JP5821664B2 - 貼り合わせ装置、及び貼り合わせ方法 - Google Patents

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Description

本発明は、貼り合わせ装置、及び貼り合わせ方法に関する。
表示パネル、太陽電池、薄膜2次電池等の電子デバイスの薄型化、軽量化に伴い、電子デバイスに用いられる基板の薄板化が要望されている。基板が薄くなると、基板のハンドリング性が悪くなるので、基板上に電子デバイス用の機能層(例えば薄膜トランジスタ、カラーフィルタ)を形成するのが難しくなる。
そこで、基板と補強板とを貼り合わせて積層板を製造し、当該積層板の基板上に機能層を形成した後、基板と補強板とを剥離する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、基板と補強板との貼り合わせに真空プレス機が用いられる。
また、基板とシートとを貼り合わせる方法として、吸着体で基板を上方から平坦に支持すると共に、複数の吸着パッドでシートを下方から支持する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。この方法では、シートを下方から持ち上げて基板に圧着する回転ロールが用いられる。回転ロールの移動に伴って、複数の吸着パッドが所定の順序で吸着を解除すると共に、下方に退避する。
特開2007−326358号公報 特開2009−040617号公報
特許文献1に記載の貼り合わせ方法では、基板と補強板とを平行に貼り合わせるので、真空度が低い場合、基板と補強板との間に気泡が噛み込み、欠陥となることがあった。
また、特許文献2に記載の貼り合わせ方法では、2次元的に離散配置される複数の吸着パッドでシートを吸着しているので、シートに局所的に加わる吸着力の影響でシートが変形した状態で平板状の基板と貼り合わされる。貼り合わせ後にシートが元の形状に戻ろうとするので、積層板の反りが大きかった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、貼り合わせ後の積層板の欠陥や反りを低減できる貼り合わせ装置、及び貼り合わせ方法の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一の態様による貼り合わせ装置は、
板状部材と可撓性板とを貼り合わせる、貼り合わせ装置において、
前記板状部材を吸着する上テーブルと、
該上テーブルの下方に配置され、前記可撓性板が載置される下テーブルと、
該下テーブルで支持される前記可撓性板の下面に接触し、前記可撓性板を自重で撓み変形させる回転ロールと、
該回転ロールで撓み変形した前記可撓性板を前記上テーブルで吸着される板状部材に押し付ける押圧部と、
前記回転ロール及び前記押圧部と共に前記下テーブル前記上テーブルに対して相対的に移動させる移動機構とを備え
前記下テーブルの前記可撓性板が載置される面は、樹脂で形成されている。
また、本発明の他の態様による貼り合わせ方法は、
板状部材と可撓性板とを貼り合わせる、貼り合わせ方法において、
上テーブルで前記板状部材を吸着すると共に、前記上テーブルの下方に配置される下テーブル上に前記可撓性板を載置する工程と、
前記下テーブルで支持される前記可撓性板の下面に接触して前記可撓性板を自重で撓み変形させた状態で前記上テーブルによって吸着される前記板状部材に押し付ける回転ロールと共に前記下テーブルを、前記上テーブルに対して相対的に移動させる工程とを備え、
前記下テーブルの前記可撓性板が載置される面は、樹脂で形成されている。
本発明によれば、貼り合わせ後の積層板の欠陥や反りを低減できる貼り合わせ装置、及び貼り合わせ方法が提供される。
本発明の一実施形態による貼り合わせ装置で製造される積層板を示す断面図 積層板を用いて製造される電子デバイスを示す断面図 本発明の一実施形態による貼り合わせ装置を示す図4のIII-III断面図 図3のIV-IV断面図 図3のV-V断面図 本発明の一実施形態による貼り合わせ装置の搬送機構の動作を示す図7のVI-VI断面図である。 図6のVII-VII断面図 図6のVIII-VIII断面図 一実施形態における貼り合わせ装置の動作を示す図(1) 一実施形態における貼り合わせ装置の動作を示す図(2) 第1変形例における貼り合わせ装置の動作を示す図 第2変形例における貼り合わせ装置の動作を示す図 第3変形例における貼り合わせ装置の動作を示す図(1) 第3変形例における貼り合わせ装置の動作を示す図(2)
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。各図面において、同一の又は対応する構成には、同一の又は対応する符号を付して、説明を省略する。
本実施形態の貼り合わせ装置は、電子デバイスに用いられる基板の薄板化に対応するため、基板と補強板とを貼り合わせる。補強版で補強された基板上に機能層が形成された後、基板と補強板とが剥離され、基板と機能層とを有する電子デバイスが製造される。補強板は、電子デバイスの一部とはならない。
