、ずれ検知装置20からの出力信号に応じて調整テーブル2の位置を位置調整装置6で調整操作して、貼合対象FとベースガラスGを位置決めする工程と、接着ローラー5を待機位置から押圧位置へ移動させてベースガラスGの接着始端を貼合対象Fに押し付け、接着ローラー5を接着始端から接着終端へ向かって移動させて、ベースガラスGを貼合対象Fに押圧接着する工程とからなり、接着ローラー5を接着始端から接着終端へ向かって移動する過程で、接着ローラー5の接着移動に先行して各吸着体3を吸着位置から退避位置へ退避させながら、ベースガラスGを貼合対象Fに押圧接着することを特徴とする。
本発明における板ガラスの貼合装置は、固定台1と、固定台1で位置調整可能に支持される調整テーブル2と、調整テーブル2に設けられてベースガラスGを吸着固定する複数組の吸着体3と、貼合対象Fを吸着固定する可動テーブル4と、ベースガラスGを貼合対象Fに押し付け操作する接着ローラー5とを備えている。可動テーブル4は、固定台1の外側方に位置する待機位置と、吸着固定した貼合対象Fを吸着体3で吸着固定したベースガラスGに対して、上下隙間Eを介して正対させる貼合位置との間を往復変位できるよう支持されて、貼合位置において固定台1に移動不能にロック固定できるよう構成されている。固定台1には、ベースガラスGと貼合対象Fとの位置ずれを光学的に検知するずれ検知装置20と、ずれ検知装置20からの出力信号に応じて、調整テーブル2の位置を調整操作する位置調整装置6とが設けられている。ベースガラスGを吸着支持する吸着体3は、それぞれ、ベースガラスGを吸着保持する吸着位置と、ベースガラスGから分離して接着ローラー5の移行軌跡の外へ退避する退避位置との間を往復変位できるよう調整テーブル2で支持されている。接着ローラー5は、ベースガラスGの下方の待機位置と、ベースガラスGの接着始端を貼合対象Fに押し付ける押圧位置との間を上下に往復変位でき、かつ、ベースガラスGの接着始端から接着終端にわたって押圧位置を保持した状態で移動可能に設けられている。以って、接着ローラー5が接着始端から接着終端へ向かって移動するのに先行して、各吸着体3を吸着位置から退避位置へ順次切り換えながら、ベースガラスGを貼合対象Fに接着することを特徴とする。
吸着体3の吸着具15は、吸着位置と、吸着位置から下降してベースガラスGから分離する分離位置との間を往復変位できるよう構成する。
調整テーブル2の上部に、通気可能なシルクスクリーン30を張設し、シルクスクリーン30の下面側に、ベースガラスGを吸着固定する吸着体3と、接着ローラー5とを配置する。接着ローラー5は、シルクスクリーン30を介してベースガラスGを貼合対象Fに押圧接着する。
本発明に係る板ガラスの貼合方法では、可動テーブル4で吸着固定した貼合対象Fと、調整テーブル2上の複数組の吸着体3で吸着固定したベースガラスGとを、上下隙間Eを介して正対させたのち、貼合対象FとベースガラスGとの位置ずれをずれ検知装置20で検知し、ずれ検知装置20からの出力信号に応じて位置調整装置6を駆動して調整テーブル2を調整操作することにより、貼合対象FとベースガラスGを高精度に位置決めできるようにした。また、ベースガラスGの接着始端を貼合対象Fに押し付けた状態で、接着ローラー5を接着始端から接着終端へ向かって移動する接着過程で、接着ローラー5の接着移動に先行して各吸着体3を吸着位置から退避位置へ退避させながら、ベースガラスをG貼合対象Fに押圧接着できるようにした。
上記の貼合方法によれば、接着ローラー5の押圧作用と、接着ローラー5に最も近い位置の吸着体3の吸着作用とによって、ベースガラスGを接着ローラー5の進行方向前方へ向かって下り傾斜する姿勢に保持し、その状態を維持しながらベースガラスGを貼合対象Fに接着できるので、両者の貼合面に空気が挟み込まれるのを確実に防止しながら、ベースガラスGと貼合対象Fとを常に好適に貼合できる。また、ベースガラスGと貼合対象Fの位置ずれを、ずれ検知装置20と位置調整装置6とで修正し、高精度に位置決めされた状態の両者を接着ローラー5で貼合するので、貼合し終わった状態におけるベースガラスGと貼合対象Fとの位置ずれを一掃できる。したがって、本発明の板ガラスの貼合方法によれば、貼合対象FとベースガラスGとを高精度に位置決めした状態で、気泡の発生を伴うことなく常に確実に貼合でき、全体としてガラス積層品の生産性を向上し、その分だけガラス積層品の生産コストを削減できる。