ここで、電子デバイスとは、表示パネル、太陽電池、薄膜2次電池等の電子部品をいう。表示パネルは、液晶パネル(LCD)やプラズマパネル(PDP)、有機ELパネル(OLED)を含む。
(積層板)
図1は、本発明の一実施形態による貼り合わせ装置で製造される積層板を示す断面図である。積層板1は、基板2と、基板2を補強する補強板3とを含む。
(基板)
基板2には、電子デバイスの製造工程の途中で、所定の機能層(例えば、導電層)が形成される。
基板2は、例えばガラス基板、セラミックス基板、樹脂基板、金属基板、又は半導体基板等である。これらの中でも、ガラス基板は、耐薬品性、耐透湿性に優れ、且つ、線膨張係数が小さいので好ましい。線膨張係数が小さくなるほど、高温下で形成される機能層のパターンが冷却時にずれ難い。
ガラス基板のガラスとしては、特に限定されないが、例えば、無アルカリガラス、ホウケイ酸ガラス、ソーダライムガラス、高シリカガラス、その他の酸化ケイ素を主な成分とする酸化物系ガラス等が挙げられる。酸化物系ガラスとしては、酸化物換算による酸化ケイ素の含有量が40〜90質量%のガラスが好ましい。
ガラス基板のガラスとしては、電子デバイスの種類やその製造工程に適したガラスが採用されることが好ましい。例えば、液晶パネル用のガラス基板は、アルカリ金属成分を実質的に含まないガラス(無アルカリガラス)からなることが好ましい。このように、ガラス基板のガラスは、適用される電子デバイスの種類及びその製造工程に基づいて適宜選択される。
樹脂基板の樹脂は、結晶性樹脂であっても、非結晶性樹脂であってもよく、特に限定されない。
結晶性樹脂としては、例えば、熱可塑性樹脂であるポリアミド、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、もしくはシンジオタクティックポリスチレン等が挙げられ、熱硬化性樹脂ではポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、液晶ポリマー、フッ素樹脂、もしくはポリエーテルニトリル等が挙げられる。
非結晶性樹脂として、例えば、熱可塑性樹脂であるポリカーボネート、変性ポリフェニレンエーテル、ポリシクロヘキセン、もしくはポリノルボルネン系樹脂等が挙げられ、熱硬化性樹脂ではポリサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリアリレート、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、もしくは熱可塑性ポリイミドが挙げられる。
樹脂基板の樹脂としては、非結晶性で熱可塑性の樹脂が特に好ましい。
基板2の厚さは、基板2の種類に応じて設定される。例えば、ガラス基板の場合、電子デバイスの軽量化、薄板化のため、好ましくは0.7mm以下であり、より好ましくは0.3mm以下であり、更に好ましくは0.1mm以下である。0.3mm以下の場合、ガラス基板に良好なフレキシブル性を与えることが可能である。0.1mm以下の場合、ガラス基板をロール状に巻き取ることが可能である。また、ガラス基板の厚さは、ガラス基板の製造が容易であること、ガラス基板の取り扱いが容易であること等の理由から、0.03mm以上であることが好ましい。
(補強板)
補強板3は、基板2に密着されると、剥離操作が行われるまで、基板2を補強する。補強板3は、機能層の形成後、電子デバイスの製造工程の途中で、基板2から剥離され、電子デバイスの一部とはならない。
補強板3は、温度変化による反りや剥離を抑制するため、基板2との線膨張係数差の絶対値の小さいものが好ましい。基板2がガラス基板の場合、補強板3はガラス板を含むものが好ましい。このガラス板のガラスは、ガラス基板のガラスと同じ種類であることが好ましい。
補強板3は、支持板4と、支持板4上に形成される樹脂層5とを備える。樹脂層5と基板2との間に作用するファンデルワールス力等により樹脂層5と基板2とが剥離可能に結合される。
尚、本実施形態の補強板3は、支持板4と樹脂層5とで構成されるが、支持板4のみで構成されてもよい。支持板4と基板2との間に作用するファンデルワールス力等により支持板4と基板2とが剥離可能に結合される。支持板4であるガラス板と、基板2であるガラス基板とが高温で接着しないように、支持板4の表面に無機薄膜が形成されていてもよい。また、支持板4の表面に表面粗さの異なる領域を設けること等によって、支持板4と基板2との界面に、結合力の異なる領域が設けられていてもよい。
また、本実施形態の補強板3は、支持板4と樹脂層5とで構成されるが、支持板4は複数であってもよい。同様に、樹脂層5は複数であってもよい。
(支持板)
支持板4は、樹脂層5を介して、基板2を支持して補強する。支持板4は、電子デバイスの製造工程における基板2の変形、傷付き、破損等を防止する。
支持板4は、例えば、ガラス板、セラミックス板、樹脂板、半導体板、又は金属板等である。支持板4の種類は、電子デバイスの種類や基板2の種類等に応じて選定される。支持板4と基板2とが同種であると、温度変化による反りや剥離が低減される。