本発明の板ガラスの貼合装置においても、上記と同様に、貼合対象FとベースガラスGとを高精度に位置決めした状態で、気泡の発生を伴うことなく常に確実に貼合して、全体としてガラス積層品の生産性を向上し、その分だけガラス積層品の生産コストを削減できる。また、本発明の貼合装置においては、吸着体3を支持する調整テーブル2や接着ローラー5、あるいは位置調整装置6やずれ検知装置20などの主要構造を固定台1の側に集約配置し、可動テーブル4に吸着固定した貼合対象Fを位置基準にして、貼合対象FとベースガラスGの位置ずれを修正し、さらに貼合対象Fを接着基準にしてベースガラスGを接着ローラー5で貼合対象Fに押圧接着するので、従来のこの種の装置に比べて、貼合装置の全体をコンパクトにまとめて小形化できる。
吸着体3の吸着具15が、吸着位置と、吸着位置から下降してベースガラスGから分離する分離位置との間を往復変位できるよう構成してあると、接着ローラー5が接着終端へ向かって移動するのに先行して吸着体3を退避移動させるとき、吸着具15を分離位置へ退避させたのち吸着体3を退避移動させて、吸着具15やその周辺構造がベースガラスGと接当干渉するのを確実に防止できるので、ベースガラスGが吸着具15やその周辺構造によってずれ動かされること、すなわちベースガラスGの位置精度が低下するのを確実に防止できる。
調整テーブル2の上部に通気可能なシルクスクリーン30を張設し、シルクスクリーン30の下面側に、ベースガラスGを吸着固定する吸着体3と、接着ローラー5とを配置して、接着ローラー5が、シルクスクリーン30を介してベースガラスGを貼合対象Fに押圧接着するようにした貼合装置によれば、ベースガラスGはもちろん、自己保形性のない機能性フィルムなどの貼合対象Fを複数個の吸着体3で面一状に吸着固定できる。このことを利用すると、ベースガラスGを可動テーブル4の側で吸着固定し、貼合対象Fを複数個の吸着体3で吸着固定した状態で、両者G・Fの貼合を行うことができる。
(実施例) 図1ないし図10は本発明に係る板ガラスの貼合装置の実施例を示す。図1および図2において貼合装置は、横長の直方体状に組まれた枠体からなる固定台1と、固定台1で位置調整可能に支持される調整テーブル2と、調整テーブル2上に設けられる3組の吸着体3と、貼合対象Fを吸着固定する可動テーブル4と、吸着体3で支持されたベースガラスGを貼合対象Fに押し付け操作する接着ローラー5などで構成してある。貼合対象Fの片面には、予め接着材層8が形成してあり、その外面が剥離紙で覆ってある。
調整テーブル2はUVWテーブルからなり、固定台1の左右両側と調整テーブル2との間に設けた、左右一対の位置調整装置6で左右方向および前後旋回方向へ調整移動操作できる。このように調整テーブル2を調整移動する必要性は後述する。
図2および図3において吸着体3は、前後に長い吸着枠10と、吸着枠10の前後端を支持する揺動枠11と、揺動枠11を使軸12の回りに揺動操作する操作シリンダー13と、吸着枠10を昇降操作するエアシリンダー14と、吸着枠10の内部に一定間隔おきに配置される合計6個の吸着具15などで構成してある。各吸着具15は図示していない真空原に制御バルブなどを介して接続されており、プログラムされた動作手順に従って真空圧を作用させ、あるいは真空圧の作用を遮断することができる。
吸着体3は、操作シリンダー13を伸縮操作することにより、上方の吸着位置(図3に符号Aで示す位置)と、接着ローラー5の移行軌跡の外へ退避する退避位置(図3に符号Cで示す位置)との間を往復変位でき、さらに、エアシリンダー14を伸縮操作することにより、吸着具15を先の吸着位置と、吸着位置から下降した分離位置(図3に符号Bで示す位置)とに変位できる。
各吸着体3を吸着位置に切り換えた状態において、吸着枠10の上面の位置決め表示に従ってベースガラスGを吸着枠10上に載置した後、一群の吸着具15に真空圧を作用させることにより、ベースガラスGをその下面が吸着枠10の上面に密着する状態で吸着固定できる。そのために、吸着具15の上端の吸着面は、吸着枠10の上面より僅かに突出させてある。
可動テーブル4は固定台1に対して軸17を介して連結されており、図示していない操作機構で可動テーブル4を軸17の回りに変位操作することにより、固定台1の上面外側方に位置する待機位置(図2および図4に示す位置)と、待機位置から反転操作されて、吸着体3で吸着保持されたベースガラスGに対してテーブル表面が正対する貼合位置(図5に示す位置)との間を往復変位できるよう支持してある。可動テーブル4の内部には、貼合対象Fを吸着固定するための吸着具18が配置してある。
可動テーブル4を待機姿勢にした状態で、テーブル表面に設けた位置決め表示に従って貼合対象Fを載置し、先の吸着具18に真空圧を作用させることにより、貼合対象Fをテーブル表面に吸着固定できる。この状態の可動テーブル4を軸17の回りに反転させて貼合姿勢に切り換えることにより、可動テーブル4の回動先端部を固定台1で受け止めて、貼合対象Fを上下隙間Eを介してベースガラスGと正対させることができる。上下隙間EはベースガラスGの厚みや弾性率などによって適正値を選択するが、通常は0.1〜5mmの範囲内で選択する。この実施例の上下隙間Eは2mmとした。以後、可動テーブル4が固定台1に対して動くのを防ぐために、可動テーブル4は固定台1に設けたロック構造19(図2参照)で相対移動不能にロック保持される。
吸着体3で吸着保持されたベースガラスGと、可動テーブル4で吸着保持された貼合対象Fとは、大まかに位置決めされているものの、両者の位置精度は低く充分ではない。そこで、固定台1の2箇所にずれ検知装置20を設け、ベースガラスGと貼合対象Fとの位置ずれを光学的に検知する。ずれ検知装置20は、CCDカメラと、CCDカメラの画像から位置ずれを認識するアライメントコントローラー、およびフォーカスコントローラーとモニターなどで構成してある。アライメントコントローラーからの出力信号に従って先の位置調整装置6を駆動し、調整テーブル2を調整移動操作することにより、ベースガラスGと貼合対象Fとを位置ずれのない状態で正確に正対できるようにしている。
ベースガラスGと貼合対象Fには、予め位置決め用のマークが表示してある。例えば図4に示すように、ベースガラスGには黒丸状の位置表示M2が表示され、貼合対象Fには円形の位置表示M1が表示してある。CCDカメラで両表示の画像を検知した状態において、ベースガラスGと貼合対象Fとに位置ずれがある場合には、図7(a)に示すように黒丸状の位置表示M2は円形の位置表示M1の外に位置している。この状態の画像をアライメントコントローラーで認識し、位置調整装置6で調整テーブル2を調整移動操作し、その結果画像をアライメントコントローラーで再度認識することにより、両位置表示M1・M2のずれが拡大したか、減少したかが判る。以後、ずれを減少できる向きに位置調整装置6を駆動し、さらに駆動後の画像の認識を行うことを何度か繰り返すことにより、図7(b)に示すように黒丸状の位置表示M2が円形の位置表示M1の内部に位置する状態が得られる。この状態のベースガラスGと貼合対象Fとは、高精度に位置決めされており、両者G・Fのずれ量は基準位置に対して5μmのずれ範囲内にある。
接着ローラー5は、固定台1の左右長手方向に沿って往復走行可能に案内支持されるローラー台22で支持されている。また、接着ローラー5はローラー台22に設けたエアシリンダー23で上下に往復変位操作されて、ベースガラスGの下方の待機位置(図8に想像線で示す状態)と、ベースガラスGの接着始端を貼合対象Fに押し付ける押圧位置(図8に実線で示す状態)とに姿勢を変えることができる。接着ローラー5のローラー部分は硬質ゴムで構成してあり、押圧位置においてはローラー部分がベースガラスGに対して線接触状に外接する。