支持板4と基板2の平均線膨張係数の差(絶対値)は、基板2の寸法形状等に応じて適宜設定されるが、例えば35×10−7/℃以下であることが好ましい。ここで、「平均線膨張係数」とは、50〜300℃の温度範囲における平均線膨張係数(JIS R 3102)をいう。
支持板4の厚さは、例えば0.7mm以下である。また、支持板4の厚さは、基板2を補強するため、0.4mm以上であることが好ましい。支持板4の厚さは、基板2よりも厚くてもよいし、薄くてもよい。
支持板4の外形は、支持板4が樹脂層5の全体を支持できるように、図1に示すように樹脂層5の外形と同一であるか、樹脂層5の外形よりも大きいことが好ましい。
(樹脂層)
樹脂層5は、基板2に密着されると、剥離操作が行われるまで、基板2の位置ずれを防止する。樹脂層5は剥離操作によって基板2から容易に剥離する。基板2を容易に剥離することで、基板2の破損を防止でき、また、意図しない位置(樹脂層5と支持板4との間)での剥離を防止できる。
樹脂層5は、支持板4との結合力が、基板2との結合力よりも相対的に高くなるように形成される。これによって、剥離操作が行われる際に、積層板1が意図しない位置(樹脂層5と支持板4との間)で剥離するのを防止できる。
樹脂層5の樹脂は、特に限定されない。例えば、樹脂層5の樹脂としては、アクリル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリイミド樹脂、シリコーン樹脂、ポリイミドシリコーン樹脂等が挙げられる。いくつかの種類の樹脂を混合して用いることもできる。中でも、耐熱性や剥離性の観点から、シリコーン樹脂、ポリイミドシリコーン樹脂が好ましい。
樹脂層5の厚さは、特に限定されないが、好ましくは1〜50μm、より好ましくは4〜20μmである。樹脂層5の厚さを1μm以上とすることで、樹脂層5と基板2との間に気泡や異物が混入した場合に、気泡や異物の厚さを吸収するように樹脂層5が変形できる。一方、樹脂層5の厚さが50μm以下であると、樹脂層5の形成時間を短縮でき、更に樹脂層5の樹脂を必要以上に使用しないため経済的である。
樹脂層5の外形は、樹脂層5が基板2の全体を密着できるように、図1に示すように基板2の外形と同一か、基板2の外形よりも大きいことが好ましい。
尚、樹脂層5は2層以上からなっていてもよい。この場合「樹脂層の厚さ」は全ての樹脂層の合計の厚さを意味するものとする。
また、樹脂層5が2層以上からなる場合は、各々の層を形成する樹脂の種類が異なってもよい。
(積層体)
図2は、積層板を用いて製造される積層体を示す断面図である。
積層体6は、積層板1の基板2上に、導電層等の機能層を形成してなる。機能層の種類は、電子デバイスの種類に応じて選択される。複数の機能層が基板2上に順次積層されてもよい。機能層の形成方法としては、一般的な方法が用いられ、例えばCVD法やPVD法等の蒸着法、スパッタ法等が用いられる。機能層は、フォトリソグラフィ法やエッチング法で所定のパターンに形成される。
例えば、積層体6は、補強板3A、基板2A、液晶層7、基板2B、及び補強板3Bをこの順で有する。この積層体6は、LCDの製造工程の途中で作製されるものである。一方の基板2A上の液晶層7側の面には図示されない薄膜トランジスタ(TFT)が形成されており、他方の基板2B上の液晶層7側の面には図示されないカラーフィルタ(CF)が形成されている。
補強板3A、3Bが剥離された後、偏光板、バックライト等が取り付けられ、製品であるLCDが得られる。補強板3A、3Bの剥離には、後述の剥離装置が用いられる。
尚、本実施形態では、補強板3A、3Bの剥離は、液晶層7の形成後に行われるが、TFTやCFの形成後、液晶層7の形成前に行われてもよい。
(貼り合わせ装置)
図3は、本発明の一実施形態による貼り合わせ装置を示す図4のIII-III断面図である。図4は図3のIV-IV断面図、図5は図3のV-V断面図である。図6は、本発明の一実施形態による貼り合わせ装置の搬送機構の動作を示す図7のVI-VI断面図である。図7は図6のVII-VII断面図、図8は図6のVIII-VIII断面図である。図9〜図10は、一実施形態における貼り合わせ装置の動作(貼り合わせ方法)を示す図である。尚、図3〜図12において、図面を見やすくするため、補強板3に含まれる樹脂層5の図示を省略する。また、図3、図4、図6、図7、及び図9〜図12において、便宜上、制限部80の図示を省略する。また、後述の各種シリンダ本体の内部構造は一般的なものであるので図示を省略する。
貼り合わせ装置10は、図3〜図5に示すように、板状部材としての基板2と、可撓性板としての補強板3とを貼り合わせる装置である。貼り合わせ装置10は、基板2を吸着する上テーブル20と、上テーブル20の下方に配置され、補強板3が載置される下テーブル40とを備える。尚、基板2と補強板3の配置は逆であってもよく、基板2が下テーブル40に載置され、補強板3が上テーブル20で吸着されてもよい。
貼り合わせ装置10は、図6〜図9に示すように、上テーブル20及び下テーブル40に対して、基板2及び補強板3を受け渡す搬送機構11を備える。搬送機構11は、基板2又は補強板3を保持する保持部材12を有している。保持部材12は、図7に示すように、水平方向に間隔をおいて並ぶ複数のアーム13と、各アーム13に設けられる複数の吸着パッド14とを有する。
貼り合わせ装置10は、図9及び図10に示すように、下テーブル40で支持される補強板3の下面に接触し、補強板3を自重で撓み変形させる回転ロール50と、回転ロール50によって撓み変形した補強板3を上テーブル20で吸着される基板2に押し付ける押圧部としての押圧シリンダ60とを備える。押圧シリンダ60は、押圧シリンダ本体61と、押圧シリンダ本体61から伸縮可能に突出するロッド62とで構成される。ロッド62の先端には、回転ロール50を回転ロール50の中心軸を中心に回転自在に支持する支持フレーム63が固定されている。
貼り合わせ装置10は、図3及び図6に示すように、回転ロール50及び押圧シリンダ60を上テーブル20に対して相対的に移動させる移動機構70とを備える。移動機構70は、フレームFr上に敷設される2本のガイドレールGdと、ガイドレールGdに沿って移動可能なスライドベースSbと、スライドベースSbを駆動する駆動部71(図3参照)とを有する。駆動部71は、例えばフレームFrに対して固定される移動用モータ72、及び移動用モータ72の回転運動を直線運動に変換してスライドベースSbに伝達するボールネジ73等で構成される。スライドベースSb上に押圧シリンダ60が固定されている。移動用モータ72は、サーボモータであってよく、モータ本体部74と、モータ本体部74の回転量及び回転方向を検出するエンコーダ部75とで構成される。移動用モータ72が回転すると、スライドベースSbがガイドレールGdの長手方向(図3、図6、図9、図10において左右方向)に移動し、押圧シリンダ60及び回転ロール50が上テーブル20に対して相対的に移動する。移動用モータ72は、押圧シリンダ60等の上テーブル20に対する相対位置が目標位置になるように、エンコーダ部75の検出結果に基づいてフィードバック制御される。
上テーブル20は、図3等に示すように、基板2を吸着して上方から支持する。上テーブル20は、基板2を吸着する吸着板21、吸着板21に貫通形成される複数の吸着孔22を連通させる溝23が形成されるメインフレーム24、及びメインフレーム24を補強する補強部材26で構成される。メインフレーム24に形成される溝23は、真空ポンプなどの吸気源に接続されている。吸気源が作動すると、吸着孔22内が減圧され、基板2が上テーブル20に固定される。メインフレーム24は複数のシリンダ25を支持する。各シリンダ25は、メインフレーム24に固定されるシリンダ本体27と、シリンダ本体27から伸縮可能に突出したロッド28を有する。複数のロッド28に対応する複数のロッド孔が吸着板21およびメインフレーム24に貫通形成される。シリンダ25は補強部材26に固定してもよい。
上テーブル20は、図4及び図7に示すように、上テーブル20を反転させて、上テーブル20の基板2を吸着する吸着面の向きを上向きと、下向きとに切り替える切り替え機構30と接続されている。切り替え機構30は、上テーブル20を回転可能に支持する複数(例えば2つ)の上テーブル支持部材31と、複数の上テーブル支持部材31を昇降させる昇降機構32とを有する。一方の上テーブル支持部材31には、上テーブル20を回転させる回転用モータ33が設置されている。昇降機構32は、複数の支持部材31と連結される複数の昇降ロッド34、複数の昇降ロッド34を昇降させる昇降用モータ35等で構成される。上テーブル20は、昇降機構32によってフレームFrに対して上下に移動可能である。
上テーブル20は、搬送機構11から基板2を受け取るとき、図7に示すように昇降機構32によって所定位置まで上昇された後、回転用モータ33によって反転され、上テーブル20の吸着面が水平上向きになる。吸着面の上方に、保持部材12で保持された基板2が搬送され、各保持部材12の吸着パッド14による吸着が解除される。複数のシリンダ25のロッド28が伸びて上テーブル20の吸着面から突出し、保持部材12から基板2を持ち上げる。次いで、基板2と上テーブル20との間に形成された隙間から保持部材12が引き抜かれる。その後、複数のシリンダ25のロッド28が縮んで吸着面に没入し、吸着面上に基板2が載置され、基板2が上テーブル20で吸着される。続いて、回転用モータ33が上テーブル20を反転させて、上テーブル20の吸着面が水平下向きになる。最後に、昇降機構32が上テーブル20を所定位置まで下降させる。本実施形態では、上テーブル20の吸着面上に基板2を載置し、基板2を平坦に支持した後、基板2を吸着するので、基板2の変形を防止でき、積層板1の残留応力を低減できる。また、基板2の補強板3と接触する側の面に保持部材12が接触しないので、保持部材12上に埃等の異物がある場合に、異物が基板2と補強板3との間に入り込むのを防止することができる。