ベースガラスGと貼合対象Fとは、以下の過程を経て貼合される。まず、図4に示すようにベースガラスGを3組の吸着体3で吸着固定し、同時に貼合対象Fを可動テーブル4のテーブル面に吸着固定する。この状態で、剥離紙を除去して接着材層8を露出させておく。ベースガラスGおよび貼合対象Fの供給と、剥離紙の除去は、自動機で行うことができ、人手で行ってもよい。
次に可動テーブル4を、待機位置から貼合位置へ変位操作して、図5に示すように貼合対象FをベースガラスGに対して上下隙間Eを介して正対させる。この状態で、貼合対象FとベースガラスGの位置ずれをずれ検知装置20で光学的に検知し、ずれ検知装置20からの出力信号に応じて、調整テーブル2を位置調整装置6で調整操作して、貼合対象FとベースガラスGを適正に位置決めする。その詳細は先に説明したとおりである。
位置決めが終了したのち、図8に示すように接着ローラー5をベースガラスGの下方の待機位置から押圧位置へ上昇移動させて、ベースガラスGの接着始端を貼合対象Fに押し付け、その状態のままで接着ローラー5を接着始端から接着終端へ向かって移動させて、ベースガラスGを貼合対象Fに押圧接着する。このとき、図10に示すように接着ローラー5の押圧接着動作に先行して各吸着体3を吸着位置から退避位置へ退避させながら、ベースガラスGを貼合対象に押圧接着する。
接着ローラー5を下方の待機位置から押圧位置へ上昇移動させて、ベースガラスGの接着始端を貼合対象Fに押し付けた状態では、ベースガラスGは各吸着体3によって吸着固定された状態にある(図8参照)。そのためベースガラスGは、接着ローラー5で押圧された位置と、接着ローラー5に最も近い位置の吸着体3によって吸着固定された位置との間で、緩やかなS字を描きながら、しかも最も近い位置の吸着体3へ向かって下り傾斜する状態で弾性変形することになる。つまり、図9に示すようにベースガラスGは接着ローラー5で押圧された位置から、接着ローラー5の進行方向前方へ向かって先拡がり状に保持された状態で、貼合対象Fに連続して押圧接着されることになる。これにより、貼合面に挟み込まれようとする空気を、接着ローラー5の押圧作用でローラー進行方向前方へ向かって強制的に逃がすことができ、したがって、貼合面に気泡が封じ込められるのを確実に防止しながら、貼合対象FとベースガラスGを常に好適に貼合できる。
接着ローラー5が接着始端から接着終端へ向かって移動し始めるのに対応して、図10に示すように接着ローラー5に最も近い位置にある吸着体3の吸着具15に対する真空圧の供給が停止され、さらにエアシリンダー14と操作シリンダー13が順に作動されて、吸着具15がベースガラスGの下面から離れて分離位置へ下降操作され、さらに吸着体3が接着ローラー5の移行軌跡の外の退避位置へと揺動操作される。このように、接着ローラー5の接着移動に対応して、3個の吸着体3を順次退避移動させながら、ベースガラスGを貼合対象Fに接着すると、両者の貼合面に気泡が生じるのを防止できるうえ、ベースガラスGと貼合対象Fとを高度に位置決めした状態で調合できるので、得られたガラス積層品の貼合不良を一掃して生産性を向上し、その分だけガラス積層品の生産コストを削減できる。また、吸着具15をベースガラスGから分離した後に吸着体3を退避位置へ揺動操作すると、吸着枠10や吸着具15がベースガラスGと接当干渉するのを確実に防止しながら吸着体3を吸着位置から退避移動させて、ベースガラスGがずれ動くのを防止できる。
以上の説明から理解できるように、本発明の板ガラスの貼合方法は、以下の工程に従ってベースガラスGと貼合対象Fとを調合することにより、これら両者G・Fを好適に貼合できる。
調整テーブル2に設けた複数組の吸着体3でベースガラスGを吸着固定し、固定台1の外側方の待機位置において貼合対象Fを可動テーブル4に吸着固定する工程と、