貼り合わせ装置10は、図4及び図5に示すように、基板2と補強板3とを貼り合わせるときの、上テーブル20と下テーブル40との相対位置を位置決めする位置決め部材15を更に備える。位置決め部材15は、例えばフレームFrに対して固定され、上テーブル20の下面と接触することにより、上テーブル20と下テーブル40との相対位置を位置決めする。このとき、上テーブル20の吸着面と、下テーブル40の補強板3が載置される載置面とは略平行であってよい。
位置決め部材15は、上テーブル20と下テーブル40との間隔G(図5参照)が変化する方向(図4及び図5において上下方向)に伸縮可能である。位置決め部材15は、例えばフレームFrに対して固定される本体部16と、上テーブル20の下面と接触するボルト17とで構成される。本体部16の上面にはボルト17の軸部18が挿入されるボルト孔が形成されている。このボルト孔に挿入されたボルト17を所定量回転させることで、ボルト17の頭部19を上下に所定量移動させて、ボルト17の頭部19に接触する上テーブル20と、下テーブル40との間の間隔Gを調整することができる。間隔Gは、基板2や補強板3の材質や厚さに応じて設定される。例えば、間隔Gは、上テーブル20で吸着された基板2と、下テーブル40に載置された補強板3との間の距離Lが0.5〜8mmとなるように設定される。上テーブル20の位置は、レーザ変位計などの位置センサISによって検出される。位置センサISは非接触式でも接触式でもよい。
尚、位置決め部材15は、間隔Gが変化する方向に伸縮可能である限り、構成は多種多様であってよい。例えば、位置決め部材15は、回転モータと、回転モータの回転運動を直線運動に変化するボールネジ等で構成されてもよい。回転モータは、位置センサISの検出結果に基づいて、距離Lが所定値となるように、制御部90によってフィードバック制御される。
下テーブル40は、回転ロール50及び押圧シリンダ60と共に上テーブル20に対して相対的に移動可能であってよい。下テーブル40は、例えばスライドベースSbに対して固定され、上テーブル20の吸着面と平行な方向(図3、図6、図9、図10において左右方向)に移動可能である。
下テーブル40は、上テーブル20に対して相対的に移動するとき、上テーブル20で吸着される基板2と下テーブル40で支持される補強板3との位置がずれないように、補強板3を滑り可能に支持する。下テーブル40は、補強板3との摩擦係数を低減するため、下テーブル本体42と、下テーブル本体42上に固定される樹脂層41とを備え、樹脂層41上に補強板3が載置される。下テーブル40の載置面が樹脂で形成されているので、金属やセラミックスで形成されている場合に比べて、下テーブル40と補強板3との摩擦を低減することができる。樹脂としては、特に限定されないが、例えばUPE(超高分子ポリエチレン:Ultra High Molecular Weight Polyethylene)、ABS樹脂等が用いられる。樹脂はプレート、フィルム、または皮膜を形成してもよい。
下テーブル40(詳細には下テーブル本体42)とスライドベースSbとの間には、図3及び図6に示すように、スペーサ43が介在している。スペーサ43で形成された空間には、昇降板44、昇降板44を上下に案内するガイド45、昇降板44を駆動する伸縮シリンダ46が配設される。伸縮シリンダ46は、図6に示すように、スライドベースSbに固定されるシリンダ本体47と、シリンダ本体47から伸縮可能に突出したロッド48とを有する。ロッド48の先端に昇降板44が固定されており、昇降板44上には複数のリフトピン49が2次元的に間隔をおいて突設されている。複数のリフトピン49に対応する複数のピン孔が下テーブル40に貫通形成されている。
下テーブル40が搬送機構11から補強板3を受け取るとき、図6に示すように下テーブル40の上方に、保持部材12で保持された補強板3が搬送され、各保持部材12の吸着パッド14による吸着が解除される。伸縮シリンダ46のロッド48が伸びて、昇降板44が上昇する。下テーブル40の載置面から突出したリフトピン49が、保持部材12から補強板3を持ち上げる。次いで、補強板3と下テーブル40との間に形成された隙間から保持部材12が引き抜かれる。その後、伸縮シリンダ46のロッド48が縮み、昇降板44が下降する。その結果、リフトピン49が下テーブル40の水平な載置面に没入し、下テーブル40上に補強板3が載置される。
回転ロール50は、図9及び図10に示すように、下テーブル40で支持される補強板3の下面に接触し、補強板3を自重で撓み変形させる。回転ロール50は、補強板3の損傷を抑制するため、例えば金属製のロール本体と、ロール本体の外周面に固定されるゴムシートとで構成され、ゴムシートで補強板3の下面に接触する。
回転ロール50は、スライドベースSbの移動方向に対して垂直な回転軸を中心に回転自在である。回転ロール50は、補強板3の下面に接触し、補強板3の両側にはみ出ている。
回転ロール50の下方又は斜め下方には、図9及び図10に示すように、回転ロール50の撓みを低減するため、回転ロール50を支持する支持ロール55が設けられてよい。支持ロール55は、回転ロール50の外周面に接触し、回転ロール50と共に回転可能である。
支持ロール55は、図4及び図7に示すように、支持フレーム63によって支持ロール55の中心軸を中心に回転自在に支持されている。支持ロール55は、回転ロール50の回転軸と平行な方向に間隔をおいて複数並んで列を形成している。支持ロール55同士の間には、支持ロール55の撓みを低減するため、各支持ロール55の軸部56を支持する軸支持部57が設けられる。軸支持部57は、支持フレーム63に固定されており、各支持ロール55の軸部56を軸部56の中心軸を中心に回転自在に支持する。尚、軸支持部57は、各支持ロール55の軸部56を回転不能に支持してもよく、この場合、各支持ロール55の本体部が軸部56に対して回転自在となるように、各支持ロール55の本体部内に軸受けが配設されてよい。複数の支持ロール55は、一体的に回転するものであってもよいし、独立に回転するものであってもよい。
支持ロール55は、回転ロール50の移動方向両側(図3、図6、図9、図10において左右両側)にそれぞれ1列ずつ設けられ、回転ロール50を斜め下方から支持してよい。回転ロール50の移動方向への意図しない変形を抑制することができる。
回転ロール50及び支持ロール55を回転自在に支持する支持フレーム63は、図4に示すようにスライドベースSbに対して固定されるガイド64に沿って上下に移動可能である。支持フレーム63とスライドベースSbとの間には、支持フレーム63を押し上げる押圧シリンダ60が配設される。
押圧シリンダ60は、回転ロール50によって撓み変形した補強板3を上テーブル20で吸着される基板2に押し付けて圧着させる。回転ロール50及び押圧シリンダ60からなる圧着ユニットは、図3に示すように2つの下テーブル40の間に配置されている。
貼り合わせ装置10は、図5に示すように押圧シリンダ60の押圧力によって上テーブル20が位置決め部材15から浮き上がらないように、上テーブル20の上方への移動を制限する制限部80を更に備えてよい。尚、上テーブル20が十分重い場合、制限部80がなくてもよい。
制限部80は、例えば上テーブル20を位置決め部材15に押し付けるクランプシリンダ81を含む。クランプシリンダ81は、フレームFrに対して固定されるシリンダ本体82と、シリンダ本体82から伸縮可能に突出した軸部83と、軸部83に対して固定されたアーム84とで構成される。
クランプシリンダ81は、上テーブル20が位置決め部材15に接触すると、シリンダ本体82に回動可能に支持される軸部83を回動させた上で、軸部83を縮めて、アーム84で上テーブル20を位置決め部材15に押し付ける。
貼り合わせ装置10は、貼り合わせ装置10の各種動作を制御する制御部90を更に備える。制御部90は、例えば搬送機構11、上テーブル20のシリンダ25、吸気源、切り替え機構30、リフトピン49用の伸縮シリンダ46、押圧シリンダ60、移動機構70、制限部80の動作を制御する。制御部90は、CPU、ROMやRAM等の記憶媒体等を含むコンピュータとして構成される。記録媒体に記録されたプログラムをCPUに実行させることにより、貼り合わせ装置10の各種動作を制御する。
次に、図9〜図10に基づいて、上記構成の貼り合わせ装置の動作(貼り合わせ方法)を説明する。貼り合わせ装置の各種動作は、制御部90による制御下で行われる。
回転ロール50は、図9に示すように、基板2と補強板3とを貼り合わせるとき、押圧シリンダ60によって上方に押し上げられ、下テーブル40に載置された補強板3を撓み変形させて、上テーブル20で吸着される基板2に下方から押し付け、圧着する。補強板3を撓み変形させた状態で基板2と貼り合わせるので、基板2と補強板3との間に気泡が噛み込みにくく、積層板1の欠陥を低減することができる。このとき、上テーブル20の吸着面(下面)と、下テーブル40の載置面(上面)とは略平行になっている。
この状態で、図10に示すように、回転ロール50は、移動機構70によって上テーブル20に対して相対的に移動され、基板2と補強板3とが貼り合わされる。回転ロール50は、図中右方向に移動し、基板2の右半分と補強板3の右半分とを貼り合わせた後、図中左方向に移動し、基板2の左半分と補強板3の左半分とを貼り合わせる。回転ロール50は、基板2と補強板3との位置がずれないように、補強板3の下面に接触しながら回転する。
このとき、図10に示すように、回転ロール50と共に、下テーブル40が上テーブル20に対して相対的に移動してよい。回転ロール50の回転軸と下テーブル40との間の移動方向における間隔Wが広がらないので、回転ロール50と下テーブル40との間における補強板3の撓み変形を低減することができる。下テーブル40は、基板2と補強板3との位置がずれないように、補強板3を滑り可能に支持する。