可動テーブル4を待機位置から貼合位置へ変位操作して、貼合対象FをベースガラスGに対して上下隙間Eを介して正対させる工程と、
固定台1に設けたずれ検知装置20で貼合対象FとベースガラスGの位置ずれを光学的に検知し、ずれ検知装置20からの出力信号に応じて調整テーブル2の位置を位置調整装置6で調整操作して、貼合対象FとベースガラスGを位置決めする工程と、
接着ローラー5を待機位置から押圧位置へ移動させてベースガラスGの接着始端を貼合対象Fに押し付け、接着ローラー5を接着始端から接着終端へ向かって移動させて、ベースガラスGを貼合対象Fに押圧接着する工程とからなり、
接着ローラー5を接着始端から接着終端へ向かって移動する過程で、接着ローラー5の接着移動に先行して各吸着体3を吸着位置から退避位置へ退避させながら、ベースガラスをG貼合対象Fに押圧接着することを特徴とする。
図11は、貼合装置の別の実施例を示す。そこでは、調整テーブル2の上部に、通気可能なシルクスクリーン30を張設しておき、シルクスクリーン30の下面側に、ベースガラスGを吸着固定する吸着体3と接着ローラー5などを配置する。その場合には、シルクスクリーン30で覆われる下方空間に真空圧を作用させ、余分なスクリーン面をマスキングしてベースガラスGなどのワークを吸引固定する。接着時には、接着ローラー5が、シルクスクリーン30を介してベースガラスGを貼合対象Fに押圧接着する。このようにシルクスクリーン30を張設しておくと、ベースガラスGはもちろん、自己保形性のない機能性フィルムなどの貼合対象Fを複数個の吸着体3で面一状に吸着固定できる。したがって、ベースガラスGを可動テーブル4の側で吸着固定し、貼合対象Fを複数個の吸着体3で吸着固定した状態で、両者G・Fの貼合を行うことができる。なお、必要があれば、シルクスクリーン30は可動テーブル4のテーブル面にも張設することができる。
上記の実施例以外に、可動テーブル4は軸17の回りに反転操作して待機姿勢と貼合姿勢に切り換える必要はなく、待機位置において可動テーブル4上に貼合対象Fを吸着固定した後、可動テーブル4を反転し、さらに横スライドさせて貼合位置へ移動させるように構成することができる。調整テーブル2は、XYテーブルとして構成してあってもよい。各位置表示M1・M2は、十文字状の交差線、三角形、星印などの円形以外の形状であってもよい。接着材層8はベースガラスGの側に予め形成しておくことができる。接着材層8は紫外線硬化樹脂で形成することができ、その場合には、本発明の貼合装置でベースガラスGと貼合対象Fを調合した後、接着材層8を硬化処理するとよい。吸着体3は、ベースガラスGのサイズに応じて任意個数を設けることができ、少なくとも2組以上あればよい。
上記の実施例では、ベースガラスGと貼合対象Fのそれぞれに形成してある位置決め用のマークを利用して、ベースガラスGと貼合対象Fの位置決めを行うようにしたが、その必要はない。例えば、ベースガラスGまたは貼合対象Fなどのワークに位置決め用のマークが形成されていない場合があるが、そのような場合であっても、各ワークの辺部やコーナー部分などの外郭形状や部分形状を利用して両者の位置決めを行うことができる。また、両ワークに表示された印刷パターンを利用して位置決めを行うこともできる。
貼合装置の概略正面図である。 貼合装置の概略平面図である。 吸着体の概略正面図である。 ベースガラスおよび貼合対象を吸着固定した状態の貼合装置の平面図である。 ベースガラスと貼合対象を正対させた状態の概略正面図である。 ベースガラスと貼合対象を正対させた状態の概略平面図である。 ベースガラスと貼合対象の位置ずれ修正動作に関する説明図である。 接着ローラーによる接着開始状態を示す要部の正面図である。 接着ローラーによる接着途中状態を示す要部の正面図である。 接着途中状態における吸着体の動作を示す概略正面図である。 貼合装置の別の実施例を示す要部の正面図である。
符号の説明
1 固定台
2 調整テーブル
3 吸着体
4 可動テーブル
5 接着ローラー
6 位置調整装置