このように、本実施形態によれば、基板2と補強板3とを貼り合わせて積層板1を製造するとき、補強板3を吸着固定していないので、補強板3の歪みが少ない状態で補強板3と基板2と貼り合わせることができ、貼り合わせ後における積層板1の反りを低減できる。この効果は、基板2及び補強板3の両方がガラス板を含む場合に顕著である。例えば、ガラス板と、ガラス板よりも剛性の低い樹脂板とを貼り合わせた場合、樹脂板の剛性がガラス板の剛性よりも低いため、貼り合わせ後の樹脂板には歪みが生じガラス板に倣うのに対して、ガラス板には歪みがほとんど生じないので平板状となりやすく、積層板が反りにくい。一方、ガラス板同士を貼り合わせた場合、貼り合わせ後に両方のガラス板で歪みが生じ、一方に倣いにくく、積層板が反りやすい。
尚、本実施形態の下テーブル40は、基板2と補強板3とを貼り合わせるとき、回転ロール50等と共に移動するが、回転ロール50と別々に移動してもよいし、移動しなくてもよい。回転ロール50が移動する限り、基板2と補強板3とを貼り合わせることができる。
ところで、図9に示すように、貼り合わせ開始時に回転ロール50の上端部において、補強板3は上方に凸の湾曲形状に撓み変形してよい。基板2と補強板3とが滑らかに貼り合わされるので、基板2や補強板3の破損を抑制することができる。
貼り合わせ開始時に回転ロール50の上端部において、補強板3が上方に凸の湾曲形状に撓み変形するように、制御部90は、移動機構70を制御して、下テーブル40上に補強板3を載置する位置を調整する。この調整は、搬送機構11が下テーブル40に補強板3を渡す前に行われる。
尚、図9に示す例では、貼り合わせ開始時に回転ロール50は、補強板3の両側縁から等距離の位置に配されているが、図11に示すように、補強板3の一方の側縁の近傍に配置されてもよい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に制限されない。特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
例えば、上記実施形態の貼り合わせ装置10は、LCDの製造工程において用いられる積層板1の製造に用いられるが、貼り合わせ装置10の用途は多種多様であってよい。
また、上記実施形態では、基板2と補強板3とを貼り合わせるとき、上テーブル20の吸着面と下テーブル40の載置面とが平行であるが、傾いていてもよい。また、上テーブル20の吸着面、下テーブル40の載置面は、水平面に対して傾いていてもよい。
また、図12に示すように、下テーブル40の載置面には、下テーブル40と補強板3との摩擦を低減するため、上方にガスを噴射するガス噴出孔40aが形成されてよい。ガス噴出孔40aは、2次元的に間隔をおいて配列される。複数のガス噴出孔41は配管を介してガス供給源GSと接続されている。ガス供給源GSは、制御部90による制御下で、ガス噴出孔40aにガスを供給する。
また、図13に示すように、昇降ロッド34は上テーブル支持部材31を貫通しており、上テーブル支持部材31を下方から支持する支持具36が昇降ロッド34の下端部に固定されてよい。図13に示す状態から昇降ロッド34が下降し、上テーブル20が位置決め部材15で支持された後、昇降ロッド34が下降し続けるとき、図14に示すように支持具36が上テーブル支持部材31から離れ、上テーブル20と下テーブル40との平行度が保たれる。
一方、図14に示す状態で昇降ロッド34が上昇すると、図13に示すように支持具36が上テーブル支持部材31を持ち上げ、上テーブル20が上昇して位置決め部材15から離れる。上テーブル支持部材31の下面には支持具36を受ける受け具37が固定されている。支持具36の上部36aは上に凸の形状となっており、受け具37の下部37aは上に凹の形状となっている。支持具36の上部36a、及び受け具37の下部37aは、それぞれ、昇降ロッド34の軸方向に沿って上方に行くほど半径が小さくなる形状であってよく、例えば球の一部を切り取った形状、円錐台形状、又は円錐形状であってよい。昇降ロッド34が上昇するとき、支持具36と受け具37との水平方向における位置が決まり、フレームFrに対する上テーブル20の水平方向における位置が決まるので、上テーブル20の所定位置に基板2を載せることができる。
尚、受け具37は上テーブル支持部材31と別に形成されているが、上テーブル支持部材31の一部として形成されてもよい。
また、支持具36の上部36aと受け具37の下部37aとの凹凸は、逆であってもよい。支持具36の上部36aが下に凹の形状となり、受け具37の下部37aが下に凸の形状となってもよい。この場合、支持具36の上部36a、及び受け具37の下部37aは、それぞれ、昇降ロッド34の軸方向に沿って下方に行くほど半径が小さくなる形状であってよい。
また、図13及び図14に示すように、上テーブル20の下面には位置決め部材15に載せる載置部29が固定されていてよい。載置部29の下部29aは上に凹の形状(鉛直方向に沿って上方に行くほど半径が小さくなる形状、例えば球の一部を切り取った形状、円錐台形状、又は円錐形状)となっている。位置決め部材15の上部(詳細にはボルト17の頭部19の上部19a)は、角部が面取りされ、上に凸の形状(鉛直方向に沿って上方に行くほど半径が小さくなる形状、例えば球の一部を切り取った形状、円錐台形状、又は円錐形状)となっている。ボルト17の頭部19によって載置部29が所定位置に導かれ、フレームFrに対する上テーブル20の水平方向の位置が決まる。よって、上テーブル20で吸着される基板2と、下テーブル40で支持される補強板3との位置が決まるので、基板2の外縁と補強板3の外縁とを合わせることができる。
尚、載置部29は上テーブル20と別に形成されているが、上テーブル20の一部として形成されてもよい。
また、載置部29の下部29aと位置決め部材15の上部19aとの凹凸は、逆であってもよい。
1 積層板
2 基板(板状部材)
3 補強板(可撓性板)
6 積層体
7 液晶層
10 貼り合わせ装置
20 上テーブル
30 切り替え機構
40 下テーブル
40a ガス噴出
41 樹脂層
42 下テーブル本体
50 回転ロール
55 支持ロール
56 軸部
57 軸支持部
60 押圧シリンダ(押圧部)
70 移動機構

Claims (15)

  1. 板状部材と可撓性板とを貼り合わせる、貼り合わせ装置において、
    前記板状部材を吸着する上テーブルと、
    該上テーブルの下方に配置され、前記可撓性板が載置される下テーブルと、
    該下テーブルで支持される前記可撓性板の下面に接触し、前記可撓性板を自重で撓み変形させる回転ロールと、
    該回転ロールで撓み変形した前記可撓性板を前記上テーブルで吸着される前記板状部材に押し付ける押圧部と、
    前記回転ロール及び前記押圧部と共に前記下テーブル前記上テーブルに対して相対的に移動させる移動機構とを備え
    前記下テーブルの前記可撓性板が載置される面は、樹脂で形成されている、貼り合わせ装置。
  2. 前記下テーブルの前記可撓性板が載置される面には、上方にガスを噴射するガス噴出孔が形成されている請求項1に記載の貼り合わせ装置。
  3. 前記回転ロールを下方又は斜め下方から支持する支持ロールを更に備える請求項1又は2に記載の貼り合わせ装置。
  4. 前記支持ロールは、前記回転ロールの軸方向と平行な方向に間隔をおいて複数配置され、
    前記支持ロール同士の間に、各前記支持ロールの軸部を支持する軸支持部が配設される請求項に記載の貼り合わせ装置。
  5. 前記支持ロールは、前記回転ロールの移動方向両側にそれぞれ配設され、前記回転ロールを斜め下方から支持する請求項又はに記載の貼り合わせ装置。
  6. 前記上テーブルを反転させ、前記上テーブルの前記板状部材を吸着する面の向きを上向きと、下向きとに切り替える切り替え機構を更に備える請求項1〜のいずれか一項に記載の貼り合わせ装置。
  7. 前記板状部材と前記可撓性板とを貼り合わせるときの、前記上テーブルと前記下テーブルとの相対位置を位置決めする部材を更に備え、
    該部材は、前記上テーブルと前記下テーブルとの間隔が変化する方向に伸縮可能である請求項1〜のいずれか一項に記載の貼り合わせ装置。
  8. 前記移動機構を制御する制御部を更に備え、
    該制御部は、前記移動機構を制御して、前記下テーブル上に前記可撓性板を載置する位置を調整する請求項1〜7のいずれか一項に記載の貼り合わせ装置。
  9. 板状部材と可撓性板とを貼り合わせる、貼り合わせ方法において、
    上テーブルで前記板状部材を吸着すると共に、前記上テーブルの下方に配置される下テーブル上に前記可撓性板を載置する工程と、
    前記下テーブルで支持される前記可撓性板の下面に接触して前記可撓性板を自重で撓み変形させた状態で前記上テーブルによって吸着される前記板状部材に押し付ける回転ロールと共に前記下テーブルを、前記上テーブルに対して相対的に移動させる工程とを備え、
    前記下テーブルの前記可撓性板が載置される面は、樹脂で形成されている、貼り合わせ方法。
  10. 前記下テーブルの前記可撓性板が載置される面には、上方にガスを噴射するガス噴出が形成されている請求項に記載の貼り合わせ方法。
  11. 前記回転ロールの下方又は斜め下方に、前記回転ロールを支持する支持ロールが配設される請求項9又は10に記載の貼り合わせ方法。
  12. 前記支持ロールは、前記回転ロールの軸方向と平行な方向に間隔をおいて複数配置され、
    前記支持ロール同士の間に、各前記支持ロールの軸部を支持する軸支持部が配設される請求項11に記載の貼り合わせ方法。
  13. 前記支持ロールは、前記回転ロールの移動方向両側にそれぞれ配設され、前記回転ロールを斜め下方から支持する請求項11又は12に記載の貼り合わせ方法。
  14. 前記上テーブルの前記板状部材を吸着する吸着面を上向きにし、該吸着面上に前記板状部材を載置した後、前記上テーブルで前記板状部材を吸着し、次いで、前記上テーブルを反転して前記上テーブルの吸着面を下向きにする工程を有する請求項13のいずれか一項に記載の貼り合わせ方法。
  15. 前記板状部材及び前記可撓性板は、それぞれ、ガラス板を含む請求項14のいずれか一項に記載の貼り合わせ方法。
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