15 吸着体の吸着具
20 検知装置
30 シルクスクリーン
E 上下隙間
F 貼合対象
G ベースガラス

Claims (4)

  1. 調整テーブル(2)に設けた複数組の吸着体(3)でベースガラス(G)を吸着固定し、固定台(1)の外側方の待機位置において貼合対象(F)を可動テーブル(4)に吸着固定する工程と、
    可動テーブル(4)を待機位置から貼合位置へ変位操作して、貼合対象(F)をベースガラス(G)に対して上下隙間(E)を介して正対させる工程と、
    固定台(1)に設けたずれ検知装置(20)で貼合対象(F)とベースガラス(G)の位置ずれを光学的に検知し、ずれ検知装置(20)からの出力信号に応じて調整テーブル(2)の位置を位置調整装置(6)で調整操作して、貼合対象(F)とベースガラス(G)を位置決めする工程と、
    接着ローラー(5)を待機位置から押圧位置へ移動させてベースガラス(G)の接着始端を貼合対象(F)に押し付け、接着ローラー(5)を接着始端から接着終端へ向かって移動させて、ベースガラス(G)を貼合対象(F)に押圧接着する工程とからなり、
    接着ローラー(5)を接着始端から接着終端へ向かって移動する過程で、接着ローラー(5)の接着移動に先行して各吸着体(3)を吸着位置から退避位置へ退避させながら、ベースガラス(G)を貼合対象(F)に押圧接着することを特徴とする板ガラスの貼合方法。
  2. 固定台(1)と、固定台(1)で位置調整可能に支持される調整テーブル(2)と、調整テーブル(2)に設けられてベースガラス(G)を吸着固定する複数組の吸着体(3)と、貼合対象(F)を吸着固定する可動テーブル(4)と、ベースガラス(G)を貼合対象(F)に押し付け操作する接着ローラー(5)とを備えており、
    可動テーブル(4)は、固定台(1)の外側方に位置する待機位置と、吸着固定した貼合対象(F)を吸着体(3)で吸着固定したベースガラス(G)に対して、上下隙間(E)を介して正対させる貼合位置との間を往復変位できるよう支持されて、貼合位置において固定台(1)に移動不能にロック固定できるよう構成されており、
    固定台(1)には、ベースガラス(G)と貼合対象(F)との位置ずれを光学的に検知するずれ検知装置(20)と、ずれ検知装置(20)からの出力信号に応じて、調整テーブル(2)の位置を調整操作する位置調整装置(6)とが設けられており、
    ベースガラス(G)を吸着支持する吸着体(3)は、それぞれ、ベースガラス(G)を吸着保持する吸着位置と、ベースガラス(G)から分離して接着ローラー(5)の移行軌跡の外へ退避する退避位置との間を往復変位できるよう調整テーブル(2)で支持されており、
    接着ローラー(5)は、ベースガラス(G)の下方の待機位置と、ベースガラス(G)の接着始端を貼合対象(F)に押し付ける押圧位置との間を上下に往復変位でき、かつ、ベースガラス(G)の接着始端から接着終端にわたって押圧位置を保持した状態で移動可能に設けられており、
    接着ローラー(5)が接着始端から接着終端へ向かって移動するのに先行して、各吸着体3を吸着位置から退避位置へ順次切り換えながら、ベースガラス(G)を貼合対象(F)に接着することを特徴とする板ガラスの貼合装置。
  3. 吸着体3の吸着具(15)が、吸着位置と、吸着位置から下降してベースガラス(G)から分離する分離位置との間を往復変位できるよう構成してある請求項2記載の板ガラスの貼合装置。
  4. 調整テーブル(2)の上部に、通気可能なシルクスクリーン(30)が張設されており、
    シルクスクリーン(30)の下面側に、ベースガラス(G)を吸着固定する吸着体(3)と、接着ローラー(5)とが配置されており、
    接着ローラー(5)が、シルクスクリーン(30)を介してベースガラス(G)を貼合対象(F)に押圧接着する請求項2または3記載の板ガラスの貼合装置。
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